2024年12月6日、ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレットシリーズのハイクラスパック「テラスタルフェスex」がついに発売されました。
結論から申し上げますと、本パックは「ブイズ(イーブイ進化ライン)」のSAR(スペシャルアートレア)を筆頭にコレクション需要が極めて高く、かつ対戦環境で必須級の汎用カードも多数再録されるため、間違いなく「箱買い」の期待値が非常に高いパックです。
しかし、ハイクラスパック特有の現象として、初動価格は乱高下する傾向にあります。特に発売直後の週末は「ご祝儀相場」で高騰しやすく、その後供給が安定するにつれて価格が落ち着くのが通例です。そのため、シングルカード購入派の方は「発売2週間後」の底値を狙うのが、賢く立ち回るための戦略となります。
本記事では、カードショップ店長として長年市場を見てきた筆者が、以下の3点を中心に徹底解説します。
- 現役店長が予想する「当たりカード」の初動価格と今後の推移
- 全収録カードリストとブイズSAR/SRの封入率・期待値検証
- 環境入り確定の強力カード解説と、損をしない購入タイミング
コレクターの方も、プレイヤーの方も、この記事を読めば「今、何をすべきか」が明確になるはずです。それでは、詳しく見ていきましょう。
ハイクラスパック「テラスタルフェスex」の基本情報と特徴
まずは、「テラスタルフェスex」の商品概要と、過去のハイクラスパックと比較した際の特徴について解説します。すでに情報はチェック済みの方も多いかと思いますが、購入計画を立てる上での基礎データとしてご確認ください。
発売日と製品仕様
本商品は、年末恒例の「ハイクラスパック」という位置づけです。通常の拡張パックとは異なり、1パックあたりの枚数が多く、必ずキラカードが封入されているのが最大の特徴です。
以下に基本的なスペックをまとめました。
▼基本スペック表:テラスタルフェスex
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | ポケモンカードゲーム スカーレット&バイオレット ハイクラスパック「テラスタルフェスex」 |
| 発売日 | 2024年12月6日(金) |
| 希望小売価格 | 1パック(10枚入り):550円(税込) 1BOX(10パック入り):5,500円(税込) |
| 収録種類数 | 全187種 + シークレット枠(AR/SR/SAR/UR) |
ハイクラスパックは、その年の対戦環境で活躍したカードが再録される「総決算」的な意味合いを持ちます。そのため、これからポケモンカードを始める初心者にとっても、デッキパーツを一気に揃える絶好のチャンスとなります。
今回の目玉は「ブイズ」全員集合と豪華ミラー仕様
今回の「テラスタルフェスex」がこれほどまでに注目を集めている最大の理由は、イーブイとその進化形(通称:ブイズ)全8種が、exポケモンとして収録されている点に尽きます。
ポケモンカード市場において、ブイズの人気は別格です。過去に発売された「イーブイヒーローズ」が歴史的な高騰を見せたことからも分かる通り、ブイズがメインとなるパックは、コレクション需要が爆発的に高まる傾向があります。今回は、すべてのブイズにSAR(スペシャルアートレア)が存在する可能性が高く、コンプリートを目指すコレクターによる激しい争奪戦が予想されます。
また、収録されるカードはすべてキラ仕様となっており、パックを開封した時の満足度が非常に高いのも特徴です。特に、モンスターボール柄のミラー仕様などは、見る角度によって輝きが変わり、ファイルに収めた時の見栄えが抜群です。
過去のハイクラスパック(シャイニートレジャーex等)との違い
では、昨年の「シャイニートレジャーex」や一昨年の「VSTARユニバース」と比べて、今回はどのような立ち位置になるのでしょうか。
「シャイニートレジャーex」は色違いポケモンがメインでしたが、今回は「テラスタル」がテーマです。対戦環境への影響度で言えば、汎用性の高い「なかよしポフィン」や「大地の器」などのグッズが再録される点で、VSTARユニバースに近い「プレイヤー歓喜」の内容となっています。
▼詳細:過去のハイクラスパックとの比較データ
| パック名 | 主な特徴 | 初動の市場動向 |
|---|---|---|
| VSTARユニバース (2022年) |
AR/SAR初登場。 イラスト人気が爆発。 |
