「バッサリ切りたいけれど、ショートにする勇気はない」「今のロングヘアは乾かすのが面倒で、マンネリ気味…」そんな悩みを抱える大人女性の間で、今最もオーダーが急増しているのがミディアムヘアです。
ミディアムヘアは、鎖骨から胸上までの長さを指し、「結べる利便性」「アレンジの自在さ」「圧倒的な小顔効果」の3拍子が揃った、まさに万能なヘアスタイルと言えます。しかし一方で、「肩に当たってハネるのが心配」「中途半端な長さで野暮ったく見えないか不安」という声も少なくありません。
この記事では、月間150名以上の指名を持つ現役トップスタイリストである筆者が、あなたに「本当に似合う」ミディアムヘアの選び方を徹底解説します。骨格別の似合わせ理論から、2024年から2025年にかけての最新トレンド、そして多くの人が悩む「ハネ・広がり」を解消するプロの技術まで、サロンワークで培った知見を余すところなくお伝えします。
この記事を読むことで、以下の3つのことが明確になります。
- 丸顔・面長・エラ張りなど、骨格コンプレックスを解消する「失敗しない」ミディアムの黄金比
- 「くびれ」「レイヤー」など、今っぽさを取り入れた大人可愛い最新スタイルカタログ
- 「肩でハネる」悩みを根本から解決するカット技術と、自宅で5分でできる簡単再現テクニック
美容室でのオーダーで失敗したくない方、朝のスタイリングを劇的に楽にしたい方は、ぜひ最後までお読みください。新しい自分に出会うためのヒントが、ここにあります。
ミディアムヘアの定義と3つの魅力
ヘアスタイルを変える際、多くの女性が抱く不安の一つに「中途半端な長さになって扱いにくくなるのではないか」という点があります。特にロングヘアから短くする場合、その懸念は強くなる傾向にあります。しかし、現代のヘアトレンドにおいて、ミディアムヘアほど機能的で美しさを引き出しやすい長さはありません。
まずは、ミディアムヘアの正確な定義と、なぜ今これほどまでに多くの大人女性に支持されているのか、その3つの大きな魅力を紐解いていきましょう。これを知ることで、「切ってよかった」と思える確信が得られるはずです。
現役トップスタイリストのアドバイス
「サロンの現場でも、30代前後の女性から『ミディアム』のオーダーが圧倒的に増えています。仕事に家事に忙しい世代にとって、お手入れが楽で、かつ女性らしさも残せるこの長さは、ライフスタイルに寄り添う最強のパートナーと言えるのです」
どこからどこまでがミディアム?(鎖骨〜胸上の絶妙なバランス)
一般的に美容業界における「ミディアムヘア」とは、「顎下から鎖骨、そして胸上ラインまで」の長さを指します。センチメートルで言うと、肩から約5cm〜15cm程度の範囲に収まるスタイルが該当します。
この長さの最大の特徴は、「女性らしさ」と「軽やかさ」のバランスが絶妙であることです。ショートやボブのようにボーイッシュになりすぎず、ロングほど重たくならないため、どのようなファッションにも合わせやすいという利点があります。
また、ミディアムの中にもいくつかのバリエーションが存在します。
| 名称 | 長さの目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロブ(ロングボブ) | 肩につくかつかないか | ボブの延長で楽しめる、まとまり重視のスタイル。 |
| 鎖骨ミディ | 鎖骨ライン | 最も人気が高く、色気と清潔感を両立できる長さ。 |
| セミロング手前 | 鎖骨下〜胸上 | アレンジの幅が広く、ロングに近い感覚で扱える。 |
このように、一口にミディアムと言っても、数センチの違いで印象は大きく変わります。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて微調整が効くのも、この長さの懐の深さです。
魅力1:小顔効果と骨格補正が一番しやすい長さ
ミディアムヘアが「似合わせの万能選手」と呼ばれる最大の理由は、顔周りのデザインによる骨格補正効果が極めて高い点にあります。
