近年、SNSや掲示板などで話題になることがある「同人の森」などの海賊版リーチサイト。「無料で読めるなら」と軽い気持ちで検索してしまう方が後を絶ちませんが、セキュリティ専門家の立場から結論を申し上げます。
「同人の森」をはじめとする海賊版サイトの利用は、ウイルス感染による端末の破損や大切な個人情報の流出、さらには改正著作権法による法的処罰の対象となり得る、極めてリスクの高い行為です。
一瞬の好奇心が、あなたのスマートフォンやPC、そして将来を台無しにしてしまう可能性があります。この記事では、Webセキュリティと著作権リスクの専門家が、以下の3点を中心に徹底解説します。
- セキュリティ専門家が警告する「同人の森」に潜む具体的な危険性と技術的リスク
- 万が一誤ってアクセスしてしまった際の正しい対処法と「偽警告」の見分け方
- 違法サイトを使わずに、合法かつ無料で同人誌や漫画を安全に楽しめる代替テクニック
「見るだけなら大丈夫だろう」という油断が最大の敵です。正しい知識を身につけ、あなた自身と、あなたが愛する作品を守るための行動を選択してください。
「同人の森」利用を推奨しない3つの致命的リスク
まず初めに、なぜ「同人の森」のようなサイトを利用してはいけないのか、その理由を包括的に解説します。多くのユーザーは「無料で見られる」というメリットに目を奪われがちですが、その裏側には運営者が収益を得るための悪質な罠が張り巡らされています。ここでは、セキュリティ、法律、そして倫理という3つの観点から、利用者が背負うことになる致命的なリスクについて概要をお伝えします。
[Webセキュリティ・著作権リスクコンサルタント]のアドバイス
「『タダより高いものはない』という言葉通り、海賊版サイトはユーザーの安全を犠牲にして収益を得ています。画面上の広告をクリックさせるだけでなく、背後で悪質なプログラムを動かしているケースも多いため、軽い気持ちでのアクセスは禁物です。サイト運営者はボランティアではなく、あなたの端末リソースや情報を『商品』として利用していることを忘れないでください。」
セキュリティリスク:ウイルス感染と個人情報の抜き取り
最大の懸念点は、やはりセキュリティ面でのリスクです。海賊版サイトは、一般的なWebサイトのような安全審査を受けていない広告ネットワークを利用していることが大半です。これにより、サイトにアクセスしただけで悪意のあるスクリプトが実行される危険性があります。
具体的には、スマートフォンやPCに保存されている連絡先、写真、クレジットカード情報などが抜き取られるスパイウェアや、端末をロックして身代金を要求するランサムウェアへの感染リスクが挙げられます。また、最近では「ドライブバイダウンロード」と呼ばれる攻撃手法も確認されており、ユーザーが何もクリックしていなくても、閲覧しているだけで脆弱性を突かれてウイルスに感染する事例も報告されています。
さらに、サイト閲覧中に「ウイルスに感染しました」という偽の警告画面を表示させ、パニックになったユーザーに不審なアプリをインストールさせたり、偽のサポートセンターへ電話をかけさせたりする「サポート詐欺」の手口も横行しています。これらの被害に遭うと、端末の初期化が必要になったり、金銭的な被害を受けたりするだけでなく、流出した個人情報が悪用され続けるという長期的な苦しみを味わうことになります。
法的リスク:改正著作権法による「リーチサイト規制」と利用者への罰則
次に無視できないのが法的リスクです。かつては「アップロードしなければ大丈夫」という認識が一部でありましたが、法律は年々厳格化されています。特に2021年に施行された改正著作権法では、「リーチサイト規制」が強化されました。
「同人の森」のように、違法にアップロードされたコンテンツへのリンクを集約して提供するサイト(リーチサイト)は、その運営自体が刑事罰の対象となります。そして重要なのは、利用者側への影響です。違法にアップロードされたものと知りながら、漫画や同人誌などの著作物をダウンロード(保存)する行為は、私的使用目的であっても違法となります。
「自分は捕まらないだろう」と高を括っていると、ある日突然、プロバイダから発信者情報開示請求の通知が届いたり、最悪の場合は警察の捜査対象となったりする可能性があります。デジタルタトゥーとして前科がつくリスクを冒してまで、数百円、数千円のコンテンツを無料で読む価値があるのか、冷静に考える必要があります。
倫理的リスク:作家への還元がなくなり、好きな作品が生まれなくなる
