PR

映画『デーモン・ハンターズ』感想評価!地雷かB級傑作か?専門家が徹底解説

PR

派手なパッケージと壮大なタイトルに惹かれて『デーモン・ハンターズ』を手に取ろうとしているあなた、少しだけ待ってください。この映画は、ハリー・ポッターのような緻密な魔法ファンタジーを期待して観ると、間違いなく「地雷」として爆発します。しかし、ポップコーン片手に頭を空っぽにして、中華映画特有の派手なCGと勢いを楽しむ「B級エンタメ」として割り切れるなら、これほど楽しい90分はありません。

監督は、香港映画界の「破壊王」ことバリー・ウォン。彼特有の「雑さ」や「勢い任せ」の展開を愛せるかどうかが、本作の評価を分ける決定的なポイントとなります。

この記事では、長年中華エンタメとB級映画を追い続けてきた専門ライターの視点から、以下の3点を中心に徹底解説します。

  • 映画『デーモン・ハンターズ』が世間で「ひどい」と言われる具体的な理由と、逆に評価すべきマニアックな見どころ
  • 監督バリー・ウォンの作家性から読み解く、本作の「正しい楽しみ方」と視聴スタンス
  • 検索時によく混同される同名のゲーム(Warhammer)や人気ドラマ(悪霊狩猟団)との決定的な違い

読み終える頃には、あなたがこの「怪作」に挑むべきか、それとも回れ右をして別の名作を探すべきか、明確な答えが出ているはずです。

  1. 最初に確認!あなたが探している「デーモンハンターズ」はどれ?
    1. 2017年公開の中国映画(原題:降魔伝)
    2. ゲーム『Warhammer 40,000』シリーズの作品
    3. Netflix韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』との混同
  2. 映画『デーモン・ハンターズ』の作品情報とあらすじ
    1. 作品データ:監督は香港映画界の重鎮バリー・ウォン
    2. 主要キャスト:ライアン・チェン、キティ・チャンら豪華俳優陣
    3. あらすじ:天界を追放された僧侶とドラゴンの戦い
    4. 90分でサクッと見れる?上映時間とテンポ感
  3. 【正直レビュー】評価が低い理由は?ツッコミどころ満載の3つのポイント
    1. 脚本の崩壊:シリアスとコメディの落差が激しすぎる
    2. CGのクオリティ:豪華だがどこかゲームっぽい「浮いた」映像
    3. 展開の唐突さ:脈絡のない恋愛描写とご都合主義
    4. ユーザーレビューの傾向(Amazon/Filmarksの低評価意見まとめ)
  4. 逆にここが凄い!B級映画好きに刺さる「愛すべき」見どころ
    1. 圧倒的な物量作戦!飽きさせないアクションの連続
    2. 「西遊記」的な中華ファンタジーの王道ガジェット
    3. クライマックスの怪獣大決戦的なカオス感
    4. 豪華キャストが無駄遣いされている贅沢さ
  5. 監督バリー・ウォン(王晶)を知れば10倍楽しめる?
    1. 「香港のスピルバーグ」か「粗製濫造の王」か?
    2. 過去の名作『ゴッド・ギャンブラー』等との比較
    3. 本作におけるバリー・ウォン流エンタメの刻印
  6. 混同注意!ゲーム版とドラマ版の「デーモンハンターズ」解説
    1. ゲーム『Warhammer 40,000: Chaos Gate – Daemonhunters』の特徴
    2. ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』の特徴
  7. 映画『デーモン・ハンターズ』を視聴できる動画配信サービス (VOD)
    1. Amazon Prime Videoでの視聴方法(レンタル/購入)
    2. U-NEXTでの配信状況とポイント活用
    3. DVDレンタルという選択肢
  8. よくある質問 (FAQ)
    1. H3-8-1 Q. 怖いシーンやグロテスクな描写はある?
    2. H3-8-2 Q. 子供や家族と一緒に見ても大丈夫?
    3. H3-8-3 Q. 続編はあるの?
  9. まとめ:『デーモン・ハンターズ』は「期待値を下げて」挑むべき怪作
    1. あなたは楽しめる?最終チェック

最初に確認!あなたが探している「デーモンハンターズ」はどれ?

