ポケットモンスターSV(スカーレット・バイオレット)の対戦環境において、登場初期から現在に至るまで使用率トップクラスを維持し続けている「サーフゴー」。その強さは、優秀なタイプ耐性、唯一無二の特性「おうごんのからだ」、そして超高火力の専用技「ゴールドラッシュ」に支えられています。
しかし、ランクマッチで実際に勝ち続けるためには、単に「強いポケモン」を使うだけでは不十分です。特にサーフゴーは、環境の中心にいるがゆえに相手からのマークも厳しく、適切な「素早さ(S)調整」や「役割に応じた型の選択」ができていなければ、本来の性能を発揮できずに倒されてしまうことも少なくありません。
本記事では、ランクマッチで最終3桁順位を複数回達成している現役プレイヤーの視点から、Wikiのテンプレート情報だけでは見えてこない「実戦で勝てるサーフゴー」の育成論を徹底解説します。進化に必要なコイン集めの効率ルートから、1ポイント単位でこだわった努力値調整の意図まで、勝利に必要な情報を網羅しました。
この記事でわかること
- 現役ランカーが推奨する「勝てるサーフゴー」の主要3型と具体的な立ち回り
- Wikiには載っていない詳細なSライン調整(素早さ実数値)と耐久調整の目安
- コレクレーのコイン999枚を最短で集める効率ルートと進化の基礎知識
これからサーフゴーを育成する方も、すでに使っているが勝率が伸び悩んでいる方も、この記事を読み終える頃には「自分のパーティに最適なサーフゴー」が明確に見えているはずです。
サーフゴーの基礎知識と効率的な進化方法
まずは、サーフゴーを育成する上で避けては通れない「進化条件」と、対戦ポケモンとしての「基礎スペック」について解説します。特に進化に必要な「コレクレーのコイン」集めは、多くのプレイヤーがハードルに感じる部分ですが、効率的なルートを知っていれば決して苦行ではありません。
コレクレーからの進化条件と「コイン999枚」のルール
サーフゴーへの進化条件は、他のポケモンとは一線を画す特殊なものです。進化前である「コレクレー」をレベルアップさせる際に、バッグの中に「コレクレーのコイン」が999枚ある状態でなければ進化しません。進化するとコイン999枚は消費され、0枚になります。
この仕様のため、2体目、3体目のサーフゴー(例えば、攻撃的なメガネ型とは別に、耐久型の個体を持ちたい場合など)を育成するには、再びコインを999枚集め直す必要があります。ランクマッチで環境に合わせて型を使い分けたい場合、複数のサーフゴーを所持しておくことは非常に大きなアドバンテージとなるため、日頃からコインを集める習慣をつけておくことが重要です。
【動画/マップ付き】最短30分?コインを効率よく集める周回ルート
コインを効率よく集めるには、マップ各地に点在する「物見の塔」や特定の看板の上にいる「箱フォルム」のコレクレーを倒す(または捕獲する)のが基本です。箱フォルムからは一度に10枚〜777枚(確率は低いが大量入手も可)のコインが手に入ります。一方、各地に隠れている「徒歩フォルム」からは1枚〜数枚しか手に入らないため、効率を重視するなら箱フォルムの周回が必須です。
以下に、ファストトラベルを利用して短時間で巡回できるおすすめルートを表にまとめました。これらはリポップ(再出現)の可能性が高く、アクセスが良い場所です。
| 優先度 | 場所・エリア | 特徴・アクセスの良さ |
|---|---|---|
| 最優先 | オージャの湖・各小島の塔 | オージャの湖には複数の物見の塔があり、水上移動ですぐにアクセス可能。レベルも高めでドロップが安定しやすい。 |
| 高 | ロースト砂漠・物見の塔 | 砂漠エリアは見通しが良く、ファストトラベルポイントから塔までの距離が近い。 |
| 高 | 南3番エリア・物見の塔 | 序盤エリアだがアクセス良好。ついでに周辺の徒歩フォルムも回収しやすい。 |
| 中 | ナッペ山・雪山の廃墟 | 少し移動が手間だが、見落としがちなポイント。他のプレイヤーと取り合いになりにくい(マルチプレイ時)。 |
