PR

【現役パティシエ解説】ドバイチョコレートとは?日本で買える店・本格&代用レシピを総まとめ

PR
スポンサーリンク

ドバイチョコレートとは、UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ発のチョコレートブランド「FIX Dessert Chocolatier」が販売する、バターで炒めたカダイフ(トウモロコシ粉などで作られた極細麺)と濃厚なピスタチオクリームをチョコレートの中にたっぷりと詰め込んだ新感覚スイーツです。現在、日本国内での正規販売代理店や公式オンラインショップの展開は未定ですが、その人気を受けて提供を開始するカフェや、製菓材料を揃えて自作レシピに挑戦する人々が急増しています。

この記事でわかること

  • ドバイチョコの正体と、世界中で爆発的ブームになった理由
  • ドン・キホーテやカルディにある?日本で買える店・食べられるカフェ情報
  • パティシエ直伝!本場のザクザク食感を再現する作り方と代用テクニック

  1. ドバイチョコレートとは?SNSで話題の「音まで美味しい」スイーツの正体
    1. 発祥はUAEドバイの「FIX Dessert Chocolatier」
    2. 最大の特徴は中身!「カダイフ」と「ピスタチオクリーム」の黄金比
    3. なぜTikTokで流行った?ASMRと「断面萌え」の視覚的インパクト
    4. 名前やデザインの意味は?インフルエンサーを惹きつける希少性
  2. 味は?カロリーは?パティシエが教えるドバイチョコレートの「背徳的な美味しさ」
    1. ザクザク・トロトロ・パリパリ!3つの食感が織りなすコントラスト
    2. 気になるカロリーは?1枚で 1,000kcal 超えの噂を検証
    3. ピスタチオだけじゃない?本家「FIX」の多彩なフレーバー紹介
    4. 日本人の口に合う?甘さと塩気のバランスについて
  3. 【2024年最新】日本でドバイチョコレートは買える?販売店とカフェ徹底調査
    1. 結論:本家「FIX」の正規輸入はなし。購入手段は並行輸入か類似品のみ
    2. ドン・キホーテ、カルディ、コストコでの取り扱い状況調査
    3. 楽天・Amazon・Qoo10での通販相場と「偽物」への注意喚起
    4. すぐに食べたい人へ!東京(新大久保・原宿)で提供中のカフェ5選
    5. 大阪・名古屋・福岡など地方都市での販売・提供状況
  4. 自宅で再現!ドバイチョコレート作りに必要な材料と道具
    1. 必須食材「カダイフ」とは?どこで買える?(富澤商店・カルディ等)
    2. 味の決め手「ピスタチオクリーム(スプレッド)」の選び方
    3. コーティング用チョコレートは「クーベルチュール」推奨の理由
    4. 専用のモールド(型)は必要?100均グッズでの代用可否
  5. 【パティシエ直伝】失敗しない!本場のザクザク食感「ドバイチョコレート」の作り方
    1. 下準備:カダイフをバターで黄金色になるまで炒める(最重要工程)
    2. フィリング作り:炒めたカダイフとピスタチオソースを混ぜ合わせる
    3. テンパリングの基礎:チョコの口溶けとツヤを良くするひと手間
    4. 成形:型への流し込みとフィリングを詰める際の注意点
    5. 仕上げ:冷蔵庫での冷やし固め時間と型外しのコツ
  6. カダイフがない時は?身近な食材で作る「代用ドバイチョコ」レシピ
    1. 代用案①:皿うどん(揚げ麺)で作る「超ザクザク」バージョン
    2. 代用案②:素麺(そうめん)を揚げ焼きにする方法と塩抜きのコツ
    3. 代用案③:ライスペーパーを揚げて砕く方法
    4. 代用食材と本物カダイフの食感・コスト比較
  7. 作る前に知っておきたい!ドバイチョコ作りでよくある失敗と対策
    1. 失敗①:食べた時に食感が湿気ている(カダイフの焼き不足)
    2. 失敗②:チョコレートが白く変色した(ブルーム現象とテンパリング)
    3. 失敗③:型から綺麗に外れない(温度管理と厚みの問題)
    4. 失敗④:カットした時にボロボロに崩れる(ナイフの温め方)
  8. ドバイチョコレートに関するよくある質問 (FAQ)
    1. Q. 本家「FIX」のチョコレートは個人輸入できますか?
    2. Q. ドバイチョコを作るのにいくらかかりますか?(原価目安)
    3. Q. カダイフの代わりにコーンフレークは使えますか?
    4. Q. ホワイトチョコやミルクチョコ、どっちが合いますか?
  9. まとめ:自分好みのドバイチョコレートでトレンドを楽しもう

