本作『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、1993年に発売された不朽の名作をフル3Dでリメイクした作品です。しかし、フリーシナリオシステムという自由度の高さゆえに、「どの順番で攻略すればいいのかわからない」「選択肢を間違えてイベントが消滅してしまった」という、いわゆる「詰み」のリスクが常に付きまといます。特に社会人プレイヤーの方々にとって、数十時間のプレイが無駄になることほど恐ろしいものはありません。
結論から申し上げますと、リメイク版ではシステムが親切設計になったとはいえ、要点を押さえなければSFC版未クリアの方でもエンディングに到達できない可能性があります。しかし安心してください。この記事では、歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターである筆者が、リメイク版独自の新システムや変更点を踏まえた「失敗しない進行ルート」と「最強パーティ構築論」を余すところなく伝授します。
この記事でわかること
- 絶対に後悔しない「取り返しのつかない要素」完全リストと回避方法
- 専門家が推奨する七英雄撃破順と、効率的な年代ジャンプの管理術
- リメイク版で激変した「最強陣形・クラス・アビリティ」の具体的な組み合わせ
攻略を始める前に:リメイク版の基礎知識とSFC版からの変更点
これから皇帝としての歴史を紡ぐにあたり、まずはリメイク版『リベンジオブザセブン』がSFC版とどう異なるのか、そして最初に決めるべき「難易度」について理解を深めておく必要があります。かつてSFC版で挫折した経験がある方や、久しぶりにサガの世界に戻ってきた復帰勢の方にとって、この基礎知識は帝国の未来を左右する土台となります。
難易度「オリジナル」と「カジュアル」の違い・選び方
ゲーム開始時に選択できる難易度は、単なる敵の強弱だけでなく、ゲーム体験そのものを大きく変える要素です。本作には主に「カジュアル」「ノーマル」「オリジナル(ハード相当)」の3種類が用意されていますが、それぞれの特徴を正しく理解して選択することが重要です。
まず「カジュアル」ですが、これはストーリーを楽しみたい方、あるいはRPGの戦闘があまり得意ではない方に最適化されています。敵のHPや攻撃力が大幅に抑えられており、全滅しても直前の戦闘からリトライが可能です。サガ特有の「LP(ライフポイント)」が尽きてキャラクターがロストするリスクも極めて低いため、ストレスフリーで物語を追うことができます。
一方、「オリジナル」はSFC版のヒリヒリするような緊張感を再現した難易度です。敵の攻撃は苛烈で、雑魚敵との戦闘でも気を抜けば全滅の危機に瀕します。属性相性や陣形の効果を完全に理解し、適切な対策を講じなければ先に進むことは難しいでしょう。しかし、この難易度こそが「ロマサガ2」の真骨頂であり、強敵を倒した時の達成感は他の追随を許しません。
私が推奨するのは、まずは「ノーマル」でのスタートです。ノーマルはリメイク版の標準的なバランスであり、新システムを学びながら程よい緊張感を楽しめます。ゲーム中にいつでも難易度は変更可能なので、どうしても勝てないボスに遭遇した時だけ「カジュアル」に下げる、といった柔軟な運用が可能です。最初から気負わず、自分のプレイスタイルに合わせて調整してください。
リメイク版の新要素(連携・アビリティ・タイムラインバトル)の基本
リメイク版における最大の変革は、戦闘システムの刷新です。SFC版では見えなかった「行動順(タイムライン)」が可視化され、次に誰が動くかが一目瞭然となりました。これにより、敵の大技が来る前に回復したり、スタン技で敵の行動を阻害したりといった戦略的な立ち回りが可能になっています。
さらに、「連携」システムが導入されました。これは攻撃を当てることで溜まるゲージを消費し、仲間と協力して強力な連続攻撃を繰り出すものです。連携技は必中かつ大ダメージを与えられるため、ボス戦での切り札となります。SFC版にはなかった要素ですが、これを使いこなせるかどうかが攻略の鍵を握ります。
