「憧れのレイバンを買ったはずなのに、鏡を見るとどこか違和感がある」「長時間かけていると頬に跡がついたり、ずり落ちてきたりする」
眼鏡専門店で18年間、15,000人以上のお客様のアイウェア選びに携わってきた私のもとには、ネット購入で失敗したサングラスの持ち込み相談が後を絶ちません。特に世界で最も有名なアイウェアブランドであるRay-Ban(レイバン)は、その人気ゆえに「サイズ選びの難しさ」と「精巧な偽物の流通」という2つの大きな落とし穴が存在します。
結論から申し上げます。レイバン選びで最も重要なのは、流行のモデルを追うことではなく、「サイズ感とフィッティング(掛け心地)」です。欧米人向けに設計された骨格基準ではなく、日本人の骨格に合う「アジアンフィット」を正しく選び、正規保証のある店舗で購入すれば、レイバンはあなたの一生モノの相棒になります。
本記事では、認定眼鏡士である私が、プロの視点で以下の3点を徹底解説します。
- 認定眼鏡士が教える「日本人でもサングラス負けしない」サイズ選びの鉄則
- ウェイファーラーなど人気3大モデルの特徴と似合う顔型診断
- ネット購入でも失敗しない!偽物を見抜く5つのチェックポイント
これを読めば、もう「似合わない」と悩むことも、「偽物かもしれない」と不安になることもありません。あなたにとって最高の1本を見つけるための、完全ガイドを始めましょう。
なぜレイバンなのか?世界最高峰のレンズ性能と「G-15」の魅力
レイバンが単なるファッションアイテムではなく、「光学機器」として世界中で信頼されている理由をご存知でしょうか?その歴史は1937年、アメリカ空軍のパイロットのために「光学的にも目を守る」というコンセプトのもとで開発されたことに始まります。ブランド名の「Ray-Ban」は文字通り「光(Ray)を遮断する(Ban)」という意味を持っており、創業以来、機能美を追求し続けてきました。
多くの人がデザインに惹かれてレイバンを手に取りますが、私が眼鏡士として推奨する最大の理由は、その圧倒的な「レンズ性能」にあります。ここでは、レイバンの真髄とも言えるレンズの魅力について、専門的な視点から深掘りしていきます。
紫外線カット率99.9%だけではない「光学的優位性」
現在、市場に出回っている安価なサングラスでも「紫外線カット率99%」を謳うものは少なくありません。しかし、レイバンのレンズが決定的に異なるのは、紫外線をカットしたその先にある「見え方の質」です。
安価なレンズは、製造過程で微細な歪みが生じやすく、長時間装用していると脳がその歪みを補正しようとして眼精疲労や頭痛を引き起こすことがあります。これを「光学的な収差」と呼びます。一方、レイバンの純正レンズは、極めて高い精度で研磨されており、裸眼に近い自然な視界を提供します。特に長時間のドライブやアウトドアシーンにおいて、夕方になった時の目の疲れ方に雲泥の差が出ます。
また、レイバンのレンズは、単に光を暗くするのではなく、対象物のコントラストを明確にし、自然な色調を再現するように設計されています。これは「可視光線透過率」と「分光透過率曲線」の絶妙なバランスによるもので、長年の研究データの蓄積がなせる業なのです。
「見え方の質」が変わる!ガラスレンズ(G-15)とプラスチックレンズの違い
レイバンの代名詞とも言えるのが、1952年に開発された「G-15」というレンズカラーです。これは「Greenレンズで可視光線透過率15%」を意味し、最も自然な色調で見えると言われています。そして、このG-15レンズの多くには、現在では珍しくなった「強化ガラス」が採用されています。
最近のサングラスの主流は、軽量で割れにくいプラスチック(ポリカーボネートやCR-39など)ですが、レイバンがあえてガラスレンズを採用し続けるには理由があります。それは、ガラス特有の「透明度の高さ」と「傷への強さ」です。
認定眼鏡士のアドバイス