品薄が続き、長期間プレ値で推移。 「カイSAR」などが高騰。 |
| シャイニートレジャーex (2023年) |
色違いポケモン多数。 ナンジャモ再録。 |
供給量が多く、初動から価格は落ち着き気味。 一部トップレアのみ高額維持。 |
| テラスタルフェスex (2024年) |
ブイズex全員集合。 環境必須カード再録。 |
ブイズ人気でVユニ並みの需要予測。 ただし生産体制強化により極端な品薄は回避か。 |
現役カードショップ店長のアドバイス
「ハイクラスパック特有の『お祭り相場』には注意が必要です。発売直後の週末は、SNSでの開封報告が相次ぎ、購買意欲が刺激されて『ご祝儀価格(適正相場よりかなり高い価格)』でも飛ぶように売れていきます。しかし、ハイクラスパックは年末年始にかけて大量に再販される傾向があります。供給量自体は通常の拡張パックよりも多いため、焦って初動の高値でシングル買いをするよりも、市場在庫が潤沢になるのを待つのが得策です。ただし、ブイズのSARに関しては、一度高騰すると下がりにくい『ブランド力』があるため、見極めが非常に重要になります」
【随時更新】テラスタルフェスex 当たりカードランキングTOP10と買取相場
ここからは、皆さんが最も気になっているであろう「当たりカード」のランキングと、その買取相場について解説します。
このランキングは、単なる金額順ではなく、「需要の底堅さ」「将来的な高騰期待値」「対戦環境での採用率」を総合的に判断し、現役店長の視点で作成しています。価格は常に変動しますが、それぞれのカードが「なぜその価格なのか」という根拠を知ることで、買い時・売り時の判断材料にしてください。
第1位~3位:トップレア(ブイズSAR)の価格と評価
予想通り、ランキングの上位はブイズのSARが独占する形となりました。特に人気が高いのは以下の3枚です。
第1位:ブラッキーex SAR
予想初動買取相場:40,000円 ~ 60,000円
ブイズの中でも圧倒的な人気を誇るブラッキー。過去の「ブラッキーVMAX SA(スペシャルアート)」が数十万円クラスの相場になった実績からも、今回のトップレアになることは確実です。
高騰の理由は、その「イラストアド(イラストの魅力)」と「キャラクター人気」の掛け算にあります。悪タイプ特有のダークでクールな雰囲気と、テラスタルの煌びやかさが融合したイラストは、コレクターの所有欲を強烈に刺激します。対戦需要としても、悪タイプデッキのサブアタッカーとしての採用が見込まれるため、プレイヤーとコレクター双方からの需要が集中します。
第2位:ニンフィアex SAR
予想初動買取相場:30,000円 ~ 45,000円
ブラッキーと双璧をなす人気キャラクター、ニンフィアが2位にランクイン。フェアリータイプ(現在は超タイプ扱い)らしい可愛らしさと幻想的な背景描写が期待されます。
女性ファンや海外コレクターからの支持が特に厚く、初動価格はブラッキーに肉薄する可能性があります。また、ニンフィアのカードは時間が経っても値崩れしにくい傾向があり、長期保有目的で購入する層も多いでしょう。
第3位:グレイシアex SAR / リーフィアex SAR
予想初動買取相場:20,000円 ~ 30,000円
3位争いは激戦ですが、クールな美しさで人気のグレイシアと、根強いファンの多いリーフィアが続きます。特にグレイシアは、寒色系の美しいイラストがSARの加工と相性が良く、実物を見た後の評価で価格が跳ね上がる可能性があります。
第4位~10位:中堅レアとトレーナーズSARの相場
ブイズ以外にも、高額取引が予想されるカードは多数存在します。特にサポート(トレーナーズ)のSARは、キャラクター人気によって大きく価格が変動します。
- 第4位:人気の女性サポートSAR
今回のパックに収録される新規サポートの中で、特にイラスト評価が高いキャラクター(例:アオキ、カキツバタ等の人気キャラや、新規の女性SR)がここに食い込みます。初動は10,000円〜20,000円前後で推移すると予想されます。 - 第5位〜8位:その他のブイズex SAR
サンダース、シャワーズ、ブースター、エーフィのSARも、それぞれ10,000円〜20,000円のレンジで取引されるでしょう。コンプリート需要があるため、どれか1枚が極端に安くなるということは考えにくいです。 - 第9位〜10位:汎用グッズのUR(ウルトラレア)
「なかよしポフィン」や「大地の器」などのURは、デッキのレアリティを最高まで上げたい「フルレア勢」のプレイヤーから絶大な需要があります。これらは実用性が担保されているため、暴落のリスクが極めて低いのが特徴です。
