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【プロ解説】換気扇(レンジフード)交換の完全ガイド!掃除が楽な最新機種の選び方と費用相場

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キッチンの換気扇から「ゴー」という異音が聞こえたり、フィルターの油汚れがどうしても落ちなかったりして、お悩みではありませんか?「そろそろ交換時期かもしれないけれど、種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「工事費込みでいくらかかるのか不安」と感じている方は非常に多いです。

結論から申し上げますと、換気扇(レンジフード)の寿命はおよそ10年です。もし10年以上使用していて不具合があるなら、それは交換のサインです。そして、今交換するなら、面倒なフィルター掃除から解放される最新の「スリム型・ノンフィルター」タイプが圧倒的におすすめです。これを選ぶだけで、毎年の大掃除のストレスが激減し、キッチンが劇的に快適になります。

この記事では、業界歴20年の住宅設備プランナーである私が、以下の3点を中心に徹底解説します。

  • 業界歴20年のプロが教える「掃除が圧倒的に楽な換気扇」の選び方
  • プロペラファンから最新スリム型へ交換するためのチェックポイント
  • 本体価格+工事費の総額目安と、失敗しない業者の見極め方

カタログのスペックだけでなく、施工現場を知るプロならではの視点で「失敗しない交換術」をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. 換気扇(レンジフード)の寿命と交換すべき3つのサイン
    1. メーカー推奨の交換時期は「10年」
    2. 要注意サイン:異音・振動・吸い込みの悪さ
    3. 掃除しても落ちない「油汚れ」と塗装剥がれ
  2. 【徹底比較】換気扇の種類と「掃除のしやすさ」の違い
    1. ファンの違い:「プロペラファン」と「シロッコファン」
    2. フード形状の違い:「ブーツ型」vs「スリム型」vs「フラット型」
    3. 結論:掃除を楽にするなら「スリム型」一択な理由
  3. うちのキッチンに付く?交換・設置の適合性チェックポイント
    1. まずは「横幅(60/75/90cm)」を測る
    2. プロペラファンからシロッコファンへの交換は可能か?
    3. 天井の高さと「幕板(まくいた)」の調整
    4. 消防法と設置基準(コンロからの距離)
  4. メーカー別おすすめ換気扇の特徴(Panasonic・LIXIL・Fujioh)
    1. 富士工業(Fujioh):国内シェアNo.1の技術力「オイルスマッシャー」
    2. Panasonic:家電メーカーならではの「エコナビ」と「全自動洗浄」
    3. LIXIL:汚れが入り込まない「よごれんフード」
  5. 換気扇交換の費用相場と信頼できる業者の選び方
    1. 【総額目安】本体価格+工事費+処分費の相場
    2. 追加費用が発生するケース(ダクト工事・下地補強など)
    3. どこに頼む?「リフォーム会社」「ホームセンター」「ネット通販」の比較
  6. 換気扇(レンジフード)に関するよくある質問 (FAQ)
    1. Q. 賃貸マンションですが、勝手に交換してもいいですか?
    2. Q. 換気扇の電気代は最新機種だと安くなりますか?
    3. Q. 24時間換気機能は必要ですか?
    4. Q. 同時給排気型とは何ですか?マンションで必要なケースは?
  7. まとめ:掃除が楽な換気扇に交換して、キッチン時間を快適にしよう

換気扇(レンジフード)の寿命と交換すべき3つのサイン

「まだ動いているから大丈夫」と思っていませんか?換気扇は、冷蔵庫や洗濯機と同じように寿命がある家電製品です。毎日稼働し、油煙や熱気を吸い込み続ける過酷な環境にあるため、見た目以上に内部は劣化しています。ここでは、交換を検討すべき具体的な時期と、絶対に見逃してはいけない危険なサインについて解説します。

メーカー推奨の交換時期は「10年」

多くの住宅設備メーカーは、換気扇(レンジフード)の標準使用期間を「10年」と定めています。これは、設計上の安全使用期間であり、10年を過ぎると経年劣化による発火や怪我のリスクが高まるためです。

もちろん、10年経った瞬間に壊れるわけではありませんが、部品の保有期間も生産終了から数年で終わることが多く、10年を超えて故障すると「修理不能」となるケースがほとんどです。特に、15年以上使用している場合は、モーターの絶縁劣化などのリスクも考慮し、不具合がなくても交換を計画的に進めるべき時期と言えます。

