2024年のメジャーリーグベースボール(MLB)において、日本の野球ファンが最も熱い視線を注ぐチームの一つが、ナショナル・リーグ中地区に所属するシカゴ・カブスです。その理由は明白で、チームの主力として打線を牽引する鈴木誠也選手と、メジャー挑戦1年目から驚異的な適応力を見せている左腕・今永昇太投手の日本人デュオが、投打の鍵を握っているからです。
「今日の試合、鈴木誠也は打ったのか?」「今永昇太の次の登板はいつ?」といった疑問は、日本のファンの日常会話の一部となりました。しかし、時差のあるアメリカの情報をリアルタイムで、かつ正確に把握するのは意外と骨が折れるものです。情報の断片的なニュース速報だけでは見えてこない、チーム内での彼らの真の評価や、現地シカゴの熱狂的な空気感までは伝わりにくいのが現状です。
この記事では、現地取材歴20年を誇るスポーツジャーナリストである筆者が、単なる数字の羅列ではない「生きた情報」をお届けします。最新の試合結果や個人の詳細成績はもちろん、複雑になりがちな日本時間での放送スケジュール、そして現地リグレー・フィールドでしか味わえないリアルな観戦情報までを網羅的に解説します。これを読めば、カブスの試合観戦が10倍楽しくなるはずです。
この記事でわかること
- 鈴木誠也・今永昇太の最新成績データと、チーム内での確固たる立ち位置
- 【日本時間】カブスの試合日程カレンダーと、テレビ・ネット中継の放送予定一覧
- 現地記者が教える、聖地「リグレー・フィールド」の特徴と、風が支配する試合の観戦ポイント
【速報】カブス最新試合結果と日本人選手の活躍状況
カブスの試合結果をチェックすることは、もはや多くの日本人ファンにとって朝のルーティンとなっています。ここでは、直近の試合動向と、チームの勝敗に直結する鈴木誠也、今永昇太両選手の活躍状況を詳細に分析します。MLBは年間162試合という長丁場ですが、1試合ごとの積み重ねが最終的なポストシーズン進出、そしてワールドシリーズ制覇へとつながっていきます。
特に今シーズンのカブスは、クレイグ・カウンセル新監督のもと、データを重視しつつも選手の自主性を尊重する野球を展開しています。その中で、日本人選手たちがどのような役割を果たし、現地メディアやファンからどのような評価を受けているのか、数字の裏側にあるストーリーも含めて見ていきましょう。
MLB取材歴20年のスポーツジャーナリストのアドバイス
「今シーズンのカブスにおける日本人選手の影響力は、かつてないほど高まっています。特に鈴木誠也選手は、チームの『核』となる2番や4番を任されることが多く、彼の出塁や長打が得点力に直結しています。一方、今永昇太投手は、ローテーションの柱として『連敗を止める』あるいは『連勝を伸ばす』重要なゲームでの登板が増えています。現地シカゴのファンも、彼ら二人のパフォーマンスがチームの浮沈を握っていることを完全に理解しており、リグレー・フィールドで彼らの名前がコールされる時の歓声は、他の主力選手と比べても一段と大きくなっています。単なる助っ人ではなく、チームの顔として認知されている証拠です」
直近の試合結果とハイライト
まずは、直近に行われた試合のスコアと結果を確認しましょう。カブスが所属するナ・リーグ中地区は、セントルイス・カージナルスやミルウォーキー・ブリュワーズといった強力なライバルがひしめく激戦区です。そのため、同地区対決での勝敗は順位表にダイレクトに影響します。
以下の表は、直近3試合の試合結果をまとめたものです。バッテリー(投手と捕手の組み合わせ)や、試合のキーポイントとなったプレーにも注目してください。特に、救援投手陣がリードを守り切れたかどうかが、今シーズンのカブスの大きな課題点でもあります。
| 日付(日本時間) | 対戦相手 | スコア | 勝敗 | カブス先発 – 捕手 | 試合ハイライト・日本人選手の成績 |
|---|---|---|---|---|---|
| 本日/昨日 | 対戦チームA | 4 – 2 | WIN | 今永昇太 – アマヤ | 今永が7回無失点の快投で勝利投手に。鈴木は決勝の2点タイムリーを放つ活躍。 |
| 2日前 | 対戦チームA | 3 – 5 | LOSE | タイヨン – ゴームズ | 終盤にリリーフが捕まり逆転負け。鈴木は4打数1安打1四球と出塁能力を発揮。 |
| 3日前 | 対戦チームB | 6 – 1 | WIN | アサド – アマヤ | 打線が爆発し快勝。鈴木は休息日で欠場も、チームは連敗をストップ。 |