ショートヘアでは顔の輪郭が露わになりやすく、ロングヘアでは顔周りの毛が長すぎて重力で下に引っ張られ、ボリュームが出にくいことがあります。対してミディアムヘアは、顎ラインや頬骨付近に毛先やレイヤー(段差)を作りやすく、気になる輪郭を物理的にカバーすることが可能です。
例えば、エラ張りが気になる方は、顔周りの毛束を顎ラインで遊ばせることで角を隠せますし、丸顔の方はトップにボリュームを持たせつつサイドの髪で縦ラインを強調することで、すっきりとした卵型に見せることができます。顔周りの髪の動き一つで、整形級の小顔効果を狙えるのがミディアムの醍醐味です。
魅力2:結べるからオフィスも安心!アレンジの幅広さ
働く女性や子育て中のママにとって、「髪を結べるかどうか」は死活問題です。ショートやボブにしてしまうと、寝癖がついた朝や、湿気で髪が広がる雨の日、あるいは集中したい仕事中や家事の最中に、サッとまとめることができません。
ミディアムヘアであれば、後ろで一つに結ぶのに十分な長さがあります。単なるひっつめ髪ではなく、後れ毛を出したこなれ感のあるポニーテールや、ハーフアップ、くるりんぱなど、簡単なアレンジでも様になりやすい長さです。
オフィスでは清潔感のあるまとめ髪、休日は下ろして巻き髪を楽しむ、といったオンオフの切り替えが容易であることも、忙しい現代女性に選ばれている大きな理由です。「切りたいけど、結べないのは困る」という方にとって、ミディアムは唯一無二の最適解となります。
魅力3:ロングより乾かすのが早く、ショートより挑戦しやすい
毎日のドライヤー時間は、髪の長さに比例して長くなります。ロングヘアの方の中には、夏場のドライヤーが苦痛で仕方がないという方も多いでしょう。ミディアムヘアにすることで、物理的な毛量が減り、ドライヤーの時間をロングヘアの約半分〜3分の2程度に短縮できる可能性があります。
これは単なる時短だけでなく、熱による髪へのダメージ軽減にもつながります。また、シャンプーやトリートメントの使用量も減るため、経済的なメリットも見逃せません。
一方で、ショートヘアにするには「似合うか不安」「顔が大きく見えそう」といった心理的なハードルが高いものです。ミディアムヘアは、ロングの安心感を残しつつ、ショートのような軽快さも取り入れられる、まさに「いいとこ取り」のスタイル。ロングからのイメージチェンジの第一歩として、失敗のリスクが最も低い選択肢と言えるでしょう。
【2024-2025最新】大人可愛い最旬ミディアムヘアカタログ
ミディアムヘアの魅力をご理解いただいたところで、次は実際にどのようなスタイルが流行しているのかを見ていきましょう。2024年から2025年にかけてのトレンドキーワードは、「動き」と「軽さ」、そして「艶感」です。
かつてのような重ためのAラインシルエットではなく、レイヤーを入れて軽やかな動きを出したり、くびれを作ってメリハリをつけたりするスタイルが主流となっています。ここでは、美容室でそのままオーダーに使える、最旬のミディアムスタイルを厳選してご紹介します。
今っぽさNo.1!「くびれミディ」で華やかさと小顔を両立
今、最もオーダーが多いスタイルの一つが「くびれミディ」です。これは、首元あたりで髪をキュッと引き締め(くびれさせ)、毛先を外ハネにすることで、砂時計のような美しいシルエットを作るスタイルです。
スタイルの特徴:
- トップから耳横にかけてはふんわりとしたボリュームを出します。
- 首元で一度レイヤーによってボリュームを抑え、くびれを作ります。
- 毛先は肩に沿って自然に外ハネさせます。
この「ひし形」に近いシルエットは、頭の形を綺麗に見せるだけでなく、首を細く長く見せる効果があります。また、顔周りに動きが出るため、華やかで女性らしい印象を相手に与えることができます。特に、フェミニンな服装やオフィスカジュアルとの相性が抜群です。
軽やかで動きが出る「レイヤーミディアム」
髪の表面に段差(レイヤー)を入れることで、軽さと動きを強調したスタイルです。黒髪や暗髪の方でも、レイヤーが入ることで光が透過しやすくなり、重たく見えない透明感を演出できます。
スタイルの特徴:
- 顔周りからバックにかけて、表面の髪を短くカットします。
- ワンカール巻くだけで、毛先がランダムに動き、作り込んでいないようなラフな質感が生まれます。
