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【現役美容師監修】ヘアオイルおすすめ厳選20選!髪質別の選び方と濡れ髪スタイリング術を徹底解説

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ヘアオイル選びで最も重要なのは、流行りのランキングを鵜呑みにすることではなく、あなたの「髪質」と「使用目的(ケアなのか、スタイリングなのか)」を正確にマッチングさせることです。SNSで話題のオイルであっても、使い所を間違えれば「ベタつき」や「パサつき」、さらには「酸化臭」の原因になってしまいます。

この記事では、サロンワークで年間2,000人以上の髪質診断を行い、数多くの髪の悩みに向き合ってきた現役美容師である私が、プロの視点で「本当に役立つヘアオイルの知識」を余すことなくお伝えします。あなたの髪質に合った運命の1本の選び方から、翌朝の髪質を変えるケア方法、そしてトレンドの濡れ髪を作るプロのスタイリング術まで、教科書レベルで徹底解説します。

この記事でわかること

  • 失敗しない!「ケア用」と「スタイリング用」の決定的な違いと正しい使い分け
  • 【髪質・悩み別】プロが厳選したおすすめヘアオイル比較ランキング
  • 翌朝のまとまりとトレンドの束感が劇的に変わる、美容師直伝の塗布テクニック
  1. ヘアオイルの効果とは?「ケア」と「スタイリング」の決定的な違い
    1. 内部補修の「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」
    2. ツヤと束感を作る「スタイリングオイル」
    3. 両立は可能?兼用タイプのメリット・デメリット
  2. 【髪質診断】失敗しないヘアオイルの選び方 4つのポイント
    1. 髪の太さと硬さで選ぶ(テクスチャーの重さ)
    2. 髪の悩みと成分で選ぶ(シリコンの有無など)
    3. 香りの持続性と「酸化臭」のリスク
    4. ポンプ式 vs ドロップ式?容器の使いやすさも重要
  3. 【目的・髪質別】プロが厳選!おすすめヘアオイル比較ランキング20選
    1. 【総合】迷ったらこれ!バランス最強のヘアオイルTOP3
    2. 【ダメージ・くせ毛向け】広がりを抑えてしっとりまとまる5選
    3. 【軟毛・猫っ毛向け】サラッと軽やかでベタつかない5選
    4. 【スタイリング特化】一日中濡れ髪・束感が続くおしゃれオイル4選
    5. 【プチプラ・市販】ドラッグストアで買える優秀オイル3選
  4. 効果を最大化する!夜の「インバス・アウトバス」ケア手順
    1. タオルドライが命!水分バランスを整える
    2. 美容師直伝!ムラなく浸透させる「コーミング」のひと手間
    3. ドライヤーの熱を味方にするヒートプロテクト活用法
  5. 憧れの「濡れ髪」を作る!朝のスタイリング・オイル活用術
    1. スタイリングオイルをつけるタイミングは「アイロンの後」
    2. 「洗ってない人」に見えないための、前髪への塗布テクニック
    3. 時間が経ってもパサつかない「追いオイル」のコツ
  6. ヘアオイルに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q. ヘアオイルとヘアミルク、どっちを使えばいい?
    2. Q. 頭皮につけても大丈夫ですか?
    3. Q. つけすぎてベタベタになった時の対処法は?
    4. Q. ヘアオイルに使用期限はある?
  7. まとめ:自分の髪質に合ったヘアオイルで、理想のツヤ髪を手に入れよう

ヘアオイルの効果とは?「ケア」と「スタイリング」の決定的な違い

多くの人がヘアオイル選びで失敗する最大の原因は、「ヘアオイル」という一つの言葉ですべてをひとくくりにしてしまっている点にあります。実は、ヘアオイルには大きく分けて「内部補修を目的としたケア用」と「質感をコントロールするためのスタイリング用」の2種類が存在します。この2つは、成分構成も、期待できる効果も、使用すべきタイミングも全く異なります。

このセクションでは、まずこの「決定的な違い」を理解し、あなたが今求めているのがどちらのタイプなのかを明確にしていきましょう。ここを間違えると、どんなに高価なオイルを使っても理想の髪には近づけません。

