2025年(令和7年)に厄年を迎える方は、男性の本厄が1984年(昭和59年)・2001年(平成13年)・1965年(昭和40年)生まれ、女性の本厄が1993年(平成5年)・1989年(平成元年)・2007年(平成19年)・1965年(昭和40年)生まれの方々です。
特に、男性の42歳(昭和59年生まれ)と女性の33歳(平成5年生まれ)は、人生の大きな転換期とされる「大厄(たいやく)」にあたります。厄払いや厄除けの祈祷は、暦の上で春が始まる「立春」の前日、つまり「節分(2025年は2月2日)」までに行うのが古くからの通例ですが、現代では一年を通していつでも受け付けています。
この記事では、以下の3つのポイントを軸に、現役の神職である筆者が詳しく解説します。
- 【スマホ保存版】2025年の男性・女性別「厄年早見表」と大厄の確認
- 意外と間違えやすい「数え年」の計算方法と、早生まれの方の扱い
- 現場を知る神職だからこそ教えられる「厄払いのマナー(初穂料・服装)」と「役年」という前向きな考え方
厄年は決して恐ろしいものではありません。自身の年齢と向き合い、心身を整えるための大切な「人生のメンテナンス期間」として活用してください。
【2025年版】一目でわかる厄年早見表(男性・女性別)
まずは、ご自身やご家族が2025年(令和7年)の厄年に該当するかどうかを確認しましょう。厄年は満年齢ではなく、生まれた時を1歳とする「数え年」で数えます。以下の表は、2025年における数え年表記で作成しています。
特に赤字で示した「大厄」の年齢は、社会的にも身体的にも変化が大きい時期とされ、慎重な行動が求められます。スマートフォンでご覧の方は、ご自身の生まれ年(西暦・和暦)を探して照らし合わせてください。
▼ 2025年(令和7年)厄年早見表(クリックで開閉)
| 厄の種類 | 数え年 | 生まれ年 (西暦) | 生まれ年 (和暦) |
|---|---|---|---|
| 男性の厄年 | |||
| 前厄 | 24歳 | 2002年 | 平成14年 |
| 本厄 | 25歳 | 2001年 | 平成13年 |
| 後厄 | 26歳 | 2000年 | 平成12年 |
| 前厄 | 41歳 | 1985年 | 昭和60年 |
| 本厄 (大厄) | 42歳 | 1984年 | 昭和59年 |
| 後厄 | 43歳 | 1983年 | 昭和58年 |
| 前厄 | 60歳 | 1966年 | 昭和41年 |
| 本厄 | 61歳 | 1965年 | 昭和40年 |
| 後厄 | 62歳 | 1964年 | 昭和39年 |
| 女性の厄年 | |||
| 前厄 | 18歳 | 2008年 | 平成20年 |
| 本厄 | 19歳 | 2007年 | 平成19年 |
| 後厄 | 20歳 | 2006年 | 平成18年 |
| 前厄 | 32歳 | 1994年 | 平成6年 |
| 本厄 (大厄) | 33歳 | 1993年 | 平成5年 |
| 後厄 | 34歳 | 1992年 | 平成4年 |
| 前厄 | 36歳 | 1990年 | 平成2年 |
| 本厄 | 37歳 | 1989年 | 平成元年 |
| 後厄 | 38歳 | 1988年 | 昭和63年 |
| 前厄 | 60歳 | 1966年 | 昭和41年 |
| 本厄 | 61歳 | 1965年 | 昭和40年 |
| 後厄 | 62歳 | 1964年 | 昭和39年 |
※女性の61歳(還暦)を厄年とするかは地域や神社によりますが、男女共通の厄として扱うケースが増えています。
男性の厄年一覧(昭和60年・昭和59年・昭和58年生まれは要注意)
男性にとって最大の山場となるのが、数え年42歳の「大厄」です。2025年においては、1984年(昭和59年)生まれの方が本厄に該当します。
この前後の年齢、すなわち1985年(昭和60年)生まれの「前厄」、1983年(昭和58年)生まれの「後厄」の方々も含め、3年間は慎重な行動が求められます。40代前半は、企業組織においては管理職としての責任が増し、家庭においては子供の進学や親の介護などが重なる時期です。精神的なプレッシャーが肉体的な不調として表れやすい時期であることを、先人たちは「厄」と呼んで警鐘を鳴らしてきました。
