ドジャース対エンゼルスの「フリーウェイ・シリーズ」は、大谷翔平選手の移籍により世界で最も注目されるカードとなりました。この記事では、現地在住歴15年の筆者が、最新の試合日程・放送予定から、初心者でも失敗しないチケット購入法、球場間の移動ノウハウまで、観戦に必要な全情報を徹底解説します。
この記事でわかること
- 今シーズンのドジャース対エンゼルス戦の日程(日本時間)と放送予定
- 専門家が教える「良席を定価以下で狙う」チケット購入テクニック
- 渋滞回避や治安対策など、現地観戦を快適にするプロの裏ワザ
今シーズンのドジャース対エンゼルス戦:日程・開始時間と放送予定
ロサンゼルス・ドジャースとロサンゼルス・エンゼルスが激突する「フリーウェイ・シリーズ」は、単なる近隣チーム同士の交流戦ではありません。世界最高のプレイヤーたちがプライドをかけて戦う、MLB屈指のプラチナチケットです。まずは、絶対に逃せない試合日程と、日本からの視聴方法、そして現地時間の感覚について、どこくわしく解説します。
【最新版】試合日程スケジュール(日本時間・現地時間併記)
MLBのスケジュールは、現地時間(米国太平洋標準時:PT)と日本時間(JST)で日付がずれることが多いため、混乱の元となります。特に現地観戦を計画されている方は、航空券やホテルの手配ミスを防ぐために「現地日付」を基準に考える癖をつけましょう。以下に、今シーズンの注目カードの日程情報を整理しました。
| 対戦カード | 球場 | 現地時間 (日付/開始) | 日本時間 (日付/開始) |
|---|---|---|---|
| LAD vs LAA | ドジャースタジアム | 6月21日 (金) 19:10 | 6月22日 (土) 11:10 |
| LAD vs LAA | ドジャースタジアム | 6月22日 (土) 19:10 | 6月23日 (日) 11:10 |
| LAA vs LAD | エンゼルスタジアム | 9月3日 (火) 18:38 | 9月4日 (水) 10:38 |
| LAA vs LAD | エンゼルスタジアム | 9月4日 (水) 18:38 | 9月5日 (木) 10:38 |
※日程や時間は変更される可能性があります。最新情報は必ずMLB公式サイトで再確認してください。
このシリーズは例年、シーズン前半と後半に分けて開催されます。ドジャースタジアム開催(ホーム:ドジャース)とエンゼルスタジアム開催(ホーム:エンゼルス)では、チケットの入手難易度や球場の雰囲気がガラリと変わります。特に週末にかかるナイターゲームは、現地ファンも殺到するため、早めのスケジュール確保が必須です。
無料で見られる?テレビ放送・ネット中継(ABEMA/NHK/J SPORTS)の視聴方法
現地に行けない場合でも、日本からリアルタイムで熱狂を感じることは可能です。現在、日本国内でMLBを視聴するための主要な選択肢は以下の3つです。それぞれの特徴を理解し、ご自身の視聴環境に最適なものを選んでください。
- ABEMA(アベマ):
近年、MLB中継に最も力を入れているプラットフォームです。大谷翔平選手出場試合を中心に、多くの試合が無料で生中継されます。「プレミアム」プランに加入すると、見逃し配信や追っかけ再生が可能になり、早朝の試合でも通勤時間に見られるのが最大のメリットです。スマートフォンやタブレットでの視聴に最適化されており、移動中のチェックにも便利です。 - NHK(BS/地上波):
長年MLB中継を支えてきた安心感があります。BS1を中心に、日本人選手所属チームの試合を毎日放送しています。解説陣の質の高さや、CMが少ないことによる試合への没入感はNHKならではです。ただし、放送カードが直前に決まることもあり、必ずしもドジャース対エンゼルス戦が全試合放送されるとは限らない点に注意が必要です。 - J SPORTS(スカパー!/ケーブルテレビ):
有料放送ならではの深掘りした解説と、全30球団を網羅する放送体制が魅力です。「フリーウェイ・シリーズ」のような注目カードは、試合開始前から終了後のインタビューまで完全生中継されることが多く、野球の奥深さを知りたいコアなファンにおすすめです。オンデマンドサービスも充実しています。
無料で見たい場合はABEMAやNHKの放送予定をこまめにチェックし、より安定した高画質・専門的な解説を求めるならJ SPORTSの契約を検討するのが良いでしょう。
過去の対戦成績と勝敗データから見る傾向