要注意サイン:異音・振動・吸い込みの悪さ

寿命が近づくと、換気扇は明確なSOSサインを出します。以下の症状が出ていないか確認してください。

  • 「ゴー」「ブォー」という低い音:
    プロペラやファンに油汚れが分厚く付着し、バランスが崩れて回転している音です。もしくは排気ダクト内に汚れが詰まっている可能性があります。
  • 「キュルキュル」「キー」という高い音:
    モーターの軸受(ベアリング)の油切れや摩耗が原因です。これはモーター自体の寿命であり、清掃では直りません。放置するとモーターが焼き付いて停止します。
  • 振動が大きくなった:
    スイッチを入れるとフード全体がガタガタ震える場合、ファンの取り付けが緩んでいるか、変形している可能性があります。
  • 吸い込みが悪い:
    ティッシュペーパーを近づけても吸い付かない場合、モーターのパワーダウンか、排気経路の詰まりが考えられます。部屋に料理の匂いが充満するようになります。

掃除しても落ちない「油汚れ」と塗装剥がれ

機能面だけでなく、衛生面や美観の劣化も交換の理由になります。長年使用した換気扇は、塗装の表面が油と熱で劣化しています。掃除をしようと強く擦ると、塗装ごと剥がれてしまい、そこから錆(サビ)が発生することがあります。

また、内部のファンに長年蓄積して酸化した油汚れは、樹脂のように硬化しています。これを無理に削ぎ落とそうとすると、ファンのバランスを崩してしまい、かえって異音の原因になることもあります。「掃除しても綺麗にならない」「触ると塗装がポロポロ落ちる」という状態は、設備の限界を示しています。

Check list here|交換サインのセルフチェックリスト

  • スイッチを入れると「ゴー」「キュルキュル」と異音がする
  • 以前より吸い込みが悪く、リビングまで料理の匂いが残る
  • 本体の塗装が剥がれて錆びている箇所がある
  • スイッチの反応が悪い、またはランプが点滅している
  • 設置から15年以上経過している

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「『まだ動くからもったいない』と、異音がする換気扇を使い続ける方がいらっしゃいますが、これは非常に危険です。特に『キュルキュル』という金属音はモーター軸の摩耗を示しており、そのまま使い続けると摩擦熱で高温になり、最悪の場合、蓄積した油埃に引火して火災につながるリスクがあります。また、吸い込みの悪い換気扇は室内の壁紙や家具を油煙で汚してしまいます。10年を過ぎて異音が出始めたら、安全のためにも早めの交換を強くおすすめします。」

【徹底比較】換気扇の種類と「掃除のしやすさ」の違い

換気扇交換の最大のメリットは、何と言っても「日々の掃除が劇的に楽になること」です。昔の換気扇と最新の換気扇では、構造も手入れの手間も全く別物です。ここでは、換気扇の種類による違いと、なぜ最新機種が掃除しやすいのかを徹底的に比較解説します。

ファンの違い:「プロペラファン」と「シロッコファン」

換気扇の心臓部である「ファン」には、大きく分けて2つの種類があります。ご自宅の換気扇がどちらのタイプか確認しましょう。

種類 特徴 メリット デメリット
プロペラファン
(直接排気式)
扇風機のような羽根が壁に直接付いているタイプ。昔ながらの戸建て住宅に多い。 排気量が大きい。
構造が単純で安価。
外風の影響を受けやすい。
気密性の高い住宅には不向き。
掃除が大変。
シロッコファン
(ダクト排気式)
円筒状の枠に多数の小さな羽根が付いているタイプ。マンションや最新の戸建てで主流。 外風の影響を受けにくい。
静音性が高い。
ダクトで自由な位置に排気可能。
プロペラファンより価格が高め。
構造が複雑。

図解イメージ|プロペラファンとシロッコファンの構造比較

  • プロペラファン: 壁の穴に直接プロペラがあり、紐やスイッチでパタパタとシャッターが開く仕組み。
  • シロッコファン: フードの中に「カタツムリ」のような形のケースがあり、その中で多翼ファンが回転して、天井裏などのダクトを通して空気を押し出す仕組み。

フード形状の違い:「ブーツ型」vs「スリム型」vs「フラット型」

次に、外見のデザイン(フード形状)の違いです。これが掃除のしやすさを決定づけます。

1. ブーツ型(深型・スタンダード型)