箱フォルムのコレクレーは、倒したり捕まえたりした後、日付が変わると一定確率で復活します。毎日すべての塔を回る必要はありませんが、「レイドバトルの結晶回収」のついでに、近くの塔をチェックするルーティンを作ると、気づけば999枚溜まっていることが多いです。
サーフゴーの種族値・タイプ相性データ一覧
サーフゴーが対戦環境でトップメタであり続ける理由は、その無駄のない種族値配分と、極めて優秀なタイプ耐性にあります。
種族値データ
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 87 | 60 | 95 | 133 | 91 | 84 | 550 |
特攻(C)133は、伝説ポケモンにも匹敵する数値であり、等倍相手でも凄まじい負荷をかけられます。防御(B)95、特防(D)91と耐久水準も高く、HPに努力値を振るだけで、生半可な弱点攻撃なら耐えてしまうタフさを持っています。素早さ(S)84は「激戦区」と呼ばれるラインで、ここをどう調整するかがトレーナーの腕の見せ所です。
タイプ相性(はがね・ゴースト)
- 無効(ダメージ0): ノーマル、かくとう、どく
- 半減以下(ダメージ激減): ひこう、いわ、むし、はがね、くさ、エスパー、こおり、ドラゴン、フェアリー
- 弱点(ダメージ2倍): じめん、ゴースト、ほのお、あく
特筆すべきは、無効タイプが3つ、半減タイプが9つもあるという驚異的な耐性です。合計12タイプもの攻撃を半減以下に抑えられるため、相手の攻撃を受け出し(後出し)しやすく、サイクル戦において非常に安定したクッション兼アタッカーとして機能します。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「ランクマッチで勝ちたいなら、サーフゴーは最低でも2体、できれば3体育成しておくことを強く推奨します。型を変えるたびに努力値をリセットしたり技マシンを消費するのは、リソースの無駄遣いだけでなく、『あの型も試したいけど面倒だからいいや』という思考停止を招きます。日々のレイド巡回と合わせて箱フォルムをチェックし、常にコインのストックを持っておくことが、環境の変化に即応するための第一歩です。」
なぜ環境トップなのか?特性「おうごんのからだ」と専用技の強み
サーフゴーが「最強」と評される最大の要因は、種族値以上にその特性と専用技にあります。これらを深く理解することで、「どのタイミングでサーフゴーを出すべきか」「相手は何を嫌がっているのか」が見えてきます。
変化技無効!「おうごんのからだ」が対戦環境に刺さる理由
特性「おうごんのからだ」は、「相手の変化技を受けない」というシンプルかつ強力無比な効果を持っています。これが現在の対戦環境において、どれほどの影響力を持っているか、具体例を挙げて解説します。
- 状態異常技の無効化: 「でんじは」「おにび」「どくどく」「キノコのほうし」などが一切効きません。これにより、キノガッサやモロバレルといった「催眠対策」をサーフゴー1体で完結させることができます。
- 起点作成の阻止: カバルドンやラグラージなどの「あくび」「ステルスロック(※ステロ自体は場に出るが、ふきとばし等は無効)」「ほえる」といった展開阻害技が無効です。あくびループを断ち切れるのは、サイクル戦において計り知れないメリットです。
- トリックの拒否: こだわりアイテムを押し付ける「トリック」や「すりかえ」も無効化します。相手のギミックを崩壊させ、こちらのペースを維持できます。
このように、本来なら対策必須の厄介な戦術を、サーフゴーは「場にいるだけ」で否定してしまいます。相手視点では「変化技を撃ちたいが、サーフゴーに交代されたら無駄ターンになる」という強烈なプレッシャーがかかるため、読み合いにおいて常に優位に立てるのです。
威力120のぶっ壊れ技「ゴールドラッシュ」の火力指数
専用技「ゴールドラッシュ」は、威力120、命中100のはがね特殊技です。使用後に自分の特攻が1段階下がるというデメリットはありますが、その火力は破格です。
例えば、特攻特化(C252性格補正あり)のこだわりメガネ持ちサーフゴーが放つゴールドラッシュの火力指数は、半減で受けに来たポケモンすら強引に削るほどの数値を叩き出します。鋼タイプは攻撃範囲も優秀で、フェアリータイプ(ハバタクカミ等)への遂行速度が速いのも魅力です。デメリットの特攻ダウンも、交代すれば元に戻るため、サイクル戦を行う上ではそこまで気になりません。
