ポケットモンスターSV(スカーレット・バイオレット)の対戦環境において、登場以来常にトップメタの一角を担い続けている「コノヨザル」。オコリザルからの劇的な進化を遂げたこのポケモンは、その見た目のインパクト以上に、対戦やテラレイドバトルにおける圧倒的な性能で多くのトレーナーを魅了しています。
しかし、ただ「育成論」通りに努力値を振るだけでは、コノヨザルの真価を発揮することはできません。専用技「ふんどのこぶし」の特殊な仕様を完全に理解し、目的に合わせた「特化育成」を行うことで初めて、環境トップクラスの制圧力を手に入れることができるのです。
本記事では、ランクマッチ最終3桁順位を複数回達成し、テラレイドバトル周回数5,000回を超える筆者が、コノヨザルの強さの秘密と、実戦で「勝つ」ための具体的なノウハウを徹底解説します。
この記事でわかること 3 点
- 失敗しない進化手順と「ふんどのこぶし」の威力上昇メカニズムの完全解剖
- 【ソロレイド】星6レイドを安定周回するための「負けない」育成と立ち回りフロー
- 【ランクマ】上位勢が愛用する3つの「勝てる型」と、調整意図の言語化
Wikiのデータ羅列だけでは見えてこない、実戦経験に基づいた「生きた情報」をお届けします。ぜひ、あなたのコノヨザル育成のバイブルとして活用してください。
コノヨザルの基礎データと「進化できない」を防ぐ確実な手順
コノヨザルへの進化条件は、従来のレベルアップ進化や石進化とは異なり、特定の技を使用するという特殊なプロセスを経る必要があります。多くのトレーナーがここでつまずいたり、効率の悪い方法で時間を浪費してしまったりしています。まずは、基礎データを確認しつつ、最短かつ確実に進化させるための手順を解説します。
オコリザルからの進化条件:ふんどのこぶし20回の罠
オコリザルからコノヨザルへの進化条件は、「ふんどのこぶし」を20回使用した状態でレベルアップすることです。ここで重要なのは、「敵に当てる」必要はなく、「使用する」だけでカウントが進むという点ですが、ゴーストタイプゆえの注意点も存在します。
「ふんどのこぶし」はゴーストタイプの技です。そのため、ノーマルタイプのポケモンに対して使用した場合、技は「効果がない」と表示されますが、使用回数のカウント自体は進みます。しかし、PP(パワーポイント)の管理が最大の落とし穴となります。「ふんどのこぶし」の初期PPは10しかありません。つまり、進化条件である20回を満たすためには、途中でポケモンセンターに戻って回復するか、「ヒメリのみ」などでPPを回復させる必要があるのです。
多くの初心者が「20回使ったはずなのに進化しない」と悩む原因の多くは、PP切れで「わるあがき」をしてしまっていたり、回数カウントを間違えていたりするケースです。確実に進化させるためには、PPを最大まで増やしておくか、回復手段を用意して挑むことが鉄則です。
最速で進化させるための効率的な手順(PP回復の重要性)
時間を無駄にせず、効率的にコノヨザルを入手するための具体的なワークフローを紹介します。この手順通りに行えば、約10分程度で進化作業を完了させることができます。
- 準備するもの:オコリザル(Lv.35以上でふんどのこぶしを習得済み)、キズぐすり等の回復アイテム少々。
- ステップ1:オコリザルを先頭にし、PP回復アイテム(ヒメリのみ等)を持たせるか、ポケモンセンターの近くで作業を開始する。
- ステップ2:野生のポケモンと戦闘に入り、「ふんどのこぶし」を連打する。おすすめは、相手からの攻撃ダメージが低い序盤エリアのポケモンです。
- ステップ3:PPが0になったら、一度逃げるか倒して戦闘を終了し、ポケモンセンターで回復する。これを2セット行うことで20回を達成できます。
- ステップ4:20回使用を確認した後、けいけんアメを使用するか、不思議なアメを使ってレベルを1つ上げる。戦闘によるレベルアップでも進化しますが、アイテムを使うのが最も確実で早いです。
このプロセスにおいて、相手を倒してしまうと戦闘ごとのロード時間がロスになります。耐久力の高いポケモンや、こちらの攻撃を耐えてくれる相手を選ぶことで、1回の戦闘で多くの回数を稼ぐことが時短のコツです。
