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【商用利用可】人イラスト素材サイト厳選12選!ビジネスからおしゃれ系までプロが徹底比較

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ビジネス資料やWebサイト制作において、デザインのクオリティを左右する重要な要素の一つが「人物イラスト」です。適切な素材選びは、情報の伝わりやすさを劇的に向上させるだけでなく、制作時間の短縮にも直結します。しかし、数多ある素材サイトの中から、自社のブランドイメージに合致し、かつ商用利用の権利関係もクリアなものを選び出すのは容易ではありません。

本記事では、現役のアートディレクターとしての視点から、実務で「本当に使える」と判断した無料・商用利用可能な人物イラストサイトを12選に厳選してご紹介します。単なるサイトの羅列ではなく、プロが実践している「トーン&マナー(トンマナ)の見極め方」や「競合と被らないための加工テクニック」、そして最も重要な「著作権トラブルを回避するための知識」までを網羅的に解説します。

これから紹介する比較情報と活用ノウハウを参考に、あなたのプロジェクトに最適なイラストを見つけ出し、デザイン品質を一段階引き上げてください。

  1. プロが教える「失敗しない人物イラスト」選び方3つの基準
    1. サイト全体の「トンマナ(トーン&マナー)」が自社に合っているか
    2. 用途に適した「ファイル形式」が提供されているか(PNG / SVG)
    3. 「商用利用の範囲」と「クレジット表記」の有無
  2. 【ビジネス・誠実】プレゼンや資料作成に最適な人イラストサイト4選
    1. ソコスト|シンプルで癖がなく、あらゆる場面で使いやすい
    2. Loose Drawing|カラー変更が自由自在、統一感を出しやすい
    3. 美人画報(ビジネス)|少しリアル寄りの頭身で、誠実さをアピール
    4. Linustock(ライナストック)|線画がおしゃれ、加工もしやすい
  3. 【おしゃれ・ゆるかわ】ブログやSNSで映える人イラストサイト4選
    1. shigureni free illust|素朴で可愛い女の子、SNSのアイキャッチに最適
    2. ちょうどいいイラスト|その名の通り「ちょうどいい」汎用性と可愛さ
    3. 丁度いい賑やかし|モブ(群衆)や背景に溶け込む人物素材が豊富
    4. ダ鳥獣ギ画|ユニークで印象に残る、鳥獣戯画風の人物(?)イラスト
  4. 【海外風・スタイリッシュ】競合と差がつく人イラストサイト4選
    1. unDraw|シリコンバレー風のモダンなイラスト、色変更も可能
    2. manypixels|フラットデザインからアイソメトリックまで多彩なスタイル
    3. Storyset|アニメーションも可能な高品質ベクター素材
    4. Open Peeps|パーツを組み合わせて自分だけのキャラクターを作れる
  5. 一目でわかる!おすすめ12サイトの商用利用・スペック比較表
    1. 商用可・クレジット不要・会員登録不要のサイトはどこ?
    2. 無料版と有料版の違い(点数制限などに注意)
  6. 素材の「被り」を防ぎ、デザインの質を上げるプロの活用テクニック
    1. 検索キーワードの「ずらし」テクニック(感情や動作で探す)
    2. トリミングと反転で「別のイラスト」に見せる方法
    3. 部分的に色を変えて「オリジナル感」を演出する小技
  7. 知らなかったでは済まされない?イラスト利用の著作権と注意点
    1. 「無料」=「著作権フリー」ではない!正しい知識を持とう
    2. トラブルになりやすいNG使用例(モデルとしての利用、商標登録など)
    3. クライアントワークで無料素材を使う際のリスク管理
  8. よくある質問 (FAQ)
    1. Q. ダウンロードしたイラストは加工しても大丈夫ですか?
    2. Q. 企画書やプレゼン資料での利用は「商用利用」になりますか?
    3. Q. 完全に著作権フリー(CC0)の人物イラストサイトはありますか?
  9. まとめ:用途に合ったサイトを選んで、資料やWebのデザイン品質を高めよう
    1. 人物イラストサイト活用・最終チェックリスト

