ポケットモンスター・スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)のテラレイドバトルにおいて、攻略の鍵を握る存在といっても過言ではないのが、パラドックスポケモンの一体であるテツノカイナです。その圧倒的な耐久力と火力は、適切に育成すれば星6レイドすらソロで粉砕するポテンシャルを秘めています。
結論から申し上げますと、テツノカイナは技「はらだいこ」で攻撃を最大化し、「ドレインパンチ」で失ったHPを回収しながら戦うことによって、攻防一体の最強レイドアタッカーとして君臨します。しかし、ただ漫然と攻撃とHPに努力値を振っただけの個体では、高難易度のボス相手に返り討ちに遭うケースも少なくありません。特に、特殊攻撃を主体とするボスや、状態異常を多用する相手には、Wikiに載っている一般的な「汎用型」では太刀打ちできない場面が存在するのです。
この記事では、テラレイドバトルのソロ周回率9割超えを誇り、あらゆるパラドックスポケモンの育成を極めた筆者が、初心者でも絶対に失敗しない「完璧なテツノカイナ」の育成法を伝授します。さらに、上級者向けの情報として、汎用型では勝てないボスを倒すための「特防特化」調整案や、野良レイドで地雷扱いされないための具体的な立ち回りまで、徹底的に深掘りして解説します。
この記事を読むことで、以下の3点が明確に理解できるようになります。
- 【初心者向け】レイド用「はらだいこ型」の完璧な育成レシピ(努力値・技・持ち物)
- 【上級者向け】汎用型では勝てないボスを倒すための「特防特化」調整案と使い分け
- 「はらだいこして即死」を防ぐ、ソロ攻略時の具体的なターン別行動指針とリスク管理
さあ、あなたのボックスに眠っているテツノカイナを、最強のレイドアタッカーへと進化させましょう。
なぜ「テツノカイナ」がレイドで最強なのか?種族値と特性から見る強さの理由
テラレイドバトルにおいて、なぜこれほどまでにテツノカイナが重宝されるのでしょうか。その理由は、単に攻撃力が高いからだけではありません。ポケモンの強さを数値化した「種族値」の配分と、習得する技、そして特性のすべてが、レイドバトルという長期戦のシステムに奇跡的に噛み合っているからです。
ここでは、データに基づいた客観的な視点から、テツノカイナが最強と呼ばれる根拠を紐解いていきます。これを理解することは、後の立ち回りや努力値調整の意味を深く知るための基礎となります。
圧倒的なHPと攻撃種族値
まず注目すべきは、その規格外のステータスです。以下の表は、テツノカイナと、同じく「はらだいこ」アタッカーとして有名なマリルリ、そして一般的な物理アタッカーであるガブリアスの種族値を比較したものです。
| ポケモン名 | HP | 攻撃 | 防御 | 特防 | 素早さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| テツノカイナ | 154 | 140 | 108 | 68 | 50 | 570 |
| マリルリ | 100 | 50 | 80 | 80 | 50 | 420 |
| ガブリアス | 108 | 130 | 95 | 85 | 102 | 600 |
ご覧の通り、テツノカイナのHP種族値「154」は全ポケモンの中でもトップクラスの数値です。これは、レベル100で個体値・努力値を最大にした場合、実数値で「500」を超える体力を確保できることを意味します。この膨大なHPこそが、テツノカイナの最大の武器です。
レイドバトルでは、敵の攻撃を耐え続ける「耐久力」が火力の維持に直結します。HPが高いということは、それだけ「はらだいこ」のコスト(最大HPの半分)を支払った後でも、十分な体力が残ることを示しています。さらに攻撃種族値も「140」と非常に高く、伝説のポケモンに匹敵する物理火力を素の状態で持っているのです。この「高耐久かつ高火力」という稀有な組み合わせが、彼をレイド最強の座に押し上げています。
