「久しぶりの韓国旅行、飛行機代が高くなっていて驚いた」「LCCがたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからない」
円安や燃油サーチャージの影響で、以前のように「往復1万円台で気軽にソウルへ」というわけにはいかなくなった今、航空券選びの重要性はますます高まっています。価格だけで飛びつくと、受託手荷物の追加料金でかえって高くついたり、空港からの移動に時間を取られて現地の滞在時間が削られたりと、思わぬ落とし穴にはまることも少なくありません。
結論から申し上げますと、韓国行きの航空券で失敗しない最大のコツは、単なる「検索結果の最安値」ではなく、「燃油・手荷物を含めた総額」と「現地での時間を最大化できる空港(仁川か金浦か)」のバランスで選ぶことです。
この記事では、元旅行代理店勤務でこれまでに50回以上韓国へ渡航している筆者が、プロの視点から「コスパ」と「快適さ」を両立する賢い予約術を徹底解説します。初心者が見落としがちなLCCの注意点から、知っている人だけが得をする予約の裏ワザまで、余すところなくお伝えします。
この記事を読むことで、以下の3点が明確になります。
- 仁川空港と金浦空港、あなたの旅のスタイルにはどちらが最適かがわかる
- LCCを利用する際に、後悔しないための具体的なチェックポイント(受託手荷物・座席)
- 一年の中で最も安く予約できる時期と、プロが愛用する予約サイト・アプリの活用法
ぜひ最後までお読みいただき、浮いた予算で美味しい韓国グルメやショッピングを存分に楽しんでください。
韓国旅行の飛行機 基礎知識:時間と費用相場
韓国旅行を計画する際、まず把握しておきたいのが「移動にかかる時間」と「費用の相場」です。これを知らずに検索を始めると、表示される価格が高いのか安いのか判断できず、予約のタイミングを逃してしまいます。ここでは、主要都市からのフライトタイムと、シーズンごとのリアルな費用感について解説します。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「航空券検索サイトで『おっ、安い!』と思っても、すぐに飛びつかないでください。表示価格の多くは『航空運賃のみ』で、そこに『燃油サーチャージ』や『空港諸税』が加算される仕組みになっています。特に燃油サーチャージは原油価格や為替によって数ヶ月ごとに変動するため、数千円単位で総額が変わることも珍しくありません。必ず『支払総額』を確認する癖をつけましょう。」
東京・大阪・福岡からの飛行時間(フライトタイム)
日本から韓国(ソウル)へのフライトは、国内旅行感覚で行けるほど短時間であることが最大の魅力です。しかし、出発地によって飛行時間は大きく異なります。また、偏西風の影響により、行き(日本発)と帰り(韓国発)で所要時間が若干変わることも覚えておきましょう。
以下に、主要都市からソウル(仁川・金浦)までの平均的な所要時間をまとめました。
| 出発地 | 往路(日本→ソウル) | 復路(ソウル→日本) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京(成田・羽田) | 約2時間30分〜3時間 | 約2時間〜2時間30分 | 便数が最も多く、早朝から深夜まで選択肢が豊富。 |
| 大阪(関西) | 約1時間50分〜2時間10分 | 約1時間30分〜1時間50分 | 東京よりも近く、映画1本を見終わる前に到着する感覚。 |
| 福岡 | 約1時間20分〜1時間30分 | 約1時間10分〜1時間20分 | 「東京に行くより近い」と言われるほど。日帰り旅行も現実的。 |
| 名古屋(中部) | 約2時間〜2時間15分 | 約1時間40分〜2時間 | 便数は東京・大阪に次ぐ。午前便を利用すれば昼から遊べる。 |
| 札幌(新千歳) | 約3時間〜3時間30分 | 約2時間30分〜3時間 | 日本国内で最も時間がかかるが、それでも直行便なら半日かからない。 |
| 沖縄(那覇) | 約2時間10分〜2時間30分 | 約2時間〜2時間20分 | 意外と近い。大阪発とあまり変わらない所要時間。 |
このように、福岡からは離陸して水平飛行に入ったと思ったらすぐに着陸態勢に入るほどの近さです。東京や大阪からでも、機内食を急いで食べないと到着してしまう距離感です。この「近さ」が、週末や連休を利用した弾丸旅行を可能にしています。
【2024-2025最新】航空券の費用相場(平日・週末・ハイシーズン比較)
