無料でマンガが読めるアプリのピッコマで連載している「夫を味方にする方法」の5話のネタバレについて解説していきますね。
第5話では、主人公が嫁ぎ先の北部にあるオメルタ城へ到着したところからはじまります。
ここから主人公が目的のために頑張る場面を見ることが増えてくるので、より物語の行く先が楽しみになってきますね。
今回の記事では「夫を味方にする方法」第4話のあらすじだけでなく、第5話のネタバレも解説していきますので、ネタバレが嫌だという方は以降の閲覧に注意してください。
4話のあらすじ
主人公の夫であるイースケは、妻となるルードベキアが北部へ嫁ぎに来る時も出迎えずに聖騎士の任に就いていた。
悪女と噂されるルードベキアが気になって見に行った同僚の騎士から、妻の特徴や雰囲気を聞かされて気遣うよう促されるが、特に興味も示さない。
フレイヤの弟も会話に参加するが、それでも主人公へ興味を示す様子もなく安息日を口実にさっさとその場を後にした。
5話のネタバレまとめ
北部に到着した主人公・ルードベキアは、オメルタ城でイースケの妹であるエレニア・バン・オメルタにもてなしを受けていた。
エレニア「船酔いで随分ご苦労されたとお聞きしました」
ルードベキア「こんな長旅は初めてだったもので」
南部を離れたことが無いため、長旅にも船にも慣れていないことを恥ずかしげに伝える主人公に、エレニアは顔色も変えずに恥じることはないと答える。
エレニア自身も一度もエレンディールから出たことがないからだと告げる様子をそっと窺う主人公。
美しいその容貌に、同じ人間とは思えない、生きた女神のようだと感じた主人公は、こんな人を見殺しにしたら天罰が下るだろうとまで考える。
そんなことを考えている主人公の胸中には気づかず、料理にほとんど手を付けないルードベキアに尋ねるエレニア。
エレニア「…お料理がお口に合わなかったでしょうか 船酔いをされたと聞いたので軽食をご用意したのですが」
ルードベキア「い…いえ全部とっても美味しいですわ ただ緊張しちゃって…ごめんなさい」
申し訳なさそうに告げる主人公だが、憑依しているルードベキアは主人公の前世と同じで拒食症を患っている。
それを素直に伝える訳にもいかず、当たり障りのない返事を返した。
エレニアは深く追求せず、兄のイースケは魔物退治に追われていてルードベキアを出迎えられないことを謝罪する。
父親も領地に出向いているため不在にしており、家族揃っての歓迎式が開けないことも重ねて謝った。
エレニアからの謝罪に主人公は気にしないよう朗らかに答えるが、それに対しエレニアは今まで自身が管理してきた家の事は、今後ルードベキアに引き継がれると告げる。
エレニア「これからは夫人の嗜好に合わせますので 何かご不満などございましたら何なりとメイド長にお申し付けください」
ルードベキア「あの…ご配慮には感謝いたしますが 当分はこのまま過ごしたいです」
エレニアの申し出に、主人公は北部やオメルタ家の慣習、家のことに詳しくないため、すぐに自分の思うように変えると迷惑になるからと伝える。
だがエレニアは表情一つ変えず、誰もルードベキアのことを迷惑だと思っていないから安心するよう答えた。
その様子に、想像はしていたが言葉通りではないだろうと察する主人公は気落ちするものの、ふと思い出すと口を開く。
膝の上で重ねる両手をもじもじさせながら、その思い出した頼み事をおずおずとエレニアへ伝える。
ルードベキア「その…私のことを「ルビ」と…呼んでいただけないでしょうか」
ルードベキアからの頼み事に、エレニアはまたも無表情で主人公の言葉を聞いているが、その後ろで待機しているメイドは驚きの表情を隠せていない。
だが主人公はそれに反応は示さず、知り合いが一人もいない現状で上手くやれるか不安だから親しげに接してもらうため、エレニアに愛称で呼ぶことを頼み込む。
エレニア「分かりました」
ルードベキア「……えっ いいんですか⁉」
エレニア「ええ」
まさかすんなりと了承してもらえると思っていなかった主人公は、嬉しさのあまりエレニアの手をガシッと握りしめる。