最後に、コンテンツ文化そのものを破壊する倫理的リスクについて触れておきます。同人誌や漫画は、作家が情熱と時間、そして費用をかけて制作した結晶です。正規のルートで購入されれば、その収益は作家に還元され、次の作品を生み出すための原資やモチベーションとなります。
しかし、海賊版サイトで閲覧された場合、作家には1円も入りません。それどころか、海賊版サイトの運営者に広告収益が入ることで、違法行為を助長することになります。作家が経済的に困窮し、創作活動を続けられなくなれば、結果として読者は「新しい作品に出会う機会」を永遠に失うことになります。
「ファン」を自称するのであれば、作家の活動を阻害し、引退に追い込むような行為に加担すべきではありません。正規の対価を支払うことは、単なる消費活動ではなく、推しの作家を支え、次作を読ませてもらうための「投資」でもあるのです。
【技術的検証】アクセスするだけで危険?潜んでいるウイルスの手口
多くのユーザーが抱く「見るだけなら大丈夫ではないか?」という疑問に対し、技術的な観点から「NO」を突きつけます。現代のWeb攻撃技術は高度化しており、ファイルをダウンロードするという能動的なアクションを起こさなくても、ブラウザでページを開いた瞬間に攻撃が開始されるケースが増えています。ここでは、実際にどのような手口でユーザーが危険に晒されるのか、そのメカニズムを詳細に解説します。
強制的な広告表示と「フェイクアラート(偽警告)」の罠
「同人の森」のようなサイトにアクセスした際、最も遭遇する確率が高いのが「フェイクアラート(偽警告)」です。これは、Webブラウザの機能を悪用して、ユーザーの不安を煽る表示を強制的に行う手法です。
ページを開くと突然、けたたましい警告音やバイブレーションと共に、「システムが破損しています」「ウイルスが検出されました」「セキュリティアップデートが必要です」といったポップアップが表示されます。これらは実際にウイルススキャンが行われた結果ではなく、単なる「動く画像」やJavaScriptによる演出に過ぎません。
さらに悪質なのは、ブラウザの「戻る」ボタンを無効化したり、閉じようとしても無限にポップアップを再表示させたりするスクリプトが組まれていることです。ユーザーは「閉じられない」という恐怖から、画面に表示された「修復する」「ウイルスを除去する」といったボタンをタップしてしまいます。これが攻撃者の狙いです。
その先には、不審なクリーナーアプリ(実際には情報を抜き取るスパイウェア)のインストール画面や、高額なサブスクリプション契約を結ばせる詐欺サイト、あるいは個人情報を入力させるフィッシングサイトが待ち受けています。この一連の流れは、ユーザーの心理的な動揺を巧みに利用したソーシャルエンジニアリングの一種です。
フェイクアラートから詐欺被害に遭うフローのイメージ
- STEP 1: アクセス
海賊版サイトを開いた瞬間に、見えない透明な広告レイヤーをタップしてしまう、または自動的にリダイレクトされる。 - STEP 2: 演出(脅し)
「ピーッ!」という警告音、激しいバイブレーション。「Googleからの警告」などを偽装した画面が表示される。 - STEP 3: 誘導
「2分以内に対応してください」などのカウントダウンで焦らせ、「修復ボタン」や「電話ボタン」へ誘導する。 - STEP 4: 被害発生
不正アプリのインストール、遠隔操作ソフトの導入、クレジットカード情報の入力などにより、実害が発生する。
バックグラウンドで動作する「マイニングスクリプト」の脅威
「何も表示されないから安全」とも限りません。目に見えない脅威として「クリプトジャッキング(マイニングスクリプト)」が存在します。これは、Webサイトに埋め込まれた特殊なプログラムが、閲覧者のスマートフォンやPCのCPU(処理能力)を勝手に使用し、仮想通貨のマイニング(採掘)計算を行わせるものです。
ユーザーが漫画を読んでいる裏側で、端末は全力で複雑な計算処理を行わされています。その結果、以下のような症状が現れます。
- 端末が異常に発熱する(手で持てないほど熱くなることもある)
- バッテリーの減りが極端に早くなる
- 動作が重くなり、カクつく、フリーズする
- 最悪の場合、熱暴走によりバッテリーが膨張したり、CPUや基板が物理的に故障したりする
「ただサイトを見ていただけなのにスマホが壊れた」という事例の多くは、このマイニングスクリプトによる過負荷が原因です。攻撃者は他人の電気代とハードウェア寿命を犠牲にして、自分たちの懐に仮想通貨を入れているのです。
カレンダー乗っ取りやフィッシング詐欺への誘導
iPhoneユーザーを中心に被害が拡大しているのが「カレンダー乗っ取り」です。これは、ブラウザで表示された「カレンダーの照会を追加しますか?」というポップアップに対し、誤って「OK」や「許可」を押してしまうことで発生します。