種族値・タイプ・特性の強み解説(H110/A115の物理耐久型)
コノヨザルの強さを支えているのは、無駄のない高水準な種族値配分と、極めて優秀な複合タイプ、そして特性にあります。
| ステータス | 種族値 | 評価 |
|---|---|---|
| HP (H) | 110 | 非常に高い。物理・特殊双方の耐久を底上げし、「いのちがけ」の威力にも直結する。 |
| こうげき (A) | 115 | 高水準。アタッカーとして十分な火力を持ち、努力値調整次第でエース運用が可能。 |
| ぼうぎょ (B) | 80 | 平均的だが、高いHPのおかげで実質的な物理耐久はかなり高い。 |
| とくこう (C) | 50 | 不要なステータスが低く抑えられており、その分他の能力に配分されている理想的な配分。 |
| とくぼう (D) | 90 | 意外と高い。ビルドアップでBを上げれば、両受けのような要塞化も狙える。 |
| すばやさ (S) | 90 | 激戦区。最速にすることで多くのポケモン(サーフゴー、カイリュー等)の上を取れる絶妙なライン。 |
タイプは「かくとう / ゴースト」。これは攻撃面において非常に範囲が広く、両方を半減以下に抑えられるポケモンはごくわずかです。防御面でも、ノーマル・かくとう無効という耐性は、カイリューの「しんそく」や各種格闘技を透かせるため、サイクル戦におけるクッション役としても機能します。
特性は「やるき」と「まけんき」。特に「まけんき」は、相手の「いかく」や能力ダウン技に対して攻撃ランクが2段階上昇するという強力なカウンター特性であり、物理アタッカーとしての信頼性を大きく高めています。レイドバトルにおいても、ボスのデバフ行動を逆に利用して火力を上げられるため、必須級の特性と言えます。
【初心者向け】進化作業おすすめスポットと対象ポケモン
進化作業を行う際のおすすめスポットは、「コサジの小道」周辺です。ここに出現する「グルトン」はレベルが低く、攻撃も激しくないため、安全に「ふんどのこぶし」の回数を稼ぐことができます。
また、あえてノーマルタイプのポケモンを相手に選ぶ必要はありませんが、もしPP節約のために「効果がない」を利用したい場合は、ゴーストタイプが無効化されるノーマルタイプ(グルトンなど)に対して技を撃ち続けるのも一つの手です。ただし、相手を倒せないため戦闘が長引く点には注意してください。個人的には、倒して経験値を稼ぎつつ回数を重ねる方が、レベルアップまでの道のりも短縮できるため推奨します。
現役ポケモンブリーダーのアドバイス
「進化条件のカウント時、意外と多いミスが『レベルアップを忘れる』ことです。20回使った瞬間に進化するわけではなく、その後のレベルアップがトリガーになります。20回使い終わった後、ボックスに預けてしまったり、そのまま放置してしまうと進化しません。必ずアメを使うか、もう一度戦闘を行ってレベルを上げてください。また、PPを増やす『ポイントアップ』は貴重なので、進化作業のためだけには使わず、こまめな回復で対応するのが賢明です。」
最大威力350!専用技「ふんどのこぶし」の仕様を完全理解する
コノヨザルを環境トップへと押し上げている最大の要因、それが専用技「ふんどのこぶし」です。この技の仕様を正しく理解しているかどうかが、ランクマッチでの勝率やレイドバトルでの貢献度に直結します。Wikiなどのデータサイトでは解説しきれない、実戦における「被弾カウント」の細かい仕様を深掘りしていきましょう。
威力50アップの仕組みと計算式(最大350までの推移)
「ふんどのこぶし」は、基本威力50のゴースト物理技です。しかし、その真価は「自分が攻撃を受けた回数」に応じて威力が50ずつ上昇するという点にあります。このカウントには上限があり、最大で6回被弾分のプラス、つまり基本威力50 + (50 × 6) = 最大威力350まで到達します。
威力350という数字は、デメリットなしで撃てる技としてはポケモン史上類を見ない破格の数値です。大爆発(威力250)すらも遥かに凌駕します。しかも、この威力上昇にはターン制限がありません。一度上昇した威力は、その試合中永続的に維持されます。