「店頭で初めてガラスレンズのレイバンを持ったお客様は、『重い!』と驚かれます。確かにプラスチックに比べて重量はありますが、この重みこそが高級感の証であり、安定した掛け心地を生む要素でもあります。何より、ガラスレンズ越しの視界は『空気が澄んで見える』と表現されるほどクリアです。砂埃が舞うような過酷な環境でも傷がつきにくく、10年、20年と使い続けてもレンズの輝きが失われないのは、ガラスならではの特権です。」
それぞれの素材には一長一短があります。ご自身のライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。以下の比較表を参考にしてください。
▼ガラスレンズ vs プラスチックレンズ メリット・デメリット比較表(クリックで開く)
| 比較項目 | ガラスレンズ(クリスタル) | プラスチックレンズ |
|---|---|---|
| 透明度・解像度 | 非常に高い(アッベ数が高く歪みが少ない) | 高い(素材により異なる) |
| 耐傷性 | 非常に強い(砂や埃で傷つきにくい) | 比較的弱い(コーティング依存) |
| 重量 | 重い(重厚感がある) | 軽い(長時間でも楽) |
| 耐衝撃性 | 強い衝撃で割れる可能性がある(強化処理済) | 割れにくい(スポーツ向き) |
| 経年劣化 | ほぼ劣化しない | 熱や紫外線で徐々に劣化する |
| おすすめな人 | 見え方の質、耐久性、クラシックな質感を求める人 | 軽さを重視する人、スポーツをする人 |
運転や釣りで威力を発揮する「偏光レンズ(ポラライズド)」の仕組み
さらに機能性を求める方に強くおすすめしたいのが、「偏光レンズ(Polarized)」です。これは、レンズの間に特殊なブラインド状のフィルターを挟み込むことで、路面や水面、雪面からのギラつく反射光(雑光)をカットする機能を持ったレンズです。
通常のサングラスは光の量を全体的に減らすだけですが、偏光レンズは「見たい光」だけを通して「邪魔な光」を遮断します。例えば、釣りの際に水面の反射が消えて魚の影が見えたり、運転中にフロントガラスへのダッシュボードの映り込みが消えて視界がクリアになったりします。
レイバンの偏光レンズモデルには、レンズのロゴの横に「P」のマークが入っています(例:Ray-Ban P)。価格は通常モデルより高くなりますが、運転時の目の疲れを軽減したい方や、クリアな視界を確保したい方にとっては、価格以上の価値が確実にあります。一度使うと、もう普通のサングラスには戻れないほどの快適さを提供してくれます。
「似合わない」を解決!日本人のための失敗しないレイバンの選び方
「サングラスをかけると、どうしても『やらされている感』が出る」「頬にフレームが当たって笑うと浮いてしまう」
これらは、日本人のお客様から最も多く寄せられる悩みです。しかし、断言します。これらはあなたの顔立ちのせいではなく、単に「選び方」の知識不足が原因です。
レイバンは元々欧米人の骨格に合わせて作られたブランドですが、現在はアジア人の骨格を研究し尽くしたモデルも多数存在します。ここでは、私たち日本人がレイバンをカッコよく、そして快適に着けこなすための「構造的な正解」を解説します。
欧米人骨格との違いを知る:ポイントは「鼻の高さ」と「彫りの深さ」
まず、なぜ「海外モデルのサングラス」が日本人に合わないのか、その根本的な原因を理解しましょう。欧米人と日本人(モンゴロイド骨格)には、顔の立体感に決定的な違いがあります。
- 欧米人:眉骨が高く、鼻筋が目頭の位置から高く隆起している。顔の幅は細く、奥行きがある。
- 日本人:顔全体が平面的で、鼻の付け根(鼻根)が低め。頬骨が高く張り出しており、顔の幅が広い。
欧米仕様のサングラス(インターナショナルモデル)は、高い鼻と眉骨でフレームを支える前提で設計されており、レンズの傾斜角(前傾角)がきつく設定されています。これを日本人がそのままかけると、鼻で支えきれずにずり落ち、フレームの下部が頬骨に食い込み、さらには眉毛がフレームの上から完全に出てしまうという「残念な状態」になります。