懐の深いブーツのような形状をした、一昔前の主流タイプです。集煙性は高いですが、内部が空洞になっており、油汚れが広範囲に付着します。フィルターは網目状のものが付いており、この網目に油が詰まると掃除が非常に大変です。「歯ブラシで網目をこする」という苦行が必要なのはこのタイプです。

2. スリム型(薄型・フラット型)

現在のリフォーム市場で最も人気があるタイプです。フードの手前部分が薄く、凹凸が極端に少ないフラットなデザインが特徴です。最大の特徴は「整流板(せいりゅうばん)」という板が吸い込み口を覆っている点と、多くの機種で「ノンフィルター」を採用している点です。見た目がスタイリッシュで圧迫感がなく、拭き掃除が非常に簡単です。

3. フラット型(浅型・ターボファン)

天井が低い場合や、梁(はり)があって高さが取れない場合に設置される、上下に薄いタイプです。シロッコファンまたはターボファンが横向きや斜めに設置されています。省スペースですが、フィルターの掃除やファンの取り外しがやや面倒な機種が多いです。

形状 清掃性 デザイン 価格帯
ブーツ型 △ 大変(フィルター掃除必須) △ 圧迫感あり ◎ 安い
スリム型 ◎ 非常に楽(拭くだけ) ◎ すっきり △ 高め
フラット型 ○ 普通 ○ コンパクト ○ 普通

結論:掃除を楽にするなら「スリム型」一択な理由

もしあなたが「掃除を楽にしたい」と考えて交換を検討しているなら、迷わず「スリム型」をおすすめします。その理由は以下の3点です。

  1. ノンフィルター構造:
    従来の網目状フィルターがありません。代わりに整流板が油煙を受け止め、内部のシロッコファンが遠心力で油を分離し、オイルトレーに溜める仕組みです。面倒な「フィルターの目詰まり掃除」から完全に解放されます。
  2. 凹凸のないフラットボディ:
    継ぎ目や段差が極限まで減らされているため、普段のお手入れはサッと一拭きで完了します。油を弾く塗装が施されている機種も多く、洗剤を使わなくても水拭きだけで綺麗になります。
  3. ワンタッチ着脱:
    内部のファンや整流板を洗う際も、工具なしでワンタッチで取り外しができるよう設計されています。年に一度の大掃除も、短時間で終わります。

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「メーカーのカタログには『10年間ファン掃除不要』といった魅力的なキャッチコピーが並んでいますが、これには注意が必要です。これは『10年間ファンに汚れが付着しない』という意味ではなく、『10年間使い続けても換気能力が落ちない程度にしか汚れない』という意味合いが強いです。実際には、ファン自体は数年に一度は洗った方が良いですし、整流板やオイルトレーは数ヶ月に一度の手入れが必要です。それでも、従来のブーツ型でフィルターをゴシゴシ洗っていた労力に比べれば、手間は10分の1以下になると断言できます。私の自宅もスリム型にしましたが、もう二度とブーツ型には戻れません。」

うちのキッチンに付く?交換・設置の適合性チェックポイント

「最新の換気扇が欲しいけれど、我が家の古いキッチンに取り付けられるのかしら?」という不安をお持ちの方も多いでしょう。実は、換気扇交換で最もトラブルになりやすいのが「サイズ違い」や「設置不可」のケースです。ここでは、プロが現地調査で必ず確認するポイントを公開します。

まずは「横幅(60/75/90cm)」を測る

換気扇の規格サイズ(横幅)は、基本的に以下の3種類に統一されています。

  • 60cm
  • 75cm
  • 90cm

現在設置されている換気扇のフードの端から端までの長さをメジャーで測ってください。交換する際は、原則として「現在と同じ幅」のものを選びます。例えば、60cmの幅の場所に75cmの本体は入りませんし、逆に90cmの場所に75cmを入れると隙間ができて壁の補修が必要になります。

プロペラファンからシロッコファンへの交換は可能か?

