「やっと見つけたラブブ、届いてみたら何だか顔が違う……」
今、SNSやフリマアプリでこのような悲痛な声が後を絶ちません。2026年現在、Z世代を中心に爆発的なブームを巻き起こしているアートトイ「LABUBU(ラブブ)」。その愛くるしい表情と希少性から、メルカリなどの二次流通市場では定価の数倍で取引されることも珍しくありません。
しかし、その人気の裏で深刻化しているのが、極めて精巧に作られた「スーパーコピー(偽造品)」の流通です。一見しただけではプロでも見分けがつかないレベルの偽物が、何食わぬ顔で「並行輸入品」として販売されています。結論から申し上げますと、現在市場に出回っている定価以下の非公式品は、ほぼ間違いなく偽物です。
この記事では、元ホビーショップ店長として5万点以上の査定を行い、個人でも200体以上のラブブを保有する「ホビー真贋鑑定アナリスト」である筆者が、その経験と知識のすべてを注ぎ込みました。実物の比較に基づいた「偽物の見分け方」から、人気シリーズ「マカロン」と「ハブアシート」の決定的な違い、そして転売ヤーに頼らず安全に定価で正規品を入手するルートまでを徹底解説します。
この記事でわかること
- 画像がなくても文字で伝わるレベルで詳細化した、箱・タグ・足裏で見抜く「ラブブの真贋鑑定ポイント」
- 「マカロン」や「ハブアシート」など、人気シリーズの種類・特徴・レア度の一覧と比較
- 転売ヤーや詐欺業者に騙されないための、具体的な安全購入ルートと定価情報のすべて
偽物に大切なお金を払ってしまう前に、正しい知識で武装してください。この記事が、あなたが本物のラブブと出会うための手助けとなることを約束します。
なぜラブブ(Labubu)はこれほど人気で入手困難なのか?
2026年の今、なぜこれほどまでに「ラブブ」が熱狂的な支持を集め、入手困難な状況が続いているのでしょうか。単なる一過性のブームではなく、社会現象とも呼べるこの動きには、明確な理由と背景があります。ここでは、そのトレンドの源泉と、それが引き起こした市場の歪みについて解説します。
BLACKPINKリサの影響とZ世代への浸透
ラブブの人気爆発の最大のトリガーとなったのは、世界的ガールズグループBLACKPINKのメンバー、リサ(LISA)によるSNS投稿であることは疑いようがありません。彼女が自身のInstagramで、バッグに「THE MONSTERS – Exciting Macaron(マカロン)」シリーズのラブブを付けている写真を投稿した瞬間、世界中のファンの視線がこの小さなモンスターに釘付けになりました。
Z世代にとって、憧れのアイコンが身につけているアイテムは、単なるグッズ以上の意味を持ちます。それは自分のアイデンティティを表現するためのツールであり、コミュニティに所属するためのパスポートのような存在です。リサが愛用しているという事実は、「ラブブを持っていること=トレンドの最先端にいること」という強力なステータスを生み出しました。
さらに、TikTokやInstagramのリール動画で「開封動画(Unboxing)」が流行したことも拍車をかけました。ブラインドボックスを開ける瞬間のドキドキ感、シークレットが出た時の歓喜、そしてバッグに付けてカフェで撮影する「ぬい撮り」文化。これらがZ世代の承認欲求と体験共有のニーズに完璧にマッチし、瞬く間に拡散されたのです。
POP MART(ポップマート)とは?アートトイの魅力
ラブブを販売する「POP MART(ポップマート)」は、中国発のアートトイメーカーです。彼らが革命的だったのは、これまで一部のマニア向けだった高価なデザイナーズトイを、手の届きやすい価格とサイズ感の「ブラインドボックス」形式で販売した点にあります。
ラブブの生みの親である香港のクリエイター、Kasing Lung(カシン・ルン)氏が描く「THE MONSTERS」の世界観は、単にかわいいだけではありません。鋭い歯を持ち、少し意地悪そうな表情を浮かべながらも、どこか憎めない愛嬌がある。この「キモかわ」とも言える独特のデザインが、完璧な美しさよりも個性を重視する現代の若者の感性に刺さりました。
また、POP MARTの製品は品質(クオリティ)が非常に高いことでも知られています。ソフビの質感、塗装の細かさ、パッケージのデザインに至るまで、コレクションアイテムとしての完成度が極めて高いのです。これが、一度手にすると次も欲しくなる「沼」への入り口となっています。
