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【専門家解説】新型トライトン購入ガイド!維持費・サイズ・ハイラックス比較で後悔しない選び方

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結論から申し上げます。三菱自動車が12年ぶりに日本市場へ投入した新型トライトンは、これまでのピックアップトラックの常識を覆すほどSUV並みの快適性と、トラック本来の圧倒的な実用性を高次元で両立した、間違いなく「買い」のモデルです。しかし、全長5.3mを超える巨体と、1ナンバー(貨物登録)特有の維持費ルールへの理解が不足したまま購入すると、納車後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

本記事では、歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリストである筆者が、カタログスペックだけでは見えてこない「オーナーとしてのリアルな生活」を徹底的にシミュレーションします。ライバルであるハイラックスとの詳細比較から、家族を説得するための材料、そして実際の維持費計算まで、購入検討者が抱える不安をすべて解消します。

この記事でわかること

  • 1ナンバー登録のリアルな年間維持費と、ランクル250など一般的SUVとの詳細比較
  • 全長5.3mの巨体でも日本の狭い道や駐車場で扱えるのか?取り回しの実情と対策
  • 永遠のライバル「ハイラックス」との決定的な違いと、後席の快適性がもたらす家族への影響
  1. 新型トライトンの進化と「選ぶべき人・やめるべき人」
    1. 12年ぶりに日本復活!新型トライトンの特徴と価格・グレード構成
    2. 「SUVからの乗り換え」は要注意?購入前に確認すべき3つのハードル
    3. トライトンが最高の相棒になる人の条件(ライフスタイル・趣味)
  2. 【重要】全長5.3mの巨体は日本の日常で使えるか?サイズ感と取り回し検証
    1. マンション駐車場やコインパーキングの実情(5m×2m枠への適合性)
    2. 最小回転半径6.2mの影響と「意外と曲がる」と言われる理由
    3. アラウンドビューモニター等の運転支援機能は巨体の死角を補えるか
    4. 家族(妻)が運転する際の注意点と説得ポイント
  3. 1ナンバーの真実!トライトンの年間維持費を徹底シミュレーション
    1. そもそも「1ナンバー(普通貨物)」とは?メリットとデメリット
    2. 【シミュレーション】トライトン vs ランクル250(3ナンバーSUV)維持費比較
    3. 毎年車検は面倒?コストと手間のバランスを考える
    4. 意外な出費?AdBlue(尿素水)の補充頻度とコスト
  4. 永遠のライバル「ハイラックス」とどっちが良い?決定的な違いを比較
    1. 【走行性能】エンジンスペックと加速感の違い
    2. 【乗り心地】リアサスペンションの味付けと静粛性
    3. 【後席居住性】リクライニング不可のハイラックス vs サーキュレーター付きトライトン
    4. 【積載性】荷台の使い勝手とアプローチアングルの違い
  5. 三菱の本気!「スーパーセレクト4WD-II」の実力と走行性能
    1. パートタイム4WDとは違う?舗装路でも4WDで走れるメリット
    2. 7つのドライブモードとアクティブヨーコントロール(AYC)の効果
    3. 雪道・悪路での走破性と安心感(実体験に基づく解説)
  6. 失敗しないグレード選び!GSRとGLSの違いとおすすめオプション
    1. 上級「GSR」と標準「GLS」の装備差と価格差54万円の価値
    2. 必須オプションはこれ!トノカバーとベッドライナーの選び方
    3. ボディカラー選びとリセールバリューの傾向
  7. トライトン購入前のよくある質問 (FAQ)
    1. Q. 納期はどのくらいかかりますか?
    2. Q. 普通免許で運転できますか?AT限定は?
    3. Q. 任意保険は高くなりますか?(年齢条件等の注意点)
  8. まとめ:トライトンは「不便さえも愛せる」最高のライフスタイルギア
    1. 記事の要点振り返り
    2. あなたのカーライフを激変させるトライトンの可能性

新型トライトンの進化と「選ぶべき人・やめるべき人」

2024年、ついに日本市場へ帰ってきた新型トライトン。世界戦略車として鍛え上げられたこのモデルは、単なる「荷物を運ぶ車」から「ライフスタイルを拡張するギア」へと劇的な進化を遂げました。しかし、その魅力的なスタイリングの裏には、乗用車とは異なる明確な特性が存在します。ここでは、モデルの概要を押さえつつ、あなたがトライトンを選ぶべきか否かをスクリーニングしていきます。

