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【プロ監修】前髪だけで垢抜ける!顔型別似合わせ診断&失敗しないセルフカット・セット術

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「今の髪型、なんだかパッとしないけれど、長さを変える勇気はない……」

鏡の前でそう溜息をついたことはありませんか? 実は、顔の印象の8割は「前髪」で決まると言われています。全体の長さを1センチも変えなくても、前髪のデザインを少し変えるだけで、まるで別人のように垢抜けることが可能です。

しかし、前髪は顔の額縁とも言える最重要パーツゆえに、「失敗したらどうしよう」「自分に似合うスタイルがわからない」という不安も大きいものです。サロンワーク歴15年、月間150名以上の指名を受ける現役スタイリストとして断言できるのは、「似合わない前髪はない、似合わせる技術があるだけ」ということです。

この記事では、感覚ではなく「骨格理論」に基づいた似合わせの法則と、サロン帰りの仕上がりを自宅で再現するためのプロ直伝テクニックを余すことなく公開します。明日から自信を持って鏡を見られるよう、一緒に理想の前髪を見つけていきましょう。

この記事でわかること

  • 現役スタイリストが教える「顔型別・似合う前髪」の黄金法則と骨格補正理論
  • 失敗ゼロを目指す!プロ仕様のセルフカット手順と必要な道具の選び方
  • 1日中崩れない、サロン帰りのような前髪セット&巻き方テクニック
  1. もう迷わない!自分に似合う前髪が見つかる「顔型別」骨格補正の法則
    1. 【丸顔さん】「縦のライン」と「隙間」で幼さを消して小顔に見せる
    2. 【面長さん】「ワイドバング」で横幅を強調し、理想のたまご型へ
    3. 【ベース型・エラ張りさん】「サイドバング」の曲線で輪郭をカバーする
    4. 【逆三角形さん】「軽めバング」でハチ張りを緩和し視線を散らす
  2. 今っぽくて失敗しない!人気の前髪種類カタログとメリット・デメリット
    1. シースルーバング:抜け感No.1、誰でも挑戦しやすい王道スタイル
    2. ぱっつん前髪(フルバング):目力アップと個性を演出、モードな印象に
    3. 流し前髪(斜めバング):オフィスでも好印象、大人っぽさと知性をプラス
    4. かき上げバング・センターパート:クールで大人な女性らしさを強調
    5. 2wayバング:オンオフ切り替え可能、迷ったらこれ一択
  3. 【プロ直伝】絶対に失敗したくない人のための前髪セルフカット完全マニュアル
    1. 準備するもの:ハサミは文房具用NG!プロが勧める最低限の道具
    2. 失敗しないための最重要ルール:ブロッキングと「ドライカット」
    3. 実践手順①:黒目と黒目の間(フロント)を決める
    4. 実践手順②:ハサミを縦に入れて「点」で切る
    5. 実践手順③:サイドバングとのつながりを自然にする「スライドカット」
  4. 朝の3分で決まる!崩れない前髪の巻き方・セット方法
    1. ストレートアイロンで作る:ふんわりシースルーバングの基本手順
    2. マジックカーラー活用法:忙しい朝に最適、根本の立ち上げテクニック
    3. コテ(カールアイロン)の使い方:流し前髪を美しくキープするコツ
    4. 1日中崩さない!スタイリング剤(オイル・スプレー)の正しい選び方とつけ方
  5. 前髪の「困った」を解決!よくあるトラブル別レスキューQ&A
    1. Q. 前髪がパックリ割れてしまいます。直し方は?
    2. Q. おでこが狭くて前髪が浮いてしまいます。
    3. Q. 直毛すぎて巻いてもすぐに取れてしまいます。
    4. Q. 切りすぎて短くなってしまいました(オン眉)。ごまかし方は?
  6. 美容室で失敗しない!理想の前髪を叶えるオーダーのコツ
    1. 「1センチ切ってください」は危険!具体的な長さの伝え方
    2. 写真を見せる時のポイント:顔の系統が近いモデルを選ぶ
    3. 「前髪カット」メニューだけの利用もOK?美容師の本音
  7. まとめ:前髪ひとつで人生は変わる。自信を持てるスタイルを見つけよう