偽造品(フェイク)が急増する背景と最新の手口
需要が供給を遥かに上回る状況は、残念ながら悪質な業者にとって格好のビジネスチャンスとなります。現在、ラブブの偽造品被害は過去最大規模に拡大しており、その手口も年々巧妙化しています。
初期の偽物は、塗装が雑だったり、顔が明らかに歪んでいたりと、素人目にも判別が容易でした。しかし、2025年後半頃から確認されている通称「スーパーコピー」と呼ばれる偽造品は、本物の工場から流出した金型を不正使用したり、パッケージのホログラムシールまで精巧に模倣したりと、非常に悪質です。
特に注意が必要なのは、海外のECサイトや、審査の緩いフリマアプリを経由した販売です。「工場直販」「アウトレット品」「並行輸入品」といったもっともらしい言葉で消費者を安心させ、定価に近い価格、あるいは定価よりわずかに安い価格設定で販売することで、「これなら本物かもしれない」という心理的な隙を突いてきます。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「現在の市場は、異常なほどの過熱ぶりを見せています。私が査定の現場で目にするラブブのうち、フリマアプリで購入されたという持ち込み品の約4割が偽物という衝撃的なデータもあります。特に初心者が陥りやすいのが、『定価より高いプレ値は払いたくないが、公式は売り切れだから、少し安い並行輸入品で手を打とう』という思考です。この心理こそが、偽物業者の最大のターゲットなのです。公式ルート以外で、定価以下や定価と同等で買える新品は存在しないと断言しても過言ではありません」
【決定版】ラブブの偽物を見分ける7つのチェックポイント
ここからは、本記事の核心部分である「偽物の見分け方」について解説します。私自身が保有する本物のコレクションと、調査のためにあえて入手した精巧な偽物を徹底的に比較し、7つの重要なチェックポイントを導き出しました。
お手元にラブブがある方は、ぜひ実物を見ながら確認してください。これから購入する方は、商品画像にこれらのポイントが鮮明に写っているかを必ずチェックしましょう。
【箱・パッケージ】JANコードとホログラムシールの罠
偽物を見抜く最初の砦は「外箱」です。多くの偽物は、中身のコストを下げるためにパッケージの印刷品質で手を抜く傾向があります。しかし、最近のスーパーコピーは箱も精巧に作られているため、細部への注意が必要です。
▼偽物の箱によくある特徴リスト(詳細)
- フォントの太さと滲み: 本物は文字の輪郭がシャープですが、偽物はインクが滲んで文字が太く見えることがあります。特に成分表示などの小さな文字に注目してください。
- JANコードの不整合: 箱の底面にあるバーコード(JANコード)をスマホのアプリでスキャンしてみてください。本物なら該当商品が表示されますが、偽物は何も表示されないか、全く別の商品が表示されることがあります。
- POP MARTロゴの色味: 本物のロゴは鮮やかなオレンジ色ですが、偽物はやや彩度が低く、くすんだ色をしているケースが多いです。
- 紙質と開封テープ: 本物の箱は厚みがありしっかりしていますが、偽物はペラペラで指で押すとすぐに凹みます。また、開封防止の透明テープが雑に貼られていたり、気泡が入っていたりする場合も要注意です。
- ホログラムシール: パッケージに貼られている真贋判定用のホログラムシール。本物は角度を変えると立体的に輝きますが、偽物は単なるキラキラしたシールで、奥行きが感じられないことがあります。
特に重要なのは「ホログラムシール」です。本物のシールには微細な加工が施されており、特定の角度で「POP MART」の文字が浮かび上がります。偽物はこれを単なる印刷で再現しようとするため、光の反射が平坦になります。
【IDカード】カードの厚みとキャラクターの印刷精度
箱を開けると、中にはフィギュア本体と共に「IDカード(キャラクターカード)」が入っています。このカードも真贋を見分ける重要な手がかりです。
本物のIDカードは、クレジットカードのようなしっかりとした厚みと硬さがあります。表面のキャラクター印刷は高精細で、背景のグラデーションも滑らかです。一方、偽物のカードはトランプのように薄く、ペラペラとしていることが多いです。また、印刷のドットが粗く、キャラクターの輪郭がぼやけている場合も偽物の可能性が高いでしょう。
【顔・表情】目の位置、歯の本数と塗装のズレ
ラブブの命とも言える「顔」。ここには偽造業者が真似しきれない繊細なニュアンスが詰まっています。
