「同じ成分の薬が、なぜこれほど安いのか?」「本当に本物が届くのか?」
AGA治療薬や美容医薬品を検討する際、誰もが一度は耳にする「オオサカ堂」。国内クリニックの数分の一という圧倒的な低価格は魅力的ですが、その反面、「偽物ではないか」「違法ではないか」という不安が常につきまといます。インターネット上には「届かない」「閉鎖された」といった不穏な検索ワードも並んでおり、利用に二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から申し上げます。オオサカ堂は20年以上の運営実績を持つ老舗の個人輸入代行業者であり、正規のメーカー純正品を取り扱っているとされていますが、その利用は完全に「自己責任」の世界です。日本国内のような手厚い法的保護や、副作用が出た際の公的な救済制度は一切存在しません。安易な利用は、健康被害や法的トラブルに直結するリスクを孕んでいます。
この記事では、医薬品輸入の実務経験を持つ元管理薬剤師の視点から、オオサカ堂の仕組みとリスクの全貌を徹底解剖します。
この記事でわかること
- 元管理薬剤師が分析する「オオサカ堂が安い理由」と「偽物リスク」の真相
- 税関での没収や健康被害など、個人輸入に潜む法的・身体的リスクの詳細
- トラブルを回避して安全に注文するための具体的なチェックポイントと最新事情
単なる「おすすめ」や「批判」ではなく、物流と法律の観点から事実に基づいた判断材料を提供します。リスクを正しく恐れ、賢く判断するための知識としてお役立てください。
オオサカ堂とは?なぜこれほど安く医薬品が買えるのか
「オオサカ堂」という名称を聞くと、大阪にある薬局のようなイメージを持つかもしれませんが、実態は海外に拠点を置く「個人輸入代行業者」です。まずは、私たちが普段利用している国内の薬局やクリニックとは根本的に異なる、そのビジネスモデルと価格構造のロジックを理解する必要があります。
多くのユーザーが抱く「安すぎて怪しい」という感覚は、正常な防衛本能です。しかし、この価格差には、違法な裏ルートではなく、国際的な医薬品流通の仕組みである「並行輸入」や各国の「薬価制度」の違いという明確な理由が存在します。ここでは、業界の裏側にあるコスト構造を紐解いていきます。
医薬品輸入実務アドバイザーのアドバイス
「海外医薬品が安い理由を『品質が悪いから』と短絡的に考えるのは早計です。私が実務で見てきたケースでも、同じメーカーの全く同じ薬であっても、仕入れ国が異なるだけで価格が数倍変わることがあります。これは各国の経済状況に合わせて製薬会社が価格を調整しているためです。オオサカ堂のような代行業者を利用することは、言わば『世界で最も安い価格設定の国』から買い物をしている状態に近いと言えます。」
個人輸入代行サービスの基本的な仕組みと法的立ち位置
個人輸入代行とは、消費者が海外の製品を購入する際に、注文の手続き、支払い、配送の手配などを代行するサービスのことです。ここで重要なのは、オオサカ堂はあくまで「手続きの代行」を行っているだけであり、法的な販売者は「海外の発送元」、輸入者は「あなた自身(注文者)」になるという点です。
日本の薬機法(旧薬事法)では、日本国内で未承認の医薬品であっても、「個人の使用に供するために」「定められた数量内で」輸入することは認められています。オオサカ堂はこの法の枠組みの中で、海外のサプライヤーと日本の消費者を繋ぐプラットフォームを提供しています。
一般的なECサイト(Amazonや楽天市場など)との決定的な違いは、在庫の所在と責任の所在です。国内ECサイトの場合、販売店が在庫を持ち、商品に不備があれば販売店が責任を負います。しかし、個人輸入代行の場合、商品は海外から直送され、輸入に関する法的責任(税関手続きや使用による健康被害など)は、原則として注文者である「輸入者」が負うことになります。この仕組みにより、業者は在庫リスクや薬機法上の販売規制(国内での無許可販売の禁止)を回避しながら運営することが可能になっています。
国内クリニック処方薬と海外ジェネリック薬の価格差の理由
なぜ、同じ成分の薬がこれほどまでに安いのでしょうか。その理由は大きく分けて3つあります。
1. 開発費と特許の関係(ジェネリック医薬品)
新薬の開発には数千億円規模の投資と10年以上の歳月が必要です。先発医薬品の価格には、この開発コストを回収するための費用が上乗せされています。一方、特許期間が満了した後に製造されるジェネリック医薬品(後発薬)は、開発費がほとんどかからないため、大幅に安く提供できます。海外、特にインドなどの国では、特許法の歴史的背景からジェネリック医薬品の製造が非常に盛んであり、世界中に安価な医薬品を供給しています。
2. 流通コストと中間マージンの削減