また、数え年25歳(2001年・平成13年生まれ)の厄年は、社会人としての生活リズムが定着し始める頃合いでの「慢心」を戒める意味合いもあります。若さゆえの無理が祟りやすい時期ですので、生活習慣の見直しが必要です。
女性の厄年一覧(平成5年・平成元年生まれなど)
女性の厄年で特筆すべきは、30代に本厄が2回(33歳・37歳)も訪れる点です。その中でも数え年33歳の「大厄」は、1993年(平成5年)生まれの方が該当します。
30代の女性は、結婚、出産、キャリア形成など、ライフイベントが凝縮されています。ホルモンバランスの変化も起きやすく、婦人科系の疾患にも注意が必要な時期と医学的にも言われています。1993年生まれの方はもちろん、その前後の1994年(平成6年)生まれ(前厄)、1992年(平成4年)生まれ(後厄)の方も、ご自身の体調変化に敏感になってください。
さらに、数え年37歳の「小厄」にあたる1989年(平成元年)生まれの方も注意が必要です。「大厄が終わったから」と安心した矢先に訪れるため、油断大敵の時期とされています。
厄年以外に気をつけるべき「八方塞がり」などの年齢
厄年以外にも、日本の暦には運気が停滞しやすいとされる年齢が存在します。代表的なものが「八方塞がり(はっぽうふさがり)」です。これは九星気学に基づく考え方で、自分の生まれ星が中央(中宮)に入り、周囲を他の星に囲まれて身動きが取れない状態を指します。
2025年(令和7年)の八方塞がりは、二黒土星(じこくどせい)の方です。
具体的には、以下の生まれ年の方が該当します。
- 1989年(平成元年)生まれ ※女性は本厄と重なります
- 1980年(昭和55年)生まれ
- 1971年(昭和46年)生まれ
- 1962年(昭和37年)生まれ
- 1953年(昭和28年)生まれ
八方塞がりの年は、新しいことを始めるよりも、現状維持や足元を固めることに専念すべき年とされています。厄払いと同様に、神社で「八方除け(はっぽうよけ)」の祈祷を受けることで、災難を避けることができます。
「数え年」とは?間違えやすい年齢の計算方法と「節分」の区切り
神社の窓口でご祈祷の受付をしていると、「今の年齢(満年齢)で厄年だと思って来ました」という方が非常に多くいらっしゃいます。しかし、厄年や祝い年(七五三など)は、原則として「数え年」で行います。
なぜ現代の「満年齢」を使わないのか、そしてどう計算すれば良いのか、そのロジックを理解しておくと、今後の人生儀礼でも迷うことがなくなります。
なぜ厄年は「満年齢」ではなく「数え年」なのか
数え年とは、「生まれた瞬間を1歳」とし、「お正月(1月1日)を迎えるたびに一斉に1歳年をとる」という日本古来の年齢の数え方です。
この考え方の背景には、母親のお腹の中にいる十月十日(とつきとおか)の期間も、尊い命として年齢にカウントするという、生命に対する敬意が込められています。つまり、オギャーと生まれた時には、すでに約1年の時間を生きているため「1歳」となるのです。
また、かつての日本では個人の誕生日を祝う習慣がなく、お正月に神様から「年神様(としがみさま)」という霊力をいただくことで、全員が一つ年を重ねると考えていました。厄払いは神様に対して行う儀式ですので、神道のルールである数え年を適用するのが正式な作法となります。
【自動計算不要】数え年を一発で算出する公式
数え年の計算で「誕生日前だから+2歳、誕生日後だから+1歳…」と考えると混乱してしまいます。もっとシンプルに、以下の公式を覚えてください。
数え年 = (現在の西暦 - 生まれ年) + 1歳
例えば、1984年生まれの方が2025年に数え年を計算する場合、
2025 - 1984 = 41 (これが満年齢になる年)
41 + 1 = 42歳 (これが数え年)
となります。
この計算式であれば、誕生日が来ているか来ていないかは一切関係ありません。元旦の時点で、全員がこの年齢になっています。
▼ 詳細解説:数え年計算のタイムライン図解
以下のタイムラインをイメージしてください。
- 12月31日生まれの赤ちゃん:
生まれた瞬間に「1歳」です。 - 翌日(1月1日):
お正月を迎えたので、全員一斉に+1歳されます。つまり、生後2日で数え年「2歳」になります。
このように、数え年は実年齢よりも常に「1歳〜2歳」上の数字になります。「なんだか急に年を取った気がする」と感じるかもしれませんが、神様の前での精神的な年齢だと捉えてください。
早生まれ(1月1日〜2月3日生まれ)の人は要注意!
