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【プロ解説】30代からの「大人ハイライト」完全ガイド|白髪ぼかし・失敗しないオーダー法を現役カラーリストが伝授

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鏡を見るたびに増えている気がする白髪、なんとなくボリュームがなくなってペタンとしてしまうトップ、そして以前よりも肌がくすんで見える……。30代後半から40代にかけて、私たち大人の女性が抱える髪の悩みは尽きません。「白髪染めで暗く塗りつぶすのは嫌だけど、明るくしすぎて若作りと言われるのも怖い」そんな葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論から申し上げますと、そうした大人世代特有の悩みを一挙に解決できる最適な手段こそが、今回解説する「ハイライト」です。ただし、これには一つだけ大きな条件があります。それは、「大人の髪質とライフスタイルに合わせた、正しい設計で行うこと」です。

一歩間違えれば「ひと昔前のメッシュ」や「派手なおばさん」になってしまうリスクも孕んでいるハイライト。しかし、正しい知識とオーダー方法さえ知っていれば、白髪をなかったことにするだけでなく、マイナス5歳の若見え効果まで手に入れることができます。

この記事では、月間150名以上のカラーを担当し、その8割のお客様にハイライトデザインを提案している現役カラーリストの私が、職場でも浮かない上品なハイライトの入れ方と、絶対に失敗しないための具体的なオーダー方法を徹底解説します。

この記事でわかること

  • 白髪を「隠す」から「活かす」へ変える、ハイライトによる視覚効果の仕組み
  • 職場もOK!大人女性に似合うハイライトのデザイン種類と選び方
  • 「メッシュおばさん」にならないための、スマホで見せるだけの具体的なオーダーシート
  1. なぜ今、大人世代に「ハイライト」が選ばれるのか?
    1. 白髪を「隠す」のではなく「ぼかす」視覚効果
    2. ぺたんこ髪に「立体感」を与えて若々しい印象に
    3. 根元が伸びてもプリンが目立ちにくい(リタッチ頻度の低下)
  2. 【目的別】大人女性におすすめのハイライト種類とデザイン
    1. シークレットハイライト:職場OK!極細ラインでツヤ感アップ
    2. コントラストハイライト:立体感重視。結んだ時もおしゃれに
    3. バレイヤージュ(シャドウルーツ):海外風&メンテナンス楽ちん
    4. フェイスフレーミング:顔周りを明るくして肌トーンアップ
  3. 失敗前に知っておくべきハイライトのデメリットとリスク
    1. ブリーチによるダメージとパサつき(ケアブリーチの必要性)
    2. 施術時間と料金の相場(通常カラー+◯分/+◯円)
    3. 色落ちの早さと「金髪化」のリスク管理
    4. 縮毛矯正・デジタルパーマとの相性は「最悪」?
  4. 「昔のメッシュ」にならない!失敗しない美容室でのオーダー法
    1. カウンセリングで必ず伝えるべき3つのこと(履歴・職場規定・悩み)
    2. 写真を見せる時のポイント(「この筋感が嫌」も伝える)
    3. そのまま使える!大人ハイライトのオーダーシート【テンプレート】
  5. 施術後のキレイを保つ!自宅ケアとメンテナンス周期
    1. 色落ち過程を楽しむための「紫シャンプー(ムラシャン)」活用法
    2. ブリーチ毛専用のトリートメントと熱ダメージ対策
    3. 次回の美容室予約はどうする?(オンカラーのみ vs リタッチ)
  6. よくある質問に現役カラーリストが回答 (FAQ)
    1. Q. ハイライトを入れると、白髪染めはもうできませんか?
    2. Q. ブリーチなしでもハイライトは可能ですか?
    3. Q. 40代・50代でハイライトは痛々しくなりませんか?
    4. Q. 施術時間はトータルでどれくらいかかりますか?
  7. まとめ:ハイライトは大人世代の髪の救世主。正しい知識でオーダーしよう

なぜ今、大人世代に「ハイライト」が選ばれるのか?