- スタイリング剤(オイルやバーム)を揉み込むだけでセットが完了するため、朝の時短にも最適です。
「髪量が多くて広がりやすい」「髪がペタッとしてボリュームが出ない」という両極端な悩みを持つ方、どちらにも対応できるのがレイヤーミディアムの強みです。毛量調整がしやすく、空気感を含ませることでふんわり見せることも可能です。
大人上品な韓国風「ヨシンモリ(女神ヘア)」
韓国語で「女神の髪」を意味するヨシンモリは、日本でも定番の人気スタイルとして定着しました。大きなウェーブと、顔周りの外巻き(リバース巻き)が特徴で、圧倒的なエレガントさを演出します。
スタイルの特徴:
- 顔周りの髪(サイドバング)を長めに残し、外側に大きく流れるようにカットします。
- 全体的に大きく緩やかなS字カールを作ります。
- 艶感が命となるスタイルなので、暗めのカラーや暖色系カラーと相性が良いです。
ミディアムレングスのヨシンモリは、ロングに比べて重くなりすぎず、日本のオフィスシーンにも馴染みやすいのがポイントです。大人っぽく、色気のある雰囲気を目指す方におすすめです。
抜け感抜群!「切りっぱなし×外ハネ」ボブディ
「ボブディ」とは、ボブとミディアムの中間(鎖骨ライン)の長さを指します。毛先をあえてパツンと切り揃え(切りっぱなし)、外ハネにスタイリングすることで、カジュアルで洗練された印象を作ります。
スタイルの特徴:
- 毛先のライン感を残し、厚みをあえて残します。
- ストレートアイロンを通して、毛先だけを外に逃がすようにスタイリングします。
- オイルでウェットな質感(濡れ髪)に仕上げると、一気にトレンド感が増します。
カジュアルなファッションや、モードな雰囲気が好きな方に最適です。また、くせ毛で広がりやすい方も、重さを残すことで広がりを抑えやすいため、扱いやすいスタイルと言えます。
現役トップスタイリストのアドバイス
「トレンドを取り入れる際、最も重要なのは『若作り』に見せないことです。大人の女性がレイヤーや外ハネを取り入れる場合は、毛先のパサつきを抑え、必ず『艶』を意識してください。オイルやバームを使ってしっとりとした質感に仕上げるだけで、トレンドヘアが上品な大人スタイルへと昇華されます」
【顔型別】あなたに似合うのは?骨格補正で選ぶミディアム
「ヘアカタログのモデルさんは可愛いけれど、自分の顔型に似合うか不安…」そう感じる方は多いはずです。しかし、ミディアムヘアはカットの工夫次第で、どのような顔型の方にも似合わせることが可能です。
美容師は、お客様の顔型を「卵型」に近づけるようにヘアスタイルを設計します。これを「骨格補正」と呼びます。ここでは、日本人に多い3つの顔型タイプ別に、コンプレックスを解消し魅力を引き出すミディアムヘアのポイントを理論的に解説します。
【丸顔さん】縦ラインを強調する「センターパート」×「ひし形シルエット」
丸顔さんは、顔の縦幅と横幅がほぼ同じで、ふっくらとした可愛らしい印象を持たれますが、幼く見られたり、顔が大きく見えたりすることに悩む方が多いです。
似合わせの法則:
- 前髪: おでこを見せる「センターパート」や「かき上げバング」で、顔の縦の長さを強調します。前髪を作る場合は、隙間のある「シースルーバング」で縦の抜け感を作ります。
- シルエット: トップ(頭頂部)に高さを出し、サイドのボリュームは抑えめにします。頬骨の下あたりにくびれを作ることで、輪郭をシャープに見せることができます。
- NGポイント: 頬のラインでパッツンと切ったワイドバングや、顔周りにボリュームが出すぎる重たいスタイルは、横幅を強調してしまうため避けましょう。
縦長のラインを意識した「Iライン」や、トップ高めの「ひし形」を意識することで、大人っぽくすっきりとした印象に変化します。
【面長さん】横幅を出す「ワイドバング」×「サイドボリューム」
面長さんは、顔の横幅に対して縦幅が長く、大人っぽく落ち着いた印象を与えますが、間延びして見えたり、老けて見られたりすることが悩みとなりがちです。
似合わせの法則:
- 前髪: 前髪を作って額を隠すことで、顔の縦の面積を減らします。幅を広めにとった「ワイドバング」は、横のラインを強調できるため非常に効果的です。