▼詳細:カレンダー通知スパムの仕組みとは?(クリックで展開)
カレンダー通知スパム(カレンダー乗っ取り)の手口は非常に巧妙です。一度許可をしてしまうと、端末の純正カレンダーアプリに、攻撃者が用意した大量のイベント予定が勝手に追加されます。
追加されるイベントのタイトルは「ウイルス感染の危険」「セキュリティ保護が無効です」「iPhoneが当選しました」といった不安や射幸心を煽るものばかりです。そして、カレンダーの通知機能を使って、1時間おきや数分おきにこれらのメッセージをホーム画面に通知してきます。
ユーザーは「カレンダーアプリからの通知だから公式のものだ」と誤認しやすく、イベント詳細に記載されたURLをタップしてしまいます。そのリンク先は、フィッシング詐欺サイトや不正アプリの配布サイトです。この手口の厄介な点は、ブラウザを閉じても通知が止まらないため、ユーザーが「ウイルスに感染して消せなくなった」と錯覚しやすい点にあります。
[Webセキュリティ・著作権リスクコンサルタント]のアドバイス
「多くのユーザーは『何もダウンロードしなければ安全』と考えがちですが、それは誤りです。ブラウザやOSの更新が遅れている場合、ページを開いただけでウイルスに感染する『ドライブバイダウンロード攻撃』のリスクがあります。特にAndroidの古いバージョンや、iOSのアップデートを放置している端末は格好の標的です。OSの脆弱性は、家の鍵が開けっ放しの状態と同じ。そこに泥棒(悪意あるサイト)が入ってくれば、防ぐ手立てはありません。」
【法的見解】見るだけなら合法?逮捕される可能性はあるのか
「同人の森」のようなサイトを利用する際、もっとも気になるのが「逮捕されるのか?」「違法になるのか?」という法的な境界線でしょう。インターネット上の情報は古かったり、不正確だったりすることが多く、混乱を招きがちです。ここでは、最新の法律に基づき、現時点での正確な法的解釈とリスクについて解説します。
2021年施行「改正著作権法」の重要ポイント
日本の著作権法は、インターネット環境の変化に合わせて数年おきに改正されています。特に海賊版サイト対策として大きな転換点となったのが、2021年1月に施行された改正著作権法です。この改正により、海賊版対策は「アップロード側の処罰」だけでなく、「誘導する側」や「ダウンロードする側」にも厳しく適用されるようになりました。
まず、「リーチサイト規制」です。「同人の森」のように、自サーバーにコンテンツを持たずとも、違法コンテンツへのリンク情報(Torrentファイルやダウンロードリンクなど)を集約して提供するサイトの運営行為自体が違法化されました。さらに、そうしたサイトにリンクを提供する行為も処罰の対象となります。これにより、サイト運営者はもちろん、協力者も摘発される法的根拠が固まりました。
「ダウンロード違法化」の適用範囲と現状
ユーザーにとって最も直接的なリスクとなるのが「ダウンロード違法化」の対象拡大です。以前は音楽と映像のみが対象でしたが、改正法により、漫画、雑誌、論文、同人誌、コンピュータプログラムなど、「すべての著作物」が対象となりました。
具体的には、「違法にアップロードされたものであると知りながら、そのデータを自分の端末にダウンロード(保存)する行為」が違法となります。これに違反した場合、「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方」という刑事罰が科される可能性があります。
ここで注意が必要なのは、「ダウンロード」の定義です。ファイルの保存はもちろんですが、スマートフォンの機能を使った「スクリーンショット」も、デジタル方式の録音・録画(保存)に含まれるため、違法行為とみなされる可能性が高いです。「気に入ったページだけスクショして保存する」という行為は、立派な著作権侵害になり得ます。
ストリーミング閲覧(ブラウザで見るだけ)はグレーだが危険
では、ダウンロードせずにブラウザ上で閲覧するだけ(ストリーミング閲覧)ならどうでしょうか。現行の著作権法の解釈では、キャッシュ(一時ファイル)の生成は著作権侵害の対象外とされており、見るだけの行為自体ですぐに逮捕される可能性は低いとされています。
しかし、これを「安全」と捉えるのは早計です。以下の理由から、決して推奨できる行為ではありません。
- 民事訴訟のリスク:刑事罰(逮捕)の対象にはならなくとも、民事上の不法行為として、著作権者から損害賠償を請求される可能性はゼロではありません。
