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【プロ解説】Apple Watch SE(第2世代)で十分?後悔しないための機能差と「常時表示なし」のリアルな使用感

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iPhoneユーザーの約9割にとって、Apple Watch SE(第2世代)は間違いなく「最適解」と言えるモデルです。多くの購入検討者が懸念する「常時表示ディスプレイ」や「高度なヘルスケアセンサー」の欠如は、実は日常生活において致命的な欠点にはなり得ません。むしろ、上位モデルを圧倒する軽量さと、浮いた予算で周辺機器を充実させられるコストパフォーマンスの高さは、毎日使い続ける上で何にも代えがたい強力なメリットとなります。

本記事では、ガジェット業界で15年以上にわたり数千人のスマートウォッチ選びをサポートしてきた筆者が、スペック表には現れない「リアルな使用感」を徹底的に解説します。

この記事でわかること

  • プロが断言する「SEで満足できる人」と「Series 9/10を買うべき人」の明確な境界線
  • 最大の懸念点である「常時表示ディスプレイなし」が生活の質に与える実際の影響度
  • 40mmと44mmのサイズ感の違いや、GPSモデルとセルラーモデルの失敗しない選び方
  1. 結論:なぜ多くの人にとって「Apple Watch SE」がベストバイなのか?
    1. コスパだけじゃない!「必要十分」な機能と性能バランス
    2. 上位モデルと同じ「S8 SiP」チップ搭載でサクサク動く
    3. 毎日つけるからこそ重要。「軽さは性能」である理由
  2. 買って後悔しない?上位モデル(Series 9/10)との決定的な3つの違い
    1. 最大の争点「常時表示ディスプレイ」がないことのメリット・デメリット
    2. ヘルスケア機能の差(心電図・血中酸素・皮膚温)は自分に必要か?
    3. 素材とデザインの高級感:アルミニウムケースは安っぽくないか
  3. Apple Watch SEで「できること」・「できないこと」総まとめ
    1. 日常生活で便利な機能(通知、Apple Pay、マスク着用時のiPhoneロック解除)
    2. 運動・健康管理機能(ワークアウト、アクティビティリング、転倒検出)
    3. SEでは「できないこと」リスト(急速充電、ダブルタップジェスチャー等)
  4. 失敗しないApple Watch SEの選び方(サイズ・通信・バンド)
    1. 40mm vs 44mm:手首の太さと視認性で選ぶ正解ルート
    2. GPSモデル vs GPS + Cellularモデル:月額料金を払う価値はあるか
    3. 最初に選ぶべきバンドと、おすすめのサードパーティ製バンド活用術
  5. よくある質問 (FAQ)
    1. Q. バッテリーは1日持ちますか?睡眠記録をしても大丈夫?
    2. Q. 防水性能は?お風呂やプールに入っても平気?
    3. Q. iPhoneを持っていなくても使えますか?(Androidユーザーなど)
    4. Q. 次のモデル(第3世代)が出るまで待つべき?
  6. まとめ:浮いた予算でQOLを上げよう

結論:なぜ多くの人にとって「Apple Watch SE」がベストバイなのか?

Apple Watchの購入を検討する際、多くの人が「せっかく買うなら良いものを」という心理から、最新のSeries 9やSeries 10、あるいはUltraといった上位モデルに目を奪われがちです。しかし、断言します。初めてApple Watchを手にする方、あるいはSeries 3や4からの買い替えを検討している方の大多数にとって、Apple Watch SE(第2世代)こそが、最も賢い選択肢です。

その理由は単なる「安さ」だけではありません。機能、性能、そして装着感のバランスが、現代人のライフスタイルに驚くほどフィットしているからです。「廉価版」という言葉から連想されるような「安かろう悪かろう」の妥協は、このデバイスには一切存在しません。ここでは、なぜSEが多くの人にとってのベストバイとなるのか、その核心に迫ります。

