「せっかくチケットが取れたのに、座席を確認したら4階席だった……」
「帰りのゆりかもめは地獄のような混雑だと聞いて、今から不安で仕方がない」
念願のライブやイベントへの参加が決まり、胸を躍らせている一方で、有明アリーナ特有の「アクセスの悪さ」や「座席の高さ」に不安を感じている方は非常に多いのではないでしょうか。特に、初めてこの会場を訪れる方にとって、SNSで流れてくる「陸の孤島」「帰宅難民」といったワードは恐怖でしかありません。
しかし、断言します。有明アリーナは、正しい知識と事前の準備さえあれば、決して恐れるような会場ではありません。むしろ、最新の設備と音響を兼ね備えた、素晴らしいエンターテインメント空間です。
この記事では、開業以来30公演以上のイベントに参加し、あらゆる座席・あらゆるアクセスルートを検証し尽くした「業界歴15年のイベント会場リサーチャー」である私が、公式情報には載っていない有明アリーナ攻略の裏ワザを徹底解説します。
この記事でわかること
- アリーナ席から4階席まで、実際の見え方と楽しむための必須アイテム
- 終演後の絶望的な混雑を回避する、ゆりかもめ以外の「裏ルート」アクセス術
- トイレ・食事・時間潰しに使える、隣接施設「有明ガーデン」の徹底活用法
結論から申し上げますと、有明アリーナ攻略の鍵は「4階席への装備」と「帰宅ルートの事前確保」の2点に集約されます。この記事を読み終える頃には、あなたの不安は「楽しみ」と「自信」に変わっているはずです。さあ、最高の1日を過ごすための準備を始めましょう。
有明アリーナの基礎知識と当日の流れシミュレーション
まずはじめに、有明アリーナという会場の全体像と、イベント当日の基本的な動きについて解説します。多くの人が「失敗した」と感じる原因の多くは、会場の特殊な立地や構造を理解していないことにあります。「ただの体育館だろう」と高を括っていると、思わぬ落とし穴にハマることになります。
有明アリーナは、東京湾岸エリアに位置する巨大な施設ですが、駅からのアクセスや周辺環境において、都心のドームやアリーナとは全く異なる「孤島」のような性質を持っています。このセクションでは、会場のスペックから当日のタイムラインまで、失敗しないための基礎知識をインプットしていきましょう。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「有明アリーナへ行く際は、都心の会場に行く感覚ではなく、『ちょっとした小旅行』に行くつもりで準備をしてください。特に駅からの移動距離と、海沿い特有の気候(風の強さなど)は侮れません。会場は『孤島』だと思って、現地で調達できないものは全て持参するスタンスが正解です」
キャパシティと会場構造の基本(メインアリーナ・サブアリーナ)
有明アリーナは、最大収容人数約15,000人を誇る、東京2020大会のために建設された新しい施設です。建物は「メインアリーナ」と「サブアリーナ」で構成されていますが、大規模なコンサートやイベントで使用されるのは主に「メインアリーナ」です。
この会場の最大の特徴は、バレーボールやバスケットボールなどの競技利用を想定して作られているため、客席がコート(ステージ)を囲むようにすり鉢状に配置されている点です。これにより、どの角度からもステージが見やすい設計にはなっていますが、同時に上層階の傾斜が非常に急であるという特徴も持っています。
キャパシティ15,000人という規模は、日本武道館(約10,000人)よりも大きく、横浜アリーナ(約17,000人)より少し小さいサイズ感です。しかし、敷地面積が広く、建物自体の高さがあるため、数字以上のスケールを感じるでしょう。フロアは1階のアリーナ面から4階のスタンド上層まで層になっており、自分のチケットに記載された「階数」が、そのまま物理的な高さに直結します。
