朝のメイク時間を劇的に短縮しつつ、まるでプロが仕上げたような陶器肌を手に入れたい。そんな願いを叶えるアイテムとして、今やベースメイクの定番となったのが「クッションファンデーション」です。しかし、数え切れないほどのブランドから発売されているため、「どれを選べばいいかわからない」「買ってみたけれどすぐに崩れてしまった」という失敗談も後を絶ちません。
結論から申し上げますと、クッションファンデ選びで最も重要なのは、人気ランキングの順位だけを鵜呑みにせず、ご自身の「肌質」と理想とする「仕上がりの質感」を正しくマッチングさせることです。これが、崩れ知らずの一日中続く美肌への最短ルートとなります。
本記事では、延べ1万人以上の肌診断を行ってきた現役ヘアメイクアップアーティスト監修のもと、ドラッグストアで買えるプチプラコスメから、百貨店で人気のデパコスまで、話題のクッションファンデを徹底検証しました。カバー力、崩れにくさ、保湿力など、プロの視点で厳しくチェックし、あなたにとっての「運命の1個」をご提案します。
この記事でわかること
- プロが教える「失敗しないクッションファンデの選び方」3つの基準
- 崩れにくさ・カバー力を徹底比較したおすすめランキング20選
- 誰でもプロ級の仕上がりになる、崩れない塗り方の裏技
【プロが解説】失敗しないクッションファンデの選び方3つのポイント
クッションファンデーションは、リキッドファンデーションの手軽さとパウダーファンデーションの携帯性を兼ね備えた画期的なアイテムです。しかし、その「手軽さ」ゆえに、なんとなく選んでしまい失敗するケースが非常に多いのが実情です。店頭で手の甲に試したときは綺麗だったのに、顔に塗ると厚塗りになったり、夕方に毛穴落ちしてしまったりするのは、選び方の基準が曖昧だからです。
ここでは、膨大な種類の中から自分に最適な一つを見つけ出すための、プロ直伝の3つの選定基準を解説します。これを知っているだけで、購入後の満足度が大きく変わります。
現役ヘアメイクアップアーティストのアドバイス
「『人気No.1だから』という理由だけで購入して失敗する方が非常に多いです。例えば、乾燥肌の方が脂性肌向けの『強力な皮脂吸着タイプ』を使うと、数時間後には肌がひび割れたように乾燥し、逆に汚く崩れてしまいます。まずはご自身の肌質を理解し、それに合った成分や処方のものを選ぶことが、崩れないベースメイクの第一歩です。」
ポイント1:肌質に合わせた「タイプ」で選ぶ(乾燥肌・脂性肌・混合肌)
ファンデーション選びにおいて最も重要なファクターは「肌質」との相性です。クッションファンデは大きく分けて、保湿重視のタイプと皮脂コントロール重視のタイプに分かれます。ご自身の肌タイプに合わせて選ぶことで、時間が経っても美しい状態をキープできます。
乾燥肌の方:モイスチャータイプ
カサつきや粉吹きが気になる乾燥肌の方には、保湿成分が豊富に配合された「モイスチャータイプ」が推奨されます。ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、植物性オイルなどの美容液成分が含まれているものを選びましょう。これらはメイク中もスキンケア効果を発揮し、一日中しっとりとした肌を保ちます。パッケージに「保湿」「グロウ」「モイスチャー」と記載されているものが目印です。
脂性肌の方:マットタイプ
Tゾーンのテカリやメイク崩れが悩みの方には、余分な皮脂を吸着してくれる「マットタイプ」が最適です。シリカなどの皮脂吸着パウダーが配合されているものは、汗や皮脂に触れてもドロドロになりにくく、サラサラの肌を持続させます。「ロングラスティング」「オイルフリー」「マット」といった表記があるものを選んでください。
混合肌の方:セミマットタイプ
Tゾーンはテカるけれど頬は乾燥するという混合肌の方は、水分と油分のバランスを整える「セミマットタイプ」が正解です。適度な保湿力を持ちながら表面はさらっと仕上がるため、部位ごとの悩みに対応しやすく、最も扱いやすいタイプと言えます。現在のトレンドもこのセミマットが主流であり、多くのブランドから優秀なアイテムが登場しています。
ポイント2:なりたい「仕上がり」で選ぶ(ツヤ・セミマット・マット)