近年、SNSやヘアカタログで「白髪ぼかしハイライト」や「大人ハイライト」という言葉を目にする機会が増えました。なぜこれほどまでに、30代・40代以降の女性たちから熱狂的な支持を集めているのでしょうか。それは単なる流行ではなく、エイジングによる髪質の変化や白髪の悩みを、論理的かつ美しく解決できる唯一無二の技術だからです。

ハイライトとは、髪全体を均一な色で染めるのではなく、部分的にスジ状に明るい色を入れるデザインカラーの一種です。かつては「メッシュ」と呼ばれ、奇抜なスタイルの象徴でもありましたが、現在の技術は驚くほど進化しています。薬剤の進化と美容師の技術向上により、髪に溶け込むような繊細なデザインが可能になり、大人の女性にとって「必須の身だしなみツール」へと変貌を遂げました。

ここでは、なぜ全頭カラー(フルカラー)ではなくハイライトなのか、その具体的なメリットとメカニズムについて、プロの視点から深掘りしていきます。

現役トップカラーリストのアドバイス
「私が担当するお客様の多くは、『白髪染めを繰り返して髪がゴワゴワになった』『顔色が暗く見える』という悩みを抱えて来店されます。白髪染めは染料が濃いため、どうしても透明感が出にくく、重ねるごとに髪が硬く見えてしまうのです。ハイライトへの切り替え時は、白髪率が10%を超え、根元の白髪が気になり始めたタイミングがベストです。黒い画用紙に白いチョークで線を引くと目立ちますが、グレーの画用紙なら目立ちにくい。これと同じ原理を使って、白髪染め卒業をお手伝いしています」

白髪を「隠す」のではなく「ぼかす」視覚効果

従来の白髪染めは、白髪を黒や茶色の濃い色素で「塗りつぶす」ことで隠していました。しかし、これには大きな欠点があります。根元から新しい白髪が生えてきたとき、染めた部分(暗い色)と新生毛(白い色)の境界線がくっきりと出てしまい、いわゆる「プリン状態」が目立つのです。特に顔周りや分け目の白髪は、1ミリ伸びただけでも気になってしまいます。

一方、ハイライトを用いた「白髪ぼかし」は発想が全く異なります。黒髪の中に、白髪に近い明るい色のスジ(ハイライト)を細かくブレンドすることで、白髪を「仲間外れ」にせず、デザインの一部として取り込んでしまうのです。これにより、白髪、黒髪、ハイライトの3色が混ざり合い、全体が柔らかな明るさに包まれます。

人間の目は、コントラスト(明暗差)が強いものに注目する性質があります。黒髪の中にある白髪はコントラストが最大ですが、そこにハイライトという中間色が入ることで視線が分散し、白髪の存在感が薄れるのです。これが「ぼかす」という技術の正体です。

ぺたんこ髪に「立体感」を与えて若々しい印象に

年齢とともに髪が細くなり、トップのボリュームが出にくくなるのも大人世代の共通の悩みです。全体を一色で染める「ベタ塗り」は、髪を平面的に見せてしまい、ボリューム不足を強調してしまう恐れがあります。

ハイライトを入れると、明るい部分は膨張して見え、暗い部分(ベースの髪色)は引き締まって見えるという視覚効果が生まれます。この明暗の差が髪に奥行きと立体感を生み出し、ふんわりとした豊かなボリューム感を演出できるのです。

特に、後頭部の絶壁が気になる方や、ショートヘア、ボブスタイルの方は、表面に繊細なハイライトを入れるだけで、頭の形が綺麗に見えるようになります。コテで巻かなくても動きが出やすくなるため、朝のスタイリングが楽になるというメリットも見逃せません。

根元が伸びてもプリンが目立ちにくい(リタッチ頻度の低下)

忙しい30代・40代にとって、美容室に通う頻度は切実な問題です。通常の白髪染めの場合、3週間もすれば根元の白髪が気になり始め、1ヶ月に1回はサロンに行かなければならないという方も少なくありません。これは時間的にも経済的にも大きな負担です。

ハイライトを入れたデザイン、特に根元をあえて少し暗めに設定したり、地毛を活かしたデザインにしたりすることで、伸びてきた白髪や黒髪との境界線が曖昧になります。その結果、気になり始めるまでの期間が延び、サロンへ行く周期を1.5ヶ月〜2ヶ月、場合によってはそれ以上に延ばすことが可能になります。