また、会場内にはサブアリーナも併設されていますが、こちらはイベント時の物販会場や待機列エリアとして使われることが多いです。メインアリーナとは入口が異なる場合があるため、グッズ購入を目指す場合は、事前に公式サイトやイベント主催者の案内で「サブアリーナ」の位置関係も把握しておくとスムーズです。
入場ゲートの場所と動線(2階メインエントランスの注意点)
有明アリーナへの入場は、基本的に「2階コンコース」にあるメインエントランスから行われます。最寄り駅である「有明テニスの森駅」や「国際展示場駅」から歩いてくると、ペデストリアンデッキ(歩行者用通路)を通じて自然とこの2階レベルに誘導される設計になっています。
ここで注意が必要なのは、入場ゲートが一箇所に集中しやすいという点です。多くのイベントでは、正面入口が入場口となりますが、15,000人が一斉に同じ場所に押し寄せるため、開演直前は凄まじい混雑になります。特に、手荷物検査やチケットの読み取りで列が詰まると、最後尾がどこかわからないほど長蛇の列になることも珍しくありません。
アリーナ席(1階)のチケットを持っている場合でも、一度2階から入場し、そこから階段やエスカレーターで1階へ降りる動線になることが一般的です。逆に、3階・4階席の人は、入場後にさらに上の階へと移動する必要があります。会場内のエスカレーターは数が限られており、開場時間中は非常に混み合うため、自分の席にたどり着くまでに予想以上の時間がかかることを覚悟しておいてください。
また、入場ゲート付近は屋根がある部分もありますが、待機列が伸びると屋根のない屋外エリアに並ばされることになります。夏は直射日光、冬は東京湾からの寒風が直撃するため、入場待ちの時間対策(日傘や防寒着)は必須です。
開演前・終演後のタイムスケジュール目安
イベント当日の行動計画を立てる上で、時間の見積もりは非常に重要です。以下に、余裕を持った理想的なタイムスケジュールを提示します。これを基準に、ご自身の都合に合わせて調整してください。
到着から終演後までの理想的なタイムライン
- 【開演3時間前】有明エリア到着
グッズ購入や食事を済ませる時間です。有明ガーデンなどの周辺施設はこの時間帯から混雑し始めます。ロッカーの確保もこのタイミングで行いましょう。 - 【開演1時間前】入場列に並び始める
開演30分前には着席しておきたいところですが、入場ゲートの混雑やトイレの行列を考慮すると、1時間前には入場列に並ぶのが安全です。特に女性用トイレは入場後に30分以上待つこともザラにあります。 - 【開演30分前】着席・最終準備
座席に着いたら、双眼鏡のピント合わせ、飲み物の準備、スマホの電波状況確認(混雑で繋がりにくくなります)を行います。心の準備を整えましょう。 - 【終演】規制退場開始
終演後はすぐに退場できるわけではありません。ブロックごとの「規制退場」が行われます。出口に近い席やアリーナ席後方は比較的早いですが、スタンド席やアリーナ前方は呼び出しが遅くなる傾向があります。 - 【終演30分〜60分後】会場脱出・帰路へ
規制退場に従って外に出ると、最寄り駅への道は人で埋め尽くされています。ここからがいよいよ「帰宅難民回避」の本番です。
初心者が最も陥りやすいミスは、「開演ギリギリに駅に着けばいいや」という考えです。有明アリーナ周辺は駅から距離があり、信号待ちや人混みで、地図アプリの表示時間よりもプラス10〜15分はかかると見ておくべきです。余裕を持った行動が、心の余裕とイベントの満足度に直結します。
【写真・図解】座席別エリアガイド!4階席は本当に見えない?