また、「アビリティ」システムも追加されています。これは戦闘回数や特定条件を満たすことで各キャラクターが習得するパッシブスキルで、一度習得して「極意」化すれば、他のクラスのキャラクターにも装備可能になります。例えば、「アイテムドロップ率アップ」や「HP自動回復」などの有用なアビリティを組み合わせることで、パーティの強さは飛躍的に向上します。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「SFC版経験者ほど注意してほしいのが、『クイックタイム』への過信です。かつては敵の行動を完全に封じる最強術でしたが、リメイク版では仕様が変更され、消費JPが増大した上に効果もマイルドになっています。クイックタイムハメだけで勝てる時代は終わりました。代わりに重要になるのが『タイムライン制御』と『連携』です。敵の行動順を遅らせる技や、連携ゲージを溜めやすい陣形を意識することが、現代の皇帝には求められます」
セーブデータの仕様と「詰み」防止のための管理テクニック
フリーシナリオRPGにおいて最も恐ろしいのは、取り返しのつかない状況に陥ったままセーブしてしまい、進行不能になる「詰み」です。リメイク版ではオートセーブ機能が実装されていますが、これに頼りすぎるのは危険です。オートセーブはエリア移動時や戦闘終了時に上書きされてしまうため、重要な分岐点の前に戻りたい時には役に立たないことが多いからです。
「詰み」を防止するための鉄則は、手動セーブデータを複数作成し、ローテーションさせることです。具体的には、以下のタイミングで必ず別のスロットにセーブを残すことを強く推奨します。
- 新しいダンジョンに入る直前
- ボス戦の直前(「強敵の気配がする」等のメッセージが出た時)
- 年代ジャンプが発生しそうなイベントクリアの直前
- 皇位継承を行う直前
特に、年代ジャンプ後はパーティメンバーが総入れ替えとなり、皇帝の能力や陣形も変わります。もし新しい皇帝のラインナップが気に入らなかったり、継承したい技を持ったキャラが出現しなかったりした場合、年代ジャンプ前のデータがあればやり直しが可能です。最低でも3つ、できれば5つ以上のセーブスロットを使い分け、常に「1時間前の状態に戻れる」保険をかけておくことが、精神衛生上も攻略上も非常に重要です。
【最重要】取り返しのつかない要素・注意点まとめ
『ロマサガ2』は、プレイヤーの選択が歴史を作るゲームです。それは裏を返せば、一度選んだ道は戻れないことを意味します。ここでは、リメイク版においても健在の「取り返しのつかない要素」について、詳細かつ網羅的に解説します。これらを知らずに進めると、強力な仲間が永久に加入しなかったり、貴重なアイテムを入手し損ねたりする可能性があります。
イベント進行における時限要素(運河要塞、人魚薬、コムルーン火山)
特定の年代や時期を過ぎると消滅してしまう、あるいは結果が変わってしまうイベントが存在します。これらは「時限イベント」と呼ばれ、最も注意が必要です。代表的なものを以下の表にまとめました。
▼時限イベントと消滅条件一覧表(クリックで展開)
| イベント名 | 発生・攻略推奨時期 | 取り返しがつかなくなる条件・結果 |
|---|---|---|
| 運河要塞攻略とキャットの協力 | ジェラール時代〜初期 | 強行突破したり、キャット(シティシーフ)の依頼を無視して年代ジャンプすると、シティシーフが仲間にならなくなる。必ずキャットの依頼を受け、隠しルートから潜入すること。 |
| カンバーランドの王位継承問題 | 情報入手後すぐ | 王位継承の揉め事を知った後、解決せずにエリア移動や全滅をすると、カンバーランドが滅亡する。ホーリーオーダーの加入が大幅に遅れるか、最悪の場合加入不可になるルートも。 |
| コムルーン火山の噴火阻止 | 火山活動再開の報告後 | 火山活動を放置して噴火させると、「浮上島」が出現し、古代魔術書(冥術)が手に入るが、サラマンダーが仲間にならなくなる。逆に噴火を阻止すればサラマンダーが加入するが、冥術は手に入らない(二者択一)。 |
| 人魚薬の作成(マーメイドイベント) | 年代経過に注意 | 人魚薬の素材集めイベントを開始した後、薬を完成させずに年代ジャンプするとイベントが消滅する。開始したら必ずその年代中に完遂すること。 |
特に「カンバーランドの王位継承」は罠が多く、マップに入っただけでイベントフラグが立つ場合があります。準備不足のまま足を踏み入れ、解決せずに他の地域へ移動してしまうと、国が滅びてしまいます。カンバーランドに行く際は、必ず直前のセーブデータを残し、一気にクリアする覚悟で臨んでください。