ドジャースとエンゼルスは、同じロサンゼルス都市圏に本拠地を置くチームですが、所属リーグが異なる(ドジャースはナ・リーグ、エンゼルスはア・リーグ)ため、レギュラーシーズンでの対戦数は限られています。しかし、過去のデータを見ると興味深い傾向が浮かび上がってきます。
歴史的に見ると、選手層の厚さと資金力で勝るドジャースが対戦成績で勝ち越しているシーズンが多いです。特にドジャースタジアムでの試合は、ドジャースファンの圧倒的な声援が後押しし、エンゼルスにとっては鬼門となることが少なくありません。一方で、エンゼルスが大谷選手やトラウト選手のようなスーパースターの個人技で試合をひっくり返す展開も、このシリーズの醍醐味でした。
今シーズンからは大谷選手がドジャース側に移ったことで、パワーバランスや試合展開の予想がさらに難しくなっています。「強力打線vs強力打線」の乱打戦になるのか、それとも投手陣が意地を見せる投手戦になるのか。過去の勝敗データだけでなく、直近のチーム状態や怪我人の情報を加味して予想することで、観戦の面白さは倍増します。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「MLBの試合開始時間は、テレビ中継の都合やイベント開催により、直前で変更されることが珍しくありません。特に『TBD(To Be Determined)』と表記されている場合は要注意です。私が現地でアテンドした際も、ナイターだと思っていたら午後4時開始に変更され、あわてて球場へ向かった経験があります。ご出発の1週間前、そして当日の朝には必ずMLB公式サイトや球団公式アプリで『First Pitch(試合開始時間)』を最終確認する習慣をつけてください。これが現地観戦で失敗しないための第一歩です」
なぜ「フリーウェイ・シリーズ」は特別なのか?大谷翔平vsトラウトの見どころ
「フリーウェイ・シリーズ」という言葉を聞いたことがありますか?これは、ドジャースとエンゼルスの対戦を指す特別な愛称です。単なる近隣対決という枠を超え、ロサンゼルスの覇権を争うプライドのぶつかり合いであり、今や世界中の野球ファンが注目する一大イベントとなっています。ここでは、その背景にあるストーリーと、今シーズン最大の見どころを深掘りします。
「フリーウェイ・シリーズ」の名前の由来と歴史的背景
このシリーズ名の由来は、ロサンゼルス地域を縦横に走る高速道路(フリーウェイ)にあります。ドジャースの本拠地「ドジャースタジアム」と、エンゼルスの本拠地「エンゼルスタジアム」は、州間高速道路5号線(I-5)で結ばれており、車で約30マイル(約48キロ)ほどの距離に位置しています。ファンがフリーウェイを使って互いの球場を行き来することから、この名が付けられました。
1997年にインターリーグ(交流戦)が導入されて以来、両チームの対戦はロサンゼルスの夏の風物詩となりました。歴史的には、1960年代からドジャースがロサンゼルスの盟主として君臨してきましたが、2000年代に入りエンゼルスがワールドシリーズを制覇(2002年)したことでライバル関係が激化。青(ドジャースブルー)と赤(エンゼルスレッド)に分かれたファン同士が、職場や学校で熱い議論を交わすのが、この時期のLAの日常風景です。
大谷翔平とマイク・トラウト:かつての盟友がライバルになる瞬間
今シーズンのフリーウェイ・シリーズが過去最高レベルの注目を集める理由は、間違いなく大谷翔平選手のドジャース移籍にあります。エンゼルス時代、大谷選手とマイク・トラウト選手は「トラウタニ」と呼ばれ、MLB最強のデュオとしてチームを牽引してきました。WBC決勝での直接対決は記憶に新しいですが、これからはレギュラーシーズンで敵として相まみえることになります。
かつて同じベンチで笑顔を交わしていた二人が、一塁ベース上で、あるいは打席とセンターの守備位置で対峙する姿は、残酷でありながらも美しいスポーツのドラマそのものです。大谷選手がドジャースのユニフォームを着てエンゼルスタジアムの打席に立った時、ファンはどのような反応を示すのか。歓声か、ブーイングか、それとも複雑な沈黙か。その瞬間を目撃することこそが、今年の現地観戦における最大の価値と言えるでしょう。
両チームのファン気質の違いと球場の雰囲気
同じロサンゼルスエリアでも、両チームのファン層や球場の雰囲気には明確な違いがあります。これを知っておくと、現地での楽しみ方がより深まります。
- ドジャースファン(ドジャースタジアム):
非常に熱狂的で情熱的です。LA市内中心部に近いため、多様なバックグラウンドを持つファンが集まり、試合中は常に大きな歓声と音楽が鳴り響きます。良いプレーには惜しみない拍手を送りますが、相手チーム(特にライバル)へのブーイングも強烈です。「これぞメジャーリーグ」という圧倒的なエネルギーを感じたいならこちらです。 - エンゼルスファン(エンゼルスタジアム):