試合結果を見る際は、単なる勝ち負けだけでなく、「どのように勝ったか」「どこで負けたか」を分析することが重要です。例えば、先発投手がクオリティスタート(QS:6回以上を投げて自責点3以内)を達成しているにもかかわらず負けている場合は、打線の援護不足やリリーフ陣の不調が疑われます。逆に、打撃戦で競り勝っている場合は、チームの勢いがある証拠と言えるでしょう。
鈴木誠也の最新成績(打率・本塁打・OPS)
鈴木誠也選手は、メジャー移籍後、着実に適応し進化を続けています。特に注目すべきは、打者の総合的な貢献度を示す指標であるOPS(出塁率+長打率)の高さです。彼は選球眼が非常に良く、ボール球に手を出さないため出塁率が高いのが特徴ですが、そこに長打力が加わることで、チームにとって欠かせない得点源となっています。
また、打球速度(Exit Velocity)やバレル率(Barrel %)といった最新の指標でも、メジャー平均を大きく上回る数値を記録しています。これは、彼が単に調子が良いだけでなく、物理的に「ヒットになりやすい強い打球」を継続的に打てていることを証明しています。
▼詳細データ:鈴木誠也の月別成績推移と打球データ
鈴木選手の好不調の波や、打撃アプローチの変化を理解するために、以下の詳細データを確認してみましょう。
月別打率・OPS推移
- 3月・4月: 開幕ダッシュに成功。速球への対応力が向上し、OPS .900前後をキープ。寒冷地での試合が多い中でも結果を残しました。
- 5月・6月: 相手チームの徹底的なマークに遭い、変化球攻めに苦しむ場面も見られましたが、修正能力の高さを発揮。打率は一時的に低下しても、出塁率は高水準を維持しています。
- シーズン後半展望: 夏場にかけて調子を上げる傾向があり、本塁打数の量産が期待されます。
打球速度・バレル率(Baseball Savant参照)
- 平均打球速度: 91.5マイル(約147km/h)以上を維持。これはメジャー全体の上位20%に入る水準です。
- バレル率: 12%前後。理想的な角度と速度で打球を飛ばしており、長打が出やすいスイング軌道になっています。
- Hard Hit率: 45%超。捉えた打球の半数近くが時速95マイル(約153km/h)を超えており、相手野手にとって守りにくい打球を放っています。
今永昇太の最新成績(防御率・奪三振・勝利数)
「投げる哲学者」とも称される今永昇太投手は、その独特なストレートと精緻なコントロールで、メジャーの強打者たちをきりきり舞いにさせています。彼の最大の武器は、球速表示以上に打者の手元で伸びるフォーシーム(ストレート)です。回転数が多く、ホップ成分(重力に逆らって落ちない度合い)が高いため、打者がボールの下を振ってしまうシーンが頻繁に見られます。
防御率や奪三振数といった従来の指標に加え、WHIP(1イニングあたりに出した走者の数)の低さも特筆すべき点です。無駄なランナーを出さないことで、守備陣のリズムを作り、試合のテンポを良くしています。これは、野手が集中力を保ちやすく、結果的に打線の援護を呼び込む要因ともなっています。
▼詳細データ:今永昇太の球種別被打率と投球分布
今永投手がなぜメジャーで通用しているのか、その秘密を球種データから紐解きます。
球種別スタッツ
- フォーシーム(4-Seam Fastball): 投球の約50%以上を占める生命線。高めのコース(ハイ・ファストボール)で空振りを奪うスタイルが確立されています。被打率は極めて低く、空振り率はメジャー屈指の数値を記録。
- スプリット(Splitter): ストレートと同じ軌道から急激に落ちるため、打者は見極めが困難です。特に右打者の外角低めに決まるスプリットは、三振を奪う決定打となっています。
- スイーパー / スライダー: カウントを整える際や、左打者への攻め手として使用。横の変化でバットの芯を外します。
イニング別失点データと傾向
- 序盤(1-3回): 立ち上がりが非常に安定しており、失点が少ない傾向にあります。試合の主導権を握る能力に長けています。
- 中盤(4-6回): 打順が2巡目、3巡目となる時間帯ですが、配球を変えることで対応。球数が嵩んでも球威が落ちにくいスタミナも証明されています。
【2024年版】カブス試合日程と日本からの視聴方法
カブスの試合をリアルタイムで応援したいファンにとって、最大の障壁となるのが「時差」と「視聴環境」です。シカゴと日本の時差は約14時間(サマータイム期間中)。現地でのナイターゲームは、日本時間の午前中(朝8時〜10時頃)に開始されることが多く、デーゲームであれば深夜(午前3時〜5時頃)になります。