計算式は非常にシンプルですが、以下の推移を頭に入れておくことで、確定数の計算が容易になります。
- 被弾0回:威力50(実用的ではない)
- 被弾1回:威力100(安定したメインウェポン並み)
- 被弾2回:威力150(ギガインパクト並み・デメリットなし)
- 被弾3回:威力200(半減でも等倍以上の火力が出る)
- 被弾4回:威力250(受け出し不可能な領域)
- 被弾5回:威力300
- 被弾6回以上:威力350(最大・すべてを破壊する火力)
交代してもリセットされない?瀕死後は?仕様検証まとめ
ここが最も重要かつ、多くのプレイヤーが勘違いしやすいポイントです。「ふんどのこぶし」の威力上昇カウントは、交代してもリセットされません。
つまり、序盤に場に出して相手の攻撃を2〜3回受け、一度手持ちに戻してから終盤に再展開した場合、いきなり威力200前後の超火力を放つことができるのです。この仕様により、コノヨザルは「サイクル戦」においても非常に強力な役割を果たします。相手の攻撃を「受ける」ことが、そのまま「攻め」の準備になるからです。
さらに驚くべきことに、「瀕死になってから復活した場合」でもカウントは維持されます。これは通常のランクマッチではあまり発生しませんが、「さいきのいのり」などで復活させた場合や、レイドバトルで一度倒れて復活した場合に適用されます。特にレイドバトルでは、倒されても再登場時にいきなり最大火力で殴れるため、復帰後のDPS(時間あたりのダメージ)が落ちないという強烈なメリットになります。
また、連続攻撃技(タネマシンガンなど)を受けた場合、ヒットした回数分だけカウントが進みます。例えば、タネマシンガンが3回当たれば、それだけで威力は+150されます。相手の連続技読みでコノヨザルを投げる動きは、リスクもありますが成功すれば一気に最大火力を手に入れるチャンスとなります。
| 被弾回数 | 技威力 | 仮想敵へのダメージ感(A特化想定) |
|---|---|---|
| 0回 | 50 | 低乱数。身代わりを壊せる程度。 |
| 1回 | 100 | H振りサーフゴーを中乱数1発。 |
| 2回 | 150 | H4振りカイリュー(マルスケ込み)を大きく削る。 |
| 3回 | 200 | 半減の悪タイプでも受け出しが困難になる。 |
| 4回 | 250 | 等倍の物理受けポケモンを確定2発〜1発圏内に。 |
| 6回 | 350 | 半減・高耐久ポケモンすら強引に突破可能。 |
「パンチグローブ」やテラスタルとの相性考察
「ふんどのこぶし」はその名の通りパンチ技であるため、持ち物「パンチグローブ」の効果対象となります。パンチグローブを持たせることで、威力が1.1倍になるだけでなく、「ゴツゴツメット」や「さめはだ」などの接触ダメージを無効化できます。物理受けポケモンはコノヨザル対策としてゴツゴツメットを持っていることが多いため、これを無視して攻撃できるのは大きなアドバンテージです。
テラスタルとの相性については、元のタイプである「ゴースト」テラスタルが最も火力を伸ばせます。威力350のタイプ一致技がさらにテラスタル補正で強化されると、数値受けはほぼ不可能です。一方で、弱点を消すための「ノーマル」や「はがね」、火傷対策の「ほのお」テラスタルも採用価値があります。しかし、最大の強みである火力を押し付ける運用が最もコノヨザルらしさを発揮できるため、基本的にはゴーストテラスタル、または耐性を変えて行動回数(=被弾回数)を稼ぐためのテラスタルが推奨されます。
SV対戦環境アナリストのアドバイス
「相手視点でコノヨザルと対面した際、最も恐れるのは『中途半端な攻撃でコノヨザルを強化してしまうこと』です。そのため、上位勢ほどコノヨザルに対しては一撃必殺や超高火力でワンパンを狙うか、変化技で無力化しようとします。逆に言えば、コノヨザル側はそれを見越して『みがわり』や『ちょうはつ』を合わせることで、安全にターンを稼ぎつつ有利対面を作ることができます。被弾稼ぎは『受動的』な行動に見えますが、実は相手の行動を制限する『能動的』なプレッシャーになっていることを意識してください。」
【ソロレイド】星6最強格!レイド用コノヨザルの育成論と立ち回り