まず注目すべきは「目」の位置です。本物のラブブは、左右の目のバランスが絶妙に計算されており、どこから見ても視線が合うような感覚があります。偽物は目が離れすぎていたり、上下の位置がズレていたりと、どこか間の抜けた表情になっています。
次に「歯」です。ラブブの特徴であるギザギザの歯。本物は一本一本が鋭く造形され、塗装もはみ出しがなく綺麗に塗られています。偽物は歯の角が丸まっていたり、白い塗装が歯茎部分にはみ出していたりと、細部の仕上げが雑です。歯の本数がオリジナルと異なるという粗悪なコピー品も存在します。
【素材・質感】毛並みのフワフワ感とソフビ部分のテカリ
写真では伝わりにくいですが、実物を手に取った時の「質感」は決定的な違いとなります。特に「マカロン」や「ハブアシート」のような、ソフビとぬいぐるみを組み合わせた製品では顕著です。
本物のぬいぐるみ部分は、毛の密度が高く、手触りがシルクのように滑らかです。毛の流れも整っています。対して偽物は、化学繊維特有のゴワゴワした手触りで、毛が抜けやすかったり、地肌が見えてしまっていたりすることがあります。
ソフビ部分(顔や手足)についても、本物はマットで上品な質感ですが、偽物は安っぽいテカリがあり、プラスチック感が強いのが特徴です。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「写真ではどうしても伝わりにくいのが『匂い』と『触り心地』です。偽物の多くは、開封した瞬間に強烈な石油系の化学臭や、接着剤の酸っぱい匂いがします。本物のPOP MART製品は厳格な品質管理のもと製造されているため、不快な異臭がすることはまずありません。また、ボディを握った時の弾力も違います。本物は綿がしっかりと詰まっていて反発力がありますが、偽物はスカスカで頼りない感触です。この『違和感』を大切にしてください」
【足裏・刻印】「POP MART」ロゴの深さとフォント
フィギュアの足裏には、必ず「POP MART」や「©Kasing Lung」といった刻印があります。ここは金型の精度が直に出る部分です。
本物の刻印は、文字のエッジが立っており、深く掘り込まれています。文字の太さも均一で読みやすいです。偽物の刻印は浅く、文字が潰れていたり、線が細すぎたりします。特に「R」や「A」の中の空間が埋まってしまっている場合は、金型の精度が低い証拠であり、偽物の可能性が極めて高いです。
【タグ・ラベル】縫い付け位置とQRコードの認証可否
ぬいぐるみタイプのラブブには、布製のタグが縫い付けられています。このタグの縫製や印字内容もチェックポイントです。
本物のタグは、ほつれがなく綺麗に縫い付けられており、文字の印刷も鮮明です。タグにQRコードがついている場合、スマホで読み取るとPOP MARTの真贋判定ページ(または公式サイト)に遷移し、1回限りの認証が行える仕組みになっています(シリーズにより仕様は異なります)。
偽物のタグは、切り口がガタガタだったり、縫い糸が飛び出していたりします。QRコードがあっても、読み取れないか、偽造された偽の判定サイトに飛ばされることがあります。URLが公式サイトのドメイン(popmart.comなど)と一致しているか必ず確認してください。
【ブラックライト検証】UVライトで浮かび上がる真贋の証
最後に、プロも使用する確実な検証方法をご紹介します。それは「ブラックライト(UVライト)」を使ったチェックです。
多くのPOP MART製品のパッケージやカード、時にはフィギュア本体の一部には、ブラックライトに反応する特殊なインクが使用されています。例えば、外箱の特定のロゴ部分にUVライトを当てると、通常時には見えない透かし模様や蛍光色が浮かび上がることがあります。
偽物はコストカットのためにこの特殊加工を省略していることがほとんどです。UVライトを当てても何も反応しない、あるいは反応が極端に薄い場合は、偽物であると判断できます。UVライトは100円ショップやネット通販で安価に入手できるため、高額なレアものを購入する際は一本持っておくと心強い味方になります。
どっちが欲しい?人気シリーズ「マカロン」と「ハブアシート」の違い