ドバイチョコレートとは?SNSで話題の「音まで美味しい」スイーツの正体

今、世界中のSNSを席巻している「ドバイチョコレート」。TikTokやInstagramを開けば、鮮やかなマーブル模様のチョコレートを「バキッ」と割り、中から鮮烈なグリーンのピスタチオクリームがとろりと溢れ出す動画を目にしない日はありません。しかし、その正体を正確に理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。単なる流行りのスイーツとして片付けるには惜しい、その計算し尽くされた構造と魅力について、プロの視点から紐解いていきます。

現役パティシエのアドバイス
「ドバイチョコレートがこれほどまでに人々を魅了するのは、単に『甘いから』ではありません。外側のチョコレートの『パリッ』とした硬度、中のカダイフの『ザクザク』としたクリスピー感、そしてピスタチオクリームの『トロッ』とした滑らかさ。これら全く異なる3つの食感が口の中で一度に弾ける『食感の多重奏』こそが、プロから見ても非常に完成度の高い構造的魅力なのです。類似品も多く出回っていますが、本家はこの食感のバランスが絶妙に計算されています」

発祥はUAEドバイの「FIX Dessert Chocolatier」

すべての始まりは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに拠点を置くチョコレートショップ「FIX Dessert Chocolatier」です。創業者は、自身が妊娠中に感じた「強烈な甘いものへの渇望(Cravings)」を満たすために、既存のチョコレートでは満足できず、独自のフレーバー開発を始めたと言われています。

ブランド名の「FIX」には、「Fix your craving(あなたの渇望を満たす)」という意味が込められており、まさに一度食べたら忘れられない中毒性を持ったスイーツとして設計されています。特に注目を集めたのが「Can’t Get Knafeh of It(クナフェに夢中)」という商品名で販売されているフレーバーです。これは中東の伝統菓子「クナフェ」をチョコレートの中に閉じ込めるという斬新な発想から生まれました。

最大の特徴は中身!「カダイフ」と「ピスタチオクリーム」の黄金比

ドバイチョコレートをドバイチョコレートたらしめている最大の要素は、その中身(フィリング)にあります。一般的なボンボンショコラやトリュフとは異なり、フィリングの大部分を占めるのが「カダイフ」と呼ばれる食材です。

カダイフとは、小麦粉やトウモロコシ粉を原料とした、髪の毛のように細い麺状の生地のことです。トルコやギリシャ、中東地域では古くからデザートや料理に使われてきました。このカダイフをたっぷりのバターで黄金色になるまで炒め、香ばしさとクリスピーな食感を引き出します。そして、そこに濃厚なピスタチオクリームと、コクを出すためのタヒニ(練り胡麻のようなペースト)を混ぜ合わせることで、独特のフィリングが完成します。

このフィリングは、単に混ぜれば良いというものではありません。カダイフのザクザク感を損なわないよう、クリームの水分量を極限まで調整し、時間が経っても湿気ないような工夫が凝らされています。この「黄金比」こそが、本家が圧倒的な支持を得ている理由の一つです。

なぜTikTokで流行った?ASMRと「断面萌え」の視覚的インパクト

ドバイチョコレートのブームを語る上で欠かせないのが、TikTokを中心としたショート動画プラットフォームでの拡散です。ここには、ヒットするべくしてヒットした2つの大きな要因があります。

  • ASMR(聴覚への刺激):チョコレートを噛んだ瞬間の「バキッ」という音と、その後に続くカダイフの「ジャリジャリ」「ザクザク」という咀嚼音。これらはASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)として非常に優秀なコンテンツとなり、視聴者の脳に直接的な快感を与えます。「音だけで美味しい」と言われる所以です。
  • 断面萌え(視覚への刺激):チョコレートを割った瞬間に現れる、チョコレートの茶色とピスタチオの鮮やかな緑色のコントラスト。この色彩の美しさは、サムネイル画像や数秒の動画で強烈なインパクトを残します。

名前やデザインの意味は?インフルエンサーを惹きつける希少性

FIX Dessert Chocolatierのチョコレートは、そのデザインも独創的です。表面には絵画のようなカラフルなペイントが施されており、一つとして同じ模様はありません。このアーティスティックな外見は、「食べるアート」としてインフルエンサーたちの投稿意欲を掻き立てます。

