「旅行中の追加出費が気になって、心からリラックスできない」
「子供がジュースをおかわりするたびに、財布を取り出すのが面倒」
「せっかくの高級ホテルなのに、夫がお酒の値段を気にしてセーブしている」
もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、次の旅行は間違いなく「オールインクルーシブ」を選ぶべきです。
オールインクルーシブとは、宿泊代金に食事やドリンク、アクティビティ料金が含まれている、いわば「財布から解放される」究極のストレスフリー滞在です。チェックアウト時の支払いがゼロであるあの爽快感は、一度味わうと病みつきになります。
しかし、すべてのオールインクルーシブがお得なわけではありません。お酒を飲む量や滞在スタイルによっては、逆に割高になってしまう「損するケース」も存在します。仕組みを正しく理解せずに予約すると、「期待していたビールが有料だった」「子供が遊べるものが少なかった」といった失敗に直結しかねません。
この記事では、国内外50軒以上のオールインクルーシブホテルに宿泊してきた私が、システムの真実と「本当に満足できる宿」の選び方を徹底解説します。単なる施設紹介ではなく、専門家だからこそ知る「損得の分岐点」や「公式サイトの裏読み術」まで、包み隠さずお伝えします。
この記事でわかること
- 初心者必見!オールインクルーシブに含まれる範囲と「元が取れる人」の特徴
- 失敗しない宿選びの5つの基準(お酒の銘柄・子供の料金・料理の質など)
- 【子連れ・温泉・美食】目的別・国内のおすすめオールインクルーシブ宿厳選リスト
ぜひこの記事を参考に、あなたとご家族にとって最高の「財布を忘れる休日」を手に入れてください。
オールインクルーシブとは?仕組みと含まれるサービス範囲
まずは、オールインクルーシブというシステムの基本的な仕組みについて、正確に理解しておきましょう。多くの人が抱く「全部無料なんでしょ?」というイメージは、半分正解で半分間違いです。宿によって「どこまでが含まれるか」の定義が大きく異なるため、ここを曖昧にしたまま予約することが最大の失敗要因となります。
ここでは、一般的なサービス範囲と、予約前に必ずチェックすべき「境界線」について解説します。
旅行代金にすべて込み!財布がいらない「ストレスフリー」な滞在スタイル
オールインクルーシブ(All Inclusive)とは、直訳すると「すべて含まれる」という意味です。ホテルにチェックインしてからチェックアウトするまでの間に発生する、飲食費、施設利用料、アクティビティ代などが、あらかじめ宿泊料金に含まれているプランを指します。
このシステムの最大の価値は、「滞在中に支払いの判断をしなくていい」という精神的な解放感にあります。通常であれば、夕食時にワインを頼むか迷ったり、子供が有料の工作体験をやりたがった時に値段を確認したりと、旅行中も常に「お金の計算」が頭をよぎるものです。
しかし、オールインクルーシブではその必要がありません。喉が渇けばラウンジで好きなドリンクを飲み、子供が遊びたがれば何度でも体験させることができます。「いいよ、好きなだけ楽しみなさい」と笑顔で言える環境こそが、このスタイルの真髄なのです。
一般的なホテルとの違いは?料金システムを比較解説
通常のホテル(ハーフボードやB&B)とオールインクルーシブでは、何がどう違うのか。具体的に含まれるサービスの内容を比較してみましょう。以下の表は、一般的な国内のオールインクルーシブ宿における標準的なサービス範囲を示したものです。
| 項目 | 一般的なホテル(1泊2食付) | オールインクルーシブ |
|---|---|---|
| 夕食・朝食 | ○(プランによる) | ○(ビュッフェやコース) |
| 夕食時のアルコール | ×(別料金 1杯800円〜) | ○(飲み放題が多い) |