もう迷わない!自分に似合う前髪が見つかる「顔型別」骨格補正の法則

「流行のシースルーバングにしてみたけれど、なんだか顔が大きく見える気がする……」そんな経験はありませんか? それは、あなたの「顔型」と「前髪のバランス」がマッチしていなかったからかもしれません。

私たち美容師がお客様に前髪を提案するとき、単にトレンドを追うだけでなく、必ず「顔の形(骨格)」を見ています。顔型には主に「丸顔」「面長」「ベース型」「逆三角形」の4タイプがあり、それぞれの輪郭が持つ特徴を活かしたり、逆にカバーしたりすることで、理想的な「卵型」のバランスに近づけることが可能です。これを「骨格補正」と呼びます。

ここでは、それぞれの顔型に最適な前髪のスタイルと、その理由となる理論を詳しく解説します。自分の顔型を思い浮かべながら、ベストなバランスを探っていきましょう。

現役トップスタイリストのアドバイス
「前髪における『1mmの差』は、全体の長さの『10cmの差』に匹敵するほど重要です。特に顔周りの毛(サイドバング)の長さや厚みを数ミリ調整するだけで、輪郭のコンプレックスは驚くほど解消されます。私がサロンでお客様を担当する際は、必ず鏡でお客様の顔の縦横比を確認し、どこに『隙間』を作り、どこを『隠す』かを計算しています。この章では、そのプロの視点を皆さんに共有します。」

【丸顔さん】「縦のライン」と「隙間」で幼さを消して小顔に見せる

丸顔さんは、頬がふっくらとしていて顎が丸く、親しみやすく可愛らしい印象を与えるのが特徴です。一方で、顔の縦幅と横幅がほぼ同じ(1:1)であるため、どうしても幼く見られたり、顔が大きく見えたりしやすいという悩みを持つ方が多くいらっしゃいます。

丸顔さんが目指すべきは、「横幅を削り、縦のラインを強調すること」です。パッツンと重めに切り揃えた前髪や、顔の横幅いっぱいに広げたワイドバングは、横のラインを強調してしまうため逆効果になりがちです。

ベストな選択は、おでこに三角形の隙間を作る「シースルーバング」や、おでこを見せる「かき上げバング」「センターパート」です。おでこを肌見せすることで縦の長さを出し、視線を上下に誘導することで丸さを緩和できます。また、こめかみから頬骨にかかる「サイドバング(触角ヘア)」を長めに残すことで、気になる頬の丸みをシャープに削る効果が期待できます。

【面長さん】「ワイドバング」で横幅を強調し、理想のたまご型へ

面長さんは、顔の横幅に対して縦幅が長く(目安として横1:縦1.5以上)、大人っぽく落ち着いた印象を与えます。しかし、実年齢より上に見られたり、間延びした印象を与えたりすることにコンプレックスを感じる方も少なくありません。

面長さんの似合わせポイントは、「縦の長さを分断し、横幅をプラスすること」です。おでこを全開にするセンターパートや、トップに高さを出すスタイルは、縦長感を助長してしまうため注意が必要です。

おすすめは、目の上ギリギリのラインで作る「フルバング」や、横幅を広めにとった「ワイドバング」です。前髪で額を隠すことで顔の露出面積を縦に縮め、さらに横幅を強調することで全体のバランスを卵型に近づけます。また、前髪にふんわりとした丸みをつけることで、クールな印象に柔らかさをプラスするのも効果的です。

【ベース型・エラ張りさん】「サイドバング」の曲線で輪郭をカバーする

ベース型・エラ張りさんは、エラやハチが張っていて、直線的な骨格が特徴です。意志が強く、都会的でスタイリッシュな印象を与えますが、男性的に見られたり、顔が四角く見えたりすることに悩む場合があります。

このタイプの方に最も重要なのは、「直線を曲線で和らげること」「エラ部分のカバー」です。直線的なぱっつん前髪や、フェイスラインを全開にするスタイルは、骨格の角張った部分を強調してしまいます。

解決策は、緩やかなカールをつけた「流し前髪」や、顔周りに動きを出したスタイルです。特に重要なのが、前髪からサイドの髪へとつながる「サイドバング」の作り方です。エラの一番張っている部分に毛先がかかるようにカットし、内巻きやウェーブで曲線の動きをつけることで、輪郭の角をカモフラージュし、ソフトな印象を作り出すことができます。