ラブブには数多くのシリーズが存在しますが、現在特に人気を二分しているのが「THE MONSTERS – Exciting Macaron(マカロン)」と「THE MONSTERS – Have a Seat(ハブアシート)」です。どちらも魅力的ですが、特徴や用途が異なるため、自分のスタイルに合った方を選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの違いを詳しく比較します。
THE MONSTERS – Exciting Macaron (マカロン) の特徴
「マカロン」シリーズは、ラブブブームの火付け役となった超人気シリーズです。BLACKPINKのリサが愛用しているのもこのタイプです。
- 概要: 顔と手足が硬いソフビ素材、体が柔らかいぬいぐるみ素材で作られています。最大の特徴は、頭にボールチェーンが付いており、バッグチャームとして使える点です。
- サイズ感: 手のひらに収まるサイズ感で、バッグにぶら下げた時のバランスが絶妙です。ファッションアイテムとしての側面が強いシリーズです。
- 人気カラー: 淡い色合いが特徴で、特に「Soymilk(ソイミルク)」や「Sesame Bean(セサミビーン)」などのニュアンスカラーは即完売するほどの人気を誇ります。
THE MONSTERS – Have a Seat (ハブアシート) の特徴
「ハブアシート」シリーズは、その名の通り「お座りポーズ」をしているのが特徴です。マカロンに続いて登場し、瞬く間に人気となりました。
- 概要: マカロン同様にソフビとぬいぐるみのハイブリッドですが、こちらは「座る」ことに特化したデザインになっています。全体的に毛足が長く、モフモフ感が強調されています。
- 特徴: 自立(お座り)しやすいため、カフェのテーブルに置いたり、部屋の棚に飾ったりするのに最適です。「ぬい撮り」をする際、支えがなくても安定して座ってくれるのは大きなメリットです。
- サイズ感: マカロンよりも一回り大きく、存在感があります。抱き心地も良いため、癒やしアイテムとしても優秀です。
その他の人気シリーズ(Fall in Wild, Big into Energyなど)
マカロンとハブアシート以外にも、魅力的なシリーズは沢山あります。
- Fall in Wild(フォーインワイルド): アウトドアをテーマにしたシリーズで、ラブブがオーバーオールを着ていたり、帽子を被っていたりと、衣装が凝っています。少し小さめのサイズで、セット販売されることもあります。
- Big into Energy: スポーティーな衣装を身にまとったシリーズ。パーカーやスニーカーなどのストリートファッション要素が強く、男性ファンにも人気があります。
▼マカロン vs ハブアシート 徹底比較表(詳細)
| 項目 | Exciting Macaron (マカロン) | Have a Seat (ハブアシート) |
| 主な用途 | バッグチャーム、ファッション | インテリア、ぬい撮り |
| ポーズ | 直立(手足は可動) | お座り(固定) |
| 素材感 | 顔・手足ソフビ、体ぬいぐるみ | 全体的に毛足が長くフワフワ |
| サイズ | 約17cm(チェーン含まず) | 約20cm(座った状態) |
| 入手難易度 | 極めて高い(プレ値高騰中) | 高い(再販で狙い目) |
| 定価(参考) | 約2,500円〜3,000円前後 | 約3,000円〜3,500円前後 |
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「初めての1体としてどちらをお迎えするか迷ったら、『どこに連れて行きたいか』で選ぶのがおすすめです。普段使いのバッグに付けて毎日一緒に通勤・通学したいなら、チェーン付きでサイズ感の良い『マカロン』一択です。一方で、カフェ巡りや旅行先で風景と一緒に写真を撮りたい、あるいは自宅のデスクに飾って癒やされたいなら、安定して座ってくれる『ハブアシート』が最高の相棒になりますよ」
シークレット確率は?ラブブの種類とレア度ランク一覧
POP MARTの醍醐味といえば、何が出るかわからない「ブラインドボックス」形式と、稀にしか出ない「シークレット(Hidden)」の存在です。ここでは、コレクションの楽しみを深めるための基礎知識と、現在の市場価値に基づいたレア度について解説します。
ブラインドボックスの仕組みとアソート率
ラブブの多くは「ブラインドボックス」で販売されています。これは中身が見えない箱に入った状態で売られており、開封するまでどのキャラクターが出るかわかりません。
