「毎朝のセットが決まらない」「直毛すぎて動きが出ない」「夕方にはペタンコになってしまう」
これらは、私が担当する多くの社会人男性から毎日のように聞く悩みです。結論から申し上げますと、メンズパーマは、直毛特有の悩みを根本から解消し、朝のセット時間を劇的に短縮できる最強のビジネスツールです。しかし、ただ闇雲にかければ良いわけではありません。ビジネスシーンでも浮かない「清潔感」と、翌日から自分で再現できる「セットのしやすさ」が何よりも重要です。
本記事では、月間200名以上のメンズヘアを担当し、特にビジネスマンのパーマスタイルを専門としてきた現役スタイリストの視点から、以下の3点を徹底的に解説します。
- 社会人でもOK!清潔感とおしゃれを両立する厳選メンズパーマスタイル
- 「イメージと違う」を防ぐ!現役スタイリスト直伝の失敗しないオーダー方法
- 忙しい朝も3分で完了。タオルドライだけで決まる時短セット術
これから紹介する内容は、ネット上のカタログ情報を集めたものではなく、実際のサロンワークでお客様に提案し、喜んでいただいたリアルなノウハウです。ぜひ最後まで読み込み、あなたの魅力を最大限に引き出すスタイルを見つけてください。
【基礎知識】なぜ今、社会人にメンズパーマが選ばれるのか?
近年、ビジネスシーンにおけるメンズヘアの許容範囲は広がりつつありますが、それでも「清潔感」や「誠実さ」は絶対条件です。そんな中、なぜ多くの社会人があえてパーマを選ぶのでしょうか。それは単なる「おしゃれ」以上の、実利的なメリットが非常に大きいからです。
私が担当するお客様の中には、営業職やコンサルタント、公務員の方も多くいらっしゃいます。彼らがパーマをかけ続ける理由は、「楽だから」そして「自信が持てるから」に他なりません。ここでは、直毛の方こそパーマをかけるべき理由と、それによって得られる具体的なメリットを深掘りします。
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「日本人の約7割は、硬くて太い直毛だと言われています。直毛は清潔感がある反面、『あか抜けない』『幼く見える』『セットが持続しない』というデメリットも抱えています。パーマは、この髪質という素材そのものを加工し、扱いやすくする土台作りです。毎朝鏡を見るのが楽しみになる、そんな変化を保証します。」
直毛・ペタンコ髪のコンプレックスを解消する「ボリューム調整効果」
直毛の方の最大の悩みは、トップ(頭頂部)が潰れやすく、サイド(横)が張り出しやすいことではないでしょうか。いわゆる「ハチ張り絶壁」と呼ばれる日本人に多い骨格は、直毛のまま放置すると四角いシルエットになりがちで、顔が大きく見えてしまう原因になります。
メンズパーマの最大の効能は、このシルエット補正にあります。薬剤とロッドを使って髪の根元から立ち上がりをつけることで、ドライヤーで必死にブローしなくても自然なトップのボリュームが生まれます。逆に、ボリュームを出したくないサイド部分は、毛流れを後ろに流すようなパーマ(ダウンパーマやピンパーマなど)を施すことで、タイトに収めることが可能です。
また、軟毛で髪が細く、すぐにペタンとしてしまう方にとってもパーマは救世主です。髪一本一本にカールという「バネ」を持たせることで、空気を含んだようなふんわりとした質感が一日中持続します。これはカットだけでは絶対に再現できない、パーマならではの物理的な構造変化によるメリットです。
毎朝のアイロン不要!セット時間を15分→3分にする「時短効果」
社会人にとって、朝の時間は1分1秒が惜しいものです。直毛の方が動きのあるスタイルを作ろうとすると、ヘアアイロンで波打ちを作ったり、ドライヤーで根元を立ち上げたりと、慣れている方でも15分以上かかることは珍しくありません。しかも、湿気の多い日や汗をかいた日には、その努力も虚しく昼過ぎには元通りになってしまいます。
パーマをかけると、このプロセスが劇的に簡略化されます。髪が濡れている状態で既にカールの形状が出来上がっているため、朝やることは「髪を濡らす」「タオルで拭く」「スタイリング剤を揉み込む」の3ステップだけです。形状記憶されたカールは、スタイリング剤を馴染ませるだけで瞬時に再現されます。
