「今の髪型に飽きてしまったけれど、全体を明るくすると髪が傷むし、職場のルールも心配……」
そんな悩みを抱える大人女性の間で、今もっとも支持されているのがインナーカラーです。髪の内側だけを染めるこのデザインは、入れる範囲と色選びさえ間違えなければ、オフィスでも浮くことなく、最小限のダメージでトレンドのおしゃれを楽しめます。
しかし、SNSで見る可愛い画像だけを頼りにオーダーしてしまうと、「思ったより派手になりすぎて会社に行けない」「色落ちが早すぎてすぐに汚くなってしまった」といった失敗に陥りがちです。
この記事では、月間150名以上のカラーを担当する現役のカラーリストが、以下の3点を中心に徹底解説します。
- 職場バレしない!インナーカラーを「隠す」ための範囲指定と結び方
- 【画像あり】ブリーチなし~1回でできる、大人女性に人気の色・スタイル集
- 色落ちしても汚くならないためのケア方法と、失敗しないオーダーのコツ
美容室に行く前にこの記事を読んでいただくことで、あなたのライフスタイルにぴったり合った、後悔のないインナーカラーを実現するための知識がすべて揃います。ぜひ最後までご覧ください。
インナーカラーとは?初心者が知っておくべき種類とメリット・デメリット
インナーカラーとは、その名の通り髪の「内側(インナー)」だけを表面とは異なる色に染めるデザインカラーの一種です。髪を下ろしているときは表面の髪(ベースカラー)が覆いかぶさるため、内側の色はチラッとしか見えません。しかし、髪を耳にかけたり、結んだり、風になびいたりした瞬間に、内側の色がアクセントとして現れます。
この「さりげなさ」こそが、職場や学校の規則が厳しい環境にいる方や、派手すぎる髪色は避けたいけれど変化が欲しいという大人女性に支持されている最大の理由です。まずは、自分に挑戦できるかどうかを判断するために、代表的な種類とメリット・デメリットを正しく理解しておきましょう。
インナーカラーの主な種類(イヤリングカラー・フェイスフレーミングなど)
一口にインナーカラーと言っても、色を入れる「場所」と「範囲」によって呼び名や印象が大きく異なります。美容室でオーダーする際に認識のズレが起きやすいポイントですので、代表的なスタイルを整理します。
1. イヤリングカラー
現在、オフィスワーカーに最も人気があるスタイルです。もみあげ周辺(耳の上あたり)の髪だけを染める手法です。範囲が非常に狭いため、髪を下ろせば完全に隠すことが容易で、耳にかけた時だけイヤリングのように色が覗きます。初めてインナーカラーに挑戦する方や、職場が厳しい方に最適です。
2. スタンダードなインナーカラー
耳周りから襟足(ネープ)にかけて、内側全体を染めるスタイルです。後ろから見た時や、ハーフアップにした時にしっかりと色が見えます。イヤリングカラーよりもデザインの主張が強くなるため、華やかさを求める方に向いていますが、結んだ時に隠しきれない場合があるため注意が必要です。
3. フェイスフレーミング(バングカラー)
前髪や顔周りの生え際を囲むように染めるスタイルです。海外セレブから火がついたトレンドデザインですが、正面から見た時に色がはっきりと分かるため、隠すことは困難です。職場での制限がない方や、個性を強く出したい方向けのデザインと言えます。
全頭カラーとの違いと3つのメリット(ダメージ減・時短・低コスト)
通常のフルカラー(全頭カラー)と比較した際、インナーカラーには機能面でも大きなメリットが3つあります。
メリット1:ダメージ範囲を最小限に抑えられる
明るい色や透明感のある色を出すためには、ブリーチ(脱色)が必要になるケースが多いですが、全頭ブリーチをすると髪全体のダメージが気になります。インナーカラーであれば、ブリーチする範囲は全体の10%〜30%程度で済みます。最も目立つ表面の髪(オーバーセクション)は健康な状態を保てるため、髪の「ツヤ感」を損なわずにハイトーンカラーを楽しめます。
メリット2:リタッチ(根元染め)の頻度が少なくて済む