- 捜査機関へのログ保存:警察が海賊版サイトを摘発・捜査する過程で、サーバーに残されたアクセスログを押収・解析します。あなたが「いつ、どの作品を閲覧したか」という記録は確実に残ります。
- 法改正の可能性:海外ではストリーミング閲覧も違法とする国があります。日本でも今後の議論次第で規制対象となる可能性は十分にあります。
[Webセキュリティ・著作権リスクコンサルタント]のアドバイス
「法律は常に厳罰化の方向へ進んでいます。『現時点では逮捕されないから見る』というのは、薄氷の上を歩くようなものです。プロバイダから警告文が届くケースも実際に増えていますし、何より『違法サイトの利用者』として捜査線上に自分のIPアドレスがリストアップされる精神的ストレスは計り知れません。数百円を惜しんで、人生に汚点を残すリスクを冒すメリットは極めて低いと言わざるを得ません。」
もし「同人の森」を開いてしまったら?緊急対処ガイド
この記事を読んでいる方の中には、すでに誤ってサイトにアクセスしてしまい、画面がおかしくなったり警告が出たりして焦っている方もいるかもしれません。パニックになって誤った操作をすると、被害を拡大させてしまいます。ここでは、状況に応じた正しい緊急対処法を解説します。
画面が動かない・警告が出た時の正しい閉じ方
サイトにアクセスした直後、「ウイルスに感染しました」「〇〇秒以内にここをタップ」といった警告画面が表示され、ブラウザの「戻る」ボタンが効かなくなった場合、以下の手順で冷静に対処してください。
- 絶対に画面内のボタンやリンクをタップしない:「閉じる」「キャンセル」「修復」など、どんなボタンも罠である可能性があります。
- ブラウザのタブを閉じる:ブラウザのタブ一覧画面を開き、該当のページを×ボタンで閉じます。
- ブラウザを強制終了(タスクキル)する:タブが閉じられない場合は、スマホのホーム画面に戻り、アプリ一覧からブラウザをスワイプして完全に終了させます。
- 履歴とキャッシュを削除する:再度ブラウザを開く前に、設定画面からブラウザの「履歴とWebサイトデータ」を消去します。これにより、悪質なスクリプトが再読み込みされるのを防ぎます。
警告音やバイブレーションは、ブラウザを閉じれば止まります。画面上のカウントダウンはただのアニメーションですので、無視して構いません。
不審なアプリやプロファイルをインストールしてしまった場合
もし、誘導に従ってアプリをインストールしてしまったり、「カレンダーの通知」が出るようになったりした場合は、即座に削除が必要です。
- 不審なアプリの削除:ホーム画面から削除するだけでなく、設定メニューのアプリ一覧から、身に覚えのないアプリ(クリーナー系、セキュリティ系を偽装したものが多い)がないか確認し、アンインストールします。
- 構成プロファイルの削除(iPhoneの場合):「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理(またはプロファイル)」を確認し、不審な構成プロファイルがあれば削除します。ここが悪用されると、情報を抜き取られたり、勝手にアプリを入れられたりします。
- カレンダー照会の削除:カレンダーアプリを開き、画面下部の「カレンダー」をタップ。身に覚えのない「照会カレンダー」のiマークをタップし、「カレンダーを削除」を選択します。
クレジットカード情報を入力してしまった場合の措置
「会員登録が必要」「年齢確認」などの名目でクレジットカード情報を入力してしまった場合は、一刻を争います。
- カード会社へ即時連絡:カード裏面の電話番号に連絡し、「フィッシングサイトで情報を入力してしまった」と伝えてください。
- カードの利用停止と再発行:不正利用を防ぐため、現在のカードを無効化し、新しい番号で再発行してもらいます。
- 利用明細の確認:直近で身に覚えのない請求がないか確認し、あればカード会社に補償の相談をします。
| 状況 | リスクレベル | 最優先アクション |
|---|---|---|
| 警告画面・音が出ただけ | 低 | タブを閉じる、履歴削除(無視でOK) |
| 「許可」を押して通知が来る | 中 | ブラウザの通知設定解除、カレンダー削除 |
| アプリをDL・インストール | 高 | 機内モードにする、アプリ削除、ウイルススキャン |
| カード情報・パスワード入力 | 極めて高 | カード会社へ連絡、パスワード変更 |
【完全合法】安全かつ無料で同人誌・漫画を楽しめる代替サイト5選