内部補修の「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」

「ケア用オイル」は、主に入浴後、髪を乾かす前の「濡れた髪」に使用することを前提に作られています。これを一般的に「アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)」と呼びます。このタイプの最大の特徴は、「浸透性」と「保護機能」に優れていることです。

ケア用オイルには、髪の内部にあるCMC(細胞膜複合体)に類似した成分や、加水分解ケラチンなどの補修成分が含まれており、開いたキューティクルの隙間から内部へ浸透し、失われた水分や油分を補います。また、ドライヤーの熱から髪を守る「ヒートプロテクト機能」を持っているものが多く、熱に反応して髪の表面を擬似キューティクルで覆う「エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)」などの成分が配合されていることもあります。

テクスチャーは比較的水っぽく、サラサラとしており、乾かした後には揮発して髪に残りにくい設計になっています。そのため、これを朝のスタイリングに使っても、すぐに乾いてパサついてしまったり、束感が出にくかったりするのは当然のことなのです。

ツヤと束感を作る「スタイリングオイル」

一方、「スタイリング用オイル」は、朝のセットの仕上げ、つまり「乾いた髪」に使用するために設計されています。このタイプのオイルの主目的は、「コーティング」と「質感調整」です。

スタイリングオイルは、植物性油脂(シアバター、コメヌカ油など)や鉱物油をベースにしており、揮発しにくい重めの成分で構成されています。髪の表面を油膜でしっかりと覆うことで、光を反射させて「ツヤ」を出したり、髪同士をまとめて「束感」や「濡れ髪(ウェットヘア)」といった質感を作り出します。また、湿気による水分の出入りを防ぐため、うねりや広がりを長時間抑える効果も期待できます。

しかし、補修成分の配合量はケア用に比べて少なく、あくまで「見え方」を整えるものです。これを夜の濡れた髪につけてしまうと、油分が重すぎて乾きにくくなったり、ドライヤーの熱が伝わりにくくなったりする弊害があります。最悪の場合、残留した油分が酸化し、髪や頭皮のトラブルを招くこともあります。

▼詳細:ケア用オイルとスタイリング用オイルの機能比較表
比較項目 ケア用(アウトバス) スタイリング用
主な目的 内部補修、熱保護、保湿 ツヤ出し、束感、質感調整
使用タイミング 夜(タオルドライ後の濡れた髪) 朝(乾いた髪、アイロン後)
浸透力 高い(内部へ浸透) 低い(表面に留まる)
コーティング力 軽め(熱で定着) 強め(長時間持続)
揮発性 高い(乾くとサラサラ) 低い(しっとり感が続く)
代表的な成分 シリコン、エルカラクトン、軽めの植物油 シア脂、ゴマ油、コメヌカ油、鉱物油

両立は可能?兼用タイプのメリット・デメリット

「お風呂上がりも朝も、1本で済ませたい」というニーズは非常に多く、メーカーからも「兼用可能」と謳われる商品が多数発売されています。これらは、浸透性の高い成分とコーティング力のある成分をバランスよく配合した「ハイブリッド型」と言えます。

メリットとしては、やはりコストパフォーマンスと手軽さです。洗面台の場所を取らず、旅行などへの持ち運びにも便利です。特に、髪のダメージがそれほど深刻ではなく、スタイリングも「ナチュラルなツヤ」程度を求める方には、兼用タイプが最適解となる場合もあります。

デメリットとしては、どうしても「中途半端」になりがちである点です。ケア用として使うには少し重たくて乾きにくかったり、逆にスタイリング用として使うにはキープ力が弱く、夕方にはパサついてしまったりすることがあります。特に、ハイダメージ毛の方や、しっかりとした濡れ髪を作りたい方にとっては、どちらの機能も物足りなく感じる可能性が高いでしょう。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「多くの失敗は『スタイリング用の重いオイル』を『夜のケア』に使ってしまうことで起きます。重いオイルが髪に残ったままドライヤーをすると、熱がこもって『油焼け』のような状態になり、逆にダメージを進行させてしまうことさえあります。まずは『いつ、何のために使いたいか』を明確にしましょう。私のサロンでは、ダメージが気になる方にはまず夜用のケア特化型をおすすめしています。美髪の土台は夜作られるからです。」