以下に、従来の白髪染めとハイライト施術の違いを比較表にまとめました。

白髪染め vs ハイライト施術の比較
比較項目 従来の白髪染め(グレイカラー) 白髪ぼかしハイライト
目的 白髪を完全に隠す(塗りつぶす) 白髪をデザインに馴染ませる(ぼかす)
根元の見え方 伸びると「くっきり線」が出る 伸びても境界線が曖昧で目立ちにくい
透明感・色味 赤みや濁りが出やすく、暗くなりがち 透明感のあるベージュやグレージュが可能
来店周期 3週間〜1ヶ月に1回 1.5ヶ月〜2ヶ月に1回(メンテナンス含む)
印象 落ち着いているが、重たく見えることも 立体的で若々しく、垢抜けた印象

【目的別】大人女性におすすめのハイライト種類とデザイン

「ハイライト」と一口に言っても、そのデザインは千差万別です。チップ(スジ)の太さ、入れる場所、明るさの度合いによって、仕上がりの印象はガラリと変わります。ここで選択を誤ると、「想像よりも派手になりすぎた」「職場で注意された」「ヤンキーみたいになった」という失敗に直結してしまいます。

大人のハイライト選びで最も重要なのは、「TPOに合わせつつ、自分の悩みを解決できるデザインを選ぶこと」です。ここでは、30代以降の女性から特にオーダーが多く、失敗の少ない代表的な4つのスタイルを紹介します。

現役トップカラーリストのアドバイス
「30代・40代のお客様に私が最もこだわって提案しているのは、『チップの太さ』と『明度差』の黄金比です。具体的には、ハイライトの太さは『3ミリ以下』、ベースカラーとの明るさの差は『3レベル以内』に抑えることを推奨しています。これ以上太くしたり差をつけすぎたりすると、品がなくなり、昔のメッシュのような古臭い印象になってしまいます。繊細さこそが大人の美学です」

シークレットハイライト:職場OK!極細ラインでツヤ感アップ

「職場が厳しいけれど、少しだけ明るくしたい」「白髪は気になるけれど、派手なのは絶対に嫌」という方に最もおすすめなのが、シークレットハイライトです。

その名の通り、「秘密」のように目立たない極細のハイライトを、髪全体にたっぷりと入れます。チップの太さは1.5ミリ〜3ミリ程度と非常に細かく、パッと見ではハイライトが入っているかわからないほど自然です。しかし、光に当たると透けるような透明感が生まれ、髪全体がトーンアップして見えます。

白髪ぼかしの効果も非常に高く、細かいスジが白髪をカモフラージュしてくれます。初めてハイライトに挑戦する方や、上品さを最優先したい方にとっての最適解と言えるでしょう。

コントラストハイライト:立体感重視。結んだ時もおしゃれに

ベースの髪色(暗い部分)とハイライト(明るい部分)の差を、あえてはっきりとつけたデザインです。スジ感を強調することで、強い立体感と動きを表現できます。

ただし、大人女性が取り入れる場合は注意が必要です。太すぎるスジは厳禁。細めのスジでコントラストをつけることで、都会的で洗練された印象になります。普段から髪を巻くことが多い方や、仕事中に髪を一つに結ぶことが多い方におすすめです。結んだ時に毛流れの陰影が綺麗に出るため、シンプルなポニーテールでも手抜きに見えません。

バレイヤージュ(シャドウルーツ):海外風&メンテナンス楽ちん

「バレイヤージュ」とは、フランス語で「ほうきで掃く」という意味の技法です。根元は暗く、毛先に向かって自然なグラデーションで明るくなっていくデザインを指します。最近では、根元の白髪を活かしつつ影を作る「シャドウルーツ」という技法も人気です。

根元をあえて暗く残すため、髪が伸びてきてもプリン状態が全く気になりません。半年近く美容室に行けない場合でも、それなりにデザインとして成立してしまうほどメンテナンスが楽なスタイルです。海外セレブのような外国人風の雰囲気が好きな方や、頻繁にサロンに行けない忙しいママさんに支持されています。

フェイスフレーミング:顔周りを明るくして肌トーンアップ

前髪や顔周りの生え際部分だけに、明るい色を入れるデザインです。マスク生活が長引く中で、顔周りを明るく見せたいというニーズから爆発的に流行しました。

顔周りに明るい色(レフ板効果)を持ってくることで、肌のくすみを飛ばし、表情をパッと明るく見せる効果があります。また、白髪が最も集中しやすい「こめかみ」や「生え際」を重点的にカバーできるため、白髪対策としても非常に優秀です。全体をブリーチするのには抵抗があるけれど、少しだけ遊び心が欲しいという方におすすめです。