「デーモンハンターズ」という言葉で検索をかけたとき、実は全く異なる3つの作品がヒットすることをご存知でしょうか? ここを間違えると、期待していた内容と全く違う作品を見せられることになり、大きなストレスを感じてしまいます。まずは、あなたが求めている情報がどの作品に関するものなのか、以下の早見表で明確にしておきましょう。

ジャンル タイトル・原題 特徴 本記事での扱い
映画 デーモン・ハンターズ
(2017年 中国)
原題:降魔伝 / The Golden Monk
僧侶とドラゴンの戦いを描く中華ファンタジー。
監督:バリー・ウォン
この記事のメイン
ゲーム Warhammer 40,000:
Chaos Gate – Daemonhunters
SF世界観のターン制ストラテジーRPG。
スペースマリーンを指揮する。
記事後半で解説
ドラマ 悪霊狩猟団:カウンターズ
(韓国 Netflix)
ククス麺屋の店員が悪霊を狩る人気ドラマ。
シーズン2まで制作。
記事後半で解説

2017年公開の中国映画(原題:降魔伝)

本記事で徹底的に掘り下げるのは、この2017年に公開された中国映画です。ジャケット写真には、法衣をまとった僧侶や巨大なドラゴン、そして色鮮やかな魔法のエフェクトが描かれています。原題は『降魔伝(こうまでん)』、英語タイトルは『The Golden Monk』。主演はライアン・チェンとキティ・チャンという、中国映画界のスター俳優が務めています。

もしあなたが、「Amazonプライムビデオでなんとなく見つけた派手なアクション映画」の評判を知りたいのであれば、この記事はまさにあなたのためのものです。この作品は、典型的な「ハイバジェット(高予算)・ロークオリティ(低品質脚本)」のB級大作であり、そのアンバランスさが一部の愛好家から熱烈な視線を浴びています。

ゲーム『Warhammer 40,000』シリーズの作品

一方で、検索結果には『Warhammer 40,000: Chaos Gate – Daemonhunters』という長いタイトルのゲームも頻繁に現れます。これは、イギリス発祥のミニチュアゲーム『Warhammer 40,000』の世界観をベースにした、PCおよびコンソール向けのターン制タクティカルRPGです。

「グレイナイト」と呼ばれるエリート部隊を指揮し、疫病を撒き散らす敵と戦う硬派なゲームであり、今回紹介する中国映画とは世界観も内容も一切関係がありません。もしゲームの攻略情報やレビューを探している場合は、記事後半の「混同注意」セクションで概要を触れていますので、そちらをご確認ください。

Netflix韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』との混同

さらにややこしいのが、Netflixで大ヒットした韓国ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』です。一部の検索エンジンやデータベースでは、キーワードの類似性から関連作品として表示されることがあります。しかし、あちらは現代の韓国を舞台に、ジャージ姿の若者たちが悪霊と戦うヒューマンドラマであり、本作のような古代中国を舞台にしたファンタジー映画とは全くの別物です。

このように、「デーモンハンターズ」という言葉は非常に一般的であるため、情報の混線が起きやすいのです。ここから先は、あくまで「2017年の中国映画」に絞って、その摩訶不思議な魅力を解剖していきます。

映画『デーモン・ハンターズ』の作品情報とあらすじ

まずは、この映画がどのような体制で作られ、どのような物語を描いているのか、基本情報を整理しましょう。ここを知っておくと、後述する「ツッコミどころ」がより味わい深くなります。

作品データ:監督は香港映画界の重鎮バリー・ウォン

本作の監督を務めるのは、香港映画ファンなら誰もが知る重鎮、バリー・ウォン(王晶)です。彼はビリー・チョンと共同で監督を務めています。

バリー・ウォンといえば、チョウ・ユンファ主演の『ゴッド・ギャンブラー』シリーズや、ジャッキー・チェン主演の『シティーハンター』など、数多くの大ヒット作を手掛けてきたヒットメーカーです。しかし同時に、彼は「質より量」「商業的成功のためなら何でもあり」というスタンスでも知られており、キャリアの中には信じられないほど雑に作られた作品も多数存在します。

本作『デーモン・ハンターズ』は、そんな彼のキャリアの中でも、特に「CG技術の無駄遣い」と「脚本の崩壊」が極まった一作として位置づけられています。製作費はおそらく潤沢にかけられており、中国本土の巨大なマーケットを意識した、とにかく派手で分かりやすいエンターテインメントを目指して作られたことが伺えます。

