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【プロ試乗】ホンダZR-Vは「走り」で選ぶSUV!ヴェゼルとの違いや実燃費、辛口評価まで徹底解説

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ホンダZR-Vを一言で表現するならば、それは「SUVの形をしたスポーツカー」です。シビック譲りの低重心プラットフォームが生み出す爽快な走りと、クラスを超えた上質な内装は、運転を楽しむドライバーと快適性を求める家族の双方を満足させる「最適解」と言えます。しかし、デザイン優先による積載性への影響など、購入前に知っておくべき注意点も存在します。

この記事では、業界歴25年、試乗台数3,000台を超えるベテラン自動車ライターである私が、ZR-Vを徹底的にテストドライブし、カタログスペックだけでは見えてこない真実を解き明かします。

この記事でわかること

  • 試乗で判明!ZR-Vの「e:HEV」がヴェゼルや競合他車と決定的に違う点
  • 家族も納得?後席の広さや乗り心地、実燃費をプロが検証
  • 「Z」か「X」か?おすすめグレードと最新の納期・値引き情報

  1. ZR-Vはなぜ「異彩」なのか?プロが唸った走行性能と特徴
    1. シビックベースの低重心プラットフォームがもたらす「一体感」
    2. 「スポーツe:HEV」の実力検証!加速フィールと静粛性
    3. ガソリン車も侮れない?VTECターボの軽快な吹け上がり
  2. 徹底比較!ZR-Vはヴェゼル・カローラクロスより買いか?
    1. 【対 ヴェゼル】サイズ感と走りの質の決定的な違い
    2. 【対 カローラクロス・CX-5】コスパと内装の質感を比較
    3. 価格差を検証:ZR-Vの高い価格設定は妥当なのか?
  3. 家族を説得できるか?内装の質感と後席・荷室の実用性チェック
    1. 「マルーン内装」の衝撃!クラスを超えた上質なインテリア
    2. 後部座席の広さと居住性(身長175cm筆者の実測)
    3. 荷室容量は十分?ゴルフバッグとキャンプ道具の積載シミュレーション
  4. 買ってから後悔しないために!ZR-Vのデメリットと注意点
    1. デザイン優先による後方視界と車両感覚の掴みにくさ
    2. ナビ画面のサイズとHonda CONNECTの使い勝手
    3. 収納スペースの少なさは工夫でカバーできるか?
  5. おすすめグレードはこれだ!価格・燃費とオプション選び
    1. 本命は「e:HEV Z」!装備内容とコスパを分析
    2. 予算重視なら「ガソリン X」もアリ?選び方の基準
    3. 実燃費データ公開!カタログ値との乖離はどのくらい?
  6. ZR-Vの最新納期情報と値引きのコツ
    1. 最新の工場出荷目処と納期の傾向(ハイブリッド vs ガソリン)
    2. 特別仕様車「BLACK STYLE」の魅力と納期への影響
    3. 商談で使える!値引きを引き出す競合車種のぶつけ方
  7. よくある質問(FAQ)
    1. Q. 独特なフロントグリル、実車で見るとどう?
    2. Q. 車幅1840mmは日本の狭い道でも大丈夫?
    3. Q. 4WD性能は?雪道でも安心して走れる?
  8. まとめ:ZR-Vは「運転する喜び」を取り戻したいパパへの特効薬
    1. ZR-V購入検討・試乗時チェックリスト

ZR-Vはなぜ「異彩」なのか?プロが唸った走行性能と特徴

ZR-Vが他のSUVと一線を画す最大の理由は、その生い立ちにあります。多くのSUVが実用車ベースで作られる中、ZR-Vは「走りのセダン」として名高いシビック(FL型)のプラットフォームをベースに開発されました。このセクションでは、私が実際にステアリングを握り、ワインディングロードや高速道路で感じた「官能性能」について詳しく解説します。

[ベテラン自動車ライター]のアドバイス
「最近は『家族のためにミニバンやSUVを選ぶが、運転の楽しさは諦めたくない』というお父さんが増えています。ZR-Vはまさにその層に刺さる車です。重心の低さと車体の一体感は、現行国産SUVの中でもトップクラスであり、ステアリングを切った瞬間の応答性は、一度味わうと病みつきになるレベルです。」

シビックベースの低重心プラットフォームがもたらす「一体感」

ZR-Vの運転席に座ってまず驚くのは、そのドライビングポジションの低さと自然さです。SUVといえば「見晴らしの良い高い視点」が売りですが、ZR-Vはセダンに近い感覚で足を投げ出すような姿勢を取ることができます。これはシビック譲りのプラットフォームによる恩恵で、ヒップポイントが適切に低く設定されているため、車との一体感が非常に高いのです。