全頭を明るく染めると、1ヶ月もすれば根元の黒い部分(プリン状態)が目立ってきます。しかし、インナーカラーは表面の髪に覆われているため、根元が伸びてきても目立ちにくいという特徴があります。頻繁に美容室に行けない忙しい方でも、3〜4ヶ月程度は気にならずに過ごせることも珍しくありません。
メリット3:デザインの変更が容易
内側だけのカラーなので、もし色味に飽きたり、派手すぎたと感じたりした場合でも、その部分だけを暗く戻すことが簡単です。全頭を黒染めするリスクに比べれば、心理的にも技術的にも修正のハードルが低いため、気軽に冒険できる点が魅力です。
事前に知っておくべきデメリット(色落ちの早さ・職場での制限)
良いことづくめに見えるインナーカラーですが、プロとして必ず伝えておきたいデメリットやリスクも存在します。
デメリット1:色落ちが早い
特にブリーチを使用したインナーカラーの場合、色素を入れた直後は綺麗でも、1〜2週間程度で色が抜けてきます。色が抜けると金髪に近い状態(ブロンド)になり、職場によっては「派手すぎる」と注意される原因になります。色持ちを良くするためのケアや、抜けた後の色(残留色素)まで計算したカラー選定が必須です。
デメリット2:パーマや縮毛矯正との相性が悪い
ブリーチをした部分は髪の強度が低下しています。そのため、その後に全体にパーマや縮毛矯正をかけようとすると、インナー部分だけがチリチリになったり、断毛したりするリスクが高まります。将来的にパーマをかける予定がある場合は、ブリーチなしのインナーカラーを選ぶか、担当美容師と長期的な計画を立てる必要があります。
▼インナーカラーの種類別・特徴と派手さレベル比較表(クリックで開く)
| 種類 | 入れる場所 | 隠しやすさ | 派手さレベル | おすすめのペルソナ |
|---|---|---|---|---|
| イヤリングカラー | もみあげ周辺のみ | ★★★★★ (非常に隠しやすい) |
★☆☆☆☆ (さりげない) |
職場が厳しい方 初めての方 |
| インナーカラー (スタンダード) |
耳周り~襟足 | ★★★☆☆ (結ぶと見える) |
★★★☆☆ (おしゃれ) |
アレンジを楽しみたい方 規定が緩い職場 |
| フェイスフレーミング | 前髪・顔周り | ★☆☆☆☆ (隠せない) |
★★★★★ (個性的) |
アパレル・美容系 リモートワーク中心 |
| アンブレラカラー | 表面のみ明るく 内側を暗く |
★★☆☆☆ (目立つ) |
★★★★☆ (モード) |
人と被りたくない方 デザイン重視 |
現役トップカラーリストのアドバイス
「初めてインナーカラーに挑戦されるお客様には、私はまず『イヤリングカラー』を強く推奨しています。理由はシンプルで、『隠せる安心感』があるからこそ、思い切った色味に挑戦できるからです。最初から広範囲に入れてしまい、『職場に行ったら怒られたので直してほしい』と翌日に来店されるケースは、髪への負担も精神的な負担も大きくなってしまいます。まずは小さな範囲から始めて、職場の反応を見ながら徐々に広げていくのが、長く楽しむための賢い方法です」
【プロ直伝】後悔しないインナーカラーの選び方とオーダーのコツ
「こんなはずじゃなかった」という失敗の多くは、美容室でのカウンセリング不足や、オーダー方法の曖昧さに起因します。特に職場という制約がある場合、感覚だけでオーダーするのは危険です。ここでは、現役美容師が現場で実践している「失敗しないための論理的な選び方」を解説します。
職場バレを防ぐための「入れる範囲」と「位置」の黄金比
会社で絶対にバレたくない、あるいはバレても「うっかり見えてしまった」程度に留めたい場合、重要なのは色ではなく「入れる範囲」です。
プロが推奨する黄金比は、「こめかみより下の位置からスタートし、耳の後ろ指2本分まで」です。
こめかみよりも上(表面に近い位置)から色を入れてしまうと、風が吹いただけで表面の髪がめくれ、インナーカラーが露出してしまいます。また、分け目を変えた時に見えてしまうリスクも高まります。こめかみ下からスタートすることで、表面の髪(カバーヘア)の厚みを確保でき、鉄壁の守りを作ることができます。
