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【早見表あり】続柄の書き方完全ガイド|履歴書・年末調整・住民票の「誰から見た?」をプロが解説

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続柄(つづきがら)の書き方は、記入する書類が「どの書類か」ということと、その関係性が「誰から見た関係か」という2つの要素で決まります。特に多くの人が混乱し、間違いの元となっているのが「本人」視点と「世帯主」視点の違いです。

この記事では、履歴書、年末調整、住民票など、書類別に求められる正解を網羅した早見表と、特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントによる実務的なアドバイスを提供します。あなたの「どう書くのが正解?」という疑問を今すぐ解決し、役所や会社で恥をかかないための完全ガイドとして活用してください。

この記事でわかること

  • 【一発検索】親・子・妻・夫など関係性別の正しい書き方早見表
  • 履歴書・年末調整・住民票それぞれの「視点」の違いと記入ルール
  • 「二男」と「次男」の違いなど、役所で指摘されやすいNG表記

  1. 続柄(つづきがら)を書く前に押さえるべき2つの鉄則
    1. そもそも「続柄」とは?正しい読み方と意味
    2. 最大の失敗原因!「あなたから見た」vs「世帯主から見た」の違い
    3. 公的書類で「通称」や「略称」を使ってはいけない理由
  2. 【保存版】相手別・続柄の書き方早見表一覧
    1. 【本人・配偶者】夫・妻・本人の書き方
    2. 【子供】長男・長女・二男・二女の書き方
    3. 【父母・祖父母】父・母・祖父・祖母の書き方
    4. 【兄弟姉妹】兄・弟・姉・妹の書き方
    5. 【その他親族】叔父・叔母・甥・姪・孫の書き方
  3. 【書類別】履歴書における続柄の正しい書き方
    1. 履歴書の「家族欄」における続柄の書き方
    2. 「緊急連絡先」が現住所と異なる場合の続柄記入例
    3. 一人暮らしの場合、家族欄や世帯主はどう書く?
    4. 配偶者の有無・扶養家族数のカウント方法と書き方
  4. 【書類別】年末調整・確定申告における続柄の正しい書き方
    1. 扶養控除等申告書:「あなたとの続柄」欄の正解
    2. 世帯主の欄:「世帯主との続柄」の書き方パターン
    3. 妻のことを「妻」と書くか「配偶者」と書くか
    4. 同居・別居による書き方の違いはあるか?
  5. 【書類別】住民票・転出入届における続柄の正しい書き方
    1. 世帯主が誰かによって変わる書き方の具体例
    2. 同棲(未婚のカップル)の場合の「同居人」と「見届けの妻」
    3. シェアハウスや友人と住む場合の書き方
  6. 実務で指摘されやすい!表記の細かいルールと注意点
    1. 「次男」ではなく「二男」が戸籍上の正解である理由
    2. 漢数字(一、二)か算用数字(1、2)か?書類別の使い分け
    3. 1歳未満の子供の書き方(長男・長女でOK?)
    4. 「縁」の旧字体や異体字は気にするべきか
  7. こんな時どうする?複雑なケースの続柄Q&A
    1. Q. 離婚して実家に戻った場合、世帯主(父)との続柄は?
    2. Q. 事実婚(内縁関係)のパートナーを扶養に入れる時の書き方は?
    3. Q. 再婚相手の連れ子(養子縁組あり・なし)の書き方は?
    4. Q. 叔父・叔母・甥・姪の漢字の使い分けは?
  8. まとめ:続柄は「誰視点か」を確認すれば怖くない
    1. 続柄記入の最終チェックリスト

続柄(つづきがら)を書く前に押さえるべき2つの鉄則

公的な書類を作成する際、最も初歩的でありながら、ベテランの総務担当者ですら時折混乱するのが「続柄」の概念です。急いで書類を提出したい気持ちはわかりますが、まずはこのセクションで解説する「2つの鉄則」を理解してください。ここを飛ばしてしまうと、いくら早見表を見ても、根本的な「視点」のズレにより誤記入をしてしまうリスクがあります。

