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ブリーチなしでブルーブラックは染まる?色落ち過程や黒染めとの違いを現役カラーリストが徹底解説

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「就活や実習があるから髪を暗くしないといけない。でも、ただの黒染めは重たくてダサいから絶対に嫌だ」

「Instagramで見かけるような、光に当たると透けるようなブルーブラックに憧れるけれど、髪を傷めたくないからブリーチはしたくない」

もしあなたがこのように考えているなら、この記事はまさにあなたのためのものです。結論から申し上げますと、ブリーチなしでもブルーブラックは可能ですが、地毛の明るさと髪質によって「青み」の見え方は大きく異なります。

ブルーブラックは、黒染めとは異なり、透明感を残しながらトーンダウンできるのが最大の魅力です。しかし、正しい知識なしにオーダーすると、「思ったより青くない」「すぐに色が抜けて赤茶色になった」という失敗を招きやすいカラーでもあります。

この記事では、業界歴15年の現役カラーリストである私が、サロンの現場で実際にお客様にお伝えしている「失敗しないブルーブラックの極意」を余すところなく解説します。

この記事でわかること

  • ブリーチなし・ありでブルーブラックの発色はどう変わるか(髪質別の限界)
  • 色落ち後のカラー変化と、赤みを出さずに長持ちさせるプロのケア方法
  • 「ただの黒」になって失敗しないための、美容室での正しいオーダー術

読み終える頃には、あなたの髪質でどこまで理想の青みが出せるかが明確になり、美容室で自信を持ってオーダーできるようになっているはずです。

  1. ブルーブラックとは?黒髪・黒染めとの決定的な違い
    1. ブルーブラックの定義と特徴(透明感のある暗髪)
    2. 「黒染め」と「ブルーブラック」は何が違う?残留色素の解説
    3. 就活や厳しい職場でもOK?室内と自然光での見え方の差
  2. 【検証】ブリーチなしでブルーブラックはどこまで青くなる?
    1. ブリーチなし(地毛風)の場合の発色レベル
    2. ブリーチなし(茶髪ベース・10トーン以上)の場合の発色レベル
    3. ブリーチあり(ダブルカラー)の場合の発色レベル
    4. あなたの髪は青くなりやすい?髪質診断(硬毛・赤みの強い髪の注意点)
  3. 後悔しないために!ブルーブラックのメリットとデメリット
    1. メリット:肌の透明感アップ(ブルベ・イエベへの影響)とツヤ感
    2. メリット:プリンが目立ちにくく、リタッチ頻度を下げられる
    3. デメリット:色落ちが早い?通常のカラーとの比較
    4. デメリット:「ただの黒髪」に見えてしまう失敗パターン
  4. 色落ち後は何色になる?期間と長持ちさせるプロのケア術
    1. 色落ちの過程シミュレーション(3日後・1週間後・1ヶ月後)
    2. 色落ちしても「赤茶」にならないための薬剤選定の秘密
    3. 色持ちを劇的に良くする「カラーシャンプー」の選び方と使い方
    4. 次回のカラーチェンジへの影響(ブリーチなしなら問題なし?)
  5. 失敗回避!美容院での「伝わる」ブルーブラックのオーダー方法
    1. 「ブリーチなしで」と伝えるだけでは危険な理由
    2. 理想の「青み」レベルを画像で共有するコツ
    3. 必須!「カラー履歴」と「縮毛矯正履歴」の申告漏れが招く悲劇
    4. 指名すべき美容師の特徴と、オーダー時に確認すべきこと
  6. 【レングス別】ブリーチなしでも垢抜けるブルーブラックヘアカタログ
    1. ショート・ボブ × ブルーブラック(クールでモードな印象)
    2. ミディアム・ロング × ブルーブラック(韓国風・重たく見せないコツ)
    3. メンズ × ブルーブラック(ビジネスシーンでの清潔感)
    4. デザインカラー(インナーカラー・イヤリングカラー)での取り入れ方
  7. 市販カラー(セルフ)でブルーブラックは染まる?プロの見解
    1. 市販のブルーブラック薬剤の特徴と、プロ用薬剤との違い
    2. セルフカラーで起きやすい3つの失敗(ムラ・根元だけ明るい・青くならない)
    3. どうしてもセルフで染める場合の注意点とリカバリー方法
  8. ブルーブラックに関するよくある質問 (FAQ)
    1. Q. ブルーブラックが似合わない人はいますか?(パーソナルカラー)
    2. Q. 黒染めの上からブルーブラックは入りますか?
    3. Q. 施術時間はどれくらいかかりますか?
    4. Q. 料金相場は通常のカラーと同じですか?
  9. まとめ:理想のブルーブラックを手に入れて、暗髪でもおしゃれを楽しもう