厄年を考える際、もう一つ重要な落とし穴が「早生まれ」の扱いです。ここでの早生まれとは、学校の学年(4月1日区切り)の話ではなく、「節分(立春の前日)」までの生まれかどうかを指します。
厄年の基準となる「年」の変わり目は、旧暦に基づき「立春(通常2月4日頃)」とされています。そのため、1月1日から節分(2025年は2月2日)までに生まれた方は、厄年の計算上、「前の年の生まれ」として扱われます。
例えば、2002年1月20日生まれの方は、現代のカレンダーでは2002年生まれですが、厄年の計算では「2001年(巳年)生まれ」のグループに入ります。そのため、2025年には数え年25歳となり、男性であれば「本厄」に該当することになります。ここを間違えると、厄払いの時期を1年逃してしまうことになるため、非常に重要です。
現役神職のアドバイス
「神社の受付でよくあるのが、早生まれの方が『同級生が厄払いに行ったから自分も』と来社されるケースです。しかし詳しく生年月日を伺うと、節分前のお生まれで、実は厄年は『去年終わっていた』あるいは『来年である』ということが多々あります。
ご自身の厄年が不安な場合は、受付で『〇年〇月〇日生まれですが、厄年ですか?』と神職に直接尋ねてみてください。私たちが暦を確認し、正確にお答えしますので、恥ずかしがらずに聞いてくださいね」
厄払い・厄除けはいつ行くべき?最適な時期とタイミング
自分が厄年だと分かったら、次に気になるのが「いつ神社に行けばいいのか」という点です。「お正月に初詣と一緒に行くべき?」「誕生日に行ってはダメ?」といった疑問にお答えします。
ベストシーズンは「元旦から節分(2月2日)」まで
厄払いの最も正式な時期は、お正月(1月1日)から節分までの間とされています。これは、旧暦において「立春」がお正月にあたり、節分が大晦日に相当していたためです。「新しい春(新年)を迎える前に、これまでの厄(災い)を祓い清めてしまおう」という考え方に基づいています。
特に注意していただきたいのが、2025年(令和7年)の節分は「2月2日」であるという点です。通常、節分は2月3日ですが、地球の公転周期のズレにより、2025年は立春が2月3日となるため、その前日の節分も1日早まります。
多くの神社では、お正月の初詣期間に合わせて「厄除け祈願祭」を集中的に行います。地域によっては、節分祭に合わせて盛大に厄払いを行うところもありますので、地元の氏神様のスケジュールを確認してみましょう。
節分を過ぎてしまっても大丈夫?