主要キャスト:ライアン・チェン、キティ・チャンら豪華俳優陣

主演の僧侶、不通(プー・トン)を演じるのは、ライアン・チェン(鄭愷)。彼は中国の人気バラエティ番組への出演で知名度を上げ、チャン・イーモウ監督の『SHADOW/影武者』などにも出演している実力派です。本作では、コミカルな演技とシリアスな表情を使い分け、振り回される主人公を熱演しています。

ヒロインの妖怪ハンター、菁菁(ジンジン)を演じるのは、キティ・チャン(張雨綺)。チャウ・シンチー監督の『ミラクル7号』や『人魚姫』で知られるクールビューティーです。彼女の圧倒的な美貌と、強気なキャラクターはこの映画の大きな見どころの一つと言えるでしょう。

脇を固めるキャストも、香港・中国映画界のベテランが顔を揃えており、演技力自体は非常に安定しています。問題は、その演技力が活かされる脚本になっているかどうか、という点に尽きます。

あらすじ:天界を追放された僧侶とドラゴンの戦い

物語の舞台は、妖怪が跋扈する古代中国。天界と人間界、そして魔界が入り乱れる壮大なファンタジー設定です。

詳細なあらすじ(導入部のみ)を見る

かつて天界には、神に仕える「金童(きんどう)」と「玉女(ぎょくじょ)」という二人の存在がいました。しかし、二人は天界の掟を破って恋に落ちてしまいます。これに激怒した天帝は、二人を人間界へと追放し、「百回の転生を繰り返しても決して結ばれない」という過酷な呪いをかけました。

時は流れ、南宋時代の杭州。金童の転生である若き僧侶、不通(プー・トン)は、かつての記憶を失い、寺で修行の日々を送っていました。彼は法力を持っていますが、どこか抜けていて頼りない性格です。一方、玉女の転生である菁菁(ジンジン)は、凄腕の妖怪ハンターとして名を馳せていました。

ある日、都に巨大なドラゴン妖怪「毒龍」が出現し、人々を恐怖に陥れます。不通は師匠の命を受け、毒龍討伐の旅に出ることに。その道中で彼は菁菁と出会い、反発し合いながらも協力して妖怪に立ち向かうことになります。

二人は互いがかつての恋人であることに気づくのか? そして、圧倒的な力を持つ毒龍を倒すことができるのか? 過去と現在が交錯する、運命の戦いが幕を開けます。

文字にして読むと、非常に王道でロマンチックなストーリーに見えるかもしれません。「運命の恋人」「転生」「妖怪退治」という要素は、中華ファンタジーの鉄板です。しかし、このあらすじ通りに物語が粛々と進むと思ったら大間違いです。ここからバリー・ウォン監督による「カオスな味付け」が大量に投入されていくのです。

90分でサクッと見れる?上映時間とテンポ感

本作の上映時間は約91分。最近の映画が2時間を超えることが当たり前になっている中で、このコンパクトさは非常にありがたい要素です。

テンポは異常なほど速いです。場面転換が唐突で、余韻に浸る暇もなく次のアクションやギャグシーンへと移行します。「退屈する暇がない」と言えば聞こえはいいですが、正確には「何が起きているのか考える暇を与えてくれない」という表現が正しいでしょう。忙しい平日の夜や、休日の隙間時間に、何も考えずに映像を流しておきたい時には最適な尺とスピード感です。

【正直レビュー】評価が低い理由は?ツッコミどころ満載の3つのポイント

さて、ここからが本題です。なぜこの映画は、多くの映画レビューサイトで「星2つ」前後の低評価を彷徨っているのでしょうか? 決して「つまらないから見ない方がいい」と言いたいわけではありません。むしろ、これから挙げる欠点こそが、本作をB級映画として輝かせている要因でもあります。

ペルソナであるあなたが最も恐れている「地雷」要素を、包み隠さず分析します。

脚本の崩壊:シリアスとコメディの落差が激しすぎる

最大の問題点は、映画のトーンが定まっていないことです。冒頭、天界での追放劇は非常にシリアスで、悲恋の物語を予感させます。しかし、人間界のパートに入った途端、ドリフターズのコントのようなベタなギャグが連発されます。