12年ぶりに日本復活!新型トライトンの特徴と価格・グレード構成

新型トライトンは、三菱自動車が世界に誇る1トンピックアップトラックです。日本市場での販売は約12年ぶりとなり、待ちわびていたファンも多いことでしょう。今回のモデルチェンジにおける最大の特徴は、新開発のラダーフレームとサスペンション、そして環境性能とパワーを両立したクリーンディーゼルエンジンの採用です。これにより、かつての商用車然とした乗り味は影を潜め、高級SUVに匹敵する静粛性と乗り心地を手に入れました。

価格帯は498万円から540万円と、決して安い買い物ではありません。しかし、標準装備される先進安全機能「e-Assist」や、三菱自慢の四輪制御技術「スーパーセレクト4WD-II」の内容を考えれば、むしろバーゲンプライスと言えるでしょう。グレード構成はシンプルで、実用性を重視した標準グレード「GLS」と、専用パーツでドレスアップされた上級グレード「GSR」の2種類のみ。この潔い構成も、迷いを減らす要因となっています。

特筆すべきは、そのデザインです。「BEAST MODE(勇猛果敢)」をコンセプトに掲げたフロントフェイスは、一度見たら忘れられないほどの迫力を持っています。しかし、その迫力こそが、日本の道路事情において「諸刃の剣」となる可能性を秘めているのです。

「SUVからの乗り換え」は要注意?購入前に確認すべき3つのハードル

現在、RAV4やハリアー、エクストレイルといった一般的なモノコックボディのSUVにお乗りの方が、デザインに惹かれてトライトンを検討する場合、以下の3つのハードルをクリアできるか自問自答する必要があります。

第一のハードルは「乗り味の違い」です。新型トライトンは劇的に快適になったとはいえ、基本構造は堅牢なラダーフレームを持つトラックです。路面の凹凸を乗り越える際、独特の揺れや突き上げを感じることがあります。これを「タフな車の味」として楽しめるか、単なる「不快な振動」と感じるかが分かれ目です。

第二のハードルは「雨天時の荷物の扱い」です。SUVならラゲッジルームに放り込めば済む荷物も、ピックアップトラックの荷台(ベッド)は屋外です。トノカバー(荷台の蓋)を装着しても完全防水ではありません。買い物袋一つ積むのにも、後席足元に置くか、濡れるのを覚悟で荷台に載せるか、あるいは防水ボックスを用意するかといった「工夫」が求められます。

第三のハードルは「ディーラーへの入庫頻度」です。後述しますが、貨物車登録であるトライトンは、新車時は2年、以降は1年ごとに車検があります。また、AdBlue(尿素水)の補充や、商用車用タイヤの選定など、メンテナンスに対する意識を乗用車以上に持つ必要があります。「車はガソリンを入れて走るだけ」という感覚の方は、少々面倒に感じるかもしれません。

トライトンが最高の相棒になる人の条件(ライフスタイル・趣味)

では、どのような人にトライトンは適しているのでしょうか。それは、「車を汚すことを恐れず、アクティブに使い倒したい人」です。例えば、キャンプ、釣り、サーフィン、マウンテンバイク、DIYなどを趣味に持つ方にとって、トライトンは最強の相棒となります。

濡れたウェットスーツや泥だらけのテント、油のついた工具などを、気兼ねなく荷台に放り投げることができる。汚れたらホースで水をかけて丸洗いすればいい。この「ラフに使える解放感」こそが、ピックアップトラック最大の魅力です。また、牽引能力も高いため、キャンピングトレーラーやボートトレーラーを引く予定がある方にとっても、頼もしい選択肢となります。

逆に、都心部の狭い路地を頻繁に走行する方や、立体駐車場を常用する方、あるいは「静かで揺れない高級セダン」のような移動空間を求める方には、トライトンはストレスの源になる可能性があります。ご自身のライフスタイルと照らし合わせ、この車がもたらす「自由」と「制約」のバランスを見極めてください。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「一目惚れで購入する前に、デザインだけで決めるのは危険です。特に『自宅周辺の道路幅』と『家族の理解(特に後席の乗り心地)』は、契約前に必ず試乗車で自宅まで走って確認してください。ディーラーでの試乗コースは大通りが中心ですが、あえて普段使う狭い道や、自宅の車庫入れを試させてもらう交渉を強くおすすめします。営業担当者も、納車後のトラブルは避けたいので快諾してくれるはずです。」