航空券の価格は、需要と供給のバランスで決まる「ダイナミックプライシング(変動料金制)」が採用されています。そのため、「いつ行くか」によって価格は2倍、3倍にも跳ね上がります。賢く予約するためには、底値の相場観を持っておくことが不可欠です。
以下は、東京(成田・羽田)発ソウル行きのエコノミークラス往復(燃油・諸税込の総額目安)の相場です。
▼ 詳細な費用相場表を見る(クリックして展開)
| 時期・タイミング | LCC(格安航空会社) | FSC(フルサービス:大韓・アシアナ・JAL・ANA) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 平日(火・水・木発着) | 25,000円 〜 35,000円 | 50,000円 〜 70,000円 | 最も安く行ける狙い目の時期。セール時は2万円を切ることも。 |
| 週末(金曜夜・土曜発) | 40,000円 〜 60,000円 | 70,000円 〜 90,000円 | 会社員の利用が集中するため、価格が上昇しやすい。 |
| 連休・祝日(3連休など) | 60,000円 〜 80,000円 | 90,000円 〜 120,000円 | 予約開始直後から高値安定。早めの確保が必須。 |
| ハイシーズン(GW・お盆・年末年始) | 80,000円 〜 120,000円 | 120,000円 〜 180,000円 | 欧米路線並みの価格になることも。マイル利用も激戦。 |
| オフシーズン(1月中旬〜2月、6月、11月) | 20,000円 〜 30,000円 | 45,000円 〜 60,000円 | 極寒期や梅雨時期などは需要が落ちるため、底値が出やすい。 |
価格推移の傾向と対策
1年の中で最も航空券が高騰するのは、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始です。これらの時期はLCCであっても往復10万円近くになることがあり、「安く行く」ことよりも「席を確保する」ことが優先されます。
逆に、狙い目は正月明けの1月中旬から2月(旧正月を除く)、ゴールデンウィーク明けの5月中旬から6月、そして夏休み明けの9月〜11月です。特に冬のソウルは氷点下になる厳しい寒さのため観光客が減少し、航空券価格も下落傾向にあります。「寒さは対策すれば平気!とにかく安く行きたい」という方にはベストシーズンと言えるでしょう。
また、同じ週末利用でも、「土曜朝出発・月曜夜帰国」よりも「金曜夜出発・日曜夜帰国」の方が高くなる傾向があります。これは、仕事を終えてから出発し、翌日の仕事に備えて日曜に帰るというビジネスパーソンや会社員の需要が集中するためです。有給休暇を1日使って日程をずらすだけで、1万円〜2万円の節約になることも珍しくありません。
【プロの視点】「仁川空港」vs「金浦空港」どっちを選ぶべき?
ソウルには2つの国際空港があります。「仁川(インチョン)国際空港」と「金浦(キンポ)国際空港」です。東京で例えるなら、仁川が成田空港、金浦が羽田空港のような位置づけです。
多くの旅行者が「とりあえず安い便」を選んだ結果、仁川空港着の便を予約しがちですが、実はここが大きな分かれ道です。プロの視点から言えば、「滞在時間が短い旅行ほど、多少高くても金浦空港を選ぶべき」です。その理由を、アクセス時間やコストの面から徹底比較します。
それぞれの特徴とソウル市内(明洞・弘大)へのアクセス時間比較
まず、両空港の基本的なスペックと市内へのアクセスを比較してみましょう。ソウルの中心地である「明洞(ミョンドン)」や「ソウル駅」、若者の街「弘大(ホンデ)」への移動時間を中心に見ていきます。
| 項目 | 仁川国際空港 (ICN) | 金浦国際空港 (GMP) |
|---|---|---|
| 位置づけ | 韓国の玄関口となるハブ空港。広大で設備が充実。 | ソウル市内に近い都市型空港。コンパクト。 |
| 主な就航便(日本発) | 全国各地からの便が多数就航。LCCのほとんどはこちら。 | 羽田・関空からのFSC(JAL/ANA/大韓/アシアナ)が中心。一部LCCもあり。 |
| ソウル駅までの所要時間 | 空港鉄道A’REX(直通):約43分 一般列車:約60分 リムジンバス:約70〜90分 |
空港鉄道A’REX(一般):約22分 地下鉄・タクシー:約30〜40分 |
| 明洞までの所要時間 | リムジンバス:約70〜90分 鉄道乗り継ぎ:約70分 |
地下鉄・タクシー:約30〜40分 |