場所がオレンジカウンティ(郊外)にあるため、家族連れや地元の落ち着いたファンが多い傾向にあります。ディズニーランドが近いこともあり、球場全体がフレンドリーで牧歌的な雰囲気です。敵チームのファンに対しても比較的寛容で、初めてのMLB観戦でも安心して楽しめる空気感があります。
フリーウェイ・シリーズでは、この対照的な二つのファン文化が混ざり合います。ドジャースタジアムに赤いユニフォームの集団が現れ、エンゼルスタジアムが青一色に染まることもあります。この独特の「アウェイジャック」現象も、現地ならではの見どころです。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「現地で観戦する際、どちらのチームを応援するか迷うかもしれませんが、基本的には『郷に入っては郷に従え』です。しかし、フリーウェイ・シリーズに限っては、敵地で堂々とユニフォームを着て応援しても、深刻なトラブルになることは稀です(ただし、過度な挑発は厳禁です!)。おすすめは、イニング間の『応援合戦』を楽しむこと。相手チームのファンが良いプレーに沸いているときは静観し、自チームのチャンスには全力で声を出す。このメリハリこそが、現地のファンからリスペクトされる観戦マナーです」
【現地観戦】失敗しないチケット購入完全ガイド:公式サイトvsリセールサイト
「現地に行きたいけれど、チケットはどうやって取ればいいの?」これが、多くの日本人ファンが抱える最大の悩みです。特にドジャース対エンゼルスのような人気カードは、発売直後に完売したり、価格が高騰したりすることが日常茶飯事です。ここでは、定価購入のチャンスから、リセールサイト(二次流通)を使った賢い入手方法まで、プロの視点で徹底解説します。
チケットはいつ買うべき?発売時期と価格変動のメカニズム
MLBのチケット価格は「ダイナミックプライシング(価格変動制)」が導入されています。需要が高まれば価格は上がり、売れ残れば下がります。フリーウェイ・シリーズの場合、以下のタイミングを意識してください。
- シーズン開幕前の2月〜3月(最安・定価):
球団公式サイトで単日チケット(Single Game Tickets)が発売されるタイミングです。これが最も安く、確実にチケットを入手できるチャンスです。しかし、人気席は即完売します。 - 試合日の1ヶ月前〜2週間前(価格上昇期):
旅行者の予定が固まり始め、リセール市場での取引が活発になります。価格は定価の1.5倍〜2倍程度になることが一般的です。 - 試合直前・当日(乱高下):
「どうしても売りたい」出品者が価格を下げることもあれば、歴史的な記録がかかる試合などで暴騰することもあります。ギャンブル要素が強いため、日本からの旅行者にはおすすめしません。
結論として、旅行日程が決まった時点で、可能な限り早く確保するのが鉄則です。「もう少し待てば安くなるかも」という期待は、このカードに関しては捨てた方が賢明です。
公式サイト(MLB.com)での購入手順とメリット・デメリット
最も安全で確実なのは、球団公式サイト(MLB.com)または公式アプリ「MLB Ballpark」からの購入です。すべて英語ですが、手順はシンプルです。
メリット:
定価で購入できるため、手数料を含めても最安値であることが多いです。また、デジタルチケットが即座にアプリに反映されるため、偽造チケットのリスクがゼロです。
デメリット:
良い席(バックネット裏や1階内野席)は、年間シート保有者に押さえられていることが多く、一般販売では3階席や外野席しか残っていない場合があります。また、購入時にMLBアカウントの作成が必要です。
StubHubなどリセールサイト(二次流通)の賢い使い方と注意点
公式サイトで売り切れの場合や、より良い席で観たい場合は、リセールサイトを利用します。米国では「StubHub(スタブハブ)」や「SeatGeek(シートギーク)」がメジャーで、球団公認のプラットフォームとして機能しています。
リセールサイトでは、年間シート保有者が行けない試合のチケットを売りに出しています。そのため、公式サイトでは買えないような「ベンチ上の最前列」が出品されることもあります。使い方のコツは、手数料(Fee)を含んだ総額で比較することです。表示価格が安くても、決済画面で高額な手数料が加算されることがあります。
▼詳細:公式サイト vs リセールサイト 比較表(クリックで開く)
| 特徴 | 公式サイト (MLB.com) | リセールサイト (StubHub等) |