| ラウンジ利用 | ×(クラブフロア限定など) | ○(ドリンク・おつまみ無料) |
| 客室冷蔵庫 | ×(有料または空) | ○(無料の場合が多い) |
| 貸切風呂・温泉 | △(有料の場合あり) | ○(無料の場合が多い) |
| アクティビティ | ×(別料金) | ○(カラオケ、卓球、体験等) |
| 子供向けイベント | △(一部有料) | ○(キッズパーク等無料) |
このように、通常のホテルでは「追加料金」として積み上がっていく項目が、最初からパッケージされています。特に大きいのがアルコール代とアクティビティ代です。お酒好きな夫婦や、遊び盛りの子供がいる家庭では、トータルの出費を計算するとオールインクルーシブの方が安く済むケースが多々あります。
注意!「一部有料」の落とし穴(プレミアムドリンクや特別なアクティビティ)
ここで注意が必要なのが、「オール」といっても「例外なくすべて」ではないという点です。多くの宿では、基本的なサービスは無料ですが、特別な付加価値の高いサービスについては有料(追加課金)としています。
よくある「有料」のパターンは以下の通りです。
- 高級アルコール:ヴィンテージワイン、シャンパン、一部のウイスキーなど。
- 特別な料理:ビュッフェ以外の別注料理(伊勢海老の造り、ブランド牛のステーキなど)。
- リラクゼーション:エステ、マッサージ、個室岩盤浴。
- 外部委託アクティビティ:ホテル外で行うダイビングツアーやゴルフなど。
- ショップでの買い物:お土産代は当然ながら別料金です。
宿によっては、これらの区引きが非常に複雑な場合があります。以下の詳細解説で、宿のタイプによる定義の違いを確認しておきましょう。
▼詳細:宿によって異なる「インクルーシブ」の定義パターン
オールインクルーシブと一口に言っても、その充実度にはランクがあります。
- フル・インクルーシブ:
最も範囲が広いタイプ。食事、ドリンク(バー含む)、多くのアクティビティ、ショーなどがすべて込み。クラブメッドなどが代表的です。財布を金庫に入れたままで過ごせます。 - ドリンク・インクルーシブ:
食事中のドリンクと、ラウンジでのドリンク提供がメインのタイプ。アクティビティや夜食などは含まれない、あるいは最低限の場合があります。温泉旅館に増えている形態です。 - ハーフボード(+α):
基本は1泊2食ですが、夕食時のみ飲み放題がついている、あるいはウェルカムドリンクのみ充実しているタイプ。これを「オールインクルーシブ風」に謳っている宿もあるため注意が必要です。
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「宿の公式サイトを見る際は、必ず『※(米印)』や小さな注釈を探してください。『※一部有料メニューがございます』『※利用時間は22時まで』といった記述が重要です。特にアルコールに関しては、『飲み放題』と書いてあっても、発泡酒なのか生ビールなのか、銘柄まで書かれているかを確認しましょう。情報が開示されていない場合、現地でガッカリする可能性が高いです。」
本当にお得?オールインクルーシブのメリット・デメリットと向いている人
「結局、普通に泊まるのとどっちがお得なの?」
これは私が最もよく受ける質問の一つです。結論から言えば、オールインクルーシブは「滞在スタイルによって、圧倒的にお得にもなれば、割高にもなる」システムです。
ここでは、金銭的な損得勘定だけでなく、精神的なメリット・デメリットも含めて、どのような人に適しているのかを深掘りします。
最大のメリットは「チェックアウト時の精算ゼロ」の安心感
金銭的なメリット以上に価値があるのが、心理的なストレスからの解放です。旅行の最終日、フロントで精算をする際に「えっ、夕食のドリンク代だけで1万円もいったの?」と青ざめた経験はありませんか?