実際に私のお客様でも、「毎朝アイロンと格闘していた時間がなくなり、コーヒーを飲む余裕ができた」「セットが3分で終わるので、ギリギリまで寝ていられるようになった」という声を多数いただいています。セット技術に自信がない不器用な方ほど、パーマによる時短効果とクオリティの安定感を実感していただけるはずです。
ビジネスシーンでの印象アップ(清潔感・大人っぽさ・垢抜け)
「パーマ=チャラい、不真面目」というイメージは、もはや過去のものです。現代のメンズパーマ、特にビジネス向けのスタイルは、計算された「毛流れ」と「まとまり」を作るための技術です。
直毛特有のツンツンした毛先は、時に攻撃的で冷たい印象を与えたり、あるいは手入れされていないボサボサ感に繋がったりします。ここに緩やかなカール(ニュアンス)が加わると、表情が柔らかく見え、余裕のある大人の雰囲気を演出できます。
特に重要なのが「おでこを見せる」スタイルとの相性の良さです。センターパートやかき上げスタイルなど、額を出す髪型は信頼感や知性をアピールするのに最適ですが、直毛だと髪が落ちてきてしまい維持が困難です。パーマで毛流れを後ろ方向へ固定することで、一日中崩れないアップバングが可能になり、結果として「仕事ができる男」の清潔感あるビジュアルを手に入れることができます。
社会人・ビジネスマンにおすすめ!失敗しないメンズパーマ種類別カタログ
「パーマをかけたいけれど、どんな種類があるのかわからない」「職場や取引先で浮かないか心配」という方のために、社会人に特化したおすすめのスタイルを厳選しました。
ここでは、奇抜すぎるスタイルや過度なボリュームが出るものは除外し、あくまで「スーツやオフィスカジュアルに似合う」「清潔感を損なわない」という基準で5つのスタイルをピックアップしています。それぞれの特徴や向いている髪質を理解し、ご自身の理想に近いものを見つけてください。
| スタイル名 | ビジネス適正度 | セットの楽さ | 持ちの良さ | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ニュアンスパーマ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 毛先の自然な曲がり、バレにくい |
| シークレットパーマ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 根元の立ち上げ、ボリューム調整のみ |
| ソフトツイストスパイラル | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | 無造作な縦落ち、男らしい質感 |
| 波巻きパーマ(ソフト) | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | アイロン風の波打ち、ハチ張りカバー |
| センターパート × パーマ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 大人っぽい、前髪の立ち上げ維持 |
【ニュアンスパーマ】初めてでも安心!毛先に自然な動きをつける王道スタイル
ニュアンスパーマは、その名の通り「ごくわずかな変化(ニュアンス)」を加えるパーマです。髪をロッドに巻き込む回数を減らし、太めのロッドを使用することで、毛先に「C」の字を描くような緩やかなカールを作ります。
特徴とメリット:
最大の特徴は「パーマをかけたことがバレにくい」という点です。くせ毛風の自然な仕上がりになるため、厳格な職場環境でも問題なく馴染みます。直毛特有のピンピンした質感を消し、ワックスをつけた時に束感が作りやすくなるため、初めてパーマに挑戦する方の入門編として最適です。
おすすめの顔型・髪質:
- 顔型:丸顔、卵型(顔周りの直線を和らげる効果あり)
- 髪質:直毛、硬毛(硬い髪を柔らかく見せる効果が高い)
【シークレットパーマ】バレずに垢抜け!根本の立ち上げと毛流れを作る
シークレットパーマは、ニュアンスパーマよりもさらにナチュラルで、主に「機能性」を重視したパーマです。毛先のカール感はほとんど出さず、根元の立ち上がりや、前髪が割れないような毛流れの矯正を目的とします。
特徴とメリット:
見た目の変化は最小限ですが、毎朝のセットのしやすさは劇的に変わります。つむじが割れやすい、トップが潰れるといった悩みをピンポイントで解決できるため、「髪型を変えたくはないが、悩みだけ解消したい」というビジネスマンに支持されています。ドライヤーで乾かすだけで形が決まるため、ノーセット風のナチュラルヘアを好む方にもおすすめです。
おすすめの顔型・髪質:
- 顔型:面長(トップの高さを抑えつつ、横のバランスを整えやすい)
- 髪質:軟毛、猫っ毛(ペタンコ髪の解消に最適)
【ソフトツイストスパイラル】トレンドを取り入れつつ、清潔感をキープ
ツイストスパイラルは、髪をねじって(ツイスト)螺旋状(スパイラル)に巻く技法ですが、これを社会人向けに弱めに調整したのが「ソフトツイストスパイラル」です。通常のパーマが丸みを帯びたカールになるのに対し、こちらは直線的でシャープな動きが出ます。
特徴とメリット:
チリチリさせすぎない絶妙な強さにかけることで、無造作で男らしい印象を与えます。カールの持ちが非常に良く、時間が経ってもパーマが落ちにくいのが利点です。また、汗や湿気で崩れてもそれが「味」になるため、外回りの多い営業職の方や、アクティブな趣味を持つ方にも適しています。ただし、強すぎるとカジュアルになりすぎるため、美容師へのオーダー時は「ソフトで」「弱めで」と念押しすることが重要です。
おすすめの顔型・髪質:
- 顔型:卵型、ベース型(シャープな動きが骨格を引き締める)
- 髪質:すべての髪質に対応(特に直毛で動きが出にくい髪に有効)
【波巻きパーマ(ソフト)】アイロンでセットしたような波打つ質感
現在、メンズパーマの中で最もトレンドとなっているのが波巻きパーマです。一つの毛束に対してロッドを複数本使い、波打つようなウェーブを作ります。従来のスパイラルパーマよりもボリュームが出過ぎないため、頭が大きく見えないのが最大の特徴です。
特徴とメリット:
まるでプロがストレートアイロンで丁寧にセットしたような、規則的なウェーブが再現できます。ボリュームを抑えつつ動きを出せるため、日本人に多い「ハチ張り」の骨格をカバーするのに最適です。社会人向けには、波の強さを控えめにすることで、上品で色気のあるスタイルに仕上がります。セット剤を揉み込むだけで複雑な動きが出るため、再現性はトップクラスです。
おすすめの顔型・髪質:
- 顔型:逆三角形、ハチ張り(サイドの膨らみを抑えられる)
- 髪質:毛量が多い、髪が太い(ボリュームダウン効果あり)
【センターパート × パーマ】色気と知性を演出する大人ヘア
前髪を真ん中、または6:4で分けておでこを見せるセンターパートに、毛流れを作るパーマを組み合わせたスタイルです。韓流ブームから定着したスタイルですが、ビジネスシーンとの相性は抜群です。
特徴とメリット:
前髪の根元をパーマで立ち上げるため、仕事中に髪が目にかかるストレスがありません。また、顔周りの毛が後ろに流れるシルエット(リバースカール)は、知的で洗練された印象を与えます。スーツスタイルに最も映える髪型と言っても過言ではなく、プレゼンや商談など、しっかりとした印象を与えたい場面で力を発揮します。
おすすめの顔型・髪質:
- 顔型:すべての顔型(分け目や前髪の長さで調整可能)
- 髪質:直毛(サラサラすぎて落ちてくる前髪を固定できる)
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「『似合う髪型がわからない』という方は、ご自身の骨格と髪質の悩みを優先して選ぶのが正解です。例えば、ハチが張っているなら波巻き、トップが潰れるならシークレットパーマといった具合です。私たち美容師は、お客様の骨格を見て『似合わせ』の微調整を行います。例えば丸顔の方にはトップを高めにして縦長ラインを作ったり、面長の方にはサイドに少しボリュームを持たせたりします。ですので、スタイル写真を見せる際は『この雰囲気で、自分の骨格に合うように調整してください』と一言添えるだけで、仕上がりの満足度は格段に上がります。」
「写真と違う」を回避!美容室での失敗しないオーダー手順と用語
美容室に行って写真を見せたのに、仕上がりが全然違った…という経験はありませんか?実は、メンズパーマの失敗の多くは、技術不足ではなく「カウンセリング時の認識のズレ」から生じます。
美容師とお客さまの間で、言葉の定義やイメージが共有できていないことが最大の原因です。ここでは、プロの視点から、確実に理想のスタイルを伝えるためのオーダー手順と、知っておくべき用語を解説します。