サブウェポンと補助技の豊富さ
メインウェポン以外も非常に優秀です。
- シャドーボール: 安定したゴースト技。鋼技との補完が良く、両方を半減できるポケモンは非常に少ないです。
- じこさいせい: 高い耐久と合わせて、相手の攻撃を受け流しながら回復できます。
- わるだくみ: 特攻を2段階上昇させる積み技。受けポケモンに対してこれを積めば、一気に全抜きエースへと変貌します。
- トリック: 自分がこだわりスカーフやメガネを持っている場合、それを受けポケモンに押し付けて機能を停止させることができます。「おうごんのからだ」で相手のトリックは無効にしつつ、自分はトリックを通せるのが理不尽なまでの強みです。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「特性『おうごんのからだ』を活かす最大のコツは、相手の補助技読みでの『後出し』です。例えば、カバルドン対面で相手が『あくび』を選択しそうなターンにサーフゴーを投げれば、無傷で降臨しつつ1ターン分の爆アドバンテージを得られます。ただし、上位帯ではそれを見越して『じしん』を撃ってくるプレイヤーもいます。相手の構築やプレイスタイルから、リスクとリターンを天秤にかける判断力が問われます。」
【決定版】ランクマで勝てるサーフゴーの育成論・主要3型
ここからは、実際にランクマッチで結果を残している、勝率の高いサーフゴーの主要な3つの型を紹介します。それぞれの型には明確な役割(コンセプト)があり、自分のパーティに何が足りないかによって選択すべき型が変わります。
①こだわりスカーフ型:高速アタッカー兼トリック始動要員
コンセプト: 相手の計算を狂わせる奇襲と、受けループ崩し。
サーフゴーの素早さ種族値84は、決して遅くはありませんが、環境トップのハバタクカミ(135)やテツノツツミ(136)には遠く及びません。しかし、こだわりスカーフを持たせることでこれらを上から叩くことが可能になります。また、受けループなどの低速サイクルに対しては「トリック」でスカーフを押し付け、機能停止を狙う動きも強力です。
この型の強み:
- 本来不利な高速アタッカー(ハバタクカミ、パオジアン等)に対し、上からゴールドラッシュ等で致命傷を与えられる。
- 終盤のスイーパー(削れた相手を一掃する役)として非常に優秀。
- 変化技主体の受けポケモンを「トリック」で完封できる。
| 性格 | おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓) |
|---|---|
| 特性 | おうごんのからだ |
| 持ち物 | こだわりスカーフ |
| 努力値 | C252 S252 B4 |
| 確定技 | ゴールドラッシュ / シャドーボール / トリック |
| 選択技 | きあいだま / じこさいせい / わるだくみ |
| テラス | はがね(火力増強) / ひこう(地面対策) |
立ち回りのポイント:
初手に出して奇襲をかけるか、死に出しから全抜きを狙います。相手のスカーフ持ち(イーユイ等)には注意が必要ですが、環境に多いドラパルトやハバタクカミの上を取れる安心感は絶大です。
②こだわりメガネ型:サイクル崩壊を狙う超火力アタッカー
コンセプト: 半減でも受け出しを許さない圧倒的火力。
こだわりメガネで特攻を1.5倍にし、サイクル戦において相手の受け出しを許さない破壊力を押し付ける型です。有利対面を作って「ゴールドラッシュ」や「シャドーボール」を撃っているだけで、相手のパーティが半壊することもしばしばあります。
この型の強み:
- H振りカイリューですら、マルチスケイル込みで「ゴールドラッシュ」で確定2発、ステロ込みなら乱数で倒せるほどの火力。
- 受けに来たヘイラッシャやキョジオーンなどの物理受けを、特殊火力で粉砕できる。
- 「トリック」も採用可能で、崩しの手段が豊富。
| 性格 | ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓) または おくびょう |