オールインクルーシブなら、チェックアウト時は入湯税(数百円)を支払う程度で、追加の請求書におびえる必要がありません。この「予算が確定している安心感」は、家計を管理する立場からすると非常に大きなメリットです。旅行前に支払いを済ませてしまえば、現地では王様・女王様のような気分で振る舞うことができるのです。
子連れファミリーには最強?「あれやりたい!」にNOと言わなくて済む解放感
子連れ旅行において、オールインクルーシブは最強の味方となります。子供は旅先で好奇心の塊です。「あのジュース飲みたい」「ガチャガチャやりたい」「卓球やりたい」と、次々にリクエストが飛んできます。
その都度「さっき買ったでしょ」「高いからダメ」と断るのは、親としても心が痛むものですし、せっかくの楽しい雰囲気が台無しになります。オールインクルーシブなら、ラウンジのジュースもお菓子も、キッズコーナーの遊びも基本的には無料です。
「いいよ、好きなだけ飲みなさい」「卓球もカラオケも全部やろう!」と、子供の欲求をすべて叶えてあげられる。この「YESと言える肯定感」こそが、家族の笑顔を増やし、親自身のストレスを激減させてくれるのです。
【辛口検証】お酒を飲まない人は損をする?コスパの分岐点を解説
一方で、シビアな損得勘定も必要です。オールインクルーシブの料金設定は、一般的に「ある程度飲食すること」を前提に設定されています。特にアルコールの有無は、コスパの分岐点を大きく左右します。
以下のグラフ(イメージ)は、滞在スタイル別に「元が取れるか」を比較したものです。
▼チャート解説:滞在スタイル別「元が取れるか」損益分岐点
| タイプ | 特徴 | 損得判定 |
|---|---|---|
| 酒豪タイプ | 夕食時に生ビール3杯、食後にバーでカクテル2杯、ラウンジでワイン数杯。 | 確実にお得 単品注文なら5,000円〜8,000円相当が浮く計算。 |
| アクティビティ重視 | 貸切風呂、カラオケ、卓球、レンタサイクル等をフル活用。お酒はほどほど。 | お得 施設利用料だけで数千円分の価値を享受できる。 |
| 部屋ごもりタイプ | お酒は飲まない。ラウンジにも行かず、部屋で静かに過ごしたい。 | 割高の可能性大 サービスの多くを放棄することになり、単価の高い宿泊費だけが残る。 |
お酒を全く飲まない方でも、高級なコーヒーやハーブティー、スイーツビュッフェなどが充実している宿であれば、カフェ代として元を取ることは可能です。しかし、単に「水とお茶があればいい」という方にとっては、過剰サービスとなり割高に感じるでしょう。
こんな人には向かない!オールインクルーシブをやめておくべきケース
オールインクルーシブは万能ではありません。以下のようなニーズを持つ方には、通常のホテルや素泊まりプランをおすすめします。
- 観光重視でホテルには寝に帰るだけの人:
滞在時間が短いと、サービスを享受する時間がありません。オールインクルーシブは「ホテルにお籠り」してこそ真価を発揮します。 - 食に強いこだわりがあり、地元の名店に行きたい人:
ホテルの食事はビュッフェが中心であることが多いです。地元の居酒屋や料亭で食事をしたい場合、ホテルの夕食代が無駄になります。 - 少食で、ビュッフェが苦手な人:
「元を取ろう」と無理をして食べてしまい、逆に満足度が下がる可能性があります。
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「私が過去に『失敗した』と感じたのは、観光スケジュールを詰め込みすぎた時です。17時にチェックインして翌朝9時に出発するような過密日程では、ラウンジを楽しむ余裕もなく、単に『高い宿代』を払っただけになってしまいました。オールインクルーシブを選ぶなら、チェックイン開始時刻(通常14時か15時)に到着し、チェックアウトぎりぎりまで滞在する覚悟が必要です。」
失敗しない!質の高いオールインクルーシブ宿を選ぶ5つのチェックポイント
オールインクルーシブを謳う宿は増えていますが、その質は玉石混交です。「飲み放題」といっても種類が少なかったり、「食べ放題」の質が低かったりすることもあります。予約してから後悔しないために、私が宿選びで必ず確認している5つの重要ポイントを伝授します。
食事のスタイル:ビュッフェの質と「オーダー料理」の有無を確認せよ