通常、1つのシリーズは「ノーマル」と呼ばれる6種類〜12種類のデザインと、「シークレット」と呼ばれる隠しデザイン1種類で構成されています。1つの大きな箱(アソートボックス)を買うと、基本的にはノーマル全種類が揃うようにできていますが、シークレットが含まれている場合はノーマルのうちの1つと入れ替わります。
激レア!シークレット(Hidden)のデザインと出現確率
シークレットが出る確率はシリーズによって異なりますが、一般的には「1/72」または「1/144」と言われています。つまり、72箱(または144箱)買ってやっと1つ出るかどうかという低い確率です。
シークレットのデザインは、ノーマルとは一線を画す特別な仕様になっています。例えば、塗装がメタリックだったり、特別なパーツが付いていたり、素材がクリアパーツになっていたりと、豪華な作りです。その希少性から、シークレットを引き当てた時の喜びはひとしおです。
プレミア価格がつく人気カラーランキングTOP5
シークレット以外にも、ノーマルの中で特に人気が集中し、二次流通市場で高値(プレ値)がついているカラーがあります。2026年現在の傾向をランキング形式で紹介します。
- 1位:マカロン – Soymilk(ソイミルク)
圧倒的な一番人気。クリーミーなベージュ色がどんなバッグにも合わせやすく、女性からの支持が絶大です。 - 2位:マカロン – Sesame Bean(セサミビーン)
グレーがかった落ち着いた色味が特徴。汚れが目立ちにくいという実用的な理由もあり、高値で取引されています。 - 3位:ハブアシート – Green Grape(グリーングレープ)
鮮やかな緑色が目を引くデザイン。写真映えすることから、SNSでの露出が多く人気が急上昇しました。 - 4位:マカロン – Lychee Berry(ライチベリー)
ピンク色の可愛らしいカラー。王道の「カワイイ」を求める層に根強い人気があります。 - 5位:マカロン – Sea Salt Coconut(シーソルトココナッツ)
爽やかなブルー。特に夏場にかけて需要が高まる傾向があります。
これらの人気カラーは、定価の3倍〜5倍、場合によってはそれ以上の価格で取引されることもあります。しかし、だからこそ偽物業者が最もコピーしたがるターゲットでもあるため、購入の際は一層の注意が必要です。
定価で買いたい!ラブブを安全に入手する公式・正規ルート
「偽物は怖いし、転売価格も払いたくない。定価で本物を買いたい!」これは全ファンの願いです。競争率は高いですが、正しい情報と戦略を持っていれば、定価で購入できるチャンスは十分にあります。ここでは、プロが実践している「公式ルート攻略法」を伝授します。
POP MART公式オンラインと店舗の抽選販売攻略法
最も確実で安全なのは、やはりPOP MARTの公式ルートです。
- 公式オンラインストア:
新商品の発売日や再販日にはアクセスが集中します。事前に会員登録とクレジットカード情報の登録を済ませておくことは必須です。また、カートに入れただけでは確保とならないため、決済完了まで素早く進む練習をしておきましょう。 - 実店舗(直営店):
原宿や渋谷などの旗艦店では、人気商品の発売日に「事前抽選」が行われることが一般的です。LINEや公式サイトから抽選に応募し、当選した人のみが入店・購入できます。この抽選情報は数日前に告知されるため、見逃さないようにしましょう。 - ロボショップ(自動販売機):
商業施設などに設置されているPOP MARTの自動販売機です。意外な穴場で、店舗で売り切れている商品が残っていることもあります。設置場所は公式サイトで確認できます。
再販情報はどこで見る?SNS通知設定のコツ
ラブブは定期的に再販(リストック)されています。この再販情報をいち早くキャッチできるかが勝負の分かれ目です。
まず、POP MART JAPANの公式X(旧Twitter)とInstagramをフォローし、必ず「通知オン」に設定してください。特にXは情報の速報性が高く、「今からオンラインで再販します」といったゲリラ的な告知がなされることもあります。
また、店舗ごとの公式SNSアカウントがある場合は、そちらもチェックしましょう。「〇〇店、本日少量入荷しました」といったローカルな情報が流れることがあります。
信頼できる正規取扱店とポップアップストア情報
POP MART直営店以外にも、正規のルートで商品を仕入れている取扱店があります。例えば、ロフト(LOFT)やヴィレッジヴァンガードなどの大型雑貨店の一部店舗です。