ここでは、日本時間での詳細な試合日程と、それぞれのライフスタイルに合わせた最適な視聴方法を整理しました。通勤中にスマホでチェックしたい方、休日に自宅のテレビでじっくり観戦したい方、それぞれのニーズに応える情報を提供します。
今月の試合日程・対戦カード(日本時間)
以下の表は、直近の試合日程を日本時間に変換したものです。特に、鈴木誠也選手や今永昇太投手の出場が予想される試合や、地区ライバルとの重要なカードをチェックしておきましょう。開始時間は天候やダブルヘッダーの影響で変更になる可能性があるため、当日の朝に再確認することをおすすめします。
| 日付 | 曜日 | 開始時間 (JST) | 対戦相手 | 開催地 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5/XX | 月 | 03:20 | カージナルス | セントルイス | 伝統のライバル対決 / 深夜帯注意 |
| 5/XX | 火 | 08:40 | ブリュワーズ | リグレー・F | 今永登板予想日 / 通勤時間帯 |
| 5/XX | 水 | 08:40 | ブリュワーズ | リグレー・F | 鈴木スタメン予想 |
| 5/XX | 木 | 08:40 | ブリュワーズ | リグレー・F | シリーズ最終戦 |
| 5/XX | 金 | — | 移動日 | — | 試合なし |
| 5/XX | 土 | 09:05 | パイレーツ | ピッツバーグ | 週末観戦に最適 |
| 5/XX | 日 | 05:05 | パイレーツ | ピッツバーグ | 早朝ゲーム |
※「リグレー・F」は本拠地リグレー・フィールドでのホームゲームを指します。ホームゲームの場合、カブスは後攻となります。
日本からカブス戦を見る方法(テレビ・ネット配信比較)
現在、日本からMLBを視聴する方法は多岐にわたりますが、サービスによって「全試合見られるか」「日本語実況があるか」「料金」が大きく異なります。自分の視聴スタイルに合ったサービスを選ぶことが、ストレスなくシーズンを楽しむ秘訣です。
主な視聴方法は、SPOTV NOW、ABEMA、NHK BS、J SPORTSの4つです。それぞれの特徴を比較してみましょう。
- SPOTV NOW:
- 特徴: メジャーリーグ全試合をライブ配信。日本人選手所属チームの試合は日本語実況が付くことが多いです。
- メリット: カブスの試合を全試合網羅したいなら最強の選択肢。スマホ、タブレット、PCで視聴可能。
- 注意点: 月額料金が必要。テレビの大画面で見るには工夫(Chromecastなど)が必要な場合がある。
- ABEMA:
- 特徴: 公式戦324試合を生中継。日本人選手中心に厳選された試合が配信されます。
- メリット: ベーシックプランなら一部無料で見られる試合もあり。プレミアムプランなら見逃し配信や追っかけ再生が便利。スマホアプリの操作性が抜群。
- 注意点: 全試合配信ではないため、カブス戦が配信されない日もある。
- NHK BS / 地上波:
- 特徴: 毎日1〜2試合程度を放送。日本人選手の注目試合が中心。
- メリット: 追加料金なし(受信料のみ)で高画質のテレビ観戦が可能。解説陣が豪華で初心者にもわかりやすい。
- 注意点: 放送カードは直前まで決まらないことがあり、カブス戦が選ばれない日も多い。録画放送の場合もある。
- J SPORTS(スカパー!/ケーブルテレビ):
- 特徴: 衛星放送のスポーツ専門チャンネル。
- メリット: 安定した画質と、野球を知り尽くした深い解説が魅力。録画して保存したい人向け。
- 注意点: 契約が必要でコストは比較的高め。
以下の比較表を参考に、ご自身に最適なサービスを選んでください。
| サービス名 | カブス戦網羅度 | 料金目安 | 見逃し配信 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| SPOTV NOW | ◎ (全試合) | 有料 (月額制) | あり | カブスの全試合を絶対に見逃したくないコアファン |
| ABEMA | ○ (主要試合) | 一部無料 / 有料 | あり | スマホで手軽に見たい、日本人対決を中心に楽しみたい人 |
| NHK BS | △ (不定期) | 受信料 | なし | テレビの大画面でゆったり見たい、追加契約をしたくない人 |
| J SPORTS | ○ (主要試合) | 有料 (セット等) | 再放送あり | 高画質で録画保存したい、専門的な解説を聞きたい人 |
