「ブルベ冬タイプと診断されたけれど、おすすめされる色が派手すぎて日常使いできない」
「黒髪や濃いリップが良いと言われるけれど、職場で浮いてしまわないか心配」
パーソナルカラー診断が普及する中で、このような悩みを抱える「ブルベ冬(ウィンター)」の方が急増しています。本来、ブルベ冬タイプは、鮮やかなコントラストと透き通るような透明感を持ち合わせた、唯一無二の存在感を持つタイプです。しかし、教科書通りの「ショッキングピンク」や「真っ黒」といった極端な色選びだけが正解だと思い込み、その魅力を活かしきれていないケースが後を絶ちません。
結論から申し上げますと、ブルベ冬の最大の魅力は「コントラスト」と「透明感」にあります。派手な色を身につけることだけが正解ではありません。明度や彩度を適切にコントロールし、あなた自身のパーツが持つ「強さ」と調和させることで、オフィスでも浮かない洗練された美しさを引き出すことができるのです。
この記事では、業界歴15年、累計3,000名以上の診断実績を持つ筆者が、以下の3点を中心に徹底解説します。
- 3,000人を診断したプロが教える「ブルベ冬」の真の特徴と見極め方
- 「派手になりそう」を解決!日常使いできる似合う色とコスメ・服の選び方
- 苦手な色を克服し、洗練された大人な印象を作るプロのテクニック
ネット上の簡易診断や一般的なまとめ記事では語られない、現場の経験に基づいた「本当に使える知識」をお届けします。読み終える頃には、色選びの迷いが消え、自信を持って自分だけの色を楽しめるようになっているはずです。ぜひ最後までお付き合いください。
ブルベ冬(ウィンター)タイプの特徴とは?プロが見る3つの共通点
まず、あなたが本当に「ブルベ冬」なのか、その本質的な特徴を深掘りしていきましょう。インターネット上の簡易診断では「手首の血管が青い」「日焼けすると赤くなる」といった項目がよく挙げられますが、プロの視点は少し異なります。私が診断現場で重要視しているのは、肌の色そのものよりも、顔全体のパーツが織りなす「コントラストの強さ」と「質感」です。
ブルベ冬タイプの方は、一言で言えば「シャープでモダン、都会的な存在感」を持っています。これは単に顔立ちが派手ということではなく、瞳の輝きや髪のツヤ、肌のハリ感などが、強い光を放つようなエネルギーを持っていることを指します。ここでは、プロが診断時に必ずチェックしている3つの重要なポイントについて解説します。これらを知ることで、なぜ自分に特定の色が似合うのか、その理由が腑に落ちるはずです。
肌・髪・瞳の傾向:キーワードは「ツヤ」「黒」「強さ」
ブルベ冬の方を診断する際、最初に目がいくのはその「質感」です。多くのブルベ冬タイプの方は、肌に厚みとハリがあり、光を反射するような「ツヤ感」を持っています。パウダリーでマットな肌質が多いサマー(ブルベ夏)タイプと比較すると、その違いは顕著です。肌色は「ピンク系の色白」から「青みを含んだ暗めの肌色」まで幅広いですが、共通しているのは、皮膚に赤みが少なく、透き通るような冷たさを感じさせる点です。
次に「髪」の特徴です。地毛の色が漆黒に近い、あるいは赤みのないアッシュ系のダークブラウンであることが多く、一本一本がしっかりとしていてコシがあります。光が当たると「天使の輪」ができるような強いツヤがあるのも特徴です。この髪の「黒さ」と「ツヤ」が、顔の輪郭を引き締め、ブルベ冬特有のシャープな印象を作り出しています。
そして最も特徴的なのが「瞳」です。白目と黒目の境界線(コントラスト)が非常にハッキリしています。白目は青みがかった純白で、黒目は真っ黒または赤みのない焦げ茶色をしており、ガラス玉のようにキラキラと輝いています。この瞳の強さが、鮮やかな色(ヴィヴィッドカラー)を顔周りに持ってきても負けない理由です。逆に、ぼんやりとした濁りのある色(くすみカラー)を持ってくると、この瞳の輝きが失われ、急に疲れて見えてしまうのです。
ブルベ冬が持つ雰囲気:都会的でシャープ、存在感がある理由