プロが教える「失敗しない人物イラスト」選び方3つの基準

イラスト素材を選ぶ際、多くの人が「絵柄の好み」だけで判断してしまいがちです。しかし、ビジネスの現場で長く使い続けるためには、デザイン的な整合性や運用面での利便性を考慮する必要があります。私がアートディレクターとしてプロジェクトの素材選定を行う際、必ずチェックしている3つの基準について詳しく解説します。

サイト全体の「トンマナ(トーン&マナー)」が自社に合っているか

最も重要なのは、イラストのトーン&マナー(トンマナ)が、自社のブランドイメージや資料の目的と合致しているかどうかです。トンマナとは、デザインにおける「雰囲気」や「様式」の一貫性を指します。

例えば、信頼性が何よりも重視される金融機関やB2B企業の会社案内において、手書き風の緩すぎるイラストを使用すると、親しみやすさは出るものの「プロフェッショナルな印象」を損なうリスクがあります。逆に、若年層向けのカジュアルなアプリや地域のイベントチラシで、カチッとしたビジネスライクなアイソメトリック(等角投影図)イラストを使うと、堅苦しすぎてユーザーとの距離が縮まらない可能性があります。

選定の際は、単体のイラストを見て判断するのではなく、そのサイトが提供しているイラスト群全体を見渡し、「自社のWebサイトや資料の中に配置したとき、違和感なく溶け込むか」をシミュレーションすることが大切です。複数の異なるサイトから素材をつまみ食いすると、線の太さや頭身のバランスがバラバラになり、資料全体が素人っぽい仕上がりになってしまうため、基本的には「メインで使うサイトを1つ決める」ことをおすすめします。

用途に適した「ファイル形式」が提供されているか(PNG / SVG)

次に確認すべきは、ダウンロード可能なファイル形式です。一般的に配布されている画像形式には、大きく分けて「ラスタ形式(JPG, PNG)」と「ベクター形式(SVG, EPS, AI)」の2種類があります。

まず、最低限必須なのが「背景透過PNG」です。背景が透明になっていないJPG形式の画像は、白い四角い背景がついてくるため、色付きの背景の上に配置した際に非常に見栄えが悪くなります。PowerPointやWebデザインで使用する場合、背景透過処理の手間を省くためにも、PNG形式での配布は必須条件と言えます。

さらに、プロレベルの仕上がりを目指すなら「SVG(Scalable Vector Graphics)」形式に対応しているサイトを強く推奨します。SVGは数式で描画されたデータであるため、どれだけ拡大しても画質が劣化しません。また、専用のソフト(Adobe Illustratorなど)や、最近ではPowerPoint上でも、線の色や太さを自由に変更することが可能です。企業のブランドカラーに合わせてイラストの色を調整したい場合、SVG形式があるかないかで作業効率は雲泥の差となります。

「商用利用の範囲」と「クレジット表記」の有無

最後に、権利関係の確認です。「無料」と書かれていても、その利用条件はサイトによって千差万別です。特にビジネス利用において必ず確認しなければならないのが以下の点です。

  • 商用利用の可否:個人のブログだけでなく、企業の広告や販促物に使用できるか。
  • クレジット表記の要不要:イラストの近くに「©サイト名」といった表記を入れる義務があるか。ビジネス資料やWebサイトのUIデザインにおいて、クレジット表記が必須であることはデザイン上の大きな制約となります。
  • 加工の可否:色変更、トリミング、反転などの加工が許可されているか。
  • 点数制限:1つの制作物につき何点まで使用可能か。一部のサイトでは、1記事あたり20点までといった制限を設けている場合があります。

これらの条件は、サイトの「利用規約」ページに必ず記載されています。後々のトラブルを避けるためにも、ダウンロード前に必ず目を通す習慣をつけましょう。

現役アートディレクターのアドバイス
「Webや資料作成で使うなら、背景が透明な『透過PNG』は必須です。さらに、色変更や拡大縮小を劣化なしで行いたい場合は『SVG(ベクターデータ)』を配布しているサイトを選ぶと、デザインの自由度が格段に上がります。最初はPNGで良くても、後々『この青色を自社のコーポレートカラーの赤に変えたい』といった修正が必要になるケースは非常に多いです。そのため、私はSVG対応サイトを優先してブックマークし、将来的な修正コストを下げられるように準備しています。」