コスパだけじゃない!「必要十分」な機能と性能バランス

Apple Watch SE(第2世代)が評価される最大の理由は、ユーザー体験の根幹に関わる機能において、上位モデルと全く遜色がない点にあります。Apple Watchを装着する主な目的は何でしょうか。多くの人にとってそれは、「iPhoneの通知を手元で確認すること」「日々の活動量(アクティビティ)を記録すること」「電子決済をスムーズに行うこと」の3点に集約されます。

これらのコア機能において、SEはSeries 9やUltraと全く同じ体験を提供します。LINEやメールの通知は遅延なく届き、返信も音声入力や定型文でスムーズに行えます。SuicaやPayPayなどの電子決済も、改札やレジにかざすだけで一瞬で完了します。アクティビティリングの計測精度も、GPSの測位精度も、上位モデルと同等のアルゴリズムが採用されています。

つまり、日常的な利用シーンの95%において、SEを使っているかSeries 9を使っているかの違いを感じることはありません。残りの5%の機能(常時表示や心電図など)に、数万円の差額を支払う価値があるかどうか。ここを冷静に見極めることが、後悔しない買い物の第一歩です。多くのユーザーにとって、その差額でAirPods Proを購入したり、高品質な交換バンドを数本揃えたりする方が、トータルの生活満足度(QOL)は確実に向上します。

上位モデルと同じ「S8 SiP」チップ搭載でサクサク動く

廉価版モデルで最も懸念されるのが「処理速度の遅さ」や「操作の引っかかり」です。スマートフォンでもパソコンでも、エントリーモデルを買って動作の重さにストレスを感じた経験がある方は多いでしょう。しかし、Apple Watch SE(第2世代)においてその心配は無用です。

このモデルには、上位機種であるApple Watch Series 8と同じ「S8 SiP(System in Package)」というチップセットが搭載されています。これは、Series 9に搭載されているS9チップと比較しても、日常使用における体感速度に大きな差はありません。アプリの起動、画面のスクロール、Siriへの音声コマンドの反応速度、どれをとっても非常に高速で滑らかです。

特に重要なのが、数年後の使用感です。プロセッサの性能が高いということは、将来的にwatchOSがアップデートされた際にも、長く快適に使い続けられることを意味します。安価なスマートウォッチにありがちな「1年経ったら動作が重くて使い物にならない」という事態は、Apple Watch SEではまず起こり得ません。現時点でのサクサク感だけでなく、向こう3〜4年は第一線で戦える処理能力を持っている点こそが、SEの隠れた実力です。

毎日つけるからこそ重要。「軽さは性能」である理由

ウェアラブルデバイスにおいて、スペック表の数値以上に重要なのが「重量」です。多機能なスマートウォッチも、重たくて腕が疲れてしまえば、やがて着けるのが億劫になり、充電器の上に放置されることになります。Apple Watch SEは、現行ラインナップの中で最も軽量なモデルの一つです。

具体的に見てみましょう。以下の表は、各モデルの重量(40mm/41mm GPSモデル、アルミニウムケース基準)を比較したものです。

モデル ケースサイズ 重量 (本体のみ) 厚さ
Apple Watch SE (第2世代) 40mm 26.4g 10.7mm
Apple Watch Series 9 41mm 31.9g 10.7mm
Apple Watch Ultra 2 49mm 61.4g 14.4mm

SE(40mm)の26.4gという軽さは驚異的です。Series 9と比較しても約5.5g軽く、Ultra 2と比較すると半分以下の重量です。たった数グラムの差と思うかもしれませんが、手首という敏感な部位に24時間装着し続ける場合、この差は疲労感に直結します。

特に、睡眠トラッキングを活用したいと考えている方にとって、軽さは絶対的な正義です。寝ている間に手首に異物感があると、無意識のうちに外してしまったり、睡眠の質そのものを阻害してしまったりする可能性があります。SEの軽さは、つけていることを忘れるほど自然で、日中のデスクワークにおける手首の負担も最小限に抑えられます。「機能全部入り」を目指して重くなることよりも、「必要な機能を極限まで軽く持ち運ぶ」こと。これこそがSEの設計思想であり、最大のメリットと言えるでしょう。