|---|---|
| 特性 | おうごんのからだ |
| 持ち物 | こだわりメガネ |
| 努力値 | H244 C252 S12(またはS調整) |
| 確定技 | ゴールドラッシュ / シャドーボール |
| 選択技 | トリック / 10まんボルト / パワージェム / きあいだま / サイコショック |
| テラス | はがね(超火力) / ノーマル(対ゴースト) |
立ち回りのポイント:
基本的にはサイクル戦の中で有利対面を作り、高火力技を押し付けます。ただし、技が固定されるため、相手の地面タイプや悪タイプへの交代を読んだ技選択が重要です。読み勝てば1ターンで試合が決まることもあります。
③おんみつマント/たべのこし型:耐久振りわるだくみエース
コンセプト: キョジオーンやドヒドイデなどの受けポケモンを起点にする。
火力や素早さではなく、耐久に厚く努力値を振ることで、場持ちを良くした型です。「わるだくみ」を積んで火力を上げ、相手を詰ませることを狙います。「おんみつマント」を持たせればキョジオーンの「しおづけ」の追加効果を防げ、「たべのこし」なら長期戦に強くなります。
この型の強み:
- キョジオーン、ドヒドイデ、モロバレルなどの「受けポケモン」に対して圧倒的に強い。
- 「じこさいせい」があるため、物理アタッカー相手でも数値受けしながら起点にできる場合がある。
- 相手がスカーフやメガネを警戒して受けに回ったところを、逆にカモにできる。
| 性格 | ずぶとい(防御↑ 攻撃↓) |
|---|---|
| 特性 | おうごんのからだ |
| 持ち物 | おんみつマント / たべのこし / ゴツゴツメット |
| 努力値 | H244 B236 S28(調整例) |
| 確定技 | シャドーボール / わるだくみ / じこさいせい |
| 選択技 | ゴールドラッシュ / ラスターカノン / 10まんボルト |
| テラス | ひこう(地面無効) / みず(炎・氷半減) / フェアリー(悪半減) |
立ち回りのポイント:
物理アタッカーや受けポケモンの前で「わるだくみ」を積み、要塞化します。素早さは遅めなので、上からの高火力弱点技には注意が必要ですが、テラスタルを切ることで無理やり耐えて反撃する動きも強力です。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「『今の環境ならどの型がおすすめですか?』とよく聞かれますが、現時点のメタ(流行)を考えると、初心者には扱いやすい『こだわりスカーフ型』を推します。ハバタクカミやパオジアンといった高速低耐久アタッカーが多い環境では、上から一撃で縛れる性能が腐りにくいからです。逆に、自分が受けループに苦戦しているなら『隠密マント型』、火力不足を感じているなら『メガネ型』と、自分のパーティの弱点を補う形で採用するのが正解です。」
脱・初心者!勝率を分ける「素早さ(S)調整」と「耐久ライン」の思考法
ここが本記事の最重要パートです。Wikiに載っている「ぶっぱ(252振り)」だけで戦っていませんか? ランクマッチの上位帯では、1ポイント単位の調整が勝敗を分けます。「なぜその数値にするのか」という意図を理解することで、対戦中のダメージ感覚が劇的に鋭くなります。
【S調整表】どこまで抜く?激戦区84族の素早さライン考察
サーフゴーの素早さ種族値84は、カイリュー(80)、セグレイブ(87)、ガブリアス(102)などがひしめく激戦区の周辺に位置しています。自分のサーフゴーが誰を抜けるのかを把握しておくことは必須です。
以下に、調整の目安となるSライン(実数値)をまとめました。レベル50時の実数値です。
| 実数値 | 努力値目安(補正無) | 抜ける相手・調整意図 |
|---|---|---|
| 149 | 252(最速)※補正有 | 最速サーフゴー。準速ミミッキュ(148)抜き。同速勝負で50%勝ちを狙うなら必須。 |
| 136 | 252(準速) | 準速サーフゴー。最速キノガッサ(134)を確実に抜けるライン。 |