【ビジネス・誠実】プレゼンや資料作成に最適な人イラストサイト4選

企業のプレゼンテーション資料、営業資料、コーポレートサイトなど、信頼感を損なわずに情報をわかりやすく伝えたいシーンに最適なサイトを厳選しました。ここでは、癖が強すぎず、万人受けする清潔感のあるイラストサイトを紹介します。

ソコスト|シンプルで癖がなく、あらゆる場面で使いやすい

「ソコスト」は、その名の通り「ソコソコ使えるシンプルなイラスト」をコンセプトにしたサイトですが、その実力は「ソコソコ」どころか、ビジネスシーンにおける最強のツールの一つです。人物の表情やポーズが極めて汎用的であり、かつシンプルで無駄のない線画スタイルは、どんなデザインにも自然に馴染みます。

このサイトの最大の特徴は、人物だけでなく、オフィス用品、建物、季節のイベントなど、ビジネスに関連する小道具のイラストも同じタッチで豊富に揃っている点です。これにより、資料全体のトーンを統一することが容易になります。また、サイト上で「線画のみ」「単色塗り」「カラー」といったスタイルの切り替えが可能で、ダウンロード前にプレビューできる機能も非常に優秀です。

特に、PowerPointでの資料作成において、主張しすぎないイラストが必要な場合、ソコストの素材は情報の邪魔をせず、視覚的な補助として完璧な役割を果たしてくれます。

Loose Drawing|カラー変更が自由自在、統一感を出しやすい

「Loose Drawing」は、程よい抜け感のある手書き風の線画が特徴のイラストサイトです。ビジネスシーンでも堅苦しくなりすぎず、かつ崩れすぎない絶妙なバランスを保っており、IT系企業やスタートアップのWebサイトなどで頻繁に目にする人気サイトです。

このサイトをプロが重宝する最大の理由は、サイト上でイラストのカラーを自由に変更できる機能にあります。赤、青、緑といったプリセットカラーだけでなく、カラーピッカーを使って任意のカラーコードを指定し、その色でイラストをダウンロードすることが可能です。これにより、画像編集ソフトを持っていなくても、自社のブランドカラーに合わせたイラスト素材を瞬時に用意することができます。

例えば、コーポレートカラーがネイビーの企業であれば、すべてのイラストをネイビー基調に統一することで、無料素材を使っているとは思えないほどのブランド統一感を演出できます。

美人画報(ビジネス)|少しリアル寄りの頭身で、誠実さをアピール

「美人画報」のビジネス向けカテゴリは、デフォルメされすぎたイラストでは軽すぎると感じる場合に最適な選択肢です。頭身が高く、スーツの着こなしやオフィスの描写が比較的リアルに描かれているため、より「大人」で「誠実」な印象を与えることができます。

人事採用のパンフレットや、経営層向けのプレゼンテーション資料など、信頼感が重要視される場面で特に力を発揮します。また、社員研修のマニュアルなどで、具体的な動作(お辞儀の角度、名刺の渡し方など)を図解したい場合にも、このリアル寄りの描写が役立ちます。

表情のバリエーションも豊かで、ビジネスの現場で起こりうる「成功」「失敗」「謝罪」「提案」などのシチュエーションが細かく描写されているため、状況説明のためのカットとして非常に使い勝手が良いサイトです。

Linustock(ライナストック)|線画がおしゃれ、加工もしやすい

「Linustock」は、シンプルでスタイリッシュな線画イラストに特化したサイトです。線画の美しさに定評があり、余白を活かしたミニマルなデザインとの相性が抜群です。単に棒立ちしているだけでなく、物語性を感じるようなユニークなポーズやシチュエーションのイラストが多いのも特徴です。

このサイトのイラストは、線(アウトライン)がパスデータとしてきれいに整理されたEPS形式(ベクターデータ)でも配布されています。そのため、Adobe Illustratorなどを使用できるデザイナーにとっては、線の太さを調整したり、パーツを組み替えたりといった加工が非常にしやすく、カスタマイズのベース素材としても優秀です。

「加工しやすい」というコンセプトを掲げている通り、ダウンロードページには「線画の色を変える方法」などの解説も掲載されており、クリエイターフレンドリーな設計となっています。少しアーティスティックな雰囲気を出したいブログのアイキャッチなどにもおすすめです。