ここまでリスクについてお話ししてきましたが、皆さんの本音は「それでもやっぱり、お金をかけずに同人誌や漫画を楽しみたい」という点にあると思います。実は、危険な違法サイトを使わなくても、公式が運営する正規サイトのキャンペーンや機能をうまく活用すれば、膨大な数の作品を無料、あるいは実質無料で楽しむことが可能です。
セキュリティや法律の心配を一切せず、高画質で、かつ作家さんの応援にもなる「ホワイトハット」な楽しみ方を紹介します。
[Webセキュリティ・著作権リスクコンサルタント]のアドバイス
「多くの正規配信サイトには、期間限定の無料公開や、初回限定の大幅割引クーポンがあります。これらを組み合わせれば、違法サイトのリスクを負わずとも、実質無料や数百円で大量の作品を楽しむことが可能です。私自身も、複数のサイトを巡回して無料作品をチェックするのが日課ですが、正直読みきれないほどの量が供給されています。」
DLsite(DLサイト):最大手の安心感と豊富な無料作品
同人誌ダウンロード販売の最大手であるDLsiteは、最も強力な味方です。ここには常設の「0円作品」コーナーがあり、数千点以上の同人誌、CG集、ボイス作品が無料でダウンロード可能です。
また、DLsiteの最大の特徴は「クーポンの配布頻度が高い」ことです。特定のジャンル限定の割引クーポンや、季節ごとの大型セール、さらには「100%OFFクーポン(実質無料)」が配布されることもあります。これらを活用すれば、新作や人気作も驚くほど安く入手できます。無料作品であっても、正規の手続きでダウンロードすれば、ダウンロード履歴に残り、いつでも再ダウンロードできる利便性も魅力です。
FANZA同人:DMMポイントが使えてお得
DMMが運営するFANZA同人も、圧倒的な作品数を誇ります。ここでは「期間限定無料」キャンペーンが頻繁に行われており、普段は有料の人気作品が、1週間限定などで丸ごと無料で読めるチャンスがあります。
また、DMMポイントや各種キャッシュレス決済との連携キャンペーンも多く、ポイント還元率が高いのが特徴です。さらに、「FANZA同人読み放題」などのサブスクリプションサービスを利用すれば、月額定額で対象作品が読み放題となり、1冊ずつ購入するよりもコストパフォーマンスが劇的に向上します。
ニコニコ静画・Pixiv:作者公認の無料公開を読む
「同人誌のサンプル」や「Web公開版」を読むなら、ニコニコ静画(電子書籍)やPixivが最適です。これらは作者自身がプロモーションのために公開しているもので、もちろん完全に合法です。
サンプルといっても、冒頭数ページだけでなく、作品の半分以上や、時には全編を公開している太っ腹な作者も少なくありません。また、コメント機能が充実しているため、同じ作品を読んでいる他のユーザーの反応を見ながら楽しめるのも、正規コミュニティならではの体験です。「この作品面白い!」とコメントを残すことが、作者の次の創作意欲に繋がります。
Kindle Unlimited:月額制で同人誌も読み放題対象に
AmazonのKindle Unlimitedは、一般書籍だけでなく、成人向けを含む同人誌も多数ラインナップされています。月額980円ですが、初回登録時は「30日間無料体験」が利用できます。
この無料期間中に、気になっていた同人誌を一気読みするという使い方が可能です。専用のKindle端末がなくても、スマホアプリでサクサク読めるビューアの快適さは、違法サイトの比ではありません。
ブックライブ・コミックシーモア:一般漫画も同人誌もカバー
一般の漫画も同人誌も両方読みたい場合は、ブックライブやコミックシーモアなどの総合電子書籍ストアがおすすめです。これらのサイトは「ABJマーク(正規版配信サイトであることを示すマーク)」を取得しており、安全性は折り紙付きです。
「ブラウザビューア」の機能が非常に優れており、アプリをインストールしなくても、ブラウザ上で快適に立ち読みや購入後の閲覧が可能です。毎日引ける「クーポンガチャ」や「来店ポイント」を貯めることで、コツコツと無料で読み進めることもできます。
| サイト名 | 無料コーナー | 主なクーポン・特徴 | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|
| DLsite | 常設(大量) | 高頻度の割引・無料クーポン | 同人誌を深く掘り下げたい人 |
| FANZA同人 | 期間限定無料 | 高還元率・読み放題プラン | DMMサービス利用者 |
| Pixiv / ニコニコ | 作者投稿 | 全編公開・サンプル | 最新作をいち早くチェックしたい人 |
| Kindle Unlimited | 読み放題対象 | 30日間無料体験 | とにかく量を読みたい人 |
「同人の森」に関するよくある質問(FAQ)