選択肢による加入クラス・アイテムの喪失リスク(武装商船団、サラマンダー等)
イベント中の会話選択肢も重要です。皇帝の返答一つで、相手が敵対するか、服従するか、あるいは同盟を結ぶかが決まります。特に影響が大きいのが「武装商船団」との交渉です。
北ロンギットの武装商船団イベントでは、強引に服従させるルートと同盟を結ぶルートがあります。ここで誤って解散を命じたり、交渉を決裂させたりすると、優秀な斧使いであるクラス「武装商船団」を仲間にできなくなるリスクがあります。基本的には「協力関係」や「同盟」を目指す選択肢を選ぶのが無難ですが、特定の陣形を取りたい場合はあえて服従させる必要があるなど、目的によって正解が変わります。
また、前述のコムルーン火山のイベントは、クラス「サラマンダー」と術系統「冥術」の完全な二者択一です。1周のプレイで両方を得ることは絶対にできません。サラマンダーは固定装備が優秀で腕力も高い最強クラスの一角ですが、冥術は「シャドウサーバン」という強力な補助術を含みます。初心者はサラマンダーを救う「噴火阻止ルート」を強く推奨しますが、2周目以降でコンプリートを目指す場合は、あえて噴火させる選択も必要になります。
最終皇帝出現の条件と、それまでに済ませておくべきこと
本作の主人公である歴代皇帝たちの戦いは、七英雄のうち5名以上を倒し、かつ一定の年代が経過すると登場する「最終皇帝」へと引き継がれます。最終皇帝が登場すると、それ以降は年代ジャンプが発生しなくなります。つまり、イベントのクリアによる年代スキップができなくなり、未消化のイベントのいくつかは進行不能になります。
最終皇帝が出現する前に済ませておくべきこととして、以下の点が挙げられます。
- 技の閃きと道場の利用: 最終皇帝になるとパーティメンバーを自由に入れ替えて「閃き適正」を調整することが難しくなります。
- 合成術の開発: 術法研究所での合成術発注は年代経過で完成するため、最終皇帝になる前に必要な術は発注を済ませておく必要があります。
- 特定のクラス加入イベント: アマゾネスや海女など、特定の皇帝(女性皇帝など)でないと進行しにくいイベントは早めに消化しましょう。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「年代ジャンプのコントロールミスで発生する『強制最終皇帝』の悲劇は、多くのプレイヤーが涙を飲んだポイントです。七英雄を倒しすぎて意図せず最終皇帝が出てしまい、開発中の武器が受け取れない、あるいは仲間にしていないクラスが消滅するといった事態です。これを防ぐには、字幕イベント(年代ジャンプの判定があるイベント)をクリアする前に、現在の経過年代数と倒した七英雄の数を確認する癖をつけることです。計画的に『全滅』を利用して年代を進めるテクニックも、時には必要になります」
名前入力・性別選択など、システム上の変更不可要素
ゲーム開始時に決定する最終皇帝の名前と性別は、後から絶対に変更できません。特に性別は重要で、男性と女性では装備できる防具の一部や、誘惑技(テンプテーション)への耐性が異なります。一般的に、女性皇帝の方がロックブーケのテンプテーションを無効化できるため、攻略難易度は若干下がります。しかし、男性皇帝専用の装備やイベントの雰囲気もあるため、好みで選んでも詰むことはありません。
また、アバロンの木や術法研究所などの施設建設場所も一度決めると移動できません(リメイク版でのUI変更に伴い場所が固定化されている施設もありますが、開発順序は取り返しがつきません)。リソース(クラウン)は有限ではありませんが、稼ぐのには時間がかかるため、無駄な投資は避けたいところです。
効率重視!七英雄撃破の推奨ルートと年代ジャンプ管理
「次はどこへ行けばいい?」という疑問は、フリーシナリオ最大の悩みです。ここでは、効率よく戦力を強化しつつ、難易度の上昇を抑えて攻略するための「推奨ルート」を提示します。敵の強さは戦闘回数に応じて上昇するため、無駄な戦闘を避けつつ、実入りの良いイベントを優先してこなすのが鉄則です。
序盤(ジェラール時代):クジンシー撃破〜運河要塞攻略のベストアンサー