ブルーブラックとは?黒髪・黒染めとの決定的な違い

まず、「ブルーブラック」というカラーの定義と、通常の「黒髪」や「黒染め」との違いを明確にしておきましょう。ここを理解していないと、仕上がりのイメージギャップに苦しむことになります。

ブルーブラックの定義と特徴(透明感のある暗髪)

ブルーブラックとは、その名の通り「限りなく黒に近い青」を指します。一見すると黒髪のように見えますが、太陽光や強い照明の下では、青やネイビーのヴェールをまとったような透明感が現れるのが特徴です。

通常の日本人の地毛(黒髪)は、実は真っ黒ではなく「赤褐色」の色素を多く含んでいます。そのため、光に当たると少し赤っぽく見えたり、重たい印象を与えたりしがちです。対してブルーブラックは、この「赤み」を青色の色素で打ち消す(補色効果)ため、肌の白さを際立たせるようなクールで洗練された印象を作ることができます。

私たちプロの視点では、ブルーブラックは単なる暗髪ではなく、「色彩を感じる暗髪」として扱います。これが、就活やオフィスでも「おしゃれさ」を失わずにトーンダウンできる理由です。

現役トップカラーリストのアドバイス
「多くのお客様が勘違いされていますが、ブルーブラックは『黒』ではありません。『非常に濃い青』です。黒の絵の具を使わずに、青の絵の具を何度も重ねて暗く見せている状態をイメージしてください。だからこそ、光が透けた時に初めて『青』が見えるのです。」

「黒染め」と「ブルーブラック」は何が違う?残留色素の解説

最も注意が必要なのが、「黒染め」との違いです。就活生や実習生の方からよく相談を受けますが、この二つは薬剤の構造が全く異なります。

黒染め(ブラックカラー)は、一度染めると髪の内部に強力な黒褐色(赤や茶色が混ざった濃い色素)が定着し、簡単には抜けません。これを「残留色素」と呼びます。黒染めをした後に「やっぱり明るくしたい」と思っても、ブリーチを使わなければ色が抜けず、ムラになるリスクが非常に高くなります。

一方、ブルーブラック(ファッションカラーの暗髪)は、あくまでおしゃれ染めの薬剤を使用します。濃い青色を入れることで暗く見せていますが、黒染め特有の「濁った赤茶色の色素」は含んでいません。そのため、色が抜けていく過程(退色)も自然で、次回のカラーチェンジへの影響を最小限に抑えることができます。

比較項目 ブルーブラック(ファッションカラー) 黒染め
使用する色素 濃厚な青、ネイビー、グレー 濃い赤褐色、黒
光に当たった時 透け感があり、青みを感じる 透け感がなく、重たく見える
色落ちの過程 徐々に明るくなり、透明感が残る 赤茶っぽく色が抜け、濁りが残る
次回のカラー 明るくしやすい(影響が少ない) 非常に困難(ブリーチ必須の場合も)

就活や厳しい職場でもOK?室内と自然光での見え方の差

「ブルーブラックにしたいけど、会社や学校で怒られないか心配」という声も多く聞かれます。結論から言うと、5トーン〜6トーンレベルの濃いブルーブラックであれば、ほとんどの職場で許容範囲内です。

室内灯(蛍光灯など)の下では、青の色素が光を吸収するため、落ち着いた黒髪に見えます。パッと見で「青い髪の人」と思われることはまずありません。しかし、窓際の席や屋外に出ると、髪の表面に青い光沢が現れます。この「二面性」こそがブルーブラックの最大の武器であり、TPOをわきまえつつ個性を出したい方に最適です。

▼補足:黒染めを使うべきケースとは?

ここまで黒染めを否定的に解説しましたが、黒染めを使うべき唯一のケースがあります。それは、「今後1〜2年は絶対に髪を明るくする予定がなく、完全に地毛と同じ黒に戻したい場合」です。

ブルーブラックは色落ちして明るくなる性質があるため、「実習期間が半年続く」といった場合には、途中で色が抜けてしまい不向きなことがあります。その場合は、美容師に相談の上、あえて黒染めを選択するか、ブルーブラックを定期的に重ねるかを選択しましょう。

【検証】ブリーチなしでブルーブラックはどこまで青くなる?

