世界で最も有名なパズルゲーム「テトリス」。そのプレイ中に流れる、あの独特で哀愁漂うBGMを耳にしたことがない人はいないでしょう。実はあの曲、ゲームのために作られたオリジナル曲ではなく、19世紀から伝わるロシア民謡「コロブチカ」という原曲が存在することをご存知でしょうか。
「テトリスの曲に歌詞なんてあるの?」と驚かれる方も多いですが、原曲には行商人の男と村の娘の恋模様を描いた、非常にドラマチックな歌詞が存在します。一方で、インターネット上では「歌詞の内容が実は怖い」「夜の取引を意味している」といった都市伝説もまことしやかに囁かれています。
また、現代においては、人気ヒップホップグループやボーカロイド楽曲など、このメロディをサンプリングした「テトリスの歌」が数多く生み出されています。この記事では、ゲーム音楽史研究家の視点から、原曲「コロブチカ」の歌詞の意味、歌い方のコツ、そして都市伝説の真相までを徹底的に解説します。
この記事でわかること
- 原曲「コロブチカ」の完全な歌詞(カタカナ読み・和訳)と、それっぽく歌うためのコツ
- 「歌詞が怖い」という噂の真相と、文学的背景から読み解く大人の解釈
- ヒップホップやパロディなど、世界中で愛されるテトリス関連楽曲の全貌
テトリスのあの曲は何?BGMの正体と「コロブチカ」の基礎知識
まずはじめに、私たちが「テトリスの曲」として認識しているあのメロディの正体について、正確な情報を整理しておきましょう。多くの人が「ロシアっぽい曲」と感じている通り、そのルーツは北の大地にあります。
楽曲基本データ
- 通称:テトリスのテーマ(Type-A BGM)
- 原曲名:コロブチカ(Korobushka / Korobeiniki)
- 成立年:1861年(詩の発表)
- 原曲分類:ロシア民謡
- テトリスでの採用:1989年発売 携帯型ゲーム機版「テトリス」にて初採用
ロシア民謡「コロブチカ(行商人)」とは?
「コロブチカ(Korobushka)」という言葉は、ロシア語で「小箱」や「行商人の荷箱」を意味します。この曲はもともと、19世紀の著名な詩人が雑誌に発表した長編詩の一部が民衆の間で歌われるようになり、民謡として定着したものです。
曲の正式なタイトルは「行商人たち(Korobeiniki)」と呼ばれることもありますが、歌詞の冒頭に出てくる「小箱(コロブチカ)」というフレーズがあまりにも印象的であるため、一般的には「コロブチカ」の名で親しまれています。当時のロシアでは、行商人は村から村へと商品を運び、ニュースや流行を伝える重要な役割を担っていました。この歌は、そんな行商人の若者が、ある村で美しい娘と出会い、商売を口実に恋の駆け引きをする様子を描いています。
メロディラインは、ロシア民謡特有の短調(マイナーキー)から始まりつつも、テンポが良く、どこか踊り出したくなるような高揚感を含んでいます。この「哀愁」と「熱狂」の同居こそが、100年以上経っても色褪せないこの曲の魅力と言えるでしょう。
テトリスのBGMとして世界中で有名になった経緯
では、なぜ19世紀のロシア民謡が、1980年代の日本のゲームソフトのBGMに採用されたのでしょうか。これには、当時のゲーム開発における技術的な制約と、開発者たちのセンスが大きく関わっています。
テトリスというゲーム自体は、旧ソビエト連邦の科学者によって開発されました。そのため、「ロシア生まれのゲーム」というアイデンティティを強調するために、ロシア民謡がBGMの候補に挙がるのは自然な流れでした。しかし、数あるロシア民謡の中でなぜ「コロブチカ」だったのでしょうか。
採用された最大の理由は、その「中毒性のあるループ構造」と「ゲームプレイとの親和性」にあります。テトリスは長時間プレイし続けるゲームであり、プレイヤーは同じ曲を延々と聴き続けることになります。「コロブチカ」のメロディは、起伏に富みながらもシンプルで、何度聴いても飽きにくいという特徴がありました。また、徐々に落下速度が上がっていくゲームの緊張感と、曲の持つ高揚感が見事にマッチしたのです。
歌詞の内容は「行商人と村の娘の恋物語」
インストゥルメンタル(歌なし)版しか知らない方にとっては意外かもしれませんが、原曲には明確なストーリーが存在します。それは、単なる風景描写ではなく、男女の生々しい感情のやり取りです。
物語の主人公は、荷箱を背負った若い行商人。彼は村の娘に恋をしており、自分の商品を口実に彼女の気を引こうとします。娘の方もまんざらではなく、二人は夜のライ麦畑で密会し、商品の値段交渉という名の「恋の駆け引き」を行います。最終的に行商人は商品をすべて彼女に譲り、再会を誓って旅立っていく、というのが大まかなあらすじです。
