「Surface(サーフェス)が欲しいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」「高い買い物なので絶対に失敗したくない」
そのように悩んでいませんか?洗練されたデザインと高い機能性で人気のMicrosoft Surfaceシリーズですが、現在は「Pro」「Laptop」「Go」「Studio」など多岐にわたるラインナップが展開されており、それぞれの違いを一目で理解するのは至難の業です。
結論から申し上げますと、Surface選びで最も重要なのは「形状(2in1かノートPCか)」と「メモリ容量」の最適化です。見た目の好みだけで選んでしまうと、実際のワークスタイルに合わず、後悔するリスクが非常に高くなります。
本記事では、企業へのモバイルPC導入を数多く手がけてきた専門家としての視点から、以下の3点を中心に徹底解説します。
- 歴15年の専門家が教える、用途別Surfaceの失敗しない選び方
- Pro・Laptop・Goなど現行全モデルのスペック・価格・特徴の徹底比較
- 「メモリは8GBで足りる?」「どこで買うのが得?」といった素朴な疑問への回答
この記事を読み終える頃には、あなたの仕事や生活に最適な「相棒」となる一台が明確になっているはずです。
Surface(サーフェス)とは?現在のラインナップと特徴を一挙整理
詳細なモデル比較に入る前に、まずはSurfaceシリーズの全体像を把握しましょう。Microsoftが展開するこのPCブランドは、単なるWindowsパソコンではありません。ハードウェアとソフトウェア(Windows + Office)を同じメーカーが開発することで実現した、極めて完成度の高いデバイス群です。
ここでは、なぜSurfaceが選ばれるのか、そして現在販売されているモデルがどのように分類されるのかを整理します。
Surfaceシリーズが選ばれる3つの理由(デザイン・ディスプレイ・純正Office)
多くのユーザー、特にビジネスパーソンや学生がSurfaceを選ぶのには明確な理由があります。
第一に「洗練されたデザインと質感」です。筐体にはマグネシウム合金やアルミニウムが採用されており、プラスチック製の一般的なノートPCとは一線を画す高級感があります。カフェやオフィスで開いたときの佇まいは、所有欲を十分に満たしてくれるでしょう。
第二に「生産性を高めるディスプレイ」です。一般的なノートPCの画面比率(アスペクト比)が16:9であるのに対し、Surfaceシリーズは一貫して「3:2」を採用しています。縦方向の情報量が多いため、Webサイトの閲覧やWord、Excelでの作業効率が格段に向上します。
第三に「純正Officeの標準搭載」です。基本的に個人向けのSurface製品には「Office Home & Business 2021」などの永続ライセンスが含まれています。追加費用なしでWord、Excel、PowerPointがすぐに使える点は、初期コストを考える上で大きなメリットです。
【一覧表】現在販売中のSurfaceシリーズ 5つの分類
現行のラインナップは、大きく分けて以下の5つのシリーズに分類されます。それぞれの立ち位置を理解することが、選び方の第一歩です。
| シリーズ名 | 形状タイプ | 特徴・位置づけ | 主なターゲット |
|---|---|---|---|
| Surface Pro | 2in1 タブレット | キーボード着脱可能。シリーズの象徴的存在。 | 営業職、移動が多い人、ペンを使いたい人 |
| Surface Laptop | クラムシェル | 伝統的なノートPC型。膝上でも安定。 | デスクワーク中心、学生、ライター |
| Surface Laptop Go | 小型クラムシェル | 12.4インチの廉価版。コンパクトで軽量。 | 大学生、サブ機需要、予算を抑えたい人 |
| Surface Go | 小型2in1 | 10.5インチの最小最軽量モデル。 | 現場作業、店舗端末、常に持ち歩く人 |
| Surface Laptop Studio | 変形型ハイエンド | GPU搭載。画面が手前に引き出せる特殊機構。 | クリエイター、開発者、動画編集者 |
「2in1タブレット」と「クラムシェルノート」の違いとは?