ここが記事の核心部分です。Instagramなどで見る鮮やかなブルーブラックの画像の多くは、実はブリーチをしているか、元々の髪色がかなり明るいケースがほとんどです。では、ブリーチなしの状態で、現実的にどこまで青くなるのでしょうか。

プロとして正直にお伝えします。ブリーチなしの黒髪(地毛)から一度で鮮やかな青を出すのは、物理的に不可能です。しかし、ベースの明るさや髪質によっては、十分に青みを感じる仕上がりにすることは可能です。

ブリーチなし(地毛風)の場合の発色レベル

全く染めたことのない地毛(4〜5トーンの黒髪)からブルーブラックにする場合、肉眼でハッキリわかる「青」にはなりません。なぜなら、地毛の黒い色素が邪魔をして、上から青を被せても色が発色しきらないからです。

仕上がりとしては、「漆黒(しっこく)」「濡れたようなツヤのある黒」になります。青の色素が入ることで、地毛特有の赤みが消え、クールで引き締まった印象になります。光に透かすと「なんとなく青っぽいかな?」と感じるレベルです。

「青くしたい」というよりは、「赤みのない綺麗な黒髪にしたい」「透明感を出したい」という方に向いています。

ブリーチなし(茶髪ベース・10トーン以上)の場合の発色レベル

過去にカラーをしていて、現在髪色が茶色(8〜10トーン以上)になっている場合、ブルーブラックの成功率は格段に上がります。ベースが明るいということは、髪内部の黒い色素がある程度抜けている状態だからです。

この状態であれば、ブリーチなしでも「光に当たると確実に青だとわかる」レベルまで発色させることが可能です。特に、アディクシーカラーやイルミナカラーといった発色の強い薬剤を使用し、濃厚なブルーをたっぷりと入れ込むことで、深みのあるネイビーカラーを実現できます。

これを「ブリーチなしダブルカラー」と呼ぶこともあります。一度明るめのカラー剤で色素を抜いてから、ブルーブラックをオンする方法です。ブリーチほど痛みませんが、透明感は抜群に出ます。

ブリーチあり(ダブルカラー)の場合の発色レベル

比較としてブリーチありの場合も触れておきます。ブリーチをしてベースを金髪(14トーン以上)にしてからブルーブラックを入れると、「室内でも青だとわかる鮮やかなブルーブラック」になります。

透け感は圧倒的ですが、色落ちが非常に早く、1〜2週間でグレーやシルバーに退色していきます。また、職場や学校の規定が厳しい場合は、明るすぎてNGが出る可能性が高いでしょう。

あなたの髪は青くなりやすい?髪質診断(硬毛・赤みの強い髪の注意点)

同じ薬剤を使っても、髪質によって青みの出方は全く異なります。ご自身の髪質をチェックしてみてください。

髪質タイプ 特徴 ブルーブラックの発色難易度 対策・アドバイス
軟毛・細毛・猫っ毛 色素が薄く、光を通しやすい 易しい(青くなりやすい) ブリーチなしでも比較的綺麗に青みが出ます。色が入りすぎて暗くなりすぎる点に注意。
硬毛・太毛・直毛 キューティクルが厚く、赤みが強い 難しい(赤みが残りやすい) 通常のブルーブラックではただの黒になりがち。薬剤のパワーを調整したり、グリーンを混ぜて赤みを消す工夫が必要です。
ダメージ毛 毛先がパサついている ムラになりやすい 毛先だけ色が深く入り(沈み込み)、根元が明るい状態になりやすい。プロによる塗り分けが必須です。

現役トップカラーリストのアドバイス
「日本人の髪は基本的に赤みが強いため、青を出そうとしても色が混ざって『紫』っぽくなったり、濁ったりしやすいのが難点です。硬毛の方や、初めてカラーをする方がブリーチなしで青みを感じたい場合は、一度『一番明るい茶色』に染めてベースを作ってから、同日にブルーブラックを重ねる方法(ワンカラーではなくダブルプロセス)を強くおすすめします。」

後悔しないために!ブルーブラックのメリットとデメリット

ブルーブラックは非常に魅力的なカラーですが、メリットばかりではありません。施術後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、リスクについても詳しく解説します。