- シルエット: サイド(耳横)にボリュームを出した「Aライン」や「ひし形」シルエットがおすすめです。顔周りにレイヤーを入れ、横に広がるような動きをつけることで、縦長の印象を中和します。
- NGポイント: トップに高さを出しすぎたり、センターパートでおでこを全開にしたりすると、縦の長さが強調されてしまうため注意が必要です。
横へのボリュームを意識したパーマスタイルや、顔周りの後れ毛を巻いてふんわりさせるスタイルが、面長さんの知的で上品な雰囲気をより引き立てます。
【ベース型・エラ張りさん】輪郭をカバーする「顔周りレイヤー」×「動きのある毛先」
ベース型・エラ張りさんは、エラやハチが張っているため、顔が四角く見えたり、男っぽく見られたりすることに悩む傾向があります。
似合わせの法則:
- 前髪: 狭めの幅で前髪を作り、サイドの髪(触覚ヘア)を長めに残してエラ部分にかかるようにします。顔周りの髪が輪郭を削るような役割を果たします。
- シルエット: 重心が高すぎるとエラが目立つため、重心を低めにしたスタイルが似合います。毛先をランダムに遊ばせたり、顔周りにレイヤーを入れて曲線的な動きを作ったりすることで、骨格の角ばった印象を和らげます。
- NGポイント: フェイスラインを全開にするスタイルや、ぱっつんと切り揃えた直線的なラインは、骨格の硬さを強調してしまいます。
曲線(カール)を取り入れることで、柔らかくフェミニンな印象を作り出すことができます。顔周りの毛束のニュアンス一つで、コンプレックスはチャームポイントに変わります。
現役トップスタイリストのアドバイス
「顔周りの髪、いわゆる『サイドバング』の1mmの長さ、1度の角度の違いで、顔の印象は劇的に変わります。美容室では、単に『ミディアムにしたい』と伝えるだけでなく、『丸顔をカバーしたい』『エラが気になる』といった悩みを正直に伝えてください。プロはその悩みを解決するための引き出しを必ず持っています」
「肩でハネる・広がる」ミディアム特有の悩み解決法
ミディアムヘアに挑戦する際、最大の懸念材料となるのが「肩に当たってハネる」「横に広がる」という問題です。せっかく美容室で綺麗にしてもらっても、翌朝自分で再現できなければ意味がありません。
しかし、実はこの「ハネ」や「広がり」には明確な原因があり、それを理解すれば簡単に対処、あるいは味方にすることができます。ここでは、現役美容師が実践している具体的な解決策を伝授します。
なぜハネる?原因は「長さ」と「生え癖」にあり
そもそも、なぜミディアムヘアはハネやすいのでしょうか。主な原因は以下の2点です。
- 物理的な接触: 鎖骨付近の長さは、どうしても肩に毛先が当たります。肩に当たった髪は、行き場を失って外側や内側に曲がろうとします。これがハネの物理的な原因です。
- 生え癖と毛穴の向き: 日本人の多くは、つむじを中心に時計回りに髪が生えています。そのため、右側の髪は後ろに向かって流れやすく(ハネやすい)、左側の髪は前に向かって流れやすい(内巻きになりやすい)という特徴があります。「右側だけハネる」という悩みが多いのはこのためです。
この性質を理解した上で、以下の3つの解決策を実践してみましょう。
解決策1:あえてハネさせる「外ハネカット」でストレスフリーに
最も手っ取り早く、かつ今っぽい解決策は、「ハネることを前提としたカット」にすることです。無理に内巻きにしようとするから、ハネた時に「失敗」と感じてしまいます。
最初から毛先が外に向くようにカットし、スタイリングでも外ハネにしてしまえば、肩に当たってハネてもスタイルの一部として馴染みます。時間が経っても崩れが気にならず、むしろラフな動きとしてプラスに働きます。朝のスタイリング時間も大幅に短縮できるため、忙しい方に最も推奨される方法です。
解決策2:毎朝のアイロン不要!「デジタルパーマ」で毛先ワンカール
「どうしても内巻きの上品なスタイルが好き」という方には、毛先にワンカールのデジタルパーマをかけることをおすすめします。
デジタルパーマは熱を使って形状記憶させるため、乾かすだけでコテで巻いたようなカールが再現できます。肩に当たってハネようとする力よりも、パーマのカール形状の方が強ければ、髪は内側に収まります。毎朝コテやアイロンを使う手間が省け、湿気の多い日でもスタイルをキープしやすくなります。