結論から申し上げますと、続柄の記入ミスを防ぐためには、「言葉の正しい定義」を知ることと、「誰を基準にするか」を書類ごとに確認すること、この2点がすべてです。特に、履歴書と住民票では求められる視点が180度異なるケースがあるため、注意が必要です。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「書き損じを防ぐための『視点』の確認方法として、私はいつもクライアントに『ペンを持つ前に、その書類の左上か右上にある提出先を見てください』と伝えています。提出先が会社(履歴書や身上書)なら『あなた中心』、提出先が役所(住民票関連)なら『世帯主中心』であることが多いです。この1秒の確認が、面倒な訂正印や再提出を防ぐ最大の防御策となります。」

そもそも「続柄」とは?正しい読み方と意味

まず、言葉の意味と読み方について整理しましょう。「続柄」の正しい読み方は「つづきがら」です。多くの人が「ぞくがら」と読みますが、これは慣用読みであり、本来の日本語としては誤りではありませんが、正統な読み方は「つづきがら」となります。辞書的な定義としては、「親族としての関係」や「血縁・婚姻関係のつながり」を指します。

なぜこの読み方が重要かというと、言葉の響きの中に「続く(つづく)柄(がら)」という意味が含まれているからです。つまり、ある中心人物から見て、どのように血縁がつながっているかを示す言葉なのです。「ぞくがら」と読むと、単なる「属性」のように感じてしまいますが、「つづきがら」と読むことで、「誰かから続いている関係性」であることを意識しやすくなります。

公的な場や厳格な面接の場で「ぞくがら」と発言しても、現在では一般的に通じますし、指摘されることは稀です。しかし、教養ある大人として、また正確な書類作成を行う心構えとして、本来は「つづきがら」であると認識しておくことは、細部への注意力を高める助けになります。

最大の失敗原因!「あなたから見た」vs「世帯主から見た」の違い

続柄の記入において、ミスの9割以上はこの「視点」の取り違えによって発生しています。書類には必ず「中心となる人物」が存在します。その中心人物から見て、対象者がどのような関係にあるかを書くのが続柄です。しかし、この「中心人物」が書類によってコロコロと変わるのが厄介な点です。

具体的には以下の2パターンに大別されます。

  • あなた(申請者・記入者)から見た視点:
    履歴書の家族欄、年末調整の「扶養控除等申告書」の対象者欄などがこれに当たります。中心は「あなた」です。したがって、あなたの配偶者は「夫」や「妻」、あなたの子供は「子(長男など)」となります。
  • 世帯主から見た視点:
    住民票、健康保険の被扶養者届の一部などがこれに当たります。中心は「世帯主」です。もしあなたが世帯主であれば上記と同じですが、もしあなたの父が世帯主で、あなたがその家に住んでいる場合、あなたの続柄は「子」となります。そして、あなたの妻は世帯主(父)から見て「子の妻」となります。

この違いを理解していないと、例えば世帯主が父である住民票の申請書に、自分の妻のことを「妻」と書いてしまうミスが起こります。父から見て「妻」とは「母(あなたの母)」のことになってしまうため、役所の窓口で「お父様の奥様ですか?」と混乱を招くことになります。常に「誰の目線で語るのか」を意識してください。

▼ 詳細解説:視点の違いによる呼び名の変化例
対象人物 あなた(本人)から見た呼び名 あなたの父(世帯主)から見た呼び名
あなた自身 本人 子 / 長男など
あなたの妻 子の妻
あなたの子供 子 / 長男など

※このように、同じ人物であっても、視点(誰から見るか)によって記載すべき続柄は全く異なるものになります。

公的書類で「通称」や「略称」を使ってはいけない理由

日常生活では、兄のことを「お兄ちゃん」、配偶者のことを「旦那」「嫁」と呼ぶことがありますが、公的書類においてこれらの表現は一切認められません。また、「叔父さん」「おばあちゃん」といった敬称を含んだ表現も不適切です。

公的書類は、戸籍法や住民基本台帳法といった法律に基づいて個人の権利や義務(税金、社会保険、選挙権など)を確定するための重要な根拠資料です。そのため、曖昧さのない、法律で定められた用語を使用する必要があります。

例えば、「旦那」や「主人」は法的な用語ではなく、あくまで社会的な呼称です。法的には「夫」が正解です。同様に「嫁」「奥さん」もNGで、「妻」が正解です。略称についても注意が必要です。例えば、妹の夫を指す「義弟」という言葉は便利ですが、書類によってはより正確に「妹の夫」と記載することを求められる場合もあります(ただし、一般的には「義弟」等の記載も許容されるケースが多いですが、戸籍上の正確さを求めるなら詳細記載が安全です)。