物語はレオン皇帝からジェラールへの継承を経て本格的に始まります。まずはソーモンでクジンシーを倒し、父の仇を討ちましょう。その後、ゴブリンの穴でのレベル上げはほどほどにし、アバロンの泥棒騒ぎイベントを進めて「キャット」と接触します。
ここで重要なのは、運河要塞攻略において強行突破を選ばないことです。キャットの協力を得て潜入ルートを選択すれば、戦闘回数を最小限に抑えつつ、ボスに奇襲をかけることができます。また、この過程で入手できる「10万クラウン」などの資金は、初期の武具開発に不可欠です。運河要塞クリア後は年代ジャンプが発生しやすいため、ここでしっかりと準備を整えてからボスを倒しましょう。
中盤(領土拡大期):武装商船団〜ボクオーン・ロックブーケ攻略の優先順位
運河要塞クリア後は世界が広がります。優先すべきは「収入の確保」と「移動手段の確保」です。以下の順序での攻略を推奨します。
- カンバーランド制圧: ソーモンから船でマイルズへ行き、そこから徒歩でカンバーランドへ。滅亡させずにクリアすれば、優秀な「ホーリーオーダー」が加入し、大幅な領土収入が得られます。
- 北ロンギット(武装商船団): 収入が多く、陣形「ラピッドストリーム」を入手するために必須。ハリア半島ルートかメッシナ鉱山ルートで解決し、同盟または服従させます。
- ルドン高原〜ナゼール: 「東のダンジョン」をクリアし、南へ進出。「ムーの越冬地」から「南のダンジョン」をクリアしてサイゴ族を仲間にしつつ、子供と子ムーのイベントをこなします。
- サバンナ(ボクオーン): 地上戦艦の攻略は、軍師の策を採用するのが最も安全です。大学を建設して軍師を仲間にし、ステップでのイベントを進めましょう。
この段階で注意すべきは、七英雄ダンターグとの遭遇です。子供と子ムーのダンジョンなどでランダムに出現することがありますが、準備が整っていない場合は無理に戦わず撤退するか、遭遇しないルートを探すべきです。
終盤(最終皇帝):残りの七英雄撃破とラストダンジョンへの準備
七英雄を5人以上倒すと最終皇帝が登場します。残っている七英雄(多くの場合、ノエル、スービエ、ロックブーケあたり)を順次撃破していきます。この時期になると敵のランクも最高潮に達しているため、装備開発と術の研究が完了していることが前提となります。
特に「沈没船」イベント(スービエ)は、人魚薬イベントをこなしていないと突入できない場合があるため注意が必要です。また、移動湖のノエルは、和解することも可能ですが、最終的には倒さなければなりません。ラストダンジョンへ向かう前には、回復アイテムの補充はもちろん、見切り技(ソウルスティール、テンプテーションなど)が全員にセットされているかを入念に確認してください。
独自の検証:あえて「全滅」して皇帝継承を行うメリットとタイミング
通常、全滅は避けるべきものですが、ロマサガ2においては「戦略的撤退」としての全滅が有効な場合があります。これを「皇帝継承リセット」と呼びます。
例えば、今の皇帝のLPが残り少なく探索に不安がある場合や、どうしても特定の陣形を持つクラスを皇帝にしたい場合(例:アマゾネスを皇帝にして「アマゾンストライク」を取りたいが、候補に出てこない時)などです。あえて雑魚敵で全滅し、継承候補を選び直すことで、理想のパーティ編成を整えることができます。
ただし、全滅すると前皇帝のLPは0になりロストします。貴重なスキルレベルを持ったキャラを失うデメリットもあるため、実行する際は「陣形入手のため」など明確な目的がある時に限定しましょう。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「リメイク版で議論を呼んでいるのが『ワグナス』への早期挑戦ルートです。SFC版では終盤の強敵でしたが、リメイク版ではセキシュウサイとの一騎打ちイベントなどを経て、比較的早い段階で挑むことも可能です。早期に倒せば『浮遊城』へのアクセスが不要になり、移動の手間が省けますが、彼の放つ『サイコバインド』は序盤のパーティを壊滅させる威力があります。腕に自信があるなら挑むのも一興ですが、基本的にはHPが500を超え、マリオネットなどの対抗策を用意できてから挑むのが定石です」
最強パーティ構築論:おすすめクラス・陣形・アビリティ
リメイク版ではクラスごとのステータスやアビリティが見直され、SFC版とは異なる「最強」の定義が生まれています。ここでは、シナジーを重視した具体的な編成例を紹介します。