Surface選びで最初の分岐点となるのが、形状の違いです。
「2in1(ツーインワン)」タイプ(Surface Pro, Go)は、本体がタブレット形状になっており、背面の「キックスタンド」で自立します。キーボード(タイプカバー)は取り外し可能です。画面に直接ペンで書き込んだり、キーボードを外してソファで動画を見たりと、自由なスタイルで使えます。
「クラムシェル(貝殻)」タイプ(Surface Laptop, Laptop Go)は、いわゆる普通のノートパソコンです。ディスプレイとキーボードが一体化しており、ヒンジで開閉します。構造的に剛性が高く、膝の上などの不安定な場所でも快適にタイピングできます。
補足:2in1とクラムシェルのメリット・デメリット比較表(クリックで開く)
| 項目 | 2in1 (Pro / Go) | クラムシェル (Laptop) |
|---|---|---|
| 携帯性 | ◎ 極めて高い(本体のみなら最軽量) | ○ 標準的 |
| 膝上での作業 | △ 不安定(キックスタンドの設置面積が必要) | ◎ 非常に安定 |
| ペン入力 | ◎ 最適(タブレットモードで描きやすい) | △ 可能だが画面が揺れるため書きにくい |
| キーボード | 別売りが多い(打鍵感は薄め) | 一体型(打鍵感・静音性が優秀) |
[モバイルPC導入専門家が解説] 後悔しないSurfaceの選び方 5つの基準
カタログスペックを眺めているだけでは、自分に合った1台は見つかりません。ここでは、私が企業の導入支援を行う際に必ず確認している「5つの判断基準」をご紹介します。これらは実務上の快適さに直結する重要なポイントです。
【形状で選ぶ】利用シーンを想像する(デスクワーク中心 vs 移動・プレゼン中心)
まず考えるべきは「どこで、どのような姿勢で使うか」です。
もしあなたが、カフェの丸テーブルや新幹線の座席テーブル、あるいは電車の待ち時間に膝の上でメールを返信することが多いなら、Surface Laptopシリーズを強く推奨します。2in1タイプのSurface Proは、背面のスタンドを開くための奥行きが必要なため、狭い机や膝上では安定させにくいという弱点があるからです。
一方で、客先で対面して画面を見せながら説明したり、立って操作したり、PDF資料に直接ペンで修正指示を書き込むような業務が多いなら、Surface Proシリーズの右に出るものはありません。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「移動中の電車や、狭いカフェのテーブル、あるいは膝の上でキーボードを打つ頻度が高いなら、自立するLaptopタイプが圧倒的に安定します。逆に、客先で画面を見せながら説明するならProのタブレットモードが最強です。ご自身の『作業姿勢』を具体的にイメージしてください。」
【スペックで選ぶ】メモリは8GBで足りる?CPUはCore i5かi7か?
次に重要なのがスペック、特に「メモリ容量」です。Surfaceは購入後にメモリを増設することができません(一部の法人モデルを除く)。そのため、購入時の選択がマシンの寿命を決めます。
以前は「事務作業なら8GBで十分」と言われていましたが、現在は状況が変わりました。OS自体が多機能化し、ブラウザ(EdgeやChrome)もメモリを多く消費します。さらにTeamsやZoomなどのWeb会議アプリは非常に重い処理を行います。
「Web会議をしながら、Excelを開き、ブラウザで調べ物をする」といったマルチタスクを行う場合、メモリ8GBでは動作がもたつく場面が増えてきています。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「TeamsやZoomでWeb会議をしながらExcelやブラウザを開くと、8GBでは動作が重くなるケースが増えています。PCの買い替えサイクルである3〜4年間、快適に使い続けたいなら、迷わずメモリ16GB以上を選んでください。これはもはや『贅沢』ではなく『新常識』です。」
CPUに関しては、一般的なビジネス用途や学習用途であれば「Core i5(またはCore Ultra 5)」で十分です。Core i7が必要になるのは、動画編集や高度なデータ解析などを行う一部のユーザーに限られます。予算配分としては、CPUをi7にするよりも、メモリを16GBにすることを優先すべきです。
【携帯性で選ぶ】「重さ」と「バッテリー持ち」の実情
カタログ値の重量だけでなく、「持ち運ぶ際の総重量」を考慮しましょう。