ブルベ冬タイプの方が醸し出す雰囲気は、しばしば「クール」「モダン」「シャープ」「都会的」といった言葉で表現されます。これは、顔の中に存在する「線」や「色」がはっきりとしていることに起因します。例えば、眉毛がしっかりとしていたり、唇の輪郭が明瞭であったりと、パーツ一つひとつの主張が強い傾向にあります。
この「存在感」こそが、ブルベ冬の最大の武器です。他のタイプの方が着ると服に着られてしまうような、ドラマティックなデザインや大胆な配色の服でも、ブルベ冬の方が着ると不思議と馴染み、洗練されて見えます。これは、ご自身の持つエネルギーと、服の持つエネルギーが釣り合っているからです。
一方で、この「強さ」は悩みにもなり得ます。「黙っていると怒っているように見られる」「第一印象で怖がられる」「きつく見られる」といった経験はありませんか?これは、顔立ちのコントラストが強いために起こる現象です。しかし、これを欠点と捉える必要はありません。似合う色(特にアイシーカラーなどの淡い色)を効果的に使うことで、その強さを「凛とした知的な美しさ」や「清潔感」へと昇華させることができるからです。
よくある誤解:「色白=ブルベ冬」とは限らない?地黒さんのケース
パーソナルカラー診断において、最も多い誤解の一つが「色白でなければブルベ冬ではない」という思い込みです。確かに、雪のように白い肌を持つブルベ冬の方も多いですが、実際には健康的で濃い肌色(ダークスキン)のブルベ冬の方も数多くいらっしゃいます。
重要なのは肌の明るさではなく、「肌に含まれる色素の傾向(ベースカラー)」と「似合う色の清濁・彩度」です。地黒であっても、黄みが少なく、肌にツヤとハリがあり、瞳のコントラストが強ければ、間違いなくブルベ冬に分類されます。このようなタイプの方は、特に「ロイヤルブルー」や「純白」を身につけると、肌のくすみが一掃され、驚くほど洗練された印象になります。
逆に、色白であっても、肌に黄みが強く、マットな質感で、瞳がソフトな印象であれば、イエベ春(スプリング)やイエベ秋(オータム)の可能性が高いでしょう。「私は地黒だからイエベに違いない」と自己判断して、苦手なカーキやオレンジを選び続け、結果として顔色を土気色に見せてしまっているケースは非常に多いのです。
業界歴15年のパーソナルカラー専門家のアドバイス
「私がこれまでに診断してきた中でも、『自分は色が黒いからイエベ秋だと思っていました』とおっしゃるブルベ冬のお客様は非常に多いです。しかし、実際にドレープ(色布)を当ててみると、イエベ秋の得意なマスタード色では顔が黄黒く沈んでしまい、逆にブルベ冬の得意な『ロイヤルブルー』や『マゼンタ』を当てると、肌に透明感が出て、フェイスラインがキュッと引き締まって見えるのです。肌の明るさにとらわれず、『どの色が自分を輝かせるか』という事実にご自身の目を向けてみてください。」
ご自身がブルベ冬かどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。
▼ブルベ冬セルフチェックリスト(クリックして展開)
- 瞳の特徴
- 白目と黒目の境界線がくっきりしている
- 白目が青白く澄んでいる
- 黒目が真っ黒、または赤みのない濃い茶色
- 髪の特徴
- 地毛の色が真っ黒、またはアッシュ系のダークブラウン
- 髪にハリ・コシがあり、太めでしっかりしている
- ツヤがあり、天使の輪ができやすい
- 肌の特徴
- 肌に厚みがあり、パンとしたハリがある
- 頬に赤みが出にくい、または青みピンクの赤みが出る
- 日焼けすると赤くならずに黒くなりやすい(吸収しやすい)
- 似合うものの傾向
- 大ぶりのシルバーアクセサリーが似合う
- 黒い服を着ても喪服っぽくならず、モダンに見える
- 鮮やかなリップを塗っても顔から浮かない
【色見本あり】ブルベ冬に似合う色・苦手な色を徹底解説
ブルベ冬タイプと診断された後、多くの人が直面するのが「具体的にどの色を選べばいいのかわからない」という悩みです。特に、カラーパレットにある鮮やかな色を見ると、「こんな派手な色は普段着られない」と尻込みしてしまう方も少なくありません。