【逆三角形さん】「軽めバング」でハチ張りを緩和し視線を散らす

逆三角形さんは、ハチ(頭の横の出っ張り)が張っていて、顎に向かってシュッと細くなっていくシャープな輪郭が特徴です。小顔の方が多いですが、ハチが張っているため頭が大きく見えたり、顎周りが寂しく見えたり、キツイ印象を与えてしまうことがあります。

似合わせの鍵は、「ハチ周りのボリュームを抑え、視線を下に誘導すること」です。重たく厚い前髪は、上部のボリュームを強調してしまうため、あまりおすすめできません。

相性が良いのは、透け感のある「シースルーバング」や、長めの「流し前髪」です。前髪の量を減らして軽さを出すことで、ハチ周りの重さを視覚的に軽減できます。また、顎周りの細さをカバーするために、顔周りの毛先に動きをつけて華やかさを出すと、全体のバランスが整い、より女性らしい魅力を引き出すことができます。

▼詳細:顔型別・似合う前髪マトリクス図(クリックして展開)
顔型タイプ 特徴・悩み 似合う前髪(Best) 避けるべき前髪(Caution) 骨格補正のポイント
丸顔 縦横比1:1
幼く見える
頬がふっくら
・シースルーバング
・かき上げバング
・センターパート
・重めぱっつん
・ワイドバング
おでこを見せて「縦」を強調。
サイドバングで頬を削る。
面長 縦横比3:2
大人びて見える
間延び感
・重めフルバング
・ワイドバング
・厚めの流し前髪
・センターパート
・極薄シースルー
・かき上げ
前髪を作り「縦」を分断。
横幅を広げてバランス調整。
ベース型 エラ張り
直線的
男性的
・長めの流し前髪
・フェザーバング
・カーブのあるサイドバング
・直線的ぱっつん
・短すぎるオン眉
顔周りに「曲線」を作る。
エラを包み込む毛束を作る。
逆三角形 ハチ張り
顎がシャープ
キツく見える
・軽めシースルー
・長めの流し前髪
・束感バング
・重厚な厚めバング
・幅広すぎるワイドバング
前髪を軽くしてハチを目立たせない。
視線を散らす。

今っぽくて失敗しない!人気の前髪種類カタログとメリット・デメリット

自分に似合う方向性がわかったところで、次は具体的な前髪のデザインを選んでいきましょう。美容室でオーダーする際も、「シースルーバングにしたい」と名前で伝えられると、スムーズにイメージ共有ができます。

ここでは、現在トレンドの中心にあり、かつ多くの人に似合わせやすい代表的な5つのスタイルを紹介します。それぞれのメリットだけでなく、デメリットや日々の扱いの難易度についてもプロ視点で解説しますので、ライフスタイルに合ったものを選んでください。

シースルーバング:抜け感No.1、誰でも挑戦しやすい王道スタイル

韓国発祥で今や定番となったシースルーバングは、おでこが透けて見える薄めの前髪のことです。
最大のメリットは、圧倒的な「抜け感」と「軽やかさ」です。重たい印象にならず、どんなメイクやファッションにも合わせやすいため、前髪を作るのが久しぶりという方にも最適です。また、薄く作るため、失敗しても横に流して隠しやすいという利点もあります。

一方で、デメリットとしては「束感を作るスタイリングが必須」である点が挙げられます。オイルやバームをつけないと、単なる「薄毛」や「ボサボサ」に見えてしまうリスクがあります。また、おでこの皮脂の影響を受けやすく、夕方になると束が割れやすいので、こまめなチェックが必要です。

ぱっつん前髪(フルバング):目力アップと個性を演出、モードな印象に

目の上ギリギリのラインで切り揃えた、厚みのある前髪です。
メリットは、「目力アップ効果」が絶大であること。アイメイクを強調し、個性的でモードな雰囲気を演出できます。また、おでこのシワや広さを完全にカバーできるため、若見え効果も高いスタイルです。面長さんの顔の長さをカバーするのにも最適です。

デメリットは、伸びてくるとすぐに目に入り邪魔になるため、頻繁なカット(メンテナンス)が必要になることです。また、重さがある分、暗い印象になりがちなので、髪色を明るくしたり、メイクで血色感を出すなどの工夫が求められます。