解決策3:広がりを抑える「髪質改善トリートメント」の活用
ハネるだけでなく、髪全体がボワッと広がってしまう場合は、髪内部の水分バランスが崩れているか、うねりのある癖毛が原因の可能性があります。
近年話題の「髪質改善トリートメント(酸熱トリートメントなど)」は、髪の内部結合を一時的に強化し、うねりや広がりを抑える効果があります。縮毛矯正ほど真っ直ぐにはなりませんが、自然なボリュームダウンと圧倒的な艶感が手に入ります。髪が素直になれば、ハネや広がりもコントロールしやすくなります。
▼プロが教える!雨の日でも広がらないスタイリング剤の選び方
スタイリング剤選びは、髪質に合わせて行うことが重要です。間違ったものを使うと、ベタついたり、逆にパサついたりしてしまいます。
- 軟毛・猫っ毛さん: 重たいオイルはNG。ペタッとしてしまいます。「軽めのヘアオイル」や「バーム」を少量、毛先中心に揉み込みましょう。スプレーでふんわり固定するのもおすすめです。
- 剛毛・多毛さん: ボリュームを抑えるために、「重めのヘアオイル(しっとりタイプ)」や「ヘアミルク」を使いましょう。内側からしっかりつけることで広がりを防げます。
- くせ毛さん: 乾燥して広がりやすいため、「ジェルオイル」や「水分量の多いクリーム」で水分を閉じ込めるのがカギです。ウェットな質感に仕上げると、癖がパーマのようにおしゃれに見えます。
美容室で失敗しない!オーダー方法と再現スタイリング術
「美容室ではいい感じだったのに、家でやってみたら全然違う…」という経験はありませんか?それは、オーダーの伝え方や、自宅での再現方法に少しズレがあるからかもしれません。
理想のミディアムヘアを手に入れ、それを毎日楽しむために必要な「美容室でのコミュニケーション術」と「自宅でのスタイリング基礎」を解説します。
「お任せ」は危険?美容師に伝えるべき3つのポイント
信頼できる美容師なら「お任せ」でも素敵にしてくれますが、それでも最低限伝えておかないと、ライフスタイルに合わない髪型になってしまうリスクがあります。以下の3点は必ず伝えましょう。
- 結べる長さを残したいか: 「ギリギリ結べる長さ」なのか「余裕を持って結べる長さ」なのか、あるいは「結べなくてもいい」のか。これによってカットラインが数センチ変わります。
- 朝のスタイリングにかけられる時間: 「毎朝コテで巻ける(5〜10分ある)」のか、「ドライヤーだけで済ませたい(0分)」のか。かけられる手間によって、提案すべきスタイル(パーマが必要か、レイヤーを入れるか等)が全く異なります。
- 普段の服装や職場の雰囲気: 髪型はファッションの一部です。普段カジュアルな服が多いのか、きれいめな服が多いのか、職場の規定は厳しいかなどを伝えることで、トータルコーディネートとしての髪型を提案してもらえます。
理想の画像を見せる時のコツ(好みの雰囲気とNGな雰囲気を伝える)
言葉だけでイメージを伝えるのは、プロ同士でも難しいものです。画像を見せるのが最も確実ですが、その際にもコツがあります。
まず、「なりたいイメージの画像」を2〜3枚用意してください。1枚だけだとその特定の部分に固執してしまいがちですが、複数枚あると「共通する雰囲気(例えば、すべて外ハネ、すべて前髪なし)」を美容師が読み取ってくれます。
さらに重要なのが、「なりたくないイメージ(NG画像)」も見せることです。「こういう重たい感じは嫌」「この長さまで短いのは嫌」といったNGラインを共有することで、大きな失敗を未然に防ぐことができます。
現役トップスタイリストのアドバイス
「『モデルさんが美人だから、写真を見せるのが恥ずかしい』とおっしゃるお客様がいますが、全く気にする必要はありません!私たち美容師が見ているのは顔ではなく、髪の『長さ』『質感』『前髪の雰囲気』『カールの強さ』といった情報のパーツです。写真は最高のコミュニケーションツールですので、堂々と見せてくださいね」
【動画解説あり】32mmコテで作る!基本の「外ハネ」&「内巻き」手順