「うちは戸建てで、壁にプロペラファンが付いているけど、最新のスリム型(シロッコファン)にできるの?」という質問をよく頂きます。

結論から言うと、可能です。

「リニューアル部材キット」や「取替用アダプター」と呼ばれる専用部材を使用します。これは、プロペラファンが入っていた四角い開口部を塞ぎ、そこにシロッコファンのダクトを接続するための部材です。これにより、大掛かりな壁工事をすることなく、プロペラファンからスタイリッシュなスリム型へ交換することができます。

図解イメージ|プロペラ→シロッコ交換時のアダプター設置

  1. 既存のプロペラ換気扇と枠を撤去する。
  2. 壁に空いた四角い穴(木枠)に、専用の塞ぎ板(アダプター)を取り付ける。
  3. アダプターに付いている円形の接続口に、新しい換気扇のダクトを繋ぐ。
  4. 新しいスリム型本体を壁に固定して完了。

天井の高さと「幕板(まくいた)」の調整

意外と見落としがちなのが「高さ」です。レンジフードは、本体部分と、その上のダクトを隠す「幕板(前幕板)」で構成されています。キッチンの天井高は家によって異なるため、この幕板の高さで調整する必要があります。

古いブーツ型は高さが60cmや70cmで固定されていることが多いですが、最新のスリム型は「スライド幕板」という伸縮する部材を使って高さを調整できるものや、定寸の幕板を組み合わせるものがあります。天井が低い場合や梁がある場合は、特別な加工や「梁欠き対応」の部材が必要になることもあるため、事前の採寸が非常に重要です。

消防法と設置基準(コンロからの距離)

換気扇の設置には、火災予防条例(消防法)による決まりがあります。最も重要なのは、「コンロ(火元)から換気扇の下端までの距離」です。

  • 80cm以上: 換気扇のグリスフィルター等の下端まで、コンロから80cm以上離す必要があります。
  • 100cm以下: 離れすぎると吸い込みが悪くなるため、一般的には100cm以下が推奨されます。

また、換気扇の周囲の壁や天井は不燃材料で覆われている必要があります。DIYで適当に取り付けると、この法律違反になり、万が一の火災時に保険が下りない可能性もあるため注意が必要です。

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「最近、ネット通販で本体だけを安く購入し、DIYで取り付けようとして失敗するケースが急増しています。『買ってみたらダクトの位置が逆だった』『高さが足りなくて隙間が空いてしまった』『重すぎて一人では持ち上げられず、落下させてキッチン天板を割ってしまった』という相談をよく受けます。換気扇の交換は、電気配線工事(要資格の場合あり)やダクト接続の気密処理など、専門的な技術が必要です。数万円を節約しようとして、結果的に高くつくことのないよう、最初からプロに依頼することを強くおすすめします。」

メーカー別おすすめ換気扇の特徴(Panasonic・LIXIL・Fujioh)

いざ交換しようと思っても、どのメーカーが良いのか迷ってしまいますよね。実は、国内の家庭用レンジフードの多くは、ある特定のメーカーが製造しています。ここでは主要3メーカーの特徴と、主婦目線でのメリットを解説します。

富士工業(Fujioh):国内シェアNo.1の技術力「オイルスマッシャー」

富士工業は、レンジフード専門のトップメーカーです。実は、LIXILやTOTOなどのシステムキッチンメーカーの換気扇も、多くは富士工業がOEM(相手先ブランド製造)で供給しています。つまり、中身は富士工業製ということがよくあります。

独自ブランド「Fujioh(フジオー)」の最大の特徴は、「オイルスマッシャー」技術です。高速回転するディスクが油の侵入を物理的にブロックし、内部のファンやダクトへの油汚れの蓄積を劇的に防ぎます。「10年間ファン掃除不要」を強く打ち出しているのはこの技術があるからです。

Panasonic:家電メーカーならではの「エコナビ」と「全自動洗浄」

パナソニックは、家電メーカーとしての強みを活かした高機能モデルが人気です。

  • エコナビ: 調理物の温度をセンサーで検知し、自動で風量を調整して省エネ運転を行います。
  • 洗浄機能付き: なんと、給湯トレイにお湯を入れてボタンを押すだけで、ファンフィルターを自動洗浄してくれる機種があります。ファンを取り外して洗う手間すら省きたい方には最強の機能です。

LIXIL:汚れが入り込まない「よごれんフード」

LIXILのキッチンとセットで選ばれることが多いですが、単体交換も可能です。代表的なのが「よごれんフード」です。これは富士工業のオイルスマッシャー技術をベースに、LIXIL独自の使いやすさを加えたものです。回転ディスクで油を弾き飛ばし、オイルトレーに集めるため、フード内部への油の侵入を約90%カットすると謳っています。普段のお手入れは、フッ素コートされた整流板とトレーをサッと拭くだけで済みます。