チケットを発券し、「4階」という文字を見た瞬間に膝から崩れ落ちそうになった経験はありませんか? 多くの人が抱く「4階席=ハズレ席」というイメージ。確かに物理的な距離はありますが、実は有明アリーナの4階席には、他の会場にはない独自のメリットも存在します。
このセクションでは、実際に私が全エリアの座席で体験した視界や音響のリアルを、忖度なしで解説します。そして、4階席を「特等席」に変えるための具体的な対策アイテムもご紹介します。ここを読めば、どの席でも120%楽しむ準備が整うはずです。
アリーナ席(1階):埋もれる可能性と神席の境界線
アリーナ席は、ステージと同じフロアレベルに設置されたパイプ椅子などの仮設席です。チケットに「アリーナ」と書かれているとテンションが上がりますが、実は諸刃の剣でもあります。
最大のメリットは、なんといっても「アーティストとの距離の近さ」です。最前ブロックや花道の近くであれば、肉眼で表情までハッキリと見え、汗が飛んできそうなほどの臨場感を味わえます。音圧も凄まじく、全身で音を浴びる感覚はアリーナ席ならではの特権です。
しかし、デメリットも存在します。有明アリーナのアリーナ席はフラット(平坦)な床面に椅子が並べられているため、段差がありません。そのため、「埋もれ」が発生しやすいのです。もしあなたの前方に背の高い人が来たり、大きな帽子を被った人がいたりすると、ステージが全く見えなくなるリスクがあります。特に後方ブロックの場合、ステージ上の演者は人の頭の隙間から辛うじて見える程度、ということも珍しくありません。
アリーナ後方の場合は、むしろスタンド席の方が見やすいケースも多々あります。「アリーナ=神席」と盲信せず、厚底の靴(周囲に迷惑にならない範囲で)を用意するなど、埋もれ対策を考えておくのが賢明です。
スタンド席(2階・3階):全体が見渡せるバランスの良い良席
2階・3階のスタンド席は、個人的には「最も失敗の少ない良席」だと評価しています。適度な高さがあるため、前の人の頭が邪魔になることがほとんどなく、ステージ全体を見渡すことができます。
2階スタンドの前列付近は、アリーナ席の後方よりもステージに近く感じることもあり、視界も良好です。照明演出やステージセットの全体像を把握しやすく、かつアーティストの動きも肉眼で追えるギリギリの距離感と言えるでしょう。
3階スタンドになると、少し距離感が出てきますが、それでも「遠すぎる」という感覚はそこまで強くありません。有明アリーナはコンパクトな造りになっているため、3階席でも十分に一体感を感じられます。双眼鏡があれば表情もバッチリ確認でき、全体も見渡せる、非常にバランスの取れたエリアです。
スタンド席(4階):見え方・高さ・音響のリアル
さて、問題の4階席です。正直に申し上げますと、「高い」そして「怖い」です。有明アリーナの4階席は傾斜が非常に急で、最上段付近に立つと足がすくむほどの高度感があります。高所恐怖症の方は、通路側の席や最前列の手すり付近だと少し恐怖を感じるかもしれません。
視界については、ステージ上の人物は「豆粒」あるいは「米粒」サイズになります。肉眼で誰が誰かを判別するのは困難で、衣装の色で判断するのが精一杯でしょう。スクリーン頼みになる時間は長くなります。
しかし、ここで諦めるのは早いです。4階席には意外なメリットがあります。
▼4階席でも楽しむためのポジティブ要素と注意点(クリックして展開)
【メリット:実は音響が良い】
有明アリーナは天井が高く、音が上へと抜けていく構造になっています。そのため、4階席は音が籠もらず、クリアに聞こえることが多いのです。低音の振動はアリーナ席に劣りますが、ボーカルの歌声や楽器の繊細な音色は、実は4階席の方が綺麗に聞こえるという現象がよく起きます。
【メリット:照明演出の全貌が見える】
最近のライブは、レーザー光線や客席のペンライトを使った演出が凝っています。これらを「完全な俯瞰」で楽しめるのは4階席だけの特権です。会場全体が光の海になる光景は、アリーナ席では絶対に見られない絶景です。
【注意点:落下物に注意】