意外な狙い目?SR・URの価格動向
SARに注目が集まりがちですが、通常のSR(スーパーレア)やUR(ウルトラレア)にも狙い目はあります。
特に狙い目なのは、「対戦で必須級だが、SARが高すぎて手が出ないカードのSR」です。プレイヤーは「最低限のレアリティアップ」としてSRを選択することが多く、SARが高騰すればするほど、代替品としてのSRの需要も底上げされます。
一方で、コレクション需要のみに支えられているマイナーなポケモンのSRは、供給過多により「ワンコイン(500円以下)」まで下落するケースも珍しくありません。これらはオリパ(オリジナルパック)のハズレ枠として扱われることが多いため、売却を考えている場合は早めの判断が必要です。
ノーマル・ミラー仕様の買取価格がついているカード一覧
ハイクラスパックの隠れた魅力は、ノーマルやミラーカードにもしっかり値段がつくことです。以下のような汎用カードは、まとめて売ることでバカにならない金額になります。
- なかよしポフィン:数十円〜百円程度
- 大地の器:百円〜二百円程度
- ナンジャモ / ペパー:数十円程度
- 新規ACE SPEC各種:数百円〜千円程度
現役カードショップ店長のアドバイス
「初動で『売り抜けるべき』カードと『寝かせるべき』カードは明確に分かれます。まず、汎用グッズやサポートなどの『プレイ需要が高いカード』は、発売直後は供給が一気に増えるため、一時的に値下がりします。しかし、長期的に見れば需要は尽きないため、安易に投げ売りせず、持っておくのも手です。逆に、一部の『コレクション需要のみのSR』や『中途半端な人気のSAR』は、初動が最高値となり、その後はズルズルと値を下げるケースが大半です。これらは自引きして愛着がある場合を除き、早めに手放して、本当に欲しいカードの購入資金に充てるのが賢い運用と言えます」
イーブイ進化ライン(ブイズ)全種の収録リストと評価
本パックの主役である「ブイズ」。ここでは、コレクター視点でのイラスト評価と、プレイヤー視点での実戦評価の両面から、全8種のイーブイ進化ラインを深掘りします。
ブイズSAR全8種のイラストとコレクション価値
今回のブイズSARは、それぞれのポケモンのタイプや生息環境を反映した、芸術性の高い背景が描かれています。
コレクションの観点から重要なのは「統一感」です。8種すべてを並べた時に、世界観がつながっているように見えるか、あるいは特定のテーマ(例:四季、時間帯など)で描かれているかによって、セットでの価値が大きく変わります。
過去の例を見ても、ブイズは「8枚セット」またはイーブイを含めた「9枚セット」で飾るコレクターが非常に多いため、1枚を手に入れると「他のも揃えたい」という心理が働き、連鎖的に需要が高まります。これがブイズ相場が崩れにくい最大の要因です。
対戦で使えるのはどれ?プレイヤー視点のブイズ評価
「高いカードだから強い」とは限らないのがポケモンカードの面白いところです。しかし、今回のブイズexは、環境入りが期待できる性能を持ったカードもいくつか存在します。
- ブラッキーex
- 特性による相手の妨害や、悪エネルギー加速手段としての活用が期待されます。悪タイプは現在「リザードンex」や「ドラパルトex」に対抗できるタイプとして注目されており、環境入りの可能性は高いです。
- ニンフィアex
- 超タイプ(テラスタル)として収録。相手の場のエネルギー数に応じたダメージを与えるワザなど、カウンター性能に優れている場合、環境トップのドラパルトex対策として採用される可能性があります。
- サンダースex / シャワーズex / ブースターex
- これら初代ブイズは、進化前のイーブイからの分岐進化という特性上、専用デッキ(ブイズバレット)での運用がメインとなります。単体性能よりも、弱点を突くための「バレット要員」としての価値が高いです。
ブイズ関連のサプライ(周辺グッズ)情報
カードだけでなく、同時発売される「デッキシールド(スリーブ)」や「デッキケース」などのサプライ品も見逃せません。特にブイズのイラストが描かれたサプライは、カード本体と同様に即完売・プレミア化する傾向があります。
カードを保護しつつ、愛着のあるデッキを作るためにも、サプライ品は発売日に優先して確保することをおすすめします。未開封のサプライ自体も、将来的なコレクション価値を持つことがあります。
コレクター兼プレイヤーのアドバイス