さらに、本家ドバイでは毎日午後5時にオンラインでの注文受付が開始されますが、わずか数分で完売してしまうほどの人気ぶりです。この「手に入らない」という希少性が、人々の「食べてみたい」「手に入れたい」という欲求をさらに煽り、世界的なトレンドへと成長させたのです。

▼詳細:ドバイチョコレートの構造図解

ドバイチョコレートの断面は、以下のような層構造になっています。

  • 第1層(外殻): テンパリングされた薄いチョコレートのシェル。表面には食用色素によるアーティスティックな模様。
  • 第2層(核): バターでローストされたカダイフ麺。
  • 第3層(結合剤): 濃厚なピスタチオクリームとタヒニ(練り胡麻)の混合ペースト。これがカダイフを繋ぎ止めつつ、風味を与える。

この3層が一体となることで、食べた瞬間の食感の変化と味の爆発が生まれます。

味は?カロリーは?パティシエが教えるドバイチョコレートの「背徳的な美味しさ」

「見た目や音はすごいけれど、実際の味はどうなの?」と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、現役パティシエの視点から、ドバイチョコレートの味覚構成と、気になるカロリーについて徹底的に分析します。

ザクザク・トロトロ・パリパリ!3つの食感が織りなすコントラスト

ドバイチョコレートを口に入れた瞬間、最初に感じるのはコーティングチョコレートの「パリッ」とした食感です。適切な温度管理(テンパリング)が施されたチョコレートは、体温で速やかに溶け始めます。

次に訪れるのが、中のフィリングによる衝撃です。バターを吸って香ばしく焼き上げられたカダイフは、まるで揚げたてのスナック菓子のように「ザクザク」「ジャリジャリ」と音を立てて砕けます。この食感は、日本のスイーツで例えるなら「チョコフレーク」をさらに繊細かつハードにしたような感覚に近いでしょう。

そして最後に、ピスタチオクリームの濃厚なコクと香りが口いっぱいに広がります。カダイフの香ばしさとピスタチオのナッツ感、そしてチョコレートの甘さが混然一体となり、非常にリッチな味わいを生み出します。タヒニ(練り胡麻)が隠し味として入っている場合、ほのかな塩気とゴマの風味が甘さを引き締め、後を引く美味しさを演出します。

気になるカロリーは?1枚で 1,000kcal 超えの噂を検証

美味しいものには、相応のカロリーがつきものです。ドバイチョコレートの場合、そのカロリーは決して低くありません。むしろ、スイーツの中でもトップクラスの「カロリー爆弾」と言えるでしょう。

本家FIXのチョコレートバーは1枚あたり約200g前後の重量があります。一般的な板チョコが1枚50g程度であることを考えると、その4倍のボリュームです。さらに、中身にはバターで炒めたカダイフと、油脂分の高いピスタチオクリームがたっぷりと詰まっています。

概算ですが、チョコレート、バター、ピスタチオ、砂糖の総量を計算すると、1枚(約200g)あたり 1,000kcal 〜 1,200kcal に達すると推測されます。これは成人女性の1日の摂取カロリーの半分以上に相当します。「背徳の味」と呼ばれるのも納得の数値です。

ピスタチオだけじゃない?本家「FIX」の多彩なフレーバー紹介

日本では「ドバイチョコ=ピスタチオ」というイメージが定着していますが、本家FIXでは他にもユニークなフレーバーが展開されています。

  • Mind Your Own Biscoff: ロータスビスケット(スペキュロス)のクリームとチーズケーキフィリングをホワイトチョコで包んだもの。
  • You Karak Me Up: 中東で親しまれているスパイスミルクティー「カラックティー」風味のフィリングを使用したもの。
  • Cereously Chewy: ブラウニーとシリアルを混ぜ込んだ、アメリカンな味わいのフレーバー。

いずれも「濃厚さ」と「食感」にフォーカスしており、中東ならではの甘さとスパイス使いが特徴です。

日本人の口に合う?甘さと塩気のバランスについて

海外のスイーツ、特に中東のお菓子は「激甘」というイメージがあるかもしれません。確かにドバイチョコレートも甘いですが、単調な甘さではありません。

カダイフを炒める際に使用する有塩バターや、フィリングに含まれるタヒニ(練り胡麻)の塩気が、チョコレートの甘さを中和する役割を果たしています。また、ピスタチオ自体のナッツ特有の渋みや旨味も加わるため、「甘じょっぱい」味わいが好きな日本人には、意外にも馴染みやすい味と言えます。ただし、一度に1枚すべてを食べ切るのは難しいため、ナイフでカットして少しずつ楽しむのが正解です。