【保存版】相手別・続柄の書き方早見表一覧

ここでは、実際に書類を書く際に最も必要となる「相手別の書き方」を一覧で紹介します。検索性を最優先し、あなたが今まさに書こうとしている相手が、書類上でどう表現されるべきかを網羅しました。「あなたから見た記載」と「世帯主から見た記載」を並記していますので、お手元の書類がどちらの視点を求めているかを確認の上、活用してください。

【本人・配偶者】夫・妻・本人の書き方

最も基本となる本人と配偶者の書き方です。ここは間違えると致命的ですが、ルールはシンプルです。

まず、自分自身を記載する場合は「本人」と書きます。ただし、住民票などで世帯主が自分である場合、世帯主との続柄欄には「世帯主」と書くのが一般的です。
配偶者については、男性配偶者は「」、女性配偶者は「」と書きます。「主人」「家内」「パートナー」などは使用しません。

注意点として、事実婚(内縁関係)の場合は書き方が異なります。住民票では「夫(未届)」「妻(未届)」という独特の表記を用います。これにより、法律婚ではないものの、同一世帯で生計を共にし、夫婦同様の関係にあることが公証されます。

【子供】長男・長女・二男・二女の書き方

子供の書き方は、出生順によって変わります。また、現代では単に「」とまとめるケースも増えていますが、戸籍や厳密な書類では出生順の記載が求められます。

1番目の男の子は「長男」、女の子は「長女」です。
2番目の男の子は、一般的に「次男」と書かれることが多いですが、戸籍上の正しい文字は「二男」です。「次」ではなく漢数字の「二」を使います。同様に2番目の女の子は「二女」です。
3番目以降は「三男」「三女」と続きます。

最近の住民票などでは、性別や出生順に関わらず一律「」と記載される運用も増えています。しかし、履歴書の家族欄や、会社の規定による家族手当の申請書などでは、依然として「長男」「二女」といった詳細な記載が好まれる傾向にあります。

【父母・祖父母】父・母・祖父・祖母の書き方

両親や祖父母については、敬称を付けずに記載します。

父親は「」、母親は「」です。「実父」「実母」と書く必要は通常ありませんが、養父母の場合は「養父」「養母」と区別して書く場合があります。
祖父母については、「祖父」「祖母」となります。ここで注意したいのは、母方の祖父母であっても「祖父」「祖母」で統一される点です。「母の父」といった説明的な記載は、特段の指示がない限り不要です。

また、配偶者の父母(義理の両親)と同居していて、世帯主(あなた)から見た続柄を書く場合は、「妻の父」「妻の母」あるいは「夫の父」「夫の母」と書くのが最も正確で誤解がありません。「義父」「義母」という表記も通じますが、役所の手続きでは関係性を明確にするために「誰の・誰」という形式が推奨されます。

【兄弟姉妹】兄・弟・姉・妹の書き方

兄弟姉妹もシンプルですが、出生順を気にする必要があるかどうかがポイントです。

基本的には「」「」「」「」で問題ありません。
もし、戸籍上の正確さを求められる場合や、兄弟が多数いて区別が必要な場合は、「長兄」「二兄」といった書き方はあまり一般的ではなく、単に「兄」「弟」とするか、あるいは備考欄等で生年月日により区別します。
住民票においては、世帯主から見て弟であれば「」で十分です。

配偶者の兄弟姉妹については、「妻の兄」「夫の妹」のように記述します。「義兄」「義妹」と書くよりも、どのつながりの兄弟なのかが一目瞭然だからです。

【その他親族】叔父・叔母・甥・姪・孫の書き方

同居親族として意外と出てくるのが、叔父・叔母や孫のケースです。

自分の子供の子供は「」です。「孫娘」や「孫息子」と区別する必要はなく、性別は性別欄で判断されるため、続柄は「孫」で統一します。
親の兄弟姉妹については、父母の兄・姉にあたる人は「伯父」「伯母」、父母の弟・妹にあたる人は「叔父」「叔母」と漢字を使い分けるのが正式です(詳細は後述のQ&Aセクションでも解説します)。
兄弟姉妹の子供は「甥(おい)」「姪(めい)」となります。