現役アートディレクターのアドバイス
「Loose Drawingのようにサイト上で色を変更できる機能は非常に便利です。資料で使う際は、自社の『コーポレートカラー(ブランドカラー)』に合わせると、無料素材を使っても安っぽく見えず、ブランドイメージの定着に繋がります。色は情報のグループ分けにも使えるため、例えば『肯定的な意見』のイラストは青、『否定的な意見』は赤にするなど、色分けのルールを決めて運用すると、読み手にとって親切な資料になります。」

【おしゃれ・ゆるかわ】ブログやSNSで映える人イラストサイト4選

個人ブログ、オウンドメディアの記事、SNSの投稿画像など、読者の目を引き、親近感を持ってもらいたいシーンに最適なサイトをご紹介します。ここでは、いわゆる「いらすとや」被りを避け、独自の世界観を演出できるサイトを選びました。

shigureni free illust|素朴で可愛い女の子、SNSのアイキャッチに最適

「shigureni free illust」は、素朴で優しいタッチの女の子のイラストが中心のサイトです。日常の何気ないワンシーンや、ちょっとした感情の動きを丁寧に描いており、見る人の心を和ませる力があります。

特に、InstagramやX(旧Twitter)などのSNS投稿において、強い主張よりも「共感」を呼びたい場合に最適です。例えば、「雨の日の憂鬱」や「買い物帰りの楽しみ」といった、言葉にしにくいニュアンスをイラストだけで伝えることができます。色使いもパステルカラーや落ち着いたトーンが多いため、写真と組み合わせても喧嘩せず、おしゃれな雰囲気に仕上がります。

更新頻度も比較的高く、季節ごとのイラストも追加されるため、定期的にチェックしたくなるサイトです。女性向けの商材や、ライフスタイル系のメディアでの利用に特におすすめです。

ちょうどいいイラスト|その名の通り「ちょうどいい」汎用性と可愛さ

「ちょうどいいイラスト」は、シンプルすぎず、個性的すぎず、まさに「ちょうどいい」バランスを追求したイラストサイトです。丸みを帯びたキャラクターデザインは親しみやすく、老若男女問わず好感を持たれるスタイルです。

このサイトの特徴は、「白黒」「カラー(青系)」「カラー(通常)」の3パターンが用意されている点です。用途に合わせてトーンを選べるため、モノクロ印刷の広報誌から、カラフルなWebサイトまで幅広く対応できます。また、人物だけでなく、「スマホを持つ手」や「パソコン操作」などの手元アップの素材も充実しており、UI説明や操作マニュアルの作成にも重宝します。

カテゴリー分けも直感的で、「生活」「ビジネス」「学校」など、欲しい素材にすぐにたどり着けるユーザビリティの高さも魅力の一つです。

丁度いい賑やかし|モブ(群衆)や背景に溶け込む人物素材が豊富

「丁度いい賑やかし」は、メインのキャラクターとしてではなく、背景にいる「モブ(群衆)」や、画面を少し賑やかにしたいときの「添え物」としての人物イラストに特化したユニークなサイトです。

デザインを作っていると、「ここに人がいないと寂しいけれど、具体的な誰かを描くと意味が出てしまって邪魔になる」というシーンが多々あります。そんな時に、このサイトの「個性を消した人物」や「後ろ姿」、「遠景のシルエット」などが非常に役立ちます。主役を引き立てるための名脇役として、デザイナーの痒い所に手が届く素材が揃っています。

サイトのデザインやコンセプト自体も遊び心に溢れており、探しているだけで楽しい気分になれますが、提供されている素材は実務的で使い勝手の良いものばかりです。

ダ鳥獣ギ画|ユニークで印象に残る、鳥獣戯画風の人物(?)イラスト

「ダ鳥獣ギ画」は、国宝である鳥獣戯画をモチーフにした、カエルやウサギのイラスト素材サイトです。「人イラスト」の枠からは少し外れるかもしれませんが、人物の代わりとして擬人化された動物たちを使うことで、強烈なインパクトとユーモアを与えることができます。

ビジネスのプレゼン資料であっても、アイスブレイク的にこのサイトのイラストを使うことで、場の空気を和ませる効果が期待できます。また、ネガティブな話題(失敗、謝罪など)を扱う際に、リアルな人物イラストだと生々しくなりすぎるところを、カエルやウサギのコミカルな動きで表現することで、角を立てずに伝えるテクニックとしても使えます。