また、襟足(ネープ)までガッツリ入れてしまうと、ポニーテールやお団子にした時に、どうしても色の境目が見えてしまいます。結ぶ機会が多い職業の方は、襟足部分を外し、耳周りだけに限定する「イヤリングカラー形式」に留めるのが鉄則です。
「ブリーチあり」vs「ブリーチなし」仕上がりの違いと選び方
インナーカラーを検討する際、最大の悩みどころが「ブリーチをするか、しないか」です。この選択は、仕上がりの色味だけでなく、その後のメンテナンスにも大きく関わります。
ブリーチあり(1回〜2回)
透明感のあるベージュ、ピンク、シルバー、ブルーなどを表現したい場合は、ブリーチが必須です。日本人の髪は赤みが強いため、脱色せずにこれらの色を入れることは物理的に不可能です。
メリット:色が鮮やかで、表面の黒髪とのコントラストがはっきり出るため、インナーカラーらしさを楽しめる。
デメリット:色落ちが早く、定期的なメンテナンスが必要。ダメージケアが必須。
ブリーチなし(ライトナー・アルカリカラー)
カラー剤の中で一番明るい薬(ライトナーなど)を使って、可能な限り明るくする方法です。仕上がりは「明るめの茶色」「レッドブラウン」「オレンジブラウン」程度になります。
メリット:ダメージが少なく、色持ちが良い。職場でも「少し茶色い部分がある」程度で許容されやすい。
デメリット:コントラストが弱く、室内では馴染んで見えにくい。「やった感」が薄い。
選び方の基準として、「色味(青やピンクなど)を楽しみたいならブリーチ必須」「さりげない茶色や赤みで良ければブリーチなし」と覚えておきましょう。
ベースカラー(表面の髪)とインナー色の失敗しない組み合わせ
インナーカラーの成功は、内側の色だけでなく、表面の「ベースカラー」との相性で決まります。失敗しない鉄板の組み合わせをご紹介します。
1. 黒髪・暗髪 × ベージュ・グレージュ系
最も人気があり、失敗が少ない組み合わせです。黒髪のクールさと、ベージュの柔らかさが調和し、大人っぽい印象になります。オフィスでも「上品」と評価されやすい配色です。
2. ダークブラウン × ピンク・ラベンダー系
ベースが茶色系の場合、暖色系のインナーカラーを入れると統一感が出ます。特にラベンダーは肌の透明感を上げてくれるため、30代以上の女性に特におすすめです。
3. アッシュ系 × ホワイト・シルバー系
全体的に寒色でまとめるスタイルです。非常におしゃれですが、モードな印象が強くなるため、アパレルやクリエイティブな職種の方に向いています。
美容師への伝え方:画像を見せるだけではNGな理由
Instagramなどで見つけた画像を見せて「これにしてください」と伝えるのは、実は失敗の元です。なぜなら、SNSの画像は「撮影用ライト」や「加工アプリ」によって、実際の色味よりも鮮やか・綺麗に見えているケースが大半だからです。また、モデルさんの髪質(細い・太い)とあなたの髪質が違えば、同じ薬剤を使っても同じ色にはなりません。
正確にオーダーするためには、画像を見せつつ、以下の情報を「言葉」で補足することが重要です。
▼美容室でのオーダーシート例(コピペして担当者に見せてください)
- 希望のデザイン:(例:耳周りだけのイヤリングカラーでお願いします)
- 職場の厳しさレベル:(例:絶対にバレたくないです/結んだ時に見えなければOKです/少し茶色いくらいなら大丈夫です)
- 普段の髪型:(例:仕事中は毎日一つ結びにしています/基本は下ろしています)
- 今後のカラー計画:(例:半年後にパーマをかけたいと思っています/伸ばしているので極力切りたくないです)
- 色落ち後の希望:(例:色が抜けた時に金髪になりすぎるのは嫌です)
現役トップカラーリストのアドバイス