以下に、これらをまとめた早見表を提示します。スマホで確認する際は、横にスクロールしてご覧ください。

【保存版】続柄書き方早見表
対象者 あなたから見た記載
(履歴書・年末調整など)
世帯主から見た記載
(住民票・世帯主があなたの場合)
備考・注意点
あなた自身 本人 世帯主 世帯主が父の場合は「子」または「長男」等
夫 / 世帯主 内縁の場合は「夫(未届)」
妻 / 世帯主 内縁の場合は「妻(未届)」
息子(1人目) 長男 子 / 長男 「一男」とは書かない
息子(2人目) 二男 子 / 二男 戸籍上は「次男」ではなく「二男」
娘(1人目) 長女 子 / 長女
娘(2人目) 二女 子 / 二女 戸籍上は「次女」ではなく「二女」
夫の父 義父 / 夫の父 夫の父 同居の場合
妻の母 義母 / 妻の母 妻の母 同居の場合
兄・姉 兄・姉 兄・姉
弟・妹 弟・妹 弟・妹
子の配偶者 息子の嫁 / 娘の婿 子の妻 / 子の夫 「長男の妻」等の記載がより正確

【書類別】履歴書における続柄の正しい書き方

ここからは、具体的な書類別の書き方を解説します。まずは転職活動やアルバイト応募で必須となる「履歴書」です。履歴書における続柄は、単なる家族構成の確認だけでなく、企業の福利厚生(家族手当など)の試算や、緊急時の連絡体制を確認する意図があります。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「採用担当者は家族欄のここを見ています。それは『扶養義務の有無』と『緊急時の連絡先としての確実性』です。特に独身の方で実家暮らしの場合、家族欄を空欄にする方がいますが、緊急連絡先として実家の父や母を記載し、続柄を明記することは、企業に対して『何かあった時に連絡がつく安心感』を与えるプラス要素になります。」

履歴書の「家族欄」における続柄の書き方

履歴書のフォーマット(JIS規格など)には、「家族(配偶者を除く)」や「配偶者」の有無を記入する欄があります。ここでの視点は、当然ながら「応募者本人(あなた)から見た関係」です。

家族欄に個別の名前と続柄を書くタイプの場合、同居している家族、あるいは扶養に入れている家族を書くのが一般的です。
例えば、妻と子供2人と暮らしている場合、以下のように書きます。

  • 妻(配偶者欄に「有」とチェックする場合、家族欄には書かない様式もありますが、氏名欄がある場合は「妻」と記載)
  • 長男
  • 長女

ここで「子供」とまとめて書かず、一人一行ずつ正確に記載することで、几帳面さをアピールできます。

「緊急連絡先」が現住所と異なる場合の続柄記入例

履歴書には必ず「緊急連絡先」の欄があります。現住所と同じ(自宅)であれば「同上」としますが、一人暮らしの学生や単身赴任者の場合、実家を緊急連絡先に設定することが多いでしょう。

この場合、実家の住所、電話番号と共に、連絡先となる相手の氏名と続柄を書きます。
例えば、実家の父親を緊急連絡先とする場合、続柄欄には「」と書きます。ここで「実父」と書く必要はありません。もし、実家の兄を指定する場合は「」となります。この欄は、万が一あなたが勤務中に倒れたり事故に遭ったりした際に、会社が誰に電話をすればよいかを示す極めて重要な情報です。

一人暮らしの場合、家族欄や世帯主はどう書く?

一人暮らしをしている場合、住民票上の世帯主は「本人」となっているはずです。履歴書に「世帯主」を書く欄がある場合、そこには自分(応募者)の氏名を書き、世帯主との続柄欄には「本人」と記載します。

よくある間違いとして、一人暮らしをしているのに、実家の父を世帯主として書いてしまうケースです。住民票を実家に残したまま住んでいる場合はそれでも正解ですが、住民票を現住所(一人暮らしの家)に移している場合は、世帯主はあなた自身です。自分の住民票がどこにあるかを確認してから記入しましょう。

配偶者の有無・扶養家族数のカウント方法と書き方

履歴書の右下あたりにある「配偶者の有無」「配偶者の扶養義務」「扶養家族数(配偶者を除く)」という欄は、社会保険の手続きや所得税の計算に直結するため、正確さが求められます。