技「はらだいこ」と「ドレインパンチ」の奇跡的なシナジー
ステータス以上に重要なのが、習得技の組み合わせです。テツノカイナは、自身のHPを半分削って攻撃ランクを最大(+6段階、つまり攻撃力4倍)にする変化技「はらだいこ」と、与えたダメージの半分を回復する攻撃技「ドレインパンチ」の両方を覚えます。
この2つの技のシナジーは、まさに永久機関とも言える強力なループを生み出します。
- 手順1:「はらだいこ」を使用し、攻撃力を4倍にする(代償としてHPが半分になる)。
- 手順2:次のターン、4倍の攻撃力で「ドレインパンチ」を放つ。
- 手順3:凄まじいダメージを与え、その半分を吸収することで、減ったHPを一瞬で全回復する。
他のポケモンであれば、回復のためにターンを消費したり、回復アイテムを持たせたりする必要がありますが、テツノカイナは「攻撃しながら全回復する」ことが可能です。これにより、制限時間のあるレイドバトルにおいて、攻撃の手を緩めることなく戦い続けることができるのです。
特性「クォークチャージ」による更なる火力底上げ
さらに、テツノカイナの特性「クォークチャージ」がこの強さを後押しします。この特性は、ブーストエナジーを持たせるか、フィールドが「エレキフィールド」の状態の時に、自身の一番高い能力(通常は攻撃)が1.3倍になるというものです。
「はらだいこ」による4倍の攻撃力補正に加え、さらに特性による1.3倍の補正が乗算されるため、最終的な火力は想像を絶するものになります。また、味方のミライドンが展開したエレキフィールドや、自力でエレキフィールドを展開した場合、電気技の威力自体も1.3倍(第9世代からは約1.3倍)になるため、電気弱点の相手にはオーバーキルとも言えるダメージを叩き出せます。
このように、種族値、技構成、特性のすべてが「高耐久・超火力・自己完結」というレイド攻略に必要な要素を満たしていることが、テツノカイナが選ばれ続ける理由なのです。
ポケモン対戦環境アナリストのアドバイス
「テツノカイナの強さは、HP種族値154という規格外の耐久力にあります。これは、多少の攻撃を受けても『はらだいこ(HP半分消費)』を使う余裕があることを意味します。他のポケモンで同じことをしようとすると耐久不足で倒れますが、カイナだけは『耐えて、殴って、全回復する』というループが成立するのです。この『数値の暴力』こそが、初心者の方にこそテツノカイナをおすすめする最大の理由です。」
【決定版】レイド用テツノカイナの育成レシピ(汎用HA型)
ここからは、実際にレイドバトルで活躍するためのテツノカイナの育成方法を解説します。ここで紹介するのは、最も汎用性が高く、多くの星5・星6レイドに対応できる「HA(HP・攻撃)特化型」です。
育成に失敗しないよう、ゲーム画面を見ながら進められるように具体的な手順と数値を記載します。育成アイテム(ドーピングアイテムやミントなど)を用意して、一つずつ確認しながら作業を進めてください。
育成のゴール(完成形のステータス実数値)
まずは、育成完了後のレベル100時点でのステータス実数値(理想値)を確認しましょう。個体値がすべて「さいこう(V)」または「きたえた(すごいとっくん済み)」であることを前提とします。
| ステータス | 実数値(Lv.100) | 備考 |
|---|---|---|
| HP | 514 | 努力値252振り |
| こうげき | 416 | 努力値252振り+性格補正(↑) |
| ぼうぎょ | 252 | 無振り |
| とくこう | 122 | 下降補正(↓)、個体値問わず |
| とくぼう | 173 | 努力値4振り |
| すばやさ | 136 | 無振り |
この数値を目指して育成を行います。特にHPと攻撃の数値が重要です。
必須技構成と採用理由