|---|---|---|
| 価格 | 定価(最安) | 変動制(定価より高い場合が多い) |
| 座席の選択肢 | 残席のみ(良席は少ない) | 豊富(バックネット裏も狙える) |
| 手数料 | 比較的安い | 高い(チケット代の20-30%程度) |
| 日本語対応 | なし(英語のみ) | 一部サイトは日本語対応あり |
| キャンセル規定 | 原則不可 | 原則不可(リセールで再販売は可能) |
日本語対応のチケット代行サービスを利用する選択肢
英語での購入やトラブル対応に不安がある場合は、日系のチケット代行業者を利用するのも一つの手です。手数料は上乗せされますが、日本語でのサポート、座席の細かいリクエスト(例:「日陰の席が良い」「通路側が良い」)に対応してくれる安心感があります。初めての海外観戦で、絶対に失敗したくないハネムーンや家族旅行の場合は、必要経費と割り切って利用する価値は十分にあります。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「チケット価格が高騰するタイミングには法則があります。それは『大谷選手の先発登板が予想される日』です。ローテーションから逆算して登板日が濃厚になると、その日のチケット価格は一気に跳ね上がります。逆に言えば、打者としての出場を見るだけであれば、登板日以外を狙うことで、比較的リーズナブルに良席を確保できます。また、狙い目は『平日ナイター』。金曜や土曜に比べて価格が落ち着いており、現地の仕事帰りのファンが来るまで(試合開始直後まで)は球場も空いているため、練習中の選手を近くで見られるチャンスも増えますよ」
【球場別】現地在住者が教える「おすすめ座席」と「避けるべき座席」
チケットを買う際、「どの席を選べばいいの?」と迷うはずです。座席表のマップだけではわからない、現地の日差し、傾斜、そしてファンの熱気。ここでは、在住者だからこそ知っている、快適かつエキサイティングに観戦できる「正解の座席」を伝授します。
ドジャースタジアムの座席選び:日陰エリアと熱狂的な応援席
ドジャースタジアム観戦で最も気をつけなければならないのは「日差し」です。ロサンゼルスの夏の日差しは強烈で、デーゲームや薄暮の試合で日向の席に座ると、暑さで試合どころではありません。
- おすすめ:3塁側(Odd Numbers)のLoge Level(2階席)
ドジャースタジアムは構造上、3塁側から先に日陰になります。特に「Loge Level」の3塁側後方は、屋根がかかるエリアが多く、全体を見渡せる視点の良さと快適さを兼ね備えたベストバランスな席です。 - 熱狂したいなら:Left Field Pavilion(左翼外野席)
ホームランボールが飛び込む外野席は、最も熱狂的なドジャースファンが集まるエリアです。応援歌を歌い、盛り上がりたい方には最高ですが、座ってゆっくり見たい方や小さなお子様連れには刺激が強すぎるかもしれません。
エンゼルスタジアムの座席選び:3塁側が人気の理由とファミリー向けエリア
エンゼルスタジアムも同様に日差し対策が鍵となりますが、こちらは「3塁側」がホーム(エンゼルス側)ベンチである点が特徴です。
- おすすめ:3塁側 Field Box または Terrace Box
エンゼルスタジアムでも、午後の日差しは1塁側を直撃し、3塁側が背中から日を受ける形(日陰になりやすい)になります。大谷選手やトラウト選手を間近で見たいなら、迷わず3塁側の内野席を確保しましょう。サインを貰えるチャンスもこのエリアが高いです。 - ファミリー向け:Right Field(右翼席)周辺
外野席周辺にはキッズスペースや、名物の「岩のオブジェ(Rockpile)」があります。試合展開が少し落ち着いている時に子供を遊ばせたり、リラックスして観戦するのに適しています。
サインが欲しい!選手を間近で見られるエリアと入待ち・出待ち事情
「せっかくなら大谷選手のサインが欲しい!」その気持ちは痛いほどわかりますが、現在のフィーバーぶりでは至難の業です。しかし、可能性をゼロにしないための行動パターンはあります。
開門(試合開始の約2時間前)と同時に球場に入り、内野席のファウルライン際(ベンチ近く)へ向かってください。練習を終えた選手が引き上げるタイミングでサインをしてくれることがあります。ただし、特定の選手を狙うのは運次第。警備員の指示には必ず従い、押し合わないようにしましょう。
入待ち・出待ちは、球場の構造上、選手とファンの動線が完全に分離されているため、ドジャースタジアムでもエンゼルスタジアムでもほぼ不可能です。公道での無理な追っかけは危険ですので控えましょう。