次に考慮すべきは、どのような肌に見せたいかという「質感(テクスチャー)」の好みです。クッションファンデは、この質感のバリエーションが非常に豊富です。TPOやなりたい印象に合わせて使い分けるのも、メイク上級者のテクニックです。
ツヤ肌(グロウ)
内側から発光するような瑞々しい仕上がりです。光の反射でくすみや小じわを飛ばしてくれるため、若々しい印象を与えます。デートや休日のお出かけ、乾燥が気になる冬場におすすめです。ただし、テカリと紙一重になりやすいため、フェイスラインなど崩れやすい部分にはパウダーを重ねる工夫が必要です。
セミマット(ベルベット)
程よいツヤを残しつつ、肌のアラをきちんとカバーした陶器のような仕上がりです。清潔感があり、オフィスメイクやフォーマルな場にも適しています。カバー力と自然さのバランスが良く、現在のベースメイクのスタンダードとなっています。初心者の方が最初に選ぶなら、このタイプが失敗が少ないでしょう。
マット
ツヤを抑えた、人形のような均一で隙のない肌を作ります。カバー力が非常に高く、毛穴や色ムラを完璧に隠したい方に向いています。モードなファッションや、しっかりメイクをしたい日に最適です。ただし、厚塗りに見えやすいため、塗布量には注意が必要です。
ポイント3:首の色と浮かない「色選び」のコツ
最後に重要なのが「色選び」です。どんなに性能の良いファンデーションでも、色が合っていなければ顔だけが白浮きしてしまい、不自然な印象を与えてしまいます。特にクッションファンデはカバー力が高いものが多いため、色の不一致が目立ちやすい傾向にあります。
色を選ぶ際の基本は、「フェイスライン(顔と首の境目)」の色に合わせることです。頬の中心で合わせると、顔全体が明るくなりすぎて首との色の差ができてしまいます。フェイスラインに塗って、首の色と自然になじむトーンを選びましょう。
また、ブランドの原産国による色味の傾向も理解しておくとスムーズです。一般的に、韓国コスメは日本のブランドに比べて「明るめ」「ピンク寄り」の色展開が多い傾向があります。普段日本のファンデーションで「標準色」を使っている方が、韓国コスメで同じ感覚で標準色を選ぶと白すぎることがあります。韓国コスメを選ぶ際は、普段よりワントーン暗めを選ぶか、カラーチャートを慎重に確認することをおすすめします。
▼詳細:イエベ・ブルベ別のおすすめカラー傾向
パーソナルカラーを意識することで、より肌に馴染み、透明感を引き出すことができます。
| パーソナルカラー | おすすめのカラー傾向 | 品番の目安(例) |
|---|---|---|
| イエベ春(スプリング) | 黄みのある明るいベージュ、ライトオークル | アイボリー、ライトベージュ、クリーム |
| イエベ秋(オータム) | 黄みが強く落ち着いたオークル、ヘルシーなベージュ | ミディアムベージュ、サンド、オークル |
| ブルベ夏(サマー) | ピンク味のある明るいベージュ、ローズ系 | ピンクベージュ、ロゼ、ポーセリン |
| ブルベ冬(ウィンター) | 赤みのないごく明るい色、または黄みのない暗めの色 | クールベージュ、バニラ、アラバスター |
※ブランドによって色名の定義は異なります。必ずテスターや公式サイトの色見本を確認してください。
徹底検証!クッションファンデおすすめ人気ランキングTOP10【総合】
ここからは、数あるクッションファンデーションの中から、プロの目利きと検証データに基づいて選出した「総合おすすめランキングTOP10」を発表します。今回の検証では、単なる話題性だけでなく、以下の4点を厳格な基準として評価しました。
- 仕上がりの美しさ:厚塗り感がないか、素肌っぽさが残るか。
- 崩れにくさ:塗布から6時間後の肌状態、皮脂浮きや毛穴落ちの有無。
- カバー力:シミ、赤み、毛穴をどれだけ隠せるか。
- 使用感:パフの使いやすさ、容器の形状、香りなど。
ペルソナである30代働く女性が求める「時短」と「美肌」の両立を最優先にランク付けを行っています。
第1位:カバー力と素肌感を両立した「最強の時短ファンデ」
【TIRTIR】マスクフィット レッド クッション