日本国内で処方される医薬品は、製薬会社から卸売業者、医療機関や薬局を経て患者の手に渡ります。それぞれの段階で人件費や利益が上乗せされます。また、医師の診察料や調剤料もコストに含まれます。個人輸入代行の場合、海外の卸売業者から個人へ直送されるため、これらの中間マージンや国内での医療サービス費用が一切かかりません。
3. 各国の物価と薬価政策の違い
医薬品の価格は、その国の経済水準に合わせて設定されます。例えば、同じファイザー社の製品であっても、物価の高いアメリカや日本での販売価格と、タイやインドでの販売価格は異なります。これを「内外価格差」と呼びます。個人輸入では、物価の安い国で流通している正規品を仕入れることができるため、為替の影響を考慮しても、日本国内価格より安くなるケースが多いのです。
オオサカ堂の運営実績と業界内でのポジション
オオサカ堂は1997年に設立され、25年以上の運営実績を持つ、この業界では最大手の老舗サイトです。長期間にわたり運営が続いているという事実は、一定の信頼性とリピーターの存在を示唆しています。もし偽物ばかりを販売していれば、SNSが発達した現代において、これほど長く事業を継続することは困難でしょう。
業界内でのポジションとしては、圧倒的な取り扱い品目数とユーザー数を誇る「ガリバー」的な存在です。特にAGA治療薬(フィナステリド、ミノキシジル等)や美容医薬品に関しては、国内の個人輸入ユーザーの多くが利用経験があると言われるほどのシェアを持っています。
しかし、その知名度の高さゆえに、税関や規制当局からの監視も厳しくなっています。公式サイトのドメイン(URL)が頻繁に変更されるのは、レジストラ(ドメイン管理会社)からの停止措置や、検索エンジンからのペナルティを回避するための措置であると考えられます。これは「違法だから逃げている」という側面と、「規制のグレーゾーンで生き残るための防衛策」という側面の両方を併せ持っています。
▼詳細データ:国内AGA治療費と個人輸入ジェネリック薬の年間コスト比較
| 治療薬の種類 | 国内クリニック(年間) | オオサカ堂 個人輸入(年間) | コスト差 |
|---|---|---|---|
| フィナステリド(プロペシア等) | 約 60,000円 〜 90,000円 | 約 6,000円 〜 10,000円 | 約 1/10 |
| ミノキシジル内服薬(ミノタブ) | 約 120,000円 〜 180,000円 | 約 10,000円 〜 20,000円 | 約 1/10 |
| デュタステリド(ザガーロ等) | 約 100,000円 〜 130,000円 | 約 15,000円 〜 25,000円 | 約 1/6 |
※上記は一般的な相場であり、為替レートやクリニックの自由診療価格設定により変動します。
※国内クリニックの価格には診察料が含まれる場合があります。
※個人輸入価格は送料込みの概算です。
【徹底検証】オオサカ堂の商品は「偽物」なのか?品質と安全性の実態
利用者が最も恐れるのは、「お金を払って偽物を掴まされること」、さらに言えば「有害物質が含まれた偽造薬で健康を害すること」でしょう。インターネット上には「効かなかった」「本物だった」という主観的な口コミが溢れていますが、ここでは感情論を排し、成分鑑定や流通の観点から論理的に品質の実態に迫ります。
結論として、オオサカ堂が組織的に偽物を販売している証拠は現状確認されていませんが、「偽物が混入するリスクがゼロである」と断言することもまた不可能です。その理由を、品質管理のプロフェッショナルな視点で解説します。
「成分鑑定書」の読み方と信憑性
オオサカ堂の商品ページには、一部の商品について「成分鑑定書(Certificate of Analysis)」が掲載されています。これは、第三者機関がその薬を分析し、有効成分が正しく含まれているかを証明する書類です。ユーザーにとっては安心材料の一つですが、この鑑定書を見る際にはいくつかの注意点があります。
まず、鑑定書が「いつ発行されたものか」を確認してください。数年前の鑑定書であれば、現在のロット(製造単位)の品質を保証するものではありません。また、鑑定機関が実在する信頼できるラボであるかどうかも重要です。一般的に、香港やアメリカなどの国際的に認知された検査機関の名前があれば信憑性は高まります。
次に、鑑定項目です。単に「成分が含まれている」だけでなく、「含有量(Purity)」が記載されているかを確認しましょう。例えば、フィナステリド1mgの錠剤であれば、分析結果が0.95mg〜1.05mgの範囲に収まっているかどうかが品質の指標となります。オオサカ堂は定期的に成分鑑定を行っていると公表していますが、全ロットを検査しているわけではないという点は理解しておく必要があります。
偽造薬が混入するリスクがある流通ルートとは?