「カウンセリングの際、特に重要なのが『普段、髪を結ぶかどうか』という情報です。お客様が『結ぶ』とおっしゃる場合、私たちは内側のカラーが見えないように、インナーを入れる位置を少し下げたり、表面の被せる髪を厚めに残したりといった微調整を行います。この一言があるかないかで、職場での『隠しやすさ』が劇的に変わりますので、必ず担当者に伝えてください」
職場もOK!大人女性におすすめのインナーカラー人気スタイル集
ここでは、実際にサロンでオーダーの多い人気スタイルを、色味の系統別にご紹介します。ご自身の職場の雰囲気や、なりたいイメージに合わせて参考にしてください。
【オフィス人気No.1】肌馴染み抜群の「ベージュ・グレージュ系」
オフィスで浮かないインナーカラーの王道といえば、ベージュやグレージュ(グレー+ベージュ)です。日本人の肌色に馴染みやすく、派手な印象を与えずに「垢抜け感」を演出できます。
- ミルクティーベージュ:
ブリーチ1〜2回必須。紅茶にミルクを溶かしたような柔らかい色味。黒髪ベースとの相性が抜群で、顔周りが明るく見えます。 - オリーブグレージュ:
ブリーチなし〜1回。赤みを抑えた緑がかったベージュ。落ち着いた印象になるため、厳しめの職場でも「元々の髪色が明るい人」のように自然に見せることができます。
Image Grid here|ベージュ・グレージュ系のスタイル画像(ブリーチ回数別に表示)
(※実際にはここに、左側にブリーチなしの落ち着いたベージュ、右側にブリーチありの透明感ベージュの画像が並びます)
【大人可愛い】血色感をプラスする「ピンク・ラベンダー系」
顔色がくすんで見える、疲れ顔に見えるという悩みを持つ方におすすめなのが、暖色系のインナーカラーです。チーク効果があり、表情を明るく見せてくれます。
- カシスピンク:
深みのある紫がかったピンク。ブリーチ1回で綺麗に発色します。茶髪ベースにも黒髪ベースにも合い、女性らしさが際立ちます。 - ラベンダーアッシュ:
青みを含んだ紫。色落ちすると綺麗な白っぽいベージュに抜けていくため、色落ちの過程も楽しめるのが特徴です。黄ばみを抑える効果もあります。
Image Grid here|ピンク・ラベンダー系のスタイル画像
(※実際にはここに、派手すぎない上品なピンクやラベンダーのインナーカラー画像が表示されます)
【ブリーチなし】ナチュラルに楽しむ「レッドブラウン・オリーブ系」
「髪を傷めたくない」「ブリーチは怖い」という方に最適なのが、カラー剤の力だけで作るナチュラルなインナーカラーです。
- カッパーオレンジ(テラコッタ):
日本人の髪が本来持っている赤みを活かした色。ブリーチなしでも比較的明るく発色しやすく、健康的で元気な印象になります。 - マットブラウン(オリーブ):
赤みを打ち消す緑系のブラウン。光に当たると透けるような質感になり、暗髪でも重たく見えません。
Image Grid here|ブリーチなしでも発色するカラー画像
(※実際にはここに、自然光で撮影されたブリーチなしのインナーカラー画像が表示されます)
【黒髪・暗髪ベース】コントラストがおしゃれな「ホワイト・シルバー系」
黒髪をキープしつつ、モードで洗練された印象にしたい方には、明度差(コントラスト)をつけたスタイルが人気です。
- ホワイトシルバー:
ブリーチ2回以上必須。黄色味を極限まで消した白銀色。黒髪との対比が美しく、アクセサリーのような存在感があります。維持は大変ですが、満足度は非常に高いカラーです。 - ネイビーブルー:
ブリーチ1〜2回。室内では黒髪と同化して見えますが、光に当たると鮮やかな青が見えます。「暗いけど色がある」という不思議な質感が人気です。
Image Grid here|黒髪×ハイトーンのスタイル画像
(※実際にはここに、黒髪ベースにハイトーンのインナーを入れたコントラストの強い画像が表示されます)
現役トップカラーリストのアドバイス
「画像を見て『この色いいな』と思っても、ご自身の髪質(赤みが出やすい、色が抜けにくい等)によっては、同じ薬剤を使っても再現できないことがあります。画像はあくまで『好みの方向性を伝えるツール』として使い、最終的な色の決定は、担当美容師に髪の状態を見てもらった上で相談するのが、理想の仕上がりに近づく近道です」