現役パティシエのアドバイス
「カロリーや甘さが気になる場合、合わせるドリンクを工夫しましょう。プロのおすすめは、砂糖を入れないストレートティー(特にアールグレイやダージリン)や、深煎りのブラックコーヒーです。これらに含まれるタンニンや苦味が、口の中に残る油脂分をすっきりと洗い流し、次の一口を美味しくさせてくれます。牛乳やカフェラテと合わせると濃厚になりすぎてしまうので、さっぱりとした飲み物がベストペアリングです」

【2024年最新】日本でドバイチョコレートは買える?販売店とカフェ徹底調査

ここからは、読者の皆様が最も知りたいであろう「どこで買えるの?」「どこで食べられるの?」という疑問に、最新の調査結果をもとにお答えします。結論から申し上げますと、情報の選別には十分な注意が必要です。

結論:本家「FIX」の正規輸入はなし。購入手段は並行輸入か類似品のみ

2024年現在、UAEの「FIX Dessert Chocolatier」は日本国内に正規代理店を持っておらず、公式な輸入販売も行われていません。また、彼らは品質保持の観点から海外発送(国際配送)も行っていないと明言しています。

つまり、日本国内で「FIXのチョコレート」として販売されているものは、個人が現地で購入してハンドキャリーで持ち帰った並行輸入品か、あるいは高額で転売されているものである可能性が高いです。また、パッケージや見た目を似せた「コピー商品」も多数出回っているため、購入の際は「本家ではない」ことを理解した上で検討する必要があります。

ドン・キホーテ、カルディ、コストコでの取り扱い状況調査

身近な輸入食品店での取り扱い状況を調査しました。

  • ドン・キホーテ: 一部の店舗で、韓国やトルコから輸入された「ドバイ風チョコレート」や「ピスタチオ入りカダイフチョコ」といった類似商品が販売され始めています。これらは本家FIXではありませんが、手軽に雰囲気を楽しむには良い選択肢です。
  • カルディコーヒーファーム: 現時点では「ドバイチョコレート」という名称の商品の取り扱いは確認されていません。しかし、材料となる「ピスタチオスプレッド」や「カダイフ(取り扱い店舗は限定的)」は販売されています。
  • コストコ: 現時点でドバイチョコレートの取り扱いはありません。
  • 成城石井: 一部の高級スーパーや成城石井では、ピスタチオを使用した高品質なチョコレートはありますが、カダイフ入りのドバイチョコ形式のものは未確認です。

楽天・Amazon・Qoo10での通販相場と「偽物」への注意喚起

大手通販サイト(楽天市場、Amazon、Qoo10、メルカリ等)では、「ドバイチョコレート」と検索すると多くの商品がヒットします。しかし、これらは玉石混交です。

特に注意したいのが価格です。本家FIXの定価は1枚あたり60〜70ディルハム(約2,500円〜3,000円)程度ですが、日本の通販サイトでは1枚8,000円〜15,000円という高値で転売されているケースが見られます。また、夏場の配送でチョコレートが溶けてしまっていたり、賞味期限が切迫しているトラブルも報告されています。

現役パティシエのアドバイス
「通販で購入する際は、販売元の評価を必ず確認してください。特に『手作り』としてフリマアプリ等で販売されている食品は、製造許可のないキッチンで作られている可能性があり、衛生面でのリスクがあります。食品表示ラベル(原材料、賞味期限、製造者)が貼られていない商品は絶対に購入しないでください」

すぐに食べたい人へ!東京(新大久保・原宿)で提供中のカフェ5選

「通販は怖いけれど、食べてみたい」という方には、国内のカフェやパティスリーが独自に開発・提供しているドバイチョコレートがおすすめです。特にトレンドの発信地である東京の新大久保や原宿エリアでは、提供店が増えています。

主な提供エリアと店舗の特徴は以下の通りです。

  • 新大久保エリア: 韓国カフェを中心に、本家のビジュアルを忠実に再現したドバイチョコが流行中。イートインでナイフとフォークを使って食べるスタイルが一般的です。
  • 原宿・表参道エリア: トレンドに敏感なベーカリーやスイーツショップが、デニッシュの中にドバイチョコ風のフィリングを入れたり、食べ歩きしやすいサイズにアレンジして販売しています。
  • 百貨店の催事: バレンタインやサロンドショコラなどのイベントで、国内のショコラティエが「中東インスパイア」としてカダイフを使ったチョコレートを発表するケースも増えています。