しかし、ブルベ冬に似合う色は派手な色だけではありません。重要なのは「冷たさ(青み)」「鮮やかさ(彩度)」「暗さまたは明るさの極端さ(明度)」のバランスです。ここでは、日常使いしやすい色から、ここぞという時の勝負カラーまで、ブルベ冬を美しく見せる色のグループを3つに分けて解説します。
得意な色①:鮮やかな「ヴィヴィッドカラー」
ブルベ冬の代名詞とも言えるのが、目が覚めるような鮮やかな色、いわゆる「ヴィヴィッドカラー」です。絵の具のチューブからそのまま出したような、混じりけのない原色がこれに当たります。
- ロイヤルブルー:深みと輝きのある鮮やかな青。肌の白さを極限まで引き立てます。
- マゼンタ:紫がかった鮮烈なピンク。大人の色気と華やかさを演出します。
- エメラルドグリーン:青みを含んだ宝石のような緑。黒髪との相性が抜群です。
- スカーレット(真紅):黄みのない、血のような赤。リップやドレスで圧倒的な存在感を放ちます。
これらの色は、ブルベ冬の方の強い瞳の力と釣り合い、顔立ちをよりハッキリと見せる効果があります。日常に取り入れる際は、トップスやワンピースなど顔に近い位置に持ってくるのがベストですが、抵抗がある場合はスカーフやバッグなどの小物から取り入れると良いでしょう。
得意な色②:限りなく薄い「アイシーカラー」
「派手な色は苦手」という方にぜひ活用していただきたいのが、水に絵の具を一滴だけ垂らしたような、極めて薄く冷たい色、「アイシーカラー(シャーベットカラー)」です。これらはパステルカラーと混同されがちですが、パステルカラーよりも白に近く、より冷たく鋭い印象を持つのが特徴です。
- アイシーブルー:氷のような極薄の青。清潔感があり、オフィスカジュアルに最適です。
- アイシーピンク:甘さを抑えた冷たいピンク。肌の透明感を爆上げします。
- アイシーグレー:無機質でクールなグレー。知的な印象を与えます。
- ピュアホワイト:黄みを一切含まない、漂白したような真っ白。レフ板効果で顔色を明るくします。
アイシーカラーは、ブルベ冬の方の肌の透明感とリンクし、儚げでありながら芯の強さを感じさせる美しさを作り出します。特に夏のファッションや、軽やかさを出したい時に重宝します。
得意な色③:深みのある「ダークカラー」
秋冬のファッションや、フォーマルな場面で活躍するのが、黒を混ぜたような重厚感のある「ダークカラー」です。ブルベ冬の方は、暗い色を身につけても顔色が沈まず、むしろ顔の輪郭が引き締まり、小顔効果が得られます。
- ブラック:ブルベ冬こそが最も美しく着こなせる色。全身黒でも地味になりません。
- ミッドナイトネイビー:黒に近い濃紺。知的で信頼感のある印象を与え、ビジネスシーンに不可欠です。
- ボルドー(ワインレッド):深みのある赤紫。熟成されたワインのような色で、大人の色気を引き出します。
- チャコールグレー:黒に近い濃いグレー。黒だと強すぎる場合の調整役に最適です。
これらのダークカラーをベースに、前述のアイシーカラーやヴィヴィッドカラーを差し色として組み合わせることで、ブルベ冬の得意な「コントラスト配色」が完成します。
▼ブルベ冬の勝利カラーパレット(用途別・クリックして詳細を確認)
| シーン | おすすめカラーの組み合わせ例 | 効果 |
|---|---|---|
| オフィス・日常 | アイシーブルー × ネイビー ピュアホワイト × ブラック グレージュ × チャコールグレー |
清潔感と知性を演出。 派手さを抑えつつ、肌をきれいに見せる。 |
| デート・お出かけ | アイシーピンク × ボルドー ラベンダー × ホワイト マゼンタ(小物) × ブラック |
女性らしさと華やかさをプラス。 血色感を出し、表情を明るく見せる。 |
| パーティー・結婚式 | ロイヤルブルー(ドレス) ブラック × シルバーアクセ エメラルドグリーン × ブラック |
圧倒的な存在感と高級感。 写真映えも抜群。 |