主要3メーカーの人気機能比較
メーカー 代表的機能 こんな人におすすめ
富士工業 (Fujioh) オイルスマッシャー
風量おまかせ運転
基本性能重視派
シェアNo.1の安心感と、油汚れをとにかく内部に入れたくない人。
Panasonic エコナビ
ファン自動洗浄
ガジェット好き・超時短派
全自動で掃除を終わらせたい、省エネも気にしたい人。
LIXIL よごれんフード デザイン・統一感重視派
LIXILのキッチンを使っている、または掃除の回数を極限まで減らしたい人。

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「私が自宅に導入するなら、あるいは親戚に勧めるなら、富士工業(Fujioh)の『OGRシリーズ』あるいは『XGRシリーズ』を選びます。理由はメンテナンス性とコスパのバランスが抜群だからです。パナソニックの自動洗浄も素晴らしいですが、機構が複雑な分、故障リスクと価格が上がります。富士工業の製品は構造がシンプルで堅牢、かつ部品供給も安定しています。『掃除が楽』と『長く使える』の両立を考えるなら、餅は餅屋で、専門メーカーの富士工業製が最も信頼性が高いと感じています。」

換気扇交換の費用相場と信頼できる業者の選び方

最も気になるのが「お金」の話です。換気扇の交換費用は、選ぶ本体のグレードによって大きく変わります。ここでは、不透明になりがちな工事費を含めた総額の目安をお伝えします。

【総額目安】本体価格+工事費+処分費の相場

換気扇交換にかかる費用の総額は、「本体価格」+「標準工事費」+「既存処分費」で構成されます。標準的な工事費(既存撤去・新規取付・ダクト接続)の相場は、35,000円〜50,000円程度です。

以下は、工事費込みの総額目安です。

  • シンプルタイプ(ブーツ型・シロッコファン)
    総額目安:6万〜9万円
    最低限の機能で良い、コストを抑えたい方向け。掃除の手間は従来と変わりません。
  • スタンダードタイプ(スリム型・ノンフィルター)
    総額目安:10万〜15万円
    現在の一番人気。掃除が楽でデザインも良い、コスパ最強のゾーンです。
  • ハイグレードタイプ(自動洗浄・オイルスマッシャー付き)
    総額目安:16万〜22万円
    機能全部入りの最高級モデル。予算に余裕があり、家事負担を極限まで減らしたい方向け。

追加費用が発生するケース(ダクト工事・下地補強など)

上記の「標準工事費」以外に、現場の状況によって追加費用がかかる場合があります。見積もりの際によくある追加項目は以下の通りです。

  • プロペラ→シロッコ変更部材費: +10,000円〜15,000円程度(リニューアルキット代)。
  • 横幕板・スライド幕板変更費: +5,000円〜10,000円程度(標準の幕板で高さが合わない場合)。
  • 下地補強工事: +5,000円〜(新しい換気扇を固定する壁の強度が足りない場合)。
  • ダクト延長・加工費: +5,000円〜(排気ダクトの位置が特殊で、延長や曲げ加工が必要な場合)。

どこに頼む?「リフォーム会社」「ホームセンター」「ネット通販」の比較

依頼先によっても価格と対応が異なります。

  • ネット通販専門店(工事付き):
    価格は最も安い傾向にあります。写真は送るだけで見積もりが完結することも多いですが、当日に来る職人の質にバラつきがあることがあります。
  • ホームセンター・家電量販店:
    実物を見て選べる安心感がありますが、実際の工事は下請け業者が行うため、中間マージンがかかり価格はやや高めです。また、下見から工事までの日数がかかることがあります。
  • 地域のリフォーム会社・設備業者:
    価格は中程度ですが、何かあった時の対応が早く、キッチン全体のリフォーム相談も可能です。自社施工の会社なら技術力も安心です。

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「見積もりを取る際は、必ず『一式』と書かれた見積書ではなく、部材費と工事費が分かれているか確認してください。そして最も重要なのが『追加費用の有無』です。契約前に『当日の状況で追加料金が発生する可能性はありますか?あるとしたら最大いくらですか?』と必ず聞いてください。良心的な業者は、写真を事前に確認し、追加費用の可能性を事前に説明してくれます。逆に『やってみないとわからない』と曖昧にする業者は避けた方が無難です。」

換気扇(レンジフード)に関するよくある質問 (FAQ)