ガジェット歴15年のテックライターのアドバイス
「実は私自身、一時期は見栄とスペック欲しさで最上位のUltraを使用していました。『大は小を兼ねる』と考えたのです。しかし、現実は違いました。寝る時にその重さと厚みが気になり、無意識に外して寝てしまうことが増え、結局睡眠ログが取れなくなるという本末転倒な結果に陥りました。
意を決してSE(40mm)に変えてからは、世界が変わりました。つけていることを忘れるほど軽く、入浴時以外は24時間つけっぱなしにする生活が定着しました。ウェアラブルデバイスにおいて『軽さ』は、CPUの速度や画面の明るさと同等か、それ以上に重要な『立派なスペックの一つ』です。特に初めてスマートウォッチを使う方には、この軽快さを強くおすすめします」

買って後悔しない?上位モデル(Series 9/10)との決定的な3つの違い

SEの優秀さは理解できたとしても、やはり「上位モデルにしかない機能」が気になり、購入後に「やっぱりあっちにしておけば良かった」と後悔するのは避けたいものです。ここでは、SEとSeries 9/10などの上位モデルとの間に存在する「決定的な3つの違い」について、包み隠さず解説します。これらがあなたの生活にとって許容できるものか、あるいは必須機能なのかを見極めてください。

最大の争点「常時表示ディスプレイ」がないことのメリット・デメリット

Apple Watch SE購入の最大の障壁となるのが、「常時表示ディスプレイ(Always-On Retinaディスプレイ)」に対応していないことです。Series 5以降のナンバリングシリーズでは、手首を下げている時でも画面が薄暗く点灯し続け、常に時刻が表示されます。一方、SEは手首を下げると画面が完全に消灯し、真っ黒になります。

デメリット:手を使わずに時刻が見えない
常時表示がないことの最大のデメリットは、「手首をひねる(手首を上げる)」という動作をしないと画面がつかないことです。
例えば、満員電車でつり革につかまっている時、パソコンのキーボードを打っている最中、あるいは会議中に机の下でこっそり時間を確認したい時。これらのシーンで、SEの場合は意識的に手首を自分の方に向ける動作(ジェスチャー)が必要になります。特に会議中などは、あからさまに時計を見る動作が失礼にあたる場合があるため、視線だけで時刻を確認できる常時表示モデルの方がスマートであることは事実です。

メリット:プライバシー保護とバッテリー節約
一方で、画面が消灯することには明確なメリットもあります。
まず、映画館や寝室など、暗い場所で光が漏れないことです。常時表示モデルはシアターモードに設定しない限り光り続けるため、周囲への配慮が必要です。SEならその心配はありません。
また、通知内容や個人的な写真などの文字盤が、他人の目に触れにくいというプライバシー面の利点もあります。そして何より、ディスプレイを消灯させることはバッテリー消費の抑制に大きく貢献します。SEのバッテリー持ちが良いと感じるユーザーが多いのは、この仕様のおかげでもあります。

ガジェット歴15年のテックライターのアドバイス
「常時表示が『なくて困るシーン』と『なくて良かったシーン』について、正直にお話しします。
困るのは、やはり『つり革を持っている時』と『激しい運動中』です。腕を上げられない、あるいは上げてもセンサーが反応しづらい体勢の時に、チラッと見て情報が入ってこないのはストレスになります。
逆に良かったのは『デスクワーク中』です。視界の端で常に画面が光ったり、秒針が動いたりしていると、どうしても気が散ります。必要な時だけ情報を表示してくれるSEの控えめな挙動は、集中力を保つ上で意外なメリットでした。手首を返す動作(レイズ・トゥ・ウェイク)の反応精度は非常に高いので、日常の9割のシーンでは不便を感じていません」

ヘルスケア機能の差(心電図・血中酸素・皮膚温)は自分に必要か?