大阪・名古屋・福岡など地方都市での販売・提供状況

ブームは東京だけでなく、地方都市にも波及しています。

  • 大阪(鶴橋・コリアンタウン): 新大久保と同様に、韓国系カフェでの提供が活発です。
  • 名古屋(大須): 食べ歩きグルメの激戦区である大須商店街でも、ドバイチョコを販売するスイーツ店が登場しています。
  • 福岡(大名・天神): おしゃれなカフェエリアで、期間限定メニューとして提供されることがあります。
日本国内の主な入手ルート・価格・信頼度比較表
入手ルート 価格目安 手軽さ 信頼度 備考
現地購入(ドバイ) 約2,500円 本家本元。入手難易度は最高レベル。
国内通販(並行輸入) 8,000円〜 低〜中 高額転売や溶け・破損のリスクあり。
国内カフェ・専門店 1,500円〜 プロが作った出来たてを楽しめる。本家ではないが味は確か。
ドンキ等(類似品) 500円〜 大量生産品のため食感が異なる場合がある。
自作(手作り) 材料費による 自分好みに調整可能。手間はかかるが満足度は高い。

自宅で再現!ドバイチョコレート作りに必要な材料と道具

「近くに売っている店がない」「高すぎて買えない」という方へ。実はドバイチョコレートは、材料さえ揃えれば自宅で作ることができます。ここでは、プロ並みの味を再現するために必要な「神器」とも言える材料と道具を紹介します。

必須食材「カダイフ」とは?どこで買える?(富澤商店・カルディ等)

ドバイチョコ作りで最もハードルが高いのが「カダイフ」の入手です。カダイフは「パート・フィロ」という極薄の生地を細かく刻んだ麺状の食材です。

  • 富澤商店(TOMIZ): 製菓製パン材料の専門店。冷凍コーナーで「カダイフ」が販売されていることが多いです。最も確実な入手先です。
  • 業務スーパー: 一部店舗でハラール食材として取り扱いがある場合がありますが、在庫は流動的です。
  • カルディ: 店舗によっては取り扱いがない場合が多いですが、オンラインストアで稀に入荷することがあります。
  • 通販サイト: Amazonや楽天などの製菓材料店から冷凍便で購入可能です。

味の決め手「ピスタチオクリーム(スプレッド)」の選び方

次に重要なのがピスタチオクリームです。選び方のポイントは「ピスタチオの含有量」です。

  • 成城石井やカルディのスプレッド: 手に入りやすいですが、ホワイトチョコや油脂が多く、甘みが強い傾向があります。
  • 製菓用のピスタチオペースト: 富澤商店などで売られている「ピスタチオ100%ペースト」は、甘さがなくナッツそのものの味が濃厚です。これをホワイトチョコと混ぜてクリームを自作すると、甘さの調整が自在で、より本格的な味になります。

コーティング用チョコレートは「クーベルチュール」推奨の理由

外側を覆うチョコレートには、必ず「クーベルチュールチョコレート」を使用してください。市販の板チョコでも作れますが、クーベルチュールはカカオバターの含有量が多く、口溶けの良さと流動性が段違いです。薄くパリッとしたシェルを作るためには、流動性の高いクーベルチュールが不可欠です。

専用のモールド(型)は必要?100均グッズでの代用可否

本家のような分厚いバーを作るなら、深さのあるシリコンモールドやポリカーボネート製のチョコレート型が理想です。

しかし、100円ショップ(ダイソーやセリア)で売っているシリコン型や、タッパーなどの保存容器でも代用は可能です。ただし、型が硬すぎると外す時に割れてしまうため、初心者は柔らかいシリコン製を選ぶと失敗が少なくなります。

現役パティシエのアドバイス
「市販のピスタチオクリームを使って『甘すぎる』と感じたことはありませんか?そんな時は『追いピスタチオ』テクニックを使いましょう。無塩のピスタチオナッツを細かく刻んでクリームに混ぜ込むのです。これにより、カリッとした食感が増すだけでなく、ナッツの渋皮が甘さを引き締め、お店のような高級感が出ますよ」

【パティシエ直伝】失敗しない!本場のザクザク食感「ドバイチョコレート」の作り方

いよいよ実践編です。ここでは、現役パティシエが普段厨房で行っている工程を、家庭でも再現できるようにアレンジして解説します。最大のポイントは「カダイフの焼き加減」と「温度管理」です。