流し前髪(斜めバング):オフィスでも好印象、大人っぽさと知性をプラス

左右どちらかに自然に流れるようにカットされた前髪です。
このスタイルの強みは、「万能性」と「好感度」です。フェミニンで優しげな印象を与え、オフィスやフォーマルな場でも浮くことがありません。どんな顔型の人にも似合わせやすく、失敗が最も少ないスタイルと言えます。

デメリットは特にありませんが、強いて言えば「無難になりがち」であること。個性を出したい場合には物足りなさを感じるかもしれません。また、流す方向の癖づけが必要なため、毎朝カーラーやアイロンを使う習慣が求められます。

かき上げバング・センターパート:クールで大人な女性らしさを強調

根元を立ち上げておでこを見せる、長めの前髪スタイルです。
メリットは、「大人の色気」と「ハンサムさ」を演出できる点です。顔周りに縦のラインが生まれるため、丸顔さんの補正効果が非常に高いです。また、前髪が目にかからないため視界が良好で、頻繁に美容室に行けない忙しい方にも向いています。

デメリットは、「生え癖」の影響を強く受けることです。根元がぺたんとしやすい髪質や、強い生え癖がある場合、理想的な立ち上がりをキープするのが難しくなります。セットにはドライヤーの熱を操る技術が多少必要になります。

2wayバング:オンオフ切り替え可能、迷ったらこれ一択

薄めのシースルーバングの内側に、さらに短い毛や長い毛を隠し持ち、気分によって「前髪あり」と「前髪なし(かき上げ)」の両方を楽しめるスタイルです。
最大のメリットは、「その日の気分で変えられる」こと。仕事の日はおろして可愛らしく、休日はかき上げてクールに、といった使い分けが可能です。

デメリットは、構造が複雑なため、セルフカットでの再現が非常に難しい点です。また、セットをしないと中途半端なスタイルになりがちなので、毎日必ずスタイリングをするマメさが求められます。

【プロ直伝】絶対に失敗したくない人のための前髪セルフカット完全マニュアル

「美容室に行く時間がない」「前髪だけのために予約するのは気が引ける」
そんな理由で、自分で前髪を切ろうとしているあなたへ。ハサミを入れる前に、必ずこの章を熟読してください。

私たち美容師がサロンワークで最も心を痛めるのが、お客様がセルフカットで失敗し、取り返しのつかない状態で来店されるケースです。前髪の修正には、伸びるまでの数ヶ月という時間が必要になることもあります。
しかし、正しい知識と手順さえ守れば、大きな失敗は防げます。ここでは、プロが現場で行っている技術を、家庭でも再現可能なレベルに落とし込んで解説します。

現役トップスタイリストのアドバイス
「セルフカットで失敗する最大の原因をご存じですか? それは『髪を濡らしたまま切ること』と『一度に切ろうとすること』です。髪は濡れると伸び、乾くと縮んで持ち上がります。濡れた状態でちょうど良い長さに切ると、乾かした時に必ず『オン眉』になってしまいます。サロンでは、前髪カットは必ずドライ状態(乾いた状態)で行い、生え癖を見極めながらカットします。皆さんも必ず、いつものように乾かした状態でハサミを入れてください。」

準備するもの:ハサミは文房具用NG!プロが勧める最低限の道具

まず、道具選びから勝負は始まっています。工作用や文房具のハサミは絶対にNGです。刃が厚く切れ味が悪いため、髪を押しつぶして切ることになり、毛先がバサバサになったり、枝毛の原因になったりします。

必須アイテム

  • ヘアカット用ハサミ(シザー): ドラッグストア等で売っている散髪用のものを用意してください。刃先が鋭利なものが理想です。
  • コーム(くし): 目の細かいもの。髪をとかして整えるために必須です。
  • ダッカール(ヘアクリップ): 余計な髪を留めておくために2本程度必要です。
  • 姿見または大きめの鏡: 顔全体とバランスが見えるもの。小さな手鏡だけで切るのは危険です。

失敗しないための最重要ルール:ブロッキングと「ドライカット」

いきなりハサミを入れてはいけません。まずは切る部分と切らない部分を分ける「ブロッキング」が成功の鍵です。

  1. 髪を乾かし、普段通りにとかす: 前述の通り、必ず乾いた状態で行います。寝癖がついている場合は一度濡らして乾かし直し、フラットな状態にします。
  2. 前髪の三角形をとる: 黒目と黒目の外側の延長線上から、頭頂部に向かって三角形を作ります。これが「前髪」の範囲です。
  3. 余分な髪を留める: サイドの髪や後ろ髪が落ちてこないよう、ダッカールでしっかり留めます。ここが混ざると、誤ってサイドの髪を切ってしまい、顔が大きく見える原因になります。