▼【比較表】私に合うのはどれ?ハイライト種類別スペック一覧
スタイル名 派手さレベル 白髪カバー力 施術時間目安 こんな人におすすめ
シークレットハイライト ★☆☆☆☆
(オフィス◎)
★★★★★ +30〜40分 初めての方、職場が厳しい方、自然な透明感が欲しい方
コントラストハイライト ★★★☆☆
(職種による)
★★★☆☆ +40〜60分 立体感が欲しい方、髪をよく巻く・結ぶ方
バレイヤージュ ★★★★☆
(個性的)
★★★★☆ +60〜90分 頻繁にサロンに行けない方、外国人風が好きな方
フェイスフレーミング ★★★★☆
(ポイント)
★★★★☆
(顔周りのみ)
+20〜30分 顔色を明るく見せたい方、ダメージを最小限にしたい方

失敗前に知っておくべきハイライトのデメリットとリスク

ここまでハイライトの魅力をお伝えしてきましたが、プロとして誠実にお伝えしなければならないことがあります。それは、ハイライトには必ず「リスク」と「デメリット」が伴うということです。

多くの美容サイトやカタログではメリットばかりが強調されがちですが、これらを理解せずに施術を受けると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになります。特に髪の体力が低下し始めている大人世代にとって、ダメージコントロールは死活問題です。

現役毛髪診断士のアドバイス
「私の元には、他店でのハイライト施術でボロボロになった髪をどうにかしてほしいという『駆け込み寺』のような相談が後を絶ちません。最も危険なのは、縮毛矯正やデジタルパーマをかけている髪へのブリーチ施術です。これらは髪内部のタンパク質を変性させているため、そこにブリーチの負担が加わると、髪がチリチリになる『ビビリ毛』や断毛を引き起こすリスクが跳ね上がります。信頼できる美容師に、過去2〜3年の施術履歴を正直に伝えることが、あなたの髪を守る第一歩です」

ブリーチによるダメージとパサつき(ケアブリーチの必要性)

ハイライトで綺麗な色味や透明感を出すためには、多くの場合「ブリーチ(脱色剤)」を使用します。ブリーチは髪のメラニン色素を強力に破壊するため、どうしても髪への負担は避けられません。施術後は髪が乾燥しやすくなり、手触りが悪くなったり、パサついて見えたりすることがあります。

30代以降の髪は、もともと水分量や脂質が減少傾向にあります。そこに無防備にブリーチを行えば、エイジングによるうねりと相まって、老けた印象の髪質になってしまいます。

これを防ぐために必須なのが「ケアブリーチ(プレックス系処理剤)」の使用です。これはブリーチ剤に混ぜることで、髪の結合を強化し、ダメージを最大90%以上カットできると言われている画期的な薬剤です。大人ハイライトにおいて、ケアブリーチを使用しないという選択肢はありません。予約の際は、必ずケアブリーチを取り扱っているサロンを選びましょう。

施術時間と料金の相場(通常カラー+◯分/+◯円)

ハイライトは非常に手間のかかる技術です。アルミホイルを使って髪を細かくすくい取り、塗り分ける作業が必要になるため、通常のワンカラー(全体染め)に比べて時間がかかります。

  • 時間の目安: 通常のカラー時間 + 30分〜1時間半
  • 料金の目安: 通常のカラー料金 + 5,000円〜15,000円

デザインの複雑さやホイルの枚数によって変動しますが、トータルで3時間〜4時間かかることも珍しくありません。また、料金も高額になります。「時間がなくて急いでいる」という時にオーダーするのは避け、余裕を持ったスケジュールで予約することが大切です。

色落ちの早さと「金髪化」のリスク管理

ブリーチをした部分は、色素が抜けているため、上から入れたカラー剤が落ちやすくなっています。特に最初は1〜2週間程度で色が抜け始め、徐々に明るくなっていきます。

ここで問題になるのが、色が抜けた後の「黄ばみ(金髪化)」です。日本人の髪は赤みや黄色みが強いため、色が抜けるとキラキラとした品のない金色になりがちです。これが「ヤンキーっぽく見える」「疲れて見える」原因となります。

このリスクを管理するためには、最初は希望よりも少し濃いめの色(グレージュやラベンダーアッシュなど)を入れておくことや、自宅でのカラーシャンプーの使用が前提となります。「染めたてが完成」ではなく、「色落ちまで計算して育てる」のがハイライトの考え方です。

縮毛矯正・デジタルパーマとの相性は「最悪」?