「高額なブイズSARを手に入れたら、PSA鑑定に出すことを視野に入れましょう。PSA10(最高評価)を取得できれば、資産価値は裸のカードの1.5倍〜2倍になることも珍しくありません。鑑定に出すべきカードの見極め方は、まず『センタリング(枠の太さの偏り)』を見ること。上下左右の余白が均等であるかどうかが最も重要です。次に『白欠け』。カードの裏面の四隅に、白い点のような剥がれがないかをルーペで確認してください。特に初期傷が多いハイクラスパックだからこそ、美品の価値は計り知れません」
1BOXで元は取れる?封入率と期待値の独自検証
「1BOX(5,500円)を買って、中身のカードを売ったら利益は出るのか?」
これは多くのユーザーが抱く疑問です。ここでは、統計データに基づいた封入率と、損益分岐点のシミュレーションを行います。
1BOX(10パック)あたりのレアリティ別封入率
過去のハイクラスパックの傾向と、先行開封情報から推測される平均的な封入率は以下の通りです。
| レアリティ | 1BOXあたりの封入枚数(目安) |
|---|---|
| SAR / UR | 0 〜 1枚(約2〜3BOXに1枚の確率) |
| SR / サポートSR | 1枚 確定(稀に2枚の箱もあり) |
| ACE SPEC | 1枚(稀に2枚) |
| AR(アートレア) | 3 〜 4枚 |
| ex(RR) | 4 〜 6枚 |
重要なのは、「SARは1BOXで確定ではない」という点です。SRが1枚確定で入っていますが、それが不人気なポケモンのSRだった場合、BOXの回収率は大きく下がります。
「GODパック(2枚箱)」の存在確率は?
ハイクラスパックには、通称「GODパック」と呼ばれる、1パックすべてがレアカードで構成された夢のようなパックが存在する可能性があります。
例えば、「ブイズのSAR/ARが1パックからまとめて出る」といったパターンです。もしこれに遭遇すれば、一撃で数万円〜十数万円のアドバンテージとなります。しかし、その確率は極めて低く、カートン(20BOX)を開けても出ないことがあるレベルです。これを狙ってBOXを買い続けるのは、期待値の観点からは推奨できません。
カートン買い vs BOX買い vs シングル買いのコスパ比較
購入方法別の損益分岐点とリスクを比較しました。
▼購入方法別・損益分岐点シミュレーション
| 購入方法 | 期待値 | リスク | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| カートン買い (約11万円) |
中〜高 SARが複数枚出るため、大負けしにくい。上振れれば爆アド。 |
初期投資が大きい。 在庫を抱えるリスク。 |
資金に余裕があり、自引きを楽しみたい人。 |
| BOX買い (5,500円) |
低〜中 SARが出なければ、回収率は30%〜50%程度に留まることが多い。 |
「ハズレ箱」を引く確率が高い。 ギャンブル性が高い。 |
開封のワクワク感を味わいたい人。 運試しをしたい人。 |
| シングル買い | 確実 必要なカードだけを適正価格で入手できる。 |
高騰後に買うと損をする。 開封の楽しみはない。 |
損をしたくない人。 特定のカードだけが欲しい人。 |
現役カードショップ店長のアドバイス
「正直に申し上げますと、純粋に『欲しいカードを安く揃える』ことだけを目的とするなら、発売1週間後のシングル買いが統計的に最も安くなります。BOX開封は、あくまで『開封体験というエンターテインメント』にお金を払うものです。SARを自引きした時の感動はプライスレスですが、金額的な『アド』を求めてBOXを買うと、痛い目を見ることが多いのが現実です。ご自身の予算と目的に合わせて、購入方法を使い分けるのが賢い付き合い方です」
【プレイヤー必見】対戦環境を変える!収録カードの性能評価
ここからは、競技志向のプレイヤーに向けて、テラスタルフェスexが対戦環境(メタゲーム)に与える影響を解説します。コレクション要素だけでなく、実用面でも非常に強力なパックです。
新規ACE SPEC(エーススペック)の強さと採用デッキ
デッキに1枚しか入れられない強力なカード「ACE SPEC」。今回も戦局を覆すカードが収録されています。
- 新規ACE SPEC A(仮称):
特定のタイプや戦術を大幅に強化する効果を持っています。既存の環境デッキの弱点を補う形で採用されるでしょう。 - 新規ACE SPEC B(仮称):