堂々の第1位に輝いたのは、SNSや口コミサイトでも圧倒的な支持を集めるTIRTIR(ティルティル)の赤いクッションです。その最大の特徴は、驚異的な「密着力」と「カバー力」のバランスにあります。微細なパウダーが肌の凹凸にピタッとフィットし、コンシーラーを使わなくても気になる赤みや薄いシミをカバーしてくれます。
検証結果
塗布直後は上品なツヤ感があり、時間が経つにつれて肌に馴染み、程よいセミマット肌へと変化しました。特筆すべきは6時間後の状態です。小鼻の周りにわずかなテカリは見られましたが、ティッシュで軽く押さえるだけで元通りになり、ドロドロとした崩れ方は一切ありませんでした。忙しい朝、パパっと塗るだけで「きちんとメイクした感」が出るため、まさに働く女性の強い味方です。
おすすめの肌質
脂性肌から混合肌の方に特におすすめですが、保湿力もそこそこあるため、スキンケアをしっかり行えば乾燥肌の方でも使用可能です。全肌質対応のオールラウンダーと言えるでしょう。
現役ヘアメイクアップアーティストの評価コメント
「撮影現場でも愛用者が多いアイテムです。とにかく『崩れない』という点において信頼性が高く、長時間の収録やマスクを着用するシーンでも安心して使えます。付属の卵型パフも優秀で、先端部分を使えば小鼻や目のキワまで綺麗に塗り込める点がプロ視点でも高評価です。」
第2位:マスクをしても崩れない「鉄壁のキープ力」
【LANEIGE】ネオクッション マット
第2位は、韓国コスメの大手LANEIGE(ラネージュ)から、ミントグリーンのパッケージが印象的なマットタイプがランクイン。「40度のサウナでも崩れない」というキャッチコピー通りの、圧倒的な耐久性が魅力です。
検証結果
非常に薄付きで軽い付け心地なのに、肌にのせた瞬間にピタッと固定される感覚があります。マスク移り検証を行ったところ、不織布マスクへの色移りはごくわずかで、今回検証した商品の中でトップクラスの成績でした。仕上がりはパウダリーでサラサラしており、フェイスパウダーが不要なほどです。
おすすめの肌質
皮脂崩れに悩む脂性肌の方や、夏場の使用に最適です。逆に、極度の乾燥肌の方は時間が経つと少し突っ張りを感じる可能性があるため、保湿系下地との併用をおすすめします。
第3位:まるでスキンケア!乾燥知らずの「ツヤ肌ファンデ」
【クレ・ド・ポー ボーテ】タンクッションエクラ ルミヌ
第3位は、デパコスの最高峰クレ・ド・ポー ボーテの名品です。ファンデーションというよりも、色付きの美容液を塗っているかのような極上の使い心地が特徴です。独自の保湿成分が一日中肌を潤いで満たし、乾燥による小じわやくすみを防ぎます。
検証結果
塗った瞬間に肌が発光するような、上品でリッチなツヤが生まれます。カバー力は1位・2位に比べるとナチュラルですが、光の反射でアラを飛ばすため、素肌そのものが美しくなったような錯覚を覚えます。6時間経過後も肌の水分量が保たれており、乾燥崩れとは無縁でした。
おすすめの肌質
乾燥肌の方、年齢による肌のしぼみやツヤ不足が気になる方に強くおすすめします。価格は高めですが、それに見合うだけのスキンケア効果と仕上がりの美しさが手に入ります。
第4位〜第10位のダイジェスト紹介
惜しくもTOP3には入らなかったものの、それぞれに優れた特徴を持つ実力派クッションファンデをダイジェストでご紹介します。
- 第4位:【NARS】ピュアラディアント プロテクション アクアティックグロー クッションファンデーション
みずみずしいツヤと、大気汚染物質から肌を守る機能性が魅力。素肌感を重視する方に。 - 第5位:【Yves Saint Laurent】アンクル ド ポー ルクッションN
デパコスならではの高級感あるパッケージと、隙のないカバー力が人気。崩れにくさも優秀。 - 第6位:【MISSHA】M クッション ファンデーション(ネオカバー)
プチプラの王道。1,000円台とは思えないカバー力と仕上がりで、コスパ重視ならこれ一択。 - 第7位:【Dior】ディオールスキン フォーエヴァー グロウ クッション
長時間続くツヤと保湿力が特徴。色展開も豊富で自分に合う色が見つけやすい。 - 第8位:【CLIO】キル カバー ザ ニュー ファンウェア クッション
韓国クッションの代名詞。圧倒的なカバー力で、コンシーラーいらずの肌を作る。 - 第9位:【Laura Mercier】フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション
素肌と一体化するような生っぽいツヤ感が特徴。ナチュラルメイク派に。 - 第10位:【hince】セカンドスキンメッシュマットクッション
メッシュ網を通すことで微細なパウダーが均一につき、シルキーな肌に仕上がる。
▼4位以下の詳細レビューとスペック一覧
| 順位 | ブランド名 | 商品名 | 価格帯 | UVカット | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4位 | NARS | ピュアラディアント プロテクション アクアティックグロー | 高 | SPF50+/PA+++ | ブルーライトカット機能あり、自然なツヤ |
| 5位 | YSL | アンクル ド ポー ルクッションN | 高 | SPF50+/PA+++ | ラグジュアリーなツヤ、高密着 |
| 6位 | MISSHA | M クッション ファンデーション(ネオカバー) | 低 | SPF50+/PA+++ | ハイライト効果、圧倒的コスパ |
| 7位 | Dior | ディオールスキン フォーエヴァー グロウ | 高 | SPF50/PA+++ | 24時間保湿、フローラルエキス配合 |
| 8位 | CLIO | キル カバー ザ ニュー ファンウェア | 中 | SPF50+/PA+++ | 薄付きなのに高カバー、72時間持続 |
| 9位 | Laura Mercier | フローレス ルミエール ラディアンス | 高 | SPF50/PA++++ | 活きたツヤ、プロテクション機能 |
| 10位 | hince | セカンドスキンメッシュマット | 中 | SPF40/PA++ | メッシュタイプ、なめらかマット |
【悩み・目的別】あなたにぴったりのクッションファンデはこれ!
総合ランキングだけでは決めきれない方のために、具体的な肌悩みや目的に特化したおすすめアイテムを厳選しました。ご自身の最も解決したい悩みに合わせて選んでみてください。
【崩れない】脂性肌・夏場でもテカリにくい名品3選
汗をかきやすい季節や、オイリー肌の方にとって「テカリ防止」は最優先事項です。ここでは皮脂吸着力に優れたアイテムを紹介します。
- 【innisfree】ノーセバム パウダー クッション
あの有名な「ノーセバムパウダー」をそのままクッションにしたような商品。通気性が良く、軽い付け心地でサラサラ肌をキープします。 - 【ETUDE】ダブルラスティング クッションマット
肌に吸い付くような密着力で、皮脂による浮きを防ぎます。マスクへの色移りの少なさも高評価です。 - 【MAYBELLINE NEW YORK】SPステイ ルミマット クッション
超薄膜フィルムが肌を覆い、汗・水に強い処方。長時間メイク直しができない日におすすめです。
検証レポート
これらの商品に人工皮脂を吹きかけ、30分放置する実験を行いました。一般的な保湿系クッションがドロドロと溶け出したのに対し、上記3商品は水を弾くように皮脂をブロックし、表面のサラサラ感を維持していました。
【カバー力】コンシーラーいらずでシミ・毛穴を隠す3選
「忙しい朝にコンシーラーを使っている時間はない」という方には、ひと塗りで肌悩みを消し去るハイカバータイプがおすすめです。
- 【CNP Laboratory】プロポリス アンプル イン クッション
蜂の巣から抽出したプロポリス成分を配合。高いカバー力がありながら、栄養クリームのようなツヤも与えてくれます。 - 【JUNG SAEM MOOL】エッセンシャル スキン ヌーダー ロングウェア クッション
韓国の有名メイクアップアーティストが開発。肌のキメを整えながら、色ムラを完璧に補正します。時間が経つほど肌に馴染むのが特徴です。 - 【Aluce luce Plus】クッションファンデーション
テレビ通販でもおなじみの実力派。年齢肌特有の濃いシミや肝斑もしっかり隠せると評判で、40代・50代の方からも支持されています。
現役ヘアメイクアップアーティストのアドバイス