多くのオールインクルーシブ宿では、夕食はビュッフェ形式が採用されています。ここでチェックすべきは、「ライブキッチンの有無」と「オーダー料理(一品料理)のクオリティ」です。
単に大皿に盛られた料理が並んでいるだけでなく、シェフが目の前でステーキを焼いてくれたり、寿司を握ってくれたりするライブキッチンがある宿は、食事の満足度が格段に高い傾向にあります。また、ビュッフェとは別に、メインディッシュだけはオーダー制で出来たてを提供してくれる宿も狙い目です。
ドリンクのラインナップ:発泡酒か生ビールか?銘柄の公開情報をチェック
お酒好きにとって最も重要なポイントです。「ビール飲み放題」と書かれていても、実際に行ってみたら「発泡酒」や「第三のビール」のサーバーしかなかった、というケースは珍しくありません。
質の高い宿は、公式サイトや予約ページで「生ビール(アサヒスーパードライ、プレミアムモルツ等)」と銘柄を明記しています。また、地酒やワインの種類が豊富かどうかも重要です。写真はイメージであることが多いので、文字情報をしっかりと確認しましょう。カクテルを自分で作るスタイルなのか、バーテンダーが作ってくれるのかも、体験の質を左右します。
子供向けサービス:キッズスペース・イベントの充実度と年齢制限
子連れの場合、単に「キッズルームあり」という情報だけで安心するのは危険です。以下の点まで踏み込んで確認してください。
- 対象年齢:小学生でも楽しめる遊具か、幼児向けか。
- 見守りスタッフの有無:親が付き添う必要があるか、スタッフに預けられるか(託児サービス)。
- イベント内容:マシュマロ焼き体験、宝探しゲームなど、子供が能動的に参加できるプログラムがあるか。
特に、親がゆっくり食事やお酒を楽しむためには、子供が夢中になれるコンテンツがどれだけ充実しているかが鍵となります。
ラウンジの快適性:混雑具合と提供されるおつまみのレベル
オールインクルーシブの醍醐味は、滞在中いつでも利用できるラウンジにあります。しかし、人気宿ではラウンジが常に満席で座れない、という事態も発生します。
- ラウンジの広さ:客室数に対して席数は十分か。
- 提供メニュー:柿の種やクッキーなどの乾き物だけでなく、生ハム、チーズ、ケーキ、蒸し野菜など、小腹を満たせる質の高いフードが提供されているか。
口コミサイトで「ラウンジ 混雑」「ラウンジ おつまみ」といったキーワードで検索し、実際の利用者の声をチェックすることをおすすめします。
滞在時間の長さ:チェックイン・アウト時間と「滞在可能時間」の確認
先述の通り、オールインクルーシブは滞在時間が長いほどお得になります。通常のホテルは「15時イン・10時アウト(19時間滞在)」が多いですが、オールインクルーシブ宿の中には「14時イン・11時アウト(21時間滞在)」を設定しているところがあります。
この2時間の差は非常に大きいです。到着してすぐにアフタヌーンティーを楽しみ、翌朝も朝食後に温泉に入り直す余裕が生まれます。滞在可能時間が長い宿は、それだけ「館内でゆっくり過ごしてほしい」というホテルの自信の表れでもあります。
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「宿の質を見極める裏技として、口コミサイトで『補充』というキーワードで検索してみてください。『料理の補充が遅い』『ドリンクが切れていた』という口コミが多い宿は要注意です。オールインクルーシブはオペレーションの負荷が高いため、スタッフの数や質が追いついていない宿は、欠品や清掃不足が頻発します。逆に『常に補充されていた』という評価があれば、信頼できる宿と言えます。」
【体験レポート】専門家が実践!子連れオールインクルーシブ滞在の理想的なモデルプラン
ここでは、実際に私が家族(妻・小学生・幼児)とオールインクルーシブ宿に宿泊した際の、理想的な過ごし方を時系列でご紹介します。いつ、何をすれば最も効率よく、かつ優雅にサービスを享受できるのか。具体的なイメージを掴んでください。
14:00 チェックイン前:ウェルカムドリンクとラウンジ活用術
多くの宿では15時チェックインですが、手続き自体は14時頃から受け付けている場合があります。私は必ず14時には到着するようにしています。部屋には入れなくても、ロビーラウンジは利用可能なケースが多いからです。
到着早々、ウェルカムドリンクのスパークリングワインで乾杯。子供たちはソフトクリームやジュースに大喜び。他のお客さんがまだ少ない静かなラウンジで、旅の疲れを癒やしながら夕食までの作戦会議をします。この「フライングスタート」こそが、混雑を避ける第一の秘訣です。