この歌詞を知った上でテトリスのBGMを聴くと、ブロックを積み上げる作業が、まるで「行商人が荷物を整理している」ようにも、「恋の駆け引きを積み重ねている」ようにも見えてくるから不思議です。
ゲーム音楽史研究家のアドバイス
「なぜ『テトリス』といえばこの曲なのか? 実は初期のパソコン版などでは別の曲が使われていることもありました。しかし、1989年の携帯ゲーム機版(ゲームボーイ版)で採用された際、そのハードの普及とともに『テトリス=コロブチカ』という図式が世界中で決定づけられました。限られたデータ容量の中で、ベースラインとメロディだけで成立する民謡の強固な構造は、当時の音源チップにとって理想的だったのです。単なるBGMではなく、ゲームの没入感を高める『機能的な音楽』として、これ以上の選曲はなかったと言えるでしょう」
【保存版】テトリス原曲「コロブチカ」の歌詞・カタカナ読み・和訳
ここからは、実際に「コロブチカ」を歌ってみたい、あるいは歌詞の意味を深く知りたいという方のために、詳細な歌詞解説を行います。ロシア語は難解に見えますが、カタカナでリズムを掴めば、誰でもあのメロディに乗せて口ずさむことができます。
歌う前に知っておきたい!ロシア語の発音とリズムのコツ
ロシア語の歌詞をカタカナで歌う際のポイントは、「子音を強調すること」と「巻き舌」です。特に「R」の音(ル)は、舌を巻くように発音すると、一気にロシア民謡らしい雰囲気が出ます。
また、テトリスのBGMは一定のテンポですが、民謡として歌う場合は、後半にかけて徐々にテンポを速くしていく(アッチェレランド)のが伝統的なスタイルです。最初はゆったりと語りかけるように、サビに入ったら軽快に歌うのがコツです。
1番:行商人の荷箱と娘の登場(カタカナ歌詞付き)
1番では、若い行商人が自分の荷箱(コロブチカ)がいかに商品で満たされているかを自慢し、愛しい娘に会いたいと願う場面が描かれます。
| カタカナ読み(発音イメージ) | 歌詞の意味(和訳) |
|---|---|
| オイ、ポルナ、ポルナ、コロブチカ (Oi, polna, polna, korobushka) |
ああ、一杯だ、一杯だ、私の小箱は (荷箱は商品で満杯だ) |
| イェスチ イ シーツ イ パルチャ (Yest’ i sits i parcha) |
更紗(さらさ)もあれば、錦(にしき)もある (安物も高級品も揃ってるよ) |
| パジャレイ、ドゥシャ、ザズノブシカ (Pozhaley, dusha, zaznobushka) |
憐れんでおくれ、愛しい人よ (こっちを振り向いておくれ) |
| マラジェツカヴァ プレチャ (Molodetskogo plecha) |
若者のこの肩を (重い荷物を背負った私の肩を) |
解説: 「オイ、ポルナ、ポルナ」の部分があの有名なイントロに当たります。行商人は荷物の重さを嘆いていますが、それは「君のためにこんなに良いものを持ってきたんだよ」というアピールでもあります。
2番:夜のライ麦畑での交渉(カタカナ歌詞付き)
2番では、行商人は村へ向かい、そこで待っていた娘と出会います。舞台は高いライ麦が生い茂る畑の中。周囲からは見えない場所での「二人きりの商談」が始まります。
| カタカナ読み(発音イメージ) | 歌詞の意味(和訳) |
|---|---|
| ヴィーイドゥ、ヴィーイドゥ ヴ ロージュ ヴィソー クユ (Vyydu, vyydu v rozh’ vysokuyu) |
出かけよう、出かけよう、背の高いライ麦畑へ (人目につかない場所へ行こう) |
| タム ダジドゥス ヤ ノチー (Tam dozhdus’ ya nochi) |
そこで私は夜を待つ (暗くなるまで君を待つよ) |
| ア カク ザヴィジュー チェルノオー クユ (A kak zavizhu chernookuyu) |
そして黒い瞳のあの娘を見つけたら (愛しい彼女が来たら) |
| ヴセ トヴァリー イズラチュ (Vse tovary izlozhu) |
すべての商品を広げよう (僕の商品を全部見せてあげる) |
解説: 「ライ麦畑」はロシア農村における伝統的な密会スポットの隠喩でもあります。「商品を広げる」という行為が、単なる商売以上の意味を含んでいることが読み取れます。
3番・4番:贈り物と誓い(カタカナ歌詞付き)