会社や学校でバレない!インナーカラーを隠す結び方とスタイリング
「今日は大事な会議がある」「実家に帰るから隠したい」といったシーンで役立つ、プロ直伝の「隠し方テクニック」をご紹介します。インナーカラーは、入れ方だけでなく「隠し方」までマスターしてこそ、安心して楽しめます。
基本の「シークレット結び」:インナー部分を完全に覆うローポニー
最も基本的かつ効果的なのが、低い位置で結ぶ「ローポニーテール」を活用した隠し方です。ただ結ぶだけでは横から見えてしまうため、以下の手順で行います。
- 表面の髪を分ける:
まず、インナーカラーが入っていない表面の髪(カバーヘア)と、インナー部分を分け取ります。 - インナー部分を先に結ぶ(省略可):
インナーの量が多い場合は、インナー部分だけを小さくゴムで結び、コンパクトにまとめます(くるりんぱをしておくと尚良し)。 - 表面の髪で包み込む:
表面の暗い髪を上から被せ、インナー部分を完全に覆い隠すようにして、全体を一つに結びます。 - サイドの調整:
耳上の髪を少し緩めて、耳にかかるように調整します。これで横からの視線もブロックできます。
耳掛けしても見えない?ピンを使った固定テクニック
仕事中にどうしても髪が邪魔で耳にかけたい、でもインナーは見せたくない。そんな時はアメピンを使います。
- もみあげのインナーカラー部分をねじりながら、耳の後ろへ持っていきます。
- 耳の後ろの目立たない位置で、アメピンを使って地肌に沿わせるように固定します。
- その上から、表面の暗い髪を耳にかけます。
こうすることで、インナー部分はピンで固定されて奥に引っ込み、表面の髪がカーテンの役割を果たして隠してくれます。
休日用:インナーカラーを最大限に見せる巻き方とアレンジ
隠す必要がない休日は、巻き方を変えるだけでインナーカラーの魅力を最大限に引き出せます。
- 外ハネアレンジ:
ボブやミディアムの方におすすめ。毛先を外側にワンカールさせるだけで、内側の色が表面に出てきて、一気に華やかになります。 - ハーフアップお団子:
表面の髪を高い位置でお団子にすると、襟足のインナーカラーが大胆に露出します。イベントやフェスなどにおすすめのアレンジです。 - 耳掛けウェーブ:
全体を緩く巻き、片側だけ耳にかけます。アシンメトリーな見え方が大人っぽく、イヤリングカラーが最も映えるスタイリングです。
▼隠しやすさレベル別・ヘアアレンジ図解(クリックで詳細)
| レベル | アレンジ方法 | 隠蔽率 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| Lv.1 | 髪を下ろす(ダウンスタイル) | 90% | ★☆☆ |
| Lv.2 | シークレット結び(ローポニー) | 95% | ★★☆ |
| Lv.3 | お団子(シニヨン) | 98% | ★★★ |
| 注意 | ハーフアップ・高めポニー | 0% (丸見え) |
★☆☆ |
体験談:筆者が担当した「厳しい職場のお客様」の実例
「私が担当している公務員のお客様は、3年間ずっとベージュのイヤリングカラーを楽しまれていますが、一度も職場でバレたことがないそうです。その秘訣は、美容室でのオーダー時に『結んだ時に、表面の黒髪が必ず5mm以上被さるようにカットしてください』と指定されていること。そして仕事中は必ず、黒ゴムと黒いネットを使ったシニヨンヘアに徹底されていることです。『休日に髪を下ろしてカフェに行く時だけが、本当の自分に戻れる時間』と嬉しそうに話してくださいます」
色落ち後もキレイをキープ!プロが教えるアフターケアとメンテナンス
インナーカラーの美しさを左右するのは、美容室での施術が5割、自宅でのケアが5割です。特にブリーチをした髪はデリケートで、何もしなければすぐに黄色くパサパサになってしまいます。
インナーカラーの色持ち期間は?色落ちするとどうなる?