序盤〜中盤のおすすめクラスと役割(軽装歩兵、宮廷魔術師など)
序盤の要となるのは、バランスの良い「軽装歩兵」と、術のスペシャリスト「宮廷魔術師」です。
- 軽装歩兵(ジェシカ等): 剣と大剣の扱いが得意で、素早さもそこそこ高いため、先手を取ってスタン技(なぎ払い等)を入れる役に最適です。
- 宮廷魔術師(男・女): 最初から術を使える貴重な戦力。特に風術の「ウインドカッター」は序盤の主力ダメージ源となり、水術「生命の水」での回復役も兼任できます。
- 格闘家: 「空圧波」などの体術は武器開発に依存せずダメージが出せるため、資金難の序盤では頼りになります。ただし、素早さが低めなので行動順には注意が必要です。
終盤・クリア後の最強クラス候補(忍者、陰陽師、ホーリーオーダー等)
終盤では、特化した能力を持つクラスが輝きます。
- 忍者(フヨウ等): リメイク版でもトップクラスの素早さを誇ります。体術を使わせれば、敵が動く前に大ダメージを与えたり、スタンさせたりすることが可能です。アビリティの「奇襲成功時ダメージアップ」も強力です。
- ホーリーオーダー(男): 腕力と魔力が共に高く、剣と光術の両刀使いとして活躍します。重装備で防御力が高いのも魅力。
- 陰陽師: コムルーン火山の噴火(冥術ルート)あるいは追憶の迷宮で加入。冥術のスペシャリストであり、魔力が極めて高いです。
- インペリアルガード: 圧倒的な腕力と体力を持ち、槍や大剣での火力役として最強クラスです。
陣形はこれで決まり!「ラピッドストリーム」一強時代の終焉と新メタ
SFC版で最強の名をほしいままにした「ラピッドストリーム(全員先制攻撃)」ですが、リメイク版では仕様変更により「必ず先制できるわけではない(行動順補正が大幅アップに変更)」や「被ダメージ時にスタンしやすい」などのデメリットが強調されています。依然として強力ですが、万能ではなくなりました。
代わって注目されているのが、以下の陣形です。
▼状況別おすすめ陣形と入手クラス一覧
| 陣形名 | 入手クラス | 特徴・おすすめ理由 |
|---|---|---|
| インペリアルクロス(改) | 初期所持(改は開発) | 前衛の防御力が大幅に上がり、囮として機能する。リメイク版ではターゲット集中効果がより明確になり、パリイ役を置くことで鉄壁の守りとなる。 |
| アマゾンストライク | アマゾネス | 前衛3人の腕力と素早さが上昇し、行動順補正も高い。物理攻撃主体のパーティにおける最高峰の攻撃的陣形。 |
| 鳳天舞の陣 | 軍師 | 中央の皇帝に攻撃が集中し、皇帝の防御力が上がる。カウンター技や魔法盾と組み合わせることで、敵の猛攻をしのぐのに最適。 |
| ラピッドストリーム | 武装商船団 | 全員の素早さが大幅アップ。リメイク版でも連携ゲージを溜めやすく、雑魚散らしには依然として最適解。 |
必須級の「極意」化すべきアビリティと組み合わせ
アビリティは極意化することで、クラスに関係なく装備できるようになります。優先して取得すべきアビリティは以下の通りです。
- パワーヒット(フリーファイター): 腕力が上昇する。物理アタッカー全員に装備させたい基本スキル。
- ポーカーフェイス(宮廷魔術師): 術のダメージが上昇する。術士には必須。
- オートパリイ(ベア/重装歩兵): 一定確率で攻撃を無効化する。盾役だけでなく、全員の生存率を高める神アビリティ。
- 精神統一(ホーリーオーダー): 状態異常にかかりにくくなる。魅了や混乱が致命的な後半戦で真価を発揮します。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「連携ダメージを最大化するためには、行動順の調整が不可欠です。リメイク版の連携は、繋げば繋ぐほど倍率が上がります。そのため、素早いキャラ(忍者やシーフ)に始動技を使わせ、最後に最も火力の高いキャラ(インペリアルガード等)が強烈な一撃を叩き込む順番になるよう、陣形や装備重量で素早さを微調整しましょう。これが決まれば、七英雄ですら1ターンで沈めることが可能です」
育成効率を最大化する技術点稼ぎと閃き道場