下準備:カダイフをバターで黄金色になるまで炒める(最重要工程)

ドバイチョコの命である「ザクザク音」を生む工程です。

  1. 冷凍のカダイフを解凍し、包丁で1〜2cmの長さに細かく刻みます。長いままだと食べにくく、チョコに詰めるのも大変です。
  2. フライパンにたっぷりの有塩バターを溶かし、刻んだカダイフを投入します。
  3. 弱火〜中火で絶えず混ぜながら炒めます。最初は白っぽいですが、徐々に水分が飛び、きつね色(黄金色)に変化していきます。
  4. ここがポイント: 全体が濃い茶色になる一歩手前まで、しっかりと炒め切ってください。水分が残っていると、後で湿気る原因になります。炒め終わったらバットに広げて冷まします。

現役パティシエのアドバイス
「カダイフを炒める時、バターの温度と焼き色が重要です。プロは『メイラード反応』を意識します。単に乾かすのではなく、バターと小麦粉が反応して香ばしい香りが立つまで炒めること。焦げるのが怖くて早めに火を止めてしまう人が多いですが、勇気を持って『しっかり焼き切る』ことが、あのバリバリ食感を生む秘訣です」

フィリング作り:炒めたカダイフとピスタチオソースを混ぜ合わせる

冷ましたカダイフボウルに入れ、ピスタチオクリームを加えます。ここでタヒニ(または白練りごま)を少量加えると、コクと塩気が増して本家の味に近づきます。全体が均一に混ざり、カダイフがクリームでコーティングされた状態にします。

テンパリングの基礎:チョコの口溶けとツヤを良くするひと手間

チョコレートをただ溶かすだけでは、固まらなかったり、白く変色(ブルーム)したりします。これを防ぐのが「テンパリング(温度調整)」です。

  1. チョコをボウルに入れ、湯煎(50〜55℃)で完全に溶かします。
  2. 冷水にボウルを当て、混ぜながら温度を下げます(スイートチョコなら27〜28℃)。
  3. 再び一瞬だけ湯煎に当て、作業温度(31〜32℃)まで上げます。

※難しければ、コーティング用として売られている「テンパリング不要(パータグラッセ)」のチョコを使うのも賢い選択です。

成形:型への流し込みとフィリングを詰める際の注意点

  1. 型にチョコレートを流し込み、全体に行き渡らせたら、逆さまにして余分なチョコを落とします。これで薄いシェルができます。一度冷蔵庫で冷やし固めます。
  2. 固まったシェルの中に、作っておいたカダイフフィリングを詰めます。型の縁ギリギリまで入れると蓋ができなくなるので、少し余裕を持たせます。
  3. 上から蓋をするようにチョコレートを流し込み、パレットナイフなどで平らにならします。

仕上げ:冷蔵庫での冷やし固め時間と型外しのコツ

冷蔵庫で1時間以上、しっかりと冷やし固めます。完全に固まると、チョコレートが収縮して型から剥がれやすくなります。型を逆さまにして、軽く叩くか押し出すようにして外せば完成です。

▼詳細レシピ:材料の分量とステップバイステップ手順

材料(板チョコサイズ2〜3枚分)

  • 外側:
    • クーベルチュールチョコレート(ミルクまたはダーク):200g
    • ホワイトチョコレート(模様用・任意):適量
    • 食用色素(緑・オレンジなど・任意):少々
  • 中身(フィリング):
    • カダイフ(乾燥または冷凍):80g
    • 無塩バター:20g
    • ピスタチオクリーム(スプレッド):150g
    • タヒニ(白練りごま):小さじ1〜2

手順

  1. カダイフの処理: カダイフを細かく刻み、バターを溶かしたフライパンできつね色になるまで炒める。バットに広げて完全に冷ます。
  2. フィリング作成: ボウルにピスタチオクリーム、タヒニを入れ混ぜる。冷めたカダイフを加え、全体に絡める。
  3. チョコの準備: チョコレートをテンパリングする。模様をつける場合は、色素を混ぜたホワイトチョコを先に型に散らし、固めておく。
  4. シェルの作成: メインのチョコを型に流し、余分を落として薄い層を作る。冷蔵庫で10分冷やす。
  5. 詰め込み: フィリングを平らに入れる。
  6. 蓋をする: 残りのチョコを流し込み、表面を平らにして冷蔵庫で1時間以上冷やす。