【髪質診断】失敗しないヘアオイルの選び方 4つのポイント

ドラッグストアやバラエティショップに行くと、棚一面にヘアオイルが並んでいて、どれを選べばいいか途方に暮れてしまった経験はありませんか?パッケージのデザインや「売上No.1」というポップだけで選んでしまうと、自分の髪質に合わず、使い切れないまま放置することになりかねません。

ここでは、あなた自身が「自分の髪の専属スタイリスト」として最適な一本を選べるよう、プロが見ている4つの判断基準を伝授します。これを知っていれば、もう迷うことはありません。

髪の太さと硬さで選ぶ(テクスチャーの重さ)

ヘアオイル選びにおいて、成分以上に重要なのが「テクスチャー(粘度・重さ)」と自分の「髪質」の相性です。髪の太さや硬さによって、許容できる油分の量は決まっています。

剛毛・多毛・広がりやすい髪の場合:
一本一本が太くしっかりしている髪には、とろみのある「重め(リッチ・モイスト)」なテクスチャーが必須です。軽いオイルでは、髪の強さに負けてしまい、ボリュームを抑え込むことができません。シアバターやアルガンオイルなど、粘度の高い植物性オイルが高配合されているものを選びましょう。しっとりと重みで広がりを抑えることで、まとまりのあるシルエットが作れます。

軟毛・猫っ毛・細い髪の場合:
細くて柔らかい髪に重いオイルを使うと、ベタっとしてボリュームがなくなり、「何日も髪を洗っていない人」のように見えてしまいます。必ずサラッとした「軽め(ライト・スムース)」なテクスチャーを選んでください。水のようにシャバシャバしたオイルや、揮発性の高いシリコンベースのオイルがおすすめです。風になびくような軽やかさを残しつつ、ツヤだけをプラスするのが正解です。

髪の悩みと成分で選ぶ(シリコンの有無など)

「ノンシリコン=良いもの」というイメージが定着していますが、ヘアオイルにおいては必ずしもそうとは限りません。悩みによって使い分けるのが賢い選び方です。

ハイダメージ・絡まり・手触りを良くしたい場合:
カラーやパーマを繰り返したダメージヘアには、「シリコン入り」が正解です。ジメチコンやシクロペンタシロキサンなどのシリコン成分は、剥がれたキューティクルをコーティングし、物理的な摩擦から髪を守る優れた機能を持っています。即効性のある手触り改善、指通りの良さを求めるなら、シリコンの力を借りましょう。

乾燥・パサつき・ナチュラル志向の場合:
髪の内部がスカスカで乾燥している場合は、「植物性オイル(ボタニカル)」が高配合されたものを選びましょう。ホホバオイル、アルガンオイル、オリーブオイルなどは、人間の皮脂に近い成分を含んでおり、髪への馴染みが良く保湿力に優れています。使い続けることで髪本来の柔らかさを取り戻す効果が期待できます。

香りの持続性と「酸化臭」のリスク

ヘアオイルを使う上で意外と盲点なのが、時間が経った時の「油の匂い(酸化臭)」です。つけた瞬間は良い香りでも、夕方になると古い油のような独特の不快な臭いに変わってしまうことがあります。

特に、純度の低い植物油や、開封してから時間が経ったオイルは酸化しやすい傾向にあります。朝のスタイリングに使って夕方まで良い香りをキープしたい場合は、酸化しにくいように精製されたプロフェッショナル用のオイルや、酸化防止剤(トコフェロールなど)が配合されたものを選ぶことが重要です。また、柑橘系の香りは飛びやすく、ウッディ系やバニラ系の甘い香りは残りやすいという特性も覚えておくと良いでしょう。

ポンプ式 vs ドロップ式?容器の使いやすさも重要

毎日使うものだからこそ、容器の形状もストレスなく使えるものを選びたいところです。

ポンプ式:
ワンプッシュで一定量が出るため、量の調整がしやすく、手も汚れにくいのがメリットです。お風呂上がりの濡れた手で使うケア用オイルには最適です。ただし、持ち運びにはストッパーが必要になります。