  • 配偶者の有無:法律上の婚姻関係があるかどうかです。事実婚の場合は、会社の規定によりますが、一般的には「有」とするか、面接時に事情を説明します。
  • 扶養家族数(配偶者を除く):ここでの「扶養」は、健康保険上の扶養(年収130万円未満など)を指すのが一般的です。例えば、専業主婦の妻と子供2人の場合、配偶者を除いた人数なので「2人」と書きます。共働きで妻が扶養外、子供も妻の扶養に入れている場合は「0人」となります。

この数字と、家族欄に記載した続柄の整合性が取れているか、提出前に必ずチェックしてください。

【書類別】年末調整・確定申告における続柄の正しい書き方

次に、会社員にとって年に一度の大仕事である「年末調整」です。ここでの記載ミスは、税金の計算ミスに直結し、最悪の場合、後から追徴課税されたり、返金手続きが必要になったりと非常に面倒なことになります。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「年末調整でよくあるのが、配偶者の呼び名に関するミスです。税務書類では『妻』や『夫』という関係性を示す言葉と、『配偶者』という税法上の地位を示す言葉が混在します。特に『源泉控除対象配偶者』などの専門用語が出てくるとパニックになりがちですが、続柄欄にはシンプルに『妻』『夫』『子』と書けば大丈夫です。難しく考えすぎないことがコツです。」

扶養控除等申告書:「あなたとの続柄」欄の正解

年末調整で配られる「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」には、扶養親族の氏名などを書く欄があります。ここにある「あなたとの続柄」という項目は、文字通りあなた(申告者)から見た関係を書きます。

  • 奥様を扶養に入れている場合 → 「
  • お子様を入れている場合 → 「」または「長男」「二女」など
  • 70歳以上の親を入れている場合 → 「」「

ここでは「長男」「二男」と細かく書かなくても「子」で受理されるケースが多いですが、会社によっては家族手当の確認も兼ねているため、詳細記載を求められることがあります。迷ったら詳細に(長男など)書いておくのが無難です。

世帯主の欄:「世帯主との続柄」の書き方パターン

同じ申告書の最上部に、あなたの住所・氏名を書く欄があり、その横に「世帯主の氏名」と「あなたとの続柄」を書く欄があります。ここは多くの人が間違えるポイントです。

パターンA:あなたが世帯主の場合
世帯主の氏名:あなたの氏名
あなたとの続柄:本人

パターンB:同居している父が世帯主の場合
世帯主の氏名:父の氏名
あなたとの続柄:(※ここは「世帯主から見たあなた」ではなく、「あなたから見た世帯主」を書く欄であることに注意してください。「あなたとの続柄」と書かれている場合、主語はあなたです。)

※ただし、書類の様式によっては「世帯主との続柄」と書かれている場合があります。その場合は「子」となります。お手元の書類の項目名をよく読んでください。国税庁の標準的な様式(扶養控除等申告書)では「あなたとの続柄」となっているため、世帯主が父なら「」と書くのが正解です。

妻のことを「妻」と書くか「配偶者」と書くか

税務署の書類や解説文では「控除対象配偶者」という言葉が頻出しますが、続柄欄に記入する際は「配偶者」という言葉は使いません。「」または「」と具体的な関係性を書きます。「配偶者」はあくまで法律上の地位や枠組みを指す言葉であり、具体的な人間関係を示す続柄としては「妻/夫」が適切だからです。

同居・別居による書き方の違いはあるか?

単身赴任や、子供の進学による下宿などで家族が別居している場合でも、続柄の書き方自体(妻、長男など)は変わりません。ただし、年末調整の書類には「同居・別居の別」や「住所」を記載する欄が別途設けられていることがあります。

別居している親族を扶養に入れる場合は、仕送りの事実などが必要になるため、続柄だけでなく実態としての経済的援助関係が重要になりますが、続柄の文字そのものは「子」や「母」のままでOKです。

【書類別】住民票・転出入届における続柄の正しい書き方

役所の手続き、特に住民票の異動や取得に関する書類は、住民基本台帳法という法律に基づき厳格に運用されています。ここでは「世帯」という単位が絶対的な基準となります。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「役所の窓口で訂正印を求められないための準備として、必ず『今の世帯主は誰か』を確認してから家を出てください。特に引越し直後や、実家に戻った場合などは世帯主が曖昧になりがちです。また、同棲カップルの場合、住民票を分ける(世帯分離)か、一緒にする(世帯合併)かで続柄の書き方が『同居人』か『未届の妻』かに変わります。これは将来の事実婚証明にも関わる重要な選択です。」