| 空港から市内への交通費目安 | A’REX直通:約1,100円 リムジンバス:約1,700〜1,800円 |
A’REX一般:約200円 タクシー:約2,500〜3,000円 |
| 入国審査の待ち時間 | 非常に混雑する。ピーク時は1時間以上待つことも。 | 比較的空いている。20〜30分程度で通過できることが多い。 |
この表からわかるように、金浦空港はソウル駅までわずか20分強という圧倒的な近さが魅力です。一方、仁川空港は市内まで1時間以上かかります。往復で考えると、移動時間だけで約2時間の差が生まれます。2泊3日の旅行において、現地の活動時間が2時間増えるというのは非常に大きな価値です。
結論:+3,000円差なら「金浦空港」を選ぶべき理由
もし、仁川行きの航空券と金浦行きの航空券の価格差が3,000円〜5,000円程度であれば、私は迷わず金浦空港をおすすめします。
その理由は「時間」だけではありません。「移動コスト」も考慮すべきです。仁川空港から明洞などの市内へリムジンバスで移動する場合、往復で約3,500円〜4,000円かかります。一方、金浦空港からなら地下鉄を使えば往復数百円、タクシーを使っても人数で割れば一人当たりの負担はかなり抑えられます。
つまり、「航空券代の差額」は「現地での交通費の安さ」で相殺できるケースが多いのです。その上で、往復2時間の自由時間が手に入るとなれば、金浦空港のコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「私が以前、金曜日の仕事終わりに羽田発・金浦着の最終便を利用したときの話です。金浦空港は入国審査もスムーズで、到着から40分後にはタクシーに乗って明洞へ向かっていました。夜の22時過ぎには明洞のホテルにチェックインし、そのまま24時間営業の焼肉店でサムギョプサルを楽しむことができました。これが仁川空港着だったら、市内への移動中に日付が変わってしまい、初日の夜はコンビニ飯で終わっていたかもしれません。特に2泊3日などの短期旅行では、この『初日の夜をどう過ごせるか』が満足度を大きく左右します。」
ただし、金浦便は羽田発や関空発がメインで、地方空港からの便は仁川行きに限られることが多いのが現状です。また、LCCの多くも仁川発着です。ご自身の出発地と予算に合わせて検討してみてください。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「LCCを利用して仁川空港に深夜23時以降に到着する便を選ぶ際は要注意です。空港鉄道A’REXの終電が終わっている可能性が高く、深夜リムジンバスも本数が限られています。タクシー乗り場には長蛇の列ができ、市内までのタクシー代も深夜割増で1万円近くかかることがあります。『航空券は安かったけど、結局タクシー代で高くついた』とならないよう、深夜便を利用する際は、空港近くのホテルに1泊するか、送迎サービスを事前に手配しておくことを強くおすすめします。」
LCCかFSC(フルサービス)か?航空会社の賢い選び方
韓国旅行の航空券選びで最も悩ましいのが、「安さをとってLCC(格安航空会社)にするか」「快適さと安心をとってFSC(フルサービスキャリア)にするか」という問題です。特に韓国路線はLCCの参入が激しく、選択肢が多いため迷ってしまいがちです。
ここでは、主要な航空会社の特徴と、LCCを利用する際に絶対に知っておくべき「受託手荷物」のルールについて解説します。
主要航空会社の特徴一覧(大韓・アシアナ vs チェジュ・ジンエアー・ティーウェイ等)
韓国路線に就航している主な航空会社を、FSCとLCCに分けて整理しました。
FSC(フルサービスキャリア)
いわゆる「レガシーキャリア」と呼ばれる従来の航空会社です。運賃には、機内食、ドリンク、受託手荷物(通常23kg×1個または2個)、座席指定料などが基本的にすべて含まれています。
- 大韓航空 (Korean Air): 韓国のフラッグキャリア。第2ターミナルを使用(仁川の場合)するため混雑が比較的少ない。機内食のビビンバが有名。
- アシアナ航空 (Asiana Airlines): サービス定評あり。機内食も充実。スターアライアンス加盟なのでANAマイルが貯まる場合も。
- JAL / ANA: 日系ならではの安心感と言葉の壁のなさ。羽田発着の金浦便がメインで、ビジネス需要が高く価格も高め。
LCC(ローコストキャリア)
サービスを簡素化し、低価格を実現している航空会社です。座席指定、受託手荷物、機内食などは基本的に「有料オプション」となります。