Surface Pro 9は約879gと軽量ですが、これは本体のみの数値です。必須となるタイプカバー(キーボード)を装着すると約1.16kgになり、実はSurface Laptop Go 3(約1.13kg)よりも重くなる場合があります。
また、バッテリー駆動時間についても注意が必要です。カタログスペックでは「最大15.5時間」などと記載されていますが、実務で画面輝度を上げ、Wi-Fiに繋ぎ、Web会議を行えば、実際の駆動時間はカタログ値の6〜7割程度になることが一般的です。ACアダプターを持ち歩く必要があるかどうかも含めて検討しましょう。
【通信機能で選ぶ】Wi-Fiモデルか、LTE/5G対応モデルか
Surface ProやSurface Goには、SIMカード(またはeSIM)を入れて単体で通信できる「LTE / 5G対応モデル」が存在します。
スマホのテザリングや公衆Wi-Fiを使う手間を省きたい、開いた瞬間にネットに繋がっていてほしいという機動力を重視する方には、LTEモデルが極めて便利です。ただし、本体価格が割高になる点と、月々の通信費がかかる点を考慮する必要があります。
【予算で選ぶ】本体価格だけでなく「タイプカバー・ペン」の追加費用を忘れない
Surface ProやSurface Goを購入する際の最大の落とし穴が「キーボードとペンは別売り」という点です。
本体価格だけを見て予算内に収まったと思っても、純正の「Surface Pro Signature キーボード」と「スリム ペン 2」をセットで購入すると、追加で3〜4万円程度の費用が発生します。これを見落とすと予算オーバーになりかねませんので、必ずセット価格で比較検討してください。
現行Surface全モデル徹底比較&おすすめユーザー判定
ここからは、現在販売されている主要モデルについて、プロの視点からメリット・デメリットを包み隠さず解説します。
Surface Pro 9 / Pro 10:タブレットにもなる王道の2in1
Surfaceといえばこの形を思い浮かべる方が多いでしょう。PCとしての高性能とタブレットの身軽さを両立したフラッグシップモデルです。
- 特徴: 第12世代以降のIntel Coreプロセッサ(またはSQ3/Core Ultra)を搭載し、メインマシンとして十分なパワーを持ちます。背面のキックスタンドは無段階に角度調整が可能です。
- メリット: ペン入力の追従性が非常に高く、紙のような書き心地を実現しています。画面を取り外して閲覧専用にできるため、プレゼンや電子書籍の閲覧に最適です。リセールバリュー(再販価格)も比較的高く維持されます。
- デメリット: 前述の通り、膝上での安定性が低いです。また、高負荷な作業を続けると背面が熱くなりやすく、ファンが回るモデルでは排気音が気になることがあります。純正キーボードが別売りで高価な点もネックです。
- おすすめな人: 外回りの多い営業職、イラストや図解を手書きする人、常にPCを持ち歩くアクティブなビジネスパーソン。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「最新のSurface Pro 10は主に法人向けとして展開されており、NPU(AI処理チップ)を搭載しているのが特徴です。個人向けにはPro 9が主力ですが、在庫状況によってはPro 10の個人向け販売(for Businessモデルの個人購入)も視野に入れると良いでしょう。」
Surface Laptop 5 / Laptop 6:完成された美しさを持つクラムシェル
「普通のノートPC」の最高峰を目指したモデルです。奇をてらわないデザインの中に、使いやすさが凝縮されています。
- 特徴: アルミニウム削り出しのボディと、モデルによってはパームレストに温かみのある「Alcantara(アルカンターラ)」素材を採用しています。キーボードの打鍵感はノートPC界でもトップクラスの評価を得ています。
- メリット: 開いてすぐに作業を開始でき、膝の上や狭い場所でも安定して使えます。タッチ操作にも対応しているため、直感的なスクロールや拡大縮小が可能です。
- デメリット: 画面が360度回転するわけではないので、タブレットとしては使えません。ペン入力も可能ですが、画面が揺れるため本格的な描画には不向きです。
- おすすめな人: 文書作成や資料作りが多い事務職、レポート作成が主体の学生、一般的なオフィスワーカー。
Surface Laptop Go 3:コンパクトで安価なエントリーモデル
Surfaceの高級感を保ちつつ、機能を絞って価格とサイズを抑えたモデルです。
- 特徴: 12.4インチという絶妙な小型サイズで、重量は約1.13kgと非常に軽量です。指紋認証付き電源ボタンを搭載しています。