ドロップ式(瓶を振って出すタイプ):
スタイリングオイルに多く見られる形状です。一滴ずつ微調整ができるため、つけすぎを防ぎたい場合に便利ですが、液垂れしやすく、瓶がヌルヌルになりやすいのが難点です。使用後は必ずティッシュで瓶の口を拭う習慣が必要です。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「『ノンシリコンが良い』と思い込んでいる方が多いですが、ダメージヘアや絡まりやすい髪には、シリコンのコーティング力が救世主になります。特にロングヘアの方で毛先の絡まりが気になる場合、ノンシリコンにこだわると摩擦ダメージで切れ毛が増えることも。適材適所で使い分けるのが美髪への近道です。成分表示を見て『ジメチコン』などが上位にあればシリコンベース、『〇〇油』が上位なら植物油ベースと判断できます。」

【目的・髪質別】プロが厳選!おすすめヘアオイル比較ランキング20選

ここからは、数あるヘアオイルの中から、現役美容師である私が成分、使用感、仕上がり、そしてコスパを徹底的に検証し、自信を持っておすすめできる20選を目的別にご紹介します。ランキング形式ですが、上位が必ずしもあなたに合うとは限りません。「自分の髪質カテゴリー」の中から選ぶことが成功への鍵です。

【総合】迷ったらこれ!バランス最強のヘアオイルTOP3

ケアもスタイリングもある程度こなせる万能選手たちです。初めてヘアオイルを買う方や、プレゼント選びに迷っている方にもおすすめです。

1. サロンクオリティの万能モロッカン系オイル
アルガンオイルを高濃度で配合し、甘いバニラのような香りが特徴的な世界的ベストセラー。太くて硬い髪もしっとりとまとめつつ、ベタつきを残さない絶妙なバランスが魅力です。シリコンによるコーティング力も高く、ダメージケアとツヤ出しを一本で叶えます。

2. 天然由来成分100%のマルチオイル
柑橘系の爽やかな香りが特徴で、スタイリングオイルの代名詞とも言える存在。シアバターなどの天然由来成分のみで作られているため、手に残ったオイルはそのままハンドクリームとして使えます。ケアよりもスタイリング寄りですが、程よい重さでトレンドの濡れ髪が簡単に作れます。

3. 金木犀の香りで話題の植物性オイル
SNSで話題沸騰した、本物の金木犀のような香りが楽しめるオイル。比較的軽めのテクスチャーで、軟毛から普通毛の方でも使いやすいのが特徴です。容器のデザインも洗練されており、インテリアとしても映えます。酸化臭がしにくい独自の処方も高評価です。

▼詳細:総合ランキング比較表
順位 タイプ 重さレベル 香り おすすめ髪質
1位 ケア・スタイリング兼用 ★★★★☆ バニラ系 普通〜剛毛・ダメージ毛
2位 スタイリング寄り ★★★★★ 柑橘系 普通〜剛毛・広がりやすい髪
3位 スタイリング寄り ★★★☆☆ 金木犀 軟毛〜普通毛

【ダメージ・くせ毛向け】広がりを抑えてしっとりまとまる5選

「とにかく髪が広がる」「パサつきをどうにかしたい」という切実な悩みを持つ方に。保湿力と重さを重視したラインナップです。

  • 超高圧処理アルガンオイル配合のリッチオイル: 髪の深部まで浸透し、うねりを芯から抑え込みます。ジェルに近い濃厚なテクスチャー。
  • ハチミツ由来の保水オーガニックオイル: 水分量に着目し、乾燥によるパサつきを解消。甘い香りと高い保湿力が魅力。
  • ケラチン配合の補修特化型オイル: 髪の主成分であるケラチンを補い、ハリとコシを与えながらしっとりまとめます。
  • クセ毛専用ナイトケアオイル: 寝ている間の湿気や摩擦から髪を守り、翌朝のうねりを軽減することに特化しています。
  • 椿油100%の純粋オイル: 日本古来の知恵。極めて少量で強力な保湿力を発揮し、剛毛の方でもボリュームダウンが可能。