16:00 夕食前:子供はキッズパーク、大人は湯上がりビールで乾杯
部屋に荷物を置いたら、まずはひとっ風呂。明るいうちに入る露天風呂は格別です。そしてオールインクルーシブの醍醐味、「湯上がりビール」の時間です。通常なら自販機で小銭を探すところですが、ここでは専用サーバーから注ぎ放題。ラウンジのマッサージチェアに座りながら至福の一杯を楽しみます。
その間、子供たちは館内のキッズパークへ。ボールプールやボルダリングなど、遊び場が充実しているため、親が付きっきりでなくても視界の範囲内で遊んでくれます。「パパたちはあっちで飲んでるからね」と言える距離感が絶妙です。
18:00 ディナータイム:追加料金を気にせずワインと美食を堪能
夕食はビュッフェスタイル。ここでも「飲み放題」の威力が発揮されます。前菜には白ワイン、肉料理には赤ワイン、そして食後酒まで、料理に合わせてペアリングを自由に楽しめます。ボトルを入れる値段を気にする必要はありません。
子供たちも、好きなものを好きなだけ取れるビュッフェに大満足。もし子供が食べ飽きてぐずり出しても、多くの宿にはレストラン内にちょっとしたキッズスペースがあったり、塗り絵が用意されていたりと配慮があります。親も焦らずゆっくり食事を楽しめる環境が整っています。
21:00 夜の楽しみ方:バータイムとお夜食(ラーメン等)の誘惑
子供を寝かしつけた後は、大人のバータイムです(夫婦交代で楽しみます)。照明が落とされたラウンジで、オリジナルカクテルやウイスキーを片手に読書や会話を楽しみます。
そして忘れてはならないのが「夜食」です。多くのオールインクルーシブ宿では、夜21時〜23時頃に「夜鳴きそば(ラーメン)」や「お茶漬け」が無料で振る舞われます。夕食をお腹いっぱい食べたはずなのに、旅先のラーメンはなぜか別腹。この背徳感も含めて、最高のエンターテインメントです。
翌朝〜チェックアウト:朝食ビュッフェと最後のリラックスタイム
翌朝は、海鮮のっけ丼やフレンチトーストなど、宿自慢の朝食を堪能。チェックアウトは11時なので、食後もバタバタしません。もう一度温泉に入るもよし、ラウンジで最後のコーヒーを飲むもよし。
チェックアウト時、フロントでの支払いは入湯税のみ。「本当にこれだけでいいんですか?」と聞きたくなるほどのスムーズさで宿を後にします。財布を開いたのは、往復のコンビニくらい。この「完全なる休息」こそが、また明日から頑張る活力を生むのです。
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「混雑を避けてサービスを最大限享受するためのコツは、『時間を30分ずらす』ことです。夕食は開始直後の18時は混み合いますが、17時30分や19時30分など少し時間をずらすだけで、ビュッフェ台の行列も緩和されます。また、チェックアウトも10時半頃はフロントが混むので、10時前か、逆にギリギリの11時直前に済ませるのがスマートです。」
【目的別】国内のおすすめオールインクルーシブ宿・ホテル厳選12選
ここからは、数ある国内のオールインクルーシブ宿の中から、目的別に厳選したおすすめホテルをご紹介します。単にリストアップするだけでなく、それぞれの宿が「誰に」「なぜ」おすすめなのか、専門家の視点で解説します。
【子連れ・ファミリー向け】遊び放題のアクティビティが充実した宿3選
子供が主役になれる、エンターテインメント満載のホテルです。
- クラブメッド・石垣島(沖縄県):
オールインクルーシブの元祖にして最高峰。特筆すべきは「キッズクラブ」の存在です。専門スタッフ(G.O)が子供を預かり、スポーツやアートなどのプログラムを提供してくれます。その間、親は完全に自由。食事も国際色豊かで、海外リゾート気分を味わえます。 - アンダリゾート伊豆高原(静岡県):
「3世代で楽しめる」がコンセプトのバリ風リゾート。カラオケ、卓球、ダーツ、ボルダリングなどがすべて無料。貸切風呂も無料で利用でき、家族水入らずで過ごせます。夜食やバータイムの充実度も高く、まさに「お財布いらず」の代表格です。 - ロイヤルホテル那須(栃木県):
ウェルカムベビーのお宿認定で、赤ちゃん連れに優しい設備が充実。屋外のキッズパークやプールのほか、館内にも巨大な遊び場があります。ビュッフェには離乳食コーナーもあり、荷物を減らせるのが嬉しいポイントです。