避けたほうが無難な「苦手な色」:黄み、くすみ、パステルカラーの影響
一方で、ブルベ冬の方が苦手とする色には明確な傾向があります。それは「黄み」「濁り(くすみ)」「中途半端な淡さ」を含む色です。
- 黄みの強い色(イエローベースの色):オレンジ、キャメル、マスタード、テラコッタなど。
- くすんだ色(濁色):モスグリーン、ベージュ(黄みの強いもの)、ダスティピンクなど。
- パステルカラー:ふんわりとした優しい色合い。
これらの色を顔周りに持ってくると、ブルベ冬の方の肌は黄ぐすみして見えたり、顔色が土気色になったり、輪郭がぼやけて膨張して見えたりします。特に「ナチュラルメイク」を目指してベージュやブラウンを多用すると、かえって疲れた印象を与えてしまうことが多いため注意が必要です。
業界歴15年のパーソナルカラー専門家のアドバイス
「『苦手な色を着てはいけない』わけではありませんが、その色が顔に及ぼす影響を知っておくことは大切です。特にブルベ冬の方が、流行りのくすみカラー(ニュアンスカラー)を着ると、顔全体に薄い膜がかかったようにぼんやりとしてしまい、持ち前の『目力』や『ツヤ』が消えてしまいがちです。これは、色が持つ『濁り』が、ブルベ冬の『澄んだ質感』と喧嘩してしまうためです。どうしても着たい場合は、顔から離れたボトムスに取り入れるか、得意な色のスカーフやアクセサリーで顔周りをカバーするテクニックを使いましょう。」
【実践:メイク編】オフィスでも浮かない!大人なブルベ冬メイクのコツ
「ブルベ冬向きのコスメ」として紹介されるものは、青みの強いピンクや紫、真っ赤なリップなど、インパクトの強いものばかり。これらを見て「こんなメイクで会社に行ったら浮いてしまう」と悩むアヤカさんのような方は非常に多いです。
しかし、日常メイクで重要なのは、すべてのパーツを強くすることではありません。得意な色味を取り入れつつ、「質感」と「引き算」でバランスを取ることが、洗練された大人メイクの鍵となります。
ベースメイク:黄みを抑えて「透明感」と「ツヤ」を仕込む
ブルベ冬のメイクにおいて、最も重要なのはベースメイクです。目指すべきは、陶器のような滑らかさと、内側から発光するようなツヤ感です。
まず、化粧下地(コントロールカラー)で肌の土台を整えます。おすすめは「ピンク系」や「ラベンダー系」の下地です。これらは肌の黄ぐすみを払い、透明感を爆発的に高めてくれます。逆に、オークル系やベージュ系の下地は肌を暗く見せてしまうため避けましょう。
ファンデーションは、首の色に合わせて「ピンクオークル」や「ニュートラル」な色味を選びます。そして重要なのが質感です。マットすぎる仕上がりよりも、セミマットからツヤ肌仕上げのものを選ぶことで、ブルベ冬本来の肌の美しさが際立ちます。ハイライトには、ゴールド系ではなく、「シルバー」や「パールホワイト」、「ラベンダー」系の輝きを持つものを使うと、立体感と透明感が同時に手に入ります。
アイシャドウ:グレー・シルバー・パープル系で「深み」を出す
アイメイクでは、ブラウン信仰を捨てることが垢抜けへの第一歩です。一般的なブラウンシャドウは黄みを含んでいることが多く、ブルベ冬の目元を腫れぼったく見せてしまいます。
オフィスでも使えるおすすめカラーは、「ココアブラウン(赤みのある焦げ茶)」、「グレー」、「モーブピンク(紫がかったピンク)」です。これらは肌に馴染みつつ、目元に自然な陰影を与えてくれます。また、ラメやパールは大粒で輝きの強いものが得意です。黒目の上や涙袋にシルバーラメを少し乗せるだけで、瞳の輝きが増します。
▼プロが推奨するアイシャドウの具体的な色名・組み合わせ例(クリックして展開)
日常使いから華やかなシーンまで、失敗しない組み合わせをご提案します。
- 【オフィス向け】知的でクールな目元
- ベース:アイシーピンク(まぶた全体)
- メイン:グレージュ(二重幅より少し広め)
- 締め色:チャコールグレー(目のキワ)
- 【デート向け】色気のあるフェミニンな目元
- ベース:ラベンダー(まぶた全体)