コノヨザルは、ランクマッチだけでなく「テラレイドバトル」、特にソロ攻略において最強クラスの性能を誇ります。星6レイドの多くをソロで攻略可能であり、報酬集めの効率化には欠かせない存在です。ここでは、レイドで「負けない」ための鉄板構成と立ち回りを解説します。
なぜコノヨザルがソロレイドで最強なのか(耐久×火力×回復)
ソロレイドにおいて求められる要素は「耐久力」「火力」「自己回復」の3点です。コノヨザルはこの全てを高水準で満たしています。
- 耐久力:高いHPと「ビルドアップ」による防御上昇により、物理ボスに対しては鉄壁の要塞となります。
- 火力:「ふんどのこぶし」はターン経過と被弾によって勝手に威力が上がり、バリアの上からでもゴリ押し可能な火力を叩き出します。
- 自己回復:「ドレインパンチ」による攻撃と回復の両立、または「かいがらのすず」を持たせて「ふんどのこぶし」で特大ダメージを与えつつ全回復する動きが可能です。
さらに、「ちょうはつ」でボスの厄介な変化技を封じ、「まけんき」でデバフを火力に変換できるため、多くのレイドボスに対して解答を持っています。
確定版:レイド用おすすめ努力値調整と技構成
レイド用コノヨザルは、対戦用とは全く異なる調整が必要です。以下の構成を作成しておけば、物理主体のレイドボスの9割に対応できます。
- 性格:いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
- 特性:まけんき(推奨)または やるき(催眠対策)
- 努力値(基本):H252 A252 B4
- 努力値(対物理特化):H252 B252 A4
- 技構成:
- ふんどのこぶし(必須メインウェポン)
- ドレインパンチ(回復用サブウェポン)
- ビルドアップ(火力・耐久補強)
- ちょうはつ(変化技対策)または イヤなおと(速攻用)
基本的にはHAぶっぱ(HPと攻撃に全振り)で問題ありませんが、星6レイドの強力な物理攻撃を耐え抜くために、HB特化(HPと防御に全振り)の個体も別途用意しておくと盤石です。レイドでは「倒されないこと」が最優先事項であるため、耐久への投資は惜しまないでください。
持ち物の最適解(かいがらのすず vs メトロノーム)
持ち物の選択肢は主に2つですが、安定感を求めるなら「かいがらのすず」一択です。
「かいがらのすず」は、与えたダメージの1/8を回復するアイテムです。「ふんどのこぶし」の威力が350に達したコノヨザルが攻撃すれば、凄まじいダメージが入るため、HPが瀕死寸前でも一撃で満タン近くまで回復できます。これにより、回復応援を使わずに攻撃し続けることが可能になります。
「メトロノーム」は同じ技を使い続けると威力が上がるアイテムで、最大火力を追求するなら選択肢に入りますが、回復手段を「ドレインパンチ」に依存することになります。ゴースト弱点のボスなど、ドレインパンチ(格闘)が通りにくい相手には回復が追いつかなくなるため、汎用性では「かいがらのすず」に軍配が上がります。
【実践フロー】バリア展開前後の立ち回りと「ちょうはつ」のタイミング
実際のレイドバトルでの行動手順をフロー化しました。何も考えずに攻撃するのではなく、ボスの行動に合わせた立ち回りが重要です。
レイドバトル行動手順フロー(初手~バリア破壊~フィニッシュ)
- 開幕(ターン1):
- 相手が変化技(あくび、積み技など)を使うポケモンの場合 → 「ちょうはつ」
- 物理攻撃が痛い場合 → 「ビルドアップ」
- 序盤(ターン2~3):
- HPに余裕があるなら「ビルドアップ」を1~2回積む。
- HPが減ってきたら「ドレインパンチ」で回復しつつテラスタルオーブを溜める。
- この段階で「ふんどのこぶし」の被弾カウントを稼ぐ。
- 中盤(バリア展開):
- テラスタルが可能になったら即座にテラスタル(ゴースト推奨)。
- ここからは「ふんどのこぶし」連打モードに移行。
- 相手の攻撃を受けて威力が上がっているため、バリアの上からでもゴリゴリ削れる。
- HPが危なくなったら、かいがらのすず回復を信じて攻撃するか、応援「癒しのエール」を挟む。
- 終盤(ステータスリセット後):