種類も豊富で、現代的なシチュエーション(スマホを見る、パソコンで作業するなど)も多数描かれているため、意外にも汎用性は高いです。他とは絶対に被りたくない、一度見たら忘れられない資料を作りたい場合の切り札となります。

【海外風・スタイリッシュ】競合と差がつく人イラストサイト4選

IT系のランディングページ(LP)、アプリのオンボーディング画面、スタートアップのピッチ資料など、先進的でモダンなイメージを打ち出したい場合に最適な、海外発(または海外風)のイラストサイトを紹介します。

unDraw|シリコンバレー風のモダンなイラスト、色変更も可能

「unDraw」は、オープンソースのイラストレーションライブラリとして世界的に有名なサイトです。フラットでミニマルなデザインは、GoogleやFacebookなどのテックジャイアントが使用しているイラストの雰囲気に近く、使用するだけでWebサイトが一気に「シリコンバレー風」のモダンな印象になります。

最大の特徴は、サイト右上のカラーピッカーからメインカラーを指定すると、表示されているすべてのイラストのアクセントカラーが即座に反映される機能です。これにより、自社のブランドカラーに完全にマッチしたSVG画像をダウンロードできます。検索機能は英語のみですが、「search」「login」「team」などの簡単な英単語でヒットするため、利用のハードルはそれほど高くありません。

抽象的な概念(データ分析、クラウド同期、セキュリティなど)を視覚化したイラストが多いため、SaaS系サービスの機能紹介などに最適です。

manypixels|フラットデザインからアイソメトリックまで多彩なスタイル

「manypixels」は、デザインエージェンシーが提供しているフリー素材ギャラリーです。unDrawと同様にモダンなテイストですが、こちらは「フラット」「アイソメトリック(立体風)」「アウトライン」「モノクロ」など、複数の画風スタイルから絞り込み検索ができる点が優れています。

特にアイソメトリック形式のイラストは、物流システムや都市開発、ネットワーク構成図など、複雑な構造を立体的に見せたい場合に非常に効果的です。日本の無料素材サイトではなかなか見つからない、洗練された配色の素材が多く、グローバル展開を視野に入れたサービスのサイト構築に適しています。

こちらも英語検索が基本となりますが、クオリティの高さは有料ストックフォトに引けを取りません。商用利用も可能で、クレジット表記も不要という太っ腹なライセンス形態も魅力です。

Storyset|アニメーションも可能な高品質ベクター素材

「Storyset」は、素材大手Freepikが運営する、カスタマイズ性に特化したイラストサイトです。このサイトの凄さは、ダウンロード前の編集機能にあります。ブラウザ上で背景の削除、キャラクターの表示・非表示、色の変更などを細かく設定できます。

さらに特筆すべきは、プラグインやコードを使用することで、イラストに簡単なアニメーション(フェードイン、スライド、バウンドなど)を付与できる点です。動きのあるイラストは、ユーザーの視線を誘導する効果が高く、WebサイトのファーストビューやLPのコンバージョンエリアに配置することで、クリック率の向上が期待できます。

5つの異なるイラストスタイル(Rafiki, Bro, Amico, Pana, Cuate)が用意されており、好みのテイストを選んで統一感のあるデザインを構築できます。

Open Peeps|パーツを組み合わせて自分だけのキャラクターを作れる

「Open Peeps」は、手書き風の人物イラストライブラリですが、単なる画像配布サイトではありません。髪型、表情、服装、ポーズなどのパーツがコンポーネント化されており、それらを組み合わせることで数百万通りものユニークなキャラクターを作成できるシステム(ライブラリ)として提供されています。

デザインツール(FigmaやSketch、XDなど)で使用することを前提としたデータ配布がメインですが、完成済みのPNG画像も用意されています。多様性(ダイバーシティ)を意識したキャラクター作りが可能で、肌の色や車椅子などのアクセシビリティに配慮したパーツも含まれています。

ユーザーのペルソナに合わせて詳細にキャラクターを作り込みたい場合や、サービス内のアバターとして活用したい場合に、他にはない自由度を提供してくれます。

一目でわかる!おすすめ12サイトの商用利用・スペック比較表

ここまで紹介した12サイトについて、商用利用の可否やクレジット表記の要不要など、選定時に気になるスペックを一覧表にまとめました。プロジェクトの要件に合わせて、最適なサイトを素早く見つけるための参考にしてください。

商用可・クレジット不要・会員登録不要のサイトはどこ?