「敵が強くて勝てない」という状況を打破するには、キャラクターの育成が必要です。しかし、ただ闇雲に戦うだけでは敵ランクが上がり、かえって苦戦することになります。ここでは、効率的な稼ぎ方と技の習得法を解説します。
序盤・中盤・終盤の技術点(経験値)稼ぎスポット
技術点(経験値)を稼ぐ際は、倒しやすく、かつ実入りの良い敵を選ぶのがコツです。
- 序盤:ルドン高原
アクアレイク周辺などに出現する敵は比較的弱く、数も手頃です。ここで基礎ステータスを底上げしましょう。 - 中盤:サンドロ(移動湖周辺)
イロリナの星など、技術点の高いモンスターが出現しやすくなります。即死技や全体攻撃術があれば効率よく回れます。 - 終盤:ワイリンガ湖(アルビオン)
魚系シンボルから出現する「アルビオン」は、高い技術点を持っています。HPが高いですが、スタンや麻痺が効く場合もあり、慣れれば絶好のカモになります。
技の「閃き」システム解説と効率的な「閃き道場」の利用法
サガシリーズの代名詞である「閃き」。強力な技はレベルアップではなく、戦闘中に頭上の電球マークと共に習得します。強い敵と戦うほど、強い技を閃く確率が上がります。
おすすめの「閃き道場(技を覚えるためにあえて利用する強敵)」は以下の通りです。
- ディープワン道場(アバロンの地下水路):
序盤から戦える固定敵。そこそこ閃きレベルが高く、「空圧波」や「影ぬい」などを狙えます。倒さずに逃げれば何度でも挑戦可能です。 - 守護者道場(エイルネップの塔):
中盤の壁。非常に強いですが、その分、高ランクの技(音速剣、削岩撃など)を閃くチャンスです。麻痺させて無力化し、通常攻撃を繰り返して粘りましょう。 - アルビオン道場(終盤):
最強クラスの技(無明剣、乱れ雪月花など)を閃くならここ。全滅のリスクもありますが、リターンは最大です。
▼主要な技の閃き派生と適正武器リスト
| 武器種 | 基本技 | 派生する強力な技 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 大剣 | 巻き打ち | 強撃 → 無無剣 → 無明剣 | 無明剣は本作最強クラスの火力。大剣使いは必須。 |
| 剣 | 二段斬り | 線斬り → 残像剣 | 残像剣は全体攻撃として非常に優秀。 |
| 槍 | 足払い | エイミング → 活殺獣神衝 | 活殺獣神衝はダメージ+器用さダウンの効果。 |
| 斧 | トマホーク | ヨーヨー → スカイドライブ | ヨーヨーはコスパ最強の中距離技。 |
| 体術 | パンチ | キック → ソバット → 千手観音 | 千手観音は最強の単体火力。忍者に使わせよう。 |
術法研究所の建設と合成術の習得優先度
術法研究所を建設すると、術の習得や合成術の開発が可能になります。合成術は2つの属性を組み合わせた強力な術で、戦局を大きく変えます。
優先すべき合成術は以下の通りです。
- 妖精光(風+光): 素早さを大幅に上げる自己強化術。体術の威力アップや先制攻撃に必須。
- エリクサー(水+土): HP全回復+状態異常治療。回復の要。
- クリムゾンフレア(火+光): 超高火力の攻撃術。遠距離からボスのHPを削り取るのに最適。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「『マスターレベル』という概念を忘れてはいけません。これは武器種や術系統ごとに設定された帝国全体の熟練度で、戦闘で使用するほど上昇します。新しい皇帝や仲間が加入した時の初期レベルは、このマスターレベルに依存します。つまり、特定の武器ばかり使っていると、他の武器を使うキャラがいつまで経っても弱いままになります。雑魚戦では意識して色々な武器・術を使い、帝国全体の底上げを図ることが、長期的な安定につながります」
アバロンの都市開発と武器・防具開発の優先順位
皇帝の仕事は戦闘だけではありません。帝都アバロンを発展させ、優秀な武具を開発することも重要な責務です。限られた予算を何に投じるべきか、その優先順位を解説します。
優先して建設・設置すべき施設(アバロンの木、帝国大学、インペリアルガード)
- 術法研究所(100万クラウン): 最優先。これがないと術戦力が育たず、合成術も使えません。クジンシー撃破後、資金が溜まり次第すぐに作りましょう。
- アバロンの木: リメイク版の新要素で、戦闘回数に応じて成長し、収入やアイテムをもたらします。早めに植えるほど恩恵が大きくなります。