最後に、換気扇交換を検討中のお客様からよくいただく質問にお答えします。

Q. 賃貸マンションですが、勝手に交換してもいいですか?

A. 原則NGです。必ず管理会社か大家さんに許可を取ってください。
換気扇は建物の「付帯設備」であり、所有権は大家さんにあります。勝手に交換すると、退去時に原状回復(元の古い換気扇に戻すこと)を求められるトラブルになります。ただし、故障している場合は、大家さんの負担で交換してもらえる可能性が高いので、まずは相談しましょう。

Q. 換気扇の電気代は最新機種だと安くなりますか?

A. DCモーター搭載機種なら安くなります。
従来のACモーター(交流)に対し、最新の高級機種に搭載されているDCモーター(直流)は、消費電力が約半分〜3分の1程度です。ただし、換気扇の電気代は元々そこまで高額ではない(月数百円程度)ため、電気代の節約だけで本体価格の差額(数万円)を回収するには長い年月がかかります。節電効果よりも「静音性」や「風量制御の細やかさ」をメリットとして捉えるのが正解です。

Q. 24時間換気機能は必要ですか?

A. 2003年以降の住宅なら必須の可能性があります。
建築基準法により、2003年以降に建てられた住宅には24時間換気システムの設置が義務付けられています。キッチンの換気扇がその役割を兼ねている場合(常時換気モードがある場合)は、交換機種も24時間換気機能付きを選ぶ必要があります。

Q. 同時給排気型とは何ですか?マンションで必要なケースは?

▼専門的な解説:同時給排気型が必要な高気密住宅について

同時給排気型(どうじきゅうはいきがた)とは、排気を行うと同時に、同じ量の空気を外部から取り込む(給気する)機能を持ったレンジフードのことです。

最近の高気密マンションや住宅では、隙間が非常に少ないため、強力なレンジフードで排気だけを行うと、室内が負圧(真空に近い状態)になります。その結果、以下のような問題が発生します。

  • 玄関ドアが重くて開かなくなる。
  • エアコンのドレンホースからポコポコと音がする。
  • 換気扇の吸い込みが悪くなり、異音がする。
  • 隙間風がヒューヒューと鳴る。

これを防ぐために、排気口のすぐそばに給気口を設けて空気の循環を作るのが同時給排気型です。現在お使いの換気扇のダクトが2本ある場合や、本体にスリットが入っている場合はこのタイプの可能性があります。交換時も必ず「同時給排気型」を選ばないと、上記のトラブルが発生するため注意が必要です。

まとめ:掃除が楽な換気扇に交換して、キッチン時間を快適にしよう

換気扇の交換は、単に故障を直すだけでなく、毎日の料理後の片付けや、年末の大掃除の苦痛から解放されるための「未来への投資」です。10年以上前の機種をお使いなら、最新のスリム型に変えるだけで、その快適さに驚くはずです。

最後に、失敗しない交換のための重要ポイントをまとめます。

  • 寿命は10年。異音や油汚れが限界なら交換のタイミング。
  • 掃除の楽さなら「スリム型・ノンフィルター」が絶対おすすめ。
  • サイズ確認は必須。横幅・高さ・消防法をクリアする必要がある。
  • DIYはリスク大。適合性判断ができるプロに工事を依頼する。
  • 見積もりは総額で比較。追加費用の条件を事前に確認する。

業界歴20年の住宅設備プランナーのアドバイス
「新しい換気扇に交換したら、ぜひ『3ヶ月に1回』で良いので、整流板をサッと拭き、オイルトレーの油を捨ててください。最新機種は汚れがこびりつきにくい加工がされているので、この簡単なケアを続けるだけで、10年後も新品同様の性能と美しさを保てます。換気扇が綺麗だと、キッチン全体が明るく見え、料理をする気持ちも前向きになりますよ。」

Check list here|換気扇交換・業者依頼前の最終チェックリスト

  • 現在の換気扇の横幅サイズ(60/75/90cm)を測定した
  • 現在のファンタイプ(プロペラ/シロッコ)を確認した
  • 希望する機能(掃除の楽さ優先/価格優先)を決めた
  • 3社以上から相見積もりを取り、総額と保証内容を比較した
  • 見積もりに「既存処分費」が含まれているか確認した

ぜひこの記事を参考に、あなたのご自宅にぴったりの換気扇を見つけて、快適なキッチンライフを手に入れてください。

この記事を書いた人

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