- ボスが「味方のステータス変化をかき消す」を使ってきた場合、ビルドアップの効果が消えるので注意。
- 余裕があれば再度ビルドアップを積むか、そのまま「ふんどのこぶし」で押し切る。被弾カウントによる威力上昇はリセットされないので、火力は維持されている。
レイド攻略研究家のアドバイス
「野良マルチレイドに参加する際、味方に『はらだいこ』を使うマリルリやテツノカイナがいる場合は注意が必要です。彼らは短期決戦を狙いますが、コノヨザルはスロースターターです。連携が取れないと、ボスがバリアを張った後にコノヨザルが本領発揮する形になり、噛み合わないことがあります。マルチでは味方のサポート(挑発や応援)を意識し、自分が主役になろうとしすぎないことがクリア率アップの秘訣です。逆にソロであれば、自分のペースで被弾を稼げるコノヨザルは最強のパートナーになります。」
【ランクマ】型1:環境適応型「起点作成ステロ」コノヨザル
ここからは対戦(ランクマッチ)向けの育成論です。まずは、初心者から上級者まで幅広く使われている「起点作成型」を紹介します。先発性能が高く、どんな相手にも最低限の仕事をこなせる安定感が魅力です。
役割:高い対面性能で場を荒らし、後続のエースを通す
この型の主な役割は、初手に繰り出し、「ステルスロック」を撒いて相手の後続に定数ダメージを与える準備をすることです。しかし、一般的な起点作成ポケモン(カバルドンやラグラージなど)と異なるのは、コノヨザル自身が高い対面性能を持っている点です。
相手はコノヨザルの高火力を警戒して守りの行動を取らざるを得ないことが多く、その隙にステロを撒いたり、「ちょうはつ」で相手の展開を阻害したりできます。また、不利な対面でも「がんせきふうじ」で素早さを下げて退場することで、後続のエースポケモンが上から攻撃できる状況を作り出せます。
技構成と持ち物(ステルスロック / がんせきふうじ / ちょうはつ / きあいのタスキ)
- 持ち物:きあいのタスキ
- 行動保証を得るために必須。どんな高火力攻撃も1回耐えて、ステロや岩石封じを確実に遂行します。
- 技構成:
- ステルスロック:採用理由。サイクル戦を有利にする設置技。
- がんせきふうじ:S操作技。相手のSを1段階下げて、後続のサポートをする。
- ちょうはつ:相手のステロ、積み技、回復を封じる。S90族からの挑発は多くの耐久ポケモンに刺さります。
- ふんどのこぶし or インファイト:攻撃技。削りを入れるため。ふんどのこぶしはタスキで耐えて殴り返す際に威力100以上が出るため強力。
努力値調整案:最速90族抜きと耐久ライン
- 性格:ようき(素早さ↑ 特攻↓)
- 努力値:A252 S252 H4(またはASベースで微調整)
- 調整意図:
- Sライン:最速(実数値156)。これは最速90族(ルカリオ等)と同速であり、準速100族(ボーマンダ等)を抜けるラインです。特に同族対決や、環境に多いサーフゴー(S84族)の上から「ちょうはつ」や「ふんどのこぶし」を撃つために最速が推奨されます。
- Aライン:全振り。起点作成といえども、相手に圧力をかけるために火力は削れません。
苦手な対面と「引くべき」判断基準
苦手なのは「連続技」を持つポケモン(イッカネズミ、キノガッサ等)や、タスキを貫通する手段を持つ相手です。また、ドラパルトのような高速ゴーストタイプには、上から動かれて仕事をさせてもらえない場合があります。
基本的にタスキ型は「引かない(死に出しで後続に繋ぐ)」ことが前提ですが、相手が明らかに「こだわりスカーフ」を持っていると判断できた場合や、ステロを撒くよりもコノヨザルを残しておいたほうが後半の詰め筋になると判断した場合は、素直に引く勇気も必要です。
現役ランクマッチ・マスターのアドバイス
「初手でサーフゴーやカイリューと対面した時が腕の見せ所です。サーフゴー対面では、相手は『でんじは』や『トリック』を撃ちたいはずなので、上から『ちょうはつ』を撃つか、ゴースト技読みでテラスタルを切るかの択になります。カイリュー対面では、初手から『りゅうのまい』を積んでくることが多いので、『ちょうはつ』が安定択になりやすいです。コノヨザルは『何をしてくるかわからない』という情報アドバンテージを持っているので、相手の安易な行動を咎める動きを意識しましょう。」