| 127 | 180 | 準速セグレイブ(139)を抜けないが、無振りチオンジェンなどを意識。 |
| 123 | 148 | 準速キノガッサ(122)抜き。耐久型でも最低限確保したいライン。 |
| 113 | 68 | 最速ガチグマ(102)抜き抜きなど。S-1状態の最速100族抜き調整。 |
| 105 | 4 | 無振りサーフゴー(104)抜き。同族意識の最低ライン。 |
特に重要なのは、「準速キノガッサ抜き(実数値123)」と「準速カイリュー抜き(実数値132)」のラインです。耐久型であっても、ここを意識してSに振ることで、相手の行動前に「みがわり」や「わるだくみ」を通せる確率が格段に上がります。
【耐久調整】ハバタクカミ・カイリュー対面を意識した配分
耐久調整をする場合、「なんとなくHぶっぱ」ではなく、環境に多いポケモンの攻撃を「確定耐え」するように調整するのがプロの思考です。
① 対ハバタクカミ(特殊耐久・HDライン)
C特化ハバタクカミの「シャドーボール」は、H252振りだけでは乱数(約50%)で落ちてしまうことがあります。これを確定で耐えるには、H244 D12 程度の配分が必要です。対面で一発耐えて返しの攻撃で倒す算段なら、この調整は必須級です。
② 対カイリュー(物理耐久・HBライン)
A特化カイリューの「じしん」は、弱点のため致命傷になります。しかし、HB特化(H252 B252↑)に近い調整を施すことで、テラスタルを切らずとも耐える可能性が出てきます。また、こだわっていないカイリューの「じしん」を耐えて「わるだくみ」を積む、といった強気なプレイングも可能になります。
ダメージ計算の実例:確定数が変わる境界線を知る
具体的なダメージ計算を見て、調整の重要性を実感してください。
▼詳細なダメージ計算リストを展開(クリックで表示)
※すべて理想個体(31-31-31-31-31-31)を想定。
【被ダメージ】(耐久側の視点)
- vs C252 ハバタクカミ「シャドーボール」
- H252 D4 サーフゴー:ダメージ 162~192 (83.5~98.9%) 確定耐え
- H0 D0 サーフゴー:ダメージ 162~192 (100.0~118.5%) 確定1発(即死)
- vs A252 ガブリアス「じしん」
- H252 B252↑(補正あり) サーフゴー:ダメージ 134~162 (69.0~83.5%) 確定2発
- H252 B4 サーフゴー:ダメージ 186~222 (95.8~114.4%) 乱数1発 (75.0%)
【与ダメージ】(攻撃側の視点)
- C252 サーフゴー「ゴールドラッシュ」
- vs H4 ハバタクカミ:ダメージ 180~212 (137.4~161.8%) 確定1発
- vs H252 カイリュー(マルスケ有):ダメージ 66~78 (33.3~39.3%) 確定3発
- vs H252 カイリュー(マルスケ無):ダメージ 132~156 (66.6~78.7%) 確定2発
このように、努力値の振り方ひとつで「耐えるか死ぬか」「倒せるか倒せないか」が明確に変わります。自分のパーティが重い相手を想定し、その相手に勝てる調整を施すのが、オリジナル調整への第一歩です。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「調整とは『仮想敵』を決める作業です。全ての敵に勝てる万能な調整は存在しません。『自分のパーティはハバタクカミが重いから、対面で勝てるようにHD調整にしよう』『受けループを崩したいから、火力は削ってでもSを伸ばして挑発を入れよう』といった具合に、パーティの穴を埋めるパズルのピースとしてサーフゴーをカスタマイズしてください。」
サーフゴーの対策と苦手なポケモン
自分が使うときは最強に見えるサーフゴーも、相手に使われると厄介極まりないポケモンです。また、自分が使う際には「絶対に相手にしてはいけない天敵」を把握しておく必要があります。
サーフゴーをカモにする「天敵」リスト
以下のポケモンが相手のパーティにいる場合、サーフゴーの選出は慎重になるか、テラスタルによる切り返しを前提にする必要があります。