【重要】全長5.3mの巨体は日本の日常で使えるか?サイズ感と取り回し検証

トライトン購入における最大の懸念点、それは間違いなく「サイズ」でしょう。全長5,360mm、全幅1,930mmというスペックは、日本の道路事情においては規格外と言っても過言ではありません。ここでは、この巨体が日本の日常シーンでどのように振る舞うのか、具体的な数値とシチュエーションを交えて検証します。

マンション駐車場やコインパーキングの実情(5m×2m枠への適合性)

日本の一般的な駐車枠のサイズをご存知でしょうか。国土交通省の指針や多くの施設の基準では「長さ5.0m × 幅2.5m」が標準とされています。ここでトライトンのサイズを思い出してください。全長5.36mです。つまり、標準的な駐車枠に停めた場合、計算上でも30cm以上が枠からはみ出すことになります。

▼駐車場サイズ適合イメージ

項目 トライトン数値 一般的駐車枠 判定
全長 5,360mm 5,000mm × はみ出し(約36cm)
全幅 1,930mm 2,500mm △ 余裕なし(ドア開閉困難)

36cmのはみ出しは、通路の通行を妨げる可能性があります。特に古いコインパーキングやマンションの駐車場では、車止めまでタイヤを当てても、フロントノーズが通路に突き出し、他の車の出庫を邪魔してしまうリスクがあります。また、全幅1,930mmという数値もシビアです。両隣に車が停まっている場合、ドアを開けて乗り降りするためのスペースは片側28.5cmしか残りません。これは、大人が体を捻ってようやく隙間から出られるかどうかというレベルです。

さらに深刻なのが「高さ」ではなく「長さ」によるフラップ式コインパーキングの利用不可です。車体が長すぎてロック板の位置が合わなかったり、センサーが誤検知したりするケースがあります。ゲート式駐車場でも、精算機に手が届かない、あるいはカーブがきつくて発券機に寄せられないといった問題が発生します。自宅に十分なスペースがあることは大前提として、出先での駐車場探しには常に「広めの平面駐車場」をリサーチする習慣が必要になるでしょう。

最小回転半径6.2mの影響と「意外と曲がる」と言われる理由

カタログスペック上の最小回転半径は6.2m。一般的なSUVが5.5m〜5.7m程度であることを考えると、数値上は「小回りが効かない車」の代表格です。片側1車線の道路でのUターンは、一発ではまず不可能です。切り返しが必須となります。

しかし、実際に試乗した多くのユーザーや評論家からは「思ったよりも曲がる」「意外と扱いやすい」という声が聞かれます。これには理由があります。一つは、キャブオーバー型に近い見切りの良さです。ボンネットの形状が把握しやすく、アイポイントが高いため、車両感覚が掴みやすいのです。もう一つは、ステアリングの切れ角とパワーステアリングのアシスト制御が絶妙であることです。

新型トライトンは、電動パワーステアリングを採用しており、低速域では非常に軽くハンドルが回せます。巨体を操る際の「重さ」によるストレスが軽減されているため、何度も切り返しを行う際も苦になりません。とはいえ、物理的な回転半径は大きいため、狭い交差点での左折時などは、内輪差による巻き込み事故に十分な注意が必要です。

アラウンドビューモニター等の運転支援機能は巨体の死角を補えるか

この巨体を安全に運用するために不可欠なのが、先進の運転支援機能です。新型トライトンには「マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)」が装備されています。これは、車両を上空から見下ろしたような映像をセンターディスプレイに表示する機能で、駐車時や狭い道でのすれ違い時に絶大な威力を発揮します。

特に便利なのが、左前方の死角をカメラで映し出す機能です。背の高いSUVやトラックは、助手席側の低い位置にあるガードレールや子供が見えにくくなりますが、カメラ映像によってこれをカバーできます。また、ソナー(障害物センサー)も前後左右に配置されており、接近すると警告音と表示で知らせてくれます。

これらの機能は、巨体の死角を補う上で非常に有効です。しかし、カメラはあくまで補助であり、泥や雨でレンズが汚れると視認性が落ちます。最終的にはドライバー自身の目視確認と、車両感覚の習得が不可欠であることを忘れてはいけません。

家族(妻)が運転する際の注意点と説得ポイント

購入の最大の壁となるのが「奥様への説得」ではないでしょうか。「こんな大きな車、私には運転できない!」と反対されるのは目に見えています。ここで説得のポイントとなるのが、「視点の高さによる運転のしやすさ」と「安全性の高さ」です。