【軟毛・猫っ毛向け】サラッと軽やかでベタつかない5選

ボリュームを損なわず、指通りの良いサラサラ髪を目指す方に。水のような軽さが特徴です。

  • 二層式ミストオイル: 油分と水分を振って混ぜて使うタイプ。オイルとは思えない軽さで、ふんわり感をキープします。
  • シルク成分配合のスムースオイル: 髪表面をシルクのように滑らかにし、絡まりを解消。風になびくサラサラヘアに。
  • 無添加・スクワランオイル: 人の皮脂に極めて近く、浸透性が抜群。表面に残らないのでベタつきゼロ。
  • 米ぬか由来の和風オイル(ライト): 日本人の髪に合う米ぬか成分を配合。軽やかで自然なツヤを与えます。
  • フェザーケラチン配合のエアリーオイル: 羽毛由来のケラチンが、軟毛にハリを与えながら補修します。

【スタイリング特化】一日中濡れ髪・束感が続くおしゃれオイル4選

ケア効果よりも、とにかく「見た目」重視。夕方まで乾かないキープ力と、酸化臭の少なさを基準に選定しました。

  • プロ用スタイリングブランドのジェリーオイル: オイルとジェルのいいとこ取り。操作性が良く、狙った束感を長時間キープ。
  • オーガニックバームとオイルの中間タイプ: バームのセット力とオイルのツヤを両立。ショートヘアの動きを出すのに最適。
  • 酸化臭抑制テクノロジー搭載オイル: 時間が経ってもフレッシュな香りが続く技術を採用。デートや長時間の外出に。
  • メンズにも人気のハード系オイル: 重厚感のあるツヤと、しっかりとしたセット力。タイトなまとめ髪やメンズライクなスタイルに。

【プチプラ・市販】ドラッグストアで買える優秀オイル3選

1,500円以下で手に入る高コスパ商品。まずは手軽に試したい方や、惜しみなくたっぷり使いたい方に。

  • 老舗メーカーのロングセラー椿オイル配合エッセンス: 圧倒的なコスパと信頼の実績。ドラッグストアの定番中の定番。
  • カプセル型の使い切りビタミンヘアオイル: 旅行用にも便利で、常に新鮮な状態で使えるのが魅力。香りも豊富。
  • 植物エキス配合のボタニカルヘアオイル(市販版): サロン品質を目指した市販品。香りや使用感のバランスが良く、初心者におすすめ。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「サロン専売品と市販品の大きな違いは『成分の濃度』と『不純物の少なさ』です。特にスタイリングオイルにおいては、サロン専売品の方が精製度が高く、夕方になっても酸化した油の臭いがしにくい傾向にあります。『夕方になると頭皮が臭う気がする』という方は、一度少し背伸びをしてサロン専売品を使ってみると、その違いに驚くはずです。」

効果を最大化する!夜の「インバス・アウトバス」ケア手順

「高いオイルを買ったのに効果が感じられない」という方のほとんどは、使い方が間違っています。ここでは、「ただ塗るだけ」から脱却し、翌朝の髪質を劇的に変えるためのプロのテクニックを伝授します。明日からのお風呂上がりで実践してみてください。

タオルドライが命!水分バランスを整える

オイルを塗る前の髪の状態が、仕上がりの8割を決めます。最も重要なのは「タオルドライ」です。

髪からポタポタと水が垂れる状態でオイルを塗っても、水と油は反発し合うため、オイルが髪の内部に浸透せず表面で弾かれてしまいます。逆に、乾きすぎた状態では伸びが悪く、ムラ付きの原因になります。

正解は、「根元の水分はしっかり拭き取り、毛先は湿り気が残っている状態」です。タオルで髪をゴシゴシ擦るのではなく、優しく挟み込んで水分を吸い取るようにしましょう。このひと手間で、オイルの馴染みが格段に良くなります。