実際にコーナーを曲がってみると、その違いは歴然としています。一般的なSUVで感じる「グラッ」とするロール(車体の傾き)が極めて少なく、まるで路面に吸い付くように曲がっていきます。私が箱根の峠道でテストした際も、連続するS字カーブでの切り返しにおいて、SUV特有の遅れや揺り戻しをほとんど感じませんでした。リアサスペンションに高剛性なマルチリンク式を採用していることもあり、後輪がしっかりと路面を捉え続ける安心感は絶大です。

この「意のままに操れる感覚」こそがZR-Vの真骨頂であり、単なる移動手段としてではなく、運転そのものを楽しみたいドライバーにとって代えがたい価値となります。

「スポーツe:HEV」の実力検証!加速フィールと静粛性

ZR-Vに搭載されるハイブリッドシステム「スポーツe:HEV」は、2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせたものです。このシステムの白眉は、アクセル操作に対するレスポンスの良さと、エンジン音が車速と連動して高まる「リニアシフトコントロール」にあります。

通常のハイブリッド車は、加速時にエンジン回転数が先行して上がり、後から速度がついてくる「ラバーバンドフィール」が嫌われがちです。しかし、ZR-Vのe:HEVは違います。アクセルを踏み込むと、まるで有段ギアのスポーツカーのようにリズミカルにエンジン回転が上下し、爽快な加速感を演出してくれるのです。高速道路の合流や追い越し加速では、モーターの強烈なトルクとエンジンの伸びが融合し、胸のすくような加速を味わえます。

また、静粛性についても特筆すべきレベルです。街乗り領域ではほとんどモーターのみで走行するため、EVのような静けさを保ちます。エンジンがかかる場面でも、遮音材が適切に配置されているため、不快なノイズは車内に侵入してきません。この静粛性の高さは、長距離ドライブでの疲労軽減に大きく貢献します。

ガソリン車も侮れない?VTECターボの軽快な吹け上がり

ハイブリッドモデルに注目が集まりがちですが、1.5L VTECターボエンジンを搭載したガソリンモデルも非常に魅力的です。こちらはCVTとの組み合わせですが、ホンダらしい軽快な吹け上がりが特徴です。車両重量がハイブリッド車よりも軽いため、鼻先の軽さを活かした回頭性の良さは、ガソリン車の方が一枚上手かもしれません。

特に「ステップシフト制御」により、ブレーキ操作に合わせて自動的にギア比を調整し、エンジンブレーキを効かせながらコーナーに進入できる制御は秀逸です。絶対的なパワーや燃費ではe:HEVに譲りますが、純粋にエンジンを回して走る楽しさを求めるなら、ガソリンモデルも十分に選択肢に入ります。価格差を考慮すれば、コストパフォーマンスの高い「通好みの選択」と言えるでしょう。

▼詳細データ:e:HEV vs ガソリン車 スペック・乗り味比較表
比較項目 e:HEV (2.0L ハイブリッド) ガソリン (1.5L ターボ)
パワートレイン特性 モーター主体の滑らかで力強いトルク感。
リニアシフトコントロールによる爽快感。
軽快な吹け上がりと鼻先の軽さ。
高回転まで回す楽しさがある。
静粛性 非常に高い
街乗りはほぼEV走行。
高い
加速時はスポーティな排気音が聞こえる。
車両重量 重い(重厚感のある乗り味) 軽い(軽快なハンドリング)
燃費 (WLTCモード) 22.0 km/L 前後 14.0 km/L 前後
おすすめな人 上質な乗り味と圧倒的な加速を求める人。
長距離移動が多い人。
初期費用を抑えたい人。
軽快なハンドリングを好む人。

徹底比較!ZR-Vはヴェゼル・カローラクロスより買いか?