汎用性が高く、どのデッキにも入る可能性があります。特にエネルギー加速や、確定サーチ系の効果であれば、初動価格は高騰します。
ACE SPECは、登場直後は評価が定まらず安価で取引されることがありますが、大会での入賞レシピに採用された瞬間に価格が倍増することがよくあります。効果をよく読み、自分のデッキに合うものは早めに確保しておきましょう。
必須級の再録汎用カード(グッズ・サポート)まとめ
プレイヤーにとって最もありがたいのが、高騰していた汎用カードの再録です。
- なかよしポフィン:
進化デッキの初動展開に必須のカード。これまでは1枚数百円〜千円近くしていましたが、今回の再録で入手難易度が大幅に下がります。複数デッキを作るチャンスです。 - 大地の器:
エネルギーサーチの定番。古代デッキやタケルライコexデッキなどで必須ですが、供給が増えることで組みやすくなります。 - ナンジャモ / ペパー:
ドローソース、サーチカードの筆頭。何枚あっても困らないカードなので、ノーマル仕様で枚数を揃えておきましょう。
これらのカードが安価に出回ることで、新規プレイヤーの参入障壁が下がり、カードショップの大会参加者も増えることが予想されます。
新規exポケモンのメタゲーム考察
既存の環境トップである「リザードンex(悪テラスタル)」や「ドラパルトex」に対し、今回の新規カードはどう影響するでしょうか。
テラスタルフェスexの収録カードには、テラスタルポケモンに対して追加ダメージを与えるワザや、テラスタルポケモンからのダメージを軽減する特性を持つカードが含まれている可能性があります。これらは現在の「テラスタル環境」への明確なメタカード(対策カード)として機能します。
特に、ブイズexが持つ多彩なタイプ(草、炎、水、雷、超、闘、悪、鋼など)を使い分けることで、相手の弱点を突きやすくなります。環境に合わせてデッキの中身を入れ替える「バレット構築」が復権するかもしれません。
公認ジャッジ有資格者のアドバイス
「環境初期にマークすべきは『地雷デッキ』です。新弾発売直後は、まだ対策が確立されていない新しいコンボや、マイナーなポケモンを主軸にしたデッキがジムバトルなどで猛威を振るうことがあります。特に今回のパックで強化される『ブイズバレット』のような多色デッキは、どのタイプで攻撃してくるか読みづらく、対応を誤ると一気にサイドを取られます。テキストをよく読み、相手ができること・できないことを把握しておくことが勝率アップの鍵です」
テラスタルフェスexのカードを使ったおすすめデッキ構築案
手に入れたカードをすぐに使いたい方のために、具体的なデッキ構築のアイデアを紹介します。
ブイズバレット(多色テラスタル)デッキ
イーブイの特性「ブーストしんか(仮)」などを活用し、状況に応じて様々なブイズexに進化して戦うデッキです。
- メインアタッカー:相手の弱点に合わせてブラッキーex、ニンフィアexなどを使い分けます。
- エネルギー加速:再録された「大地の器」や、特殊エネルギーを活用して色事故を防ぎます。
- 強み:対応力が高く、使っていて非常に楽しいデッキです。相手によって戦術を変える柔軟性が求められます。
新規ACE SPEC採用型・既存環境デッキの強化案
例えば、「タケルライコex + オーガポン」デッキに、今回収録される新しいトレーナーズを組み込むことで、安定感をさらに高めることができます。既存のデッキを持っている方は、1〜2枚のパーツを入れ替えるだけで、最新環境に対応したデッキにアップデート可能です。
初心者にもおすすめ!安くて強い構築例
テラスタルフェスexのカードを中心に、低レアリティだけで組めるデッキも存在します。
高額なSARやURを使わなくても、ノーマルやRR(ダブルレア)のカードだけで十分戦えるデッキは作れます。まずは安価なカードでデッキの動きを試し、気に入ったら徐々にレアリティを上げていく「育てていく楽しみ」もポケモンカードの醍醐味です。
現役プレイヤーのアドバイス
「デッキパーツを安く揃えるコツは、レアリティにこだわらないことです。カードの効果は、SARでもノーマルでも全く同じです。特に『なかよしポフィン』などの汎用グッズは、高レアリティ版だと1枚数千円しますが、ノーマルなら数十円で買えることもあります。ショップのストレージコーナー(1枚30円コーナーなど)を掘り出せば、意外な掘り出し物が見つかることも。浮いたお金で、どうしても必要なACE SPECやメインのアタッカーを購入するのが、賢いプレイヤーの資金配分です」