傾斜が急なため、スマホや双眼鏡、ペットボトルを落とすと、下の階の観客に直撃する大事故になります。荷物は膝の上に置かず、必ず足元か椅子の下に収納してください。ジャンプする際もバランスを崩さないよう注意が必要です。
【必須対策】座席別おすすめ双眼鏡倍率と選び方
4階席を「豆粒」で終わらせないための唯一にして最強の武器、それが「双眼鏡」です。有明アリーナ、特に4階席において、双眼鏡は「あったらいいな」ではなく「チケットの次に重要な必需品」です。
多くの人が持っている「8倍」の双眼鏡では、有明の4階からは正直物足りません。表情まで鮮明に見たいのであれば、より高倍率なもの、そして何より「手ブレ補正(防振)機能」がついたものが推奨されます。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「4階席が決まったら、レンタルでもいいので『防振双眼鏡』を手配してください。世界が変わります。通常の10倍以上の双眼鏡は手ブレが酷くて酔ってしまいますが、防振機能があれば、4階からでも推しの汗までクッキリ見えます。これは投資対効果が最も高い装備です」
以下に、座席エリア別の推奨スペックをまとめました。これを参考に準備を整えてください。
| 座席エリア | 推奨倍率 | 防振機能 | 見え方の目安 |
|---|---|---|---|
| アリーナ席 | 不要〜8倍 | あれば尚良 | 肉眼メイン。後方の場合は8倍で表情確認。 |
| 2階スタンド | 8倍〜10倍 | 推奨 | 10倍あれば全身〜バストアップまで綺麗に見える。 |
| 3階スタンド | 10倍〜12倍 | 強く推奨 | 防振なしだと手ブレが気になる距離。防振なら快適。 |
| 4階スタンド | 12倍〜14倍 | 必須級 | 防振14倍なら、4階からでも推しの表情をロックオン可能。 |
帰宅難民を回避せよ!アクセスと「脱出」の裏ワザ
イベントの余韻を台無しにする最大の要因、それが「帰宅時の混雑」です。有明アリーナ周辺は、イベント終了後に15,000人が一斉に帰路につくには、交通インフラが脆弱すぎます。
「とりあえず皆についていけば駅に着くだろう」という考えは捨ててください。何も考えずに人の波に乗ると、ゆりかもめの駅に入るだけで1時間待ち、そこから満員電車に揺られる……という地獄を見ることになります。ここでは、私が実体験から編み出した「賢い脱出ルート」を伝授します。
行きのアクセス比較:ゆりかもめ vs りんかい線 vs 都営バス
まずは会場に向かう「行き」のアクセスです。行きは時間が分散するため、帰りほどの混雑はありませんが、選択肢を知っておくことは重要です。
- ゆりかもめ「有明テニスの森駅」・「新豊洲駅」
最もメジャーなルートです。駅から会場までは徒歩約8分。景色が良く、イベントへの高揚感を高めてくれますが、本数が少なく車両も小さいため、開演1時間前からは非常に混雑します。 - りんかい線「国際展示場駅」・「東雲駅」
渋谷・新宿・池袋方面から乗り換えなしで来れるのが強み。会場までは徒歩約17〜20分と少し歩きますが、車両が大きく大量輸送が可能なため、ゆりかもめよりは圧迫感がありません。体力に自信があるならこちらがおすすめ。 - 都営バス
東京駅丸の内南口から出ている「都05-2」系統などは、会場近くの「有明小中学校前」まで運んでくれます。座れれば快適ですが、時間が読みにくいのが難点。時間に余裕がある人向けです。
【最重要】終演後の「ゆりかもめ」地獄を回避する3つの選択肢
さて、本題の「帰り」です。終演後、最寄りの「有明テニスの森駅」は入場規制がかかり、駅の外まで長蛇の列ができます。駅のホームにたどり着くことすら困難な状況になります。
この状況を回避するために、以下の3つの選択肢を提案します。
裏ワザ1:徒歩20分かけて「豊洲駅」まで歩くルート(推奨)
私が最も推奨するのが、「歩いて豊洲駅(有楽町線)まで行く」というルートです。「えっ、20分も歩くの?」と思われるかもしれませんが、駅の入場規制で寒空の下30分以上立ち尽くすより、歩いてしまった方が精神的にも肉体的にも遥かに楽です。