- チェジュ航空 (Jeju Air): 韓国最大のLCC。便数が多く、セールを頻繁に行う。イメージカラーはオレンジ。
- ジンエアー (Jin Air): 大韓航空の子会社。LCCだが「受託手荷物15kg無料」「軽食付き(路線による)」というサービスが含まれていることが多く、FSCに近い使い勝手が魅力。
- ティーウェイ航空 (T’way Air): 地方空港からの発着も多い。ピカチュウジェットなどコラボ機体も。
- エアソウル (Air Seoul): アシアナ航空の子会社。LCCの中では座席間隔が広めで、モニター付きの機材も多い。
- エアプサン (Air Busan): 釜山拠点のLCCだが、ソウル線も運行。座席が比較的広い。
- イースター航空 (Eastar Jet): 経営再建を経て運航再開。コスパ重視。
- Peach / Zipair: 日系LCC。Zipairは中距離LCCとして機内Wi-Fi無料など独自のサービスを展開(ソウル線にも就航)。
【失敗談あり】LCC利用時に絶対確認すべき「受託手荷物」のルール
LCCを予約する際、最も注意が必要なのが「受託手荷物(預け入れ荷物)」の条件です。ここを見落とすと、LCCのメリットである「安さ」が完全に消え失せてしまいます。
多くのLCCでは、最も安い運賃タイプ(例:「特価運賃」「イベント運賃」など)には、受託手荷物が含まれていません。つまり、機内に持ち込める「10kg以内の手荷物1つ」だけで旅行しなければならないのです。
韓国旅行の目的が「ショッピング」や「コスメの買い出し」「お土産購入」である場合、帰りの荷物は確実に増えます。液体物(化粧水やキムチ、コチュジャンなど)は機内持ち込みが制限されているため、必ず預け入れ荷物にする必要があります。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「これは私の苦い失敗談ですが、以前『片道5,000円!』という破格のセールでLCCを予約しました。『荷物は少ないから大丈夫』とタカをくくっていたのですが、現地でパックやシャンプーを大量買いしてしまい、帰りの空港カウンターで重量オーバーを指摘されました。その場で追加料金を支払うことになったのですが、事前予約なしの当日料金は非常に割高で、結局6,000円近く徴収されました。チケット代より高い追加料金を払うことになり、トータルで見ればFSCと変わらない金額に…。韓国に行くなら、最初から受託手荷物が15kg〜20kg含まれているプランを選ぶか、ジンエアーのような手荷物無料のLCCを選ぶのが鉄則です。」
LCC予約時のチェックリスト
- 表示価格は「受託手荷物なし」のプランではないか?
- 受託手荷物を追加した場合の総額はいくらか?
- 機内持ち込み手荷物の重量制限は7kgか10kgか?(最近は7kg制限の会社も増えています)
機内食・モニター・座席の広さはどう違う?実際の快適度比較
2時間〜3時間のフライトとはいえ、機内の快適さは疲れに直結します。
座席の広さ(シートピッチ)
FSC(大韓・アシアナ)のシートピッチは一般的に約79〜84cmです。これに対し、多くのLCCは約71〜74cmと狭く設定されています。身長が高い男性だと、LCCでは膝が前の座席に当たってしまうこともあります。ただし、エアソウルやエアプサンの一部機材はLCCの中でも比較的広く設計されています。
機内食とモニター
FSCでは温かい機内食が出ますが、短距離路線のLCCでは水のみの提供が基本です(事前予約で有料機内食は可能)。また、LCCには基本的に個人用モニターがありません。映画を見たりゲームをしたりすることはできないため、スマホやタブレットに動画をダウンロードしておく必要があります。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「LCCでも快適に過ごすための裏ワザとして、『座席指定』の活用をおすすめします。多くのLCCでは、有料(1,000円〜2,000円程度)で最前列や非常口座席を指定できます。これらの席は足元が非常に広く、FSCのエコノミーよりも快適な場合があります。『基本運賃+座席指定料』を払ってもFSCより安いなら、広々とした席で優雅に移動するのも賢い選択です。ただし、非常口座席は緊急時の援助が必要なため、韓国語か英語が話せることなどの条件がある場合があるので確認してください。」
航空券を少しでも安く予約するための5つの裏ワザ
「同じ飛行機の同じ席なのに、隣の人は自分より1万円安く乗っているかもしれない」。航空券の世界では、このようなことが日常茶飯事です。少しでも安く、お得に予約するための具体的なテクニックを5つ紹介します。