▼詳細:球場別の日陰マップと座席番号の読み方(クリックで開く)
【座席番号の法則】
ドジャースタジアム:奇数番号(1, 3, 5…)が3塁側、偶数番号(2, 4, 6…)が1塁側です。
エンゼルスタジアム:セクション番号が100番台は1階、200番台は2階…となります。
【日陰の鉄則】
両球場とも、ナイター(19時開始)であっても、夏場は20時近くまで明るく、西日が差し込みます。「3塁側の後方列(RowのアルファベットがZに近い方)」を選ぶのが、日焼けと熱中症を避けるための黄金ルールです。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「私がクライアントに最も推奨している『コスパ最強の座席ブロック』をこっそり教えます。それはドジャースタジアムの『Infield Reserve(インフィールド・リザーブ)』の1列目から5列目です。ここは4階席にあたりますが、グラウンド全体を真上から見下ろすような視界で、投手の配球や守備シフトが手に取るようにわかります。チケット代も1階席の半額以下。風が抜けて涼しく、LAのダウンタウンの夜景も背後に見える、通好みの特等席です」
ドジャースタジアム vs エンゼルスタジアム:アクセスと移動の鉄則
ロサンゼルスの交通事情は「渋滞地獄」として悪名高いです。距離的には近く見えても、移動には予想の倍以上の時間がかかることがザラにあります。試合開始に間に合わないという悲劇を避けるため、最適な移動手段と時間の読み方をマスターしましょう。
ロサンゼルス国際空港(LAX)から各球場へのアクセス概要
LAXに到着してから、直接球場へ向かう場合やホテルへ移動する場合、位置関係を把握しておくことが重要です。
- ドジャースタジアム:LAXから北東へ約30km。ダウンタウンLAのすぐ北にあります。
- エンゼルスタジアム:LAXから南東へ約50km。アナハイム市にあり、ディズニーランドのすぐ近くです。
両球場間は約50km離れており、空いていれば車で40分程度ですが、ラッシュアワーには1時間半〜2時間以上かかることもあります。
ドジャースタジアムへの行き方:無料シャトル「Dodger Stadium Express」活用法
ドジャースタジアムへのアクセスで最も推奨されるのが、無料シャトルバス「Dodger Stadium Express」です。
- 発着場所:ユニオンステーション(Union Station)。LAの鉄道の中心駅です。
- 料金:当日の観戦チケットを提示すれば無料。
- 運行時間:試合開始90分前から運行開始。
- メリット:球場内の専用レーンを通行するため、一般車の渋滞をある程度回避できます。また、広大な駐車場で車を探す手間も省けます。
レンタカーやUberで行くことも可能ですが、球場周辺の駐車場入り口は大混雑し、駐車料金も高額($30〜$50程度)です。初心者は「ユニオンステーションまで電車かUberで行き、そこからシャトルバス」が正解ルートです。
エンゼルスタジアムへの行き方:Amtrak(鉄道)とUber/Lyftの使い分け
エンゼルスタジアムは、公共交通機関でのアクセスが比較的良好です。
- Amtrak(アムトラック) / Metrolink(メトロリンク):
「Anaheim Regional Transportation Intermodal Center (ARTIC)」という駅が球場の目の前にあります。LAダウンタウン(ユニオンステーション)から約40分〜1時間で到着します。渋滞知らずで快適ですが、帰りの電車の本数が少ないため、ナイター終了後は時間が合わないリスクがあります。 - Uber / Lyft(ライドシェア):
最も一般的で便利な手段です。球場には専用の乗降場所(Ride Share Zone)が設けられています。試合終了直後は配車アプリがつながりにくくなり、料金も高騰(サージプライシング)するため、少し時間をずらすか、近くのレストランで食事をしてから呼ぶのが賢い使い方です。
【要注意】「フリーウェイ」の大渋滞リスクと移動時間の目安
ロサンゼルスの平日、特に午後3時から午後7時は「トラフィック・ナイトメア(交通の悪夢)」と呼ばれる大渋滞が発生します。フリーウェイ・シリーズを見るために、ドジャースタジアム(LA)からエンゼルスタジアム(アナハイム)へ移動、あるいはその逆をする場合、この時間帯に直撃します。