- メリット: 非常にコンパクトで、カフェの小さな丸テーブルでも余裕を持って作業できます。価格が上位モデルより安く設定されており、学生やサブ機としての導入がしやすいです。
- デメリット: 画面解像度がフルHD未満とやや低く、細かい文字を並べると粗さが目立つことがあります。また、キーボードバックライトが非搭載である点は要注意です。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「筆者が過去にLaptop Goを使用していて困ったのが『暗所作業』での失敗談です。薄暗いセミナー会場でメモを取ろうとした際、キーボードバックライトがないため手元が全く見えず、タッチタイピングに苦労しました。利用シーンに暗い場所が含まれる場合は注意が必要です。」
Surface Go 4:超軽量10.5インチのサブ機・現場端末
iPadに近いサイズ感でWindowsが動く、唯一無二の超小型2in1です。
- 特徴: 10.5インチ、本体重量500g台(キーボード含めても800g弱)という圧倒的な軽さが魅力です。
- おすすめな人: 常にカバンに入れておきたいサブ機需要、店舗での在庫管理端末、現場作業員。メインマシンとして使うには画面が小さく、処理性能も控えめなため推奨しません。
Surface Laptop Studio 2:クリエイター向けの最強スペック
デスクトップ級のパワーを持ち運べる、変形機構を備えたワークステーションです。
- 特徴: 外部GPU(NVIDIA GeForce RTXシリーズ)を搭載可能で、動画編集や3Dレンダリングもこなします。画面を手前に引き出して角度を変えられる特殊なヒンジ構造を持っています。
- おすすめな人: 動画編集者、3Dデザイナー、開発者。重量が2kg近くあるため、頻繁な持ち運びには覚悟が必要です。
全モデル主要スペック比較一覧表(クリックで詳細を表示)
| モデル | CPU目安 | メモリ | 重量(本体) | 参考価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Pro 9 | Core i5 / i7 | 8/16/32GB | 約879g | 16万〜25万円 |
| Laptop 5 | Core i5 / i7 | 8/16/32GB | 約1,272g(13.5″) | 14万〜20万円 |
| Laptop Go 3 | Core i5 | 8/16GB | 約1,130g | 11万〜15万円 |
| Go 4 | Intel N200 | 8GB | 約521g | 8万〜10万円 |
| Laptop Studio 2 | Core i7 | 16/32/64GB | 約1,890g〜 | 30万円〜 |
※価格は構成により大きく変動します。キーボード別売りモデルは本体のみの重量です。
永遠の課題「Surface Pro」vs「Surface Laptop」どっちがいい?
Surface選びで最も多くの人が悩むのが、「Pro(2in1)」にするか「Laptop(ノートPC型)」にするかという二択です。ここでは、決定打となる判断材料を深掘りします。
キーボードの打鍵感と使い勝手の違い
毎日何千文字もタイピングするなら、構造的に有利なLaptopの方が快適です。Laptopのキーボードは土台がしっかりしており、打鍵時のたわみが一切ありません。打鍵音も「コトコト」と上品で静かです。
一方、Proのタイプカバーは薄型軽量化されているため、強く打つとわずかにたわみます。また、打鍵音が「パチパチ」と少し響きやすい傾向があります。とはいえ、数ある2in1用キーボードの中では最高峰の出来であり、慣れれば長文入力も問題なくこなせます。
拡張性とインターフェース(USBポート数など)の比較
周辺機器をよく使う方は端子の数に注意してください。
- Surface Pro 9: USB-C (Thunderbolt 4) × 2ポートのみ。USB-A(四角い普通のUSB)やイヤホンジャックはありません。従来のUSBメモリやマウスを使うには変換アダプタが必要です。
- Surface Laptop 5: USB-C (Thunderbolt 4) × 1、USB-A × 1、イヤホンジャック。古い規格の機器もそのまま使えるバランスの良さがあります。
「ドングル(変換アダプタ)を持ち歩きたくない」という方は、USB-AポートがあるLaptopの方がストレスが少ないでしょう。
独自の判定フローチャートで決着
どちらを選ぶべきか、以下の簡易チャートで判断してみてください。
- Q1. 電車内や膝の上で作業する頻度は高い?