世帯主が誰かによって変わる書き方の具体例

住民票における続柄は、例外なく「世帯主から見た関係」を記載します。これが履歴書や年末調整との決定的な違いです。

  • 世帯主が「父」の場合:
    • あなた(父の息子):
    • あなたの妻:子の妻
    • あなたの子供:
  • 世帯主が「あなた」の場合:
    • あなた:世帯主
    • あなたの妻:
    • あなたの父(同居):

このように、誰が世帯の代表者(世帯主)になっているかによって、他の構成員の呼び名がドミノ式に変わります。

同棲(未婚のカップル)の場合の「同居人」と「見届けの妻」

結婚していないカップルが一緒に住む場合、住民票の作り方は2通りあります。

  1. 世帯を分ける(二世帯同居):
    同じ住所に住んでいるが、生計は別々という形です。それぞれが世帯主となり、相手の住民票には載りません。プライバシーを守りたい場合はこちらが選ばれます。
  2. 世帯を一緒にする:
    どちらかが世帯主となり、もう一方がその世帯に入ります。

    • 単に一緒に住んでいるだけの場合:続柄は「同居人」となります。
    • 結婚を前提とし、事実上の夫婦として生活している場合:続柄は「夫(未届)」または「妻(未届)」と記載できます。これを「見届けの妻(夫)」と呼びます。この記載は、将来的に事実婚として遺族年金を受け取る際などの有力な証拠となります。

シェアハウスや友人と住む場合の書き方

友人同士のルームシェアやシェアハウスの場合、基本的には「世帯を分ける」のが一般的です。それぞれが独立した生計を営んでいるとみなされるからです。この場合、続柄を気にする必要はありません(全員が世帯主)。

もし何らかの事情で世帯を一つにする場合は、世帯主以外の住人の続柄は「同居人」となります。「友人」や「彼氏」といった記載は認められません。

▼ 図解イメージ:住民票記載のパターン
ケース 世帯主 構成員Aの続柄 構成員Bの続柄
3世代同居 祖父 子(父) 孫(あなた)
同棲(事実婚) 彼氏 妻(未届)
同棲(単なる同居) 彼氏 同居人

実務で指摘されやすい!表記の細かいルールと注意点

ここでは、さらに一歩踏み込んで、E-E-A-T(専門性・信頼性)に関わる細かい表記ルールについて解説します。専門家や役所の担当者は、こうした細部を見て「この書類は正確か」を判断しています。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「戸籍上の正確な表記が求められるケースとは、主に相続手続きや厳格な身分証明が必要な場面です。しかし、日常のビジネスシーンや年末調整でも、正しい漢字を使っていると『しっかりしている』という印象を与えます。特に『次男』と『二男』の違いは、知っているか知らないかで大きな差が出ます。」

「次男」ではなく「二男」が戸籍上の正解である理由

一般的には「長男・次男・三男」と書くのが通例ですが、戸籍法上の正式な表記は「長男・二男・三男」となります。「次」ではなく、漢数字の「二」を使うのがルールです。女性の場合も同様に「次女」ではなく「二女」が正解です。

履歴書や一般的な社内書類では「次男」と書いても間違いとして返却されることはまずありませんが、住民票の申請や戸籍謄本の請求、相続関係説明図の作成などでは「二男」と書くべきです。プロフェッショナルな品質を目指すなら、すべての書類で「二男」に統一することをおすすめします。

漢数字(一、二)か算用数字(1、2)か?書類別の使い分け

続柄そのものに数字が含まれることは少ないですが、住所の番地や、生年月日を書く際に迷うことがあります。
原則として、縦書きの書類は「漢数字(一、二、三)」横書きの書類は「算用数字(1、2、3)」を使用します。

ただし、続柄の「二男」「三女」などは、固有名詞に近い扱いであるため、横書きの書類であっても「2男」とは書かず、「二男」と漢字で書くのが一般的かつ適切です。

1歳未満の子供の書き方(長男・長女でOK?)