2つ目の大きな違いは、搭載されている健康管理センサーの種類です。上位モデルには「心電図(ECG)アプリ」「血中酸素ウェルネスアプリ」「皮膚温センサー」が搭載されていますが、SEではこれらが省略されています。

SEでもできること
誤解してはいけないのは、SEでも基本的な心拍数計測は可能だということです。「高心拍数」や「低心拍数」の通知、そして「不規則な心拍の通知」機能はSEにも搭載されています。日常生活における一般的な健康管理や、運動時の心拍ゾーンの確認には十分な機能を持っています。また、睡眠の深さや時間を記録する「睡眠ステージ」機能も全く同じように利用可能です。

SEでできないこと・不要なユーザー層
SEでは、医療機関で取るような心電図波形の記録や、血中の酸素濃度の測定ができません。また、皮膚温センサーを用いたより精密な排卵日予測(周期記録)も利用できません。
ここで自問すべきは、「これらのデータを毎日測定し、活用するか?」という点です。心臓に持病がある方や、医師からモニタリングを推奨されている方、あるいはアスリート並みに体調管理を徹底したい方にとって、これらの機能は必須であり、Series 9などを選ぶ強い理由になります。
しかし、一般的な20代〜40代の健康なユーザーであれば、これらの機能は「最初の1週間は面白がって使うが、その後は全く使わなくなる機能」の筆頭でもあります。自分の健康状態と相談し、過剰なスペックにお金を払う必要がないか検討してください。

素材とデザインの高級感:アルミニウムケースは安っぽくないか

3つ目の違いは、選べる素材とデザインのバリエーションです。上位モデルでは、光沢のある美しい「ステンレススチール」や、堅牢な「チタニウム」といった高級素材を選択できますが、SEは「アルミニウムケース」一択となります。

では、SEのアルミニウムケースは安っぽいのでしょうか?答えは「NO」です。
実は、Series 9などの上位モデルでも、最も売れ筋の標準モデルはSEと同じ「アルミニウム素材」です。Apple製品のアルミニウム加工技術は非常に高く、マットでサラサラとした質感は十分に高級感があり、カジュアルからビジネスまで幅広く馴染みます。ミッドナイト、スターライト、シルバーといったカラー展開も上位モデルと共通しており、パッと見で「これは安いモデルだ」と判別できる人は、よほどのマニアに限られます。

唯一の見た目の違いは、本体の裏蓋(センサー部分の周囲)です。上位モデルはセラミック素材を使用していますが、SEはナイロン複合材(強化プラスチックのような素材)を使用しており、ケースと同色に仕上げられています。しかし、ここは装着してしまえば完全に見えなくなる部分です。装着時の見た目において、SEが劣っていると感じる場面はほとんどないと言ってよいでしょう。

詳細比較:SE vs Series 9/10 機能差分・影響度判定表
機能・特徴 Apple Watch SE Series 9 / 10 生活への影響度
常時表示ディスプレイ × 非対応 ○ 対応 (好みが分かれる)
心電図・血中酸素 × 非対応 ○ 対応 (健康不安がないなら小)
皮膚温センサー × 非対応 ○ 対応 (女性の周期記録で重要)
急速充電 × 非対応 ○ 対応 (入浴中充電派には重要)
ダブルタップ操作 × 非対応 ○ 対応 (AssistiveTouchで代用可)
チップ性能 S8 SiP S9 / S10 SiP (体感差ほぼなし)
ケース素材 アルミのみ アルミ/ステンレス/チタン (アルミでも十分高品質)

Apple Watch SEで「できること」・「できないこと」総まとめ

ここでは、SEの購入を検討している方が具体的にイメージできるよう、SEで「できること」と「できないこと」を網羅的に整理します。これを見れば、あなたのやりたいことがSEで実現可能かどうかが一目瞭然です。

日常生活で便利な機能(通知、Apple Pay、マスク着用時のiPhoneロック解除)

Apple Watch SEは、私たちの生活を便利にする「スマートウォッチとしての基本機能」をほぼ全て網羅しています。

  • 通知の確認と返信: LINE、メール、電話、カレンダーの通知を手元で受け取り、その場で返信可能です。スマホを取り出す回数が激減します。
  • Apple Pay (電子決済): Suica、PASMO、iD、QUICPay、PayPayなどを登録し、手首をかざすだけで支払いが完了します。財布もスマホも出す必要がありません。
  • iPhoneのロック解除: マスクやサングラスを着用していてFace IDが反応しない時でも、Apple Watchをつけていれば自動でiPhoneのロックを解除できます。
  • 「探す」機能: 「iPhoneが見当たらない!」という時、Apple WatchからiPhoneの音を鳴らして場所を特定できます。地味ですが、最も使う機能の一つです。
  • マップのナビゲーション: 曲がり角の手前で手首が振動して教えてくれるため、歩きスマホをせずに目的地にたどり着けます。