例えば、感動的な再会シーンの直後に、排泄物ネタや顔芸などの下品なギャグが挿入されるため、観客はどのような感情で画面を見ればいいのか分からなくなります。「泣かせたいのか、笑わせたいのか、どっちなんだ!」と叫びたくなる瞬間が何度も訪れます。この情緒不安定な脚本こそが、真面目な映画ファンを激怒させ、B級映画ファンを爆笑させる最大の要因です。

CGのクオリティ:豪華だがどこかゲームっぽい「浮いた」映像

本作のCG使用量は凄まじいものがあります。背景の街並み、魔法のエフェクト、登場する妖怪たち、そのほとんどがCGで作られています。予算がかかっていることは間違いありません。

しかし、そのクオリティは「リアル」とは言い難く、まるでひと昔前のPlayStation 3のゲームムービーを見ているような質感です。俳優の実写映像とCG背景の合成が甘く、人物が背景から浮いて見えてしまうシーンが散見されます。特に、クライマックスの巨大ドラゴンとの戦闘シーンは、迫力はあるものの「怪獣映画」というよりは「特撮ヒーロー番組」のノリに近く、重厚感を求めると肩透かしを食らいます。

展開の唐突さ:脈絡のない恋愛描写とご都合主義

物語の進行において、「なぜそうなった?」という論理的な接続が欠落しています。

  • さっきまで敵対していたキャラクターが、次のシーンでは何の説明もなく仲間になっている。
  • 主人公がピンチに陥ると、唐突に新しい能力が目覚めて解決する。
  • 「運命の恋」という設定に甘えて、二人が惹かれ合う過程の描写が極端に省略されている。

このような「ご都合主義」が全編にわたって炸裂します。伏線回収や緻密なプロットを期待してはいけません。監督の頭の中にある「撮りたいシーン」を順番に繋げただけのような構成は、ある意味で清々しささえ感じさせます。

ユーザーレビューの傾向(Amazon/Filmarksの低評価意見まとめ)

実際に大手レビューサイトに寄せられている声を分析すると、以下のような意見が目立ちます。

  • 「時間の無駄だった。ストーリーが支離滅裂。」
  • 「CGだけは派手だが、中身が空っぽ。」
  • 「俳優の無駄遣い。ライアン・チェンが可哀想。」
  • 「子供騙しのギャグについていけない。」

これらは全て正論です。しかし、裏を返せば「頭を使わずに見られる」「映像だけは豪華」という評価でもあります。

[B級映画・中華エンタメ専門ライターのアドバイス]
この映画に「整合性」や「感動」を求めてはいけません。開始10分で世界観のルールが曖昧なことに気づくはずです。そこを「雑だ」と怒るのではなく、「次はどんな無茶苦茶な展開が来るか?」と予想しながら見るのが、精神衛生上最も良い鑑賞スタイルです。完璧な映画などこの世にありませんが、ここまで堂々と不完全さをさらけ出す映画も珍しいのです。

逆にここが凄い!B級映画好きに刺さる「愛すべき」見どころ

ここまで散々に「地雷」要素を挙げてきましたが、それでも私がこの映画を記事にする理由は、見るべき価値のある「愛すべき点」が確実にあるからです。もしあなたがB級映画の嗜みを知っているなら、以下のポイントは最高のエンターテインメントになり得ます。

圧倒的な物量作戦!飽きさせないアクションの連続

ストーリーの粗さを補って余りあるのが、アクションシーンの物量です。冒頭からクライマックスまで、息つく暇もなくバトルが続きます。

カンフーアクション、ワイヤーワーク、魔法合戦、怪獣バトルと、中華ファンタジー映画で考えられるすべてのアクション要素が詰め込まれています。「観客を退屈させたら負け」というバリー・ウォン監督の執念のようなものを感じます。たとえCGが少し安っぽくても、画面の中で常に何かが動き、爆発し、飛んでいる状況は、視覚的な快楽を与えてくれます。

「西遊記」的な中華ファンタジーの王道ガジェット

本作には、中華ファンタジー好きにはたまらないガジェットや設定が満載です。

  • 空飛ぶ剣(御剣術)
  • お札を使った封印術
  • 瓢箪(ひょうたん)に妖怪を吸い込む描写
  • 奇妙な姿をした下級妖怪たち

これらは『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』や『西遊記』シリーズの系譜を受け継ぐものであり、ジャンル映画としての「お約束」をしっかりと守っています。「そうそう、こういうのが見たかったんだよ」というニッチな需要には、しっかりと応えてくれるデザインセンスがあります。