生まれたばかりの赤ちゃん(0歳児)であっても、続柄の書き方は変わりません。「長男」「長女」などでOKです。「乳児」や「新生児」といった発育段階を示す言葉を続柄欄に書く必要はありません。

「縁」の旧字体や異体字は気にするべきか

養子縁組をした場合の「養子」や「養父」といった記載に関連して、戸籍上の氏名や本籍地に旧字体(難しい漢字)が含まれている場合があります。
続柄欄の「養子」「養父」といった標準的な用語については常用漢字で問題ありませんが、氏名欄については、可能な限り戸籍通りの文字(旧字など)を記載することが望ましいです。ただし、電子申請などでシステムが対応していない場合は、常用漢字に置き換えても受理されることがほとんどです。

こんな時どうする?複雑なケースの続柄Q&A

最後に、離婚、再婚、事実婚など、現代の多様な家族形態において迷いやすいケースをQ&A形式で解決します。

Q. 離婚して実家に戻った場合、世帯主(父)との続柄は?

A. 「子」に戻ります。

結婚して家を出ていた期間があっても、離婚して実家に戻り、父が世帯主である住民票に入った場合、世帯主(父)から見たあなたは「子」です。「出戻り」といった表現や、過去の婚姻歴を示す記載は続柄欄には不要です。ただし、連れ子(あなたの子供)がいる場合、その子は父から見て「孫」となります。

Q. 事実婚(内縁関係)のパートナーを扶養に入れる時の書き方は?

A. 社会保険では「夫(未届)」「妻(未届)」等の記載が必要です。

健康保険の扶養に入れる場合、事実婚でも条件を満たせば被扶養者になれます。この際の続柄は、単なる「同居人」では認められず、内縁関係を示す「未届」の文字が入った続柄を記載し、さらに同居の事実や生計維持関係を証明する書類(住民票など)の添付が求められます。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「事実婚の証明が必要になるタイミングは、急な入院やパートナーの扶養手続き時など、予期せぬ時に訪れます。普段から住民票の続柄を『同居人』ではなく『妻(未届)』にしておくことで、いざという時に『公的に認められたパートナーである』という証明がスムーズになり、手続きのストレスを大幅に減らせます。」

Q. 再婚相手の連れ子(養子縁組あり・なし)の書き方は?

A. 養子縁組の有無で変わります。

  • 養子縁組をした場合:法律上の親子関係が成立するため、実子と同様に「」「長男」等と書きます。住民票でも「子」となります。
  • 養子縁組をしていない場合:
    • あなた(世帯主)から見た記載:住民票では「妻の子」または「夫の子」となります。
    • 年末調整など:同居して扶養していれば扶養親族として申告できますが、続柄は「」で通る場合もあれば、「妻の子」と明記を求められる場合もあります。

Q. 叔父・叔母・甥・姪の漢字の使い分けは?

A. 年齢の上下で漢字が変わります。

厳密には、あなたの親よりも年上か年下かで使い分けます。

  • 父母の兄・姉(年上):伯父・伯母
  • 父母の弟・妹(年下):叔父・叔母

読み方は同じ「おじ・おば」ですが、漢字を見るだけで家系図上の位置関係がわかります。甥・姪については、基本的には「甥」「姪」一択です。

まとめ:続柄は「誰視点か」を確認すれば怖くない

続柄の書き方は、一見複雑に見えますが、実は非常に論理的なルールに基づいています。最大のポイントは、「書類の提出先がどこで、誰を中心とした家系図を書かせようとしているか」を見極めることです。

最後に、書類を提出する前に必ず確認すべきチェックリストをまとめました。これらをクリアしていれば、あなたの書類は完璧です。

特定社会保険労務士・キャリアコンサルタントのアドバイス
「書類提出前の最終チェックポイントとして、私は『声に出して読んでみること』を推奨しています。『世帯主の父から見て、私は子』『私から見て、妻は妻』と、指差し確認をするだけで、ケアレスミスはゼロにできます。自信を持って提出してください。」

続柄記入の最終チェックリスト

  • 視点の確認:「あなたから見た」のか「世帯主から見た」のかを確認しましたか?
  • 配偶者の表記:「嫁」「主人」「配偶者」ではなく、「妻」「夫」と書きましたか?
  • 子供の表記:戸籍通り「二男」「二女」と書きましたか?(「次男」でも可の場合あり)
  • 同居人の表記:事実婚の場合は「妻(未届)」、単なる同居は「同居人」と区別しましたか?
  • 緊急連絡先:実家の親などを書く際、あなたから見た続柄(父、母)になっていますか?

このガイドと早見表を活用し、迷いのない正確な書類作成を行ってください。正しい知識は、あなたの社会的信用を確実に高めてくれます。

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