実践手順①:黒目と黒目の間(フロント)を決める

前髪を3つのブロックに分けます。「真ん中(フロント)」と「左右(サイド)」です。まずは真ん中から切っていきます。

黒目と黒目の間の幅の毛束だけを手に取ります。この部分が前髪の長さを決定する基準となります。
コームで毛束をとかし、人差し指と中指で軽く挟みます。この時、絶対に強く引っ張らないでください。引っ張ると、手を離した瞬間に短くなってしまいます。

実践手順②:ハサミを縦に入れて「点」で切る

いよいよカットです。ここで多くの人がやってしまう間違いが、ハサミを横にして「バツン」と切ることです。これでは「こけし」のようなぱっつん前髪になってしまいます。

プロの切り方:
ハサミを縦(髪に対して平行に近い角度)に入れ、毛先を数ミリずつ「チョンチョン」とつまむように切っていきます。
目標の長さよりも、まずは5ミリ〜1センチ長めを目指して切ってください。「少し長いかな?」くらいで一度手を止めるのが、失敗しないコツです。

実践手順③:サイドバングとのつながりを自然にする「スライドカット」

真ん中が切れたら、次は左右の部分(サイドバング)とのつながりを作ります。
真ん中の端の毛と、サイドの毛を一緒に持ちます。ハサミを斜めに入れ、真ん中から外側に向かって長くなるように、滑らせるようにカットします。

ここは非常に難易度が高いので、自信がない場合は「サイドは切らない」という選択も賢明です。サイドバングは小顔効果の要なので、ここを切りすぎると顔が大きく見えてしまいます。

▼詳細:プロが現場でやっている「毛量調整(すき方)」のテクニック

すきバサミを使わずに、普通のハサミだけで軽さ(束感)を出す方法を紹介します。すきバサミは便利ですが、使いすぎると毛先がスカスカになり、まとまりが悪くなるリスクがあります。

インナーセニング(内部調整)の手順:

  1. 前髪を表面と内側の2層に分け、表面の髪をクリップで留めます。
  2. 内側の髪の毛先1〜2センチの部分に、ハサミを縦に数回入れます。間引くようなイメージです。
  3. 表面の髪を下ろし、なじませます。

この方法なら、表面のツヤを残したまま、内側の量だけを減らすことができるため、見た目がパサつかず、自然な軽さを出すことができます。慎重に、少しずつ行うのがポイントです。

朝の3分で決まる!崩れない前髪の巻き方・セット方法

「美容室では可愛かったのに、翌朝自分でセットしたら全然違う……」
それは、道具の使い方とスタイリング剤の選び方に違いがあるからです。プロのセットは魔法ではなく、理論に基づいた手順の積み重ねです。

ここでは、忙しい朝でも3分で再現できる、崩れにくい前髪セットの基本テクニックを解説します。ストレートアイロン、マジックカーラー、コテ、それぞれの特性を活かした方法をマスターしましょう。

ストレートアイロンで作る:ふんわりシースルーバングの基本手順

最も失敗が少なく、今のトレンドスタイルを作るのに適しているのがストレートアイロンです。温度設定は140度〜160度。高すぎる温度はダメージの原因になり、カールがつきすぎてしまいます。

  1. 根元の癖をとる: 根元ギリギリからアイロンを通し、まずは真っ直ぐにします。
  2. 中間から丸める: 前髪の中間あたりから、手首をクイッと内側に返し、緩やかなカーブを描きながら毛先まで滑らせます。所要時間は2〜3秒です。止めると跡がつくので、スルーさせるのがコツです。
  3. サイドは流す: サイドバングは、外側に向かって流れるように、アイロンを斜め後ろに抜きます。

マジックカーラー活用法:忙しい朝に最適、根本の立ち上げテクニック

メイクをしている間にセットが完了するマジックカーラーは、時短の強い味方です。特に「かき上げバング」や、根元のふんわり感が欲しい人におすすめです。

ポイントは、「前髪を床と平行ではなく、天井に向かって持ち上げて巻く」ことです。
前髪を垂直に持ち上げ、毛先から根元までしっかりと巻き込みます。そのまま5〜10分放置(メイク時間)し、外すときは上に持ち上げるように外します。これで根元が立ち上がり、エアリーな質感が生まれます。