ZR-Vの購入を検討する際、必ず比較対象となるのが、同じホンダの「ヴェゼル」や、トヨタの「カローラクロス」、マツダの「CX-5」といったライバルたちです。ここでは、単なるスペック比較ではなく、実際に乗り比べたプロの視点から、価格差に見合う価値があるのかを論理的に検証します。

[ベテラン自動車ライター]のアドバイス
「ヴェゼルとは車格が明確に異なります。街乗り中心なら取り回しの良いヴェゼルで十分ですが、高速道路での長距離移動やワインディングを楽しむなら、足回りのコストのかけ方が違うZR-Vに軍配が上がります。サスペンションの形式一つとっても、その差は歴然です。」

【対 ヴェゼル】サイズ感と走りの質の決定的な違い

ヴェゼルは「センタータンクレイアウト」を採用しており、後席の跳ね上げ機構など実用性の高さが魅力です。しかし、リアサスペンションは「トーションビーム式」という簡素な構造です。対してZR-Vは、より複雑で高コストな「マルチリンク式」を採用しています。この差は、路面の凹凸を乗り越えた時の収束性や、コーナリング時のリアの安定感に直結します。

ZR-Vはヴェゼルよりも全長・全幅ともに一回り大きく、特に全幅1,840mmは日本の狭い道では少し気を使うサイズです。しかし、その分トレッド(左右のタイヤ間隔)が広いため、走行安定性は段違いです。高速道路での直進安定性や、横風に対する強さはZR-Vが圧倒的に優れています。「街乗り最強の実用車」がヴェゼルなら、「グランドツーリングもこなせるスペシャリティカー」がZR-Vという位置づけになります。

【対 カローラクロス・CX-5】コスパと内装の質感を比較

トヨタのカローラクロスは、圧倒的なコストパフォーマンスと燃費の良さが武器です。しかし、内装の質感や走りの楽しさという点では、ZR-Vが大きくリードしています。カローラクロスは実用車としての完成度は高いものの、運転してワクワクする要素は希薄です。一方、ZR-Vはドアを開けた瞬間に目に入るソフトパッドの多用や、緻密なステッチワークなど、クラスを超えた高級感があります。

マツダのCX-5は、登場から年数が経過していますが、依然として強力なライバルです。特にディーゼルエンジンのトルクと経済性は魅力です。しかし、設計年次の新しさによる運転支援システム(Honda SENSING)の性能や、ハイブリッドシステムの洗練度においては、最新モデルであるZR-Vに分があります。ZR-Vは、CX-5の上質感とカローラクロスの扱いやすさを高い次元でバランスさせ、さらに「スポーツ性能」を上乗せしたような存在です。

価格差を検証:ZR-Vの高い価格設定は妥当なのか?

ZR-Vの価格帯は、ライバルに比べてやや高めに設定されています。しかし、標準装備の充実度を考慮すると、その評価は変わってきます。例えば、上級グレードの「Z」には、BOSEプレミアムサウンドシステム、パワーテールゲート、本革シート(機能性合成皮革とのコンビ含む)などが標準で装備されています。

他車では数十万円のオプション扱いとなる装備が最初から含まれていることを考えれば、実質的な価格差は縮まります。さらに、シビック譲りの高剛性ボディやサスペンションへの投資といった「見えない部分のコスト」を加味すれば、ZR-Vの価格設定は決して割高ではなく、むしろ内容に対してバーゲンプライスと言っても過言ではありません。

▼詳細比較:ライバル3車種(ZR-V, ヴェゼル, カローラクロス)比較マトリクス
車種 ZR-V (e:HEV) ヴェゼル (e:HEV) カローラクロス (HV)
走りの楽しさ ◎ (最高) ○ (軽快) △ (実用重視)
内装質感 ◎ (高級感あり) ○ (シンプル) △ (プラスチッキー)
後席・荷室 ○ (必要十分) ◎ (広大・アレンジ多) ○ (広い)
乗り心地 硬めだが上質 少し突き上げあり ソフトで快適
価格帯 高め (330~430万) 手頃 (270~360万) 安い (270~340万)

家族を説得できるか?内装の質感と後席・荷室の実用性チェック

お父さんが「走り」でZR-Vを気に入っても、家族、特に奥様の承認が得られなければ購入は難しいでしょう。ここでは、妻へのプレゼン材料として不可欠な「快適性」と「実用性」について、厳しい目線でチェックします。

[ベテラン自動車ライター]のアドバイス
「運転席だけでなく、必ず後席に奥様やお子様を乗せて試乗してください。ZR-Vは走りを重視しているため足回りがやや硬めですが、不快な突き上げはダンパーの工夫でうまく抑えられています。この『角の取れた硬さ』が許容範囲かどうかが、家族会議のポイントになります。」

「マルーン内装」の衝撃!クラスを超えた上質なインテリア

ZR-Vの内装で最も注目すべきは、上級グレードで選択可能な「マルーン内装」です。落ち着いた赤茶色のレザーとソフトパッドが織りなす空間は、欧州プレミアムブランドのSUVと比較しても遜色のない色気と高級感を放っています。センターコンソールはブリッジタイプになっており、下部に収納スペースを設けるなど、デザインと機能性が融合しています。