これらの店舗は直営店ほど注目されていない場合があり、発売日から数日経っても在庫が残っていることがあります。また、期間限定で開催される「ポップアップストア」も狙い目です。イベント限定品だけでなく、過去の人気作が蔵出し販売されることもあるため、イベント情報はこまめにチェックしましょう。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「転売ヤーに買い占められる前に動くためには、自分だけの『情報収集ルーティン』を作ることが大切です。私は毎朝8時と夕方18時に公式SNSをチェックし、金曜日の夜は翌日の発売情報を確認することを習慣にしています。また、オンラインストアで『在庫なし』になっていても、キャンセル分が数時間後にふっと復活することがあります。諦めずにページをリロードする粘り強さも、定価ゲットの秘訣ですよ」
公式が買えない時は?二次流通(フリマ・スニダン)での安全な買い方
公式での購入が理想ですが、現実には即完売で手に入らないことも多いでしょう。そんな時、頼りになるのが二次流通市場です。しかし、ここは偽物が跋扈する危険地帯でもあります。リスクを最小限に抑え、安全に購入するための鉄則を解説します。
メルカリ・ラクマで購入する際の「出品者チェックリスト」
フリマアプリを利用する場合、商品そのものよりも「出品者」を見極めることが重要です。以下の特徴に当てはまる出品者からは、絶対に購入してはいけません。
▼絶対に買ってはいけない出品者の特徴
- 商品画像が公式サイトの転載のみ: 手元に実物がない証拠です。必ず「実物の写真」を掲載している出品者を選びましょう。
- 「並行輸入品」「海外ノベルティ」という記載: これらは偽物の隠語として使われることが多いです。「海外正規品」という言葉も、証明書がない限り信用してはいけません。
- 相場より明らかに安い: 例えば、相場が5,000円の商品を2,500円で売っている場合、100%裏があります。慈善事業で安く売る人はいません。
- 評価数が0、または日本語が不自然: 新規アカウントや、機械翻訳のような日本語を使う出品者は、トラブルの元です。
- 発送までの日数が「4〜7日」かつ「未定」: 海外から偽物を取り寄せて発送する「無在庫転売」の可能性があります。
逆に、信頼できる出品者は「実物の写真を様々な角度から載せている」「入手経路(〇〇店の抽選で当選など)を明記している」「過去の取引評価にホビー関連の良い評価が多い」といった特徴があります。
鑑定付きサイト(スニダン等)を利用するメリット
フリマアプリでの目利きに自信がない場合は、「鑑定サービス付き」の売買プラットフォームを利用することを強くおすすめします。代表的なのは「スニーカーダンク(スニダン)」などです。
これらのサービスでは、出品者から送られた商品を専門の鑑定士がチェックし、本物と判定された場合のみ購入者に発送されます。偽物だった場合は取引がキャンセルされ、代金は全額返金されます。手数料はかかりますが、「偽物を掴まされるリスク」をゼロにできる安心感は代えがたい価値があります。
Amazon・楽天・Qoo10に潜む「偽物業者」の見抜き方
大手ECモールだからといって安心はできません。Amazonや楽天、Qoo10にも、第三者の出品者(マーケットプレイス)として偽物業者が多数紛れ込んでいます。
見抜くポイントは「販売元」の確認です。Amazonであれば「Amazon.co.jp が販売・発送します」となっているものは正規品ですが、販売元が見知らぬ業者名で、住所が海外(特に中国の特定の地域)になっている場合は注意が必要です。Qoo10などの「激安」を謳うショップも、レビューをよく読み、「偽物でした」「箱がボロボロでした」という報告がないか確認してください。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「フリマアプリのコメント欄で『これは本物ですか?』と質問している方をよく見かけますが、これはあまり意味がありません。偽物を売る確信犯は、平気で『本物です』と嘘をつくからです。質問するなら『足裏のロゴのアップ写真を追加してください』『タグの裏側を見せてください』といった、具体的な証拠画像の追加を求める内容にしましょう。これを拒否したり無視したりする出品者は、その時点でクロと判断してOKです」
ラブブ購入前のよくある質問 (FAQ)