まず、視点が高いことで遠くまで見通せるため、渋滞の状況や信号の変化をいち早く察知でき、精神的な余裕が生まれます。また、前述のアラウンドビューモニターを見せながら、「上から見えるから、ぶつける心配は少ないよ」と実演することも効果的です。

さらに、ラダーフレーム構造による衝突安全性の高さもアピールポイントです。「万が一の事故の時、家族を一番守れる車なんだ」というフレーズは、家族想いのパパとしての説得力を増すでしょう。ただし、スーパーへの買い物などは「混んでいない遠くの場所に停める」という運用ルールを夫婦で共有しておくことが、平和なカーライフを維持する秘訣です。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「過去にフルサイズピックアップで都内を移動した経験から言えますが、平面駐車場は『端』を狙うのが鉄則です。両側を車に挟まれる場所は避け、片側が壁や柱になっている『端っこ』を確保することで、ドアパンチのリスクと乗降のストレスを半減できます。また、古い立体駐車場は高さ制限だけでなく『タイヤ幅』や『パレットの耐荷重』でNGになることもあるので、入庫前に必ず管理人に確認するか、看板の数値を熟読する癖をつけてください。」

1ナンバーの真実!トライトンの年間維持費を徹底シミュレーション

トライトンを購入する上で避けて通れないのが「1ナンバー(普通貨物自動車)」という登録区分です。これは一般的な乗用車(3ナンバー、5ナンバー)とは税制やルールが根本的に異なります。「維持費が安い」という噂は本当なのか?それとも落とし穴があるのか?ここでは、ペルソナであるあなたが最も気にする金銭面を、具体的な数字を用いて徹底的にシミュレーションします。

そもそも「1ナンバー(普通貨物)」とは?メリットとデメリット

1ナンバーとは、トラックやバンなどの貨物用途を主とする車両に与えられるナンバープレートの分類番号です。トライトンは荷台の面積が広く、積載量が大きいため、法律上この区分に該当します。

メリット:最大のメリットは「自動車税の安さ」です。排気量に関係なく、最大積載量等で決まるため、トライトンの場合は年額16,000円となります。これは2.4Lエンジンの乗用車(年額43,500円)と比較して圧倒的に安価です。また、重量税も乗用車より安く設定されています。

デメリット:一方で、「車検期間」が短いのが最大のネックです。新車登録時は2年、それ以降は「1年ごと」に車検を受ける必要があります。また、高速道路の料金区分が「中型車」となり、普通車に比べて約1.2倍高くなるほか、休日のETC割引(地方部30%OFF)が適用されません。さらに、任意保険の年齢条件等に制約がある場合もあります。

【シミュレーション】トライトン vs ランクル250(3ナンバーSUV)維持費比較

では、実際にトライトンと、競合となりうる3ナンバーのディーゼルSUV(例:ランドクルーザー250など)を比較した場合、年間の維持費はどうなるのでしょうか。以下の表は、年間走行距離10,000kmを想定した概算シミュレーションです。

▼詳細な維持費内訳の比較表(クリックして展開)
費目(年間あたり) トライトン (1ナンバー) 3ナンバーSUV (2.8Lディーゼル) 差額・備考
自動車税 16,000円 50,000円 トライトンが34,000円安い
重量税 12,300円 20,500円 (エコカー減税考慮せず) トライトンが安い
自賠責保険 19,120円 17,650円 ほぼ同等(※期間で調整)
車検整備費用 (印紙代込) 約40,000円 (毎年発生) 約25,000円 (2年毎の半額換算) トライトンは毎年のため手間増
高速道路料金 約120,000円 (中型車) 約100,000円 (普通車) トライトンが約2割高い&休日割なし
任意保険 (車両保険込) 約80,000円 約70,000円 1ナンバーはやや高めな傾向
軽油代 (145円/L) 約120,000円 (実燃費12km/L想定) 約120,000円 (同等と仮定) ほぼ同等
合計(概算) 約407,420円 約403,150円 トータルではほぼ互角

※上記の数値は概算であり、保険等級、走行エリア、整備工場の料金設定により変動します。特に車検整備費用は、何も交換部品がない場合の最低ラインを想定しています。

このシミュレーションからわかることは、「自動車税の安さ」が「高速料金の高さ」や「車検回数の多さ」で相殺され、トータルの年間維持費は一般的な大型ディーゼルSUVとそれほど変わらないという事実です。「1ナンバーだから激安で乗れる」という過度な期待は禁物ですが、逆に言えば「トラックだから維持費が莫大にかかる」というわけでもありません。