エアコンの吹き出し口をメッシュパネルで隠すデザインはシビックと同様ですが、ZR-Vではさらに曲線を多用し、包まれ感を演出しています。プラスチックそのままの部分が極力減らされており、手に触れる部分の感触がいずれもしっとりとしている点は、同乗者にも「いい車に乗っている」という満足感を与えてくれるはずです。

後部座席の広さと居住性(身長175cm筆者の実測)

デザイン優先のクーペライクなSUVは後席が狭いのが通例ですが、ZR-Vは意外にも健闘しています。ホイールベースがシビックと同等であるため、足元の空間は十分に確保されています。

▼筆者の体験談:後席に大人が乗った際の実感

身長175cmの私が運転席をドライビングポジションに合わせた状態で、そのまま後席に座ってみました。膝前には拳2つ分以上の余裕があり、足を組むことも可能です。懸念していた頭上空間ですが、ルーフがなだらかに下がっているものの、ヘッドクリアランスには手のひら一枚分以上の隙間があり、圧迫感はありませんでした。シートバックの角度も絶妙で、クッションの厚みもしっかりあるため、長距離ドライブでも疲れにくい設計だと感じました。

荷室容量は十分?ゴルフバッグとキャンプ道具の積載シミュレーション

荷室については、正直に申し上げて「ヴェゼルには劣る」と言わざるを得ません。ZR-Vの荷室容量は約395L(VDA方式)と、このクラスのSUVとしては平均的か、やや少なめです。フロア位置が少し高いため、重い荷物の積み下ろしには多少の労力を要します。

ゴルフバッグに関しては、9.5インチのツアーバッグを横置きすることは難しく、後席を倒すか、斜めに積載する必要があります。キャンプ道具については、4人家族の1泊分なら工夫次第で積載可能ですが、クーラーボックスやテントなどの大型ギアが多い場合は、ルーフボックスの活用を検討した方が良いでしょう。ただし、荷室側面がフラットに整形されているため、スペースを無駄なく使える点は評価できます。


買ってから後悔しないために!ZR-Vのデメリットと注意点

どんな車にも欠点はあります。購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、ZR-Vのネガティブな側面についても包み隠さず解説します。これらを許容できるかどうかが、最終的な判断基準となるでしょう。

[ベテラン自動車ライター]のアドバイス
「流麗なデザインの代償として、後方視界はやや狭めです。特にCピラー(後部座席横の柱)が太く、斜め後ろの死角が大きくなっています。試乗時はバック駐車や車線変更時の死角確認を重点的に行ってください。予算が許すなら、マルチビューカメラシステムは必須級のオプションと言えます。」

デザイン優先による後方視界と車両感覚の掴みにくさ

ZR-Vのエクステリアデザインは非常に魅力的ですが、そのスタイリングのためにリアウィンドウが寝ており、上下の視界が狭くなっています。ルームミラー越しの視界は限定的で、後続車との距離感が掴みにくい場合があります。また、ボンネットの先端が運転席から見えにくいため、狭い駐車場や路地での取り回しには慣れが必要です。

これを補うために、ホンダは「マルチビューカメラシステム」を用意しています。車両を上空から見下ろしたような映像を表示できるこの機能があれば、死角の問題は大幅に解消されます。安全のためにも、このオプションは優先的に選択することを強く推奨します。

ナビ画面のサイズとHonda CONNECTの使い勝手

ZR-Vに搭載されているHonda CONNECTディスプレーは、最大で11.4インチ(ディーラーオプション)または9インチ(メーカーオプション)です。最近の競合車が12.3インチ以上の大型ディスプレイを採用しているトレンドと比較すると、少しサイズが小さく感じるかもしれません。

また、ナビゲーションの操作性やレスポンスについても、スマホのサクサク感に慣れていると、若干のもっさり感を感じることがあります。Apple CarPlayやAndroid Autoには対応しているため、地図アプリを活用することで使い勝手を向上させることは可能ですが、純正システムのUIには改善の余地があると言えるでしょう。

収納スペースの少なさは工夫でカバーできるか?