具体的なルート案内
- 会場を出たら、人の波(有明テニスの森駅方面)には乗らず、「木遣り橋(きやりばし)」方面を目指します。会場を背にして右方向です。
- 橋を渡ると、左手にタワーマンション群、右手に豊洲市場などが見えてきます。道幅も広く、夜でも街灯が明るいため女性一人でも比較的安心です。
- そのまま道なりに真っ直ぐ進むと、「新豊洲駅」の下を通過し、さらに進むと「豊洲駅」に到着します。
- 所要時間は大人の足で約20分〜25分。豊洲駅に着けば、有楽町線で有楽町・池袋方面へスムーズに移動できますし、駅周辺には飲食店も多数あり、打ち上げ場所にも困りません。
このルートは、夜景が非常に綺麗であることもポイントです。ライブの感想を友人と語り合いながら歩けば、20分はあっという間です。
裏ワザ2:都営バス「東16」「都05-2」系統の活用術
歩くのが辛い場合は、都営バスが選択肢に入ります。ただし、会場最寄りの「有明小中学校前」バス停は激混みです。
ここでの裏ワザは、「一つ前のバス停まで歩く」または「少し離れたバス停を狙う」ことです。
例えば、会場から少し歩いた「有明一丁目」バス停や、豊洲方面へ少し歩いた場所から乗車することで、混雑のピークを多少避けることができます。
特に「東16」系統や「都05-2」系統は東京駅まで一本で行けるため、新幹線利用の遠征組には非常に便利です。ただし、イベント終了直後はバスも満員で通過されることがあるため、あくまで「運が良ければ乗る」くらいのスタンスで、基本は徒歩ルートを確保しておくのが無難です。
裏ワザ3:タクシー配車アプリを使うべきタイミングと乗車位置
「お金がかかってもいいから楽に帰りたい」という方はタクシーを検討するでしょう。しかし、終演直後の会場前でタクシーを拾うのは不可能です。配車アプリを使っても、会場周辺は交通規制や渋滞で車が近づけず、配車をキャンセルされることが多発します。
タクシーを使う場合の正解は、「会場から離れた場所へ移動してから呼ぶ」です。
例えば、前述の「豊洲駅への徒歩ルート」の途中、新豊洲駅周辺や、有明ガーデンの反対側(ホテルヴィラフォンテーヌ側)など、会場の喧騒から少し離れた大通りまで出てからアプリで配車を依頼してください。会場目の前で呼ぶよりも、圧倒的にマッチング率が高まります。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「規制退場中にトイレを済ませ、身支度を整えてから、混雑する最寄り駅を横目に豊洲へ歩く。これが精神衛生上ベストな選択です。豊洲駅に着く頃には、駅で並んでいる人たちはまだ改札も通れていないことがほとんどですよ」
施設内設備と「有明ガーデン」徹底活用ガイド
有明アリーナでの体験を快適にするためには、隣接する大型商業施設「有明ガーデン」の存在を無視できません。ここは単なるショッピングモールではなく、イベント参加者にとっての「補給基地」であり「避難所」です。
ここでは、会場内の設備事情と、有明ガーデンの賢い使い方を解説します。
会場内のトイレ事情:穴場の場所と並ぶタイミング
有明アリーナのトイレは、新しいため非常に清潔ですが、キャパシティに対して個室数が十分とは言えません。特に開演前と終演後の女性トイレは絶望的な行列になります。
攻略ポイント
- 入場前に済ませるのが鉄則: 会場に入る前に、有明ガーデンや駅のトイレで済ませておくのが基本です。
- 穴場は4階の奥: 入場してしまった場合、2階コンコースのトイレは最も混みます。比較的空いている可能性があるのは、4階スタンドの奥の方にあるトイレです。座席が1階や2階の人でも、時間に余裕があれば上層階へ行った方が早い場合があります。
- タイミング: 開演中(MC中など)以外で空いている時間はありません。どうしても行きたければ、「開演15分前」などの駆け込み需要のピークを避け、「開演45分前」など早めに動くしかありません。
コインロッカーとクローク情報(駅で預けるべきか、会場か?)