【ランクマ】型2:意表を突く「スカーフ命がけ」コノヨザル
次に紹介するのは、相手の計算を根底から崩壊させる「こだわりスカーフ」型です。特に「いのちがけ」という技を主軸に据えたこの型は、受けループや厄介な耐久ポケモンを強制的に排除する役割を持ちます。
役割:受けループ破壊と高速アタッカーの機能停止
「いのちがけ」は、自分の残りHP分のダメージを相手に与え、自分は瀕死になるという技です。コノヨザルの高いHP種族値を活かし、H振りのコノヨザル(実数値217)がこの技を使えば、HP実数値216以下のポケモンは問答無用で即死します。
こだわりスカーフを持たせることで、ドラパルトやハバタクカミといった高速アタッカーの上を取り、何もさせずに1:1交換、あるいはそれ以上のアドバンテージを取ることができます。特に、対策が難しい「受けループ」の物理受けを強制的に持っていける点は唯一無二の強みです。
技構成:いのちがけ / インファイト / トンボがえり / ふんどのこぶし
- 技構成:
- いのちがけ:コンセプト技。HP管理が命。
- インファイト:高火力一致技。「いのちがけ」が通らないゴーストタイプへの打点。
- トンボがえり:不利対面でのサイクル回しや、スカーフ判定に使います。
- ふんどのこぶし:終盤に残った場合の詰め筋として。
H252振り必須!「いのちがけ」で倒せる主要ポケモンリスト
この型の肝は「HP調整」です。H252振り(個体値31)で実数値は217になります。これよりHPが低いポケモンは一撃です。
| ポケモン | 一般的なHP実数値 | 判定(H217コノヨザル) |
|---|---|---|
| カイリュー(H252) | 198 | 確定1発(マルスケ貫通) |
| ガブリアス(H252) | 215 | 確定1発(ギリギリ倒せる) |
| サーフゴー(H252) | 194 | 確定1発 |
| ハバタクカミ(H4) | 131 | 確定1発 |
| ヘイラッシャ(H252) | 257 | 耐えられる(倒せない) |
| ディンルー(H252) | 262 | 耐えられる(倒せない) |
注意点として、相手もHPに努力値を振っている場合、カバルドン(H252で215)などは乱数や個体値次第で耐えられる可能性があります。しかし、環境に多いアタッカーや中耐久ポケモンはほぼすべて射程圏内です。
テラスタルを切るべきか?スカーフ型の運用注意点
スカーフ型では基本的にテラスタルは切りません。1:1交換が主目的だからです。ただし、相手が「ゴーストテラスタル」を切って「いのちがけ」を透かしてくる可能性がある場合、こちらも行動を変える必要があります。
運用上の最大の注意点は、「いのちがけ」はゴーストタイプには無効であることです。相手のパーティにゴーストタイプ(サーフゴー、ミミッキュ、ドラパルト等)が多い場合、安易に「いのちがけ」を選択すると無償降臨を許してしまいます。選出画面で相手のゴースト枠を確認し、技の通りを見極める選球眼が求められます。
SV対戦環境アナリストのアドバイス
「スカーフ型が機能しなくなる典型パターンは、選出画面で相手の『タスキ持ち』や『ゴーストタイプ』を見落とすことです。特にキノガッサやパオジアンなど、タスキ所有率が高いポケモンに対して『いのちがけ』を撃つと、HP1で耐えられてしまい、こちらは瀕死という最悪のディスアドバンテージを負います。相手の持ち物を推測し、タスキの可能性が高いなら『トンボがえり』で様子を見るなど、柔軟な思考が必要です。」
【ランクマ】型3:詰ませ性能特化「ビルドレイン」コノヨザル
最後に紹介するのは、上級者向けの「ビルドレイン」型です。サイクル戦の中で有利対面を作り、積み技を使って要塞化、そのまま全抜きを狙うエース運用です。
役割:物理受けを起点にして全抜きを狙うエース
相手の低火力ポケモンや物理受け(キョジオーン、ヘイラッシャ等)に対して繰り出し、「ビルドアップ」で攻撃と防御を同時に上げます。相手が慌てて攻撃してきても、上がった防御で耐え、「ドレインパンチ」で回復。その過程で「ふんどのこぶし」の威力が溜まっていき、最終的には誰も止められない怪物となります。