美容師直伝!ムラなく浸透させる「コーミング」のひと手間

オイルを手に取ったら、いきなり髪につけるのではなく、まずは手のひら全体、そして指の間までしっかりと広げてください。これがムラなく塗るための第一歩です。

そして、美容室で必ず行われているけれど、自宅では省略されがちな工程が「コーミング(櫛を通すこと)」です。手でオイルを馴染ませた後、目の粗いコームで髪全体を優しくとかしてください。これにより、髪の一本一本にオイルが均一に行き渡り、手だけでは届かない内側まで成分を届けることができます。この「コーミング」をするかしないかで、翌朝の指通りは別物になります。

ドライヤーの熱を味方にするヒートプロテクト活用法

オイルを塗ったら、時間を置かずにドライヤーで乾かしましょう。自然乾燥は、キューティクルが開いたまま放置することになり、髪の水分が蒸発してパサつきの原因になるだけでなく、雑菌の繁殖(生乾き臭)にも繋がります。

ドライヤーの温風によってオイルが温められ、流動性が高まることで、より微細な隙間まで浸透していきます。また、ヒートプロテクト成分が熱に反応して被膜を形成します。8割程度乾いたら、最後は必ず「冷風」に切り替えてください。冷やすことでキューティクルが引き締まり、ツヤが固定され、寝癖もつきにくくなります。

▼詳細:ショート〜ロング別「適量」の目安表
  • ショートヘア: 0.5〜1プッシュ(1円玉大)
  • ミディアムヘア: 1〜1.5プッシュ(100円玉大)
  • ロングヘア: 2〜3プッシュ(500円玉大)

※製品のテクスチャーにより調整が必要です。最初は少なめから始め、足りなければ足すのが鉄則です。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「手のひら全体にオイルを広げたら、まずは『毛先』から。次に『中間』。最後に手に残ったわずかな分量で表面や前髪を撫でるのが鉄則です。最初から根元付近やトップにつけてしまうと、ボリュームが潰れてペタンとなる原因No.1です。特に前髪は、手に残った『残り香』程度の油分で十分です。」

憧れの「濡れ髪」を作る!朝のスタイリング・オイル活用術

雑誌やSNSで見るような、おしゃれな「濡れ髪(ウェットヘア)」。「自分がやると、ただのベタついた髪に見える…」と悩んでいませんか?清潔感を保ちながら、今っぽい束感を作るには、いくつかのコツがあります。

スタイリングオイルをつけるタイミングは「アイロンの後」

ここもよくある間違いですが、スタイリングオイルは基本的に「ヘアアイロンやコテを使った後」につけます。

オイルがついた状態で高温のアイロンを当てると、オイルが熱伝導を助けてしまい、髪の温度が急激に上昇して「揚げ物」のような状態になってしまいます。これは深刻な熱ダメージ(オイル焼け)を引き起こします。まずは素髪の状態でアイロンで形を作り、熱が冷めてから、仕上げとしてオイルを馴染ませてスタイルをキープするのが正解です。

※ただし、一部の「アイロン前専用」として販売されているヒートプロテクトオイルは例外です。商品の表示をよく確認しましょう。

「洗ってない人」に見えないための、前髪への塗布テクニック

前髪がオイリーになりすぎると、一気に清潔感が失われます。前髪にオイルをつける時は、絶対にポンプから出したての状態の手で触ってはいけません。

全体のスタイリングが終わり、手にほとんどオイルが残っていない状態で、「指先でつまむように」毛先だけに束感を作ります。シースルーバングなどは、指先をこすり合わせて極微量のオイルを温め、毛先数センチをつまんで束を作るだけで十分です。根元には絶対につけないように注意してください。

時間が経ってもパサつかない「追いオイル」のコツ

朝完璧にセットしても、夕方になると乾燥してパサついてくることがあります。そんな時は「追いオイル」が有効ですが、つけすぎは禁物です。

持ち運び用のミニボトルや、バームをポーチに入れておき、パサつきが気になる毛先だけに少量を揉み込みます。この時、一度手を水で少し濡らしてからオイルを馴染ませると、水分補給も同時にでき、リスタイリングしやすくなります。香りもリフレッシュできるので、仕事終わりの気分転換にも最適です。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「剛毛で広がりやすい方は、オイル単品ではなく、少量の『ヘアバーム』を混ぜて使う『ミックス使い』が裏技です。オイルのツヤと伸びの良さに、バームのセット力が加わり、湿気にも負けない最強の束感が作れます。手のひらで混ぜ合わせてから塗布してみてください。驚くほど扱いやすくなりますよ。」