続く歌詞では、具体的な値段交渉が行われますが、行商人は「値段なんてどうでもいい」と言い放ちます。娘への愛が利益を上回った瞬間です。
| カタカナ読み(発音イメージ) | 歌詞の意味(和訳) |
|---|---|
| ツェヌ サム プラチ、ネ スクーピシャ (Tsenu sam plati, ne skupisya) |
値段は自分で決めておくれ、ケチらないで (好きな値段でいいよ) |
| オト ヴァリ、ドゥシャ、ザ メニャ (Otvali, dusha, za menya) |
さあ払っておくれ、愛しい人よ、私のために (僕のために選んでおくれ) |
| ヴォト ウジュ ポルナ コロブチカ (Vot uzh polna korobushka) |
そうすれば、小箱は一杯になる (そうすれば僕の心も満たされる) |
| イェスチ イ シーツ イ パルチャ (Yest’ i sits i parcha) |
更紗もあれば、錦もある (君への愛で一杯さ) |
▼もっと詳しく:5番以降の歌詞と結末について
一般的に知られているのは4番あたりまでですが、原詩には続きがあります。夜が明け、行商人は商品をすべて娘に渡してしまいますが、お金は受け取りませんでした。彼は空っぽになった軽い荷箱を背負い、「また必ず戻ってくる」と誓って次の村へと旅立ちます。娘は彼から贈られた青緑色の指輪を大切にし、彼が戻る日を待ち続ける…という、少し切なくも希望のあるエンディングで物語は幕を閉じます。単なるナンパではなく、真剣な愛の物語として完結しているのです。
ゲーム音楽史研究家のアドバイス
「カラオケや宴会でこの曲を歌う際の『それっぽい』歌い方のポイントを伝授しましょう。サビの『オイ、ポルナ、ポルナ…』の部分に入る直前で、一瞬だけ溜める(間を置く)と、ロシア民謡特有の重厚感が出ます。また、テンポアップする際は、手拍子を促しながら徐々に加速していくと、テトリスのゲームレベルが上がっていくような緊張感と高揚感を演出でき、場が非常に盛り上がります。ぜひ試してみてください」
「テトリスの歌詞は怖い」説は本当か?歌詞の意味を徹底考察
検索エンジンで「テトリス 歌詞」と調べると、サジェストに「怖い」「意味深」といった単語が表示されることがあります。明るく軽快なメロディの裏に、本当に恐ろしい意味が隠されているのでしょうか。
ネットで噂される「怖い歌詞」の正体とは
インターネット上で流布している「怖い説」の多くは、歌詞に出てくる「夜のライ麦畑」や「取引」といった言葉を、過剰に深読みした結果生まれた都市伝説です。具体的には、「行商人が娘を金で買ったのではないか」「娘はその後、行商人に連れ去られたのではないか」といった解釈です。
確かに、現代の感覚で見れば、夜の畑に女性を呼び出し、物品を渡して関係を迫るような描写は、ある種の危うさを感じさせるかもしれません。しかし、これを「ホラー」や「犯罪」と捉えるのは、少々早計であり、作品の時代背景を無視した解釈と言えます。
「夜の闇」「ライ麦畑」が暗示する大人の隠喩(メタファー)
文学的な視点で解説すると、この歌詞における「怖い」要素は、ホラー的な恐怖ではなく、「大人の恋愛の生々しさ」にあります。
「ライ麦畑」は、当時の農村社会において、親や世間の目から逃れられる数少ないプライベートな空間でした。そこで行われる「商品の品定め」や「値段の交渉」は、明らかに性的なメタファー(隠喩)を含んでいます。「更紗(安い布)」と「錦(高級な布)」を見せる行為は、男が自分の魅力や誠意をすべてさらけ出すことの比喩であり、それに対して娘が「値段をつける」ことは、彼の愛を受け入れるかどうかの決断を意味します。
つまり、歌詞は「怖い」のではなく、非常に「官能的」なのです。子供向けのパズルゲームのBGMとして親しまれている曲が、実は濃厚な大人の愛の歌であるというギャップが、「怖い」という言葉に変換されて伝わった可能性があります。
結論:怖いというよりは「生々しい人間ドラマ」
結論として、テトリスの原曲「コロブチカ」の歌詞に、猟奇的・暴力的な意味での「怖さ」はありません。そこにあるのは、19世紀の閉鎖的な村社会の中で、ひと時の自由に情熱を燃やす若い男女の、人間臭いドラマです。
行商人は商品を失う代わりに、愛の証を得て旅立ちます。これは「商売」としては失敗かもしれませんが、「人生」としては成功だったのかもしれません。そう考えると、ブロックを積み上げては消していくテトリスというゲームも、何かを得ては何かを失っていく人生の縮図のように思えてきませんか?