技構成:ビルドアップ / ドレインパンチ / ふんどのこぶし / みがわりorちょうはつ
- 持ち物:たべのこし(推奨)または オボンのみ
- 居座り性能を高めるため、毎ターン回復する「たべのこし」がベストマッチです。
- 技構成:
- ビルドアップ:コンセプト技。
- ドレインパンチ:場持ちを良くする回復ソース。
- ふんどのこぶし:決定打。
- みがわり or ちょうはつ:状態異常対策。「みがわり」は塩漬けやあくび対策に有効。「ちょうはつ」は回復技封じに。
努力値調整のキモ:Sラインをどこまで伸ばすか(準速サーフゴー抜き等)
- 性格:ようき(素早さ↑ 特攻↓)または いじっぱり
- 努力値:H236 A4 B4 D12 S252(一例)
- 調整意図:
- S調整:この型ではS調整が勝負を分けます。耐久に厚く振りたいところですが、環境に多い「準速サーフゴー(S実数値136)」や「最速キノガッサ(S実数値134)」を抜いておくと、上から「みがわり」や「ちょうはつ」を撃てるため、状態異常を拒否して起点にできます。最低でも最速70族抜き(実数値135以上)は確保したいところです。
- 耐久調整:Hは16n+1(残飯回復効率最大)や16n-1(定数ダメージ最小)などを意識して調整します。
相性の良い味方ポケモン(クッション役・壁張り役)
この型は積む隙を作る必要があるため、サポート役との連携が重要です。
- オーロンゲ:「リフレクター」「ひかりのかべ」を張ることで、コノヨザルの耐久を疑似的に2倍にし、安全にビルドアップを積むことができます。
- モロバレル:「キノコのほうし」で相手を眠らせたり、クッションとして攻撃を受けたりすることで、コノヨザルの無償降臨をサポートします。
現役ランクマッチ・マスターのアドバイス
「ビルドレイン型の最大の敵は『アンコール』を持つポケモン(カイリュー、テツノツツミ等)です。ビルドアップを積んだ瞬間にアンコールされると、ビルドアップしか出せなくなり機能停止します。相手にアンコール持ちがいそうな場合は、安易に積まずに攻撃技を選択するか、一度引いて様子を見る慎重さが求められます。逆に、アンコールさえケアできれば、物理環境の現環境では無類の強さを発揮します。」
コノヨザル対策とメタゲーム:敵に回した時の対処法
自分が使うだけでなく、相手に使われた時の対策を知っておくことは、コノヨザルの理解を深める上で不可欠です。ランクマッチでコノヨザルにボコボコにされないための知識を共有します。
コノヨザルに絶対にしてはいけない行動(中途半端な攻撃)
最もやってはいけないのは、「倒しきれない中途半端な攻撃を繰り返すこと」です。威力60~80程度の技でちまちま削ろうとすると、「ふんどのこぶし」の威力を献上するだけになります。特に、低火力の受けポケモン(ドヒドイデなど)で対面してしまった場合は、攻撃せずに即座に引くか、一撃必殺技などの解決策を持つポケモンに交代すべきです。
有効な対策ポケモン(フェアリータイプ、一撃必殺、高火力特殊アタッカー)
- フェアリータイプ(ハバタクカミ、ミミッキュ):
コノヨザルのメインウェポンである格闘・ゴーストの両方を半減以下にできるわけではありませんが(ゴーストは等倍)、高火力の「ムーンフォース」でDの低いコノヨザルを上から叩けます。特にハバタクカミは天敵です。 - 一撃必殺技(ヘイラッシャ、パオジアン):
「じわれ」や「ぜったいれいど」は、被弾カウントに関係なく処理できるため有効です。ただし、飛行テラスタルや「みがわり」には注意。 - 高火力特殊アタッカー(テツノツツミ、イーユイ):
コノヨザルは物理耐久に比べて特殊耐久は並程度です。特殊アタッカーの高火力技なら、ビルドアップを積まれていても突破しやすいです。
状態異常(やけど・ねむり)による機能停止
物理アタッカーの宿命として「やけど」には弱いです。鬼火を持つロトムやラウドボーンは有効な対策になります。ただし、特性「やるき」の場合は「ねむり」が無効なので、キノガッサやモロバレルで対策しようとする際は、相手の特性発動アナウンスを見逃さないようにしましょう。
よくある質問 (FAQ)