- YES → Surface Laptop がおすすめ
- NO → Q2へ
- Q2. ペンを使って手書きでノートを取ったり、絵を描いたりしたい?
- YES → Surface Pro がおすすめ
- NO → Q3へ
- Q3. キーボードの打ち心地(打鍵感)にこだわりがある?
- YES → Surface Laptop がおすすめ
- NO → Surface Pro(見た目の好みで選んでOK)
【職業・用途別】プロが推奨する「ベストバイ構成」はこれだ
「結局、自分にはどのスペックが必要なのか?」という疑問に、具体的なモデルと構成(CPU/メモリ/ストレージ)でお答えします。
【営業・ビジネスマン】機動力重視なら「Pro 9 (i5/16GB/256GB)」
移動が多く、マルチタスクをこなすビジネスパーソンには、Surface Pro 9が最適です。スペックは「Core i5 / メモリ16GB / SSD 256GB」の構成を強く推奨します。Core i7を選ばなくても、i5で十分な処理能力があります。重要なのはメモリ16GBです。これにより、Teams会議中の画面共有もスムーズに行えます。
【大学生・レポート作成】コスパと打ちやすさで「Laptop 5 (13.5インチ/i5/8GB/256GB)」
大学4年間使うなら、耐久性と入力のしやすさでSurface Laptop 5(13.5インチ)がベストです。レポート作成が主であれば、メモリ8GBでも許容範囲ですが、理系でプログラミングや解析ソフトを使う可能性があるなら16GBを選んでおくと安心です。Laptop Goシリーズも魅力的ですが、画面の粗さとバックライトなしの点が4年間の使用においてストレスになる可能性があります。
【クリエイティブ・副業】画面領域重視で「Laptop 5 (15インチ)」または「Pro 9 + 外部モニター」
Webデザインや動画編集の副業を考えているなら、画面の広さは正義です。15インチモデルのLaptop 5を選ぶか、機動力を残しつつ自宅では外部モニターに接続して使うSurface Pro 9という運用がおすすめです。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「ストレージ(SSD)容量を増やすと価格が跳ね上がります。例えば256GBから512GBに上げると数万円高くなることもあります。予算を抑えるなら、本体は256GBを選び、大容量データはOneDriveやGoogleドライブなどのクラウドストレージ、または外付けSSDに保存する運用が賢い選択です。」
買ってはいけない?Surfaceのデメリットと注意点(本音レビュー)
Surfaceは素晴らしいデバイスですが、全ての人にとって完璧ではありません。購入後に「こんなはずじゃなかった」とならないよう、あえてデメリットを辛口で解説します。
価格設定が割高(同性能の他社PCと比較して)
Surfaceは「プレミアムブランド」です。同じCPU、同じメモリ容量を搭載した他社メーカー(DellやHPなど)のPCと比較すると、価格は2〜3割ほど高くなる傾向があります。この価格差は、筐体の質感、ディスプレイの品質、ブランド価値に対する対価と割り切る必要があります。「コスパ最優先」の方には向かない場合があります。
拡張性が低い(SDカードスロットがないモデルが多い)
多くのSurfaceモデルにはSDカードスロットがありません(Surface Studioなどを除く)。デジカメの写真をPCに取り込む際には、別途カードリーダーが必要です。また、ユーザー自身での分解やパーツ交換はほぼ不可能です。
修理やバッテリー交換の難易度が高い
Surfaceはデザインを優先して設計されており、内部へのアクセスが非常に困難です。バッテリーが劣化した際に、街の修理屋さんで気軽に交換してもらうのが難しく、基本的にはMicrosoftの公式修理(本体交換対応になることが多い)を利用することになります。その際、データは消去される前提となるため、日頃のバックアップが必須です。
それでもSurfaceを選ぶ価値とは?(所有欲、ディスプレイ品質、リセール)
これらのデメリットを補って余りあるのが「使う喜び」です。高精細で見やすいディスプレイ、触れるたびに感じる金属の質感、スムーズな顔認証ログインなどは、毎日の仕事のモチベーションを確実に高めてくれます。また、MacBookと同様に中古市場での人気が高く、数年使った後でも比較的高値で売却(リセール)できる点も、トータルコストで見れば大きなメリットです。