【温泉・リラックス重視】湯上がりラウンジと美食に癒やされる宿3選
温泉旅行の質を一段階上げる、大人のためのオールインクルーシブです。
- TAOYA志摩(三重県):
大江戸温泉物語が展開するハイクラスブランド。目の前に海が広がるインフィニティ温泉が絶景です。湯上がりラウンジでは生ビールやアイスキャンディーが無料。ピアノの生演奏を聴きながら過ごす時間は、格別の非日常感があります。 - ゆとりろ熱海(静岡県):
「美・彩・食」をテーマにした女性に人気の宿。グランピング施設も併設されており、足湯カフェやライブラリーラウンジでおしゃれに過ごせます。夕食時の飲み放題はもちろん、岩盤浴が含まれるプランもあり、デトックスに最適です。 - 松島一の坊(宮城県):
静寂を楽しむ大人のための温泉リゾート。美術館のような館内で、オールインクルーシブならぬ「オーダーメイドのおもてなし」を提供。ラウンジでの生演奏、サウナ後のオロポ(オロナミンC+ポカリスエット)、オーダービュッフェの質など、すべてがハイクオリティです。
【カップル・記念日向け】お酒と雰囲気に酔いしれるラグジュアリー宿3選
特別な日を演出する、ロマンチックで上質な滞在ができる宿です。
- THE KEY HIGHLAND NASU(栃木県):
森の中に佇む隠れ家リゾート。暖炉のあるラウンジでマシュマロを焼いたり、プールサイドでカクテルを楽しんだりと、フォトジェニックなシーンが満載。食事も洗練されており、カップルでの語らいに最適です。 - bar hotel 箱根香山(神奈川県):
「バーに泊まる」がコンセプトのユニークな宿。チェックインは18時と遅めですが、翌14時まで滞在可能。バーカウンターで楽しむ本格的なカクテルやシャンパンが、宿泊料金に(一部を除き)含まれています。お酒好きなカップルには天国のような場所です。 - おちあいろう(静岡県):
登録有形文化財の宿でありながら、フルインクルーシブを採用。歴史ある建築美の中で、最高級の懐石料理とペアリングのお酒を楽しめます。サウナーの聖地としても知られ、極上の「ととのい」体験が可能です。
【コスパ最強】1万円台から楽しめるリーズナブルな宿3選
オールインクルーシブ=高級という常識を覆す、手軽に楽しめる宿です。
- 大江戸温泉物語Premiumシリーズ:
全国展開する大江戸温泉の一部店舗が「Premium」としてオールインクルーシブ化しています。リーズナブルな価格ながら、豪華なバイキングとラウンジサービスが楽しめ、圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。 - 伊東園ホテルズ(一部プラン):
「365日同一料金」などで知られるチェーンですが、夕食時のアルコール飲み放題が標準で付いているのが最大の特徴。ラウンジサービス等は限定的ですが、「夕食で思いっきり飲みたい」というニーズには最強のコスパで応えてくれます。 - 湯快リゾートプレミアム:
こちらも夕食バイキングでの飲み放題や、館内施設の無料利用が充実。特に西日本エリアに多く、家族連れやグループ旅行で「安く、でもお腹いっぱい食べて遊びたい」という場合に最適です。
▼比較表:紹介したホテルの特徴・ターゲット一覧
| ホテル名 | 主なターゲット | 特徴キーワード |
|---|---|---|
| クラブメッド石垣島 | ファミリー | フルインクルーシブ、G.O、国際的 |
| アンダリゾート伊豆高原 | ファミリー・3世代 | バリ風、カラオケ無料、夜食 |
| TAOYA志摩 | 温泉・女子旅 | インフィニティ温泉、生演奏 |
| bar hotel 箱根香山 | カップル・酒好き | バーメイン、深夜まで営業、翌14時OUT |
| 大江戸温泉Premium | コスパ重視 | バイキング充実、ラウンジあり |
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「予約サイトでプランを探す際は、必ず複数のサイトを比較してください。オールインクルーシブは人気のプランなので、公式サイトでは満室でも、OTA(旅行予約サイト)には在庫が残っていることがあります。また、『早期割引』の割引率が高いのもこのプランの特徴。予定が決まったら、60日前や90日前の予約でさらにお得に泊まるのが鉄則です。」
オールインクルーシブに関するよくある質問 (FAQ)