先ほどの専門家コメントでも触れましたが、縮毛矯正とハイライト(ブリーチ)の相性は非常に悪いです。基本的に、多くの美容室では「縮毛矯正毛へのブリーチはお断り」としているケースが大半です。

もし、どうしても両立させたい場合は、ブリーチを使わない「ライトナー」という薬剤でハイライトを入れるか、縮毛矯正の薬剤を酸性ストレートなどの優しいものに変えるなど、高度な知識と技術を持った特化型美容師に相談する必要があります。安易に「できますよ」と言う美容師には注意が必要です。取り返しのつかないダメージを負う前に、リスクを十分に理解しておきましょう。

「昔のメッシュ」にならない!失敗しない美容室でのオーダー法

「美容師さんに写真を見せたのに、仕上がりが全然違った……」そんな経験はありませんか? ハイライトは美容師の感性と技術に大きく依存するため、オーダーの伝え方一つで仕上がりが天国にも地獄にもなります。

最大の恐怖である「メッシュおばさん」を回避し、理想の大人ハイライトを手に入れるためには、曖昧な言葉ではなく、具体的な「数値」や「NGライン」を伝えることが重要です。ここでは、現役美容師の視点から、絶対に失敗しないオーダーの極意を伝授します。

現役トップカラーリストのアドバイス
「美容師にとって一番困るのは『おまかせ』と言われつつ、後から『もっとこうして欲しかった』と言われることです。特にハイライトは修正が難しいため、最初のカウンセリングが命です。『スジ感を出したい』という言葉一つとっても、お客様のイメージするスジ感と、美容師のイメージするスジ感が一致しているとは限りません。嫌なものを『嫌』と先に伝えることが、成功への近道です」

カウンセリングで必ず伝えるべき3つのこと(履歴・職場規定・悩み)

美容師は髪のプロですが、超能力者ではありません。あなたの髪の歴史や生活環境を知らなければ、最適な提案はできません。以下の3点は必ず伝えてください。

  1. 過去2〜3年の施術履歴: 黒染め、縮毛矯正、パーマ、セルフカラーの有無。これらは薬剤選定に大きく影響します。隠していると、色が抜けなかったり、断毛したりする原因になります。
  2. 職場の明るさ規定(ライフスタイル): 「トーン番号で言うと7〜8レベルまで」「派手だと上司に注意される」など、許容範囲を具体的に伝えます。結んだ時に見えても良いかどうかも重要です。
  3. 具体的な悩みと目的: 「こめかみの白髪を隠したい」「トップのボリュームを出したい」「赤みを消したい」など、ハイライトを入れることで何を解決したいのかを明確にします。

写真を見せる時のポイント(「この筋感が嫌」も伝える)

Instagramなどで好みの画像を探して見せるのは非常に有効ですが、それだけでは不十分です。なぜなら、その画像のモデルとあなたでは、髪質も毛量も骨格も違うからです。

成功率を上げるための裏技は、「なりたくない画像(NG画像)」も見せることです。「この写真のように、太いスジがくっきり出るのは嫌です」「この写真のように、黄色っぽく抜けるのは嫌です」と伝えることで、美容師の中で「やってはいけないこと」の境界線が明確になり、失敗のリスクを大幅に減らすことができます。

そのまま使える!大人ハイライトのオーダーシート【テンプレート】

いざ美容室の席に座ると、緊張してうまく伝えられないという方も多いでしょう。そこで、これをスマホで見せるだけで担当美容師に正確に伝わる、魔法のオーダーシートを作成しました。スクリーンショットを撮って、カウンセリング時に活用してください。