- 帝国大学(200万クラウン): 軍師を仲間にするために必要。天の術のレベルなどの条件がありますが、ボクオーン攻略前には建てておきたい施設です。
- インペリアルガード設立(30万クラウン): 終盤向けの強力なクラスが加入します。費用対効果が高いので、余裕ができたらすぐに。
武器開発はどれから進める?大剣・斧・槍の優先度
武器開発は攻撃力に直結します。全ての武器を開発するのは資金的に厳しいため、主力となる武器種に絞りましょう。
- 大剣(最優先): 威力が高く、多くのクラスが得意とします。「クロスクレイモア」まで開発すれば、最後まで主力として使えます。
- 斧: 命中率に難がありますが、威力はトップクラス。「グレートアクス」などの開発品は非常に強力です。
- 剣・槍: バランスが良く、使い手が多いため、余裕があれば進めましょう。
- 弓・小剣: 特定の役割(対空など)では強いですが、汎用性では大剣・斧に劣ります。後回しで構いません。
防具開発の罠:全身鎧よりも服・兜を優先すべき理由
防具開発には罠があります。それは「全身鎧」です。全身鎧は防御力が高い反面、重量が非常に重く、素早さが低下します。また、術の威力に悪影響を与える隠しパラメータが存在する場合もあります。
おすすめの開発順序は以下の通りです。
- 服(強化服): 軽くて防御性能が良い。武道着や強化服は全員に装備させたいレベルです。
- 兜・帽子: 状態異常耐性を持つものが多く、頭部の守りは重要です。
- 盾・ガーダー: オートパリイなどと組み合わせると強力ですが、両手武器を使うキャラには不要です。
▼開発段階別おすすめ装備ロードマップ
| 段階 | おすすめ開発・入手装備 | 理由 |
|---|---|---|
| 序盤 | バスタードソード(大剣)、ロングスピア(槍)、ソーモンの指輪(アクセ) | クジンシーの館で手に入るソーモンの指輪は精神耐性があり、終盤まで使える神装備。 |
| 中盤 | ハルモニアの鎧(全身鎧)、アースガード(ガーダー) | ハルモニアの鎧は重いが硬い。壁役のベアなどに着せよう。 |
| 終盤 | 黒のガラドリエル(全身鎧)、クロスクレイモア(大剣)、ウィルガード | 黒のガラドリエルは最高峰の防御力。クロスクレイモアは攻撃力70超えの最強量産武器。 |
クリア後要素とやり込み(トロフィーコンプリート)
エンディングを迎えても、皇帝の戦いは終わりません。リメイク版には充実したクリア後要素が用意されています。
クリア後の追加ダンジョン「追憶の迷宮」と隠しボス
本編クリア後、あるいは条件を満たすと挑戦できる「追憶の迷宮」は、高難易度のダンジョンです。ここでは過去の皇帝たちの記憶を辿りながら、本編では入手できない最強の武器やリング、そして新たなクラス「陰陽師」や「忍者」を仲間にするためのアイテムが入手できます。最深部には七英雄をも凌ぐ強さの隠しボスが待ち受けており、攻略班としての腕が試されます。
「強くてニューゲーム(NG+)」の引き継ぎ要素と2周目の楽しみ方
クリアデータを引き継いで最初からプレイする「強くてニューゲーム」が実装されています。引き継げる要素は以下の通りです。
- キャラクターのステータス(HP、WP、JP、スキルレベル)
- 習得した技・術・見切り
- 所持金・アイテム(一部のイベントアイテムを除く)
- 開発した武器・防具の情報
2周目では、1周目で選ばなかった選択肢(例:火山噴火ルート、運河要塞強行突破など)を試したり、最高難易度「オリジナル」や「ロマンシング」に挑戦したりするのが醍醐味です。圧倒的な強さで序盤のボスを蹂躙する爽快感は、NG+ならではの楽しみです。
プラチナトロフィー獲得に向けた難関項目と対策
トロフィーコンプリートを目指す場合、鬼門となるのが以下の項目です。
- 全技・術の習得: 全ての技を閃き、全ての術を開発する必要があります。派生表を確認しながら埋めていく地道な作業が必要です。
- 全クラスの加入: 選択肢によって加入不可になるクラス(サラマンダーと陰陽師など)があるため、最低でも2周のプレイが必須となります。
- 難易度ロマンシングでのクリア: 敵のステータスが極限まで強化されたモードでのクリア。陣形、連携、見切りを完璧に使いこなさなければ達成できません。
よくある質問 (FAQ)