- メイン:バーガンディ(目尻側を中心に)
- ラメ:シャンパンシルバー(黒目の上)
- 【時短メイク】単色でも決まるカラー
- モーブブラウン、ローズグレー、シルバーブラウン
リップ&チーク:青みピンクやローズレッドで「血色感」をプラス
ブルベ冬のメイクで最も失敗しやすいのがチークです。色が濃すぎると「おてもやん」になりやすく、かといってオレンジ系を使うと肌がくすみます。正解は、「青みピンク(フューシャピンク)」や「ローズ系」、「カシス系」の色を、頬の高い位置に薄くふんわりと入れることです。あるいは、チークレス(チークを塗らない)にして、その分リップを際立たせるのも、コントラストが得意なブルベ冬ならではのテクニックです。
リップは、メイクの主役です。「ワインレッド」「ローズレッド」「プラム」「フューシャピンク」など、青みと深みのある色がベストマッチします。オフィスで濃い色が使いにくい場合は、シアーな発色のものを選ぶか、指でポンポンと叩き込んで馴染ませることで、自然な血色感を演出できます。
業界歴15年のパーソナルカラー専門家のアドバイス
「『オフィスで赤リップはNG』と思っていませんか?実は、塗り方一つで印象は激変します。スティックから直塗りすると輪郭がはっきりしすぎて強い印象になりますが、唇の中央にだけ色を乗せて指で外側に向かってぼかす『グラデーション塗り』なら、内側から滲み出るような自然な血色感になります。また、最近は『ティントリップ』も優秀です。一度塗ってから軽くティッシュオフすれば、色は残りつつ質感はマットになり、マスクやカップへの色移りも防げますよ。」
【実践:ヘアカラー編】黒髪だけじゃない!透明感を引き出すおすすめ髪色
「ブルベ冬=黒髪」というイメージが強いですが、必ずしも黒髪だけが正解ではありません。確かに黒髪は似合いますが、髪型やファッションによっては「重たい」「地味」「就活生っぽい」といった印象を与えてしまうこともあります。
ブルベ冬の方に似合うヘアカラーの条件は、「黄み・赤みを消すこと」と「ツヤ感を損なわないこと」です。ここでは、美容室でオーダーする際に失敗しない、おすすめの髪色を紹介します。
王道の「ブルーブラック」「ダークグレージュ」で肌の白さを強調
地毛の黒さを活かしつつ、より垢抜けた印象にしたいなら「ブルーブラック」が最強です。光に当たると青く透けるような黒髪は、肌の透明感を極限まで引き上げ、ミステリアスでクールな美しさを演出します。韓国アイドルのような洗練された雰囲気が好きな方におすすめです。
また、黒髪だと重すぎると感じる場合は、「ダークグレージュ」がおすすめです。グレーとベージュを混ぜた色ですが、グレーを多めに配合することで黄みを抑え、柔らかさと透明感を出すことができます。5〜6トーンくらいの暗め設定にすることで、ツヤ感もキープできます。
明るくしたいなら「ラベンダー」「バイオレット」系で黄みを消す
「少し明るくしたいけれど、ヤンキーっぽくなるのは嫌」という悩みもよく聞きます。髪を明るくするとメラニン色素が抜け、どうしても黄みやオレンジみが出てきてしまうからです。
これを防ぐためには、黄色の補色である「紫」を含んだカラーを選びましょう。「ラベンダーアッシュ」や「バイオレットブラウン」、「ピンクパープル」などがおすすめです。紫系の色は、髪の黄ばみを強力に打ち消し、髪に上品なツヤを与えてくれます。色が抜けていく過程(退色)も綺麗で、黄色くなりにくいのがメリットです。
避けるべき髪色:オレンジブラウンやイエローベージュのリスク
逆に、最も避けるべきなのは、黄みやオレンジみの強い明るい茶色です。「オレンジブラウン」「ゴールドベージュ」「明るすぎるマット(緑)系」などは、ブルベ冬の方の肌をくすませ、髪をパサついて見せてしまいます。
また、流行の「インナーカラー」や「ハイライト」を入れる際も注意が必要です。ブリーチした部分が黄色っぽく残ると、そこだけ浮いて見えてしまいます。ブリーチ部分には必ず、シルバーやホワイト、ブルー、パープルなどの色をしっかり被せるように美容師さんにオーダーしましょう。