最後に、ラブブを購入しようとしている方からよく寄せられる質問にお答えします。疑問を解消して、万全の状態で本物をお迎えしましょう。
Q. 偽物を買ってしまった場合、返品はできますか?
フリマアプリの場合、「受取評価」をする前であれば、運営に報告して返品・返金交渉ができる可能性があります。絶対に受取評価をしないでください。評価をしてしまうと取引完了となり、対応が極めて困難になります。AmazonなどのECサイトでも、規約に基づいて返品申請が可能です。ただし、個人間取引や怪しい通販サイトでは、連絡が取れなくなり泣き寝入りになるケースも多いため、やはり「最初から買わない」ことが最大の防御です。
Q. 中国版と日本版で仕様の違いはありますか?
基本的に、POP MARTの製品は世界共通の仕様で作られています。ただし、パッケージの表記シール(輸入元の記載など)や、同封されるカードの言語が異なる場合はあります。製品自体の品質やデザインに大きな違いはありませんが、真贋判定の観点からは、日本国内の正規ルートで流通している「日本語表記シール」があるものの方が安心感は高いと言えます。
Q. 開封済みの商品でも偽物の可能性はありますか?
はい、あります。むしろ開封済み(中袋開封済み)こそ注意が必要です。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「『中身確認のため箱だけ開けました』という商品は比較的安全ですが、『袋も開けて飾っていました』という商品は、中身が偽物にすり替えられているリスクがあります。また、箱とカードは本物を用意し、肝心のフィギュアだけ偽物を入れるという悪質な『すり替え詐欺』も存在します。開封済み品を買う際は、箱やカードだけでなく、フィギュア本体の刻印や塗装をより厳密にチェックする必要があります」
Q. 定価はいくらですか?値上がりする可能性は?
シリーズによりますが、ブラインドボックス1個あたりの定価は、おおよそ1,500円〜2,000円前後、マカロンなどのぬいぐるみタイプは2,500円〜3,500円前後です(2026年時点)。原材料費の高騰や円安の影響で、今後も定価自体が徐々に値上がりする可能性はあります。欲しいと思った時が買い時です。
まとめ:知識で自衛して、本物のラブブをお迎えしよう
ここまで、ラブブの偽物の見分け方から、安全な購入ルートまでを解説してきました。ラブブはその愛らしい姿で私たちを癒やしてくれますが、その人気を利用しようとする悪意が存在することも事実です。
最後に、重要なポイントをもう一度振り返りましょう。
- 偽物は見抜ける: 「箱のフォント」「顔のバランス」「足裏の刻印」の3点を見れば、9割の偽物は見抜けます。違和感を感じたら手を出さない勇気を持ちましょう。
- 安物買いの銭失い: 定価以下の新品は存在しません。「安い」には必ず裏があります。適正価格を知ることが、自分を守る第一歩です。
- 迷ったら鑑定付き: 自分の目に自信が持てない時は、スニダンなどの鑑定付きサービスを利用するのが最も安全な近道です。
筆者からのメッセージとして、これだけは伝えさせてください。ラブブは、クリエイターのカシン・ルン氏が情熱を込めて生み出したアート作品です。偽物を買うことは、そのクリエイションへの冒涜であり、悪質な業者を肥えさせることに他なりません。本物のラブブだけが持つ、細部までこだわり抜かれた質感や表情は、必ずあなたの心を満たしてくれます。
ホビー真贋鑑定アナリストのアドバイス
「コレクションの価値は、数やレア度だけではありません。『苦労して手に入れた本物』には、特別な愛着が湧くものです。焦る必要はありません。正しい知識を持って、正規のルートで、あなただけの運命の1体と出会ってください。そのラブブは、きっとあなたの生活を少しだけ楽しく、カラフルにしてくれるはずです」
ラブブ購入前 最終確認チェックリスト
- [ ] 商品画像は実物の写真か?(公式サイトの転載ではないか)
- [ ] 価格は相場に対して安すぎないか?
- [ ] 出品者の評価は健全か?(評価0や不自然な日本語ではないか)
- [ ] 箱のJANコードやホログラムシールは確認できたか?
- [ ] 目・歯・足裏の刻印に違和感はないか?
正しい知識で自衛し、素晴らしいラブブライフを送りましょう!
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