正規のメーカー品であっても、消費者の手元に届くまでの流通過程(サプライチェーン)に脆弱性があれば、偽造薬が混入するリスクが生じます。
通常、医薬品は「製薬工場」→「正規代理店」→「卸売業者」→「小売店(薬局・代行業者)」というルートを辿ります。リスクが高まるのは、この間にブローカー(仲介業者)が介在する場合です。特に需要の高いAGA治療薬やED治療薬は、世界的に偽造薬ビジネスの標的となっており、精巧な偽物が正規ルートに紛れ込む事例が過去に国際的にも報告されています。
オオサカ堂の場合、メーカー純正品を謳っていますが、発送元の倉庫(シンガポールや香港など)での管理体制までは、日本のユーザーが完全に把握することは不可能です。また、高温多湿な環境での保管や輸送中の温度変化により、成分が劣化する「品質劣化」のリスクも、偽物リスクと同様に考慮すべき問題です。
実際に届いた商品の「本物・偽物」を見分けるポイント
商品が手元に届いた際、私たち消費者ができるチェック方法には限界がありますが、最低限確認すべきポイントがあります。
▼詳細:主要なAGA治療薬(フィンペシア等)の真贋チェックポイント
- 外箱のホログラムや封印シール
メーカーによっては、偽造防止のために特殊なホログラムシールや、一度剥がすと跡が残る封印シールを採用しています。これらが剥がれていたり、印刷が粗雑であったりしないか確認しましょう。 - ロット番号と製造日・使用期限の印字
外箱とシート(PTP包装)に記載されているロット番号(Batch No.)が一致しているか必ず確認してください。印字が不鮮明だったり、指で擦って簡単に消えたりする場合は要注意です。 - 錠剤の形状・色・刻印
製薬会社の公式サイトや、信頼できる医薬品情報サイトで正規の錠剤の写真を確認し、色味や刻印、サイズを比較します。ただし、ジェネリック医薬品は製造時期によって添加物が変わり、色が微妙に変化することがあるため、これだけで即偽物とは断定できません。 - メーカー公式サイトでの照合(可能な場合)
一部の海外製薬メーカーでは、公式サイト上で製品のシリアルコードやロット番号を入力し、正規品かどうかを照合できるサービスを提供しています。パッケージにQRコード等がある場合は必ず試しましょう。
元・製薬会社管理薬剤師のアドバイス
「私が現役時代に経験した事例ですが、海外の提携工場であっても、日本国内の基準と比べると品質管理(GMP)のレベルにばらつきがあることは否めません。錠剤に小さな欠けがあったり、シートの中で錠剤が割れていたりすることは、海外製品では珍しくありません。これが直ちに『偽物』を意味するわけではありませんが、品質管理が甘い証拠ではあります。もし、錠剤の色が明らかにまだらであったり、異臭がしたりする場合は、服用せずに廃棄する勇気を持ってください。」
知っておくべき「個人輸入」の3つの重大リスクとデメリット
オオサカ堂を利用する最大のメリットが「安さ」であるなら、最大のコストは「リスク」です。このセクションでは、多くの利用者が軽視しがちな、しかし一度発生すれば取り返しのつかない事態になり得る3つのリスクについて、専門的な見地から警告を含めて解説します。
【法的リスク】薬機法違反になるケース
「個人輸入は合法」というのは、あくまで条件付きの真実です。日本の薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)では、以下のルールを逸脱した場合、処罰の対象となる可能性があります。
- 譲渡・転売の禁止
輸入した医薬品は、注文した本人しか使用できません。余った薬を友人に売ったり、タダであげたりすることは明確な違法行為です。フリマアプリやオークションサイトへの出品は、逮捕者も出ている重大な犯罪です。 - 数量制限の超過
一度に輸入できる数量には制限があります。処方箋薬(要指示薬)であれば「1ヶ月分以内」、それ以外の医薬品等は「2ヶ月分以内」と定められています。これを超えると税関で止められるだけでなく、業としての輸入(転売目的)を疑われる原因となります。 - 輸入禁止薬物の指定
成分によっては、麻薬や向精神薬として指定され、個人輸入自体が禁止されているものがあります。規制は随時更新されるため、「以前は買えたのに今は違法」というケースもあり得ます。
【身体的リスク】「医薬品副作用被害救済制度」の対象外であることの意味