カダイフがない時は?身近な食材で作る「代用ドバイチョコ」レシピ

「カダイフがどうしても手に入らない!」という場合でも諦める必要はありません。日本のスーパーにある食材で、かなり近い食感を再現することができます。ここでは3つの代用案を比較します。

代用案①:皿うどん(揚げ麺)で作る「超ザクザク」バージョン

最も手軽で食感が近いのが、長崎ちゃんぽんなどで使われる「皿うどんの細麺(揚げ麺)」です。

  • 使い方: 袋の上から手で細かく砕くだけ。炒める必要もありません。
  • 特徴: すでに揚げてあるため、非常に香ばしくザクザク感が強いです。本家よりも少しハードな食感になりますが、満足度は非常に高いです。

代用案②:素麺(そうめん)を揚げ焼きにする方法と塩抜きのコツ

余っている素麺も使えますが、少し手間がかかります。

  • 使い方: 素麺を細かく折り、多めのバターで揚げ焼きにします。
  • 注意点: 素麺には塩分が多く含まれています。そのまま使うとチョコと合わせた時にしょっぱくなりすぎることがあります。気になる場合は一度茹でて塩を抜き、乾燥させてから揚げるという工程が必要ですが、非常に手間がかかるため、無塩素麺を使うのがおすすめです。

代用案③:ライスペーパーを揚げて砕く方法

ベトナム料理などで使うライスペーパーも代用可能です。

  • 使い方: ライスペーパーをハサミで細く切り、油でサッと揚げます。一瞬で膨らむので、それを砕いて使います。
  • 特徴: 非常に軽く、エアリーな食感になります。「サクサク」とした軽い食感が好みの方におすすめです。

代用食材と本物カダイフの食感・コスト比較

各食材の特徴を比較チャートにまとめました。

本家カダイフ vs 代用食材(食感・手間・コスト)比較チャート
食材 食感の特徴 手間 コスト 再現度
カダイフ(本物) 繊細なパリパリ&ザクザク 中(炒める) 100%
皿うどん(揚げ麺) ハードなボリボリ&ザクザク 低(砕くだけ) 80%
素麺(そうめん) カリカリ 高(揚げ焼き) 60%
ライスペーパー 軽いサクサク 中(揚げる) 50%

現役パティシエのアドバイス
「代用食材を使う場合、どうしても『小麦の味』や『油の匂い』が気になることがあります。そんな時は、隠し味としてフィリングにほんの少し『シナモンパウダー』や『バニラオイル』を足してみてください。スパイスの香りが麺の粉っぽさをマスキングし、チョコレートとの一体感を高めてくれます」

作る前に知っておきたい!ドバイチョコ作りでよくある失敗と対策

せっかく材料を揃えても、失敗してしまっては元も子もありません。ここでは、初心者が陥りやすい失敗例と、そのリカバリー方法をプロが伝授します。

失敗①:食べた時に食感が湿気ている(カダイフの焼き不足)

原因: カダイフの炒めが足りず水分が残っていたか、ピスタチオクリームの水分が多すぎたことが原因です。
対策: カダイフは「これでもか」というくらい茶色くなるまで炒めましょう。また、ピスタチオクリームに水あめや生クリームを加えるレシピは避け、油分の多いスプレッドやペーストを使うことで、麺への水分移行を防げます。

失敗②:チョコレートが白く変色した(ブルーム現象とテンパリング)

原因: テンパリングの失敗により、カカオバターの結晶が不安定になったためです。
対策: 温度管理を徹底するか、難しい場合は「コーティング用チョコレート(パータグラッセ)」を使用しましょう。味は少し落ちますが、見た目は綺麗に仕上がります。

失敗③:型から綺麗に外れない(温度管理と厚みの問題)

原因: 冷却不足か、テンパリング不足です。
対策: 焦らず、冷蔵庫でしっかりと(最低1時間、できれば一晩)冷やしてください。透明な型であれば、裏から見てチョコが型から浮いている(空気が入って白っぽく見える)ことを確認してから外しましょう。

失敗④:カットした時にボロボロに崩れる(ナイフの温め方)

原因: チョコレートが硬すぎて、中の柔らかいフィリングとの硬度差で割れてしまうためです。
対策: 包丁をお湯で温め、水分をしっかり拭き取ってからカットしてください。熱でチョコを溶かしながら切ることで、断面が綺麗に仕上がります。

現役パティシエのアドバイス
「作ったドバイチョコレートは、常温(20℃以下)または冷蔵庫の野菜室で保存してください。冷蔵庫でキンキンに冷やすとチョコが硬くなりすぎて風味が落ちるので、食べる15分前に室温に出しておくのが、一番美味しく食べるコツです。賞味期限は、手作りの場合は1週間を目安に食べ切りましょう」