予約のベストタイミングは「渡航の10〜12週間前」
航空券は「早ければ早いほど安い」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。一般的に、国際線の航空券が最も安くなるのは出発の4〜5ヶ月前、あるいは10〜12週間前と言われています。
あまりに早すぎると(半年以上前など)、航空会社が強気の定価設定にしていることが多く、割引運賃が出揃っていない場合があります。逆に、出発の2週間を切ると価格は急上昇します。「直前割」を期待するのはリスクが高すぎるため避けましょう。旅行の予定が決まったら、3ヶ月前を目安に価格チェックを始め、納得できる価格なら即決するのがベターです。
狙い目の出発曜日と時間帯(火・水曜発がお得な理由)
出発する曜日によっても価格は変動します。統計的に、火曜日・水曜日出発の便が最も安くなる傾向があります。これは、週末旅行の需要がひと段落し、ビジネス客の移動も週の半ばは比較的少ないためです。
逆に、金曜日出発や月曜日帰国の便は高騰します。もし有給休暇の日程を調整できるなら、「水曜出発〜金曜帰国」や「日曜午後出発〜火曜帰国」といったスケジュールを組むと、航空券代を大幅に節約できます。
また、時間帯としては「早朝便」や「昼過ぎの中途半端な時間の便」が安くなりやすいです。ただし、早朝便を利用するためにタクシーで空港へ向かうと、結局高くつくことがあるので、自宅からの交通手段も考慮に入れてください。
比較サイト(スカイスキャナー)とOTA(サプライス等)の使い分け方
航空券を探す際、いきなり航空会社の公式サイトを見るのではなく、まずは「メタサーチ(比較サイト)」で全体像を把握するのが鉄則です。
1. スカイスキャナー (Skyscanner) で相場を把握
世界中の航空会社と旅行代理店の価格を一括比較できる最強のツールです。「月全体」の表示機能を使えば、その月で一番安い日がひと目でわかります。まずはここで、希望日程の最安値と航空会社の候補を見つけましょう。
2. サプライス (Surprice) でクーポンを確認
日本の旅行会社HISが運営する予約サイトです。頻繁に「3,000円OFFクーポン」や「キャッシュバックキャンペーン」を行っています。スカイスキャナーで最安値を見つけた後、サプライスで同じ便を検索し、クーポンを適用するとさらに安くなるケースが多々あります。日系企業なのでサポートも日本語で安心です。
航空会社の公式セールとクーポンの活用術
LCC各社は、定期的に大規模なセールを開催しています。
- チェジュ航空: 「700円航空券セール(SUPER SALE)」など、インパクトのあるセールを年2回程度開催。
- エアプサン: 「FLY & SALE」など。
- ティーウェイ航空: 「メガティーウェイ」など。
これらのセール情報は、各社の公式SNS(XやInstagram)やメールマガジンでいち早く告知されます。旅行の計画がなくても、とりあえずLCC各社の公式アカウントをフォローしておくと、激安チケットの争奪戦に参加できます。
マイルを使ってお得に韓国へ行く方法(初心者向け)
「マイルなんて貯まっていない」という方でも、韓国旅行なら意外とハードルは低いです。韓国は必要マイル数が少ないため、日常の買い物やキャンペーンで貯めた少額のマイルで特典航空券に交換できることがあります。
- JAL/ANA: ローシーズンなら往復12,000〜15,000マイル程度で行けます。
- ユナイテッド航空: スターアライアンス加盟のアシアナ航空便を予約できます。マイルの有効期限がなく、片道発券も可能で、燃油サーチャージがかからないのが最大のメリットです。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「予約サイトを選ぶ際、安さだけで海外の無名なOTA(オンライントラベルエージェント)を使うのはリスクがあります。『Trip.com』などはサポート体制が整っていますが、聞いたこともないような海外サイト経由だと、欠航や変更が生じた際に英語でのやり取りが必要になったり、返金されなかったりするトラブルが多発しています。数千円の差なら、航空会社の公式サイトか、日本の旅行業法に基づいた代理店(サプライス、エアトリ、楽天トラベルなど)経由で予約することを強く推奨します。トラブル時の『安心料』は決して無駄ではありません。」
韓国行き飛行機に関するよくある質問 (FAQ)