メリット:肌の透明感アップ(ブルベ・イエベへの影響)とツヤ感

最大のメリットは、肌のトーンアップ効果です。特にパーソナルカラーが「ブルーベース(ブルベ冬・夏)」の方には最強のカラーと言えます。肌の白さが際立ち、顔立ちがハッキリとして見えます。

「イエローベース(イエベ)」の方の場合、青みが強すぎると顔色が悪く見えることがありますが、その場合は少しグリーンやグレーを混ぜたブルーブラックに調整することで、肌馴染みを良くすることができます。

また、青色の色素には光を綺麗に反射させる効果があるため、パサついた髪でもツヤツヤに見えるという嬉しい視覚効果もあります。

メリット:プリンが目立ちにくく、リタッチ頻度を下げられる

明るい茶髪の場合、1ヶ月もすると根元の黒髪が伸びてきて「プリン状態」が目立ちます。しかし、ブルーブラックは地毛に近い明るさのため、根元が伸びてきても境目がぼやけて目立ちにくいのです。

忙しくて頻繁に美容室に行けない社会人の方や、カラーのメンテナンス費用を抑えたい学生さんにとっては、非常にコストパフォーマンスの良いカラーと言えるでしょう。

デメリット:色落ちが早い?通常のカラーとの比較

「暗い色だから長持ちする」と思われがちですが、実はブルーブラックの「青み」の寿命は短いです。青色の色素は分子が大きく、髪の内部に定着しにくいため、シャンプーのたびに流出しやすいのです。

特にブリーチなしの場合、青みが感じられるのは最初の1〜2週間程度ということも珍しくありません。その後は徐々にブラウンへと変化していきます。「ずっと青いまま」を維持するには、こまめなメンテナンスが必要です。

デメリット:「ただの黒髪」に見えてしまう失敗パターン

最も多い失敗が、「暗くしすぎて、ただの重たい黒髪になってしまった」というケースです。美容師側に「就活だから暗くしたい」という要望だけが強く伝わると、色持ちを優先して濃い色素を入れすぎてしまうことがあります。

一度入りすぎた濃い色素(沈み込み)は、すぐには抜けません。特に、毛先などのダメージ部分は色素を吸い込みやすく、根元は茶色いのに毛先だけ真っ黒という失敗も起こり得ます。

現役トップカラーリストのアドバイス
「過去に黒染め履歴があることを隠してブルーブラックをオーダーするのは非常に危険です。根元は明るく青くなるのに、黒染めが残っている中間〜毛先は全く色が変わらず、横縞模様の『逆プリン』になってしまいます。履歴は必ず正直に伝えてください。」

色落ち後は何色になる?期間と長持ちさせるプロのケア術

ブルーブラックに挑戦する際、多くの方が気にするのが「色落ちしたら赤茶色になってヤンキーみたいにならないか?」という点です。色落ちの過程と、それをコントロールするケア方法を解説します。

色落ちの過程シミュレーション(3日後・1週間後・1ヶ月後)

ブリーチなし(10トーンの茶髪ベース)でブルーブラックを入れた場合の、一般的な色落ち過程は以下の通りです。

  • 施術直後〜3日目:濃厚なブルーブラック。室内では黒、光に当たると青。最も綺麗な状態。
  • 1週間後:青みが少し薄れ、透明感のあるダークグレーやアッシュ系に変化してきます。まだ赤みは出ません。
  • 2週間〜1ヶ月後:徐々にベースの茶色が顔を出してきます。しかし、最初に入れた青色が赤みを抑え込んでいるため、嫌なオレンジ色ではなく、「赤みの少ないこげ茶(オリーブブラウンやアッシュブラウン)」に落ち着きます。

つまり、ブルーブラックは色落ちしても汚くなりにくく、上品なブラウンを楽しめるカラーなのです。

色落ちしても「赤茶」にならないための薬剤選定の秘密

色落ち後に赤茶色になるのを防ぐためには、美容室での薬剤選定が重要です。単に「青」を入れるだけでなく、日本人の髪特有の赤みを削るために「グリーン(マット)」や「グレー(モノトーン)」を隠し味としてブレンドしてもらいます。