ゲーム音楽史研究家のアドバイス
「民俗学的な視点から補足すると、当時の行商人は『異界からの来訪者』としての側面を持っていました。閉ざされた村に外部からやってきて、見たこともない品物や物語をもたらし、また去っていく。村人にとって彼らは魅力的であると同時に、定住しない不安定な存在として、ある種の畏怖(怖さ)を持って見られていたことも事実です。歌詞の底流に流れる『一夜限りの関係』を予感させる儚さは、こうした歴史的背景に基づいているのです」
他にもある!「テトリス」の名を冠する楽曲の歌詞まとめ
「テトリスの歌詞」を探している方の中には、ロシア民謡の原曲ではなく、このメロディをサンプリングした現代のポップスやヒップホップ、あるいは同名のタイトルを持つ楽曲を探している方もいるでしょう。ここでは、テトリスに関連する主要な楽曲を網羅的に紹介します。
SUSHIBOYS「TETRIS」:中毒性抜群のHipHop
日本の人気ラップグループによる楽曲「TETRIS」は、テトリスのゲーム性を人生観に重ね合わせた名曲です。原曲「コロブチカ」のメロディを大胆にサンプリングしたトラックに乗せて、「積み上げては消える」日々の労働や努力を、コミカルかつシニカルに歌い上げています。
歌詞の特徴:
「ブロックを積む」「隙間を埋める」といったゲームのアクションを、社会生活におけるストレスやタスク処理に見立てたリリックが特徴です。「消えてなくなるために積み上げる」という哲学的な問いかけは、多くのリスナーの共感を呼んでいます。ミュージックビデオも、メンバーがテトリスのブロックになるなどユニークな仕上がりです。
有名ボーカロイド曲としての「テトリス」関連曲
動画投稿サイトを中心に、ボーカロイド(音声合成技術)を使用したオリジナル楽曲でも「テトリス」をテーマにしたものがいくつか存在します。
特に有名なのは、人気ボカロPによる楽曲で、タイトルそのまま「テトリス」という曲があります。こちらはロシア民謡のアレンジではなく、テトリスのゲームシステム(落ちてくる、消える、積み上がる)を、恋愛におけるすれ違いや心の葛藤に例えた歌詞が印象的です。ポップで可愛い曲調の中に、どうにもならない閉塞感を描く手法は、パズルゲームのもどかしさとリンクしています。
海外のパロディソング「Tetris (Lyrics)」
海外のインターネット圏、特にYouTubeで爆発的な再生数を誇るのが、”I am the man who arranges the blocks…”(私はブロックを整える男だ)という歌い出しで始まるパロディソングです。
これは海外の動画投稿者が制作したもので、「テトリスのブロックを操作している『中の人』」の視点で歌われています。「長い棒が来ない!」「L字ブロックばかり来る!」といったプレイヤーなら誰もが共感する不満を、コロブチカのメロディに乗せて壮大に歌い上げる内容です。公式の歌詞ではありませんが、海外のゲーマーの間では「テトリスの歌詞」といえばこれを指すほど定着しています。
テトリス・エフェクト「Connected (Yours Forever)」
近年のテトリスシリーズの傑作として名高い「Tetris Effect」のテーマ曲も忘れてはいけません。こちらは「コロブチカ」とは全く異なるオリジナル楽曲ですが、テトリスというゲームが持つ「没入感」や「宇宙との一体感」を表現した美しいボーカル曲です。
歌詞のテーマ:
“We’re all connected”(私たちはみんな繋がっている)というフレーズが象徴するように、ブロックを消す行為を通じて世界や他者と繋がっていく感覚を歌っています。従来の「民謡」のイメージを覆す、洗練されたエレクトロニック・サウンドと英語の歌詞は、テトリスの新しい側面を切り拓きました。
ゲーム音楽史研究家のアドバイス
「テトリスという『概念』がいかに音楽に影響を与えたか、これは非常に興味深いテーマです。ブロックが上から落ちてくる、横一列に揃うと消える。この単純なルールが、ある時は『人生の無常』に、ある時は『整理整頓の快感』に、そしてある時は『社会の歯車』の比喩として使われます。コロブチカという強力なメロディだけでなく、ゲームシステムそのものが、多くのアーティストにインスピレーションを与え続けているのです」
テトリスBGMに関するよくある質問(FAQ)