仕事や家庭の事情で、どうしても節分までに参拝できないこともあるでしょう。結論から言えば、節分を過ぎてしまっても全く問題ありません。
現代の神社では、一年中(365日)、厄払いの祈祷を受け付けています。「時期を逃したから今年はもう諦めよう」と放置するよりも、気づいた時、行ける時に参拝し、心の重荷を下ろすことの方が遥かに重要です。
また、ご自身の誕生日を一つの区切りとして参拝される方も増えています。神道の教えでは「中今(なかいま)」といって、「今、この瞬間」を最も大切にします。思い立ったその日が、あなたにとっての吉日(きちじつ)なのです。
「大安」や「仏滅」などの六曜は気にするべきか
日程を決める際にカレンダーの「大安」や「仏滅」を気にする方がいらっしゃいますが、厄払いにおいて六曜(ろくよう)を気にする必要はありません。
六曜は中国から伝わった占いの種別であり、日本の神道や仏教とは本来関係がないものです。神社側が「仏滅だから祈祷をしない」ということは絶対にありません。
もちろん、心情的に「大安に行きたい」と願うのは自然なことですので、ご自身が気持ちよく参拝できる日を選んでいただければ結構です。しかし、「大安の日曜日」は非常に混雑し、待ち時間が1時間を超えることも珍しくありません。混雑によるイライラは心の平穏を妨げますので、あえて六曜を気にせず、平日の空いている時間帯を選ぶのも賢い選択です。
現役神職のアドバイス
「1月の土日や大安の日は、境内が大変混み合います。人混みの中で長時間待つことがストレスになり、かえって体調を崩してしまっては本末転倒です。
私のおすすめは、2月中旬以降の週末、あるいは平日の午前中です。参拝者が少ない静かな社殿で受けるご祈祷は、神様の気配をより澄やかに感じることができ、心が洗われるような清々しさがありますよ」
恥をかかない!厄払いのマナーと準備(初穂料・服装・のし袋)
いざ神社へ行くとなると、意外と分からないのが具体的なマナーです。「いくら包めばいいの?」「のし袋の種類は?」「普段着でもいいの?」といった、明日役立つ実践的な知識を解説します。
初穂料(祈祷料)の相場はいくら?
厄払いの祈祷を受ける際に神社に納める謝礼を「初穂料(はつほりょう)」または「玉串料(たまぐしりょう)」と呼びます。
一般的な相場は、5,000円 〜 10,000円です。
多くの神社では、「5,000円からのお気持ち」や「5,000円、10,000円、30,000円」といった形で規定を設けています。金額によってご利益(厄除けの効果)に差が出ることはありませんが、授与されるお札(おふだ)の大きさや、撤下品(てっかひん:お下がり)の内容が変わることが一般的です。
迷った場合は、5,000円または10,000円を包むのが無難です。ご自身の経済状況に合わせて、無理のない範囲で感謝の気持ちを包んでください。
のし袋(金封)の選び方と表書きの書き方
初穂料は、財布から現金をそのまま出すのではなく、のし袋(金封)に包んで渡すのが大人のマナーです。
- 水引(みずひき):
「紅白の蝶結び(花結び)」を選びます。厄払いは「厄を落として開運する」という前向きな意味合いがあり、何度あっても良いこととされるため、解いて結び直せる蝶結びを用います。関西など一部地域では「あわじ結び」を使うこともあります。 - 表書き(上段):
「初穂料」または「御初穂料」と書きます。お寺の場合は「御布施(おふせ)」や「祈祷料」とします。 - 名前(下段):
祈祷を受けるご本人の氏名(フルネーム)を書きます。代理で参拝する場合も、包むお金は本人の代わりですので、必ず「厄払いを受ける本人の名前」を書いてください。
▼ 詳細図解:のし袋とお金の入れ方
【中袋(なかぶくろ)の書き方】
市販ののし袋には中袋がついています。
・表面:中央に金額を旧字体で書きます(例:金 伍仟圓、金 壱萬圓)。
・裏面:左側に住所と氏名を書きます。これは神職が祝詞(のりと)で住所を読み上げたり、台帳に記録したりするために必要です。
【お札の向き】
お札は、肖像画が表(上側)に来るように入れます。新札(ピン札)を用意するのが神様への礼儀ですが、どうしても手に入らない場合は、なるべく綺麗なお札を選んでください。
男性・女性別の服装マナー(スーツ必須?普段着はNG?)