オーダーの際に、「色落ちした時に赤っぽくなるのが嫌です」と一言付け加えるだけで、美容師は薬剤の配合を微調整してくれます。

色持ちを劇的に良くする「カラーシャンプー」の選び方と使い方

ブルーブラックの青みを少しでも長く楽しむためには、自宅でのケア、特に「カラーシャンプー」の使用が必須です。通常のシャンプーは洗浄力が強く、色素を洗い流してしまいます。

カラーシャンプーの種類 効果とおすすめの髪色
ネイビー・ブルーシャンプー 【最適】青みをダイレクトに補充します。ブリーチなしでも効果を感じやすく、赤みを強力に抑えます。
シルバー・アッシュシャンプー 【良】青みというよりは、くすみ感や透明感を維持したい場合に適しています。色落ち後のグレー感を長く楽しめます。
紫シャンプー(ムラシャン) 【△】主に黄ばみを消すためのものです。ブリーチありのハイトーンには有効ですが、ブリーチなしのブルーブラックには効果が薄い場合があります。

使い方は、3日に1回程度、いつものシャンプーの代わりに使用し、泡立てた状態で3〜5分ほど放置してから洗い流すだけです。

次回のカラーチェンジへの影響(ブリーチなしなら問題なし?)

ブリーチなしのブルーブラックであれば、次回のカラーチェンジへの悪影響はほとんどありません。1〜2ヶ月もすれば色素は自然に抜けるため、次は明るいベージュやピンクにしたいと思っても、スムーズにカラーチェンジが可能です。

これが「黒染め」との最大の違いであり、季節ごとに髪色を変えておしゃれを楽しみたい方にとっての大きなメリットです。

現役トップカラーリストのアドバイス
「実は、色持ちを左右する最大の要因は『お湯の温度』と『アイロンの温度』です。熱に弱い色素を守るため、シャワーは38度以下のぬるま湯設定に、ヘアアイロンは140〜160度を目安にしてください。これだけで色持ち期間が1週間は変わります。」

失敗回避!美容院での「伝わる」ブルーブラックのオーダー方法

どれだけ知識を得ても、美容室でのオーダーで失敗しては意味がありません。プロの美容師にあなたの理想を正確に伝え、失敗を回避するための実践的なオーダー方法を伝授します。

「ブリーチなしで」と伝えるだけでは危険な理由

「ブリーチなしでブルーブラックにしてください」というオーダーは、実は非常に曖昧です。美容師によって「ブリーチなし=地毛にそのまま染める」と解釈する人もいれば、「ブリーチなしのダブルカラー(一番明るいカラー剤でベースを作る)」を提案する人もいます。

また、「ブルーブラック」という言葉のイメージも人それぞれです。「真っ黒に見える青」なのか「青紫っぽい色」なのか、認識のズレが失敗の元となります。

理想の「青み」レベルを画像で共有するコツ

言葉での説明には限界があります。必ず画像を見せてください。その際、以下の3パターンの画像を用意しておくと完璧です。

  1. 理想の仕上がり画像(室内・自然光の両方あるとベスト)
  2. 「これは嫌だ」というNG画像(暗すぎる黒、または青すぎる色など)
  3. 現在の自分の髪の状態に近い画像(加工なしの自撮りなど)

特にNG画像を共有することは、美容師との認識のズレを防ぐために非常に効果的です。

必須!「カラー履歴」と「縮毛矯正履歴」の申告漏れが招く悲劇

カウンセリングで絶対に隠してはいけないのが、過去の施術履歴です。特に以下の項目は、薬剤選定を根本から変える重要な情報です。

  • 黒染め・白髪染めの履歴(過去2年以内)
  • 縮毛矯正・デジタルパーマの履歴
  • セルフカラーの履歴

縮毛矯正をしている髪は、薬剤を吸い込みやすく、色が沈んで真っ黒になりやすい傾向があります。これを伝えないと、透明感のないベタッとした黒髪になってしまうリスクが高まります。

指名すべき美容師の特徴と、オーダー時に確認すべきこと

ブルーブラックは、発色の調整が繊細なカラーです。どの美容師にお願いしても同じになるわけではありません。予約サイトやSNSで探す際は、以下の特徴を持つ美容師を指名することをおすすめします。

  • 「ブリーチなしカラー」や「暗髪」を得意としている
  • 実際に施術したブルーブラックの動画や画像を多数投稿している
  • メリットだけでなく、デメリットや限界も投稿で解説している
▼カウンセリングで美容師に伝えるべき5つの項目リスト