テツノカイナの技構成は、基本的に以下の4つで固定されることが多いですが、相手によって微調整が可能です。
- はらだいこ(必須)
レベル84で習得。自身のHPを最大値の半分削り、攻撃ランクを最大(+6)まで上げます。これがなければ始まりません。 - ドレインパンチ(必須)
わざマシン073で習得。タイプ一致の格闘技で、威力75。与えたダメージの半分を回復します。生存率を高めるための生命線です。 - かみなりパンチ(選択・推奨)
レベル21で習得(またはわざマシン068)。タイプ一致の電気技で、威力75。電気弱点の相手に対して使用します。命中安定なのが魅力ですが、さらに火力を求める場合は反動のある「ワイルドボルト」を採用することもありますが、レイドでは自傷ダメージが痛手になるため「かみなりパンチ」が安定です。 - ヘビーボンバー / れいとうパンチ / じしん(選択)
補完枠です。フェアリー対策の「ヘビーボンバー」や、地面、ドラゴン対策の「れいとうパンチ」などが候補に挙がります。基本的には上の3つで完結することが多いので、相手に合わせて入れ替えましょう。
努力値(きそポイント)の振り方【最重要】
ここが最もミスが起きやすいポイントです。努力値(きそポイント)は、ステータスの伸びしろを決める重要な要素です。以下の手順通りにアイテムを使ってください。必ず「野生のポケモンと戦う前」のまっさらな状態で行ってください。
目標配分:HP 252 / 攻撃 252 / 特防 4
【お金で解決する場合(推奨・最速)】
ラッキーズなどで購入できる栄養ドリンクを使用します。合計で約50万円ほどかかりますが、最も確実で早いです。
- マックスアップ を 26個 使う(HPが最大まで上がります)
※25個使った後に「たいりょくのハネ」を2個使う方法もありますが、26個使い切ってしまっても252で止まる仕様なので、26個投与でOKです。 - タウリン を 26個 使う(攻撃が最大まで上がります)
- キトサン を 1個 使う(特防に余りを振ります)
【ハネで微調整する場合(節約)】
もしドリンクが足りない場合は、「たいりょくのハネ」などが1個につき努力値+1、「マックスアップ」などが+10であることを計算して調整してください。
性格補正と特性パッチの使用
次に、ポケモンの「性格」を補正します。テツノカイナは物理アタッカーなので、特攻を下げて攻撃を上げる性格にします。
- 使用アイテム:いじっぱりミント
ラッキーズなどで購入可能です。これを使用することで、ステータスの補正が「攻撃↑ 特攻↓」になります。元の性格が何であっても、ミントを使えば補正値は変更されます。
また、個体値(生まれつきの強さ)が低い場合は、フリッジタウンにいる人物に「すごいとっくん」を依頼しましょう。「ぎんのおうかん」を使って、特攻以外の5つのステータスを「きたえた(V相当)」状態にします。
持ち物の最適解
持ち物は戦う相手やスタイルによって使い分けますが、以下の3つが主要な選択肢です。
▼ 持ち物の詳細な選び方を見る
| 持ち物名 | 効果 | おすすめシチュエーション |
|---|---|---|
| ブーストエナジー | 場に出た時、一番高い能力(攻撃)が1.3倍になる。消費アイテムだがレイドでは復活する。 | 【基本はこれ】 火力を最大化して早期決着を狙う場合。特性が発動するため、状態異常無効などの恩恵は受けられないが、単純な殴り合いに最強。 |
| パンチグローブ | パンチ技の威力が1.1倍になり、相手に接触しなくなる。 | 【対物理・接触カウンター持ち】 「サメハダ(さめはだ)」や「ガブリアス(さめはだ)」、「モロバレル(ほうし)」など、直接触れるとダメージを受けたり状態異常になる相手に有効。ゴツゴツメット対策にもなる。 |