これが最も深刻なリスクです。日本国内で正規に処方・販売された医薬品を使用して、入院が必要なほどの重篤な副作用が生じた場合、医療費や年金が給付される「医薬品副作用被害救済制度」という公的なセーフティネットがあります。
しかし、個人輸入で購入した医薬品は、この救済制度の対象外です。
万が一、オオサカ堂で購入した薬で肝機能障害を起こしたり、重い皮膚障害(スティーブンス・ジョンソン症候群など)を発症したりしても、治療費は全額自己負担となり、休業補償なども一切受けられません。AGA治療薬のような長期服用を前提とする薬であっても、ある日突然アレルギー反応が出る可能性はゼロではありません。この「命と健康の保証がない」という事実を、どれだけ重く受け止められるかが利用判断の分かれ目となります。
【金銭的リスク】税関での没収・廃棄と関税発生の可能性
注文した商品が必ず届くとは限りません。商品は国境を越える際、必ず税関(Customs)の検査を受けます。
- 没収・廃棄
内容物が輸入禁止品目であったり、数量制限を超えていたり、成分の記載が不十分であったりする場合、税関で没収・廃棄されることがあります。この場合、オオサカ堂側での補償(再送や返金)が適用されるかどうかはケースバイケースであり、基本的には購入者の損失となります。 - 関税・消費税の発生
個人輸入であっても、商品代金の合計額(送料含む)が16,666円を超える場合、関税や消費税が課税されることがあります。受け取り時に配達員から数千円を請求され、「話が違う」とトラブルになるケースも少なくありません。大量まとめ買いをする際は、分割して注文するなどの工夫が必要です。
医薬品輸入実務アドバイザーのアドバイス
「税関で荷物が止まると、自宅に『外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ』というハガキが届きます。これを見てパニックになる方が多いですが、これは『中身が確認できない、または輸入要件を満たしているか確認が必要』という通知です。この通知に対し、インボイス(仕入れ書)や医師の処方箋などの資料を提出できなければ、商品は廃棄され、手元には届きません。もちろん、代金は戻ってこないのが通例です。」
届かない?繋がらない?オオサカ堂利用時のよくあるトラブルと対処法
海外からの発送には、国内通販とは比較にならないほどの不確定要素があります。ここでは、実際にオオサカ堂を利用した際に遭遇しやすいトラブルと、その具体的な解決策をマニュアル化しました。
商品が届くまでの日数目安と配送追跡の確認方法
オオサカ堂の配送拠点は主にシンガポール、香港、台湾、タイなどです。注文から到着までの標準的な日数は約1週間から2週間ですが、国際情勢やフライトの減便、通関の混雑状況によっては3週間以上かかることも珍しくありません。
商品発送後に通知される「荷物番号(追跡番号)」を使って、日本郵便の追跡サービスで配送状況を確認することができます。ただし、海外の郵便局で引き受けられてから追跡システムに反映されるまでには数日のラグがあります。「番号が登録されていません」と出ても、数日は焦らず待つのが基本です。
特に注意が必要なのは、「国際交換局から発送」というステータスのまま長期間動かない場合です。これは日本に向けて輸送中か、日本の空港に到着して通関待ちの状態です。ここが最も時間がかかるプロセスであり、1週間以上更新がないこともあります。
「サイトに繋がらない」「閉鎖説」の真相と最新URLの探し方
オオサカ堂を利用しようとすると、ブックマークしていたページが開かないことがあります。これはオオサカ堂が定期的にURL(ドメイン)を変更しているためです。検索エンジンで「オオサカ堂」と検索しても、偽サイトやアフィリエイトサイトが上位に表示され、本物の公式サイトにたどり着けないことがあります。
対処法としては、オオサカ堂の公式SNS(Xなど)を確認するか、メールマガジンに登録しておき、そこから最新のアドレスを取得する方法が確実です。「閉鎖された」という噂は定期的に流れますが、大抵の場合はドメイン変更による一時的なアクセス不能状態です。
クレジットカードが使えない時の決済手段と注意点
現在、オオサカ堂ではVISAやMastercardなどの主要なクレジットカードが利用できない期間が頻繁に発生しています。これはカード会社(ブランド側)が、未承認医薬品の販売サイトに対する決済提供を厳しく規制しているためです。