このリストをスマホの画面に出して、そのまま美容師に見せてください。

  1. 希望の明るさ:室内では黒く見えてもいいが、外では青みを感じたい。
  2. 色落ち後の希望:赤茶色になりたくない。
  3. 次回の予定:数ヶ月後に明るくする予定があるか、ないか。
  4. NG条件:絶対にブリーチはしたくない(または、髪が傷まないならケアブリーチはOKなど)。
  5. 現在の悩み:髪の赤みが強い、色が抜けやすいなど。

現役トップカラーリストのアドバイス
「もし可能なら、『アディクシーカラー』や『イルミナカラー』『エドルカラー』といった、寒色系に特化したカラー剤を取り扱っているサロンを選んでください。そして予約時に『アディクシーのサファイアを使いたい』などと薬剤名を指定してみるのも一つの手です。プロは『お、このお客様は詳しいな』と思い、より一層気合が入ります。」

【レングス別】ブリーチなしでも垢抜けるブルーブラックヘアカタログ

髪の長さによっても、ブルーブラックの印象は変わります。あなたのレングスに合わせたスタイルのポイントを紹介します。

ショート・ボブ × ブルーブラック(クールでモードな印象)

ショートやボブとブルーブラックの相性は抜群です。黒髪ボブは幼く見えがちですが、ブルーのニュアンスが加わることで、一気にモードで洗練された大人っぽい印象になります。オイルでウェットな質感に仕上げると、青みのツヤが強調されてよりクールです。

ミディアム・ロング × ブルーブラック(韓国風・重たく見せないコツ)

ロングヘアのブルーブラックは、韓国アイドル(ヨジャドル)のような清楚でミステリアスな雰囲気を作れます。ただし、髪の面積が広いため、重たく見えすぎないように注意が必要です。顔周りにレイヤー(段)を入れたり、ゆるく巻いて光を透過させたりすることで、動きと軽さを出しましょう。

メンズ × ブルーブラック(ビジネスシーンでの清潔感)

男性にもブルーブラックは強くおすすめできます。ただの黒髪よりも清潔感があり、肌がきれいに見えるため、ビジネスシーンでも好印象です。ワックスやジェルでスタイリングした際に、束感の部分に青みが見え隠れし、おしゃれな印象を与えます。

デザインカラー(インナーカラー・イヤリングカラー)での取り入れ方

全体を染める勇気がない場合は、インナーカラーやイヤリングカラーとしてブルーブラックを取り入れるのも素敵です。ベースを明るめのブラウンにし、インナー部分だけ濃厚なブルーブラックを入れる「逆インナーカラー」も、個性的でおしゃれ上級者に見えます。

市販カラー(セルフ)でブルーブラックは染まる?プロの見解

ドラッグストアに行くと、ブルーブラックやネイビー系のセルフカラー剤が販売されています。「美容院は高いし、自分で染めようかな」と考える方もいるでしょう。しかし、プロとしてこれには警鐘を鳴らさざるを得ません。

市販のブルーブラック薬剤の特徴と、プロ用薬剤との違い

市販のカラー剤は、誰が染めても失敗しない(色が入り損ねない)ように、非常に濃い色素と強い薬剤が使われています。特にブルーブラック系の市販剤は、青というよりは「ほぼ黒染めに近い強力な色素」であることが多いのです。

サロンの薬剤は、お客様の髪の状態に合わせてパワーを調整できますが、市販剤はダメージ毛も健康毛も一律に強力なパワーで染め上げます。その結果、深刻なダメージと、次回のカラーチェンジが困難になる残留色素を残してしまいます。

セルフカラーで起きやすい3つの失敗(ムラ・根元だけ明るい・青くならない)

  1. 色ムラ:自分で塗ると、塗りやすい前髪や頭頂部ばかりに薬剤がつき、後頭部や内側が塗れていないというムラが発生します。
  2. 根元だけ明るい(逆プリン):体温の高い根元部分は薬剤が反応しやすく、逆に毛先は反応しにくい場合があります。結果、根元だけ明るく、毛先が暗いという不自然な状態になります。
  3. 青くならず真っ黒に:髪質を見極めずに塗布するため、青みを感じる前に黒く沈んでしまい、「ただの傷んだ黒髪」になってしまうケースが後を絶ちません。

どうしてもセルフで染める場合の注意点とリカバリー方法

どうしてもセルフで染めなければならない事情がある場合は、「泡タイプ」ではなく「乳液・クリームタイプ」を選び、説明書よりも塗布量を多めにして、たっぷりと塗ってください。ムラを少しでも防ぐためです。