| オボンのみ | HPが半分以下になると最大HPの1/4回復する。 | 【初心者・安定重視】 「はらだいこ」を使った直後に発動し、HPを75%まで戻せる。ドレインパンチを撃つ前の隙をカバーできるため、事故死を防ぎたい場合に最適。 |
レイド攻略検証班リーダーのアドバイス
「初心者の方によくあるミスが、『適当に野生ポケモンを倒して努力値がズレてしまう』ことです。旅パで使っていたテツノカイナをそのまま流用する場合などは、努力値が中途半端に入っている可能性が高いです。育成を始める前に、必ず『まっさらもち』等で努力値をリセットするか、捕まえた直後の状態でドーピングアイテムを使い切ることを強くおすすめします。『A252』と『A248』のわずかな差で、星6ボスのHPがミリ残りして負けるケースは実在します。」
「作っても勝てない」をなくす!ソロレイドでの完璧な立ち回り
最強のテツノカイナを作っても、バトルの立ち回りを間違えれば星6レイドでは簡単に敗北します。「はらだいこを使った次のターンに倒された」という経験がある方も多いのではないでしょうか。ここでは、Wikiのデータだけでは分からない、実戦的なソロ攻略の行動パターンを解説します。
開幕の行動:相手の行動パターンを見極める
レイドバトルが始まったら、すぐにコマンドを入力したくなる気持ちを抑え、まずは相手のポケモンを確認します。相手が物理攻撃主体か、特殊攻撃主体か、あるいは状態異常技を持っているかによって初動が変わります。
基本の初手:
相手の攻撃がそれほど脅威でない場合、あるいはタイプ相性で有利な場合は、1ターン目から「はらだいこ」を選択します。
慎重な初手(推奨):
相手の火力が高い、または弱点を突かれる可能性がある場合は、1ターン目に「ドレインパンチ」で少し削るか、後述する「おうえん」を使用して様子を見ます。
「はらだいこ」を使う正しいタイミング
「はらだいこ」はHPを半分消費するハイリスクな技です。以下の条件が揃っている時に使いましょう。
- 自身のHPが満タン、またはそれに近い状態であること。
- 相手が次のターンに「強化解除(ステータスリセット)」をしてこないタイミングであること。
- 相手の攻撃を1発耐えられるHPが残ること(オボンのみを持っている場合は計算に入れる)。
もしHPが減っている状態で「はらだいこ」を使えば、その後の相手の攻撃で倒されてしまいます。HPが減っているなら、まずは「ドレインパンチ」で回復するか、「癒しのエール」で回復してから積むのが鉄則です。
HP管理の鉄則:いつ「おうえん」を使うべきか
ソロレイドでは、NPCの味方はあまり頼りになりません。自分でHPと防御を管理する必要があります。
「がっちりぼうぎょ」の活用:
星6レイドの強力なボス相手には、初手で「はらだいこ」をせず、1ターン目に「がっちりぼうぎょ」を使うのが非常に有効です。これにより被ダメージを大幅に減らし、「はらだいこ」後の生存率を劇的に高めることができます。急がば回れ、まずは防御を固めてから攻勢に出るのがソロ攻略の安定テクニックです。
テラスタルを切るタイミングとシールド破壊
テラスタルは、攻撃技を3回当てると使用可能になります。テツノカイナの場合、基本的には「格闘」または「電気」テラスタイプで使用します。
相手がシールド(バリア)を展開したら、速やかにテラスタルしてください。シールド状態の相手には、テラスタルしていない攻撃のダメージが極端にカットされてしまいます。テラスタルして「ドレインパンチ」を撃ち込めば、シールドの上からでもゴリゴリとHPを削り、同時に大量回復が可能になります。
▼詳細:状況別・はらだいこを撃ってはいけないケース
以下のような状況では、「はらだいこ」の使用を控えるか、タイミングをずらしてください。
- 相手が初手で強力な攻撃をしてくる場合:
HPが半分以下になり、はらだいこ不発&次ターンで瀕死のリスクがあります。まずは「がっちりぼうぎょ」から入りましょう。 - 相手が「能力変化リセット」をしてくる直前:
レイドボスは特定の時間やHP割合でこちらのバフを消してきます。これを食らうと、HPを削った損だけが残ります。リセットの波動を確認してから積み直すのがセオリーです。 - 相手が「イカサマ」を持っている場合:
「イカサマ」は相手(こちら)の攻撃力を利用してダメージを与える技です。はらだいこで攻撃を最大まで上げると、イカサマのダメージも跳ね上がり、即死します。この場合ははらだいこを使わず地道に殴りましょう。
ポケモン対戦環境アナリストのアドバイス
「『はらだいこ』は諸刃の剣です。特に星6レイドでは、相手の攻撃を1発耐えられるかどうかの見極めが重要です。不安な場合は、初手で『おうえん(がっちりぼうぎょ)』を使って被ダメージを抑えてから『はらだいこ』を使うのが、ソロ攻略安定の秘訣です。この1ターンを惜しんで負けるプレイヤーが非常に多いのです。」
上級者はこう使う!特定のボスに勝つための「カスタム調整案」
ここまで紹介した「HP・攻撃(HA)振り」は汎用性が高いですが、万能ではありません。特に、強力な特殊攻撃(サイコキネシス、ムーンフォースなど)を使ってくる相手には、特防が低いテツノカイナはあっけなく倒されてしまいます。
ここでは、汎用型では勝てない相手をねじ伏せるための、上級者向けカスタム調整を紹介します。
汎用HA型が苦手とする相手
テツノカイナの種族値を見ると、防御(108)に比べて特防(68)がかなり低く設定されています。そのため、以下のような相手は苦手です。
- サーナイト、ニンフィア(フェアリー特殊):弱点かつ低耐久を突かれる。
- エーフィ、フーディン(エスパー特殊):同上。
- ウルガモス、サザンドラ(高火力特殊):等倍でも大ダメージを受ける。
これらの相手に挑む場合、HA型では「はらだいこ」をする隙がありません。そこで登場するのが「ADチョッキ型」です。
【対特殊特化】ADチョッキ型の調整と運用
「とつげきチョッキ」を持たせて特防を底上げし、特殊アタッカーと殴り合う型です。「はらだいこ」は採用しません。
- 努力値配分:攻撃 252 / 特防 252 / HP 4
- 性格:いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
- 持ち物:とつげきチョッキ(特防が1.5倍になるが、変化技が出せなくなる)
- 技構成:ドレインパンチ / かみなりパンチ / インファイト / ヘビーボンバー
運用のポイント:
この型では変化技が使えないため、「はらだいこ」はできません。しかし、特防に全振りしてチョッキを持つことで、特殊耐久は汎用型の2倍以上になります。素の攻撃力の高さと、特性「クォークチャージ」や「エレキフィールド」を利用してダメージを稼ぎ、ドレインパンチで粘り強く戦います。時間はかかりますが、HA型では即死する相手にも安定して勝つことができます。
【対物理特化】AB鉄壁プレス型の可能性
逆に、物理攻撃が強烈な相手に対しては、防御を極限まで高めて戦う「ボディプレス」型も存在します。
- 技構成:てっぺき / ボディプレス / ドレインパンチ / かみなりパンチ
- 戦術:「てっぺき」で防御を2段階上げ、防御の数値を攻撃力として計算する「ボディプレス」で殴ります。攻撃ダウンのデバフを掛けてくる相手にも有効です。
レイド攻略検証班リーダーのアドバイス
「Wiki推奨のHAぶっぱ型は強力ですが、特防が低いため、強力な特殊攻撃を持つボスにはあっさり負けます。私はボックスに『汎用HA型』と『対特殊AD型』の2体のテツノカイナを用意し、相手に合わせて使い分けています。これで勝率は劇的に上がります。テツノカイナは1体いればいいと思わず、役割に応じた複数育成を強く推奨します。」
ランクマッチ(対戦)でのテツノカイナ育成論
テツノカイナの活躍の場はレイドだけではありません。ランクマッチ、特にダブルバトルにおいては、使用率トップクラスの強さを誇ります。もし対戦にも興味があるなら、レイド用とは別に以下の要点を押さえた個体を育成してみましょう。