クライマックスの怪獣大決戦的なカオス感

物語の終盤、敵である毒龍との決戦シーンは、もはやファンタジー映画の枠を超えて「怪獣大決戦」の様相を呈します。巨大化した敵と、法力で対抗する主人公たちの戦いは、スケール感だけはハリウッド大作に匹敵しようという気概を感じます。

特に、物理法則を無視して飛び回るカメラワークや、画面を埋め尽くす極彩色のエフェクトは、深夜に見るとトリップ感すら覚えるほどのインパクトです。「細かいことはいいから、とにかくデカい敵を倒すぞ!」というシンプルなカタルシスは、疲れた現代人の脳に優しく響きます。

豪華キャストが無駄遣いされている贅沢さ

先述したライアン・チェンやキティ・チャンといった一流俳優たちが、真顔でバカバカしい演技をしている姿も見逃せません。彼らはプロフェッショナルであり、どれだけ脚本が破綻していても、目の前の演技には全力を尽くしています。

「こんな豪華な俳優を使って、やっていることはドリフか!」というツッコミこそが、本作最大の贅沢な楽しみ方です。彼らのキャリアに傷がつかないか心配になるほど体当たりな演技は、ある種の感動さえ呼び起こします。

[B級映画・中華エンタメ専門ライターのアドバイス]
一人で真剣に見るよりも、友人とお酒を飲みながら、画面に向かってツッコミを入れる「応援上映」スタイルが最適です。特に中盤の妖怪退治シーンは、ドリフ的なコントとして見ると非常に完成度が高いです。Zoom飲み会などで画面共有しながら(権利的に問題ない範囲で)同時視聴すると、盛り上がること間違いなしのキラーコンテンツです。

監督バリー・ウォン(王晶)を知れば10倍楽しめる?

この映画を単なる「失敗作」として片付けないためには、監督であるバリー・ウォンという人物への理解が不可欠です。彼の作家性を知れば、本作の「雑さ」にも納得がいき、むしろそれが「味」であることに気づけるでしょう。

「香港のスピルバーグ」か「粗製濫造の王」か?

バリー・ウォンは、香港映画界において最も評価の分かれる人物の一人です。彼はプロデューサー、監督、脚本家として数百本以上の作品に関わっており、その多作ぶりとヒットメーカーとしての手腕から、かつては「香港のスピルバーグ」とも呼ばれました。

しかし、彼の作品制作のスタンスは「芸術性」よりも徹底して「商業性」にあります。「客が入れば何でもいい」「流行っているものはすぐにパクる(取り入れる)」という節操のなさが特徴であり、それゆえに批評家からは「粗製濫造の王」と揶揄されることもあります。

ですが、彼が香港映画の黄金期を支え、多くのスターを輩出し、映画産業にお金を回し続けてきた功績は誰も否定できません。彼は「映画は高尚な芸術ではなく、大衆のための見世物である」という哲学を貫いているのです。

過去の名作『ゴッド・ギャンブラー』等との比較

彼の代表作『ゴッド・ギャンブラー』は、ギャンブル映画の金字塔として知られていますが、あの作品でさえ、シリアスな勝負の世界に唐突なコメディ要素や過剰なアクションが盛り込まれていました。

『デーモン・ハンターズ』においても、その作家性は健在です。

  • どんなに深刻な状況でも必ずギャグを入れる。
  • お色気要素や下ネタを隠さない。
  • スター俳優の魅力を引き出す(あるいは消費する)ことに注力する。

これらは全て、バリー・ウォン印のエンターテインメントの構成要素です。過去の名作と本作を比較すると、「やっていることは昔から変わっていないが、CG技術だけが進化した結果、ちぐはぐさが際立ってしまった」という見方もできます。

本作におけるバリー・ウォン流エンタメの刻印

本作に見られる「雑さ」は、実は監督による意図的な「省略」の結果かもしれません。彼は観客が退屈するであろう説明シーンや、感情の機微を描く静かなシーンを極限まで削ぎ落とし、その分を見せ場(アクションやギャグ)で埋め尽くそうとしました。

その結果、物語の整合性は犠牲になりましたが、「常に画面が騒がしい」という状態を作り出すことには成功しています。これは、スマートフォンを片手に「ながら見」をする現代の視聴スタイルを、彼なりに先読みしていたとも言えるのではないでしょうか(過大評価かもしれませんが)。