しかし、もし失敗して真っ黒になってしまった場合、セルフでのリカバリーは不可能です。すぐに美容室に行き、正直に「セルフカラーで失敗した」と伝えてください。

現役トップカラーリストのアドバイス
「セルフカラーで失敗した髪を修正する『お直し』施術は、通常のカラー料金の倍以上の費用と時間がかかる上、髪への負担も甚大です。数千円を節約しようとして、結果的に数万円の出費とボロボロの髪を手に入れてしまうことになります。ブルーブラックのような繊細な色は、どうかプロにお任せください。」

ブルーブラックに関するよくある質問 (FAQ)

最後に、サロンでお客様からよくいただく質問にお答えします。

Q. ブルーブラックが似合わない人はいますか?(パーソナルカラー)

ブルーブラックは寒色系なので、パーソナルカラーが「ブルベ(冬・夏)」の方に最もよく似合います。逆に「イエベ(春・秋)」の方は、顔色が悪く見えたり、髪だけ浮いて見えたりする可能性があります。イエベの方が挑戦する場合は、真っ青ではなく、少し緑がかった「マットネイビー」や、グレーに近い「ブルーグレー」に調整することで似合わせることができます。

Q. 黒染めの上からブルーブラックは入りますか?

黒染め直後の髪に、通常のブルーブラックを入れても発色しません。黒い画用紙に青い絵の具を塗っても見えないのと同じです。黒染め履歴がある場合は、一度「脱染剤(ブリーチを使わずに色素だけ抜く薬剤)」を使って黒染めを落としてから、ブルーブラックを入れる必要があります。

現役トップカラーリストのアドバイス
「『ブリーチはしたくないけど黒染めを落としたい』という方には、脱染剤(ティントコントローラー)という選択肢があります。髪へのダメージを最小限に抑えつつ、黒染めの赤茶色い色素を取り除けるので、その後にブルーブラックを入れれば綺麗な発色が期待できます。ぜひ美容師に相談してみてください。」

Q. 施術時間はどれくらいかかりますか?

ブリーチなしのワンカラーであれば、カットを含めて約1.5〜2時間程度です。ブリーチなしダブルカラー(一度明るくしてから染める場合)は、プラス1時間程度見ておくと良いでしょう。

Q. 料金相場は通常のカラーと同じですか?

基本的には通常のカラー料金と同じ設定のサロンが多いです。ただし、アディクシーカラーやイルミナカラーなどの特殊な薬剤を指定する場合は、+1,000円〜2,000円程度の追加料金がかかることがあります。また、ダブルカラーの場合は2回分のカラー料金がかかります。

まとめ:理想のブルーブラックを手に入れて、暗髪でもおしゃれを楽しもう

ブリーチなしでのブルーブラックについて、現役カラーリストの視点から詳しく解説してきました。最後に、失敗しないための重要ポイントを振り返りましょう。

  • ブルーブラックは黒ではない:透明感のある「濃厚な青」であり、光に当たった時に真価を発揮する。
  • ブリーチなしの限界を知る:地毛から一度で鮮やかな青にするのは難しい。茶髪ベースなら綺麗に発色する。
  • 履歴の申告は必須:黒染めや縮毛矯正の履歴は隠さず伝えることが、成功への第一歩。
  • 色落ちケアが命:熱いお湯を避け、カラーシャンプーを使うことで、長く綺麗な色を楽しめる。

ブルーブラックは、就活や仕事で髪を暗くしなければならない方にとって、おしゃれ心を諦めずに済む救世主のようなカラーです。「暗い髪=地味」という常識を覆し、周りと差をつける透明感を手に入れることができます。

この記事で得た知識を持って美容室に行けば、きっと美容師ともスムーズに意思疎通ができ、あなたの理想通りの髪色になれるはずです。ぜひ今日から、自分に似合う最高のブルーブラックを探してみてください。

オーダー前最終チェックリスト

  • [ ] 自分の現在の髪の明るさ(地毛か、茶髪か)を把握した
  • [ ] 理想の「青みレベル」の画像と、NG画像を保存した
  • [ ] 過去2年以内の黒染め・縮毛矯正履歴を思い出した
  • [ ] 施術後のケア用品(カラーシャンプーなど)の予算も確保した
この記事を書いた人

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