最後に、予約前に解消しておきたい疑問点をQ&A形式でまとめました。
Q. 子供料金はどこまで含まれますか?添い寝の場合は?
A. 基本的に、子供料金(小学生や幼児)には食事、ドリンク、キッズパーク利用料などがすべて含まれます。ただし、添い寝(食事・布団なし)の乳幼児の場合は、施設使用料のみで、食事の提供がないケースもあります(ビュッフェからの取り分けはOKな場合が多い)。
国内外50軒以上を渡り歩いたホテル滞在専門家のアドバイス
「子供の年齢による『損得』の分かれ目は、お酒を飲まない小学生高学年です。大人料金の70%程度かかる場合、大人と同じようにラウンジを活用できないと割高に感じることも。逆に、未就学児〜小学校低学年は、遊び場やイベントが無料になる恩恵を最大限受けられるため、最もコスパが良いと言えます。」
Q. 連泊する場合、食事の内容は変わりますか?飽きませんか?
A. 多くの宿では、ビュッフェメニューの基本ラインナップは同じですが、日替わりメニューや連泊者向けの特別料理を用意してくれる場合があります。ただし、2泊程度なら全種類制覇するのにちょうど良いですが、3泊以上すると飽きがくる可能性はあります。その場合は、ランチを外で食べるなどメリハリをつけるのがおすすめです。
Q. 持ち込みは可能ですか?部屋の冷蔵庫は無料ですか?
A. オールインクルーシブ宿の客室冷蔵庫は、中のドリンク(ビール、水、お茶など)が無料であることが一般的です。飲みきった後の補充は有料か、あるいはラウンジから持ち帰りOKか、宿によってルールが異なります。外部からの持ち込みについては、食品衛生上の理由や、館内で十分提供されているという理由から、基本的には推奨されていません(離乳食やアレルギー対応食を除く)。
Q. ドレスコードはありますか?
A. 国内の温泉系オールインクルーシブ宿の多くは、館内着(浴衣や作務衣)で食事会場やラウンジを利用できます。非常にリラックスした雰囲気です。ただし、クラブメッドや一部の高級ホテル、フレンチレストランでの夕食の場合は、スマートカジュアル(襟付きシャツなど)が推奨されることもあります。予約確認メール等をチェックしましょう。
まとめ:オールインクルーシブで「財布を忘れる」最高の休日を
ここまで、オールインクルーシブの仕組みから選び方、おすすめの宿まで解説してきました。このスタイルの旅は、単にお金が得かどうかだけでなく、「お金のことを考える時間」を手放せることに最大の価値があります。
「パパ、これやっていい?」「ママ、これ飲んでいい?」と聞かれたとき、笑顔で「もちろん!」と即答できる。その瞬間の子供の輝くような表情や、夫婦でお酒を酌み交わす穏やかな時間は、何物にも代えがたい思い出になるはずです。
ぜひ、今回ご紹介したチェックポイントを参考に、あなたのスタイルに合った宿を見つけてください。財布を忘れて、心からの自由を楽しむ休日が待っています。
最後に、予約前の最終チェックリストを確認して、失敗のない旅を計画しましょう。
Checklist|予約前に最終確認!失敗しない宿選びチェックリスト
- [ ] アルコールは飲み放題に含まれているか?(ビールは発泡酒ではなく生ビールか)
- [ ] 夕食時だけでなく、ラウンジやバータイムも無料か?
- [ ] 子供が楽しめるアクティビティやキッズスペースは無料か?
- [ ] 貸切風呂や岩盤浴などのリラクゼーション施設は無料か?
- [ ] チェックイン・アウト時間は長く設定されているか?(滞在時間は十分か)
- [ ] 有料メニュー(別注料理や高級酒)の範囲を把握したか?
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