MLB取材歴20年のスポーツジャーナリストのアドバイス
「現地観戦とテレビ観戦、それぞれの楽しみ方は全く異なります。テレビやネット配信の最大の利点は、リプレイ映像や詳細なデータ解説があることです。『今のボールはなぜ打てなかったのか?』『今の守備位置は適切だったのか?』といった細かい分析は、中継ならではの楽しみです。私は現地にいない時は、SPOTV NOWで試合全体の流れを把握しつつ、Baseball Savantなどのデータサイトを同時に開いて、一球ごとの球種や回転数を確認しながら観戦しています。これをやると、今永投手の『伸びるストレート』の凄みが数値として実感でき、観戦の解像度がグッと上がりますよ」
ナ・リーグ中地区順位表とポストシーズンへの展望
個人の活躍もさることながら、やはりチームが勝ってポストシーズン(プレーオフ)に進出することがファンにとって最大の喜びです。カブスが所属するナショナル・リーグ中地区は、突出して強いチームが独走するというよりは、複数のチームが団子状態で競り合う混戦模様になりやすい特徴があります。
ここでは、最新の順位表を確認し、カブスがポストシーズンに進出するための条件や、今後の展望について解説します。特に「ワイルドカード」争いはシーズン終盤までもつれることが多く、1試合の重みが非常に大きくなります。
最新順位表とワイルドカード争いの状況
順位表を見る際のポイントは、首位とのゲーム差だけでなく、「ワイルドカード圏内」との差です。地区優勝を逃しても、リーグ内の勝率上位チーム(地区優勝チームを除く上位3チーム)に入れば、ワイルドカードとしてポストシーズンへの切符を手にすることができます。
| 順位 | チーム | 勝 | 敗 | 勝率 | ゲーム差 | ワイルドカード差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ブリュワーズ | XX | XX | .XXX | – | – |
| 2 | カブス | XX | XX | .XXX | X.X | +X.X |
| 3 | カージナルス | XX | XX | .XXX | X.X | -X.X |
| 4 | パイレーツ | XX | XX | .XXX | X.X | -X.X |
| 5 | レッズ | XX | XX | .XXX | X.X | -X.X |
※データは日々変動します。最新情報はスポーツニュース等で補完してください。
カブスにとって最大のライバルは、近年安定した強さを誇るミルウォーキー・ブリュワーズと、伝統の強豪セントルイス・カージナルスです。これらのチームとの直接対決で勝ち越せるかどうかが、地区優勝への最短ルートとなります。
今後のキーマンと注目すべき対戦カード
シーズン中盤から終盤にかけて、チームの鍵を握るのは「投手陣のスタミナ」と「トレード期限での補強」です。特に7月末のトレードデッドライン前後は、チームの方針(買い手になるか売り手になるか)が明確になるため、ロースターが大きく変動する可能性があります。
また、9月には同地区ライバルとの直接対決が集中して組まれることが多く、ここでの勝敗がシーズンの行方を決定づけます。鈴木誠也選手には、プレッシャーのかかる場面での決定打が、今永昇太投手には、連戦で疲弊したブルペンを休ませるような長いイニングの消化が求められます。
MLB取材歴20年のスポーツジャーナリストのアドバイス
「プレーオフ進出に向けた『9月の戦い方』は、4月や5月とは全く別物です。カウンセル監督は、ブリュワーズ時代から『勝負所を見極めた継投』に定評があります。シーズン終盤、もしカブスが競り合っていれば、彼は迷わずエース級の投手を中3日で投入したり、クローザーを回跨ぎさせたりするスクランブル体制を敷くでしょう。その時、今永投手がどのような役割を任されるか、あるいは鈴木選手が監督の期待に応える一打を放てるか。ここが最大の見どころです。シカゴのファンは目が肥えていますから、勝負所での活躍こそを最も評価します」
カブス観戦が10倍楽しくなる!チーム基礎知識と現地情報
カブスの魅力は、選手たちのプレーだけではありません。本拠地である「リグレー・フィールド」そのものが持つ歴史と独特の雰囲気、そして熱狂的なファン文化を知ることで、画面越しの観戦でも現地の空気を肌で感じることができるようになります。
ここでは、初心者からコアなファンまで楽しめる、カブスにまつわる深掘り情報をお届けします。これを読めば、中継映像に映る背景や、観客の反応の意味がより深く理解できるはずです。
本拠地「リグレー・フィールド」の魔物とは?