Googleマップの所要時間予測は正確ですが、「事故渋滞」までは予測できません。試合開始の2時間前には球場に到着するつもりで出発計画を立ててください。「早すぎるかな?」と思うくらいがちょうど良いです。早めに着いても、球場周辺の散策やグッズショップでの買い物で時間はいくらでも潰せます。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「恥ずかしながら、私の失敗談をお話しします。ある金曜日のナイター、アナハイムでの試合を見るために、LAダウンタウンを午後5時に車で出発しました。『1時間あれば着くだろう』と高を括っていましたが、フリーウェイ5号線は全く動かない駐車場状態。結局、球場に着いたのは3回裏でした。大谷選手の第1打席を見逃した悔しさは一生忘れません。金曜日の移動は、午後3時前には現地エリアに到着しておくこと。これが私の教訓です」
初心者必見!観戦当日の持ち物・ルール・治安対策
チケットも移動手段も完璧。でも、最後に落とし穴になりがちなのが「球場のルール」と「治安」です。日本のプロ野球観戦とは常識が異なる部分が多々あります。現地で没収されたり、怖い思いをしたりしないよう、予習しておきましょう。
厳格な「クリアバッグ規制」と持ち込み禁止物リスト
MLBのセキュリティは非常に厳格です。現在、ほとんどの球場で「クリアバッグ・ポリシー」が導入されています。
- 持ち込めるバッグ:
透明なビニール製、プラスチック製、PVC製のバッグ(サイズ規定あり、通常は12インチ×12インチ×6インチ以内)。または、手のひらサイズの小さなクラッチバッグのみ。 - 持ち込み禁止:
バックパック(リュックサック)、カメラバッグ、トートバッグ、規定サイズを超える財布、自撮り棒、三脚、ドローン、ビン・缶・アルコール類。
普通のリュックサックで行くと、入場ゲートで止められ、「車に置いてこい」と言われます。車がない場合は、高額なロッカーを探すか、バッグを捨てるしかなくなります。必ず事前にAmazonなどで「MLB Clear Bag」と検索し、規格に合った透明バッグを購入して持参しましょう。
球場周辺の治安情報:夜間の帰宅時に気をつけるべきポイント
- ドジャースタジアム周辺:
球場自体は安全ですが、周囲は広大な公園と住宅地です。試合終了後、徒歩で山を下りてダウンタウンへ向かうのは絶対にやめてください。街灯が少なく、治安が不安定なエリアを通ることになります。必ずシャトルバスかUberを利用しましょう。 - エンゼルスタジアム周辺:
比較的安全なエリアですが、油断は禁物です。球場からホテルまで徒歩圏内であっても、人通りの少ない道は避け、大通りを歩くようにしてください。
クレジットカード必須?球場内の完全キャッシュレス事情
ドジャースタジアムもエンゼルスタジアムも、現在は「完全キャッシュレス(Cashless)」です。チケット売り場、グッズショップ、ホットドッグの売店、ビールの売り子に至るまで、現金は一切使えません。
使用できるのは、クレジットカード(VISA, Mastercard, AMEX等)、デビットカード、Apple PayやGoogle Payなどのモバイル決済です。現金しか持っていない人のために、現金をプリペイドカードに変換する機械(Kiosk)が球場内に設置されていますが、手間がかかるのでカードの準備は必須です。
観戦を10倍楽しむための球場グルメ(ドジャードッグ vs ヘルメットナチョス)
観戦の楽しみといえば球場グルメ(Ballpark Food)。両チームの名物を紹介します。
- ドジャースタジアム名物「Dodger Dog(ドジャードッグ)」:
MLBで最も有名なホットドッグです。パンからはみ出る長いソーセージが特徴。味はシンプルですが、これを食べずにドジャース観戦は語れません。 - エンゼルスタジアム名物「Helmet Nachos(ヘルメットナチョス)」:
実物大のヘルメット型容器に、これでもかと盛られたナチョス、チーズ、肉、ハラペーニョ。カロリーの塊ですが、味もボリュームも満点。容器はお土産として持ち帰ることができます。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「お子様連れの方へ。両球場ともトイレにはおむつ交換台がありますが、試合中盤のトイレは非常に混雑します。イニングの合間ではなく、あえて試合中に動くのがコツです。また、エンゼルスタジアムは比較的ファミリーフレンドリーですが、夜は冷え込むことがあります。カリフォルニアは昼夜の寒暖差が激しいので、夏でも必ず長袖のパーカーやウインドブレーカーを一枚持参してください。子供が寒がって帰りたいと言い出すのを防げます」
ドジャース対エンゼルスに関するよくある質問 (FAQ)