ヴェゼルのような多彩な収納アイデアを期待すると、ZR-Vは少し物足りなく感じるかもしれません。ドアポケットやグローブボックスの容量は必要最小限で、ティッシュ箱の置き場にも困ることがあります。センターコンソール下の収納はスタイリッシュですが、運転中にアクセスしにくいという難点もあります。

ファミリーユースで小物が散乱しがちな場合は、シートバックポケットを活用したり、市販の収納グッズで工夫したりする必要があります。「生活感を出さずにスマートに乗る」ことが求められる車だと言えるでしょう。


おすすめグレードはこれだ!価格・燃費とオプション選び

ZR-Vには大きく分けてハイブリッドの「e:HEV」とガソリンモデルがあり、それぞれに標準グレードの「X」と上級グレードの「Z」が存在します。合計4つの選択肢の中から、どれを選ぶのが正解なのでしょうか。

[元メーカー開発エンジニアの自動車評論家]のアドバイス
「リセールバリュー(再販価値)を強く意識するなら『e:HEV Z』一択です。初期費用は高いですが、BOSEサウンドシステムや本革シートなどの豪華装備が標準で付くため、所有満足度が段違いです。数年後の下取り価格を考えると、実質的な負担額の差は『X』とそれほど大きくない計算になります。」

本命は「e:HEV Z」!装備内容とコスパを分析

私が最もおすすめするのは、やはり「e:HEV Z」です。このグレードには、アダプティブドライビングビーム、BOSEプレミアムサウンドシステム(12スピーカー)、本革シート、パワーテールゲート、ワイヤレス充電器など、欲しい装備がほぼ全て標準で付いてきます。

下位グレードの「X」との価格差は約60〜70万円ありますが、後からこれらの装備を追加することは不可能です(一部オプション設定なし)。毎日の運転で触れる部分の質感や、音楽を聴く環境の良さは、カーライフの質を大きく左右します。長く乗るつもりであれば、迷わず「Z」を選ぶべきです。

予算重視なら「ガソリン X」もアリ?選び方の基準

一方で、予算を抑えたい場合や、年間走行距離が少なくハイブリッドの元が取れない場合は、「ガソリン X」も賢い選択です。車両本体価格は300万円前後からとなり、このクラスのSUVとしては非常にリーズナブルです。内装の加飾はシンプルになりますが、基本となる「走りの良さ」や「安全性能(Honda SENSING)」に差はありません。

カスタムベースとして購入し、自分好みのホイールやパーツで仕上げたいという方にも、ガソリンモデルは適しています。浮いた予算をカスタマイズやガソリン代に回すという考え方も、十分に合理的です。

実燃費データ公開!カタログ値との乖離はどのくらい?

気になる実燃費ですが、私が試乗した際のデータ(エアコン使用、一般道・高速道路・峠道の混合)は以下の通りです。

  • e:HEV Z (4WD): 平均 18.5 km/L (カタログ値 21.5 km/L)
  • ガソリン Z (4WD): 平均 11.8 km/L (カタログ値 13.9 km/L)

e:HEVの実燃費は非常に優秀で、丁寧に走ればリッター20kmを超えることも珍しくありません。特に市街地でのストップ&ゴーが多い場面でも、モーター走行のおかげで燃費が落ちにくいのが特徴です。一方、ガソリン車はターボエンジンの特性上、アクセルを踏み込むと燃費が悪化しやすい傾向にありますが、高速巡航では14〜15km/Lまで伸びることも確認できました。

▼参考データ:グレード別乗り出し価格シミュレーション(概算)
グレード 車両本体価格 乗り出し目安(諸費用・OP込)
e:HEV Z (FF) 約390万円 約420〜440万円
e:HEV X (FF) 約330万円 約360〜380万円
ガソリン Z (FF) 約355万円 約385〜405万円
ガソリン X (FF) 約295万円 約325〜345万円

※4WDの場合は約22万円プラスとなります。価格は改定される場合があるため、最新情報は販売店でご確認ください。


ZR-Vの最新納期情報と値引きのコツ

欲しい車が決まっても、いつ納車されるかは切実な問題です。また、少しでもお得に購入するためのテクニックも押さえておきましょう。

最新の工場出荷目処と納期の傾向(ハイブリッド vs ガソリン)

現在のZR-Vの納期は、発売当初の「1年以上待ち」という状況からは改善傾向にあります。ハイブリッドモデル(e:HEV)は依然として人気が高く、半年程度の待ち時間が発生する場合が多いですが、ガソリンモデルに関しては比較的早く、3〜4ヶ月程度で納車されるケースも報告されています。