【実践:ファッション編】コントラスト配色で作る洗練コーデ
メイクや髪色が完璧でも、服の色選びやコーディネートで損をしているケースは少なくありません。ブルベ冬のファッションの鉄則は、「メリハリ(コントラスト)」です。全身をぼんやりとした色でまとめるのではなく、どこかに「締め色」や「抜け感」を作ることで、一気に垢抜けます。
ベースカラーは「黒・白・ネイビー・グレー」の4色で着回す
ワードローブの基本となるベースカラー(コート、ジャケット、ボトムスなど)は、以下の4色を中心に揃えるとコーディネートが楽になります。
- ブラック:最も頼れる基本色。素材違いで何着あっても困りません。
- ピュアホワイト:黄みのない真っ白。顔周りを明るくするトップスにおすすめ。
- ネイビー:青みの強い濃紺。黒よりも少し柔らかく、知的な印象に。
- グレー:チャコールグレーやアイシーグレーなど、黄みのないグレー。
これらの色は互いに相性が良く、どの組み合わせでも失敗しません。まずはこれらの色で土台を作り、そこに得意なヴィヴィッドカラーやアイシーカラーを一点投入するのが、失敗しないブルベ冬コーデの基本です。
「メリハリ」が鍵!トップスとボトムスでコントラストをつける方法
「全身真っ黒」や「全身真っ白」も似合いますが、日常使いでおすすめなのは、トップスとボトムスで色の明度差をつけるコーディネートです。
- 白トップス × 黒ボトムス:王道のコントラスト。シンプルですが、ブルベ冬が着ると非常にスタイリッシュに見えます。
- アイシーブルー × ネイビー:同系色の濃淡コーデ。爽やかでオフィスに最適です。
- マゼンタ(ニット) × グレー(パンツ):鮮やかな色をグレーで中和させ、上品にまとめるテクニック。
このように、明るい色と暗い色を組み合わせることで、視覚的なメリハリが生まれ、スタイルアップ効果も期待できます。
アクセサリーは「シルバー」や「プラチナ」でクールな輝きを
仕上げのアクセサリー選びも重要です。ブルベ冬の方の肌には、黄みを含むゴールドよりも、冷たい輝きを放つ「シルバー」「プラチナ」「ホワイトゴールド」が圧倒的に馴染みます。
デザインは、華奢で繊細なものより、ある程度ボリュームのあるものや、シャープでモダンなデザインのものが得意です。大ぶりのシルバーピアスや、幾何学的なデザインのネックレスなどは、顔周りに華やかさを添え、ブルベ冬の存在感をより引き立ててくれます。もしゴールドをつけたい場合は、黄みの少ない「ピンクゴールド」や、シルバーとミックスされたデザインを選ぶと良いでしょう。
業界歴15年のパーソナルカラー専門家のアドバイス
「『全身黒コーデが好きだけど、重たく見えるのが悩み』という相談をよく受けます。そんな時は、異素材ミックスを意識してみてください。例えば、レザーのジャケット(光沢)にニット(マット)、シフォンのスカート(透け感)といった具合に、同じ黒でも素材感の異なるものを組み合わせることで、奥行きと軽やかさが生まれます。さらに、首元や手首にシルバーのアクセサリーを効かせることで、クールで洗練された『大人のブラックコーデ』が完成しますよ。」
ブルベ冬のよくある悩み・疑問にプロが回答Q&A
最後に、診断後のカウンセリングでよく寄せられる、ブルベ冬の方特有の悩みや疑問にお答えします。教科書通りにいかない現実的な悩みを解決するヒントにしてください。
Q. 診断でブルベ冬と言われたけど、派手な色が似合う気がしません。
A. 見慣れていないだけの可能性大です。まずは面積の小さいところから。
今までベージュやブラウンなどの「無難な色」を着ていた場合、急に鮮やかな色が似合うと言われても、脳が拒否反応を示すことがあります。これは単に「見慣れていない」だけです。いきなり真っ赤なコートを着る必要はありません。まずはスマホケース、ポーチ、ネイル、靴下など、顔から遠い小さな面積で得意な色を取り入れてみてください。「あれ?意外と可愛いかも」と思えたら、次はストール、インナーと徐々に面積を広げていきましょう。