運動・健康管理機能(ワークアウト、アクティビティリング、転倒検出)

健康管理デバイスとしても、SEは非常に優秀です。ジムに通う人から、日々の散歩を楽しみたい人まで幅広くサポートします。

  • ワークアウト計測: ランニング、ウォーキング、ヨガ、水泳、ダンスなど、多種多様な運動を記録し、消費カロリーや心拍数を計測します。GPS内蔵なので、屋外ランニングのルートも正確に記録されます。
  • アクティビティリング: 「ムーブ(消費カロリー)」「エクササイズ(運動時間)」「スタンド(立つ回数)」の3つのリングを完成させるゲーム感覚で、毎日の活動量を維持できます。
  • 転倒検出・衝突事故検出: 万が一、激しく転倒したり自動車事故に遭ったりした場合、SEが衝撃を検知し、反応がない場合は自動で緊急通報を行います。この安全機能は上位モデルと同等のものが搭載されています。
  • 薬の服用リマインダー: 服用すべき薬の時間になると通知し、飲み忘れを防止記録できます。

SEでは「できないこと」リスト(急速充電、ダブルタップジェスチャー等)

逆に、SEではハードウェアの制約上、どうしてもできないことがあります。これらが許容範囲内かを確認してください。

  • 急速充電: Series 7以降の上位モデルは急速充電に対応しており、約45分で0%から80%まで充電できますが、SEは通常の充電速度です。満充電まで約1.5〜2時間程度かかります。お風呂に入っている間にサッと充電を済ませたい場合、少し時間が足りないと感じるかもしれません。
  • ダブルタップジェスチャー: Series 9/Ultra 2で導入された、人差し指と親指をトントンと合わせるだけで操作できる新機能には非対応です。荷物で両手が塞がっている時に便利な機能ですが、SEでは使えません。
  • 超広帯域無線 (UWB) チップ: 「iPhoneを正確な場所まで探す(方向と距離を表示する)」機能は、UWBチップ非搭載のSEでは利用できません(音を鳴らすことは可能です)。

ガジェット歴15年のテックライターのアドバイス
「『ダブルタップ機能が使えないのは残念』という声をよく聞きますが、実はSEでも『AssistiveTouch(アシスティブタッチ)』というアクセシビリティ機能をオンにすることで、似たようなジェスチャー操作が可能です。
設定を行えば、ハンドジェスチャー(クレンチやピンチ)で決定操作やスクロールができるようになります。純正のダブルタップほどの滑らかさやAIによる文脈判断はありませんが、『片手で操作したい』というニーズはSEでもある程度満たすことができます。ぜひ購入後に設定メニューの『アクセシビリティ』を覗いてみてください」

失敗しないApple Watch SEの選び方(サイズ・通信・バンド)

「SEを買う」と決めた後にも、まだ選択すべき項目が残っています。ケースサイズ(40mmか44mmか)、通信方式(GPSかセルラーか)、そしてバンドの種類です。ここで選択を誤ると、使い勝手が大きく損なわれる可能性があります。失敗しないための選び方の基準を提示します。

40mm vs 44mm:手首の太さと視認性で選ぶ正解ルート

Apple Watch SEには、小型の40mmモデルと、大型の44mmモデルがあります。価格差は約4,000円程度ですが、選び方の基準は「手首の太さ」と「情報の見やすさ」です。

40mmモデルがおすすめな人

  • 女性全般および手首が細め(手首周り16cm以下)の男性
  • 時計を目立たせたくない、アクセサリーのようにさりげなく着けたい人
  • とにかく軽さを最優先したい人
  • 袖口に時計が引っかかるのが嫌な人