最後に、多くの皇帝たちが抱く疑問にQ&A形式でお答えします。
Q. 冥術とサラマンダー(天の術)、どちらを取るべきですか?
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「1周目は迷わず『サラマンダー(噴火阻止)』を推奨します。サラマンダーは腕力・体力が共に高く、固定装備の耐熱性能も優秀で、ラスボス戦を含むあらゆる局面で安定した戦力になります。冥術はトリッキーで面白いですが、使いこなすには知識が必要で、必須ではありません。まずは王道の攻略でゲームシステムを理解し、冥術は2周目の楽しみにとっておくのがベストです」
Q. 最終皇帝以外の皇帝でクリアすることは可能ですか?
はい、可能です。これを「最終皇帝以外クリア」と呼びます。コッペリアを皇帝にしてクリアするなど、縛りプレイの一種として人気があります。ただし、リメイク版ではイベント進行のフラグ管理が厳密になっているため、意図的に調整しない限りは自然と最終皇帝が出てくる設計になっています。挑戦する場合は、初期から綿密な年代計算が必要です。
Q. 敵が強くなりすぎて勝てない時はどうすればいいですか?
敵の強さ(ランク)は戦闘回数に依存しますが、こちらの装備や技が追いついていないことが主な原因です。まずは「ラピッドストリーム」や「鳳天舞の陣」など防御・先制に優れた陣形に変えてみてください。それでも勝てない場合は、スタン技(なぎ払い、フェイント)や状態異常技(マリオネット、ライトボール)を多用して敵の行動を封じる戦術に切り替えましょう。サガは「殴り合い」よりも「搦め手」が強いゲームです。
まとめ:歴史を紡ぎ、あなただけの帝国を築き上げよう
『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、あなたの選択の一つ一つが歴史となり、独自の物語を形成する素晴らしいRPGです。取り返しのつかない要素や難解なシステムに最初は戸惑うかもしれませんが、今回解説した要点を押さえれば、必ずや帝国を繁栄させ、七英雄との因縁に決着をつけることができるはずです。
歴30年のサガシリーズ専門攻略ライターのアドバイス
「攻略情報はあくまで『地図』に過ぎません。どの道を歩き、どんな景色を見るかは皇帝であるあなた次第です。全滅しても、失敗しても、それはあなたの帝国だけの歴史です。効率を求めるのも良いですが、ふと気になったダンジョンに寄り道したり、気に入ったキャラクターを意地でも使い続けたりする『遊び心』こそが、本作を最大限に楽しむための秘訣です。どうか、あなただけの素晴らしい歴史を紡いでください」
進行状況別・やるべきことチェックリスト
- [序盤] クジンシーを倒し、キャットと協力して運河要塞を攻略したか?
- [中盤] 術法研究所を建設し、アバロンの木を植えたか?
- [中盤] 武装商船団と同盟を結び、ラピッドストリームを入手したか?
- [終盤] 最終皇帝が出る前に、合成術の発注と必要なクラスの加入を済ませたか?
- [クリア前] 見切り技(ソウルスティール等)を全員にセットしたか?
さあ、コントローラーを握り、アバロンの玉座へ戻りましょう。帝国全土が、皇帝の帰還を待っています。
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