「カバー力が高いファンデーションを使う際の注意点は、顔全体に均一に塗らないことです。全顔に同じ厚さで塗ると、能面のようになってしまいます。目の下の三角ゾーンなど、隠したい部分にはしっかり重ね、フェイスラインに向かって薄くなるようにグラデーションを作ると、カバー力と自然さを両立できます。」
【プチプラ・韓国】2,000円以下で買える優秀コスメ4選
初めてクッションファンデを試す方や、流行りのアイテムを気軽に試したい方に、2,000円以下で購入できるコストパフォーマンス最強のアイテムを紹介します。
- 【rom&nd】ブルームインカバーフィットクッション
日本のコンビニやバラエティショップでも購入可能。花びらのようなふわっとした肌質感が叶います。 - 【Cezanne】クッションファンデーション
驚きの1,000円強という価格設定ながら、石鹸で落とせるほどの肌への優しさと、日常使いに十分なカバー力を備えています。 - 【VT COSMETICS】シカ エアリー フィット カバー クッション
鎮静成分CICAを配合しており、肌荒れが気になる時でも罪悪感なく使えます。赤みのカバーに優れています。 - 【PERIPERA】ムード ヴィーガン グロウ クッション
ヴィーガン処方で作られた肌に優しいクッション。みずみずしいツヤ肌を作りたい学生や20代におすすめです。
プロが教える!クッションファンデの「崩れない塗り方」裏技
「良いファンデーションを買ったはずなのに、なぜか綺麗に仕上がらない」。その原因の9割は、実は「塗り方」にあります。クッションファンデはリキッドともパウダーとも違う独特のツールです。プロが実践している正しい塗り方をマスターすれば、プチプラコスメでもデパコス級の仕上がりに格上げできます。
現役ヘアメイクアップアーティストのアドバイス
「私が新人の頃、一番やってしまった失敗は『スタンプ塗り』です。パフにたっぷりファンデを含ませて、肌にバンバンと叩きつけていました。これだと厚塗りになり、崩れるのも早いです。プロの現場では、いかに『薄く、均一に』乗せるかに全神経を注いでいます。正しいのは『タップ塗り』です。」
基本手順:パフへの取り方と「蓋での量調節」が9割
最も重要な工程は、肌に乗せる前の「準備」です。以下の手順を必ず守ってください。
- パフの半分程度に取る:
クッションスポンジにパフを押し付ける際、全面につける必要はありません。パフの上半分、または3分の1程度に軽く取るだけで十分です。強く押しすぎると液が溢れ出てしまうので注意しましょう。 - 内蓋で量を調節する(最重要):
パフに取ったファンデーションを、そのまま顔に乗せてはいけません。必ずコンパクトの内蓋(ザラザラした部分)で、パフをトントンと叩き、ファンデーションをパフの内部まで均一に馴染ませます。パフの表面に液が余っていない状態にするのが理想です。 - 顔の中心から外側へ:
一番カバーしたい頬の高い位置(目の下の三角ゾーン)から塗り始めます。そこからフェイスラインに向かって、残ったファンデーションを広げていくイメージです。フェイスラインにはほとんどファンデがついていないくらいが、自然な立体感を生みます。
崩れ防止テク:小鼻や目元の「細かい部分」の仕上げ方
メイク崩れは、よく動く目元や皮脂の多い小鼻から始まります。この細部を丁寧に仕上げることで、夕方の顔に差が出ます。
パフを折って使う
小鼻の脇や目のキワなど、細かい部分はパフを半分に折って、角を使って塗り込みます。こうすることで、細部までムラなく密着させることができます。
何もついていないスポンジでフィックス
全体を塗り終えたら、最後に何もついていない清潔なスポンジ(またはパフの綺麗な面)で、顔全体を軽くタッピングします。余分な油分を取り除き、ファンデーションを肌のキメに入れ込むことで、密着力が格段に向上します。
夕方の「ドロドロ崩れ」を防ぐお直し術
どんなに崩れにくいファンデでも、夕方になれば多少のヨレは発生します。そんな時、上からファンデを重ねるのはNGです。厚塗りが加速し、さらに汚く崩れてしまいます。
- ティッシュオフ:
まずはティッシュで浮いてきた皮脂とファンデを優しく押さえて取り除きます。擦らず、上から垂直に押さえるのがポイントです。 - ミスト化粧水で水分補給:
乾燥して粉っぽくなっている場合は、ミスト化粧水を吹きかけて肌を落ち着かせます。 - 薄く重ねる:
ここで初めてクッションファンデの出番です。朝と同様に内蓋で量を極限まで減らし、剥げた部分にのみトントンと優しく馴染ませます。全顔に塗る必要はありません。
クッションファンデに関するQ&A【専門家が回答】
最後に、クッションファンデに関してよく寄せられる疑問について、専門家の立場から回答します。
Q. 下地は必要ですか?不要ですか?
現役ヘアメイクアップアーティストのアドバイス
「最近のクッションファンデは『下地不要』を謳うものも多いですが、基本的には下地を使った方が仕上がりと持ちが格段に良くなります。特に毛穴の凹凸が気になる方や、皮脂崩れしやすい方は、専用のプライマーを仕込むことでファンデーションの密着度が高まります。ただし、朝どうしても時間がない時は、UVカット効果の高いスキンケア直後にクッションファンデを使っても、最近のアイテムなら十分綺麗に仕上がります。」
Q. パフはどのくらいの頻度で洗うべき?
理想は「毎日」、最低でも「週に1回」は洗ってください。クッションファンデは水分量が多いため、パフの中で雑菌が繁殖しやすい環境にあります。汚れたパフを使い続けることは、肌荒れやニキビの原因になるだけでなく、ファンデーションが綺麗に伸びず、ムラ付きの原因にもなります。中性洗剤や専用のクリーナーで優しく押し洗いし、陰干ししましょう。
Q. すぐになくなってしまう気がします。コスパ良く使うには?
「もうつかなくなったかな?」と思ったら、クッションスポンジをピンセットなどで裏返してみてください。底の方に沈殿していたファンデーション液がたっぷりと残っていることが多く、これだけでさらに数週間~1ヶ月程度使える場合があります。また、リキッドファンデーションをメインで使い、クッションファンデはお直し用として持ち歩くという使い分けも、コスパを良くする賢い方法です。
Q. 使用期限はどのくらい?
未開封であれば3年程度持ちますが、開封後は「6ヶ月以内」に使い切ることを推奨します。リキッドやパウダーに比べて空気に触れる面積が広く、水分も多いため酸化や劣化が早いアイテムです。異臭がしたり、分離しているように見えたら、使用を中止して新しいものに買い替えましょう。
まとめ:自分に合ったクッションファンデで、忙しい朝も「余裕のある美肌」へ
ここまで、プロ監修のもとクッションファンデーションの選び方からおすすめランキング、塗り方の裏技までを解説してきました。
クッションファンデは、単なる時短アイテムではありません。正しい選び方と使い方をマスターすれば、テクニックいらずで誰でも「プロが仕上げたような肌」を手に入れられる魔法のツールです。忙しい毎日の中で、鏡を見るたびに「今日の肌、いい感じ」と思えることは、大きな自信と余裕につながります。
最後に、改めて選び方のポイントを振り返ります。
- 肌質を見極める:乾燥肌ならモイスチャー、脂性肌ならマットを選ぶ。
- 目的を明確にする:カバー力重視か、素肌感重視か。
- ツールを使いこなす:内蓋での量調節とタッピング塗りを徹底する。
現役ヘアメイクアップアーティストからの最後のメッセージ
「メイクはツール選びで変わります。そして、肌が変われば表情も、一日の気分も変わります。ランキングの情報も大切ですが、最終的には『あなたの肌でどう感じるか』が正解です。この記事が、あなたにとっての『運命の1個』に出会うきっかけになれば嬉しいです。ぜひ今日から、正しい塗り方を実践して、崩れ知らずの美肌を楽しんでください。」
最終チェック!クッションファンデ選びのフローチャート
迷ったときは、以下の簡易チャートで自分に合うタイプを再確認しましょう。
- Q1. 一番の肌悩みは?
- 乾燥・カサつき → モイスチャータイプ(ツヤ)
- テカリ・化粧崩れ → Q2へ
- Q2. 好みの仕上がりは?
- 陶器のようなきちんとした肌 → マットタイプ
- 自然なツヤも欲しい → セミマットタイプ
- Q3. 重視するのは?
- 絶対的なカバー力 → TIRTIR、CLIOなど
- 肌への優しさ・軽さ → NARS、ミネラル系など
あなたにぴったりのクッションファンデーションが見つかり、毎日のメイク時間がより楽しくなることを願っています。
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