ヘアオイルに関するよくある質問(FAQ)

最後に、サロンワーク中にお客様から頻繁にいただく質問にお答えします。疑問を解消して、安心してヘアオイルライフを楽しみましょう。

Q. ヘアオイルとヘアミルク、どっちを使えばいい?

A. 役割が違うので、髪質に合わせて使い分けるか、併用がおすすめです。

ヘアミルクは水分が主成分で、髪の内部に潤いを与えるのが得意です。一方、ヘアオイルは油分が主成分で、表面をコーティングして水分を閉じ込めるのが得意です。
乾燥がひどい髪や硬い髪には「ミルク」、ツヤが欲しい髪や絡まりやすい髪には「オイル」が基本ですが、最強なのは両方使うことです。

Q. 頭皮につけても大丈夫ですか?

A. 基本的にはNGです。

一般的なヘアオイルは髪の毛専用に作られており、頭皮につくと毛穴を詰まらせ、ニキビや抜け毛の原因になることがあります。頭皮マッサージをする場合は、必ず「頭皮用(スカルプ用)」と明記された専用のオイル(ホホバオイル100%など)を使用し、使用後はしっかりシャンプーで洗い流してください。

Q. つけすぎてベタベタになった時の対処法は?

A. ベビーパウダーや濡れタオルで応急処置を。

出かける直前につけすぎてしまった場合、もう一度シャンプーするのが確実ですが、時間がない時はベビーパウダー(またはフェイスパウダー)を少量、ベタつく部分にはたいて馴染ませると、油分を吸着してくれます。または、お湯で絞ったタオルで髪を挟み、油分を拭き取るのも効果的です。

Q. ヘアオイルに使用期限はある?

A. 開封後は半年〜1年を目安に使い切りましょう。

油は空気に触れると酸化が進みます。酸化したオイルは臭いだけでなく、刺激となって髪や肌に悪影響を及ぼす可能性があります。色が濃くなったり、変な匂いがしたりしたら、もったいなくても使用を中止してください。直射日光や高温多湿を避けて保管することも大切です。

現役ヘアケア特化型美容師のアドバイス
「『どのオイルを使ってもパサつく』という乾燥毛の方は、内部補修が得意なミルクを先に塗り、その上からオイルで蓋をする『ミルフィーユ塗り(ダブル使い)』を試してみてください。化粧水(ミルク)の後に乳液(オイル)を塗るスキンケアと同じ原理です。私の担当するお客様でも、これで劇的に髪質が改善した方が多数いらっしゃいます。」

まとめ:自分の髪質に合ったヘアオイルで、理想のツヤ髪を手に入れよう

ヘアオイルは、ただなんとなく使うだけではその真価を発揮できません。しかし、自分の髪質を理解し、正しい目的で選び、適切な使い方をすれば、あなたの髪は必ず応えてくれます。明日からのヘアケアとスタイリングが、もっと楽しく、自信の持てるものになることを願っています。

最後に、もう一度要点をチェックしましょう

  • [ ] 自分の髪質(太さ・硬さ)を理解し、テクスチャーの重さを選びましたか?
  • [ ] 目的(夜のケアor朝のスタイリング)に合った種類を選んでいますか?
  • [ ] 香りやボトルの使い勝手は、毎日使い続けられるものですか?
  • [ ] 「毛先からつける」「コーミングをする」など、正しい手順を実践できていますか?

ぜひ、今日からこれらのポイントを意識して、あなただけの「運命のヘアオイル」を見つけてください。

この記事を書いた人

「まんまる堂」は、日々の生活をより豊かにするための情報を発信する総合ライフスタイルメディアです。

当編集部では、徹底したリサーチとデータ分析に基づき、読者の皆様の「知りたい」に答える記事を制作しています。特定の分野においては、その道の有資格者や実務経験者の監修・協力を得て、正確かつ信頼性の高い情報提供に努めています。

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