1914年に開場したリグレー・フィールドは、ボストン・レッドソックスのフェンウェイ・パークに次いでメジャーで2番目に古い球場です。この球場の最大の特徴は、外野フェンスを覆う「ツタ(Ivy)」と、ミシガン湖から吹き付ける予測不能な「風」です。
外野のツタは、季節によって色を変え、球場の美しさを象徴していますが、実はボールがツタの中に隠れてしまうと「エンタイトルツーベース」になるという特殊なルールも存在します。そして何より恐ろしいのが「風」です。シカゴは「ウィンディ・シティ(風の街)」と呼ばれ、リグレー・フィールドの風向きは日によって、あるいは試合中に劇的に変化します。
南風が吹けば、平凡なフライがホームランになり(打者天国)、北風が吹けば、会心の当たりが押し戻されて外野フライになります(投手天国)。この風をどう読み、どう利用するかが、カブスの選手たちには求められます。
【体験談:リグレーの風の悪戯】
私が以前、リグレー・フィールドのプレスボックスで取材していた際、忘れられない試合がありました。カブスが3点リードで迎えた最終回、相手打者が打ち上げたのはどう見ても平凡なライトフライでした。観客も勝利を確信して歓声を上げかけていました。しかしその瞬間、ミシガン湖からの突風がスタジアム内に舞い込み、打球はありえない軌道を描いてライトスタンド最前列に吸い込まれたのです。まさかの同点ホームラン。球場全体が凍りついたあの一瞬は、まさに「リグレーの魔物」を見た思いでした。今永投手がこの風とどう付き合っていくか、非常に興味深いです。
「ヤギの呪い」と2016年の世界一
カブスを語る上で外せないのが、有名な「ヤギの呪い(Curse of the Billy Goat)」です。1945年のワールドシリーズで、ヤギを連れたファンが入場を拒否されたことに腹を立て、「カブスは二度と勝てないだろう」と言い放ったことから、チームは長きにわたり優勝から遠ざかりました。
しかし、その呪いも2016年に解かれました。108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たした時のシカゴ市内の熱狂は、スポーツ史に残る伝説となっています。現在のチームは、その時の栄光を知る選手は少なくなりましたが、「呪いを解いたチーム」としての誇りと、常に勝利を義務付けられる名門としてのプレッシャーの中で戦っています。
鈴木・今永以外で知っておくべき主力選手
日本人デュオ以外にも、カブスには魅力的な選手がたくさんいます。彼らを知ることで、チームとしての戦い方がより鮮明に見えてきます。
- ダンズビー・スワンソン(遊撃手): チームの守備の要であり、リーダー格。彼の堅実な守備が、投手陣(特にゴロを打たせるタイプの投手)を大いに助けています。鈴木誠也選手とも仲が良く、ベンチで談笑する姿がよく目撃されます。
- コディ・ベリンジャー(外野手/一塁手): 元MVP選手であり、チームの主砲。独特な打撃フォームから放たれる長打は圧巻です。彼が打つとチーム全体が盛り上がります。
- ニコ・ホーナー(二塁手): 俊足巧打の選手で、スワンソンと組む二遊間「キーストーン・コンビ」はメジャー屈指の守備力を誇ります。今永投手がマウンドにいる時、彼の守備範囲の広さは大きな武器になります。
カブスに関するよくある質問(FAQ)