ただし、高速道路を頻繁に利用し、かつ休日の遠出がメインというファミリー層にとっては、ETC休日割引が使えない点がボディブローのように効いてくる可能性があります。

毎年車検は面倒?コストと手間のバランスを考える

「毎年車検」と聞くと、非常に面倒でコストがかかるイメージを持つかもしれません。しかし、考え方によってはメリットにもなり得ます。

商用車は過酷な使用環境を想定しているため、こまめな点検が義務付けられています。毎年プロの目でチェックを受けることで、トラブルの芽を早期に発見し、結果的に長く安心して乗り続けられるという側面があります。また、1回あたりの車検費用(法定費用)は、2年分をまとめて払う乗用車に比べて安く済みます。「大きな出費が2年に1回ドンと来る」か、「小分けにして毎年払う」かの違いとも言えます。

最近では、ディーラーが用意するメンテナンスパックに加入することで、毎年の車検や半年ごとの点検をお得に、かつスケジュール管理もお任せで実施できるプランも充実しています。これらを活用すれば、手間の面でのデメリットは最小限に抑えられるでしょう。

意外な出費?AdBlue(尿素水)の補充頻度とコスト

クリーンディーゼルエンジンを搭載するトライトンには、排気ガスを浄化するために「AdBlue(アドブルー)」と呼ばれる尿素水が必要です。これは燃料のように走行すれば減っていく消耗品です。

一般的に、AdBlueの消費量は燃料消費の数パーセントと言われており、1,000km走行で1リットル程度消費するのが目安です。トライトンのAdBlueタンク容量は約10〜15リットル程度ですので、1万キロ前後で補充が必要になります。ガソリンスタンドやカー用品店で購入・補充が可能で、費用は10リットルで2,000円〜3,000円程度です。

メーター内のインフォメーションディスプレイに残量警告が表示されますので、ガス欠のように突然止まることはありませんが、「軽油以外の液体を入れる手間とコスト」が定期的に発生することは覚えておく必要があります。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「『毎年車検=高い』と思われがちですが、自動車税が年16,000円で済むため、固定費だけで見ればトータルコストは大型SUVより安くなるケースが多いです。ただし、休日の高速道路割引(ETC休日割引)が適用外になる点は、遠出が多いファミリーには痛手かもしれません。裏技ではありませんが、深夜割引(0時〜4時)は車種区分に関係なく適用されるため、旅行の際は早朝出発や深夜移動を駆使することで、高速料金の差額を埋める工夫も楽しんでみてください。」

永遠のライバル「ハイラックス」とどっちが良い?決定的な違いを比較

日本国内で購入できる正規輸入のピックアップトラックは、事実上「三菱トライトン」と「トヨタ ハイラックス」の一騎打ち状態です。どちらも素晴らしい車ですが、そのキャラクターには明確な違いがあります。ここでは、スペック比較だけでなく、実際の使い勝手や乗り味の違いにフォーカスして比較を行います。

【走行性能】エンジンスペックと加速感の違い

心臓部であるエンジンを比較してみましょう。ハイラックスが搭載するのは2.4Lディーゼルターボ(150PS/400Nm)。対する新型トライトンも2.4Lディーゼルですが、2ステージターボを採用し、最高出力204PS、最大トルク470Nmを叩き出します。

数値の差は歴然としており、実際にアクセルを踏み込んだ瞬間の加速感はトライトンに軍配が上がります。特に高速道路での追い越し加速や、荷物を満載した状態での登坂路において、トライトンの余裕あるパワーはドライバーのストレスを大幅に軽減してくれます。ハイラックスも必要十分なパワーを持っていますが、トライトンの「胸のすくような加速」は、スポーティな走りを楽しみたいパパにとって大きな魅力となるでしょう。

【乗り心地】リアサスペンションの味付けと静粛性

ピックアップトラックの弱点とされる「空荷時の乗り心地の悪さ」。これを克服するために、両車とも工夫を凝らしています。ハイラックスは質実剛健な商用車ベースの乗り味で、路面の段差でリアが跳ねる傾向が強めです。

一方、新型トライトンは、フレームやサスペンションの取り付け剛性を徹底的に見直し、乗り心地を乗用車レベルに近づけています。特に静粛性は特筆もので、ディーゼル特有のガラガラ音やロードノイズが驚くほど遮断されています。助手席や後席の家族と、声を張り上げずに会話ができるレベルです。長距離ドライブでの疲労感の少なさという点では、トライトンが一歩リードしていると言えます。