- イーユイ: 特殊耐久が高く、こちらの攻撃が通りにくい上に、相手からは一致「オーバーヒート」や「あくのはどう」でワンパンされます。素早さでも負けているため、スカーフ型以外では対面不利です。
- トドロクツキ / ディンルー: 悪タイプ複合でゴースト技を半減以下にしつつ、高火力の悪・地面技を撃ってきます。特にディンルーは耐久が異常に高く、ゴールドラッシュ程度ではびくともしません。
- とつげきチョッキ持ち(テツノカイナ等): 特殊耐久を底上げされたポケモンには、サーフゴーの攻撃が通りにくく、撃ち負ける可能性が高いです。
テラスタルによる切り返しと対策の対策
苦手な相手に対しても、テラスタルを切ることで一気に形勢逆転できるのがSVの面白いところです。
- ひこうテラスタル: ガブリアスやディンルーの「じしん」を透かして、反撃に転じることができます。
- ノーマルテラスタル: ハバタクカミやミミッキュの「シャドーボール」「シャドークロー」を無効化し、一方的に攻撃できます。
- みずテラスタル: 炎技(イーユイ等)と氷技(パオジアン等)の両方を半減にできる優秀な防御テラスです。
逆に、相手のサーフゴーを対策する場合は、「あく・じめんタイプ」のポケモンを入れるのが基本ですが、相手もテラスタルで対策してくることを読んで、サブウェポン(例えばガブリアスなら「アイアンヘッド」や「ストーンエッジ」)を持っておくなどの工夫が必要です。
対策必須!相手のサーフゴーを処理する安定行動
相手のサーフゴーを処理する最も安定した方法は、「サーフゴーより速いポケモンで、上から高火力弱点を突く」ことです。シンプルですが、これが一番効きます。こだわりスカーフを持ったイーユイや、きあいのタスキを持った悪ウーラオスなどが回答になります。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「選出画面で相手のパーティにイーユイやディンルーが見えたら、サーフゴーはお留守番…と決めつけるのは早計です。相手も『サーフゴーが出てこないだろう』と読んで、それらに強いポケモンを選出しないことがあります。あえて不利対面が多い中にサーフゴーを投げ、テラスタルで意表を突いて1体を処理できれば、試合の主導権を一気に握れます。これを『役割破壊』と呼び、上級者が好む戦術の一つです。」
相性の良い味方ポケモン(構築例)
サーフゴー単体でも強力ですが、相性の良い味方と組ませることでその真価を発揮します。ここでは代表的な並び(構築)を紹介します。
カイリュー:相性補完が完璧な黄金コンビ
「カイリュー+サーフゴー」の並びは、通称「カイサー」とも呼ばれ、SV環境の結論構築の一つです。
- カイリューの弱点(フェアリー、氷、岩、ドラゴン)をサーフゴーがすべて半減以下で受けられる。
- サーフゴーの弱点(地面、炎)をカイリューがある程度カバーできる(地面無効、炎半減)。
- カイリューが苦手な「あくび」展開や「おにび」をサーフゴーがカットできる。
この相互補完により、お互いにクルクルと交代しているだけで相手が疲弊していきます。
サザンドラ:相性補完に優れたサイクル形成
「サザンサーフ」の並びも有名です。サザンドラは悪・ドラゴンタイプで、サーフゴーの弱点であるゴースト、悪、炎、地面(浮遊により無効)のすべてに耐性を持っています。逆にサザンドラの弱点であるフェアリー、格闘、虫、氷をサーフゴーが受けられます。タイプ相性だけで言えば、カイリュー以上の完璧な補完関係にあります。
マスカーニャ/ウーラオス:苦手な悪・地面を牽制
サーフゴーがどうしても重いディンルーやキョジオーンに対して、マスカーニャや水ウーラオスは確定急所技や高火力草技で圧力をかけられます。攻撃的な並びを作りたい場合におすすめのパートナーです。
| 味方ポケモン | サーフゴーをどう守る? | サーフゴーがどう助ける? |
|---|---|---|
| カイリュー | 地面透かし、炎受け | フェアリー・氷受け、状態異常カット |
| サザンドラ | ゴースト・悪・地面・炎受け | フェアリー・格闘・虫・氷受け |
| ヘイラッシャ | 物理耐久で地面・炎を受ける | 草受け、特殊受け、あくびループ対策 |
よくある質問 (FAQ)