最後に、現地観戦を計画する方からよく受ける質問をQ&A形式でまとめました。
Q. 試合中止(雨天など)の場合、チケットの払い戻しはどうなりますか?
カリフォルニアは雨が少ないため、雨天中止は非常に稀ですが、万が一中止になった場合、チケットは振替試合に有効となるか、払い戻しが行われます。公式サイトで購入した場合は自動的にカードへ返金されることが多いですが、リセールサイトで購入した場合は、そのサイトの規定(クレジットでの返還など)に従います。購入元のメールを必ずチェックしてください。
Q. 大谷選手の先発登板日はいつわかりますか?
通常、監督は数日から1週間前にローテーションを明言しますが、確定するのは試合の前日や当日になることもあります。MLB公式サイトの「Probable Pitchers(予告先発)」ページを確認するのが最も確実です。中5日〜6日のローテーションを基本に、休養日を挟みながら予想することになります。
Q. 日本語の通じるスタッフは球場にいますか?
基本的にはいません。すべての案内は英語(およびスペイン語)です。しかし、球場スタッフ(Usher)は親切な人が多いので、チケットを見せれば身振り手振りで座席まで案内してくれます。翻訳アプリをスマホに入れておけば、トラブル時も安心です。
Q. 試合終了後、球場からホテルまで安全に帰る方法は?
最も安全なのは、公式シャトルバス(ドジャースタジアムの場合)で駅まで戻り、そこからUberを呼ぶか、球場のライドシェアゾーンから直接Uber/Lyftを利用することです。流しのタクシーはほとんど走っていませんし、夜間の徒歩移動は極力避けてください。多くのファンが一斉に帰る流れに乗って移動するのが安全の鉄則です。
まとめ:歴史的一戦を目撃しよう!事前の準備で最高の観戦体験を
ドジャース対エンゼルスの「フリーウェイ・シリーズ」は、大谷翔平選手やトラウト選手といったスーパースターが共演する、まさに夢の舞台です。しかし、その夢の時間を心から楽しむためには、チケットの手配、移動手段の確保、そして現地のルール把握といった「現実的な準備」が不可欠です。
この記事で紹介したノウハウを活用し、不安要素を一つずつ解消していけば、現地で待っているのは一生の思い出になる感動体験です。テレビ画面越しでは伝わらない、バットの快音、ミットに収まる捕球音、そしてスタジアムを揺らす大歓声を、ぜひその肌で感じてきてください。
在米15年のスポーツコーディネーターのアドバイス
「ロサンゼルスへの旅は、野球観戦だけでなく、カリフォルニアの青い空と乾いた風を感じる素晴らしい体験になるはずです。準備さえしっかりしていれば、言葉の壁も文化の違いも、すべて旅のスパイスになります。大谷選手のホームランボールがあなたの席に飛んでくることを願っています。Have a safe trip and enjoy the game!」
現地観戦準備・最終チェックリスト
- パスポートとESTA:有効期限の確認とESTAの申請は済ませましたか?
- 観戦チケット:スマホに「MLB Ballpark」アプリを入れ、チケットが表示されるか確認しましたか?
- クリアバッグ:規定サイズの透明バッグを用意しましたか?
- クレジットカード:海外利用可能なカードを複数枚持ちましたか?(現金は使えません)
- 防寒着:ナイター観戦用にパーカーや上着を準備しましたか?
- 移動手段の計画:Uberアプリのインストールと設定、シャトルバスの場所確認はOKですか?
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