40mmは収まりが良く、手首の上で主張しすぎません。日本人の平均的な体格であれば、40mmを選んで小さすぎて困ることは少ないでしょう。

44mmモデルがおすすめな人

  • 手首がしっかりしている(手首周り16.5cm以上)男性
  • 老眼気味で、少しでも文字を大きく表示させたい人
  • 操作ボタンを押し間違えたくない、指が太めの人
  • 画面の情報量を増やしたい人

44mmは画面が広いため、LINEのメッセージや地図アプリが見やすくなります。また、タッチ操作の領域が広いため、誤操作が減るメリットがあります。ただし、手首の細い方が44mmをつけると、時計が手首の幅からはみ出してしまい、不安定になったり、ぶつけやすくなったりするため注意が必要です。

GPSモデル vs GPS + Cellularモデル:月額料金を払う価値はあるか

次に悩むのが通信モデルです。「GPSモデル」はiPhoneが近くにないと通信できませんが、「GPS + Cellularモデル」は月額料金(キャリアによりますが月額350円〜550円程度)を払うことで、Apple Watch単体で通話や通信が可能になります。

GPSモデルで十分な人(9割の人はこちら)

  • 常にiPhoneを持ち歩いている人
  • ランニングや散歩の時も、音楽を聴いたり写真を撮ったりするためにiPhoneを持っていく人
  • 初期費用と月々のランニングコストを抑えたい人

GPS + Cellularモデルを買うべき人

  • iPhoneを家に置いて、Apple Watchだけでランニングやサーフィンに行きたい人
  • ちょっとしたコンビニへの買い物や犬の散歩に、スマホを持たず手ぶらで行きたい人
  • 仕事中など、スマホを持ち込めない環境でも緊急の連絡を受けたい人
  • 「ファミリー共有設定」を利用して、iPhoneを持っていない子供やシニアの親に持たせたい人

ガジェット歴15年のテックライターのアドバイス
「セルラー契約をして後悔したパターンと、助かったパターンの両方を見てきました。
後悔する典型は『なんとなく便利そう』で契約したものの、結局iPhoneを常に持ち歩いているため、単体通信の出番が月に一度もないケースです。これでは月額料金の無駄払いになります。
逆に助かったのは、『ゴミ出しの最中にオートロックで締め出されたが、Apple Watchで家族に電話して開けてもらえた』というケースや、『ランニング中に体調不良になり、単体で家族に連絡できた』というケースです。お守り代わりとして月額ワンコインを払えるかどうかが判断の分かれ目です」

最初に選ぶべきバンドと、おすすめのサードパーティ製バンド活用術

購入時にセットで選ぶバンドも重要です。基本的には以下の2択から選ぶのが無難です。

  • スポーツバンド(シリコン製): 汗や水に強く、汚れても洗えるため衛生的。プールやジムでの利用に最適ですが、夏場は少し蒸れやすいのが難点です。
  • スポーツループ(ナイロン製): マジックテープ式で無段階に調整でき、フィット感が抜群です。通気性が良く蒸れにくいため、睡眠時や長時間の着用にはこちらが圧倒的に快適です。

おすすめは、購入時は「スポーツループ」を選び、フォーマルな場やビジネスシーン用には、Amazonや楽天などで販売されているサードパーティ製(他社製)のレザーバンドや金属バンドを安く購入することです。Apple Watchのバンド交換は非常に簡単です。SE本体で浮いた予算を使って、シーンに合わせてバンドを着せ替えるのが、Apple Watchを最も楽しむ賢い方法です。

よくある質問 (FAQ)

最後に、Apple Watch SEの購入を検討している方から寄せられる、細かすぎてスペック表には載っていない疑問にお答えします。

Q. バッテリーは1日持ちますか?睡眠記録をしても大丈夫?

A. 新品の状態であれば、余裕で持ちます。
Apple公称値は最大18時間ですが、実際の使用感としては、朝7時に装着して夜23時の時点で30〜40%程度残っていることが多いです。睡眠記録をする場合は、入浴中や夕食後のリラックスタイムに1時間程度充電すれば、朝まで問題なく記録を続けられます。ただし、GPSを使った長時間のワークアウトを行うと消費が早くなるため注意が必要です。