以下の表は、記事執筆時点での各サイトの利用規約に基づいています。規約は変更される可能性があるため、実際の使用前には必ず各サイトの最新の規約ページをご確認ください。

サイト名 商用利用 クレジット 会員登録 形式 色変更
ソコスト 不要 不要 PNG/SVG サイト内可
Loose Drawing 不要 不要 PNG サイト内可
美人画報 不要 不要 JPG/PNG 不可
Linustock 不要 不要 PNG/EPS 不可(EPSで可)
shigureni 不要 不要 PNG 不可
ちょうどいいイラスト 不要 不要 PNG/EPS 3種切替
丁度いい賑やかし 不要 不要 PNG 不可
ダ鳥獣ギ画 不要 不要 JPG/PNG/SVG 色展開あり
unDraw 不要 不要 PNG/SVG サイト内可
manypixels 不要 不要 PNG/SVG サイト内可
Storyset 必要 推奨 PNG/SVG サイト内可
Open Peeps 不要 不要 PNG/SVG ツールで可

※Storysetは無料利用の場合、出典元の明記(Attribute)が必要です。

無料版と有料版の違い(点数制限などに注意)

多くの無料素材サイトは、運営者の好意や広告収入によって支えられています。そのため、利用にあたっては一定の制限が設けられていることがあります。

最も注意すべきは「使用点数の制限」です。例えば、「1つの制作物につき20点まで」といったルールです。プレゼン資料で全ページにイラストを入れると、すぐにこの上限に達してしまうことがあります。点数制限を超える場合は、有料プランへの加入や、有償でのライセンス購入が必要になるケースが一般的です。

また、素材そのものの販売(LINEスタンプとしての販売や、Tシャツにプリントして販売するなど)は、ほとんどのサイトで禁止されています。これを「商品化利用」と呼びますが、通常の「商用利用(販促物への利用)」とは区別されるため、グッズ制作などを考えている場合は特に入念な確認が必要です。

素材の「被り」を防ぎ、デザインの質を上げるプロの活用テクニック

人気のある無料素材サイトを使っていると、どうしても避けられないのが「競合他社との素材被り」です。しかし、同じ素材を使っていても、プロのデザイナーは「検索の仕方」や「ひと手間かけた加工」によって、まるでオリジナルのイラストのように見せるテクニックを持っています。ここでは、誰でもすぐに実践できる差別化テクニックを紹介します。

検索キーワードの「ずらし」テクニック(感情や動作で探す)

欲しいイラストを探すとき、多くの人は「会議」「電話」「パソコン」といった、具体的な「名詞」で検索します。もちろんこれでも正解ですが、多くの人が同じキーワードで検索するため、検索結果の上位に表示される「定番のイラスト」ばかりが使われることになります。

そこで試してほしいのが、「感情」や「形容詞」での検索です。例えば、困っているビジネスマンを探すときに「困る」だけでなく、「焦り」「冷や汗」「頭を抱える」「ピンチ」といった言葉で検索してみてください。また、「ひらめき」「解決」「ジャンプ」「ガッツポーズ」など、ポジティブな感情を表す言葉も有効です。

さらに、抽象的な概念をイラスト化したい場合は、連想ゲームのようにキーワードを広げます。例えば「セキュリティ」を表すのに、単に「鍵」のイラストを使うのではなく、「盾」「ガード」「守る」「安心」といったキーワードで探すと、よりメッセージ性の強い、他とは違うイラストに出会える確率が高まります。

トリミングと反転で「別のイラスト」に見せる方法

ダウンロードしたイラストをそのまま配置するだけでは、どうしても「素材を置きました」という唐突な印象になりがちです。ここで有効なのが「大胆なトリミング(切り抜き)」です。

例えば、全身が描かれたイラストであっても、資料の端に配置して「上半身だけ」を見せたり、顔のアップだけを使ったりすることで、印象を大きく変えることができます。画面の枠から少しはみ出すように配置すると、空間に広がりが生まれ、デザインとしてのこなれ感が出ます。