ドバイチョコレートに関するよくある質問 (FAQ)

最後に、読者の皆様から寄せられることの多い質問にまとめてお答えします。

Q. 本家「FIX」のチョコレートは個人輸入できますか?

A. 現時点では非常に困難です。FIX公式サイトは海外配送を行っておらず、ドバイ国内のデリバリーサービス(Deliveroo等)限定での販売となっています。輸入代行業者を利用する方法もありますが、賞味期限の短さ(本家は製造から数日以内推奨)や温度管理の問題から、品質を保ったまま入手するのは現実的ではありません。

Q. ドバイチョコを作るのにいくらかかりますか?(原価目安)

A. 材料にどこまでこだわるかによりますが、板チョコ2〜3枚分を作る場合、材料費の目安は以下の通りです。
・本格派(製菓用ピスタチオペースト、カダイフ使用):約2,500円〜3,500円
・節約派(市販スプレッド、皿うどん使用):約1,000円〜1,500円
ピスタチオが高価なため、どうしても原価は高くなります。

Q. カダイフの代わりにコーンフレークは使えますか?

A. 使えますが、食感は別物になります。コーンフレークは厚みがあるため「ガリガリ」とした食感になり、カダイフのような繊細な「ジャリジャリ感」は出ません。もし使う場合は、手で細かく砕いてから混ぜるとより近づきます。

Q. ホワイトチョコやミルクチョコ、どっちが合いますか?

A. 本家FIXの定番はミルクチョコレートです。ピスタチオの風味をしっかり感じたいなら、カカオの主張が強すぎないミルクがおすすめです。逆に、甘さを控えたい方はダークチョコレート(カカオ分50〜60%)を使うと、大人な味わいに仕上がります。

現役パティシエのアドバイス
「材料のカダイフやピスタチオクリームが余ってしまったら?カダイフは海老フライの衣にすると絶品です。ピスタチオクリームはトーストに塗ったり、バニラアイスに混ぜ込むだけで極上のデザートになります。無駄なく使い切って楽しんでくださいね」

まとめ:自分好みのドバイチョコレートでトレンドを楽しもう

ドバイチョコレートは、その見た目のインパクトや話題性だけでなく、食感のコントラストや食材の組み合わせにおいて、非常に理にかなった美味しいスイーツです。日本で本家を入手するのはまだ難しい状況ですが、カフェで楽しんだり、自分好みにアレンジして手作りしたりと、楽しみ方は無限大です。

最後に、ドバイチョコレートを楽しむためのチェックリストをまとめました。

ドバイチョコレート自作・購入チェックリスト

  • 知る: ドバイチョコの魅力は「パリッ・ザクッ・トロッ」の食感の三重奏にあることを理解した。
  • 買う: 通販の高額転売品には注意し、まずは新大久保や原宿などの提供カフェを探してみる。
  • 作る(材料): カダイフは富澤商店などで確保。ない場合は皿うどんで代用する。
  • 作る(コツ): カダイフはしっかり茶色くなるまで炒め、チョコはテンパリング(またはコーティング用)を使用する。
  • 食べる: カロリーは気にせず、温めたナイフでカットして、無糖の紅茶やコーヒーと一緒に楽しむ。

現役パティシエのアドバイス
「お菓子作りは『科学』であり『実験』です。ドバイチョコレート作りは、温度や水分量が仕上がりに直結する面白いテーマです。失敗を恐れず、ぜひ自分だけの最高の『ザクザク』を探求してみてください。このブームをきっかけに、中東の食文化や新しい食材に興味を持っていただけたら、パティシエとしてこれほど嬉しいことはありません」

ぜひ今日から、あなたなりの方法でこの世界的なビッグトレンドを体験してみてください。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

当編集部では、徹底したリサーチとデータ分析に基づき、読者の皆様の「知りたい」に答える記事を制作しています。特定の分野においては、その道の有資格者や実務経験者の監修・協力を得て、正確かつ信頼性の高い情報提供に努めています。

【編集方針】
・客観的なデータと事実に基づく執筆
・ユーザー目線での公平な比較・検証
・最新トレンドと専門的知見の融合

ガジェット、生活雑貨、美容、ライフハックなど、幅広いジャンルで「役立つ」コンテンツをお届けします。

まんまる堂編集部をフォローする
エンタメ
スポンサーリンク

コメント