厄払いは「神様に会ってお願い事をする」改まった儀式(昇殿参拝)です。そのため、服装も「神様に失礼のない格好」が求められます。
【男性の服装】
基本はスーツにネクタイ着用が最も望ましいです。もし私服で行く場合でも、ジャケットに襟付きのシャツ、チノパンなど、いわゆる「オフィスカジュアル」や「レストランで食事をするような服装」を心がけましょう。
NG例: ジャージ、スウェット、短パン、サンダル、ダメージジーンズ、派手すぎる柄の服。
【女性の服装】
スーツ、ワンピース、アンサンブルなどが適しています。露出の多い服や、素足(生足)は避け、ストッキングを着用しましょう。冬場の神社は底冷えしますので、足元の防寒はしっかり行ってください。
NG例: ミニスカート、キャミソール、サンダル、ミュール。
現役神職のアドバイス
「冬場の厄払いで最も気をつけていただきたいのが『防寒』と『作法』のバランスです。
ご祈祷を受ける拝殿は寒いことが多いですが、神前ではコートやマフラー、帽子を脱ぐのがマナーです。その代わり、インナーに使い捨てカイロを貼ったり、機能性肌着を重ね着したりして、見えない部分でしっかりと寒さ対策をしてください。震えながらでは、祈りに集中できませんからね」
本厄・前厄・後厄はどう過ごす?やってはいけないことの真偽
「厄年に家を建ててはいけない」「結婚してはいけない」といった噂を耳にして、不安になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、厄年期間中の正しい過ごし方と、俗説の真偽について解説します。
前厄・本厄・後厄それぞれの意味と特徴
厄年は3年間にわたって続きますが、それぞれに意味合いが異なります。
- 前厄(まえやく):厄の入り口
変化の兆しが現れ始める年です。「なんだか最近疲れやすいな」「雲行きが怪しいな」と感じることが増えるかもしれません。点検と準備の期間と捉えましょう。 - 本厄(ほんやく):厄の中心
最も注意が必要な年です。肉体的な曲がり角と社会的責任の重圧がピークに達します。無理をせず、守りに徹することが推奨されます。 - 後厄(あとやく):厄の出口
厄が徐々に薄らいでいく年ですが、油断は禁物です。本厄で蓄積した疲労が一気に出ることもあるため、慎重に通常の生活へと戻していく期間です。
「新しいことを始めてはいけない」は本当か?
よく「厄年に結婚、転職、引っ越し、家づくりなどの新しいことを始めると失敗する」と言われますが、これは迷信に近いものであり、絶対にしてはいけないわけではありません。
厄年は「判断力が鈍りやすい時期」であるため、人生を左右する大きな決断を(勢いだけで)行うことに対して、昔の人がブレーキをかけた言葉だと解釈してください。
十分に計画を練り、周囲に相談し、慎重に進めるのであれば、厄年に新しいことを始めても問題ありません。むしろ、厄払いをして身を清めた状態でスタートを切ることは、良い結果に繋がるとも考えられます。実際に、厄年に結婚して幸せな家庭を築いている方は数え切れないほどいます。
厄年に起きやすいトラブルと対策(健康・仕事・人間関係)
厄年を「迷信」と切り捨てられないのは、この年齢が現代医学や統計的に見ても「リスクが高い時期」と重なっているからです。
- 健康面:
男性42歳、女性33歳前後は、がんや生活習慣病の発症リスクが高まる時期です。厄払いをきっかけに、人間ドックや検診を受けることを強くおすすめします。 - 仕事・人間関係:
責任あるポジションに就くことで、部下との板挟みや過重労働になりがちです。一人で抱え込まず、意識的に休息を取る勇気が必要です。
現役神職のアドバイス
「私は厄年を『役年(やくどし)』と捉えるようにお話ししています。
地域社会や会社、家庭において重要な『役』を任される年齢になった、つまり一人前として認められた証拠なのです。役目が回ってくれば、当然忙しくなり、苦労も増えます。しかし、それはあなたが成長し、飛躍するための試練でもあります。
『悪い年』と恐れるのではなく、『役目を果たすために身を清める年』とポジティブに捉え直してみてください」
厄年に関するよくある質問 (FAQ)