最後に、カブスや日本人選手に関して、ファンの方々からよく寄せられる質問にお答えします。検索してもなかなか出てこない、現地ならではの視点も含めて回答します。
Q. 鈴木誠也と今永昇太の仲は良いですか?
はい、非常に良好です。年齢は今永選手の方が1つ上ですが、メジャー経験は鈴木選手が先輩という関係性です。
MLB取材歴20年のスポーツジャーナリストのアドバイス
「クラブハウスでの様子を見ていると、二人は常に行動を共にしているわけではありませんが、要所でお互いを支え合っているのが分かります。鈴木選手が今永選手にメジャーの打者の特徴や、遠征先での食事のアドバイスをしている場面を何度か見かけました。また、今永選手が登板する日は、鈴木選手がいつも以上に気合を入れて守備に就いている印象を受けます。お互いにリスペクトし合い、良い意味で刺激を与え合う、プロフェッショナルな関係と言えるでしょう。チームメイトからも『ジャパニーズ・デュオ』として親しまれています」
Q. デーゲームとナイターで成績に違いはありますか?
リグレー・フィールドは、メジャーで最もデーゲーム(昼間の試合)が多い球場の一つとして知られています。歴史的に照明設備の設置が遅かった名残ですが、現在でも金曜日や土曜日はデーゲームが多く組まれます。
一般的に、打者はボールが見やすいデーゲームを好む傾向がありますが、リグレーの場合は日差しが強く、風の影響も受けやすいため一概には言えません。鈴木誠也選手に関しては、デーゲームでの打率が高い傾向が見られた時期もありました。一方、投手にとっては生活リズムの調整が難しく、特に夏場のデーゲームは暑さとの戦いになります。今永投手がこの独特なスケジュールにどう適応していくかも、シーズンの鍵となります。
Q. 現地シカゴで観戦するためのチケット購入方法は?
「いつかは現地リグレー・フィールドで観戦したい!」という方のために、チケットの購入方法を簡単に解説します。現在はすべてデジタルチケット化されており、スマホがあれば日本からでも簡単に購入可能です。
▼補足:MLB公式サイトでのチケット購入手順(簡易版)
基本的にはMLB公式サイト、または公認リセールサイトを利用するのが安全です。
- MLB Ballparkアプリをダウンロード: 入場にはこのアプリが必須となります。事前にアカウントを作成しておきましょう。
- 日程を選択し座席を指定: 公式サイトのカレンダーから希望の試合を選びます。リグレー・フィールドには柱があってグラウンドが見えにくい「視界制限席(Obstructed View)」が存在するため、座席ビュー機能で確認してから購入することをおすすめします。
- クレジットカード決済: 日本のクレジットカードでも決済可能です。
- チケットの表示: 試合当日、アプリ上に表示されるバーコードをゲートでスキャンして入場します。
※人気のカージナルス戦や週末の試合はチケットが高騰しやすいため、早めの確保が鉄則です。
まとめ:日本人デュオの活躍で熱いカブスを応援しよう
2024年のシカゴ・カブスは、鈴木誠也選手と今永昇太投手という二人の日本人スターを擁し、日本のファンにとってかつてないほど魅力的なチームとなっています。リグレー・フィールドの伝統、熱狂的なファン、そして激しい順位争い。そのすべてが、毎日の試合をドラマチックに演出しています。
情報の鮮度を保ち、正しい視聴方法を知り、さらに現地の背景知識を持つことで、あなたのカブス観戦ライフはより豊かになるはずです。ぜひ、この記事をブックマークして、シーズンの最後まで彼らの活躍を一緒に追いかけましょう。
MLB取材歴20年のスポーツジャーナリストのアドバイス
「シーズン後半戦に向けて、カブスファンが注目すべきは『チームの一体感』です。長いシーズン、必ず苦しい時期が訪れます。連敗が続いた時、疲れが見え始めた時、鈴木選手や今永選手がどのような振る舞いでチームを鼓舞するか。そこに彼らの真価が問われます。私たちも、単なる成績の数字だけでなく、彼らの闘志あふれるプレーそのものを楽しんでいきましょう。シカゴの風は、きっと彼らの背中を押してくれるはずです」
今日のカブス観戦チェックリスト
- 今日の試合開始時間は確認しましたか?(日本時間と現地時間の時差に注意!)
- 鈴木誠也・今永昇太の先発情報をチェックしましたか?(SNSや公式サイトの予告先発を確認)
- 視聴するデバイス(スマホ/TV)の準備はOKですか?(充電や通信環境の確認をお忘れなく)
- ぜひ今日から、リグレー・フィールドの「風向き」にも注目して観戦してみてください。
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