また、「左右反転」も単純ですが効果的なテクニックです。人の視線は、イラストの人物が向いている方向に誘導されます。文章が右側にあるのに、人物が左を向いている(文章に背を向けている)と、視線の流れが断ち切られてしまいます。画像編集ソフトやPowerPointの機能で左右反転させ、人物の視線が重要なコンテンツに向くように調整するだけで、資料の読みやすさは格段に向上します。

部分的に色を変えて「オリジナル感」を演出する小技

ベクターデータ(SVGやEPS)を扱える環境であれば、イラストの一部分だけ色を変えることで、劇的にオリジナル感を出すことができます。

例えば、モノクロの線画イラストの中で、人物が持っている「ネクタイ」や「ノートパソコンのロゴ部分」、あるいは「背景のあしらい」だけを、自社のブランドカラー(例えば赤)に変更します。たったこれだけの加工で、そのイラストは「どこにでもあるフリー素材」から、「自社のブランドのために描かれたイラスト」へと昇華します。

画像編集ソフトがない場合でも、PowerPoint上でイラストの上に半透明の図形(ブランドカラーの円や四角)を重ねることで、似たような効果を演出できます。色を味方につけることは、ノンデザイナーがデザイン品質を上げるための最短ルートです。

現役アートディレクターのアドバイス
「『会議』『電話』といった直接的な名詞だけでなく、『困った』『ひらめき』『焦り』といった『感情』や『形容詞』で検索すると、意外と使い勝手の良い、表情豊かなイラストに出会えることがあります。多くの人が名詞で検索するため、これだけで被りを減らす効果があります。また、海外サイトで検索する際は、DeepLなどの翻訳ツールを使って、日本語のニュアンスに近い英単語をいくつか用意しておくと、検索ヒット率が上がります。」

知らなかったでは済まされない?イラスト利用の著作権と注意点

「無料素材サイト」を利用する際、最も怖いのが著作権に関するトラブルです。「みんな使っているから大丈夫」という安易な考えは、時に企業としての信用問題に発展するリスクを孕んでいます。ここでは、プロとして最低限知っておくべき法的な知識とリスク管理について解説します。

「無料」=「著作権フリー」ではない!正しい知識を持とう

まず大前提として、「無料でダウンロードできること」と「著作権がないこと(著作権フリー)」は全く別の話です。ほとんどの無料素材サイトにおいて、著作権は「イラストを描いた作者(またはサイト運営会社)」に帰属しています。

利用者が許諾されているのは、あくまで「決められたルールの範囲内で使ってもいいですよ」という「利用権」に過ぎません。これを「ロイヤリティフリー」と呼ぶこともありますが、これも「使用料(ロイヤリティ)が無料」という意味であり、著作権が放棄されたわけではありません。

したがって、著作者が「この使い方はダメ」と言えば、それに従う義務があります。もし著作権を完全に譲渡された素材を使いたいのであれば、イラストレーターに個別に発注し、契約書を交わす必要があります。

トラブルになりやすいNG使用例(モデルとしての利用、商標登録など)

具体的に、どのような使い方がNGになることが多いのでしょうか。多くのサイトで共通して禁止されている代表的な例を挙げます。

  • 商標登録・ロゴへの使用:無料素材をそのまま、あるいは加工して、自社のロゴマークとして商標登録することはできません。著作権が自分にないものを登録することは法的に不可能です。
  • 公序良俗に反する使用:アダルトコンテンツ、暴力的・差別的な表現、違法な活動を助長するコンテンツへの使用は厳禁です。
  • 素材の再配布・販売:ダウンロードしたデータをそのまま他人に渡したり、自分のサイトで「素材」として配布したりすることはできません。
  • 特定の商品・サービスの「顔」としての利用:これはサイトによりますが、例えば「お客様の声」として架空の人物の顔イラストを使い、あたかも実在のユーザーであるかのように誤認させる使い方は、優良誤認や倫理的な問題として禁止されるケースが増えています。

クライアントワークで無料素材を使う際のリスク管理

あなたが受託制作(クライアントワーク)を行う立場で、成果物に無料素材を使用する場合はさらに注意が必要です。「納品先(クライアント)も商用利用の範囲に含まれるか」を確認しなければなりません。