ダブルバトルでの役割:ねこだまし&トリックルームアタッカー
対戦でのテツノカイナの最大の役割は、「ねこだまし」による相手の妨害と、高い耐久力を活かした盤面維持です。初手に繰り出し、相手1体を怯ませて行動不能にしている間に、隣のポケモン(クレセリアやガチグマなど)が「トリックルーム」を展開する動きが黄金パターンとして知られています。
ランクマ用のおすすめ努力値調整(S調整の重要性)
レイド用と異なり、対戦用では「素早さ」の調整が重要になります。
- 勇敢(攻撃↑ 素早さ↓)最遅調整:トリックルーム下で先制するために、素早さ個体値を「ダメかも(0)」にし、性格補正でさらに下げます。
- ADベースまたはABベース:HPに振るよりも、防御や特防に特化して振ることで、特定のメジャーポケモンの攻撃を耐える調整が施されます(例:ハバタクカミのムーンフォース耐え調整など)。
相性の良い味方ポケモン
- クレセリア:浮いているためテツノカイナの弱点である地面技を透かせ、トリックルームや「てだすけ」でサポートしてくれます。
- モロバレル:「いかりのこな」で攻撃を吸い寄せたり、「キノコのほうし」で眠らせたりして、テツノカイナが動く隙を作ります。
ポケモン対戦環境アナリストのアドバイス
「対戦におけるテツノカイナの役割は、レイドとは異なり『盤面の制圧』です。『ねこだまし』で相手を止めつつ、高火力で圧力をかける動きが強力。レイド個体を流用するのではなく、対戦用には『まもる』や『ヘビーボンバー』、そして『ねこだまし』を採用した専用個体を育成することをおすすめします。特に『とつげきチョッキ』を持たせた対戦用カイナは、特殊アタッカーとの撃ち合いに滅法強いですよ。」
テツノカイナの入手場所と色違い厳選方法
まだテツノカイナを持っていない方、あるいは2体目や色違いが欲しい方のために、入手方法を整理します。なお、テツノカイナは「ポケットモンスター バイオレット」限定のポケモンです。
出現場所:エリアゼロ(バイオレット限定)
テツノカイナは、ストーリークリア後に行ける「エリアゼロ」に出現します。
- 出現エリア:第1観測ユニット〜第3観測ユニット周辺
- おすすめルート:第2観測ユニットに飛び、外に出てすぐの岩場や坂道周辺を探すと大量に見つかります。
スカーレット版プレイヤーが入手する方法
スカーレット版では野生出現しません。以下の方法で入手する必要があります。
- 通信交換:バイオレット版の友人と交換する。
- ユニオンサークル:バイオレット版のプレイヤーとマルチプレイを行い、エリアゼロに一緒に入って捕獲する(自分の親名で捕まえられます)。
- テラレイドバトル:野良のレイド募集に参加する。
色違い厳選:サンドイッチのレシピ
テツノカイナの色違いは、頭部の装飾やパンツのような部分が、通常色の紺色から「銀色(塗装が剥げたような色)」に変わります。非常に見分けにくいため、厳選時は注意が必要です。
おすすめサンドイッチレシピ(でんきタイプ)
効果:かがやきパワーLv3 / 二つ名パワーLv3 / そうぐうパワーLv3
- 具材:きいろパプリカ ×1
- 調味料:しおスパイス ×1 + からスパイス ×1(スパイスは任意の2つでも組み合わせ次第で可)
または「かくとうタイプ」のレシピでも可能ですが、エリアゼロでは他の格闘タイプ(テツノブジンなど)と被る可能性があるため、電気タイプでの厳選がおすすめです。
レイド攻略検証班リーダーのアドバイス
「テツノカイナの色違いは、通常色と非常に見分けがつきにくいのが特徴です。遠目ではまず分かりません。『レッツゴー(Rボタン)』機能を使えば、色違いの場合のみポケモンが攻撃せずに残るため、目視確認よりも確実です。怪しいと思ったらレッツゴーで突撃させてみましょう。攻撃しなかったらそれが色違いです。」
よくある質問(FAQ)