必須知識!「アジアンフィット(Fモデル)」と「インターナショナル」の違い
この骨格問題を解決するために開発されたのが、「アジアンフィット(フルフィット)」モデルです。品番の末尾に「F」がついているものがこれに該当します(例:RB2140F)。
アジアンフィットモデルは、単にサイズを変えただけではありません。日本人の顔に合うように、ミリ単位でフレームの設計が変更されています。
- ノーズパッド(鼻盛り)の大型化:鼻が低くてもしっかり乗るように、パッドが高く、丸みを帯びた形状になっています。
- カーブの緩やかさ:顔の平坦さに合わせ、フレーム全体のカーブ(反り)を浅くし、こめかみへの圧迫を軽減しています。
- 傾斜角の調整:レンズの傾きを緩やかにすることで、頬への接触を防ぎ、光が隙間から入るのを防ぎます。
認定眼鏡士のアドバイス
「ネット通販や並行輸入品の中には、安価で販売されているものの、末尾に『F』が付いていないインターナショナルモデルが混在しています。鼻が高い自覚がある方以外は、絶対に『F』モデルを選んでください。特にウェイファーラーの場合、インターナショナルモデルは傾斜がきつすぎて(約20度)、日本人がかけるとレンズの下端が頬に突き刺さるようになり、笑うたびにサングラスが持ち上がってしまいます。快適な視界と見た目のスマートさを両立させるには、品番確認が命綱です。」
顔幅に合わせた「レンズサイズ(52mm / 54mm)」の正解
次に重要なのが「サイズ選び」です。レイバンの多くのモデルには、レンズの横幅を示すサイズ展開(例:52mm、54mm)があります。たった2mmの違いですが、顔に乗せた時の印象は劇的に変わります。
一般的に、日本人の顔は欧米人に比べて横幅が広いため、少し大きめのサイズが推奨されることが多いですが、これはあくまで一般論です。重要なのは「黒目の位置」と「顔の余白」です。
- 52mm(標準サイズ):小顔の方や、クラシックにタイトにかけたい方に適しています。黒目がレンズの中心付近に来やすく、知的な印象を与えます。
- 54mm(ラージサイズ):顔幅が広めの方や、あえてオーバーサイズでカジュアルにかけたい方に適しています。頬骨の張り出しをカバーする効果もあります。
サイズの合わないサングラスは、小さすぎると顔が大きく見え(顔デカ効果)、大きすぎると「昆虫」のような不自然な印象を与えてしまいます。理想は、フレームの横幅が顔の最大幅(こめかみ部分)と同じか、やや内側に収まる程度です。
▼サイズ違い(52mm vs 54mm)による着用印象の違い詳細
【52mmを選んだ場合】
フレームが顔の中にコンパクトに収まり、ヴィンテージ感やモードな雰囲気が強まります。スーツスタイルやジャケットなど、きちんとした服装にも合わせやすいサイズ感です。ただし、顔幅が広い方が無理にかけると、テンプルが外側に広がりすぎて破損の原因になります。
【54mmを選んだ場合】
レンズ面積が広くなるため、小顔効果が期待できます。また、視界も広くなるため実用性が高いです。パーカーやTシャツなど、ラフなスタイルに合わせるならこちらのサイズが今のトレンドに近いです。ただし、小顔の方がかけるとサングラスが歩いているような印象になりがちです。
眉毛が出るとダサい?フレームラインと眉のバランス調整術
「サングラスから眉毛が完全に出ていると間抜けに見える」という話を聞いたことはありませんか?これは日本人のサングラス選びにおける永遠のテーマです。
理想的なバランスは、「フレームの上リム(縁)と眉毛のラインが重なるか、眉毛が少しだけ覗く程度」です。しかし、日本人は目と眉の距離が離れている傾向があるため、どうしても眉毛が出てしまいがちです。