また、万が一その素材サイトが閉鎖されたり、規約が変更されて有料化したりした場合に備えて、使用した素材の入手元URL、ダウンロード日時、当時の利用規約のスクリーンショットなどを記録として残しておくことを強くおすすめします。これが、将来的なトラブルから自分とクライアントを守るための「証拠」となります。

現役アートディレクターのアドバイス
「素材サイトの利用規約は予告なく変更されることがあります。『以前は無料だったが、今は有料プランのみ』『1日のダウンロード数に制限ができた』といったケースは珍しくありません。特に商用案件で使用する場合は、ダウンロードの都度、最新の規約をサッと確認する癖をつけると安心です。私はプロジェクトごとに『素材管理表』を作り、どのサイトのどの素材をどこに使ったかを記録しています。」

よくある質問 (FAQ)

最後に、人物イラスト素材を利用する際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。迷ったときの判断材料として活用してください。

Q. ダウンロードしたイラストは加工しても大丈夫ですか?

ほとんどのサイトで、トリミング、色変更、反転などの単純な加工は認められています。ただし、「元のイラストの印象を著しく損なう加工」や「攻撃的なメッセージを持たせるような加工」は禁止されています。また、サイトによっては「加工禁止」を明記している場合もあるため、必ず各サイトのQ&Aや規約ページを確認してください。

Q. 企画書やプレゼン資料での利用は「商用利用」になりますか?

はい、一般的には「商用利用」に含まれます。社内会議だけの資料であっても、それが業務の一環として行われ、給与が発生している活動であれば、営利目的(商用)とみなされるのが通例です。社外向けの営業資料であれば尚更です。したがって、ビジネスで使う場合は必ず「商用利用可」のサイトを選ぶ必要があります。

Q. 完全に著作権フリー(CC0)の人物イラストサイトはありますか?

「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」ライセンスを採用しているサイトであれば、著作権が放棄されており、事実上の著作権フリーとして扱えます。しかし、人物イラストに特化して高品質なCC0素材を提供しているサイトは非常に稀です。unDrawなどの一部の海外サイトはこれに近いライセンス形態をとっていますが、日本のサイトではほとんどが「利用規約の範囲内での使用許諾」という形をとっています。完全フリーを探すよりも、規約を守って利用する方が安全かつ選択肢が広いです。

まとめ:用途に合ったサイトを選んで、資料やWebのデザイン品質を高めよう

人物イラストは、言葉だけでは伝わりにくいニュアンスを補完し、読み手の理解を助ける強力なツールです。しかし、その効果を最大化するためには、「なんとなく」選ぶのではなく、目的とターゲットに合わせた戦略的な選定が不可欠です。

今回ご紹介した12サイトは、それぞれ異なる強みと特徴を持っています。「信頼感を出したいときはソコスト」「オリジナリティを出したいときはLoose Drawingで色変更」といったように、自分の引き出しの中に選択肢を持っておくことで、資料作成のスピードとクオリティは格段に向上します。

最後に、今日からすぐに実践できるチェックリストを確認して、あなたのクリエイティブワークに役立ててください。

人物イラストサイト活用・最終チェックリスト

  • トンマナ確認:選んだイラストは、資料やサイト全体の雰囲気(真面目、カジュアル、モダンなど)と合っていますか?
  • 形式確認:背景が透明な「透過PNG」または加工しやすい「SVG」を選びましたか?
  • 規約チェック:商用利用が可能か、クレジット表記が必要かを確認しましたか?
  • 被り防止:検索キーワードを工夫したり、反転・トリミングなどの加工を加えたりしましたか?
  • 統一感:1つの資料内で、複数のサイトのイラストを無秩序に混在させていませんか?

現役アートディレクターのアドバイス
「優れた素材サイトを知っていることは、デザイナーにとって強力な武器です。今回紹介したサイトをブックマークし、用途に合わせて使い分けることで、資料作成の時間を短縮しながら、プロ顔負けのアウトプットを作ることができます。まずは『ソコスト』や『Loose Drawing』あたりから使ってみることをおすすめします。あなたの資料が、イラストの力でより魅力的なものになることを応援しています。」

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

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