必要な髪の長さは?(最低でも前髪は鼻先、トップは拳1つ分など具体的な目安)
パーマをかける上で最も多いトラブルが「長さ不足」です。パーマをかけると、髪がカールして曲がる分、見た目の長さは必ず短くなります。例えば、直毛の状態で目の上ギリギリの長さだと、パーマをかけた瞬間に眉毛の上まで上がってしまい、幼い印象になってしまうことがあります。
具体的な長さの目安:
- 前髪:引っ張って鼻先〜鼻の真ん中あたりまであるのが理想。最低でも目の下3cmは必要です。
- トップ:握りこぶし1つ分(約10cm)以上の長さが必要です。短すぎるとロッドが負けず、パンチパーマのような仕上がりになるリスクがあります。
- 襟足・サイド:ツーブロックや刈り上げにする場合でも、被せる上の髪にはある程度の長さが必要です。
もし長さが足りない場合は、無理にかけずに「カットのみで整えて伸ばしていく」という判断も重要です。担当美容師に「この写真にするには長さは足りますか?」と最初に確認しましょう。
「強め・弱め」は感覚値!失敗しない写真の見せ方(正面だけでなく横・後ろも必須)
「パーマを強めにかけてください」「弱めでお願いします」というオーダーは非常に危険です。なぜなら、あなたの思う「強め」と美容師の思う「強め」は全く違う可能性があるからです。お客様にとっての「強め」は「持ちを良くしたい」という意味かもしれませんが、美容師は「カールをグリグリに細かくする」と捉えるかもしれません。
この認識ズレを防ぐ唯一の方法は、視覚情報(画像)の共有です。それも1枚だけでなく、複数の角度からの画像を用意してください。
▼失敗しない写真の見せ方のコツ
1. 正面、横(サイド)、後ろ(バック)の3枚を用意する
特に「横からのシルエット」と「刈り上げの高さ」は、ビジネスシーンでの清潔感を左右する重要ポイントです。
2. 「なりたくないイメージ」の画像も見せる
「こういうチリチリ感は嫌です」「ここまでボリュームが出るのはNGです」というネガティブリストを共有することで、美容師は避けるべきラインを明確に理解できます。
3. モデルの髪質と自分の髪質の違いを考慮する
モデルが軟毛で自分が剛毛の場合、同じパーマをかけても質感は異なります。「自分の髪質でこれをやるとどうなりますか?」と質問し、プロの意見を仰ぎましょう。
【重要】美容師に伝えるべきNGワードと「すきバサミ」の注意点
オーダー時に何気なく使っている言葉が、実は失敗を招いていることがあります。特に注意すべきワードと、カットに関する要望の出し方です。
避けるべきNGワード:
- 「おまかせで」:信頼関係ができているならOKですが、初対面で使うと美容師の好みが反映されすぎたり、無難すぎる仕上がりになったりします。「雰囲気はおまかせしますが、職場が厳しいので耳にはかからないように」など、条件付きのおまかせにしましょう。
- 「とりあえず軽くしてください」:これが最も危険です。パーマをかける前にすきバサミで量を減らしすぎると、髪の中身がスカスカになり、パーマをかけた時にパサつきや広がり(爆発)の原因になります。
正しい伝え方:
「パーマをかけたいので、量は減らしすぎず、重さを残してください」と伝えましょう。パーマスタイルは、ある程度の重さ(毛量)がある方が、束感が綺麗に出ますし、艶も維持できます。量はパーマをかけた後に、バランスを見ながら調整してもらうのがセオリーです。
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「カウンセリングでは、髪型の希望だけでなく『普段のライフスタイル』を伝えていただけると、より精度の高い提案ができます。例えば『朝は3分で出かける』『ワックスはベタつくから嫌い』『自転車通勤で風に吹かれる』『職場ではスーツ着用』などです。これらを聞くことで、私たちは『じゃあ、崩れにくいように少し強めにかけよう』『ワックスなしでもまとまるバームを提案しよう』といった逆算ができます。情報は多ければ多いほど、失敗の確率はゼロに近づきます。」
朝3分でキマる!パーマヘアの正しいセット方法とおすすめスタイリング剤
「美容室ではかっこよかったのに、翌朝自分でやったら再現できない」というのは、パーマ初心者の最大の壁です。しかし、安心してください。美容師がやっているセットは魔法ではありません。正しい「水分コントロール」と「スタイリング剤選び」さえできれば、誰でも3分でサロンクオリティを再現できます。