▼スマホで見せるだけ!失敗回避オーダー用テンプレート

【担当美容師様へ】
以下の内容でハイライトをお願いしたいです。


  • 希望スタイル: 白髪ぼかしを目的とした「シークレットハイライト」希望です。
  • チップの太さ: 3mm以下の極細で、全体に細かく入れてください。「メッシュ」のような太いスジはNGです。
  • コントラスト: 地毛との差をつけすぎず、馴染む程度にしてください。職場でも浮かない上品さを求めています。
  • 希望の色味: 色落ちした時に黄色っぽくなるのが嫌です。ベージュ系・グレージュ系で、透明感のある色味にしてください。
  • 特に気になる悩み: 顔周りと分け目の白髪が気になります。ここを重点的にぼかしてください。
  • NG事項:
    • トップから極端に太いスジが入ること
    • ギャルっぽい派手な金髪になること
    • 髪が傷んで見える仕上がり

施術後のキレイを保つ!自宅ケアとメンテナンス周期

ハイライトを入れた日は、美容室で完璧にセットしてもらい、最高の気分で帰宅できるでしょう。しかし、本当の勝負はそこからです。ブリーチを使ったハイライトは、適切なホームケアとメンテナンスを行わないと、あっという間に色落ちし、パサパサの残念な髪になってしまいます。

「綺麗なハイライト」を維持している女性は、例外なく自宅でのケアを徹底しています。ここでは、大人の髪を守り、色を長く楽しむための具体的なルーティンを紹介します。

現役トップカラーリストのアドバイス
「ハイライトの色持ちを左右するのは、施術直後の『最初の3日間』です。特に当日はシャンプーを控えて色素の定着を待つこと。そして、お湯の温度は38度以下のぬるま湯に設定してください。熱いお湯はキューティクルを開き、せっかく入れた色を一瞬で流出させてしまいます。この小さな習慣の積み重ねが、1ヶ月後の髪色に大きな差を生みます」

色落ち過程を楽しむための「紫シャンプー(ムラシャン)」活用法

ハイライトを入れた方に必ず持っていてほしいアイテムが、「カラーシャンプー(通称:ムラシャン)」です。これは紫色の色素が入ったシャンプーで、ブリーチ特有の「黄ばみ」を打ち消し、白っぽく透明感のある色を保つ効果があります。

使い方は簡単です。通常のシャンプーの代わりに、3日に1回程度の頻度で使用するだけ。泡立ててから数分間放置することで、色素が髪に浸透します。これを使うだけで、色落ちの過程で現れる嫌な黄色味を抑え、「色落ちしても綺麗」な状態をキープできます。ただし、商品によって色の濃さが違うため、美容師におすすめのメーカーを聞くのが確実です。

ブリーチ毛専用のトリートメントと熱ダメージ対策

ハイライト部分は、他の部分よりもダメージを受けています。通常のトリートメントでは補修力が足りない場合があるため、ブリーチ毛に対応した「ケラチン」や「ヘマチン」などの補修成分が高配合された集中トリートメントを取り入れましょう。

また、ドライヤーやアイロンの熱も大敵です。濡れた髪を乾かす前には必ず「洗い流さないトリートメント(オイルやミルク)」をつけ、熱から髪を守ってください。アイロンの温度は160度以下推奨です。高温でプレスすると、色が飛んでしまったり、髪が硬くなったりする原因になります。

次回の美容室予約はどうする?(オンカラーのみ vs リタッチ)

ハイライトを入れた後のメンテナンス周期は、通常のカラーとは少し異なります。毎回全体にハイライトを入れる必要はありません。髪の状態に合わせて、以下のようなサイクルで通うのが理想的です。

理想的なメンテナンスカレンダーの例

時期 施術内容 目的
今回 全体ハイライト + オンカラー ベース作りとデザイン完成
1.5ヶ月後 オンカラーのみ
(+トリートメント)
色味の補充と黄ばみ消し。
ハイライトは入れ直さない。
3〜4ヶ月後 リタッチハイライト + オンカラー 根元の伸びた部分にハイライトを追加。
デザインの再構築。

このように、ハイライト自体を入れるのは3〜4ヶ月に1回(年に3〜4回)で十分です。その間は、色が抜けた部分に色味を足す「オンカラー」だけでメンテナンスすることで、髪へのダメージを最小限に抑えつつ、常に綺麗な状態を保つことができます。

よくある質問に現役カラーリストが回答 (FAQ)