そのため、決済手段は「銀行振込」が主流となっています。振込先が毎回異なる個人名義や合同会社名義であることに不安を感じるかもしれませんが、これは収納代行会社を利用しているためであり、業界では一般的な手法です。どうしてもカードを使いたい場合は、対応している一部のカードブランドを確認するか、銀行振込の手数料を考慮した上で注文する必要があります。
不良品や破損があった場合の返品・交換対応の実情
届いた商品が破損していたり、注文と違う商品が届いたりした場合、到着後すぐに(通常は7日以内)サポートセンターへ連絡する必要があります。その際、「外箱」「梱包材」「届いた商品」の写真を撮影して証拠として提出することが必須となります。これらを捨ててしまうと、対応してもらえない可能性が高くなります。
ただし、「効果がなかった」「体に合わなかった」という理由での返品は一切受け付けられません。あくまで「誤配送」や「破損」に限られる対応であることを理解しておきましょう。
医薬品輸入実務アドバイザーのアドバイス
「海外配送のトラブルで最も多いのは『住所不備』による返送です。日本の住所を英語表記にする際、部屋番号の記載漏れや、郵便番号の間違いがあると、現地の配達員は容赦なく『宛先不明』として発送国へ送り返します。海外通販では、日本の宅配便のような『電話して場所を確認してくれる』サービスは期待できません。注文時の住所入力は、これ以上ないほど慎重に行ってください。」
安全に利用するために:注文から受け取りまでの完全ガイド
リスクを理解した上で、それでもなおオオサカ堂を利用する道を選ぶのであれば、可能な限り安全策を講じるべきです。ここでは、プライバシーを守り、ミスなく商品を受け取るための具体的な手順を解説します。
家族にバレずに受け取る「郵便局留め」の利用手順
AGA治療薬やED治療薬など、家族や同居人に中身を知られたくない商品は、「郵便局留め」を利用するのが鉄則です。自宅には不在通知すら届かず、指定した郵便局の窓口で自分のタイミングで受け取ることができます。
利用手順:
- 配送先住所の欄に、受け取りたい郵便局の「郵便番号」と「郵便局名(〇〇郵便局留め)」を入力する。
- 重要:その後に必ず「受取人本人の住所」と「氏名」「電話番号」を併記する。
- ※身分証と一致する住所・氏名でないと、窓口で本人確認ができず受け取れません。
- ※「郵便局の住所」を書くのではありません。
- 追跡番号を確認し、郵便局に「到着」のステータスになったら、身分証明書と印鑑、追跡番号の控えを持って窓口へ行く。
保管期間は通常10日間(郵便局により異なる場合あり)ですので、到着確認後は速やかに受け取りに行きましょう。
注文時に必ず確認すべき「使用期限」と「発送国」
注文画面では、商品名だけでなく「発送国」にも注目してください。例えば、同じ成分の薬でも「シンガポール発送」と「香港発送」が選べる場合があります。一般的に、シンガポール発送は物流が安定しており比較的早く届く傾向がありますが、時期によって異なります。
また、商品ページに記載されている「使用期限(Expiry Date)」も重要です。極端に安いセール品の場合、使用期限が迫っている(Short Expiry)ことがあります。半年分などのまとめ買いをする際は、飲み終わるまでに期限が切れないか計算してからカートに入れてください。
アカウント登録とポイント制度の賢い使い方
オオサカ堂には会員ランクやポイント制度があります。購入金額に応じてポイントが貯まり、次回の支払いに充当できます。また、購入した商品のレビューを書くことでポイントが付与される仕組みもあります。
賢く利用するには、初回は少量の注文で様子を見て、問題なく届くことを確認してから、次回以降ポイントを使ってまとめ買いをするというステップを踏むのが安全です。いきなり高額な大量注文をするのは、税関リスクの観点からも推奨できません。
▼図解:注文完了から到着までの標準フローチャート
| STEP 1: 注文・決済 | 公式サイトで注文し、指定口座へ銀行振込。入金確認メールが届く。 |
| STEP 2: 海外発送手配 | 現地サプライヤーが商品を梱包し、国際郵便の手配を行う。(1〜3営業日) |
| STEP 3: 荷物番号通知 | 「配送のご案内」メールが届き、追跡番号(例: RAM123456789SG)が発行される。 |
| STEP 4: 国際交換局・通関 | 発送国を出発し、日本の空港へ。税関検査を受ける。(最も時間がかかるフェーズ) |
| STEP 5: 国内配送・到着 | 最寄りの郵便局から自宅(または局留め先)へ配送される。 |
オオサカ堂に関するFAQ(専門家回答版)