さすがのエレニアもこれには驚き、思わず握られた手を震わせた。
その感触に主人公も我に返ると慌てて手を離し、乗り出していた身を椅子へ戻す。
だが主人公の行動に驚いたにも関わらず、エレニアは主人公の申し出を了承した。
それに安心した主人公は続けて、自分もエレニアをエレンと呼んでもいいか尋ねると、それにもあっさり了承してしまう。
するとエレニアは手にしたカップをテーブルへ置き、ため息を一つついてから始終もじもじしているルードベキアに、もう少し堂々としてもいいのではないかと告げる。
エレニア「あまり謙りすぎると逆に誤解を招いてしまいますよ」
ルードベキア「(それってまさか…猫かぶるのも大概にしろってこと⁉)」
エレニアからの指摘に、主人公はハッとして自分の発言や立ち振る舞いを思い返し、噂と違いすぎるため困惑しているのではと感じる。
主人公は嫁ぎ先の人々に好かれたいわけではなく、生き延びるために「自分は無害である」と認定されることが目的だ。
そのため、悪女だという噂とは別人のふわふわ天然お嬢様だと思わせてみせる、と内心で意気込む。
そのためには焦らずにと自分の気持ちを抑えながら、自分は誤解されやすいため、今後は誤解を招かないよう頑張るとエレニアに告げる。
そんな主人公に対して特に明確な返事を返さず、ルードベキアがこれから過ごす部屋へと案内した。
ルードベキアが案内された部屋は、豪奢な内装や調度品できらめいておりバルコニーからは海が見える部屋だった。
気に入ったか尋ねるエレニアに、昔から海の見える部屋が憧れだったと喜びをあらわにする主人公。
エレニア「今日はお疲れでしょうし早めにお休みになってはいかがでしょう もし兄の帰宅が夜中になったら…」
ルードベキア「心配しないでくださいエレン 実は私も眠すぎて待てそうになかったんです」
エレニアの言葉に主人公も今日は早く床に就くことに決める。
むしろ先に寝ることで、夫に蔑ろにされて可哀想な妻というアピールができるのではと内心で目論んでしまう主人公。
そんな主人公をエレニアの後ろからメイド長が鋭い目つきで睨みつけていたが、主人公はその場では特に追及することなくその日を終えた。
夜になりひどく冷え込む室内に、主人公はガタガタと震えが止まらない。
いくら北部だからとはいえ異常な程の寒さに部屋を見渡すと、室内に設置されている暖炉の火が消えていることに気付く。
魔物が多い北部では、毎晩魔物除けの聖火を灯しているため、夜に暖炉の火が消えているということはおかしい。
わざと消さない限りは燃え続けているはずなのだが、と疑問を抱きながらも火種があれば着け直せると思い、ベッドから出て暖炉に近づく。
誰がこんな真似をしたのかとため息をつくが、ふとエレニアに付き従っていたメイド長の敵対心むき出しな様子を思い出す。
嫁いで来たその日に早速嫌がらせの疑惑が浮かび上がりショックを隠せない主人公だったが、不意に「シャーッ…」という物音が聞こえ肩を震わせる。
音が聞こえた窓の方をそっと振り向くと、二本の角と大きな両翼が生えた魔物がバルコニーに降り立ち、緑色の瞳をギラギラと光らせている姿が目に飛び込んだ。
5話の感想考察
今回ご紹介した第5話は、主人公のルードベキアが嫁ぎ先の城へ到着し、夫の妹であるエレニアと対面する場面が描かれているお話しでした。
エレニアはイースケと兄妹ということもあり、綺麗な容姿やクールなところが似ていて主人公とはまた違った魅力のあるキャラクターです。
また、亡くなった母の代わりにオメルタ城の一切を取り仕切り、イースケの代わりに様々な業務を行っている様子も垣間見えます。
エレニアだけでなく、メイド長も曲者のような雰囲気で主人公はなかなか気が休まらなさそうな環境でしたね。
いよいよ自分のバッドエンディングを避けるため、本格的に頑張らなければならない状況になってきた主人公が、今後どのように立ち回るのかが楽しみです!
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