お得に買う方法は?公式サイト・ECサイト・家電量販店の使い分け
欲しいモデルが決まったら、次は「どこで買うか」です。購入ルートによってメリットが異なります。
【Microsoft公式サイト】60日間返品無料と手厚いサポートが魅力
Microsoft Store(公式サイト)での購入における最大のメリットは、「60日間の返品無料期間」と「60日間の低価格の約束」です。実際に使ってみて「自分には合わない」と感じた場合でも返品が可能である点は、高額なPCを購入する上で最強の安心材料です。また、学生やその両親、教職員向けの割引プログラムも充実しています。
【Amazon・家電量販店】ポイント還元と即日配送がメリット
Amazonやビックカメラ、ヨドバシカメラなどの大手EC・量販店で購入するメリットは、「ポイント還元」と「配送スピード」です。特に量販店のポイントが貯まっている場合や、明日すぐに手元に欲しい場合はこちらが便利です。ただし、公式サイトのような返品保証はない場合が多いため、モデル選定は慎重に行う必要があります。
【学生・教職員】最大級の割引「学割」を利用する
学生(大学生、専門学生など)や教職員の方は、マイクロソフトが提供する「学生割引(学割)」の対象となります。対象モデルが特別価格で購入できるため、該当する方は必ずチェックすべき制度です。キャッシュバックキャンペーンなどが併用できる時期もあります。
中古・整備済製品という選択肢はアリか?
予算を抑えたい場合、中古品も選択肢に入りますが、バッテリーの劣化具合が外見からは分からないため注意が必要です。おすすめはMicrosoft認定の「整備済製品」です。これは初期不良などで返品された製品をメーカーが修理・再整備したもので、新品に近い品質保証がありながら割安で購入できます。在庫があればラッキーと言えるでしょう。
Surfaceに関するよくある質問(FAQ)
Q. Surfaceの寿命は何年くらいですか?
一般的なノートPCと同様、3年〜5年が目安です。ハードウェア自体の耐久性は高いですが、バッテリーの経年劣化や、OS・アプリの進化によるスペック不足を感じ始めるのがこの時期です。メモリ16GB以上のモデルを選んでおけば、より長く快適に使えます。
Q. Office(Word/Excel)は最初から入っていますか?
日本国内で販売されている個人向けのSurfaceには、基本的に「Office Home & Business 2021」などの永続ライセンス版がプレインストールされています。別途購入する必要はありません。ただし、法人向けモデルや一部の中古品には付属していない場合があるため、購入時によく確認してください。
Q. MacとSurface、ビジネスで使うならどっち?
これは「普段使うソフト」と「会社の環境」に依存します。会社がWindows環境であり、Excelのマクロ機能やWindows専用ソフトを多用する場合は、Surface(Windows)の方が圧倒的にトラブルが少ないです。iPhoneとの連携やクリエイティブ用途を最優先するならMacが有利ですが、日本の一般的なビジネス現場においては、Windows搭載のSurfaceの方が汎用性が高いと言えます。
モバイルPC導入専門家のアドバイス
「『かっこいいからMac』という理由で選ぶと、職場のシステムと合わずに苦労することがあります。ご自身の環境におけるWindowsへの依存度で判断してください。Officeソフトの互換性を100%気にするならSurface一択です。」
まとめ:あなたに最適なSurfaceでスマートなワークスタイルを
Surfaceシリーズは、あなたの仕事や学びの質を一段階引き上げてくれる強力なツールです。最後に、失敗しない選び方のチェックリストを確認して、最適な一台を選び抜いてください。
選び方の最終チェックリスト
- 形状は、自分の作業スタイルに合わせて「2in1(Pro)」か「ノートPC(Laptop)」か決めましたか?
- メモリは、将来を見越して「16GB」以上を選択しましたか?(強く推奨)
- 持ち運び頻度を考慮し、キーボード込みの「総重量」を確認しましたか?
- 予算計画の中に、必須となる「タイプカバー・ペン」の費用を含めましたか?
このチェックリストをクリアしたモデルであれば、きっと長く愛用できる最高のパートナーとなるはずです。ぜひ今日から、新しいSurfaceで快適かつスマートなデジタルライフをスタートさせてください。
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