これを解消するテクニックは2つあります。一つは、フレームの天地幅(縦幅)があるモデル(ウェイファーラーなど)を選ぶこと。もう一つは、フィッティング調整で鼻パッドの位置を微調整し、サングラスをかける位置を物理的に少し上げることです。ただし、上げすぎるとまつ毛がレンズに触れてしまうため、プロによる絶妙な調整が必要になります。
「眉毛が出る=NG」と神経質になりすぎる必要はありませんが、フレームのカーブと眉のカーブが平行になっていると、眉が出ていても自然で美しい調和が生まれます。試着の際は、鏡で「眉の形」と「フレームの上部の形」が似ているかどうかもチェックしてみてください。
プロが厳選!レイバンの絶対定番モデル3選と特徴・サイズ感
レイバンには数え切れないほどのモデルが存在しますが、時代を超えて愛され続ける「名作」と呼ばれるモデルは限られています。初めてのレイバンであれば、奇をてらったモデルよりも、歴史に裏打ちされた定番モデルを選ぶのが間違いありません。リセールバリューも高く、どんなファッションにも合わせやすいからです。
ここでは、プロの視点で厳選した「絶対に外さない3大モデル」について、日本人向けの選び方を解説します。
【不動のNo.1】ウェイファーラー (Wayfarer / RB2140F)
1952年の誕生以来、ボブ・ディランから木村拓哉氏まで、数々のスターに愛用されてきた「ロックの象徴」であり、レイバンのアイコンそのものです。
- 特徴:太めのセルフレームで作られたウェリントン型。重厚感があり、掛けるだけで顔立ちをはっきりと見せる効果があります。前述した「傾斜角」が特徴的で、横顔に独特の立体感を生み出します。
- サイズ選び:日本人の平均的な男性であれば52mmがジャストサイズで最もカッコよく決まります。顔幅が広い方や、ゆったり掛けたい方は54mmを選んでください。
- 似合う顔型:丸顔、面長、四角顔(ベース型)。太いフレームが顔の輪郭を引き締めるため、比較的どんな顔型にも合う万能選手です。
▼ウェイファーラーの種類(オリジナル・ニューウェイファーラー)の違い詳細
ウェイファーラーには大きく分けて2つの種類があります。
- オリジナル・ウェイファーラー (RB2140F): 昔ながらの無骨なデザイン。傾斜角があり、彫りが深く見えます。クラシックな雰囲気を求めるならこちら一択です。
- ニュー・ウェイファーラー (RB2132F): オリジナルを現代的にリデザインしたモデル。フレームが少し細く、横長で、傾斜角が緩やかになっています。オリジナルよりも軽く、顔に馴染みやすいため、サングラス初心者や、さりげなく掛けたい方におすすめです。
【知的な印象】クラブマスター (Clubmaster / RB3016)
50年代のカウンターカルチャーを象徴する、眉毛のようなブローラインが特徴の「サーモントブロー型」です。クラシック回帰のトレンドにより、近年爆発的な人気を誇っています。
- 特徴:メタルとプラスチックのコンビネーションフレーム。ウェイファーラーよりも知的で、少しレトロな雰囲気を演出できます。スーツやシャツスタイルとの相性が抜群です。
- サイズ選び:このモデルは「小さめに掛けるのが粋」とされています。基本サイズは49mmと51mmですが、あえて49mmを選んでタイトに掛けるのがクラシックな正解です。しかし、顔幅が気になる方は51mmが無難です。
- 似合う顔型:三角顔、ベース型。上部のブローラインが視線を上に集めるため、顎のラインをシャープに見せる効果があります。
【日本人女性にも人気】エリカ (Erika / RB4171F) & アビエーター (Aviator)
女性や、柔らかい印象を求める男性におすすめなのが「エリカ」、そしてトップガンでお馴染みの「アビエーター」です。
- エリカ (Erika): 細身のメタルテンプルと、大きめの丸いレンズが特徴のボストン型。非常に軽量で、ラバーコーティングされたマットな質感が肌に馴染みます。鼻パッドが独立していないキーホールブリッジが、鼻筋をスッキリ見せてくれます。