最後に、テトリスの音楽に関してよく寄せられる質問に、専門家の視点から回答します。
Q. テトリスの曲は著作権フリーですか?
A. 原曲はフリーですが、音源には権利があります。
原曲であるロシア民謡「コロブチカ」のメロディや歌詞(ロシア語原詩)自体は、著作権保護期間が満了しておりパブリックドメイン(PD)です。しかし、ゲーム内で使用されているBGM(編曲されたもの)や、特定のアーティストが演奏した音源には、それぞれの編曲者や製作者に著作権・原盤権が存在します。したがって、YouTubeなどでゲームの音声をそのまま使用したり、アーティストのアレンジ版を無断で使用したりすることは著作権侵害になる可能性があります。
Q. コロブチカ以外にテトリスの有名なBGMはありますか?
A. 「Type-B」や「テクノトリス」も有名です。
ゲームボーイ版テトリスには、「Type-A(コロブチカ)」の他に「Type-B」という曲も収録されています。これも実はクラシック音楽のカバーではないかと言われることがありますが、実際には当時のサウンド担当者が作曲したオリジナル曲である説が有力です。また、アーケード版などで使われた「カリンカ」(これもロシア民謡)や、1990年代に流行したダンスアレンジ版「テクノトリス」も、ファンの間では根強い人気があります。
Q. 運動会やダンスで使われるアレンジバージョンはどれ?
A. 主に「テクノ」や「トランス」系のアレンジです。
運動会の応援合戦や創作ダンスなどでよく耳にする、テンポが速くビートの効いたテトリスの曲は、多くの場合「Tetris Type A – Techno Remix」などの名称で流通しているクラブミュージック風のアレンジです。これらは原曲の高揚感をさらに増幅させており、集団行動やスピーディーな展開が求められるシーンで好んで使用されます。
まとめ:テトリスの歌詞を知れば、ゲームがもっと味わい深くなる
ここまで、テトリスのBGM「コロブチカ」の歌詞と意味、そして派生する様々な楽曲について解説してきました。単なる電子音のループだと思っていたあの曲には、100年以上前から歌い継がれてきた「行商人と娘の愛の物語」が込められていました。
「歌詞が怖い」という噂は、大人の恋愛の駆け引きを深読みした都市伝説に過ぎませんが、そうした解釈が生まれるほど、この曲が持つメロディには人の心を惹きつける不思議な力があるとも言えます。また、SUSHIBOYSやパロディ動画など、現代のクリエイターたちがこの曲に新たな解釈を加え続けていることも、テトリスという文化の奥深さを証明しています。
次にテトリスをプレイする時は、ぜひ心の中で「オイ、ポルナ、ポルナ…」と口ずさんでみてください。ブロックを積む指先に、かつての行商人の情熱が乗り移り、ハイスコアが出るかもしれません。
テトリス楽曲・楽しみ方チェックリスト
- [ ] 原曲「コロブチカ」のサビをカタカナで歌ってみる
(「オイ、ポルナ、ポルナ…」のリズムをマスター!) - [ ] 歌詞の意味(行商人の恋)を噛み締めて聴く
(ブロックを積む作業を「愛の駆け引き」に見立ててみる) - [ ] SUSHIBOYSなど現代のテトリスソングを聴き比べる
(同じメロディで全く違う歌詞の世界観を楽しむ) - [ ] 友人に「テトリスの曲って実は…」と雑学を披露する
(「怖い曲じゃないんだよ」と教えてあげる)
ぜひ今日から、この歴史ある名曲とともに、テトリスの世界をより深く楽しんでみてください。
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