最後に、テツノカイナの育成や運用に関して、初心者の方からよく寄せられる質問に回答します。
Q. ドレインパンチのPPは増やした方がいいですか?
A. 絶対に増やすべきです。
ドレインパンチの初期PPは10ですが、長期戦になる星6レイドでは足りなくなることがあります。「ポイントアップ」や「ポイントマックス」を使って、最大(16回)まで増やしておきましょう。ガス欠は敗北に直結します。
Q. 特性「クォークチャージ」は発動させた方が強いですか?
A. 強いですが、必須ではありません。
ブーストエナジーを持たせれば火力は上がりますが、HP回復手段がドレインパンチ頼みになります。安定性を取るなら「オボンのみ」や「パンチグローブ」の方が事故が減ります。タイムアタックやワンパンを狙うのでなければ、特性発動に固執する必要はありません。
Q. 技が外れて負けることが多いのですが対策は?
A. 命中100の技で固めましょう。
ドレインパンチは命中100なので外れませんが、じゃれつく(命中90)などを採用していると肝心な時に外します。どうしても命中不安技を使いたい場合は、持ち物を「こうかくレンズ」にするのも手です。
Q. クリアスモッグやあくびを使ってくる敵にはどうすればいい?
A. 道具や挑発で対策するか、別のポケモンを使いましょう。
「あくび」対策には、エレキフィールド(眠らなくなる)を展開するか、持ち物を「ラムのみ」にするのが有効です。「クリアスモッグ(能力リセット)」を使ってくる相手(モロバレル、グレンアルマ等)には、テツノカイナは相性が最悪です。はらだいこのバフを消されるとHPを損するだけなので、この場合はコノヨザルなど別のポケモンを選出するのが賢明です。
ポケモン対戦環境アナリストのアドバイス
「どんなに火力が低くても、攻撃が当たらなければ意味がありません。特に『じゃれつく』や『ストーンエッジ』を採用する場合は、『こうかくレンズ』を持たせる選択肢も検討してください。ただし、ドレインパンチ(命中100)がメインウェポンであれば、命中不安はそこまで気にする必要はありません。確実性を取ることが、勝率を上げる一番の近道です。」
まとめ:最強のテツノカイナでレイド報酬を効率よく集めよう
テツノカイナは、ポケモンSVのレイド環境において間違いなく「最強」の一角を担うポケモンです。しかし、その強さを引き出すためには、適切な努力値調整と、状況に応じた冷静な立ち回りが不可欠です。
今回紹介した「汎用HA型」を基本にしつつ、苦手な相手には「ADチョッキ型」を投入したり、開幕で「がっちりぼうぎょ」を使ったりすることで、あなたのソロレイド勝率は飛躍的に向上するはずです。まずは1体を完璧に育成し、その圧倒的なパワーを体感してみてください。
テツノカイナ育成・運用チェックリスト
レイドに出発する前に、以下の項目を最終チェックしましょう。
- レベルは100まで上げ切っていますか?(Lv.99以下ではステータスが大きく劣ります)
- 努力値は振り切っていますか?(ステータス画面のグラフが水色になり、キラキラしていますか?)
- 性格は「いじっぱり」になっていますか?
- 「ポイントアップ」でドレインパンチのPPを最大(16)まで増やしましたか?
- 相手が特殊アタッカーの場合、初手「がっちりぼうぎょ」を選択肢に入れていますか?
- 「はらだいこ」を使うとき、HPは十分に残っていますか?
これらの準備が整えば、テラピースや秘伝スパイス集めが驚くほど快適になることでしょう。ぜひ今日から、最強のテツノカイナと共にパルデア地方のレイドを制覇してください。
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