- アビエーター (Aviator / RB3025): 涙のしずくのような「ティアドロップ型」。レイバンの原点ですが、実は日本人には最も難易度が高いモデルです。頬に当たりやすく、顔の余白が目立ちやすいからです。
認定眼鏡士のアドバイス
「アビエーターを日本人がカッコよく掛けるための秘訣は、サイズ選びと『鼻パッド調整』にあります。欧米人のように眼窩にレンズを収めることが難しいため、通常よりも小ぶりなサイズ(55mmや58mm)を選び、さらにクリングス(鼻パッドの金具)を調整して、レンズが頬に触れないギリギリの位置で固定する必要があります。これを怠ると、笑った瞬間にレンズが持ち上がり、非常に残念な印象になります。アビエーターこそ、プロによるフィッティングが不可欠なモデルです。」
▼モデル別・似合う顔型マトリクス図(クリックで詳細)
| 顔型 | おすすめモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 丸顔 | ウェイファーラー、クラブマスター | 直線的なラインを取り入れることで、顔の丸みを引き締め、シャープな印象を与えます。 |
| 面長 | ウェイファーラー(54mm)、アビエーター | 天地幅(縦幅)のあるレンズを選ぶことで、顔の長さを分断し、バランスを整えます。 |
| 四角顔 | エリカ、ラウンドメタル | 丸みのあるフレームを選ぶことで、エラ張りを緩和し、優しい印象をプラスします。 |
| 三角顔 | クラブマスター、アビエーター | 細身のフレームや、下部が細くなっているデザインが、顎のラインを強調しすぎず馴染みます。 |
ネット購入の落とし穴!偽物(スーパーコピー)と正規品の決定的な違い
レイバンは世界で最もコピー商品が多いブランドの一つと言われています。かつては一目でわかる粗悪品が多かったのですが、近年は「スーパーコピー」と呼ばれる、プロでもパッと見では判別が難しい精巧な偽物が増えています。特に、定価の半額以下で販売されている並行輸入品や、怪しい日本語のサイトには細心の注意が必要です。
「本物だと思って買ったら、実は偽物だった」という最悪の事態を避けるために、私たちプロが検品の際に必ずチェックするポイントを公開します。
安すぎる並行輸入品には裏がある?「ルックスオティカジャパン」の保証書
まず、最も確実な見分け方は「保証書」の有無です。日本国内におけるレイバンの正規代理店は「ルックスオティカジャパン株式会社(旧ミラリジャパン)」一社のみです。
国内正規品には、必ず黒い冊子状の「保証書」が添付されており、そこには販売店印と購入日が記載されます。これがない並行輸入品は、本物である可能性もありますが、偽物が混入しているリスクが極めて高く、また国内での正規修理サポートを受けられない場合があります。安心をお金で買うという意味でも、必ず「ルックスオティカジャパンの保証書付き」と明記されている店舗で購入することを強く推奨します。
プロはここを見る!偽物を見分ける5つのチェックポイント
手元にあるレイバン、あるいはこれから購入するレイバンが本物かどうか、以下の5点をチェックしてください。偽物はコスト削減のために、細部の作り込みが甘くなる傾向があります。
- レンズの「RB」刻印:
左レンズ(掛けた時の左側)の耳側の中央付近を光に透かして見てください。「RB」という文字が入っていますか?本物はレーザーやダイヤモンド工具による「彫り込み(砂打ち)」になっており、触るとザラつきがあります。偽物は単なるプリントだったり、刻印が浅かったり、文字の形が歪んでいたりします。 - 蝶番(ヒンジ)の作り:
ウェイファーラーなどの場合、テンプルとフロントを繋ぐ蝶番の金具を見てください。本物は金属の噛み合わせが緻密で、メッキも美しく処理されています。偽物は金具のバリが残っていたり、メッキが安っぽく剥がれやすかったりします。 - テンプルの印字:
右テンプルの内側には「Wayfarer Hand Made in Italy B」などのモデル名と製造国が、左テンプルには「RB2140-F 901 52□22 150 3N」といった品番情報が印字されています。偽物はフォントが微妙に違ったり、文字間隔がおかしかったり、擦るとすぐに消えてしまったりします。 - 鼻パッドの金具(メタルフレーム):
アビエーターなどのクリングス(鼻パッドの足)やパッドの中にある金属パーツには、極小サイズで「R.B」の刻印が入っています。偽物はここが無地であることが多いです。 - 付属品の質:
専用ケースの革(合皮)の質感や、金色のロゴプリントの鮮明さも判断材料です。偽物のケースは独特の化学薬品臭がしたり、ロゴが中心からズレていたりします。また、付属のメガネ拭きの赤色が朱色っぽく安っぽい場合も要注意です。
認定眼鏡士のアドバイス
「持ち込み修理で『フレームが折れた』と来店されるお客様のサングラスを見ると、残念ながら偽物であるケースが少なくありません。本物のアセテート生地は適度な弾力と油分を含んでおり、温めると曲げ調整ができますが、偽物のプラスチックは硬くて脆く、調整しようと熱を加えた瞬間にパキッと折れたり、表面が白く変色したりします。外見は似ていても、素材の品質は全く別物なのです。私たちプロは、持った瞬間の重量バランスや手触りだけで違和感を覚えます。」
安心して買えるショップの条件(公式ストア、認定正規取扱店)
偽物を掴まされない唯一の方法は、「信頼できるルート」から買うことです。
- Ray-Ban公式オンラインストア:間違いなく本物が届き、カスタマイズなども可能です。
- 正規取扱店(実店舗・EC):「ルックスオティカジャパン正規取扱店」の認定を受けている眼鏡専門店や百貨店。店舗検索で確認できます。
- 大手モールの公式出店:Amazonや楽天でも、販売元が公式ブランドや大手眼鏡チェーンであれば安心です。逆に、販売元の住所が海外であったり、連絡先が個人の携帯電話である場合は避けるべきです。
購入後の「フィッティング」とメンテナンスで寿命は変わる
良いサングラスを手に入れても、そのまま掛けているだけでは50点です。残りの50点は「フィッティング(調整)」と「メンテナンス」で決まります。特にネットで購入した場合、届いた状態は「標準設定」であり、あなたの顔に合わせて調整されていません。
サングラスがずり落ちる原因と、眼鏡店での調整(フィッティング)
「下を向くとサングラスが落ちる」「耳の後ろが痛くなる」といった症状は、テンプルの曲げ位置や抱え込み具合が合っていない証拠です。人間の顔は左右非対称であり、耳の高さも奥行きも人によって異なります。
お近くの眼鏡専門店(できれば認定眼鏡士のいる店)に持ち込み、「フィッティングをお願いしたい」と相談してみてください(有料の場合もあります)。プロは以下のポイントを調整します。
- 前傾角:頬に当たらないように角度を調整。
- テンプルの幅:こめかみを圧迫しないように広げたり、逆に緩い場合は狭めたりする。
- モダンの曲げ:耳のカーブに合わせて先端を曲げ、重さを分散させてずり落ちを防ぐ。
この「自分仕様へのチューニング」を行うことで、サングラスは驚くほど軽く感じられるようになり、本来の光学性能を発揮します。
度付きレンズへの交換は可能?(純正レンズ vs 他社製レンズ)
視力が悪い方にとって、度付きサングラスは憧れです。レイバンの多くのモデルは、度付きレンズへの交換が可能です。
- レイバン純正度付きレンズ:レンズに「Ray-Ban」のロゴが入ったまま、度付きにできます。これは正規取扱店でのみオーダー可能です。ブランドのステータスを保ちたい方におすすめです。
- 眼鏡店の汎用レンズ:ロゴは入りませんが、より高機能なレンズ(高屈折率、偏光、調光など)を自由に選べます。コストを抑えたい場合や、特殊な度数の場合に適しています。
長持ちさせるためのお手入れ方法(水洗いの推奨とNG行為)