最後に、育成や対戦においてよく寄せられる細かい疑問に、一問一答形式でお答えします。
Q. 結局、テラスタイプは何が一番おすすめですか?
A. 迷ったら「ひこう」か「はがね」です。
「ひこう」は弱点の地面を無効化できるため、行動保証が得られやすく初心者におすすめです。「はがね」はゴールドラッシュの火力が凄まじいことになり、等倍相手でもゴリ押しが可能になるため、アタッカー型ならこちらが腐りにくいです。
Q. A0(攻撃個体値0)は粘るべきですか?
A. できれば粘るべきですが、必須ではありません。
A0にするメリットは、混乱時の自傷ダメージ最小化と、相手の「イカサマ」のダメージ軽減です。サーフゴーはゴーストタイプなので「イカサマ」が抜群(2倍)で入ってしまいます。そのため、A0を粘る価値は他のポケモンより高いです。しかし、王冠でCやSを鍛える方が優先度は遥かに上です。
Q. ランクマで「サーフゴー対策」されすぎて動きにくいのですが…
A. 選出しない勇気も必要です。
または、対策枠(イーユイなど)を誘い出して、裏のエース(例えば水テラスのカイリューやウーラオスなど)で狩る「囮(おとり)」としての運用も視野に入れましょう。「見せポケ」としてパーティに入っているだけで、相手は変化技持ちを選出しづらくなるため、仕事はしています。
現役ランクマッチ上位ランカーのアドバイス
「対策されているということは、相手の選出が読みやすいということでもあります。『相手はサーフゴーがいるから、初手にイーユイを投げてくるだろう』と読めれば、こちらは初手にイーユイに強いポケモンを合わせればイージーウィンできます。対策を逆手に取る思考こそが、マスターボール級への近道です。」
まとめ:自分だけの調整を見つけてマスターボール級へ
サーフゴーは、単なる強ポケモンではなく、トレーナーの知識と調整力がそのまま強さに直結する奥深いポケモンです。特性「おうごんのからだ」によるストレスフリーな立ち回りと、「ゴールドラッシュ」の爽快感は、一度味わうと病みつきになります。
この記事で紹介した3つの型(スカーフ、メガネ、耐久積み)は、あくまでベースとなるテンプレートです。ここから、「もう少しSを上げよう」「物理耐久を厚くしよう」といった微調整を繰り返し、あなたのパーティに完全にフィットするサーフゴーを作り上げてください。
最後に、育成完了までのチェックリストを確認しましょう。
- コレクレーのコインを集めて進化させましたか?(2体目の準備も!)
- 「誰を倒したいか」仮想敵は決まっていますか?
- 素早さライン(特に84族付近)は意図を持って調整しましたか?
- ダメージ計算をして、主要な敵の攻撃を耐えるか確認しましたか?
完璧なサーフゴーを相棒にして、ランクマッチの荒波を乗り越え、ぜひマスターボール級、そして最終3桁順位を目指してください。あなたの健闘を祈ります。
ぜひ今日から、紹介した周回ルートでコイン集めを始めてみてください。その一歩が、勝率アップへの確実な前進となります。
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