コテ(カールアイロン)の使い方:流し前髪を美しくキープするコツ

大人っぽい流し前髪を作りたい場合は、32mmなどの太めのコテが適しています。
前髪をすべてまとめて挟むのではなく、表面と内側の2段に分けて巻くと、立体感が出て崩れにくくなります。
流したい方向とは逆に少し引っ張りながら巻き、外すときに流したい方向へサッと抜くと、きれいな毛流れが作れます。おでこの火傷には十分注意してください。

1日中崩さない!スタイリング剤(オイル・スプレー)の正しい選び方とつけ方

セットの仕上げはスタイリング剤です。ここを省略すると、湿気や風ですぐに崩れてしまいます。

・スタイリングオイル / バーム:
今っぽい「束感」や「濡れ感」を出すのに必須です。
・キープスプレー:
作った形を固定するために使います。

現役トップスタイリストのアドバイス
「スタイリング剤、つけすぎていませんか? 夕方のベタつきや前髪割れの最大の原因は『つけすぎ』と『つける場所の間違い』です。オイルやバームは、後ろ髪のセットが終わった後、手に残ったごく少量を『毛先だけ』につけてください。根元につけると、時間が経って皮脂と混ざり、洗っていない髪のようになってしまいます。スプレーは、顔にかからないよう手でガードし、20cm以上離して『遠くから霧を浴びせる』イメージでふりかけます。さらに、コームにスプレーを吹きかけ、そのコームで前髪をとかすと、ガチガチにならずに束感をキープできますよ。」

ツール おすすめスタイル プロのワンポイント
ストレートアイロン シースルーバング
ぱっつん前髪
手首の返しは「90度未満」で。強く返しすぎるとカクカクになる。
マジックカーラー かき上げバング
根元のボリューム出し
外した直後はカールが強いので、手ぐしで崩して馴染ませる。
コテ(32mm等) 流し前髪
韓国風フェザーバング
余熱があるうちに指で形を整えると、その形で固定される。

前髪の「困った」を解決!よくあるトラブル別レスキューQ&A

ここでは、サロンでお客様から頻繁に相談される「前髪の悩み」について、Q&A形式で回答します。プロならではの視点で、根本的な解決策を提示します。

Q. 前髪がパックリ割れてしまいます。直し方は?

A. 根元から濡らして「擦りながら」乾かしてください。

多くの人が、割れた毛先だけをアイロンで直そうとしますが、割れ癖の原因は「根元の生え癖」にあります。毛先をいじっても直りません。

現役トップスタイリストのアドバイス
「朝の『濡らし方』とドライヤーの風の当て方で勝負の9割が決まります。割れている部分の根元を地肌までしっかり濡らしてください(水スプレーなどが便利です)。そして、ドライヤーの風を上から当てながら、指の腹で地肌を強めに擦るように(シャンプーするように)乾かします。こうすることで生え癖がリセットされ、フラットな状態に戻ります。左右いろいろな方向から風を当てて、根元の方向をニュートラルにすることが重要です。」

Q. おでこが狭くて前髪が浮いてしまいます。

A. 「奥から」前髪を作って奥行きを出しましょう。

おでこが狭い方が浅めに前髪を作ると、生え際の立ち上がりですぐに浮いてしまいます。解決策は、前髪のスタート地点を頭頂部寄り(奥)に設定し、厚みと重さで抑えることです。
また、根元を抑えるようにドライヤーを当て、冷風で冷やして形を固定する「冷風フィニッシュ」も効果的です。

Q. 直毛すぎて巻いてもすぐに取れてしまいます。

A. 「ピンカール」で冷ます時間を設けてください。

髪の形状記憶は「熱が冷める時」に起こります。アイロンで巻いた直後、まだ髪が温かいうちに、指でくるっと丸めてピン(ダッカール)で留めておきます。そのままメイクなどを済ませ、髪が完全に冷えてからピンを外すと、直毛の方でも驚くほどカールが長持ちします。