Q. 防水性能は?お風呂やプールに入っても平気?

A. プールや海での水泳はOKですが、お風呂(特に石鹸や温水)は推奨されません。
SEは50メートルの耐水性能を持っており、水泳の記録も可能です。しかし、Appleは「石鹸、シャンプー、コンディショナー、ローション、香水」などが付着することを避けるよう推奨しています。また、高温のサウナや蒸気も防水パッキンを劣化させる原因になります。シャワーやお風呂の時間は、充電タイムに充てるのが最も効率的で安全です。

Q. iPhoneを持っていなくても使えますか?(Androidユーザーなど)

A. 基本的にはiPhoneが必須です。
Apple Watchの初期設定(ペアリング)には必ずiPhoneが必要です。Androidスマートフォンとはペアリングできません。ただし、「ファミリー共有設定」を利用すれば、iPhoneを持っている家族(親など)の端末を使って設定し、自身のiPhoneを持たない子供やシニアが単独で利用することは可能です(この場合はセルラーモデルが必須となります)。

Q. 次のモデル(第3世代)が出るまで待つべき?

A. 「欲しい時が買い時」の法則はSEにも当てはまります。
Apple Watch SE(第2世代)は2022年に発売されました。製品サイクルを考えると、次期モデルが出る可能性はありますが、SEシリーズは劇的な進化(新センサー搭載など)が少ないラインナップです。待っている間の数ヶ月〜1年、便利な生活を先送りにする機会損失の方が大きいと言えます。また、Apple製品はリセールバリュー(再販価格)が高いため、もし新しいモデルが出たら、今のSEを売って買い換えるという選択もしやすいのが特徴です。

ガジェット歴15年のテックライターのアドバイス
「Apple製品のリセールバリューは驚異的です。きれいに使っていれば、2年使った後でも購入価格の半額近くで売れることも珍しくありません。SEは元値が安いため、値下がり額(損失額)も少なくて済みます。『まずはSEでデビューして、どうしても機能が足りなければ売って上位モデルへ』というステップアップができるのも、SEから入る大きなメリットですよ」

まとめ:浮いた予算でQOLを上げよう

ここまで、Apple Watch SE(第2世代)の機能、上位モデルとの違い、そして選び方について詳しく解説してきました。結論として、Apple Watch SEは「妥協の産物」ではなく、多くのユーザーにとって「機能とコストのバランスが最も優れた最適解」です。

上位モデルとの差額である約3万円〜5万円があれば、何ができるでしょうか。
ノイズキャンセリング機能付きのAirPods Proを購入して、通勤時間を極上の音楽空間に変えることができます。
気分に合わせて付け替えられるおしゃれなバンドを5本買い足すこともできます。
あるいは、有料の睡眠解析アプリやフィットネスアプリのサブスクリプションに登録して、より健康的な生活への投資に回すこともできます。

「自分にはSEで十分だ」と確信できたなら、迷う必要はありません。その浮いた予算を別の体験に投資することで、あなたのQOL(生活の質)はApple Watch単体を買う以上に向上するはずです。

最後に、購入前の最終チェックリストを用意しました。これらにチェックが入れば、あなたは自信を持ってSEを選んで大丈夫です。

SE購入前の最終チェックリスト

  • [ ] 常時表示がなくても、手首を返して時間を見る動作(またはボタンを押す動作)は許容できる
  • [ ] 心電図や血中酸素濃度測定は、今のところ必須ではない
  • [ ] 24時間つけっぱなしにしたいので、軽くてつけ心地が良いモデルを優先したい
  • [ ] 浮いた予算でAirPodsや予備のバンド、他のガジェットを買いたい
  • [ ] 初めてのApple Watchなので、まずは失敗の少ないスタンダードモデルから始めたい

このチェックリストが、あなたの賢い選択の一助となれば幸いです。ぜひ今日から、Apple Watch SEと共に、より便利で健康的な毎日をスタートさせてください。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

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