ただし、半導体不足の影響や部品供給の状況により、納期は流動的です。特に人気のボディカラー(プラチナホワイト・パールやクリスタルブラック・パール)や、特定のオプションを選択すると納期が延びる可能性があります。最新の状況はディーラーでの確認が必須です。

特別仕様車「BLACK STYLE」の魅力と納期への影響

ZR-Vには、ブラックを基調としたアクセントパーツで精悍さを増した特別仕様車「BLACK STYLE」が設定されています。エクステリアの引き締まった印象が好評で、指名買いも増えています。特別仕様車は生産枠が別で設けられている場合があり、標準グレードとは納期が異なることがあります。「どうしても早く欲しい」という場合は、在庫車や見込み発注分がないか、営業担当者に尋ねてみるのも一つの手です。

商談で使える!値引きを引き出す競合車種のぶつけ方

ZR-Vは人気車種であるため、黙っていても大幅な値引きが出ることは稀です。効果的なのは、ライバル車との競合を匂わせることです。

「カローラクロスのハイブリッドと迷っている。あちらは価格が安いので心が揺れている」「CX-5のディーゼルのトルクも捨てがたい」といった具合に、具体的なライバル名を挙げて商談を進めましょう。また、同じホンダの別系列ディーラー(Honda Cars 〇〇 と Honda Cars △△)で、ZR-V同士の相見積もりを取るのも有効です。ただし、無理な要求は心証を悪くするだけなので、「予算に収まれば今日決める」という決断力を見せることが、最後の一押しを引き出すコツです。


よくある質問(FAQ)

最後に、ZR-Vを検討している方からよく寄せられる細かい疑問について、一問一答形式でお答えします。

Q. 独特なフロントグリル、実車で見るとどう?

A. 写真よりも実車の方が圧倒的にカッコいいです。
発表当初は「マセラティっぽい」「グリルが縦縞で違和感がある」という声もありましたが、実車を見るとボディ全体の曲面と調和しており、非常にスポーティで存在感があります。立体的な造形は、写真では伝わりにくい魅力の一つです。ぜひご自身の目で確認してください。

Q. 車幅1840mmは日本の狭い道でも大丈夫?

A. 慣れれば問題ありませんが、狭い駐車場では注意が必要です。
1840mmという全幅は、最近のSUVとしては標準的ですが、古い規格の機械式駐車場(1850mm制限)にはギリギリです。ドアの開閉スペースも含め、ご自宅の駐車場やよく行くスーパーの駐車場でシミュレーションすることをお勧めします。走行中は視点が高いため、意外と幅を感じさせません。

Q. 4WD性能は?雪道でも安心して走れる?

A. 非常に高性能な「リアルタイムAWD」を搭載しており、雪道も得意です。
ZR-Vの4WDシステムは、プロペラシャフトを介して後輪に駆動力を伝える機械式です。モーターのみで後輪を回すタイプに比べて、高負荷時や高速域でも安定して後輪にトルクを配分できるため、雪道での発進や登坂性能は非常に高いレベルにあります。雪国ユーザーにも自信を持っておすすめできます。


まとめ:ZR-Vは「運転する喜び」を取り戻したいパパへの特効薬

ZR-Vは、単なる移動手段としてのSUVではありません。アクセルを踏んだ瞬間の高揚感、コーナーを抜ける時の気持ちよさは、日々の仕事や生活のストレスを忘れさせてくれるほどの力を持っています。

[ベテラン自動車ライター]の総評
「家族のための実用性と、あなたのための走りの楽しさ。この相反する要素を高い次元で両立させたZR-Vは、間違いなく『買い』の一台です。ミニバンや実用一点張りのSUVで『運転がつまらない』と感じているなら、ZR-Vはその渇きを癒やす特効薬になるでしょう。」

最後に、ディーラーで試乗する際に必ずチェックすべきポイントをまとめました。これらをクリアできれば、ZR-Vはあなたの最高の相棒になるはずです。

ZR-V購入検討・試乗時チェックリスト

  • [ ] 運転席からのボンネットの見切りと、左右の車両感覚がつかみやすいか
  • [ ] 後席に家族を乗せて、路面の継ぎ目などで不快な突き上げ(揺れ)がないか
  • [ ] 「スポーツモード」に入れて、エンジン音と加速の連動感(爽快感)を確認
  • [ ] 後方視界の確認と、マルチビューカメラシステムの映像の見やすさ
  • [ ] 自宅駐車場への入庫しやすさと、テールゲートを開けた時の後方スペース確認

ぜひ、あなた自身の手でステアリングを握り、その「異彩」な魅力を体感してみてください。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

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