有明アリーナ内にもコインロッカーはありますが、数が限られており、すぐに埋まってしまいます。また、クローク(手荷物預かり)が出るかどうかはイベント主催者の判断によるため、当日まで分からないことも多いです。
確実なのは、「駅のロッカー」または「有明ガーデンのロッカー」を利用することです。
特に遠征でキャリーケースを持っている場合、会場まで持ってきてロッカーが空いていなかったら悲劇です。りんかい線の「国際展示場駅」や、乗り換えの主要駅(東京駅、新橋駅、豊洲駅)で預けてから会場に向かうことを強く推奨します。
救世主「有明ガーデン」の賢い使い方(食事・暇つぶし)
会場に隣接する「有明ガーデン」は、約200店舗が入る巨大モールです。イベント当日は参加者で溢れかえりますが、ここを使いこなせると快適度が段違いです。
食事・カフェのおすすめ
- 5階 ダイニングフロア: 本格的なレストラン街です。混みますが、整理券を発券できる店も多いので、到着したらまず整理券を取り、その間にグッズを買うなどの効率的な動きが可能です。
- 5階 フードコート: 席数が多く、回転も早いです。手軽に済ませたいならここ。テラス席もあり、気候が良ければ外で食べるのも気持ちが良いです。
- 1階 イオンスタイル(スーパー): 実はここが最強の穴場。お惣菜や飲み物が安く買えます。イートインスペースもありますし、買って外のベンチで食べるのもアリです。
コンビニ事情:会場近くのローソンは激混み!どこで買うべき?
会場のすぐ近くにローソンがありますが、イベント当日は入店制限がかかるほどの混雑になります。飲み物一本買うのに20分並ぶことも。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「会場最寄りのコンビニは『存在しない』ものと考えてください。飲み物は、出発地の駅周辺か、有明ガーデンのスーパー(イオンスタイル)で必ず確保してから会場へ向かうこと。夏場は特に、自販機も売り切れが続出します」
遠征民必見!周辺ホテルと宿泊エリアの選び方
地方から遠征される方にとって、ホテルの場所選びは重要です。有明アリーナ周辺はホテルも多いですが、イベント日は価格が高騰しがちです。予算と利便性のバランスを考えた戦略が必要です。
会場徒歩圏内のホテル(高価格帯だが楽)
「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」や「ダイワロイネットホテル 東京有明」などは、会場から徒歩圏内で非常に便利です。イベントで疲れた後にすぐベッドにダイブできるのは最高の贅沢ですが、人気公演の日は予約困難かつ高額になります。ここに泊まるなら、チケット確保と同時に(あるいはチケット確保前から)予約するスピード感が求められます。
豊洲・新橋エリアのホテル(アクセスと価格のバランス良)
少し範囲を広げて、ゆりかもめ沿線の「新橋駅」周辺や、有楽町線の「豊洲駅」周辺もおすすめです。特に新橋エリアはビジネスホテルが多く、選択肢が豊富です。イベント後の食事場所にも困りません。
穴場:りんかい線沿い(大井町・大崎)のホテル戦略
私が個人的におすすめする穴場エリアは、りんかい線で直通の「大井町駅」や「大崎駅」周辺です。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「有明エリアのホテルが取れない、または高すぎる場合は、迷わず『大井町』へ。りんかい線で国際展示場駅から数駅で着き、乗り換えも不要。ビジネスホテルが多く、有明周辺よりも相場が安いことが多いです。品川駅へのアクセスも良いため、新幹線ユーザーにも最適です」
失敗しないための持ち物チェックリスト
最後に、有明アリーナへ行く際に「これだけは持っていけ」というアイテムをまとめました。会場についてから「あれがない!」と慌てないよう、出発前に必ずチェックしてください。
基本のライブ必需品
- チケット(スマホ・紙): これがないと始まりません。電子チケットの場合は、スマホの充電切れに注意。
- 身分証明書: 入場時の本人確認で必要になる場合があります。
- スマートフォン & モバイルバッテリー: 必須中の必須。電子チケットの表示、待ち時間の暇つぶし、帰りのルート検索と、バッテリーはガンガン減ります。
- 現金: 会場内の自販機や一部のロッカーで現金のみの場合があります。小銭を用意しておきましょう。
有明アリーナ特化の持ち物
- 双眼鏡(防振推奨): 4階席対策として。
- 飲み物(500ml×1〜2本): 現地調達は困難です。必ず持参。
- 軽食(ウィダーインゼリーやカロリーメイト): 終演後は飲食店も混み、夕食難民になる可能性があります。非常食を持っておくと安心です。
▼季節別(夏・冬)の追加アイテムリスト(クリックして展開)
【夏:湿気と熱気対策】
海沿いのため湿度が非常に高く、まとわりつくような暑さです。
・汗拭きシート(大判がおすすめ)
・ハンディファン
・塩分チャージタブレット
・日傘(入場列が屋外の場合、直射日光を遮る場所がありません)
【冬:極寒の海風対策】
「ビル風」ならぬ「海風」が吹き荒れます。体感温度は都心より5度は低いです。
・防風アウター(ウインドブレーカーなど風を通さないもの)
・使い捨てカイロ(貼るタイプと貼らないタイプの両方)
・マフラー、手袋(待ち時間用)
よくある質問(FAQ)