一般的に、ブリーチオンカラーの色持ちは約1週間〜3週間です。これは、通常のカラー(1〜2ヶ月)に比べて非常に短いです。
- 1週間後:少し色が薄くなり、透明感が増してきます(一番きれいな時期)。
- 2週間後:元の色味が消え始め、ベースの黄色っぽさが出てきます。
- 1ヶ月後:完全に色が抜け、金髪(ブロンド)の状態になります。
色が抜けた後の「金髪」が汚く見えないようにするためには、最初のブリーチでムラなく脱色しておくことと、日々のケアで「黄ばみ」を抑えることが重要です。
黄ばみを抑える「ムラシャン(紫シャンプー)」の正しい使い方
色落ち後の嫌な黄色味(黄ばみ)を打ち消し、綺麗なベージュや白っぽい色を保つための必須アイテムが「紫シャンプー(通称ムラシャン)」です。紫色は黄色の補色(反対色)であるため、髪の黄ばみを中和してくれます。
正しい使い方:
- 予洗い:お湯で髪の汚れをしっかり落とします。
- 塗布:いつものシャンプーの代わりに、ムラシャンを手に取り、インナー部分を中心にたっぷりと泡立てます。
- 放置:ここが最重要です。泡立てた状態で3〜5分間放置します。すぐに流すと色素が定着しません。
- すすぎ:色水が出なくなるまでしっかり流します。
- トリートメント:ムラシャンは洗浄力が弱く、きしみやすいものも多いため、必ずトリートメントで保湿します。
使用頻度は3日に1回程度が目安です。毎日使うと色がくすんでしまうことがあるため、髪色を見ながら調整しましょう。
次回のカラーはどうする?「リタッチ」と「カラーチェンジ」のタイミング
インナーカラーを長く楽しむためのメンテナンス周期の目安です。
- 1ヶ月〜1.5ヶ月後:オンカラー(色味補充)
ブリーチした部分はそのままに、抜けてしまった色をもう一度入れる施術です。ブリーチをし直す必要がないため、ダメージも少なく、料金も安く済みます。 - 3ヶ月〜4ヶ月後:ブリーチリタッチ(根元の脱色)
根元の黒い部分が3〜4cm伸びてくると、インナーカラーのデザインが崩れて見えます。このタイミングで根元の伸びた部分だけをブリーチし、全体を繋げます。
現役トップカラーリストのアドバイス
「色落ちを防ぐために最も重要なのは、実は『施術当日のシャンプー』です。カラー剤が髪に定着するには24時間程度かかります。美容室から帰宅したその日の夜は、シャンプーを我慢し、お湯ですすぐ程度に留めてください。これだけで、最初の色持ちが数日は変わります。どうしても気持ち悪い場合は、洗浄力の優しいカラー用シャンプーを使用してください」
インナーカラーに関するよくある質問(FAQ)