【後席居住性】リクライニング不可のハイラックス vs サーキュレーター付きトライトン

家族持ちにとって決定的な差となるのが、後席(リアシート)の居住性です。ピックアップトラックのダブルキャブにおいて、後席は「直立気味で狭い」のが定説でした。

ハイラックスの後席はリクライニング機能がなく、背もたれが比較的立っているため、長時間の乗車は少々窮屈に感じるかもしれません。しかし、新型トライトンは後席の背もたれ角度を最適化し、ゆったりとした座り心地を実現しています(※リクライニング自体は構造上限定的ですが、初期角度が寝ているため快適です)。

さらに決定的なのが、トライトンには天井に「リアサーキュレーター」が装備されている点です。これにより、前席のエアコンの風を効率よく後席に送り届けることができます。真夏や真冬、広いキャビン内の温度差を解消してくれるこの装備は、後席に乗る子供や奥様の快適性を劇的に向上させます。家族を乗せる機会が多いなら、この一点だけでもトライトンを選ぶ理由になります。

▼トライトン vs ハイラックス 簡易比較表

比較項目 三菱 トライトン (GSR) トヨタ ハイラックス (Z GR SPORT)
最高出力 204PS 150PS
最大トルク 470Nm 400Nm
4WDシステム スーパーセレクト4WD-II (フルタイム可) パートタイム4WD
後席快適性 サーキュレーター有・広め 標準的・リクライニング不可
カスタムパーツ これから充実 圧倒的に豊富

【積載性】荷台の使い勝手とアプローチアングルの違い

荷台の広さは両車ともほぼ互角で、ユーロパレットが積載可能なサイズを確保しています。しかし、使い勝手の面でトライトンには「荷台床面の低さ」というメリットがあります。地面から荷台床面までの高さ(ベッド高さ)がハイラックスより若干低く設計されているため、重い荷物の積み下ろしが少し楽になります。

一方、オフロード性能に関わるアプローチアングル(障害物を乗り越える際のバンパーの角度)などは両車とも本格クロカン仕様で十分な数値を確保しています。ただし、ハイラックスの方がアフターパーツが圧倒的に豊富で、荷台のカスタム(キャノピーやロールバーなど)の選択肢が多いのは事実です。自分好みに改造しまくりたいDIY派には、ハイラックスのパーツ沼も魅力的かもしれません。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「独身でカスタムを楽しむならパーツ豊富なハイラックスも魅力的ですが、家族を後席に乗せるならトライトンを強く推します。後席のエアコン吹き出し口(サーキュレーター)やシートの座り心地の差は、ロングドライブでの家族の機嫌に直結します。『パパの車、暑いし狭いから嫌だ』と言われないためにも、居住性の差は慎重に比較してください。」

三菱の本気!「スーパーセレクト4WD-II」の実力と走行性能

三菱自動車といえば「4WD」。パジェロやランサーエボリューションで培った技術の結晶が、このトライトンにも惜しみなく投入されています。それが「スーパーセレクト4WD-II」です。他社のピックアップトラックに採用されている一般的なパートタイム4WDとは何が違うのか、その凄さを解説します。

パートタイム4WDとは違う?舗装路でも4WDで走れるメリット

一般的なパートタイム4WD(ハイラックス等)は、乾燥した舗装路では「2WD(後輪駆動)」で走らなければなりません。もし舗装路で4WDに入れると、カーブで前後輪の回転差を吸収できず、ブレーキがかかったようになる「タイトコーナーブレーキング現象」が発生し、駆動系を痛めてしまうからです。つまり、雨の高速道路や、路面状況が変わりやすい山道でも、基本は2WDで走る必要があり、リアが滑りやすいピックアップトラックにとっては不安要素となります。

しかし、トライトンの「スーパーセレクト4WD-II」は、センターデフ(差動装置)を備えているため、乾燥した舗装路でも「4H(フルタイム4WD)」モードで走行可能です。これにより、雨の日や強風時の高速道路でも、4輪で路面を掴む安定した走りができます。必要な時にいちいち切り替える必要がなく、常時4WDの恩恵を受けられる。これは安全性においてライバルに対する決定的なアドバンテージです。

7つのドライブモードとアクティブヨーコントロール(AYC)の効果

新型トライトンには、路面状況に応じてエンジン、トランスミッション、ブレーキを統合制御する「7つのドライブモード」が搭載されています。NORMAL、ECO、GRAVEL(未舗装路)、SNOW(雪道)、MUD(泥濘)、SAND(砂地)、ROCK(岩場)の中から、ダイヤル一つで最適な設定を選べます。