[B級映画・中華エンタメ専門ライターのアドバイス]
バリー・ウォン監督は「商業性(いかに観客を楽しませて稼ぐか)」を最優先する人物です。本作の支離滅裂さも、実は「退屈な説明シーンを極限まで削ぎ落とし、見せ場だけを繋げた結果」と解釈できます。その潔さを感じ取ってください。「細かいことは気にするな、楽しめ!」という監督の声が聞こえてくるようです。

混同注意!ゲーム版とドラマ版の「デーモンハンターズ」解説

記事の冒頭でも触れましたが、映画以外の情報を求めて迷い込んでしまった方のために、ゲーム版とドラマ版についても簡潔に解説しておきます。これらを混同して購入したり契約したりしないよう、十分にご注意ください。

ゲーム『Warhammer 40,000: Chaos Gate – Daemonhunters』の特徴

こちらは、世界的に熱狂的なファンを持つミニチュアゲーム『Warhammer 40,000』の世界観に基づいたPCゲームです。

  • ジャンル: ターン制タクティカルRPG(XCOMのようなシステム)
  • 開発元: Complex Games
  • 評価: Steamなどのプラットフォームでは「非常に好評」を獲得しており、戦略性の高さと難易度のバランスが評価されています。
  • 映画との関係: 一切ありません。 こちらは未来の宇宙を舞台にしたダークでゴシックなSF作品です。

もしあなたが「重厚な戦略シミュレーション」を求めているなら、このゲームは間違いなくおすすめです。しかし、映画のような「お気楽な中華ファンタジー」を求めているなら、全くの別ジャンルとなります。

ドラマ『悪霊狩猟団:カウンターズ』の特徴

こちらはNetflixオリジナルシリーズとして配信されている韓国ドラマです。

  • ジャンル: アクション、ファンタジー、ヒューマンドラマ
  • あらすじ: 昼はククス(麺料理)屋の店員、夜は悪霊ハンターとして活動する「カウンター」たちの活躍を描く。
  • 評価: 世界中で大ヒットを記録し、シーズン2も制作されました。キャラクターの成長やチームの絆を描くストーリーが高く評価されています。
  • 映画との関係: 一切ありません。 タイトルに「ハンター」「狩猟」といった言葉が含まれるため混同されやすいですが、こちらは現代劇です。

「面白いドラマが見たい」という検索意図であれば、正直なところ、映画『デーモン・ハンターズ』よりもこちらのドラマをおすすめする人が多いでしょう。

映画『デーモン・ハンターズ』を視聴できる動画配信サービス (VOD)

さて、ここまで読んで「逆に見たくなってきた」「その地雷ぶりを確認したい」という奇特な(称賛すべき)チャレンジャーのために、現在この映画を視聴できる主な方法を整理しました。

時期によって配信状況は変動しますが、基本的には大手VODサービスで取り扱いがあります。

サービス名 配信状況 備考
Amazon Prime Video レンタル / 購入 プライム会員特典(見放題)の対象外になることが多いですが、数百円でレンタル可能です。画質はHD対応。
U-NEXT 見放題 / ポイント 時期により見放題対象に含まれることがあります。ポイントが余っている場合の消化先としても優秀です。
Hulu 配信終了の可能性あり 過去に配信されていましたが、現在はラインナップから外れている場合があります。検索機能で要確認。
TSUTAYA DISCAS レンタル可能 DVD宅配レンタルサービス。ネット配信が見つからない場合の最終手段として確実です。

Amazon Prime Videoでの視聴方法(レンタル/購入)

最も手軽なのはAmazon Prime Videoでのレンタルです。通常、数百円(300円〜500円程度)で48時間の視聴権を購入できます。「つまらなかったらどうしよう」という不安がある場合でも、映画館に行くよりは遥かに安い出費で済みます。

ウォッチリストに入れておくと、稀に行われる「100円レンタルセール」の対象になることもありますので、急ぎでなければ待ってみるのも一つの手です。

U-NEXTでの配信状況とポイント活用

U-NEXTに加入している場合、毎月付与されるポイントを使って視聴するのが最も賢い方法です。新作や準新作扱いではなくなっているため、比較的少ないポイントで視聴できることが多いです。