Q. 切りすぎて短くなってしまいました(オン眉)。ごまかし方は?

A. オイルで束感を出して「あえてのデザイン」に見せましょう。

短くなってしまったものは戻せませんが、見せ方を変えることはできます。乾いた状態でバサバサしていると「失敗した感」が出ますが、オイルを多めにつけてウェットな束感を作ると、「お洒落なオン眉バング」に見せることができます。
また、アイロンで無理に巻くとさらに短くなるので、ストレート気味にタイトに仕上げるのがポイントです。

美容室で失敗しない!理想の前髪を叶えるオーダーのコツ

最後に、美容室でオーダーする際のポイントをお伝えします。「思っていたのと違う」という悲劇を防ぐためには、美容師への「伝え方」が非常に重要です。

「1センチ切ってください」は危険!具体的な長さの伝え方

長さの単位(センチ)は、人によって感覚が異なります。お客様の「1センチ」と美容師の「1センチ」にはズレがあることが多いのです。
長さは必ず「身体の部位」で伝えてください。

  • 「目にかからないギリギリの長さで」
  • 「眉毛が隠れるくらいで」
  • 「黒目の真ん中あたりで」

このように伝えると、美容師も具体的なゴールをイメージしやすくなり、誤差が少なくなります。

写真を見せる時のポイント:顔の系統が近いモデルを選ぶ

言葉で伝えるよりも、写真を見せるのが最も確実です。ただし、選ぶ写真には注意が必要です。
憧れの芸能人の写真でも良いですが、できれば自分と「顔型」や「おでこの広さ」が似ているモデルさんの写真を選んでください。骨格が全く違うモデルの写真だと、美容師は似合わせるために大幅なアレンジを加える必要があり、結果としてイメージと異なる仕上がりになる可能性があります。

「前髪カット」メニューだけの利用もOK?美容師の本音

「前髪カットだけで予約するのは申し訳ない」と思っている方が多いですが、大歓迎です。
私たち美容師にとって、前髪は最もこだわりたい部分であり、自分で切って失敗されるよりも、こまめにメンテナンスに来ていただける方が嬉しいのです。前髪カットは500円〜1500円程度で、所要時間も10〜15分程度です。ショッピングの合間などに、ぜひ気軽に利用してください。

現役トップスタイリストのアドバイス
「カウンセリングの際、美容師に必ず伝えてほしいことが一つあります。それは『普段、自分でセットをするかどうか(アイロンを使うか)』です。毎日巻く方には、巻いた時にちょうど良い長さ(少し長め)にカットしますし、全くセットしない方には、乾かすだけで決まる長さでカットします。この前提条件がズレていると、家での再現性が著しく下がってしまいます。『毎朝アイロンで巻きます』『ブローだけです』と一言添えるだけで、仕上がりの満足度は格段に上がりますよ。」

まとめ:前髪ひとつで人生は変わる。自信を持てるスタイルを見つけよう

たかが前髪、されど前髪。
前髪の数ミリの変化は、あなたの表情を明るくし、小顔に見せ、時には性格まで前向きに変える力を持っています。「似合う前髪がわからない」と諦める前に、まずは自分の骨格を知り、プロの理論を取り入れてみてください。

この記事で紹介した「顔型別の法則」と「セルフケア技術」を実践すれば、明日の朝、鏡を見るのが少し楽しみになるはずです。
まずは、次に美容室に行く際に担当の美容師さんに「私の顔型って何タイプですか?」と聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

似合う前髪診断&セルフカット手順チェックリスト

  • 自分の顔型(丸顔・面長・ベース・逆三角)を把握しているか?
  • 顔型のコンプレックスを補正するスタイル(隙間を作る、横幅を出す等)を選んでいるか?
  • セルフカットの際、必ず「乾いた状態」で行っているか?
  • ハサミは縦に入れ、一度に切らず数ミリずつ調整しているか?
  • スタイリング剤は「毛先中心」につけ、根元にはつけていないか?
  • 美容室でのオーダー時、「巻くかどうか」を伝えているか?

あなたが自分史上最高に似合う前髪と出会い、毎日を笑顔で過ごせることを心から願っています。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

当編集部では、徹底したリサーチとデータ分析に基づき、読者の皆様の「知りたい」に答える記事を制作しています。特定の分野においては、その道の有資格者や実務経験者の監修・協力を得て、正確かつ信頼性の高い情報提供に努めています。

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