有明アリーナに関して、よく寄せられる細かい疑問にお答えします。
Q. 規制退場にはどれくらい時間がかかりますか?
座席位置によりますが、アリーナ席後方や出口付近のスタンド席は比較的早く(終演後10〜15分程度)出られます。しかし、アリーナ席前方やスタンド席の上層階・中央付近は呼び出しが後回しにされる傾向があり、終演してから席を立つまでに30分以上待つこともあります。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「スタンド上層階の場合、規制退場で30分待ち、そこから駅まで30分かかることもザラです。新幹線や終電の時間が際どい場合は、アンコールの途中で泣く泣く退出するか、事前に荷物をまとめておき、規制退場のアナウンスがかかる瞬間に動き出せる準備をしておきましょう(ただし、スタッフの指示には従ってください)」
Q. 会場内で電波は繋がりますか?(Free Wi-Fiは?)
最近改善されつつありますが、15,000人が集まるため、開演前や終演後はキャリア回線(4G/5G)が非常に繋がりにくくなります。特に画像や動画の送受信は困難です。Free Wi-Fiも飛んでいる場合がありますが、接続過多で実用的でないことが多いです。電子チケットは、会場に近づく前(駅や自宅)にダウンロード・表示させておくことを強く推奨します。
Q. 飲食の持ち込みは可能ですか?
イベントによりますが、基本的にペットボトル飲料の持ち込みは可能です。ただし、ビン・缶類の持ち込みは禁止されていることが多く、入場時に紙コップへの移し替えを求められる場合があります。食事については、客席内での飲食が禁止されている場合と、ロビーのみ可能な場合があります。主催者の公式アナウンスを必ず確認してください。
まとめ:事前の準備で有明アリーナはもっと楽しめる!
有明アリーナは、「アクセスの悪さ」や「4階席の高さ」ばかりが注目されがちですが、それは「準備不足」が生む不安に過ぎません。
音響の良さ、最新の照明設備、そして海沿いならではの開放的なロケーション。これらは有明アリーナならではの魅力です。今回ご紹介した「4階席への装備」と「帰宅ルートの確保」さえ万全にしておけば、あなたは他の誰よりもこの会場を楽しむことができるはずです。
業界歴15年のイベント会場リサーチャーのアドバイス
「4階席でもガッカリしないでください。そこは、演出の全てを独り占めできる『全体が見える特等席』です。そして、帰りの混雑さえクリアできれば、最高の思い出だけを持って帰ることができます。ぜひ、万全の準備で推しとの時間を楽しんできてください!」
最後に、出発前の最終確認にお使いください。
有明アリーナ遠征 最終確認チェックシート
- チケットは持ちましたか?(電子チケットの充電はOK?)
- 双眼鏡(できれば防振)は用意しましたか?
- 飲み物は会場最寄り駅に着く前に買いましたか?
- 帰りのルート(豊洲まで歩く or バス)はシミュレーションしましたか?
- モバイルバッテリーは満充電ですか?
- 「楽しむ心」の準備はできていますか?
あなたのイベント参加が、最高の一日になることを心から願っています。
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