ここでは、難しいアイロン操作やブロー技術を一切使わず、タオルドライと手だけで完結する最短ルートのセット術を伝授します。
セットの8割は「タオルドライ」で決まる!水分量の目安
パーマセットにおいて最も重要なのは、ワックスをつける前の「髪の濡れ具合」です。パーマは「濡れている時」に最もカールが強く出て、「乾く」と緩くなる性質があります(※コールドパーマの場合)。つまり、完全に乾かしきった状態からワックスをつけても、パーマの動きは戻ってきません。
目指すべきゴールは「ハーフドライ(半乾き)」の状態です。
▼詳細:半乾き状態(ハーフドライ)の見極め方
シャワーを浴びた後、タオルでしっかりと地肌の水分を拭き取ります。その後、ドライヤーをかける場合は根元を中心に6〜7割程度乾かします。
ベストな状態の目安:
・髪を握っても水滴は落ちてこない。
・手で触ると、ひんやりと湿っている。
・毛先にはまだ水分が含まれていて、色が濃く見える。
この状態でスタイリング剤をつけることで、パーマのカールを最大限に活かしつつ、パサつきのない艶っぽい仕上がりになります。
おすすめスタイリング剤の選び方(ワックス vs グリース vs バーム)
直毛のセットでは「ハードワックス」が定番ですが、パーマヘアの場合は選び方が異なります。パーマの動きを活かすには、「水分量」と「馴染ませやすさ」が重要です。なりたい質感に合わせて、以下の3つから選びましょう。
| 種類 | おすすめの髪質・悩み | 仕上がりの質感 |
|---|---|---|
| グリース / ジェル | パサつきやすい、剛毛、広がる | 【ツヤ・色気】 水分が多く、カチッと固まる。スーツとの相性抜群で、清潔感が最も出る。 |
| ファイバーワックス | 軟毛、ペタンコ髪、動きが欲しい | 【ふんわり・束感】 繊維が入っており、伸びが良い。空気感のある無造作なスタイル向き。 |
| ヘアバーム / オイル | ナチュラル派、ベタつきが嫌い | 【自然・まとまり】 固まらず、しっとりまとまる。ニュアンスパーマや休日スタイルに最適。 |
ビジネスマンには、ツヤが出て一日中崩れにくい「グリース」、もしくはグリースとワックスを1:1で混ぜて使う方法を特におすすめしています。
もみ込むだけで完成!3ステップセット手順
道具は手とスタイリング剤だけ。鏡の前で3分あれば完了するルーティンです。
- 全体に馴染ませる(1分):
スタイリング剤を枝豆1〜2個分手に取り、手のひら全体(指の間まで)に透明になるまで伸ばします。ハーフドライの状態の髪に対し、後ろ→横→トップの順で、シャンプーをするようにガシャガシャと全体に均一につけます。この時、形を整えようとせず、まずは「ムラなくつける」ことだけに集中してください。 - シルエットを整える(1分):
髪全体が爆発した状態から、手で抑えてボリュームを調整します。サイドはタイトに抑え、トップはふんわりと高さを残します。前髪は、手に残ったわずかなスタイリング剤で、毛先をつまむように整えます。前髪に最初からベッタリつけると、割れたりオイリーになりすぎるので注意です。 - 自然乾燥(放置):
形が整ったら、あとは触らずに自然乾燥させます。スタイリング剤がついた状態でドライヤーを当てると、風で形が崩れたりパサついたりする原因になります。通勤中に自然に乾き、会社に着く頃にはガッチリとホールドされています。
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「夕方になって髪がペタンとしてきたり、乱れてしまった時の『3秒リカバリー術』をお教えします。トイレの鏡の前で、手を少し水で濡らし、その手でパーマ部分を『下から上へ』クシャっと揉み込んでください。パーマは水分を含むとカールが復活する性質があるため、これだけで朝のボリューム感が蘇ります。ワックスをつけ足す必要はありません。つけ足すと重さで余計に潰れてしまいます。」
パーマの持ち・頻度・デメリットに関する本音Q&A
パーマをかける前には、メリットだけでなくコストやリスクについても正しく理解しておく必要があります。ここでは、お客様からカウンセリング時によく聞かれる質問に対し、営業トーク抜きの本音でお答えします。