最後に、厄払いに関してよく寄せられる質問に、Q&A形式で簡潔にお答えします。
Q. 喪中(忌中)でも厄払いに行っていいですか?
A. 忌中(きちゅう)の期間は避け、忌明け(きあけ)後に参拝しましょう。
神道では「死=穢れ(気枯れ)」と考え、神様の聖域に持ち込むことを避けます。一般的に、仏教でいう四十九日(神道では五十日祭)までの「忌中」は神社への参拝を控えます。忌明け(50日過ぎ)であれば、喪中(1年間)の期間であっても厄払いを受けて問題ありません。
Q. 本人以外が代わりに行く「代理参拝」は可能ですか?
A. 可能です。
ご本人が病気、海外赴任、妊娠中などで参拝できない場合、ご家族が代理で祈祷を受けることができます。受付で「代理です」と伝え、ご本人の氏名・生年月日・住所を記入してください。授与されたお札やお守りは、後でご本人に渡してあげてください。また、郵送で祈祷を受け付けている神社も増えています。
Q. 厄払いは神社とお寺、どっちに行けばいい?
A. どちらでも構いません。
一般的に神社では「厄払い(やくばらい)」、お寺では「厄除け(やくよけ)」と言いますが、目的は同じです。普段から親しみのある場所や、地元の氏神様、あるいは厄除けで有名な寺社など、ご自身が「ここでお祓いしてもらいたい」と感じる場所を選ぶのが一番です。
Q. 厄年が終わった後、お札やお守りはどうすればいい?
A. 感謝を込めて、お礼参りと共に返納しましょう。
厄年の一年間(または3年間)を無事に過ごせたことを神様に報告し、感謝を伝えるのが「お礼参り(おれいまいり)」です。古いお札やお守りは、いただいた神社(または近くの神社)の「古札納所(こさつおさめじょ)」に返納し、お焚き上げをしてもらいましょう。ゴミ箱に捨てるのは厳禁です。
まとめ:2025年の厄年は「人生のメンテナンス期間」と捉えよう
2025年(令和7年)の厄年について解説してきました。厄年は、長い人生の中で立ち止まり、自分自身の体と心、そして周囲との関係を見つめ直すための貴重な「メンテナンス期間」です。
恐れる必要はありません。まずは早見表で自分の数え年を確認し、節分を目安に地元の氏神様へ足を運んでみてください。神前で頭を下げ、祝詞(のりと)を奏上してもらう時間は、慌ただしい日常の中で忘れかけていた「感謝の心」や「謙虚さ」を取り戻すきっかけになるはずです。
最後に、厄払いへ行く前の最終チェックリストを用意しました。これを確認すれば準備は万全です。
▼ 厄払い参拝前の最終確認リスト(クリックで開閉)
- 自分の数え年を確認しましたか?
数え年 = (2025 – 生まれ年) + 1 です。早生まれのズレも確認しましょう。 - 初穂料とのし袋の準備はOKですか?
5,000円〜1万円の新札を、紅白蝶結びののし袋に入れ、「初穂料」と書きましたか? - 服装は整いましたか?
スーツまたは清潔感のある服装で。冬場はインナーでの防寒対策を忘れずに。 - 参拝する神社の受付時間は調べましたか?
予約が必要な場合もあります。事前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。
2025年が、皆様にとって「災い転じて福となす」素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
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