さらに、ランサーエボリューション譲りの技術である「AYC(アクティブヨーコントロール)」も採用されています。これは、カーブを曲がる際に内側の車輪に軽くブレーキをかけることで、車を旋回方向へスムーズに向ける機能です。巨体を感じさせない素直なハンドリングは、このAYCの働きによるものが大きく、山道のカーブでも思った通りのラインをトレースできます。

雪道・悪路での走破性と安心感(実体験に基づく解説)

雪道での走破性は言わずもがなです。4Hモードに入れておけば、圧雪路からシャーベット状の路面まで、何事もなかったかのように安定して走行します。万が一スタックしそうな深雪や泥濘地では、センターデフをロックする「4HLc」や、ローギアを使う「4LLc」モードに切り替えれば、戦車のようなトラクションを発揮して脱出できます。

また、下り坂で車速を一定に保つ「ヒルディセントコントロール」も装備されており、滑りやすい急坂でもブレーキ操作に神経を使わず、ハンドル操作のみに集中できます。この「道を選ばない絶対的な安心感」こそが、トライトンを所有する最大の喜びとなるはずです。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「一般的なパートタイム4WDは乾燥路で4WDを使えませんが、トライトンのスーパーセレクト4WD-IIはセンターデフを持つため、雨の高速道路でも『4H』に入れて安定走行が可能です。これは安全性において大きなアドバンテージです。私は雨が降り始めたら迷わず4Hに入れます。特に荷台が空の時はリアが軽いので、2WDだとマンホールや白線で『ヒヤッ』とすることがありますが、4Hならその不安が完全に消えます。この安心感にお金を払う価値は十分にあります。」

失敗しないグレード選び!GSRとGLSの違いとおすすめオプション

購入を決意した後に待っているのがグレード選びです。新型トライトンは「GSR」と「GLS」の2グレード展開。価格差は約54万円です。この差額にどのような価値があるのか、そしてどちらを選ぶべきかを明確にします。

上級「GSR」と標準「GLS」の装備差と価格差54万円の価値

結論から言えば、「見た目にこだわるならGSR、実用重視ならGLS」です。

上級グレードの「GSR」は、フロントグリル、ドアミラー、ドアハンドルなどが精悍なブラックで統一され、ホイールもブラック塗装の18インチを採用しています。さらに、ボディ同色のオーバーフェンダーが装着され、ワイド&ローな迫力あるスタイリングになっています。内装もオレンジのステッチが入ったレザーシートなど、質感が高められています。

一方の「GLS」は、メッキパーツを多用した上質なデザインで、オーバーフェンダーはありません(標準ボディ)。しかし、エンジンや4WDシステム、先進安全装備といった基本性能に差はありません。54万円の差は主に「ドレスアップパーツ」と「内装の加飾」にあると考えて良いでしょう。

ただし、GSRには荷台の保護材である「ベッドライナー」が標準装備されています(GLSはオプション)。これを後付けすると10万円以上かかるため、実質的な価格差はもう少し縮まります。リセールバリュー(売却時の価格)を考慮すると、人気が集まりやすいGSRの方が有利になる傾向が高いでしょう。

必須オプションはこれ!トノカバーとベッドライナーの選び方

トライトンを買うなら絶対に付けておきたいオプションが2つあります。

  1. ベッドライナー(荷台の保護材)
    GSRには標準装備ですが、GLSを選ぶなら必須です。これがないと、荷物を積むたびに塗装が傷つき、そこから錆が発生してしまいます。ハードな使い方をするなら必須のアイテムです。
  2. トノカバー(荷台の蓋)
    日本の気候でピックアップトラックに乗るなら、トノカバーはほぼ必須と言えます。これがないと、荷台は常に雨ざらしになり、ゴミ箱状態になってしまいます。電動開閉式、手動シャッター式、ハードカバーなど種類がありますが、予算と使い勝手に合わせて選びましょう。純正の電動トノカバーは高価ですが、キーレスと連動して開閉できるため非常に便利です。

ボディカラー選びとリセールバリューの傾向

ボディカラーは、新型トライトンのイメージカラーである「ヤマブキオレンジメタリック」が鮮烈ですが、リセールバリューを重視するなら「ホワイトダイヤモンド」や「ブラックマイカ」といった定番色が手堅いです。