サングラスの寿命を縮める最大の敵は「汗」と「整髪料」、そして「熱」です。使用後は以下の手順でお手入れをしてください。
- 水洗い:表面についた埃や砂を水で流します。いきなり布で拭くと、砂が研磨剤となってレンズを傷つけます。
- 洗剤は中性洗剤を薄めて:皮脂汚れがひどい場合は、中性洗剤(食器用洗剤)を薄めて使い、指の腹で優しく洗います。石鹸やボディソープ(アルカリ性・酸性)はコーティングを剥がす原因になるので厳禁です。
- 水分を拭き取る:ティッシュで水分を吸い取り、最後に専用のメガネ拭きで仕上げます。
認定眼鏡士のアドバイス
「夏場によくあるトラブルが、車の中への放置です。ダッシュボードの中は70度以上になることがあり、プラスチックレンズは熱で膨張して表面のコートがひび割れ(熱クラック)、フレームは変形してしまいます。特にアセテートフレームは熱で縮む性質があり、一度縮むとレンズが入らなくなってしまいます。『サングラスは車に置きっぱなし』という方は、今すぐやめてください。サングラスは肌身離さず持ち歩くか、涼しい場所に保管するのが鉄則です。」
レイバンに関するよくある質問 (FAQ)
Q. ウェイファーラーの「52mm」と「54mm」で迷ったらどっち?
多くの日本人男性にとっての黄金サイズは「52mm」です。アジアンフィットの52mmは、日本人の平均的な顔幅に絶妙にマッチし、クラシックな雰囲気を損なわずに掛けられます。54mmはかなり大ぶりになるため、あえてオーバーサイズで掛けたい場合や、顔幅が明らかに広い自覚がある場合に選んでください。
認定眼鏡士のアドバイス
「試着できないネット購入の場合は、メジャーでご自身の『顔幅(こめかみ〜こめかみの直線距離)』を測ってみてください。ウェイファーラー52mmのフレーム全幅は約145mm、54mmは約150mmです。ご自身の顔幅と同じか、プラス数ミリ程度のものを選ぶと失敗が少ないです。」
Q. ネットで買ったレイバンを実店舗で調整してもらえますか?
多くの眼鏡店では、他店購入品でもフィッティング調整を受け付けています(有料の場合が多いです:500円〜1,000円程度)。ただし、偽物の疑いがある場合や、フレームの状態が著しく悪い場合は、破損リスクがあるため断られることもあります。まずは電話で確認してみることをおすすめします。
Q. 偏光レンズかどうかを見分ける方法はありますか?
レンズの内側やテンプルに「P」のマークがあるか確認してください。また、スマホの画面をサングラス越しに見て、サングラスを90度回転させてみてください。画面が暗くなったり見えなくなったりすれば、偏光レンズです(液晶画面の光も偏光しているため、角度によって遮断されます)。
まとめ:最高の1本に出会うために
レイバンは、正しく選べばあなたのスタイルを格上げし、大切な目を守り続けてくれる一生のパートナーになります。最後に、失敗しないためのチェックリストをおさらいしましょう。
- 品番の末尾に「F」がついているか確認しましたか?(アジアンフィットは必須条件です)
- 顔幅に対してフレームが極端に大きくありませんか?(ウェイファーラーなら52mmが基準です)
- 「ルックスオティカジャパン」の保証書は付いていますか?(安すぎる並行輸入品はリスクが高いです)
- 信頼できる正規取扱店を選んでいますか?(公式ストアや認定ショップで購入しましょう)
この4つをクリアしていれば、大きな失敗は防げます。ぜひ、あなただけの「運命のレイバン」を見つけ出し、日差しの中でも自信を持って歩ける毎日を手に入れてください。
詳しいモデル情報や正規販売店の検索は、以下の公式サイトをご活用ください。
Ray-Ban公式オンラインストア
(最新モデルやカスタマイズの確認はこちら)
ルックスオティカジャパン公式サイト
(お近くの正規取扱店・認定ショップの検索はこちら)
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