最後に、「同人の森」や類似サイトに関して、ネット上でよく検索されている疑問に対し、専門家の視点からQ&A形式で端的に回答します。
Q. 同人の森は閉鎖されたのですか?URLが変わった?
A. 閉鎖と復活を繰り返していますが、追いかけるべきではありません。
海賊版サイトは、プロバイダによるブロックや法的措置を逃れるために、頻繁にURL(ドメイン)を変更したり、一時的な閉鎖と復活を繰り返したりします(いたちごっこ)。しかし、新しいURLを探してアクセスすること自体が、フィッシング詐欺サイトへ誘導されるリスクを高めます。「閉鎖されたなら、もう使わない」と割り切るのが賢明です。
Q. VPNを使えば安全に見られますか?
A. いいえ、VPNはウイルスや詐欺を防げません。
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、あくまで通信経路を暗号化し、IPアドレスを隠すための技術です。VPNを使っても、アクセスした先にあるWebページに埋め込まれたウイルス(マイニングスクリプトやブラウザクラッシャー)を防ぐことはできません。また、フィッシングサイトに自ら個人情報を入力してしまえば、VPNは何の意味も持ちません。さらに、違法ダウンロードの法的責任が消えるわけでもありません。
Q. ウイルススキャンで異常がなければ大丈夫?
A. 100%安全とは言えません。
セキュリティソフトは既知のウイルスを検知するものですが、海賊版サイトでは常に新しい攻撃手法(ゼロデイ攻撃など)が試されています。検知されにくい「ファイルレスマルウェア」や、人の心理を突く「ソーシャルエンジニアリング(偽警告など)」は、ソフトでは完全に防ぎきれません。「スキャンで出ないから安全」という過信は禁物です。
[Webセキュリティ・著作権リスクコンサルタント]のアドバイス
「セキュリティソフトは万能ではありません。特に『ソーシャルエンジニアリング(人の心理を突く詐欺)』はソフトでは防げません。画面に表示された嘘を信じて、ユーザー自身が許可ボタンを押してしまえば、ソフトはそれを『ユーザーの意思』として通してしまうからです。怪しいサイトに近づかないことが、コストもかからない最強のセキュリティ対策です。」
まとめ:リスクを冒さず正規サイトで作家を応援しよう
本記事では、「同人の森」などの海賊版サイトに潜む危険性と、安全に同人誌を楽しむ方法について解説してきました。要点を振り返ります。
- 「同人の森」の利用は、ウイルス感染による端末故障や個人情報流出、そして法的処罰の対象となる重大なリスクがあります。
- 「ウイルスに感染しました」という警告が出ても、それは偽物(フェイクアラート)の可能性が高いです。焦らずタブを閉じて履歴を削除すれば解決します。
- DLsiteやFANZAなどの正規サイトには、無料コーナーや強力な割引クーポンがあり、危険を冒さなくてもお得に作品を楽しめます。
- 正規サイトを利用することは、あなたが愛する作家に収益を還元し、次の素晴らしい作品を生み出すための直接的な応援になります。
たった一度の過ちで、大切なスマートフォンを壊したり、犯罪に巻き込まれたりしては取り返しがつきません。今日からは、安心して心から楽しめる正規のサービスを活用してみてください。それが、賢いユーザーの選択です。
安全に同人誌を楽しむための最終チェックリスト
- [ ] 利用しようとしているサイトのURLは不審ではないか?(正規サイトか?)
- [ ] サイトに「ABJマーク」などの正規配信の証はあるか?
- [ ] 違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードしようとしていないか?
- [ ] OSやブラウザ、セキュリティソフトは最新の状態にアップデートされているか?
- [ ] 「DLsite」や「FANZA」等の公式キャンペーンページをチェックしたか?
ぜひ、検索エンジンで「DLsite 無料」「FANZA キャンペーン」などのキーワードで検索し、公式の安全なコンテンツを楽しんでください。
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