また、U-NEXTは中華エンタメのラインナップが非常に豊富なので、本作を見終わった後に、バリー・ウォン監督の他の傑作(『ゴッド・ギャンブラー』など)や、口直しに評価の高い中華ファンタジー映画を探すのにも適しています。

DVDレンタルという選択肢

配信サービスで見つからない、あるいはクレジットカードを使いたくない場合は、近所のレンタルショップやTSUTAYA DISCASなどの宅配レンタルを利用しましょう。本作のパッケージは非常に派手(金色の背景にドラゴンと僧侶)なので、レンタル店の棚でもすぐに見つけられるはずです。

よくある質問 (FAQ)

最後に、視聴前に気になる細かい疑問について、Q&A形式でお答えします。

H3-8-1 Q. 怖いシーンやグロテスクな描写はある?

[B級映画・中華エンタメ専門ライターのアドバイス]
基本的にコメディタッチなので、ホラー映画のような「精神的に追い詰められる怖さ」はありません。流血表現も控えめです。ただし、登場する妖怪のデザインが独特で、少し不気味かつチープ(粘土細工のような質感)なので、生理的に「気持ち悪い」と感じる人はいるかもしれません。子供が泣き出すレベルではありませんが、食事中に見るのは避けた方が無難なシーンもいくつかあります。

H3-8-2 Q. 子供や家族と一緒に見ても大丈夫?

エロティックな直接描写はありませんが、バリー・ウォン監督作品特有の「下ネタ(おなら、排泄物など)」や「セクハラまがいのギャグ」が含まれています。

気心の知れた友人同士なら笑って流せますが、お茶の間で家族団らん中に流すと、微妙に気まずい空気が流れる可能性があります。特に、教育上素晴らしいメッセージが含まれているわけでもないので、あえて子供に見せる必要性は低いでしょう。推奨年齢は「B級映画のノリが分かる中学生以上」です。

H3-8-3 Q. 続編はあるの?

現時点では、本作の直接的な続編(『デーモン・ハンターズ2』など)は製作されていません。物語自体は一応の完結を迎えています。

ただし、バリー・ウォン監督は似たようなキャスト、似たような設定の映画を量産し続けています。もし本作のテイストが気に入ったなら、同じ監督・キャストの別作品(『西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人』など、彼が関わる他の中華ファンタジー)を探してみると、似たような「カオスな体験」を再び味わうことができるでしょう。

まとめ:『デーモン・ハンターズ』は「期待値を下げて」挑むべき怪作

ここまで映画『デーモン・ハンターズ』について、良い点も悪い点も包み隠さず解説してきました。

結論として、この映画は「傑作ではないが、記憶に残る珍作」です。真面目な映画ファンが怒り出すポイントは山ほどありますが、それを笑い飛ばせる余裕のある人にとっては、極上のB級エンターテインメントになり得ます。

最後に、あなたがこの映画を楽しむための準備ができているか、チェックリストで確認してみましょう。

あなたは楽しめる?最終チェック

  • ストーリーの整合性よりも、勢いやテンポの良さを重視する
  • 派手な魔法バトルや、巨大怪獣が暴れるシーンが見たい
  • 香港・中国映画特有のコテコテなギャグや、古い演出が許せる(むしろ好き)
  • 90分間、難しいことを一切考えずに、画面を眺めて過ごしたい
  • 「なんだこの展開!」とツッコミを入れることに喜びを感じる

もしチェックが3つ以上ついたなら、あなたは『デーモン・ハンターズ』の適性があります。ぜひ今夜、お酒やお菓子を用意して、この摩訶不思議な中華ファンタジーの世界に飛び込んでみてください。見終わった後、「時間は無駄にしたけれど、なんだかスッキリした」という不思議な感覚を味わえるはずです。

さあ、Amazon Prime Videoやレンタルショップで、伝説の僧侶とドラゴンの戦いを目撃しましょう。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

当編集部では、徹底したリサーチとデータ分析に基づき、読者の皆様の「知りたい」に答える記事を制作しています。特定の分野においては、その道の有資格者や実務経験者の監修・協力を得て、正確かつ信頼性の高い情報提供に努めています。

【編集方針】
・客観的なデータと事実に基づく執筆
・ユーザー目線での公平な比較・検証
・最新トレンドと専門的知見の融合

ガジェット、生活雑貨、美容、ライフハックなど、幅広いジャンルで「役立つ」コンテンツをお届けします。

まんまる堂編集部をフォローする
エンタメ

コメント