最後に、韓国旅行の準備段階でよく寄せられる質問にお答えします。特にコロナ禍以降、入国ルールなどが頻繁に変更されているため、最新情報の確認が重要です。
Q. パスポートの残存期間はどれくらい必要?
韓国入国時、パスポートの残存有効期間は「入国時3ヶ月以上」が推奨されています。厳密な規定としては「入国時有効であること」とされていますが、航空会社によっては独自の規定で3ヶ月以上の残存を求めたり、トラブル回避のために搭乗を拒否されたりするケースも稀にあります。余裕を持って、残存期間が3ヶ月未満の場合は更新しておくのが確実です。
Q. 入国に必要な手続き(K-ETA・Q-CODE)は今どうなってる?
2024年現在、日本国籍の方に対する韓国入国時の電子旅行許可制(K-ETA)は一時免除されています(2024年12月31日まで免除措置が延長されていますが、最新情報は必ず大使館サイト等で確認してください)。以前のように事前の申請や手数料の支払いは不要です。
また、検疫情報を事前登録する「Q-CODE」についても、健康状態に問題がなければ登録は必須ではありません。機内で配られる「健康状態質問書」への記入でも対応可能です。ただし、Q-CODEを事前に登録しておくとQRコードを見せるだけで検疫を通過できるため、到着後の時間を節約したい方は登録しておくとスムーズです。
元旅行代理店勤務の韓国トラベルプランナーのアドバイス
「入国ルールは予告なく変更されることがあります。SNSの情報は古い場合があるため、出発の1週間前には必ず『駐日本国大韓民国大使館』の公式サイトや、航空会社からの案内メールを確認してください。特にK-ETAの免除期間終了後などは注意が必要です。」
Q. 飛行機の中に持ち込めないもの(モバイルバッテリー・液体物)は?
最も没収されやすいのが以下のアイテムです。
- 液体物(国際線ルール): 100mlを超える容器に入った液体は機内持ち込み禁止です。化粧水、ジェル、歯磨き粉、コチュジャン、キムチなども対象です。これらは受託手荷物(預け入れ)に入れてください。
- モバイルバッテリー・リチウムイオン電池: これらは受託手荷物(預け入れ)が禁止されています。必ず手荷物として機内に持ち込んでください。スーツケースに入れて預けてしまうと、保安検査で呼び出しを受け、スーツケースを開けさせられることになります。
- ヘアアイロン(コードレス): 電池が取り外せないタイプは、機内持ち込みも預け入れもできない場合があります。
まとめ:あなたにぴったりのフライトで、韓国旅行を最高に楽しもう
ここまで、韓国行きの飛行機選びについて、プロの視点から詳しく解説してきました。最後に、失敗しないための重要ポイントをチェックリストとしてまとめます。
韓国航空券予約・最終チェックリスト
- 空港選び: 滞在時間が短いなら、+数千円払ってでも「金浦空港」を選ぶ。
- 価格確認: 「航空券代」だけでなく「燃油・諸税・手荷物代」を含めた総額で比較する。
- LCCの注意点: 帰りの荷物が増えることを見越して、最初から「受託手荷物付き」のプランを選ぶ。
- 予約時期: 出発の3ヶ月前頃からリサーチし、10〜12週間前の火・水曜日を狙う。
- サイト選び: スカイスキャナーで比較し、サプライス等のクーポン活用や公式サイトでの予約を検討する。
- 入国準備: パスポート残存期間を確認し、モバイルバッテリーは手荷物に入れる。
航空券選びは、旅の始まりです。ここで納得のいく選択ができれば、浮いた予算でワンランク上のホテルに泊まったり、憧れの韓国美容クリニックに行ったりと、旅の充実度がグッと上がります。
ぜひ今日から、今回ご紹介した比較ポイントを意識してフライトを探してみてください。あなたにぴったりの航空券が見つかり、素晴らしい韓国旅行になることを心から願っています。
それでは、良い空の旅を!
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