最後に、カウンセリングの際にお客様から頻繁にいただく質問に、プロの視点から正直にお答えします。

Q. ハイライトを入れると、白髪染めはもうできませんか?

A. できますが、おすすめはしません。

現役トップカラーリストのアドバイス
「一度ハイライトを入れた後に、また暗い白髪染め(グレイカラー)で全体を染めてしまうと、せっかく作ったハイライトが塗りつぶされて消えてしまいます。また、白髪染めの濃い色素が残留し、次回明るくしたくなった時にブリーチでも抜けにくくなるという悪循環に陥ります。ハイライトを入れた後は、白髪染めの薬剤ではなく、おしゃれ染め(ファッションカラー)を使って白髪をぼかすように染めていくのが今の主流です」

Q. ブリーチなしでもハイライトは可能ですか?

A. 可能ですが、コントラストや透明感は弱くなります。

「ライトナー」という、ブリーチより力の弱い薬剤を使ってハイライトを入れることも可能です。ダメージは大幅に抑えられますが、脱色力が弱いため、黒髪との明度差(コントラスト)があまりつかず、馴染みすぎて「入れたかわからない」状態になることもあります。また、赤みが残りやすいため、グレージュのような透明感のある色は出しにくくなります。職場が厳しく、ほんの少しだけ明るくしたいという場合には有効な選択肢です。

Q. 40代・50代でハイライトは痛々しくなりませんか?

A. デザイン次第です。むしろ若返りの武器になります。

「痛々しい」と言われてしまう原因の多くは、「太すぎるメッシュ」「黄色くパサついた髪」「根本がプリン」の3点です。今回ご紹介したように、極細のシークレットハイライトで、ツヤのあるベージュ系カラーを選び、適切なケアを行っていれば、決して痛々しくなることはありません。むしろ、顔色が明るくなり、髪にボリュームが出ることで、マイナス5歳の若見え効果が期待できます。自信を持ってチャレンジしてください。

Q. 施術時間はトータルでどれくらいかかりますか?

A. 3時間〜4時間を見ておいてください。

ハイライトの枚数や髪の長さ、多さにもよりますが、丁寧な施術を行うには時間がかかります。
カウンセリング(15分)→ ハイライト塗布(45分)→ 放置(20分)→ 流し&オンカラー(40分)→ 放置(20分)→ シャンプー&トリートメント(20分)→ カット&ブロー(40分)
これらを合計すると、最低でも3時間は必要です。後の予定を詰め込みすぎず、ゆったりとした気持ちでご来店いただくことをおすすめします。

まとめ:ハイライトは大人世代の髪の救世主。正しい知識でオーダーしよう

ここまで、30代からの大人ハイライトについて、その魅力からリスク、オーダー方法まで詳しく解説してきました。ハイライトは単なる流行のファッションではなく、白髪やボリューム不足といった私たちの悩みに寄り添い、解決してくれる強力なパートナーです。

「派手になったらどうしよう」という不安はあるかと思いますが、信頼できる美容師と出会い、正しい知識を持ってオーダーすれば、あなたの髪は劇的に美しく生まれ変わります。鏡を見るのが楽しみになる、そんな毎日を手に入れてください。

現役トップカラーリストのアドバイス
「最後に、失敗しないための最大の秘訣をお伝えします。それは『ハイライトが得意な美容師』を指名することです。美容師にも得意分野があります。SNSやブログを見て、実際に大人世代のハイライト画像をたくさん投稿している美容師を探してください。そして、勇気を出して相談してみてください。私たちは、あなたの髪を美しくするために全力を尽くします。新しい自分に出会う一歩を、ぜひ踏み出してみてください」

ハイライトオーダー前 最終チェックリスト

  • 目的は明確ですか?(白髪ぼかし、立体感、垢抜けなど)
  • 職場の規定やライフスタイルに合った明るさを把握していますか?
  • 過去の施術履歴(黒染め・縮毛矯正など)を正直に伝える準備はできていますか?
  • 「なりたい画像」だけでなく「なりたくない画像(NG)」も用意しましたか?
  • 施術後のホームケア(ムラシャン・保湿)を行う覚悟はありますか?
  • 時間はたっぷりと確保しましたか?(3〜4時間目安)

このチェックリストが全て埋まったなら、準備は万端です。あなたにぴったりの素敵なハイライトスタイルが見つかることを心から応援しています。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

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