最後に、カウンセリングでよく聞かれる質問をまとめました。不安要素をすべて解消してから予約に進みましょう。
Q. インナーカラーの値段と施術時間の目安は?
サロンやエリアによって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 料金:
通常のカラー料金 + インナーカラー料金(ブリーチ代含む)で計算されることが多いです。
・ポイント(イヤリングなど):+3,000円〜6,000円
・全体(インナー全体):+5,000円〜8,000円
トータルで10,000円〜18,000円程度を見込んでおくと安心です。 - 時間:
ブリーチの放置時間が必要なため、通常のカラー+30分〜60分程度かかります。
トータルで2時間半〜3時間半は見ておきましょう。
Q. 市販のカラー剤でセルフインナーカラーをやっても大丈夫?
結論から言うと、絶対にやめてください。
インナーカラーは、ブリーチを塗る範囲の「ブロッキング(分け取り)」が命です。自分で行うと、ラインがガタガタになったり、不必要な部分に薬がついてトラのような模様になったりします。また、市販のブリーチ剤はパワーが強すぎて、取り返しのつかないダメージ(断毛)を引き起こすリスクが高いです。修正するために美容室に行くと、通常の倍以上の料金と時間がかかる上、完璧には直らないこともあります。
現役トップカラーリストのアドバイス
「セルフカラーで失敗して駆け込んでこられるお客様で最も多いのが、『表面の髪にブリーチがついてしまい、金色の斑点ができてしまった』というケースです。これを直すには、一度全体を暗く塗りつぶすしかなく、本来やりたかったデザインを諦めざるを得なくなります。数百円、数千円を節約しようとして、大切な髪を台無しにしてしまうのはあまりにも悲しいことです。ポイントカラーだけでも、どうかプロにお任せください」
Q. 白髪染めをしていてもインナーカラーはできる?
可能です。むしろ、白髪染めで暗くなりすぎた髪に明るさをプラスできるため、大人世代にこそおすすめです。ただし、白髪染めの色素(特に黒やダークブラウン)は非常に濃く残留しているため、1回のブリーチでは綺麗に抜けないことがあります。担当者と相談し、最初はオレンジ味のあるブラウンから始め、徐々に明るくしていくプランが現実的です。
Q. パーマや縮毛矯正と同時に施術できる?
基本的にはNGです。ブリーチ、パーマ、縮毛矯正は、美容室のメニューの中で「3大ダメージメニュー」と呼ばれています。これらを同時に行うと、髪が耐えきれずに溶けたり切れたりする危険性が非常に高いです。どうしても両方したい場合は、縮毛矯正を先に行い、髪の状態が安定してから(数ヶ月後)、ブリーチなしのインナーカラーを検討するなど、慎重な判断が必要です。
まとめ:自分に合ったインナーカラーで、オフィスでも「こっそり」おしゃれを楽しもう
インナーカラーは、職場や環境の制限がある中でも、自分らしさを表現できる素晴らしいヘアデザインです。「派手になりすぎるのが怖い」という不安も、入れる範囲と色選びの知識さえあれば、確実にコントロールできます。
今回の記事のポイントを、オーダー前の最終チェックリストとしてまとめました。
- 範囲指定:職場バレ防止なら「こめかみ下〜耳後ろ」のイヤリングカラーにする。
- 色選び:オフィスなら「ベージュ・グレージュ系」、ブリーチなしなら「暖色ブラウン」。
- 伝え方:「普段結ぶかどうか」を必ず伝え、画像だけでなく言葉で補足する。
- ケア:ムラシャンを用意し、施術当日のシャンプーは控える。
- NG行動:セルフカラーは絶対に避ける。
髪の内側に好きな色があるだけで、鏡を見るのが楽しみになり、仕事中にふと髪を耳にかけた瞬間に気分が上がります。ぜひ、信頼できる美容師さんと相談して、あなたのライフスタイルに寄り添う素敵なインナーカラーを見つけてください。
現役トップカラーリストのアドバイス
「インナーカラーは、一度入れると長く楽しめるデザインです。最初は勇気がいるかもしれませんが、鏡の前で髪を耳にかけた時の『あ、可愛い』というときめきは、何にも代えがたいものです。あなたの毎日が、髪色ひとつでもっと楽しくなることを心から応援しています。まずは小さな範囲から、ぜひ一歩踏み出してみてください」
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