Q. どうしてもオレンジやブラウンのメイクがしたい時は?
A. 「透け感」と「赤み」を意識して選びましょう。
流行のテラコッタやオレンジメイクを楽しみたい時もありますよね。そんな時は、マットで高発色なものは避け、シアー(透け感)な質感のものを選びましょう。唇本来の赤みが透けて、色が中和されやすくなります。また、ブラウンなら「赤みブラウン(ココア色)」や「ピンクブラウン」、オレンジなら「ブラッドオレンジ(赤に近いオレンジ)」を選ぶことで、違和感を最小限に抑えることができます。
Q. 1stブルベ冬、2ndイエベ春の場合のメイク選びは?
A. 「鮮やかさ(彩度)」と「ツヤ」を共通点として色を選びましょう。
2ndがイエベ春の方は、青みよりも「鮮やかさ」と「クリアな色」が得意なタイプです。そのため、黄みが強すぎなければ、イエベ春向けの鮮やかなコーラルピンクやアップルグリーンなども似合う可能性があります。逆に、くすみカラーは両タイプとも苦手なので避けましょう。ツヤ肌、ツヤ髪を意識することは共通の正解です。
Q. 年齢とともに似合う色がわからなくなってきました。
A. 肌のくすみを飛ばすために、むしろ「クリアな色」が必要です。
年齢を重ねると肌がくすんでくるため、「派手な色は浮く」と考えて地味な色を選びがちです。しかし、ブルベ冬の方の場合、地味な濁り色は肌のくすみを助長させ、老け見えの原因になります。年齢を重ねた今こそ、アイシーカラーのレフ板効果や、鮮やかなリップの血色感が必要です。真っ黒がキツく感じるようになったら、ネイビーやチャコールグレーにシフトするのも良い方法です。
まとめ:ブルベ冬の特権「コントラスト」を味方につけて、あなただけの美しさを
ここまで、ブルベ冬(ウィンター)タイプの特徴と、その魅力を最大限に引き出すための具体的なテクニックをご紹介してきました。
ブルベ冬の方は、他のタイプにはない「強さ」と「透明感」という素晴らしいギフトを持っています。「派手な色が苦手」「キツく見られる」という悩みは、裏を返せば「ドラマティックな色が似合う」「存在感がある」という唯一無二の魅力です。
最後に、明日からすぐに実践できる「垢抜けステップ」をまとめました。
- 【Step 1】ベースメイクで肌のツヤと透明感を整える
ピンク系下地とハイライトを駆使して、土台の「白さ」と「輝き」を作ります。これだけで、上に乗せるポイントメイクが映えるようになります。 - 【Step 2】リップかトップスに「得意な青みカラー」を一点投入する
全身を変える必要はありません。顔色が一番明るく見える「ローズ系のリップ」か「アイシーカラーのトップス」を一つ取り入れてみてください。鏡に映る自分の顔色がパッと明るくなるのを実感できるはずです。 - 【Step 3】髪にツヤを出し、顔周りのコントラストを意識する
髪のパサつきはNGです。ヘアオイルでツヤを出し、顔周りの髪色を落ち着かせることで、ブルベ冬特有のシャープな美しさが際立ちます。
パーソナルカラーは、あなたを縛るルールではなく、あなたの魅力を引き立てるためのツールです。「ブルベ冬だからこうしなきゃ」と固く考えすぎず、まずはご自身が心地よいと感じる範囲で、得意な色を取り入れてみてください。その小さな変化が、自信に満ちた新しいあなたへの第一歩となることを願っています。
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