最後に、コノヨザル育成においてよく寄せられる疑問をQ&A形式で解消します。
Q. 特性は「まけんき」と「やるき」どっちがいい?
A. 基本は「まけんき」推奨です。
現環境には「いかく」持ちや、「こごえるかぜ」「がんせきふうじ」などのS操作技が多いため、発動機会が非常に多いです。Aが2段階上昇すれば、そのままゲームエンド級の火力になります。「やるき」は、カバルドンやキノガッサ入りの構築を重く見る場合や、レイドで「あくび」を使うボス対策としてピンポイントで採用します。
Q. レイドでドレインパンチの回復量が足りない時は?
A. 「メトロノーム」ではなく「かいがらのすず」を持ちましょう。
または、努力値を防御(B)に厚く振って被ダメージを減らすか、味方の「防御の応援」を待ちます。それでも間に合わない場合は、一度「ふんどのこぶし」で特大ダメージを与えて(かいがらのすず効果で)一気に回復する勇気も必要です。
Q. 色違いの厳選方法は?
A. サンドウィッチでの遭遇パワー厳選が効率的です。
ゴーストまたは格闘タイプの「かがやきパワーLv3」「そうぐうパワーLv3」を発動させ、北2番エリアなどの竹林や、オコリザルが群れで出現するポイントで探します。コノヨザルの色違いは青みがかった色をしており、比較的見分けやすいです。
Q. 「しんかのきせき」オコリザルとの差別化は?
A. 火力と技の最大値が違います。
輝石オコリザルは確かに硬いですが、コノヨザルには威力350の「ふんどのこぶし」があります。この圧倒的な火力指数こそがコノヨザルのアイデンティティであり、輝石オコリザルには真似できない点です。サイクル戦での圧力という点ではコノヨザルに軍配が上がります。
まとめ:自分に合ったコノヨザルを育成して勝利を掴もう
コノヨザルは、育成次第で「起点作成」「スカーフ奇襲」「積みエース」「レイド要員」と、全く異なる役割をこなせる可能性の塊のようなポケモンです。Wikiのテンプレをそのまま使うのではなく、「自分がどの役割で使いたいか」を明確にし、それに合わせた調整を施すことで、あなたの最強のパートナーとなるでしょう。
最後に、コノヨザルを運用するためのチェックリストをまとめました。実戦投入前の最終確認に活用してください。
コノヨザル育成・運用チェックリスト
- [ ] 進化時、「ふんどのこぶし」のPP切れ対策はしたか?
- [ ] レイド用個体はH252振りをベースに、性格を「いじっぱり」にしたか?
- [ ] ランクマ用個体のSラインは、仮想敵(サーフゴー等)を抜ける設定になっているか?
- [ ] 「ふんどのこぶし」の被弾カウント仕様(交代しても継続)を理解しているか?
- [ ] 選出画面で相手のゴーストタイプやフェアリータイプを確認し、技の通りをイメージしたか?
対戦環境アナリストのアドバイス
「これからの環境でも、コノヨザルは間違いなくTier1~Tier2に残り続けるでしょう。なぜなら『攻撃を受けると強くなる』というメカニズム自体が、対戦ゲームにおいてあまりにも強力だからです。流行りの型は時期によって変わりますが、本質的な強さは変わりません。ぜひ、この記事を参考にあなただけの調整を見つけ、ランクマッチの荒波を『ふんどのこぶし』で切り開いてください!」
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