最後に、よくある質問に対して、専門家の立場から簡潔かつ明確に回答します。
Q. 会社に個人輸入したことがバレることはありますか?
A. 基本的にはありません。
商品は中身がわからないように梱包されており、外箱には「Health Product」や「Supplement」などと記載されることが一般的です。ただし、配送先を会社の住所に設定すると、通関書類や外見から推測されるリスクや、社内の郵便物担当者に開封されるリスクがあります。必ず自宅か郵便局留めを利用しましょう。
Q. 英語ができなくてもトラブル対応は可能ですか?
A. 可能です。
オオサカ堂のサポートセンターは日本人スタッフが対応しており、問い合わせは全て日本語で行えます。ただし、配送状況の確認などで海外の郵便局サイトを見る必要がある場合は、翻訳ツールを使う程度の作業は発生するかもしれません。
Q. 処方箋なしで薬を買うのは違法ではありませんか?
A. 個人の使用に限り、違法ではありません。
日本の法律では、医師の処方箋が必要な薬であっても、個人が自分自身で使用する目的で、定められた数量(通常は1ヶ月分)の範囲内で輸入することは認められています。これを「個人輸入の特例」と呼びます。ただし、あくまで「法的に罰せられない」だけであり、医学的に安全であることは意味しません。
元・製薬会社管理薬剤師のアドバイス
「自己判断で処方薬を服用する場合、最も恐ろしいのは『副作用の予兆』を見逃すことです。特に肝機能への負担は自覚症状が出にくいため、定期的に(半年に1回程度)会社の健康診断や近隣のクリニックで血液検査を受け、肝臓の数値(AST, ALT, γ-GTP)に異常がないか確認することを強く推奨します。これができないのであれば、個人輸入は利用すべきではありません。」
まとめ:リスクを正しく恐れ、賢く利用するための最終確認
オオサカ堂での個人輸入は、国内クリニックと比較して圧倒的なコストメリットがある一方で、全ての責任が自分自身に降りかかるシビアな選択肢です。「安いから」という理由だけで飛びつくのではなく、ここまで解説してきた「偽物混入の可能性」「救済制度の欠如」「通関リスク」を天秤にかけ、それでもなおメリットが上回ると判断できる人のみが利用すべきサービスと言えます。
少しでも不安を感じる場合や、初めての治療で自分の体に合う薬がわからない場合は、まずは国内のオンライン診療クリニックなどで医師の診察を受け、正規の薬を処方してもらうことを強くお勧めします。安心はお金で買えます。
最後に、個人輸入を利用する前に、以下のチェックリストで自己診断を行ってください。
個人輸入利用前の最終チェックリスト
- 欲しい薬の用法・用量・副作用を完全に理解しているか?
- 万が一副作用が出た際、相談できる医師や医療機関の目星はあるか?
- 「医薬品副作用被害救済制度」が使えないことを承諾できるか?
- 注文数量は「個人使用」の範囲内(処方薬なら1ヶ月分等)に収まっているか?
- 転売や譲渡は絶対に行わないと誓えるか?
正しい知識を持ち、ルールを守って利用することが、あなた自身の健康と生活を守る唯一の手段です。
参照公的機関情報
厚生労働省:医薬品等の個人輸入について
税関:医薬品・化粧品等の個人輸入について
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (PMDA)
コメント