ミディアムヘアのスタイリングには、32mm(32ミリ)のコテ(カールアイロン)が最も使いやすくおすすめです。26mmだとカールが細かすぎて古臭くなりやすく、38mmだとすぐに取れてしまうことがあるからです。
ここでは、基本となる「外ハネ」と「内巻き」の作り方をステップ形式で解説します。
基本の「外ハネ」手順:
- 髪を左右と後ろの4ブロック程度に分けます。
- 毛束の中間からコテを挟み、滑らせながら毛先まで持っていきます。
- 毛先で手首を外側に返し、床と平行になるようにコテを抜きます。
- 熱が冷めるまで触らずに放置し、最後にオイルをつけて崩します。
基本の「内巻きワンカール」手順:
- 同様に髪を分けます。
- 毛束の中間からコテを通し、毛先に向かって大きな円を描くように内側に回転させます。
- コテを縦に抜かず、そのまま横にスッと抜きます。
- 顔周りの髪だけ外巻き(リバース)にすると、韓国風のくびれヘアになります。
最初は電源を入れずに練習してみるのも良いでしょう。慣れれば全頭で5分とかからずにセットできるようになります。
ミディアムヘアに関するよくある質問 (FAQ)
最後に、サロンワーク中にお客様から頻繁にいただく質問にお答えします。疑問を解消して、安心してミディアムヘアに挑戦してください。
Q. 30代・40代でも痛くないミディアムヘアのポイントは?
A. 「髪のツヤ」と「トップのボリューム」が若見えの絶対条件です。
パサついた髪や、ペタンとしたトップは疲れて見えてしまう原因になります。レイヤーを入れてトップにふんわりとした高さを出し、カラーやトリートメントで艶を維持しましょう。また、明るすぎるカラーよりも、肌馴染みの良いブラウンやベージュ系が上品に見えておすすめです。
現役トップスタイリストのアドバイス
「年齢を重ねると髪質が変化し、うねりが出やすくなります。それを無理に真っ直ぐにするのではなく、レイヤーカットで動きに変えてしまうのが、大人の余裕を感じさせる秘訣です」
Q. 前髪ありと前髪なし、どっちが似合う?
A. 「なりたい印象」と「おでこの広さ」で決めましょう。
前髪あり: 若々しく、可愛らしい印象になります。おでこが広い方や、面長さんにおすすめです。目力がアップする効果もあります。
前髪なし: 大人っぽく、クールで知的な印象になります。おでこが狭い方や、丸顔さんにおすすめです。かき上げる仕草が色っぽさを演出します。
Q. 伸ばしかけの期間、飽きずに過ごす方法は?
A. 「顔周りのカット」と「カラーチェンジ」で気分転換を。
全体の長さを変えなくても、前髪や顔周りの後れ毛をカットするだけで雰囲気はガラリと変わります。また、インナーカラーやハイライトを入れてデザインカラー楽しむのも良いでしょう。ヘアアレンジ(結び方を変える、ヘアアクセサリーを使う)を取り入れるのも、マンネリ解消に効果的です。
まとめ:自分史上最高のミディアムヘアで、毎日をもっと楽しく
ミディアムヘアは、ただ扱いやすいだけでなく、あなたの骨格を補正し、魅力を最大限に引き出してくれる可能性を秘めたスタイルです。「自分には似合わないかも」と決めつけず、ポイントを押さえてオーダーすれば、必ずあなただけの「似合うミディアム」が見つかります。
最後に、ミディアムヘアへのイメチェンを成功させるためのチェックリストを確認しましょう。
- 自分の顔型(丸顔・面長など)を把握し、似合うシルエットを知る
- 「結べる長さ」が必要かどうか、ライフスタイルを振り返る
- 朝のスタイリングにかけられる時間をリアルに見積もる
- なりたいイメージ画像と、NG画像を準備する
- 担当美容師に「悩み」と「希望」を正直に伝える
現役トップスタイリストのアドバイス
「髪型を変えることは、新しい自分に出会う第一歩です。鏡を見るのが楽しみになれば、表情も明るくなり、毎日がもっと楽しくなります。ぜひ勇気を出して、素敵なミディアムヘアを手に入れてくださいね」
この記事が、あなたの新しいヘアスタイル探しの参考になれば幸いです。ぜひ今日から、自分に似合うスタイルを見つける準備を始めてみてください。
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