しかし、トライトンのような趣味性の高い車の場合、個性的なカラーも中古車市場で人気が出ることがあります。「ブレードシルバーメタリック」や「グラファイトグレーメタリック」は、汚れが目立ちにくく、道具感を強調したい方におすすめです。自分が一番愛せる色を選ぶのが、長く乗るための秘訣です。

トライトン購入前のよくある質問 (FAQ)

最後に、購入検討者が抱きがちな細かい疑問を一問一答形式で解消しておきましょう。

Q. 納期はどのくらいかかりますか?

発売直後は注文が殺到し、半年以上の待ちが発生していましたが、生産体制の安定により徐々に短縮傾向にあります。ただし、グレードやボディカラー、オプションの組み合わせによっては変動します。特に海外工場(タイ)からの輸入となるため、船便のタイミングにも左右されます。最新の納期は必ずディーラーで確認してください。

Q. 普通免許で運転できますか?AT限定は?

はい、問題なく運転できます。新型トライトンは車両総重量が3.5トン未満に収まっているため、現在の普通免許(AT限定含む)で運転可能です。もちろん、AT限定免許でも運転できる6速オートマチックトランスミッションを採用しています。

Q. 任意保険は高くなりますか?(年齢条件等の注意点)

1ナンバー車は、一般的なネット型自動車保険(ダイレクト系)の一部で引き受けを断られる場合や、年齢条件(26歳以上補償など)の設定が細かく選べない場合があります。そのため、代理店型の保険会社を選ぶことになるケースが多く、保険料は若干割高になる傾向があります。しかし、最近は1ナンバー対応のネット保険も増えてきています。購入前に車検証の型式情報をディーラーで聞き、事前に見積もりを取ることを強くおすすめします。

[歴20年の4WD・SUV専門ジャーナリスト]のアドバイス
「1ナンバーは一部のネット型自動車保険で加入できない、または年齢条件の制限が厳しい場合があります。特に『全年齢補償』にすると保険料が跳ね上がるため、若い方が乗る場合は注意が必要です。購入契約のハンコを押す前に、ご自身が加入している保険会社に『1ナンバーのピックアップトラックに乗り換える予定だが、条件はどうなるか』と電話で確認するのが最も確実です。」

まとめ:トライトンは「不便さえも愛せる」最高のライフスタイルギア

ここまで、新型トライトンの魅力と、所有する上でのリアルなハードルについて解説してきました。

記事の要点振り返り

  • 新型トライトンは、SUV並みの快適性とトラックの実用性を兼ね備えた唯一無二の存在。
  • 全長5.3mのサイズは、駐車場選びで苦労する場面もあるが、アラウンドビューモニター等の支援機能でカバー可能。
  • 1ナンバー登録の維持費は、税金の安さと高速料金の高さを相殺すると、一般的な大型SUVと大差ない。
  • ライバルのハイラックスに対し、後席の快適性(サーキュレーター等)や4WDシステムの性能(舗装路4H)で優位性がある。
  • 家族の理解を得るためには、安全性の高さと後席の居住性をアピールすることが重要。

あなたのカーライフを激変させるトライトンの可能性

トライトンを選ぶということは、単に移動手段を選ぶことではありません。「荷台に何を積んで、どこへ遊びに行こうか」と、週末の計画を立てるのが待ちきれなくなるような、ワクワクするライフスタイルを選ぶということです。

確かに、サイズや車検の手間といった「不便」はあります。しかし、その不便さを補って余りあるほどの「自由」と「頼もしさ」がこの車にはあります。泥だらけの道具を放り込み、家族と共に道なき道を進む。そんな冒険のような日常が、トライトンとなら叶います。ぜひ、ディーラーでそのステアリングを握り、新しい相棒との生活をイメージしてみてください。

Checklist|トライトン購入前の最終チェックリスト

  • [ ] 自宅駐車場のサイズ(長さ・幅)を実測し、5.4m×2.0m以上のスペースがあるか確認したか?
  • [ ] 妻や家族を連れてディーラーへ行き、実車(特に大きさ)を見せ、後席に座ってもらったか?
  • [ ] 毎年車検の手間と、AdBlue補充のランニングコストを受け入れられるか?
  • [ ] 高速道路の休日割引がなくても、深夜割引や下道活用でカバーできる、または許容できるか?
  • [ ] 加入予定の任意保険会社に、1ナンバー車の引き受け可否と見積もりを確認したか?

ぜひ今日から、このチェックリストを一つずつクリアして、後悔のないトライトン選びを進めてください。

この記事を書いた人

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