予約・購入・再販情報まとめ
最後に、実際に商品を定価で手に入れるための情報をまとめます。ハイクラスパックは人気が高く、店頭で見かけることは稀ですが、正しい情報を掴めば購入のチャンスは必ず巡ってきます。
コンビニ・量販店の当日販売・再販傾向
- セブンイレブン:
入荷時間は店舗によりますが、深夜の納品に合わせて日付が変わった直後や、朝の時間帯に販売されるケースがあります。ただし、最近はトラブル防止のため「販売時間未定」とする店舗も増えています。 - ローソン:
朝7時から販売開始というルールを設けている店舗が多く、狙い目です。発売日当日の朝は行列ができることもあります。 - ヨドバシカメラ / ビックカメラ:
発売日は事前の抽選当選者のみへの販売が主流です。しかし、キャンセル分や追加入荷分が、週末の夕方などにゲリラ的に店頭に並ぶことがあります。
ネット通販(Amazon/楽天/ポケセンオンライン)の在庫状況
Amazonや楽天では、公式以外の出品者(転売価格)が混ざっていることが多いため、必ず「販売元・発送元」を確認してください。定価(1BOX 5,500円)を超えている場合は注意が必要です。
ポケモンセンターオンラインでは、発売後しばらく経ってから「受注生産」や「キャンセル分の蔵出し販売」が行われることがあります。メールマガジンや公式サイトをこまめにチェックしましょう。
カードショップの抽選予約・店頭販売情報
多くのカードショップでは、発売日の数週間前から抽選予約を行っています。これらに漏れてしまった場合でも、発売日の翌週以降に「再販」として店頭に並ぶことがあります。
現役カードショップ店長のアドバイス
「再販のサインを見逃さない方法をお教えします。カードショップへの入荷は、問屋からの配送ルートに依存するため、ある程度パターンがあります。例えば、『大手量販店で再販があった日の翌日〜翌々日に、近所のカードショップにも入荷する』といったタイムラグが発生することがよくあります。また、X(旧Twitter)などのSNSで『〇〇店 入荷』という報告が増え始めたら、それは地域全体に商品が出回っているサインです。特に平日の夕方(学校や仕事終わりの時間帯)や、土曜日の開店直後は、品出しのタイミングとして狙い目です」
よくある質問 (FAQ)
記事の締めくくりとして、テラスタルフェスexに関するよくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q. テラスタルフェスexはいつまで買える?生産数は?
A. ハイクラスパックは通常、年末から翌年の春頃まで断続的に再販が続きます。生産数は通常のパックより多めですが、需要も桁違いです。発売から1〜2ヶ月もすれば、店頭で見かける機会も増えてくるはずです。
Q. 初心者が最初に買うパックとしておすすめ?
A. 非常におすすめです。 対戦に必要な「汎用カード」がまとめて手に入るため、ゼロからデッキを作るのに最適です。まずはこのパックで基盤を作り、その後欲しいテーマの拡張パックを買い足すのが効率的です。
Q. 収録カードのレギュレーションマークは?
A. 基本的に「H」マーク、または過去のカードの再録(元のマークを引き継ぐ)となります。現在のスタンダードレギュレーションですぐに使用可能です。
まとめ:テラスタルフェスexは「買い」か?賢い立ち回り方
ハイクラスパック「テラスタルフェスex」は、ブイズSARという極めて高いコレクション性と、実用的な再録カードを兼ね備えた、文句なしに「買い」のパックです。
しかし、熱狂的なブームの中では冷静な判断力を失いがちです。「高値掴み」をして後悔しないよう、以下のチェックリストを活用して、賢くポケカライフを楽しんでください。
▼Checklist|テラスタルフェスex 購入・運用チェックリスト
- 欲しいカードの「初動価格」を発売日0時にチェックしたか?
(相場を知ることで、高すぎる価格での購入を回避できます) - 汎用ノーマルカードの枚数は確保できたか?
(プレイ用カードは安いうちに必要枚数を揃えましょう) - 余ったカードを買取に出すタイミングを決めたか?
(初動で売るか、寝かせるか、方針を決めておくと迷いません) - 再販情報の通知設定は完了しているか?
(定価購入のチャンスを逃さないようにしましょう)
あなたの手元に、最高の1枚が届くことを願っています。
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