Q. パーマはどれくらい持ちますか?かけ直す頻度は?
回答:持ちは通常1.5〜2ヶ月です。
パーマ自体が完全に落ちてストレートに戻るというよりは、根元から新しい直毛が伸びてくることで、スタイル全体のバランスが崩れてくるのがこの期間です。根元が2〜3cm伸びると、トップのボリュームが出にくくなり、パーマをかけた毛先との馴染みが悪くなります。
理想の頻度:
「カット+パーマ」と「カットのみ(メンテナンス)」を交互に行うのが最もコスパが良く、髪にも優しいです。
例:
1月:カット+パーマ
2月:カットのみ(伸びた分を切り、パーマ部分を活かす)
3月:カット+パーマ(残ったパーマがなくなってくる頃にかけ直し)
Q. 髪へのダメージや抜け毛(ハゲる)心配はありますか?
回答:薬剤を使う以上、ダメージはゼロではありませんが、ハゲる直接的な原因にはなりません。
パーマ液は髪の内部構造を変えるため、多少の乾燥やパサつきは生じます。しかし、最近の薬剤は化粧品登録されている優しいタイプ(コスメパーマなど)が主流で、昔のようにチリチリになることは稀です。
「パーマでハゲる」という噂は、頭皮に強い薬剤がついて炎症を起こした場合のリスクを指すことが多いですが、プロの技術者は頭皮に薬剤をベタベタつけることはしません。根元数ミリを空けて塗布し、保護クリーム等を使用することで頭皮トラブルは防げます。
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「パーマを長持ちさせる最大の秘訣は『当日のシャンプーを控えること』です。パーマ液の反応は施術後24時間程度続いており、空気中の酸素と結合して定着します。帰宅後すぐにシャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと、定着しかけた結合が解け、持ちが悪くなります。当日はお湯洗い(湯シャン)程度に留め、翌日の夜からシャンプーを解禁してください。また、日々のケアとしてトリートメントを使用することで、パサつきを抑え、綺麗なカールを維持できます。」
Q. 途中でパーマを落としたくなったらどうすればいい?
回答:ストレートパーマで落とすことは可能ですが、おすすめは「カットで徐々に無くしていく」ことです。
パーマをかけた髪に、さらにストレートパーマ(縮毛矯正)の薬剤を使うと、髪への負担が非常に大きくなり、最悪の場合ビビリ毛(チリチリの状態)になるリスクがあります。もしパーマに飽きたり、職場NGが出たりした場合は、ベリーショートにしてパーマ部分を切り落とすか、毎月のカットで少しずつパーマ部分を減らしながら、ワックスで抑えるセットをするのが最も安全な対処法です。
まとめ:自分に合ったパーマで、朝の時間を味方につけよう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。メンズパーマは、単に見た目を変えるだけでなく、朝の時間を生み出し、自分に自信を持たせてくれる強力なツールです。直毛やペタンコ髪で悩んでいる社会人の方こそ、一度体験すればその快適さから抜け出せなくなるはずです。
最後に、美容室に行く前に確認すべきポイントをチェックリストにまとめました。これらを準備して、ぜひ新しい自分への一歩を踏み出してください。
現役メンズ特化スタイリストのアドバイス
「初めてのパーマは誰でも緊張するものです。『似合わなかったらどうしよう』と不安になるかもしれません。ですが、私たち美容師は毎日何人もの頭の形、髪質を見てきているプロです。あなたの不安をそのまま伝えていただければ、必ずあなたに似合い、かつ扱いやすい落としどころを提案します。まずは相談だけでも構いません。勇気を出して予約したその行動が、あなたのビジネスライフをより良いものに変えるきっかけになることを願っています。」
【最終確認】美容室に行く前のチェックリスト
- [ ] 髪の長さは足りているか(トップ5cm以上、前髪は目の下目安が安全)
- [ ] なりたいイメージ画像を3枚保存したか(正面・横・後ろ)
- [ ] 職場・学校の髪型規定を確認したか(ツーブロックの可否、色の規定など)
- [ ] 翌日の予定を調整したか(施術当日はシャンプーを控えるため、大事な予定の直前は避ける)
今日からあなたも、パーマスタイルで「余裕のある朝」と「自信に満ちた自分」を手に入れてください。
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